JPH05231830A - 水平距離測定装置 - Google Patents

水平距離測定装置

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Publication number
JPH05231830A
JPH05231830A JP4035873A JP3587392A JPH05231830A JP H05231830 A JPH05231830 A JP H05231830A JP 4035873 A JP4035873 A JP 4035873A JP 3587392 A JP3587392 A JP 3587392A JP H05231830 A JPH05231830 A JP H05231830A
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JP
Japan
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measuring
distance
measured
distance measuring
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP4035873A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kusano
正明 草野
Atsushi Taguchi
淳 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP4035873A priority Critical patent/JPH05231830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で水平距離を測定する。 【構成】 可動プローブ2に、第1の測定部Pと第2の
測定部Qを設けた。また、基準部1には第1の測定部P
とこの基準部1との間の水平距離を測定する第1の距離
測定手段4aと、第2の測定部Qと基準部1との間の水
平距離を測定する第2の距離測定手段4bとを設けた。
そして、2つの測定手段4a、4bの測定値から正確な
値を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平距離測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】曲面を有する物体(被測定物)の形状を
測定するためには、座標測定装置が使用される。そし
て、この座標測定装置には一般に水平距離測定装置が組
み込まれている。図2は、従来の水平距離測定装置が組
み込まれた2次元形状測定装置を示す概略図である。定
盤5上に設置された第1の支柱6と第2の支柱7との間
には、両支柱を結ぶはり9が渡されている。この両支柱
6、7には、はり9を垂直方向(図中Y軸方向)に移動
させるための垂直方向移動手段8が設けられている。
【0003】はり9には、このはり9に沿って水平方向
(図中X軸方向)に移動可能な水平方向移動手段10が
取り付けられている。そして、この水平方向移動手段1
0には、被測定物との接触点を検出するための可動プロ
ーブ2が設けられている。また、はり9の一端には基準
部1が設置されている。この基準部1には、基準部1と
可動プローブ2に設けられた測長部Pまでの距離を測定
する水平距離測定手段3が設けられている。
【0004】第1の支柱6と第2の支柱7との間には、
垂直方向に対してはり9よりも上側に第2のはり11が
渡されている。第2のはり11には、水平方向移動部1
2が取り付けられ、この移動部12は水平方向移動手段
10とともにはり11に沿って水平方向に移動するよう
に構成されている。また、水平方向移動部12には、可
動プローブ2の垂直方向の位置(被測定物の高さ)を測
定するための垂直距離測定手段13が設置されている。
【0005】測定時は、まず、定盤5上の第1の支柱6
と第2の支柱7との間に、形状を測定しようとする被測
定物(例えばレンズ)を載置する。次に、可動プローブ
2を水平方向移動手段10と垂直方向移動手段8によっ
て移動させ、被測定物の任意の測定点(第1測定点とす
る)に接触させる。そして、可動プローブ2の位置を水
平距離測定手段3と垂直距離測定手段13によって測定
する。これにより第1測定点の2次元座標が求まる。
【0006】被測定物の2次元形状の測定は、水平方向
移動手段10および垂直方向移動手段8によって可動プ
ローブ2を複数の測定点に順次移動させて被測定物と接
触させ、各測定点での可動プローブ2の位置を前述のよ
うに測定していくことで行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、技術の高度化に
伴って測定時に要求される形状精度が厳しくなってきて
いる。そのため、この種の水平距離測定装置にも、より
一層の精度の向上が望まれている。しかし、従来の装置
では、分解能が10nmとされているにもかかわらず、測定
値に数十nmのバラツキが生じていた。そのため、数十nm
のオーダーで測定した場合は測定値の信頼性が低く、結
果として精度が低くなるという問題があった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明の水平距離測定装置では、基準部、可動プローブ、該
可動プローブに設けられた第1の測定部と前記基準部と
の間の水平距離を測定する第1の距離測定手段および前
記可動プローブに設けられた第2の測定部と前記基準部
との間の水平距離を測定する第2の距離測定手段と、を
有するようにした。
【0010】
【作用】図3は、従来の装置における測定状態を示す概
略図である。従来から、可動プローブが被測定物と接触
した際に装置のたわみ等によって可動プローブの取り付
け角度が変化することは予想されていた。しかし、この
角度の変化は無視できる程度のものとして、測定精度と
の関連について考慮されていなかった。ところが、本発
明者らが鋭意研究した結果、可動プローブが被測定物と
接触すると、図3に示すように可動プローブ2が鉛直方
向に対し無視できない程度に傾き、しかもその傾き角θ
が測定の度に異なることを見出した。
【0011】一般に、水平距離を測定するに際し、水平
距離測定手段3によってプローブの先端部(スタイラ
ス)2aと基準部の間の距離を測定することは困難なの
で、通常は可動プローブの先端部2aを支持するプロー
ブ本体2bに測長部Pを設け、この測長部Pと基準部と
の間の距離dを測定している。従って、仮に可動プロー
ブ2がθ分傾いていると、水平距離測定手段3は傾いた
状態における測長部P’までの距離を測定していること
になる。つまり、測定された距離d(実測値)にはΔの
誤差が含まれていることになる。
【0012】ところで、傾き角θが常に一定であれば、
測定値も常に一定の距離dとなるはずである。しかしな
がら、本発明者らの研究によると、測定(プローブを接
触させる)の度に微妙な関係でθが変わることが判っ
た。そして、このことが原因で精度が低下することが判
明した。そこで、本発明者らは、傾き角θを測定してΔ
を求め、実測値dを補正すれば精度が向上することを着
想し、本発明をなすに至った。
【0013】図4は、本発明の原理を説明するための概
念図である。本発明では、プローブ本体2bに2か所の
測長部PおよびQを設け、基準部にはそれぞれの測長部
に対応させた水平距離測定手段を設けてある。従って、
測定時は第1の距離測定手段で測定された測長部Pまで
の水平距離d1 と、第2の距離測定手段で測定された測
長部Qまでの水平距離d2 の2つの測定値が得られる。
そして、この値からプローブ2の傾き角θを求めること
ができる。
【0014】つまり、両測定値の差δ(=d1 −d2
を第1の距離測定手段と第2の距離測定手段の垂直距離
Sで割った値がtan θに相当し、傾き角θは下式により
求まる。
【0015】
【数1】
【0016】次に、求めたθの値をもとにして、測定時
におけるプローブ本体2bの測長部Qと被測定物上の測
定点R(プローブの先端部2aのほぼ中心)との垂直距
離Hを算出する。つまり、プローブが傾いていない時の
測長部Qと前記測定点Rとの垂直距離をHC 、プローブ
2の中心軸Tから測長部PおよびQまでの距離(両者は
等しい値に設定してある)をW、とすると垂直距離Hは
下式により求まる。
【0017】
【数2】
【0018】よって、正確な水平距離dC (可動プロー
ブが傾いていない時の値)は、下式により求まる。
【0019】
【数3】
【0020】なお、第1の距離測定手段と第2の距離測
定手段の間の垂直距離S、プローブ2が傾いていない状
態での測長部Pと測定点Rとの垂直距離HC およびプロ
ーブの中心軸Tから測長部PおよびQまでの距離Wの値
は、あらかじめ装置を構成する際に設定しておくことが
でき、数1〜数3に示した計算においては定数として扱
うことができる。従って、水平距離d1 およびd2 の値
を測定により求めれば、dC は演算処理によって求ま
る。
【0021】なお、この演算処理は、測定者が手計算で
行うことも可能だが、マイコン等の演算手段に前記S、
C 、Wの値を設定しておき、測定値d1 、d2 の値を
入力してdC を求める方が望ましい。また、測定に際し
ては、測定者が手動でプローブを移動させるよりも、機
械的な移動手段を設ける方が好ましい。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である水平距離測
定装置が組み込まれた2次元形状測定装置を示す概略図
である。なお、図2と同一機能を有する構成部品に対し
ては同一符号を付してその説明を省略する。本実施例の
装置では、可動プローブ2の本体2bに2か所の測長部
PおよびQを設けてある。一方、基準部1には、この基
準部1と測長部Pまでの距離d1 を測定する第1の距離
測定手段4aと、基準部1と測長部Qまでの距離d2
測定する第2の距離測定手段4bとが設置されている。
また、測定された前記d1 とd2 の値から前述の計算式
(数1〜数3)に基づいて正確な距離dC を算出する演
算手段14が設置されている。
【0023】本実施例においては、被測定物の測定点に
可動プローブ2を接触させた際に、この可動プローブ2
の位置を第1の距離測定手段4aと、第2の距離測定手
段4bと、垂直方向距離測定手段13とによって測定す
る。演算手段14は、第1の距離測定手段4aでの測定
値d1 と第2の距離測定手段4bでの測定値d2 を基に
プローブ2の水平距離(dC )を算出する。従って、各
測定点での2次元座標が正確に求まるため、被測定物の
2次元形状も正確に測定される。
【0024】なお、被測定物の3次元形状を測定する際
は、例えば被測定物がレンズの場合、このレンズの中心
軸を回転軸として少しずつ回転させ、その回転の都度、
前述の2次元形状を測定すれば良い。図5に、本実施例
による測定結果の一例を示す。演算手段で求められた正
確な距離dC は、同一測定点について何回測定した場合
でも、距離測定手段(4a、4b)の分解能の範囲内に
おさまった。
【0025】なお、第1の距離測定手段4a、第2の距
離測定手段4b、垂直方向距離測定手段13としては、
既知のさまざまな測長手段、例えばエンコーダやレーザ
測長計を用いることができる。特に精密な測定を必要と
する場合は、レーザ測長器のような高精度の距離測定手
段を用いればよい。このような測定手段としては、ヘテ
ロダインレーザ干渉計等が挙げられる。
【0026】以上、本実施例では、プローブを被測定物
に接触させて測定を行う接触式の測定装置について説明
した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、プロ
ーブを接触させずに測定を行う非接触式の測定装置にお
いても同様の効果を奏するものである。
【0027】
【効果】以上のように、本発明によれば、水平距離を高
精度で測定することができる。そのため、被測定物の表
面形状を精度よく測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施例である2次元形状測定装置
の概略図である。
【図2】は、従来の2次元形状測定装置の概略図であ
る。
【図3】は、従来の測定状態を示す概念図である。
【図4】は、本発明の原理を説明するための概念図であ
る。
【図5】は、実施例による測定結果の一例である。
【主要部分の符号の説明】
1 基準部 2 可動プローブ 4a 第1距離測定手段 4b 第2距離測定手段 9 はり 10 水平方向移動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準部、可動プローブ、該可動プローブ
    に設けられた第1の測定部と前記基準部との間の水平距
    離を測定する第1の距離測定手段および前記可動プロー
    ブに設けられた第2の測定部と前記基準部との間の水平
    距離を測定する第2の距離測定手段とを有する水平距離
    測定装置。
JP4035873A 1992-02-24 1992-02-24 水平距離測定装置 Pending JPH05231830A (ja)

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JP4035873A JPH05231830A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 水平距離測定装置

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JPH05231830A true JPH05231830A (ja) 1993-09-07

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