JP2004288294A - 車載機器、保護装置、保護方法および保護制御プログラム - Google Patents

車載機器、保護装置、保護方法および保護制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両の走行時・停止時にかかわらずに、振動などの衝撃からHDD装置を保護する。
【解決手段】ハードディスク(HDD)装置15を備えるナビゲーション装置1において、メインCPU11は、車両の走行情報(走行速度や角速度)を、センサー部20および車両I/F部21の各々から取得し、この走行情報に基づいて、走行によりHDD装置15に衝撃が加わり得ると判断される場合に、HDD装置15の保護制御を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されるHDD(ハードディスクドライブ)装置を振動などの衝撃から保護するための車載機器、保護装置、保護方法および保護制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ナビゲーション装置やカーオーディ装置などの車載機器には、データの記録媒体として磁気ディスクを用いたHDD(ハードディスクドライブ)装置が用いられている。HDD装置は、CD−ROMなどの光ディスクに比べて記憶容量が大きいため、映像データや音楽データなどを多量に記憶させる事ができる。また、その記憶データを必要に応じて書き換えることが可能となる。HDD装置への記録・再生が可能となり
ところで、HDD装置を車両等の移動体で利用する場合は、振動に対して細心の注意が必要である。これは、HDD装置の構造に大きく起因するものである。すなわち、一般的なHDD装置は、高速で回転する磁気ディスク上に磁気ヘッドと呼ばれる磁気ディスク上の磁気情報を読み出すためのセンサーがあり、磁気ディスクが高速回転することにより、それによって生じる浮力によって磁気ヘッドが磁気ディスクに対して非常に微少な距離だけ浮遊する。これによって磁気ディスクと磁気ヘッドが安定した微少距離を保った非接触状態を維持することができる。磁気ディスクの回転中に急激に回転が止まった場合や、大きな振動が生じた場合、衝撃により磁気ディスク表面に磁気ヘッドが接触すると、磁気ディスク表面に機械的な損傷が生じるため、その位置に保存されていた情報は永久に消失してしまうことになる。その損傷がかなり大きくなると、データの消失のみに収まらず、HDD装置の磁気ヘッドもしくは本体が使用できない状態になる可能性がある。
【0003】
このような問題に対して、車両内にHDD装置と車両センサーとを設け、車両センサーによって車両の走行が検知された場合に、HDDの電源を自動的に切って待機状態にすることで、車両走行時のHDDの保護する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−74038号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、車両の移動の開始が車両センサーにより検知された場合に、HDD装置を保護すべくHDD装置の電源が自動的に切断され、車両が走行している状態では常にHDD装置の電源が切れた状態であることから、走行中にHDD装置を利用することができない(HDD装置への情報の読み書きができない)という問題がある。また、車両センサーにより検知された後にHDD装置を保護したのでは、HDD装置に振動などの衝撃が既に加わっており手遅れになる可能性も多分にある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両の走行時・停止時にかかわらずに、振動などの衝撃からHDD装置を保護することが可能な車載機器、保護装置、保護方法および保護プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハードディスク装置を備える車載機器において、車両の走行情報を取得する走行情報取得手段と、前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、車両に搭載されるハードディスク装置を衝撃から保護する保護装置において、車両の走行情報を取得する走行情報取得手段と、前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の保護装置において、前記走行情報取得手段は、車両の角速度を検出する検出手段とを備え、前記制御手段は、検出された角速度が第1の閾値よりも大である場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の保護装置において、前記走行情報取得手段は、車両の走行速度情報を取得する速度情報取得手段を更に備え、前記制御手段は、車両の走行速度が第2の閾値よりも大である場合には、前記検出手段の検出結果が前記第1の閾値より小であっても、前記ハードディスク装置の保護制御を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の保護装置において、前記走行情報取得手段は、車両の走行速度情報を取得する走行情報取得手段と、運転操作に関する運転操作情報を取得する運転操作情報取得手段とを備え、前記制御手段は、車両の走行速度が第3の閾値よりも大である場合に、所定の運転操作がなされた場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の保護装置において、前記運転操作情報は、ブレーキ操作あるいは方向指示器点滅操作であることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の保護装置において、前記走行情報取得手段は、車両の進行ルートに関する情報を取得するルート情報取得手段を備え、前記制御手段は、前記ルート情報に基づいて、前記ハードディスク装置に衝撃を加える程度の高低差が前記進行ルート上に存在する、または、存在すると仮定される場合に、その付近で前記ハードディスク装置の保護制御を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の保護装置において、前記走行情報取得手段は、車両の進行ルートに関する情報を取得するルート情報取得手段を備え、前記制御手段は、前記ルート情報に基づいて車両が通過し得る道路の角度が第4の閾値よりも大である場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の保護装置において、前記走行情報取得手段は、車両の走行速度情報を取得する速度情報取得手段を更に備え、前記制御手段は、車両の走行速度が第5の閾値よりも大である場合には、前記道路の角度が前記第4の閾値より小であっても、前記ハードディスク装置の保護制御を行うことを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載の発明は、車両に搭載されるハードディスク装置を衝撃から保護する保護方法において、車両の走行情報を取得する第1の過程と、前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う第2の過程とを具備することを特徴とする。
【0017】
請求項11に記載の発明は、車両に搭載されるハードディスク装置を衝撃から保護すべく保護制御を行うコンピュータを、車両の走行情報を取得する手段、前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う手段ととして機能させるための保護制御プログラムを提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態では、車両に搭載される車載機器としてナビゲーション装置を例示する。
【0019】
図1は、本実施形態にかかるナビゲーション装置1の構成を示するブロック図である。この図に示すように、ナビゲーション装置1は、大別して、本体部1aと、ユーザインターフェース部1bとを備えている。本体部1aには、メインCPU11が設けられ、メインCPU11は、当該ナビゲーション装置1の各部の動作制御や、各種演算を実行する。記憶部12は、このメインCPU11により実行されるプログラムなどを格納するものであり、SRAM(Static RAM)や、SDRAM(Synchronous DRAM)、或いは、Flash ROMなどを備えている。
【0020】
CPU周辺回路14は、ナビゲーション装置1が備える各構成要素(デバイス)のインターフェースとして機能する回路であり、このCPU周辺回路14には、上記メインCPU11、記憶部12が接続されるほか、HDD装置15、GPS部16、VICS受信部17、音声部18、センサー部20、車両インターフェース(I/F)部21、表示制御部22が接続されている。
【0021】
HDD装置15は、車両に搭載される磁気記録装置であり、このHDD装置15には、ナビゲーションのための地図データや情報データ(文字データ、画像データなど)、音楽データなどが記憶されている。GPS部16は、自装置1の位置情報を外部装置から受信するものであり、位置情報を示す信号を図示せぬ測位衛星から受信して、CPU周辺回路14に出力する。VICS受信部17は、FM多重放送や道路上の発信機からVICS(Vehicle Information and Communication System)情報を受信してCPU周辺回路14に出力するものである。このVICS情報には、現在発生している渋滞や交通規制などが含まれており、当該VICS情報を受信することにより道路交通情報がリアルタイムに把握される。
【0022】
音声部18は、メインCPU11の制御の下、音声データを合成してアナログ音声信号としてアンプ19に出力するものであり、アンプ19は、アナログ音声信号を増幅して図示せぬスピーカに出力する。音声部18により合成される音声データは、主としてナビゲーション(案内)用の音声である。
【0023】
センサー部20は、車両に生じた加速度を検出するものであり、例えば角速度センサーである。この角速度センサーにより、車両の旋回などが検出され、かかる検出結果がCPU周辺回路14を介してメインCPU11に出力される。
【0024】
車両I/F部21は、車両が備える各種センサーが電気通信可能に接続されるインターフェースであり、この車両I/F部21を介して、車両の走行速度(以下、単に「速度」と言う)、後退運転、ブレーキ操作、ウインカー点滅操作がメインCPU11に入力される。
【0025】
表示制御部22は、メインCPU11からの画像データをRGB信号に変換して、ユーザインターフェース部1bが備えるVIDEO信号処理回路23に出力するものである。VIDEO信号処理回路23は、表示制御部22からRGB信号を受け取り、表示器24が表示すべき映像信号に変換して、当該表示器24に出力するものである。表示器24は、地図や、ユーザに操作を促すためのメニュー画面などを表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Display)あるいはCRT(Cathode Ray Tube)を備えている。また、ユーザインターフェース部1bには、タッチパネルあるいは操作子を備える入力部25と、図示せぬリモートコントロール装置からの指示信号を受光するリモコン受光部26とが設けられており、これら入力部25とリモコン受光部26とからユーザの指示が入力され、CPU周辺回路14に出力される。
【0026】
上記構成において、メインCPU11は、GPS部16により受信された位置情報に基づいて自車両の位置を特定すると共に、センサー部20の出力などから進行方向を特定し、HDD装置15に格納されている地図データに自車両の位置を重ねた描画データを生成して、当該描画データを地図として表示器24に表示させることで、ナビゲーション装置としての機能を実現する。また、メインCPU11は、予め設定されたルートに従った道路案内を音声にてユーザ(運転手など)にすべく、自車両の位置に応じた音声データをHDD装置15から読み出して音声部18に出力し、音声案内によるナビゲーションを行う。さらにまた、メインCPU11は、VICS受信部17により受信されたVICS情報に基づきルートの変更や渋滞案内などを音声あるいは表示により行う。
【0027】
さらに、当該ナビゲーション装置1は、車両の走行中に発生する振動などの衝撃からHDD装置15を保護するために、センサー部20からの出力信号、および、車両I/F部21からの入力信号に基づいてHDD装置15の保護動作を行う。以下、この保護動作について詳述する。
【0028】
図3は、ナビゲーション装置1のメインCPU11により実行される保護動作処理手順を示すフローチャートである。この処理は、車両内のHDD装置15の電源がオンされた段階(あるいは、車両のエンジン起動時、運転者等のスイッチ操作時等、HDD装置15の保護が必要となり得る段階)で開始され、HDD装置15の保護が必要になった場合に、HDD装置15の磁気ヘッドの場所を通常の動作状態における位置(通常動作位置)から、振動等の影響を受けない場所(例えば、ディスクの最内周や、プラッタの外側、もしくは磁気ディスク面から離れた位置等(待機動作位置))に移動するような制御(以下、「退避モード」と称する)が行われる。
【0029】
同図に示すように、本実施形態では、メインCPU11が退避モードを実行する条件として次の4つの場合分けがなされている。
【0030】
(条件1) 車両が進行方向を変える際の動き、すなわち、角速度と、当該車両の速度の関係から、HDD装置15を保護すべきと判断した場合(ステップS1:YES)
(条件2) 車両の速度、ブレーキ操作およびウインカー点滅操作に基づいてHDD装置15を保護すべきと判断した場合(ステップS2:YES)
(条件3) 車両の進行ルート上に、当該車両に振動などの衝撃を生じさせる建造物が存在する場合(ステップS3:YES)
(条件4) 車両の進行ルート情報に基づいて当該車両が通り得る道の角度が所定の値よりも大であり、比較的大きな角速度発生が予想される場合(ステップS4:YES)
上記(条件1)は、実際の車両の挙動に応じてHDD装置15に振動などの衝撃が加わる可能性が高い場合に当該HDD装置15を保護するものであり、車両に生じた角速度および当該車両の速度との退避モードに移行すべき関係は、例えば図3に示すように予め実験などにより求められている。この図に示すように、角速度が第1の閾値(図示例では30(度/秒))よりも大きければ、急旋回を示すため、車両の速度にかかわらず、メインCPU11により退避モードが実行される。また、また、角速度が比較的小さい場合であっても、車両の速度が第2の閾値(図示例では40Km/h)よりも大きければ、慣性力が大となるため退避モードが実行される。
【0031】
上記(条件2)は、運転者が成した操作に基づいてHDD装置15に振動などの衝撃が加わる可能性が高いと判断された場合に当該HDD装置15を保護するものである。具体的には、センサー部20からの角速度検出値が直進に近い検出値を示していても、急旋回、急停車によりHDD装置15に振動などの衝撃が加わる可能性がある。そこで、図4に示すように、メインCPU11は、車両の速度が第3の閾値(図示例では50Km/h〜)よりも大きい場合に、ブレーキ操作がなされたとき(急停車)、または、右左折操作を示唆するウインカー点滅操作(急旋回)がなされたときに、当該ブレーキ操作および右左折操作により、HDD装置15に比較的大きな衝撃あるいは振動が加わると予想されるため、退避モードを実行する。
【0032】
上記(条件3)は、車両の進行ルート上に存在する建造物に基づき当該車両に衝撃あるいは振動が生じることを予め予想してHDD装置15を保護するものである。具体的には、メインCPU11は、カーナビゲーション機能により車両が通過すると予想される進行ルート上に、例えば踏み切り、横断歩道、あるいは、駐車場(図6参照)など高低差のある建造物が所定距離(例えば20メートル)に近づいた場合に、この建造物の高低差により、HDD装置15に比較的大きな衝撃あるいは振動が加わると予想されるため、当該建造物に車両が侵入するであろうタイミングを算出し、このタイミングで退避モードを実行する。なお、建造物に限らず、車両が砂利道などの路面状態が悪い道路を通過する事が予想される場合にも、メインCPU11が退避モードを実行する構成としても良い。また、予め設定された進行ルートに基づいて車両が道路から外れると予想される場合に、メインCPU11が高低差のある場所を車両が通過すると予想し、退避モードを実行する構成としても良い。
【0033】
上記(条件4)は、車両進行ルート上の道路の角度と、当該車両の速度とに基づいて、車両が当該道路を通過時に、HDD装置15に比較的大きな慣性力が加わると予想される場合にHDD装置15を保護するものである。ここで、道路の角度とは、図7に示すように、車両の直進方向と実際の道路との挟角θにより規定される。道路の角度および車両の速度との退避モードに移行すべき関係は、例えば図5に示すように予め実験などにより求められており、(条件1)と同様に、道路の角度が第4の閾値(図示例では「60度」)よりも大きければ(すなわち、比較的大きな角速度が予想されれば)、車両の速度にかかわらず、メインCPU11により退避モードが実行される、また、道路角度が比較的小さい場合であっても、車両の速度が第5の閾値(図示例では40Km/h)より大きければ、慣性力が大となるため退避モードが実行される。
【0034】
さて、図2に示すように、上記(条件1)〜(条件4)のいずれかが満足された場合に、退避モードが実行され(ステップS5)、HDD装置15の磁気ヘッドが振動や衝撃の影響を受けない場所に移動する。この退避モードが実行されている間は、HDD装置15の磁気ヘッドの退避により、当該HDD装置15からデータの読み出しが不可能となる。そこで、メインCPU11は、退避モードを実行する際に、当該退避モード実行中に読み出されると予想される分のデータをHDD装置15から予め読み出し、記憶部12に格納する。そして、退避モード実行中には、メインCPU11は、HDD装置15ではなく当該記憶部12にアクセスしてデータを読み出す。これにより、例えば、HDD装置15に格納された音楽データなど各種データが再生されている場合に、退避モードが実行されたとしても、データの再生は引き続き行われ、例えば音楽の再生が途切れるといった事が防止される。
【0035】
また、HDD装置15から記憶部12に格納されたデータだけでは、退避モード実行中にナビゲーション装置としての機能に制限がかかるなどの支障を来たす場合には、メインCPU11は、当該機能が制限されている旨を表示器13に表示させユーザに報知する(ステップS6)。
【0036】
以上説明したように、本実施形態によれば、HDD装置15に振動や衝撃が加わるか否かを予め判別し、この判別結果に基づいてHDD装置15の磁気ヘッドの退避制御が行われるため、実際にHDD装置15に振動や衝撃が加わる前に、確実にHDD装置15を保護することが可能となる。
【0037】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形応用可能が可能である。
【0038】
例えば、上述した実施形態においては、HDD装置15を備える車載機器としてナビゲーション装置を例示したが、これに限らず、車両の走行速度、進行ルートに関するルート情報、あるいは、運転操作に関する運転操作情報を取得する機能を備えたものであれば、任意の装置であっても良い。
【0039】
また例えば、上述した実施形態において、ナビゲーション装置1が外部の通信機器と無線通信する情報通信部を備え、当該通信機器から各種情報(例えば自車位置情報や交通情報など)を受信する構成としても良い。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車両の走行時・停止時にかかわらずに、振動などの衝撃からHDD装置を保護することが可能な車載機器、保護装置、保護方法および保護プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同ナビゲーション装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】退避モードが実行される角速度と車両の速度との関係を示す図である。
【図4】退避モードが実行される車両の速度とブレーキ操作およびウインカー点滅操作との関係を示す図である。
【図5】退避モードが実行される車両の速度と道路角度との関係を示す図である。
【図6】退避モードが実行される条件を説明するための図である。
【図7】道路の角度を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置
12 記憶部
13 表示器
15 HDD装置
16 GPS部
20 センサー部
21 車両インターフェース(I/F)部

Claims (11)

  1. ハードディスク装置を備える車載機器において、
    車両の走行情報を取得する走行情報取得手段と、
    前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする車載機器。
  2. ハードディスク装置を備える車載機器において、
    車両に搭載されるハードディスク装置を衝撃から保護する保護装置において、
    車両の走行情報を取得する走行情報取得手段と、
    前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする保護装置。
  3. 前記走行情報取得手段は、
    車両の角速度を検出する検出手段とを備え、
    前記制御手段は、検出された角速度が第1の閾値よりも大である場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の保護装置。
  4. 前記走行情報取得手段は、
    車両の走行速度情報を取得する速度情報取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、車両の走行速度が第2の閾値よりも大である場合には、前記検出手段の検出結果が前記第1の閾値より小であっても、前記ハードディスク装置の保護制御を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の保護装置。
  5. 前記走行情報取得手段は、
    車両の走行速度情報を取得する走行情報取得手段と、
    運転操作に関する運転操作情報を取得する運転操作情報取得手段とを備え、
    前記制御手段は、車両の走行速度が第3の閾値よりも大である場合に、所定の運転操作がなされた場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の保護装置。
  6. 前記運転操作情報は、ブレーキ操作あるいは方向指示器点滅操作である
    ことを特徴とする請求項5に記載の保護装置。
  7. 前記走行情報取得手段は、
    車両の進行ルートに関する情報を取得するルート情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記ルート情報に基づいて、前記ハードディスク装置に衝撃を加える程度の高低差が前記進行ルート上に存在する、または、存在すると仮定される場合に、その付近で前記ハードディスク装置の保護制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の保護装置。
  8. 前記走行情報取得手段は、
    車両の進行ルートに関する情報を取得するルート情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記ルート情報に基づいて車両が通過し得る道路の角度が第4の閾値よりも大である場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の保護装置。
  9. 前記走行情報取得手段は、
    車両の走行速度情報を取得する速度情報取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、車両の走行速度が第5の閾値よりも大である場合には、前記道路の角度が前記第4の閾値より小であっても、前記ハードディスク装置の保護制御を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の保護装置。
  10. 車両に搭載されるハードディスク装置を衝撃から保護する保護方法において、
    車両の走行情報を取得する第1の過程と、
    前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う第2の過程と
    を具備することを特徴とする保護方法。
  11. 車両に搭載されるハードディスク装置を衝撃から保護すべく保護制御を行うコンピュータを、
    車両の走行情報を取得する手段、
    前記走行情報に基づいて走行により前記ハードディスク装置に衝撃が加わり得ると判断される場合に、前記ハードディスク装置の保護制御を行う手段と
    として機能させるための保護制御プログラム。
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