JP2004286751A - 多座標測定機におけるプローブ要素の位置を検出するための装置 - Google Patents

多座標測定機におけるプローブ要素の位置を検出するための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多座標測定機におけるプローブ要素の三次元位置を直接検出する装置を、構造的かつ測定技術的に低コストで構成する。
【解決手段】測定機の座標軸XYZに割り当てられる第1の基準4と第2の基準24とから成る基準系統を有する多座標測定機でプローブ要素2の三次元位置を直接検出する装置1において、第1の基準4はリニアスケール配置7を有する平坦な面状基準である。第2の基準24は第1の基準4に対して相対的に非接触式にクロススライド5によって二次元的に移動できる。第1の位置測定システム10は第1の基準4に基づいて第2の基準24の三次元位置を決定するために、第2の位置測定システム20は第2の基準24に基づいて3Dプロービングシステムを支持するスライド14の三次元位置を決定するために各々設けられる。装置1は第1の基準からプローブ要素の先端に至る連続した測定連鎖を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前文に記載した種類の装置に関するものである。すなわち、測定機の座標軸に割り当てられている少なくとも一の第1の基準と、第2の基準とから成る基準系統を有する多座標測定機におけるプローブ要素の三次元位置を直接検出するための装置に関する。
特許文献1によって知られる形状測定機は、上述した種類の装置に相当する。該測定機は、機械的ガイド手段とサーボ装置とから切り離され、ガイドに基づき軌道を修正するための独自の基準系統を有している。該基準系統は、正確な縦長の基準を含んでおり、該縦長の基準は、摺動スライドの個々の座標軸に対して平行に配置されている。そして該基準は、ガイド手段上を移動できる部品によって連続的に走査可能である。基準系統は、その幾何学形状が長期間にわたって安定しており、かつ温度に僅かにしか依存しないように製造されている。しかしながら、このような公知の形状測定機において所定の測定精度を達成するために必要な費用は、装置に要する費用に関しても、また測定技術的費用に関しても相当なものとなる。すなわち基準系統は、その横断面が長方形の総形レールによって形成されている3つの基準によって構成されていて、該基準は互いに隣接する2つの側面で走査軌道を支持している。第1の基準は、マシンベッドに取り付けられている。第2の基準は、垂直なコラムの端面に固定されており、さらにその一方の端部に折曲部品を備えている。該折曲部品は、第1の基準の走査軌道を包摂しており、その結果、第2の基準は第1の基準と結合されている。第3の基準は、第2の基準と適宜結合されている。3つの基準間での両方の結合箇所で、それぞれ複数のセンサが設けられており、該センサは2つの基準間の各相対運動を、その結合箇所に基づき位置と方向に関して検出する。各相対運動はコンピュータまたは演算回路に送られ、該コンピュータはプローブ要素の測定結果、または三次元位置に関する該当する補正値を計算する。この構造によって公知の形状測定機は、極端に剛性の高いマシンベッドを有する形状測定機よりもより優れた動作と、より短い副次タイムと計測タイムとを可能にすることが達成されるべきである。この極端に剛性の高いマシンベッドは、花崗岩で構成されることがあり、該花崗岩上には摺動スライドを介して垂直なコラムが支持されている。該垂直なコラムは、それ自体、再び中実に形成されているか、または重量の大きな鋳鉄構造物、あるいは鋼溶接構造物として形成されている。
また特許文献2は、案内された機械部品の案内誤差を測定し、補正するための方法と装置を開示している。ここで開示されている発明においては、測定機の相対的案内誤差が測定され、測定機のコンピュータに格納されている補正機能によって近似される。その後の測定において座標測定機の誤差を含んだ結果は、補正機能によって修正される。スライドの案内面に対して平行に延伸している角柱状基準は、第1の面と第2の面の上でリニアスケールを支持しており、これらのリニアスケールのうちの一方は二次元である。位置測定システムは、スライドに固定結合された支持本体の三次元位置を決定するために用いられる。該支持本体には読取りヘッドが取り付けられており、該支持本体は、基準に基づき案内されている。このため読取りヘッドまたは支持本体は、基準の面の上に直接装着されている。したがって支持本体は当然基準と接触し、そのため基準は機械式案内面を形成しているため、このことが基本的に不利となる。
さらに特許文献3は、主要な二次元並進基本運動で2つの物体の相対運動の6つの成分を検出するための装置を開示している。これらの物体は、光学的二次元格子スケールを備えたプレートと、構成要素である。該構成要素は、該プレートに対して平行で、平坦な面と、読取りヘッドとしての複数の光学格子とを有している。該構成要素は、反射光の強度変動を評価することによって光学格子が該プレートに対して平行な、X方向およびY方向での相対変位の検出を可能にするように該プレートに接近される。構成要素とプレートとの間の距離を検出するために、少なくとも3つの距離検出装置が設けられている。該距離検出装置は、容量型または誘導型に、あるいはプローブとして形成されている。該装置は、二次元格子スケールを有する一の物体に配置された平坦な面状基準と、別の物体に設けられた平坦な面とを必要とする。該平坦な面は、平坦な面状基準に対して平行に指向されている。
特許文献4は、特に2つの次元において直線測定を実施するために形成されている装置を開示している。この装置においてはワゴンがガイドレール上でベースを介して2つの次元において移動できる。ワゴン上には一の面があって、該面には、測定すべき物体を取り付けることができる。該面の下面は、互いに直角に配置された平行な線から成る第1の光学格子を支持している。プローブは、該面の上に配置されている。ワゴンの下にあるベース上には、2つの垂直な方向においてワゴンの運動を検出するために、2つの読取りヘッドが配置されている。
DE 43 45 094 C2 DE 31 50 977 A1 WO99/17073 GB 2 034 880 A
本発明が解決しようとする課題は、当初述べた種類の装置を構造的に、かつ測定技術的により費用がかからないように形成することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
この課題は、本発明によれば請求項1に記載の特徴を有する装置によって解決される。すなわち、測定機の座標軸に割り当てられている少なくとも一の第1の基準と、第2の基準とから成る基準系統を有する多座標測定機におけるプローブ要素の三次元位置を直接検出するための装置において、前記第1の基準4は、主要面13を有する平坦な面状基準であって、該主要面は、リニアスケール配置7を支持しており、該リニアスケール配置は、少なくとも一の二次元リニアスケール7”を有しており、前記第2の基準24は、第1の基準4に対して相対的に非接触式に、かつ二次元的に移動可能な延伸された基準であって、該基準は、望ましくは主要面13に対して略垂直に配置されており、第1の位置測定システム10は、第1の基準4に基づいて第2の基準24の三次元位置を決定するために設けられている。
本発明に係る装置において、第2の基準は第1の基準に関して二次元的に移動できる。これによって、一次元基準を有する座標測定機に比較して大幅な簡略化が達成される。その理由は、第3の基準および複数のセンサを削減できるためである。基準間の各結合箇所で測定誤差が生じるため、結合箇所を1つ削減することによって座標測定機の測定精度が向上する。この際、第1の基準に基づいて第2の基準の三次元位置を決定する第1の位置測定システムの作動方法と配置は、座標測定機の機械的構造の小さな幾何学形状的変化が測定精度に影響を及ぼさないように行われる。プローブ要素は、多座標測定機の一の部品に割り当てられるのが望ましく、該部品の三次元位置は第2の基準に基づいて検出される。本発明に係る装置は、第1の基準から第2の基準を介してプローブ要素に至るまで連続した測定連鎖を形成できるという可能性を提供する。その際に測定結果を歪曲させる可能性のある何らかの機械的力は、基準に伝達されない。多座標測定機の直線軸の機械的案内品質および再現性とは無関係に、本発明に係る装置を用いれば測定誤差を僅かなものとすることができる。その理由は、各時点に関してプローブ要素の正確な位置が、三次元空間において、測定物体に対して相対的に判明しているためである。このため、互いに垂直に配置された3つの直線軸に表れるすべての誤差、例えば真直度誤差、長さ誤差、傾倒誤差に関してコンピュータによる軌道修正は必要でない。この装置を多座標測定機に統合することによって、静的幾何学形状誤差だけでなく動的幾何学形状誤差も記録できる。本発明に係る装置の基盤としては、リニアスケール配置を有する平坦な面状基準として形成されている第1の基準が用いられる。該リニアスケール配置は、二次元インクリメンタル測定システムの少なくとも一の高精度十字格子構造物を有しているのが望ましい。第1の平坦な面状基準の主要面は、例えばXY座標方向における基準面を形成することができる。その際にこのリニアスケール配置は、X座標方向およびY座標方向においてスケールの具現化として用いられる。その場合に平坦な面状基準の主要面上での垂線は、Z座標方向を定義する。これによって平坦な面状基準は、多座標測定機における座標系の基盤を形成する。第1の基準に対して相対的な第2の基準の二次元的移動は、X座標方向およびY座標方向に関してクロススライドによって行われるのが望ましい。このクロススライド上にはZ方向に関する座標軸が位置する。
本発明に係る装置の有利な実施形態は、従属請求項の対象を形成している。すなわち、本発明の他の多座標測定機におけるプローブ要素の位置を検出するための装置は、第1の基準4のリニアスケール配置7が、二次元リニアスケール7”と一次元リニアスケール7’とを有している。
また本発明の他の装置は、第1の位置測定システム10が、第1の基準4のリニアスケール配置7を検出するための少なくとも一の第1の読取りヘッド9と、これから離間して第2の読取りヘッド11とを有し、その際に読取りヘッド9、11は、第1の基準4の主要面13と対向して第2の基準24に設けられている。
さらに本発明の他の装置は、第1の位置測定システム10の両方の読取りヘッド9、11の内、両方の読取りヘッド9、11が第1の基準4の二次元リニアスケール7”に割り当てられているか、または一方の読取りヘッドが一次元リニアスケール7’に、他方の第1の基準4の読取りヘッドが二次元リニアスケール7”に各々割り当てられているかのいずれかである。
さらにまた本発明の他の装置は、第1の位置決めシステム10が、仮想正三角形の角に配置された3つの距離センサ17、18、19を有しており、該距離センサは第2の基準24に基づき第1の基準4と対向する側に設けられている。
さらにまた本発明の他の装置は、第2の基準24がコラム16に設けられており、該コラムに基づきスライド14がガイド12に沿って移動でき、かつスライド14のガイド12に対して平行に延伸している。第2の基準24は、好ましくは多角形状横断面を有する角柱状物体であって、第1および第2の面28、30;28、32上で二次元リニアスケール29、31を支持しており、スライド14と固定結合可能な、またはスライド14内に組み込まれている支持本体22;23の、第2の基準24と関連した三次元位置を決定するための第2の位置測定システム20が設けられている。
さらにまた本発明の他の装置は、第2の位置測定システム20が支持本体22;23に設けられ、第2の基準24の二次元リニアスケール29、31の内の第1の二次元リニアスケール29に割り当てられている第3の読取りヘッド34と、これから離間している第4の読取りヘッド36と、第2の基準24の二次元リニアスケール29、31の内の第2の二次元リニアスケール31に割り当てられ支持本体22;23に取り付けられた第5の読取りヘッド38と、支持本体22;23と、二次元リニアスケール29、31を備え、第2の基準24の面28、30;28、32の内の一の面28またはこれに平行な面との間の距離を検出するための第4の距離センサ40とを有している。スライド14での支持本体22;23の配置は、検出過程の際に該支持本体22;23が第2の基準24と接触しないように行われる。
さらにまた本発明の他の装置は、第1および第2の面28、30が第2の基準24の互いに対向し、かつ互いに平行な2つの側面28、30である。
さらにまた本発明の他の装置は、第1および第2の面28、32が第2の基準24の側面28および該側面に対して直角に折曲された端面32である。
さらにまた本発明の他の装置は、第4の距離センサ40が支持本体22;23でその読取りヘッド34、36、38を基準にして規定された位置に設けられている。
さらにまた本発明の他の装置は、基準4、24が温度に対して不変な材料によって構成されている。
さらにまた本発明の他の装置は、支持本体22;23が温度に対して不変な材料によって構成されている。
さらにまた本発明の他の装置は、スライド14のガイド12を形成している2つの離間された長手ガイド12’、12”の間に配置するため、第2の基準24が形成されている。
さらにまた本発明の他の装置は、第2の基準24が、長く引き伸ばされた長方形状プレートである。
さらにまた本発明の他の装置は、支持本体22が、その横断面がU字型であり、その2つのU字型脚部22’、22”で第3の読取りヘッドおよび第4の読取りヘッド、または第5の読取りヘッド34、36、または38を支持している。
さらにまた本発明の他の装置は、支持本体23が折曲部であり、その2つの折曲部脚部23’、23”で第3の読取りヘッドおよび第4の読取りヘッド、または第5の読取りヘッド34、36、または38を支持している。
さらにまた本発明の他の装置は、第5の読取りヘッド38が、第2の基準24の縦方向延伸を基準にして第3の読取りヘッドまたは第4の読取りヘッド34、36と同じ高さでこれと対向するように、第5の読取りヘッド38が支持本体22;23に設けられている。
さらにまた本発明の他の装置は、スライド14がプローブ要素2と第3の位置測定システム50とを備えた3Dプロービングシステム3を支持している。
さらにまた本発明の他の装置は、プロービングシステム3がカンチレバー状保持要素58によって支持本体22;23と直結されている別の読取りヘッド60、62を有している。
さらにまた本発明の他の装置は、保持要素58が温度に対して不変な材料によって構成されている。
(実施の形態1)
本発明に係る装置の一の実施形態において、第1の基準のリニアスケール配置が、二次元リニアスケールと一次元リニアスケールとを有している場合は、追加的な費用を惹起させる可能性のあるリニアスケール配置におけるすべての冗長性が回避される。
(実施の形態2)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第1の位置決めシステムが少なくとも一の第1の読取りヘッドと、これから離間した、第1の基準のリニアスケール配置を検出するための一の第2の読取りヘッドとを有するとき(この際読取りヘッドは第2の基準に基づき第1の基準の主要面に向かい合って設けられている)、第2の基準の位置と角度位置は、第1の基準上に取り付けられたリニアスケール配置と関連して正確に検出することができる。XY平面内で位置を検出するためには、一の読取りヘッドで十分である。所定の十分に大きな相互間隔を設けて取り付けられている2つの読取りヘッドを使用することによって、Z軸を中心とする角度位置をも追加的に検出することができる。
(実施の形態3)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第1の位置決めシステムの2つの読取りヘッドのうち、両方の読取りヘッドが第1の基準の二次元リニアスケールに割り当てられているか、または一方の読取りヘッドが一次元リニアスケールに、他方の読取りヘッドが二次元リニアスケールに各々割当てられているかのいずれかである場合は、目的に応じて位置測定システムの構築に費用がかかったり、逆に費用がさほどかからないことがある。その理由は、一次元リニアスケールに割り当てられた読取りヘッドは、二次元リニアスケールに割り当てられた読取りヘッドよりも低廉であるためである。
(実施の形態4)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第1の位置決めシステムは、仮想正三角形の角に配置された3つの距離センサを有しており、該距離センサが第2の基準に基づき第1の基準と対向する側に設けられている場合は、第1の基準の表面と関連して第2の基準の距離と角度位置とを検出できる。そのために距離センサは、十分大きな所定の相互間隔で配置されている。この構造によって、第1の基準によって定義された座標系内において第2の基準の位置と三次元位置を決定することが可能である。
(実施の形態5)
本発明に係る装置の他の実施形態においては、第2の基準がコラムに設けられており、該コラムでスライドはガイドに沿って移動でき、かつスライドのガイドに対して平行に延伸されている。第2の基準は、望ましくは多角形状横断面を有する角柱状物体であって、第1の面上および第2の面上で二次元リニアスケールを支持している。そしてスライドと固定結合可能な、またはスライド内に組み込まれている支持本体の、第2の基準と関連した三次元位置を決定するための第2の位置測定システムが設けられている場合、第2の基準を多座標測定機に組み込むことができる。その際に第2の基準の二次元リニアスケールを非接触式に検出することによって、スライドの機械的案内品質および該当する座標軸の制限性とは無関係に、僅かな測定誤差を達成することができる。本発明に係る装置のこの実施形態によって、すべての誤差、例えば真直度誤差、長さ誤差、および傾倒誤差を垂直な座標軸においても高精度で検出できる。
(実施の形態6)
本発明に係る装置の他の実施形態においては、第2の位置測定システムが第3の読取りヘッドと、第4の読取りヘッドと、第5の読取りヘッドと、第4の距離センサとを備えている。第3の読取りヘッドは、支持本体に設けられており、第2の基準の二次元リニアスケールに割り当てられている。また第4の読取りヘッドは第3の読取りヘッドから離間されている。第5の読取りヘッドは、第2の基準の二次元リニアスケールのうちの第2の二次元リニアスケールに割り当てられている前記支持本体に取り付けられている。第4の距離センサは、支持本体と二次元リニアスケールとを備えており、第2の基準の面またはこの面に平行な面との間の距離を検出するためのものである。さらに第2の位置測定システムは、スライドでの前記支持本体の配置が、検出過程の際に該支持本体が第2の基準と接触しないように行われている場合は、極めて微少な測定誤差を達成できる。その理由は、機械的構造の幾何学形状的変化が測定誤差に影響を及ぼさないためである。垂直な座標軸において、ガイドに沿って移動可能なスライドの三次元位置を正確に検出できる。その際に第2の基準は、第2の位置測定システム向けのガイドとして用いられるのではないため、接触に起因する、測定結果に悪影響を及ぼす可能性のある力が回避される。第2の基準が支持力および案内力から免れて保持されるように、力に関しては第2の基準を多座標測定機から切り離すことが望ましい。これによって、第2の位置測定システムによって求められた測定結果は、スライドの案内に誤差がないかどうか、またはどの程度の誤差があるかに拘わらず、第2の基準をもとにした支持本体の現在の位置を常に再現している。
(実施の形態7)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第1の面と第2の面が、第2の基準に対して互いに対向しており、かつ互いに平行な2つの側面である場合は、第2の基準は、横断面において長方形状の、延伸されたスケール状物体とすることができる。このようにして第2の基準をもとにした支持本体およびこれと結合されたスライドの位置と三次元位置は、極めて簡単な方法で検出できる。
(実施の形態8)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第1の面と第2の面が、第2の基準の側面および該側面に対して直角に折曲された端面である場合は、この支持本体は、本発明に係る装置の上述した実施形態において採用される両方の二次元リニアスケールが対向する互いに平行な2つの側面上に配置されているような用途よりも、特定の用途においてより合理的であり得るような構造を有することができる。
(実施の形態9)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第4の距離センサが、支持本体でその読取りヘッドを基準にして規定された位置に設けられている場合は、距離センサは座標軸に直角な方向において第2の基準の二次元リニアスケールを支持している面に対する、その距離を決定できる。第3の読取りヘッド、第4の読取りヘッドおよび第5の読取りヘッド、並びに第4の距離センサを互いに正確に規定された位置で支持本体に配置することによって、支持本体およびこれと結合されたスライドの位置と三次元位置を再現可能なように決定することができる。
(実施の形態10)
本発明に係る装置の他の実施形態において、前記基準と支持本体が温度に対して不変な材料によって構成されている場合は、測定精度に及ぼす温度の影響を排除することができる。
(実施の形態11)
本発明に係る装置の他の実施形態において、スライドのガイドを形成している2つの離間された長手ガイド間に配置するために第2の基準が形成されている場合は、第2の基準は垂直な座標軸に沿って配置された多座標測定機のコラムに取り付けることができる。これによって、コラムおよびそれによってコラムのガイドの寸法、または位置の変化が、ここで適用された測定値記録方法に基づいて検出される。本発明に係る装置の、少なくともこの実施形態を使用するのに適している公知の多座標測定機としては、クリンゲルンベルク社の歯形計測センタP65/P100があり、該歯形計測センタは、2002年のカタログ番号1353/D/IOに開示され説明されている。
(実施の形態12)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第2の基準が長く延伸された長方形状プレートである場合は、該プレートは、これがスライドの離間された長手ガイドの間でスライドと同じ高さに、またはスライドに対して手前にずらして配置できるような寸法にすることができる。
(実施の形態13)
本発明に係る装置の他の実施形態において、支持本体が、その横断面をU字型とし、その2つのU字型脚部で第3の読取りヘッドおよび第4の読取りヘッド、または第5の読取りヘッドを支持している場合は、支持本体は、とりわけ次のようにスライドに固定するのに適している。すなわち、読取りヘッドが第2の基準の対向する互いに平行な2つの面上で二次元リニアスケールを検出することができる。
(実施の形態14)
本発明に係る装置の他の実施形態において、支持本体が折曲部であり、そしてその両方の脚部で第3の読取りヘッドおよび第4の読取りヘッド、または第5の読取りヘッドを支持している場合は、第2の位置測定システムはリニアスケールを検出するのにとりわけ適している。該リニアスケールは、互いに直角に折曲された2つの面上で第2の基準を支持している。
(実施の形態15)
本発明に係る装置の他の実施形態において、第5の読取りヘッドが第2の基準の縦方向延伸を基準にして第3の読取りヘッド、または第4の読取りヘッドと同じ高さでこれと対向するように第5の読取りヘッドが支持本体に設けられている場合は、両方の読取りヘッドは、その位置を垂直な座標軸の方向において、およびこれに直角な方向において第2の基準のそれぞれ向かい合って取り付けられた十字格子構造物に対して相対的に検出することができる。これら3つの読取りヘッドは共同で、垂直な座標軸を中心にして、および該垂直な座標軸に対して直角な別の座標軸を中心にして支持本体の傾倒を検出することができる。
(実施の形態16)
本発明に係る装置の他の実施形態において、スライドがプローブ要素と第3の位置測定システムとを備えた3Dプロービングシステムを支持している場合は、プローブ要素の位置とスライドとの間の直接的関連付けを生み出すことができる。
(実施の形態17)
本発明に係る装置の他の実施形態において、プロービングシステムが、カンチレバー状保持要素によって支持本体と直結されている別の読取りヘッドを有している場合は、プローブ要素の位置とスライドとの間の直接的関連付けを生み出すことができる。これによって第1の基準によって定義された座標系においてプローブ要素の位置をいつでも決定することができる。
(実施の形態18)
本発明に係る装置の他の実施形態において、保持要素が温度に対して不変な材料によって構成されている場合は、測定連鎖内にあるこの箇所においても測定精度に及ぼす温度の影響を排除することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
図1は、多座標測定機においてプローブ要素2の三次元位置を直接検出するための装置(全体として1と表記)を示す。この図において該多座標測定機のうちZコラム16と、3Dプロービングシステム(全体として3と表記)とが示されている。Zコラム16は、図1の上部に示された直交XYZ座標系のZ軸を具現している。この図は、剛性物体が有している6つの運動自由度を分かりやすく示している。すなわち3つの並進自由度X、Y、Zと3つの回転自由度A、B、Cとがそれである。ある物体の三次元位置は、これら6つの自由度によって完全に表現できる。ここで説明する例において、その三次元位置が検出されるべき対象物は、既に述べたように3Dプロービングシステム3の一部であるプローブ要素2である。該プローブ要素に関しては後ほど詳述する。6つの自由度の方向におけるすべての運動成分を含め、X方向、Y方向、Z方向におけるプローブ要素2のすべての運動が検出されねばならない。装置1は、一の基準系統を有しており、該基準系統は、図1に示した実施例において第1の基準4と第2の基準24とによって構成される。これらの基準は、多座標測定機のX軸とY軸、およびZ軸に割り当てられている。XおよびY座標方向における多座標測定機の軸は、全体として5で示されたクロススライドとして製造されている。クロススライド5は、Xスライド5aとYスライド5bとによって構成されている。Xスライド5aは、図1に模式的に示すように第1の基準4上でX方向にスライドできるように案内されている。Yスライド5bは、Xスライド5a上でY方向にスライドできるように案内されている。これによって第2の基準24は、クロススライド5によって第1の基準4に対して相対的に二次元的に移動できる。
第1の基準4は、図1において上方に向いた主要面13を有する平坦な面状基準である。この基準は、図に示した実施例において長方形状のプレートとして製造されている。該プレートは、多座標測定機のベッド6上に固定されている。第1の基準4は、二次元リニアスケール配置7を支持している。該二次元リニアスケール配置は、一次元リニアスケール7’と二次元リニアスケール7”とを有している。一次元リニアスケール7’は、二次元リニアスケールで置き換えることもできる。この場合のリニアスケール配置7は、全体として一の二次元リニアスケールによって構成されることとなる。この例は、図面を見やすくするため図1には図示しない。
Zコラム16は、クロススライド5のYスライド5b上に固定されており、Yスライド5bとともに第2の基準24を次のように支持している。すなわち、第2の基準が第1の基準4の、リニアスケール配置7を支持している主要面13に対して略垂直に配置されている。第2の基準24は、Y軸とZ軸とを含む平面内において縦断面がL字型をした物体である。該L字型物体は、上面図において三角形状足部8を有しており、該足部は、クロススライド5によって第1の基準4に対して平行に、該第1の基準から離間して案内されている。
足部8は、第1の基準4に基づき第2の基準24の三次元位置を非接触式に決定するための第1の位置測定システム(全体として10と表記)を支持している。第1の位置測定システム10は、第1の基準4の二次元リニアスケール7”、または一次元リニアスケール7’を検出するための第1のインクリメンタル式読取りヘッド9と、第2のインクリメンタル式読取りヘッド11とを有する。これらの読取りヘッドは、第2の基準24の足部8で第1の基準4の主要面13の方を向いた側に、互いに離間して設けられている。さらに第1の位置測定システム10は、仮想正三角形の各頂点に配置された3つの距離センサ17、18、19を有する。該距離センサは、第2の基準24の足部8で第1の基準4の主要面13の方を向いた側に設けられている。クロススライド5が移動されると、距離センサ17、18、19がXY平面内において、第1の基準4に対して平行に該第1の基準から僅かな距離だけ離間して移動する。第1の基準4の主要面13と関係して、第2の基準24の距離と角度位置が、3つの距離センサ17、18、19によって検出される。両方の読取りヘッド9および11によって、XY平面内において第1の基準4に装着されたリニアスケール配置7に関する第2の基準24の距離と角度位置が検出される。図1において、第1の位置測定システム10の両方の読取りヘッド9および11のうち、読取りヘッド9は二次元リニアスケール7”に、ヘッド11は一次元リニアスケール7’に各々割り当てられている。ただこの配置は、両方の読取りヘッド9、11が二次元リニアスケール7”に割り当てられているように行うこともできる。図1に図示しないがこのような場合において、読取りヘッド9、11がクロススライド5の移動範囲全体において二次元リニアスケール7”上に配置されるように、二次元リニアスケール7”が面状に拡張されていなければならない。このために一次元リニアスケール7’を別の二次元リニアスケールに単純に置き換えることも可能であるが、上述の通り図を見やすくするためここでは図示しない。
Zコラム16は、剛性が高く、ねじり剛性の高い、細長く延伸された中空体に形成されている。Zコラム16に基づきスライド14はガイド(全体として12で表記)に沿って移動できる。スライド14のガイド12は、Z軸に対して直角方向に離間している2つの長手ガイド12’、12”によって形成されている。スライド14は、長手ガイド12’または12”をスライド自在に収容している平行な2つの長手溝を有し、3Dプロービングシステム3を支持している。
プローブ要素2の三次元位置を検出するためには、スライド14の三次元位置を検出しなければならない。その際のスライド14の三次元位置の検出とは、Z座標方向における主要な運動を検出するだけでなく、空間内における剛性物体の全部で6つの自由度の方向において、案内誤差に起因するその他すべての比較的小さな運動も含めて検出することを意味している。このために第2の位置測定システム(全体として20と表記)が用いられる。この第2の位置測定システムを用いることで、U字型部品33によってスライド14と固定結合されている支持本体22の三次元位置を、第2の基準24に基づき決定することができる。第2の基準24は、スライド14のガイド12に対して平行に延伸していて、多角形状断面(図示した実施例においては長方形断面)を有している。第2の基準24は、Z軸に平行に、かつスライド14に対して平行に、Zコラム16およびスライド14から所定の距離をおいて配置されている。図示した実施例において、第2の基準24は長く延伸された長方形状プレートであって、該プレートは上部で折曲部材25によってZコラム16と固定結合されていて、下部では2つの折曲片27a、27bによってYスライド5bとスライド自在に結合されている。Yスライド5bは、それ自体Zコラム16と剛性的に結合されている。第2の基準24は、スライド14とプローブ要素2の三次元位置の検出に及ぼす温度の影響をできる限り排除するために、第1の基準4と同様に温度に対して不変な材料によって構成されている。この例では折曲部材25、U字型部品33および折曲片27a、27bは固定式継手またはスライド式継手として表示しているが、これらは説明を容易にするために例示したに過ぎず、本発明の実施においては異なる構造で均等な手段によって構成することもできる。
第2の基準24は、第1の面(ここでは側面28)の上で、また第2の面(ここでは側面30)の上で、それぞれ一の二次元リニアスケール29または31を支持している。したがって第1の面と第2の面は、ここでは第2の基準24を形成している延伸された長方形状プレートの長手側の、対向する互いに平行な2つの外部側面である。
第2の位置測定システム20は、第2の基準24のリニアスケール29、31を検出するために、第4の読取りヘッド36と、第5の読取りヘッド38と、第4の距離センサ40とを備えている。第4の読取りヘッド36は、支持本体22に設けられており、リニアスケール29に割り当てられている第3の読取りヘッド34とその下に略垂直に離間して設けられている。また第5の読取りヘッド38は、リニアスケール31に割り当てられており、支持本体22に設けられている。さらに第4の距離センサ40は、支持本体22とリニアスケール29を備え、第2の基準24の側面28との距離、またはこれに平行な何らかの面との間の距離を検出する。
このシステムにおいては、スライド14における支持本体22の配置は、支持本体も読取りヘッド34、36、38も距離センサ40も、いかなる箇所でも第2の基準24と接触し得ないように選択されている。第5の読取りヘッド38は、これが第2の基準24の長手延伸に基づき第3の読取りヘッド34と同じ高さで該第3の読取りヘッドと対向するように、支持本体22に設けられるのが望ましい。第4の読取りヘッド36は、3つの読取りヘッド34、36、38が第2の基準24の縦断面の、Z軸を含む一の平面内において直角三角形の角にあるように、略垂直に離間して第3の読取りヘッド34の下に配置されている。これに関して第4の距離センサ40は、規定された位置において支持本体22に設けられている。すなわち第3の読取りヘッド34のできる限り近傍に設けられている。支持本体22は、横断面において(すなわちZ軸に対して直角方向において)U字型をしており、その両方のU字型脚部22’、22”で第3の読取りヘッド34または第5の読取りヘッド38を支持している。その際にU字型脚部22’は、第4の読取りヘッド36が第3の読取りヘッド34から正確な測定用途に十分な程度離間されるように、垂直下方に延長されている。3つの読取りヘッド34、36、38は、両方の読取りヘッド9および11と同様、インクリメンタル式光学式読取りヘッドである。第4の距離センサ40は、容量式センサであるのが望ましいが、誘導式センサ、または光学式センサとすることもできる。二次元リニアスケール29、31は、それぞれ十字格子構造物である。第2の基準24は、ガラス(Zerodur(登録商標))製物体であるのが望ましいが、アンバー鋼(登録商標)製であってもよい。該アンバー鋼も温度に対して不変であるものの、十字構造物を取り付ける用途にはガラスほど適していない。
図1に示した実施例において、支持本体22はスライド14の正面側に固定されており、温度に対して不変な材料によって構成されている。またこれに代わって支持本体22は、スライド14の統合された構成要素であってもよい。
3Dプロービングシステム3は、第3の位置測定システム(全体として50と表記)を有しており、該測定システムは図1よりも図2の拡大図で好適に確認できる。U字型部品33は、プロービングシステム3の方に向けてカンチレバー26として延長されている。第3の位置測定システム50は、平行四辺形連動ロッド(全体として52と表記)によって移動可能にカンチレバー26に取り付けられている。プローブ要素2は、その第2の基準24に隣接した側で二次元リニアスケール54と一次元リニアスケール56とを支持している。支持本体22のU字型ウエブ22”’は、プロービングシステム3に向かってカンチレバー状保持要素58によって前方に延長されている。該保持要素の自由端部には、2つのインクリメンタル式光学式読取りヘッド60、62が配置されている。該光学ヘッドは、二次元リニアスケール54または一次元リニアスケール56に割り当てられている。こうしてプロービングシステム3に組み込まれた読取りヘッド60、62は、保持要素58を介して支持本体22と直結されている。これによってプローブ要素の位置2と支持本体22との間の直接的関連付けを生み出すことができる。これによって第1の基準4によって規定された座標系において、プローブ要素の位置をいつでも決定することができる。U字型部品33およびそれによってカンチレバー26並びに保持要素58は、同じく温度に対して不変な材料によって構成されている。
図1と図2に示された装置1は、以下のようにして動作する。
クロススライド5によって第2の基準24がその足部8とともに第1の基準4上を移動させられ、この際第1の基準に接触することがない。読取りヘッド9と11は、X方向およびY方向において第1の基準4の対向するリニアスケール7”または7’に対して、相対的にそれらの位置を検出する。距離センサ17、18、19は、第1の基準4の主要面13に対してZ方向においてそれらの距離を検出する。この構造によって、第1の基準4によって規定された座標系内において第2の基準24の位置と三次元位置とを決定することができる。
垂直な方向において、Z軸のスライド14により支持本体22は第2の基準24に沿って案内され、その際に該第2の基準に接触することがない。読取りヘッド34と38は、Z方向およびY方向において第2の基準24の、それぞれ対向して取り付けられているリニアスケール29または31に対して、相対的に該ヘッドの位置を検出する。第4の読取りヘッド36は、第2の基準24の側面38に取り付けられたリニアスケール29に対して、相対的にY方向において該ヘッドの距離を検出する。第4の距離センサ40は、第2の基準24の右側で側面28に対してX方向において距離を検出する。3つの読取りヘッド34、36、38と第4の距離センサ40とを、読取りヘッドを基準として支持本体22に基づき規定された位置に配置することで、支持本体22および該支持本体と結合されているスライド14の位置と三次元位置を、第2の基準24に関して決定することができる。すなわち、支持本体22およびスライド14の運動の全体として、6つの並進運動成分X、Y、Zと回転運動成分A、B、Cを決定することができる。
3Dプロービングシステム3の読取りヘッド60、62は、保持要素58によって支持本体22と結合されているので、リニアスケール54、56を介してプローブ要素の位置と支持本体22との間の直接的関連付けを生み出すことができる。これによって、第1の基準4で定義された座標系において、プローブ要素の位置をいつでも正確に決定することができる。
図3は、別の代替例として第2の位置測定システム21を有する装置(全体として1と表記)の第2の実施例の詳細部分を拡大図で示している。この実施例においては、第1の面と第2の面は側面28または該側面に対して直角に折曲された端面32であり、その上方で基準24が二次元リニアスケール29または31を支持している。第5の読取りヘッド38は、第3の面32のリニアスケール31に割り当てられている。第5の読取りヘッド38に隣接して第4の距離センサ40は支持本体23に設けられている。該支持本体23は折曲部であって、該折曲部はその両方の折曲部脚部23’、23”で第3の読取りヘッド34と、その下に第4の読取りヘッド36、または第5の読取りヘッド38を支持している。ここでは図1と図2に係る装置1と同じ構造および同じ作動方法を有しているため、これに関しては改めて説明を要しない。
本発明に係る装置の第1の実施例を示す透視図である。 図1に係る装置の詳細を示す拡大図である。 他の実施形態として第2の位置測定システムを有する本発明に係る装置の第2の実施例を示す拡大詳細図である。
符号の説明
1…装置
2…プローブ要素
3…プロービングシステム
4…第1の基準
5…クロススライド
5a…Xスライド
5b…Yスライド
6…ベッド
7…リニアスケール配置
7’…一次元リニアスケール
7”…二次元リニアスケール
8…足部
9…第1の読取りヘッド
10…第1の位置測定システム
11…第2の読取りヘッド
12…ガイド
12’、12”…長手ガイド
13…主要面
14…スライド
16…Zコラム
17…距離センサ
18…距離センサ
19…距離センサ
20…第2の位置測定システム
21…第2の位置測定システム
22…支持本体
22’、22”…U字型脚部
22”’…U字型ウエブ
23…支持本体
23’、23”…折曲部脚部
24…第2の基準
25…折曲部材
26…カンチレバー
27a、27b…折曲片
28…側面
29…二次元リニアスケール
30…側面
31…二次元リニアスケール
32…端面
33…U字型部品
34…第3の読取りヘッド
36…第4の読取りヘッド
38…第5の読取りヘッド
40…第4の距離センサ
50…第3の位置測定システム
52…平行四辺形連動ロッド
54…二次元リニアスケール
56…一次元リニアスケール
58…保持要素
60…読取りヘッド
62…読取りヘッド

Claims (20)

  1. 測定機の座標軸に割り当てられている少なくとも一の第1の基準と、第2の基準とから成る基準系統を有する多座標測定機におけるプローブ要素の三次元位置を直接検出するための装置において、
    前記第1の基準(4)は、主要面(13)を有する平坦な面状基準であって、該主要面は、リニアスケール配置(7)を支持しており、該リニアスケール配置は、少なくとも一の二次元リニアスケール(7'')を有しており、
    前記第2の基準(24)は、第1の基準(4)に対して相対的に非接触式に、かつ二次元的に移動可能な延伸された基準であって、該基準は、望ましくは主要面(13)に対して略垂直に配置されており、
    第1の位置測定システム(10)は、第1の基準(4)に基づいて第2の基準(24)の三次元位置を決定するために設けられていることを特徴とする装置。
  2. 前記第1の基準(4)のリニアスケール配置(7)は、二次元リニアスケール(7'')と一次元リニアスケール(7')とを有していることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記第1の位置測定システム(10)は、第1の基準(4)のリニアスケール配置(7)を検出するための少なくとも一の第1の読取りヘッド(9)と、これから離間して第2の読取りヘッド(11)とを有し、その際に読取りヘッド(9、11)は、第1の基準(4)の主要面(13)と対向して第2の基準(24)に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の装置。
  4. 前記第1の位置測定システム(10)の両方の読取りヘッド(9、11)の内、両方の読取りヘッド(9、11)が第1の基準(4)の二次元リニアスケール(7'')に割り当てられているか、または一方の読取りヘッドが一次元リニアスケール(7')に、他方の第1の基準(4)の読取りヘッドが二次元リニアスケール(7'')に各々割り当てられているかのいずれかであることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 前記第1の位置決めシステム(10)は、仮想正三角形の角に配置された3つの距離センサ(17、18、19)を有しており、該距離センサは第2の基準(24)に基づき第1の基準(4)と対向する側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記第2の基準(24)がコラム(16)に設けられており、該コラムに基づきスライド(14)がガイド(12)に沿って移動でき、かつスライド(14)のガイド(12)に対して平行に延伸しており、
    第2の基準(24)は、好ましくは多角形状横断面を有する角柱状物体であって、第1および第2の面(28、30;28、32)上で二次元リニアスケール(29、31)を支持しており、
    スライド(14)と固定結合可能な、またはスライド(14)内に組み込まれている支持本体(22;23)の、第2の基準(24)と関連した三次元位置を決定するための第2の位置測定システム(20)が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記第2の位置測定システム(20)が、
    支持本体(22;23)に設けられ、第2の基準(24)の二次元リニアスケール(29、31)の内の第1の二次元リニアスケール(29)に割り当てられている第3の読取りヘッド(34)と、これから離間している第4の読取りヘッド(36)と、
    第2の基準(24)の二次元リニアスケール(29、31)の内の第2の二次元リニアスケール(31)に割り当てられ、前記支持本体(22;23)に取り付けられた第5の読取りヘッド(38)と、
    支持本体(22;23)と、二次元リニアスケール(29、31)を備え、第2の基準(24)の面(28、30;28、32)の内の一の面(28)またはこれに平行な面との間の距離を検出するための第4の距離センサ(40)と、
    を有しており、スライド(14)での前記支持本体(22;23)の配置は、検出過程の際に該支持本体(22;23)が第2の基準(24)と接触しないように行われることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 前記第1および第2の面(28、30)が、第2の基準(24)の互いに対向し、かつ互いに平行な2つの側面(28、30)であることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 前記第1および第2の面(28、32)が、第2の基準(24)の側面(28)および該側面に対して直角に折曲された端面(32)であることを特徴とする請求項7記載の装置。
  10. 第4の距離センサ(40)が、支持本体(22;23)でその読取りヘッド(34、36、38)を基準にして規定された位置に設けられていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記基準(4、24)は、温度に対して不変な材料によって構成されていることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の装置。
  12. 前記支持本体(22;23)は、温度に対して不変な材料によって構成されていることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記スライド(14)のガイド(12)を形成している2つの離間された長手ガイド(12'、12'')の間に配置するために、第2の基準(24)が形成されていることを特徴とする請求項7から請求項12のいずれかに記載の装置。
  14. 前記第2の基準(24)は、長く引き伸ばされた長方形状プレートであることを特徴とする請求項7から請求項13のいずれかに記載の装置。
  15. 前記支持本体(22)は、その横断面がU字型であり、その2つのU字型脚部(22'、22'')で第3の読取りヘッドおよび第4の読取りヘッド、または第5の読取りヘッド(34、36、または38)を支持していることを特徴とする請求項7から請求項14のいずれかに記載の装置。
  16. 前記支持本体(23)は折曲部であり、その2つの折曲部脚部(23'、23'')で第3の読取りヘッドおよび第4の読取りヘッド、または第5の読取りヘッド(34、36、または38)を支持していることを特徴とする請求項7から請求項14のいずれかに記載の装置。
  17. 前記第5の読取りヘッド(38)が、第2の基準(24)の縦方向延伸を基準にして第3の読取りヘッドまたは第4の読取りヘッド(34、36)と同じ高さでこれと対向するように、第5の読取りヘッド(38)が支持本体(22;23)に設けられていることを特徴とする請求項7から請求項16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記スライド(14)は、プローブ要素(2)と第3の位置測定システム(50)とを備えた3Dプロービングシステム(3)を支持していることを特徴とする請求項6から請求項17のいずれかに記載の装置。
  19. 前記プロービングシステム(3)が、カンチレバー状保持要素(58)によって支持本体(22;23)と直結されている別の読取りヘッド(60、62)を有していることを特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 前記保持要素(58)が、温度に対して不変な材料によって構成されていることを特徴とする請求項19記載の装置。
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