JP2004278065A - 横葺き外装材の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の横葺き外装材1の接続構造は、接続部材2が、水下側の端縁を裏面側に折り返した返し片23の下面に、敷設状態において隣接する各横葺き外装材1の水下側成形部13が当接する止水材3Aを設け、接続部材は、水下側に配設した横葺き外装材1の水上側成形部14に、返し片23が係合し、桁行き方向に隣接する横葺き外装材1,1は、接続部材2の被係合部21に、折返し係合部12が係合し、接続部材2の止水材3Aに、水下側成形部13が当接していることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、横葺き外装材を桁行き方向に接続する部分において、隙間を塞いで雨水の侵入を防ぐことができる横葺き外装材の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建築物における横葺き外装材の接続には、接続部材(継手部材)を用いて接続する構造が知られているが、接続部表面にカバー材を用いて施工するものは外装面上にカバー材の凹凸が表れ、意匠的に好まれない場合があるため、カバー材を用いないで施工し、屋根面を略平坦状に形成するものが提案されている(例えば特許文献1など)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−98750号号公報(段落番号0013,図6)
【0004】
特許文献1は、接続部材の表面に、それぞれ内側へ向くように対向状に被係合部を設け、桁行き方向に隣接する横葺き外装材を重合状に被覆させると共に、接続部材の被係合部に、桁行き方向の端縁に設けた折返し係合部を係合させて横葺き外装材を接続する構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1のようなカバー材を用いない構造では、桁行き方向に隣接する横葺き外装材の隣接間隔において、接続部材が表面に露出することになるが、その軒棟方向の接続部分については何等考慮がなされていないので、雨水の侵入が生じ易いものであった。即ち軒棟方向の接続部分は、この隣接部分では、接続部材が軒側に配設した横葺き外装材(の棟側成形部)と係合するが、それ以外に、横葺き外装材のみが軒側の横葺き外装材(の棟側成形部)と係合する部分、接続部材に横葺き外装材が重合状に被覆した状態で軒側の横葺き外装材(の棟側成形部)と係合する部分がある。尚、接続部材に横葺き外装材を重合状に被覆するということは、接続部材の軒縁に、横葺き外装材の軒側成形部と同一形状の係合部を設けることは物理的に不可能である。そして、横葺き外装材の棟側成形部は、基本的に横葺き外装材の軒側成形部と相互に係合して雨水の侵入を防止するように成形されているので、少なくとも前記隣接部分では、接続部材と軒側の横葺き外装材との接続部分に隙間が形成されてしまい、さらに横葺き外装材の軒側成形部の側縁と接続部材との重合部分にも隙間が形成されるので、これらの隙間から雨水等が侵入する虞があり、雨仕舞性の改良が希求されるものであった。
そこで、本発明は、横葺き外装材を桁行き方向に接続するに際し、隙間を塞いで雨水の侵入を防ぐことができる横葺き外装材の接続構造を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記事情に鑑み提案されたもので、面板部の水下・水上側に相互に係合可能な水下側成形部、水上側成形部を有する横葺き外装材を接続部材を用いて桁行き方向に接続する横葺き外装材の接続構造において、前記横葺き外装材は、面板部の桁行き方向の端縁を裏面側へ折曲させた折返し係合部を備え、前記接続部材は、表面に、それぞれ内側へ向くように対向状に被係合部を設け、水下側の端縁を裏面側に折り返した返し片の下面に、敷設状態において隣接する横葺き外装材のそれぞれの水下側成形部が当接する止水材を設け、接続部材は、水下側に配設した横葺き外装材の水上側成形部に、返し片が係合し、桁行き方向に隣接する横葺き外装材は、接続部材の被係合部に、折返し係合部が係合し、接続部材の止水材に、水下側成形部が当接していることを特徴とする横葺き外装材の接続構造に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の横葺き外装材の接続構造は、前述のように面板部11の水下・水上側に相互に係合可能な水下側成形部13、水上側成形部14を有する横葺き外装材(以下、単に外装材という)1を接続部材2を用いて桁行き方向に接続する接続構造であって、接続部材2には、水下側の端縁を裏面側に折り返した返し片の下面に、水下側に配設した横葺き外装材1の面板部11に当接すると共に、敷設状態において隣接する横葺き外装材1のそれぞれの水下側成形部13が当接する止水材(便宜的に、以下第1止水材という)3Aを固定し、該第1止水材3Aにより隙間を塞ぐようにした構成である。上記当接とは、止水効果が期待できる当接を意味しており、弾性的に当接するものが望ましい。
【0008】
本発明に用いる外装材1は、面板部11の桁行き方向の端縁を裏面側へ折曲させた折返し係合部12を備え、水上側・水下側の端縁には水上側成形部14、水下側成形部13を形成した構成である。
水上側成形部14は、基本構成として面板部11の水上側の端縁を表面側に折曲し、その隅部又は折曲片(以下、上向き折曲片という)141に形成した被係合部142と、上向き折曲片141の上端を折曲基部に向かって折り返した被保持部143を有する構成である。
水下側成形部13は、基本構成として面板部11の水下側の端縁を裏面側に折曲し、その折曲片(以下、下向き折曲片という)131の下端を水上側に延出させて前記被係合部142と係合する係合部132を有する構成である。
尚、係合部132と被係合部142は、相互に係合するものであれば特に形状を限定するものではなく、被保持部143は、図示しない保持部材に保持される部分であって、特に形状を限定するものではない。
【0009】
図1,2に示す接続構造に用いた(図3に示す)外装材1は、被保持部142の水下側に位置する略U字状(断面が下方に突出する略円弧状)の延出片144と、下向き折曲片131の下端を水上側に延出させたなだらかな山状(断面が上方に突出する略円弧状)の延在片(被押さえ片)133とが設けられている。そして、これら延出片144と延在片(被押さえ片)133とが敷設状態において弾性的に当接している構成である。
また、水下側成形部13の桁行き方向の端縁に、下向き折曲片131及び延在片133で形成される隅部に第2止水材3Bが一体的に取り付けられ、該第2止水材3Bには、敷設状態において、接続部材2の水下側の端縁が当接する。
【0010】
このような構成を有する外装材1は、素材を特に限定するものではないが、代表的には概ね0.4乃至1.6mm程度の表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板等の公知の金属素材をロール成形その他の手段で所定の形状に成形する。尚、硬質樹脂板や炭素繊維積層板等によっても同様の形状に成形することができ、全てをそれらで施工することもできるし、前記金属素材のものと組み合わせて施工することもできる。また、外装材1の裏面には、結露防止、防音、防火対策上の理由により、必要に応じてポリエチレンフォーム、グラスウールシート等の裏貼り材を添装しても良い。図示実施例では裏貼り材は点線で符号15で表した。
【0011】
本発明に用いる接続部材2は、表面に、それぞれ内側へ向くように対向状に被係合部21,21を設け、水上側の端縁を表面側に折曲した水返し部22、桁行き方向の端縁を表面側に折曲した水返し片24を有し、水下側の端縁を裏面側に折り返した返し片23の下面に、第1止水材3Aを固定した構成である。この第1止水材3Aは、敷設状態において桁行き方向に隣接する外装材1,1の各水下側成形部13が当接するものであって、このような条件を満たすものであれば、特に厚みや寸法、或いは材質を限定するものではない。また、接続部材2は一部材からなるものでも、二種以上の部材を組み合わせて一体化させたものでも良く、その一体化手段についても、接着、溶着、かしめ等の公知の手段を適宜に用いて一体的に組み合わせれば良い。
また、第1止水材3A並びにその他の止水材は、公知の止水材、シール材と称されるものであれば良く、例えばシリコーンゴムや、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム等の独立発泡タイプの発泡ゴム等を用いることができ、定形材であっても、定形材と不定形材を組み合わせたものであっても良い。さらに、少なくとも表面側が非透水性であれば良く、例えば通水性の弾性体の表面(露出表面)に非透水性の表面層を形成したものであっても良い。
【0012】
図1,2に示す接続構造に用いた(図3に示す)接続部材2は、捨て板5と、ジョイナー4とからなり、水返し部22及び水返し片24は捨て板5に、被係合部21,21、返し片23、及び第1止水材3Aはジョイナー4に設けられ、これら捨て板5及びジョイナー4は、接着にて一体に組み合わされている。尚、返し片23は、外装材1,1の隙間と同等幅以上あれば良い。さらに、ジョイナー4の接続縁部を覆うように帯状の第4止水材3Dを一体的に取り付けている。
また、図示実施例の接続部材2の返し片23は、水上側へ延出し、前記外装材1の水下側成形部13に形成した延在片(被押さえ部)133と略同様の長さを有する。
さらに、図示実施例の接続部材2の返し片23は、前記外装材1の水上側成形部14に形成した延出片144を備え、敷設状態において延出片144と接続部材2の返し片23は弾性的に当接している。
また、図示実施例の接続部材2の側縁部には、表面側へ折り返した水返し片24,24が形成され、被係合部21,21の水上側には、第3止水材3Cが取り付けられ、敷設状態において桁行き方向に隣接する外装材1,1のそれぞれの水上側成形部14,14が当接する。即ちこの第3止水材3Cは、外装材1,1の配設間隔以上の幅を有するものであれば良い。また、第3止水材3Cは、予め水上側成形部14の外郭形状に沿うように成形しても良いし(図1(a)の実施例の窪み)、比較的軟質であれば窪みがない形状であっても良い。
【0013】
図1,2に示す接続構造は、前記構成の外装材1を前記構成の接続部材2を用いて接続するものであり、その代表的な施工手順を以下に説明する。
まず、予め桁行き方向に隣接する一方の外装材1の折返し係合部12を接続部材2の一方の被係合部21に係合させて組み合わせる。この状態で接続部材2の水下側の端縁は、外装材1の水下側成形部13に取り付けた第2止水材3Bに当接している。また、外装材1の水上側成形部14は、接続部材2の第3止水材3Cに当接している。
続いて、水下側に配設した外装材1の水上側成形部14に、前述のように組み合わせた横葺き外装材1及び接続部材2を配し、外装材1の水下側成形部13及び接続部材2の返し片23が係合するように配設する。
その後、配設した接続部材2の他方の被係合部21に、桁行き方向に隣接する他方の外装材1の折返し係合部12を係合させつつ水下側から水上側へ向かってスライドさせる。その際、図示実施例では、水下側成形部13の延在片(被押さえ片)133によって、水上側成形部14の延出片144を弾性に抗して押し上げる。
そして、他方の外装材1の水下側成形部13(の係合部132)を、水下側に配した外装材1の水上側成形部14(の被係合部142)に係合させる。
上述の手順を水下側から水上側へ向かって順次繰り返して外装材1及び接続部材2を敷設することにより、外装材1,1を接続でき、横葺き外装構造を施工することができる。
【0014】
図1(a)は、桁行き方向に隣接する外装材1,1の隣接間隔(X部分)における側断面図であって、接続部材2の第1止水材3Aが水下側に配設される外装材1の面板部11に当接し、ジョイナー4上を流下する雨水が、水下側に配設される外装材1の面板部11上に導かれることが明らかである。
図1(b)は、接続部材2に外装材1が重合状に被覆した状態で水下側の外装材と1係合する部分(Y部分)における側断面図であって、図1(a)との比較により、隣接する外装材1,1のそれぞれの水上側成形部14が第3止水材3Cに当接していることが示されている。
また、水下側成形部13が、第1止水材3Aに当接していること、接続部材2(捨て板5)の水下側の端縁が、第2止水材3Bに当接していることが示されている。
図1(c)は、外装材1のみが水下側の外装材1と係合する部分(Z部分)における側断面図であって、前記図1(a)、及び図1(b)との比較として示した。
また、接続部材2に取り付けた帯状の第4止水材3Dの敷設状態は、図2(a)〜(c)に示されている。
【0015】
このように施工された本発明の接続構造(横葺き外装構造)は、桁行き方向の接続部分に形成される隙間を第1止水材3Aにて塞いでいるため、雨水の侵入が防止されて優れた雨仕舞性を発揮するものである。
【0016】
要するに接続部材2の概略構成を示す図3より明らかなように、桁行き方向に隣接する外装材1,1を配設した場合に、雨水の侵入が予測される箇所は略中央の水下側の端部である。尚、図3はリブを省略している。
本発明における第1止水材3Aは、図1(b)に示されるように桁行き方向に隣接する外装材1,1の水下側成形部13,13と接続部材2との隙間を閉塞するので、返し片23の裏面に雨水が回り込むことがないので、吹き込み風の作用で水下側から雨水が逆流することがあっても、雨水の侵入を確実に防止できる。また、負圧強度の高い構造となる。
特に図示実施例では、第1止水材3Aが、水下側に配される外装材1の面板部11と当接しているので、接続部材2と水下側に配される外装材1との隙間が閉塞され、水下側からの雨水や吹き込み風の侵入を防止することができる。
【0017】
特に図示実施例では、前述のように接続部材2の返し片23が、水上側へ延出し、外装材1の水下側成形部13に形成した延在片(被押さえ部)133と略同様の長さを有するので、X部分における接続部材2の返し片と水下側の外装材1の水上側成形部14との係合は、Z部分における水下側成形部13と水上側成形部14との係合と同様な係合強度を有するものとなり、第1止水材3Aの幅も大きくなり、前述の当接による隙間閉塞効果がより確実なものとなる。
【0018】
また、図示実施例では、水上側成形部14の延出片144は、敷設状態においてその裏面側に位置する水下側成形部13の延在片133と弾性的に当接しているので、吹き上げ風などに対する負圧抑制が図られ、水下側成形部13の抜け止め等の効果が果たされる。さらに、接続部材2の返し片23とも弾性的に当接しているので、X部分における第1止水材3Aと面板部11との当接がより確実になる。
【0019】
また、図示実施例では、水下側成形部13の桁行き方向の端縁に、下向き折曲片131及び延在片133で形成される隅部に第2止水材3Bが一体的に取り付けられ、敷設状態において、接続部材2の水下側の端縁(ここで重要なのは返し片23が形成されない捨て板5の端縁)が当接するので、雨水が接続部材2の裏面側に回り込む隙間を塞ぐことができる。
【0020】
また、図示実施例では、接続部材2の被係合部21,21の水上側に、第3止水材3Cが取り付けられ、隣接する外装材1,1のそれぞれの水上側成形部14が、この第3止水材3Cに当接するので、雨水はその側方に位置する外装材1,1のそれぞれの水上側成形部14の裏面側に侵入することがない。
【0021】
また、図示実施例では、接続部材2の被係合部21,21の外側に、水流れ方向に沿う第4止水材3Dを取り付けているので、外装材1の面板部11の裏面が当接し、隙間が閉塞されるため、仮に折返し係合部12の裏面を伝って桁行き方向に雨水が侵入してもそれ以上外側へ雨水を侵入させることがない。
尚、水上側方向の雨水の侵入は水返し部22が阻止し、桁行き方向の雨水の侵入は水返し片24が基本的に阻止するが、これら第3止水材3C及び第4止水材3Dによって、より確実に雨水の侵入を防止することができる。
【0022】
前記図1,2の実施例のように、ジョイナー4の水下側の端縁に接続部材2の返し片23を設けるのではなく、図4,5に示す接続構造のように、捨て板5の水下側の端縁に水返し片23を設けるようにしても良い。また、この実施例に示すように、第1止水材3Aを返し片23の全幅に亘って設けるのではなく、桁行き方向に隣接する外装材1,1の間隔よりも僅かに大きく形成しても良い。
【0023】
また、図6に示す接続構造では、返し片23は、前記図1,2の実施例と同様にジョイナー4の水下側の端縁に設けられているが、ジョイナー4の幅とほぼ同等の横幅を有する第1止水材3Aを設けており、さらに捨て板5とジョイナー4とを接着にて一体化するようにした例である。
【0024】
以上本発明を図面の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上要するに本発明の横葺き外装材の接続構造は、桁行き方向の接続部分に形成される隙間を(第1)止水材にて塞いでいるため、雨水の侵入が防止されて優れた雨仕舞性を発揮するものである。また、負圧強度の高い構造とすることができる。
【0026】
また、接続部材の返し片が、水上側へ延出し、横葺き外装材の水下側成形部に形成した延在片と略同様の長さを有する場合、水下側の外装材の水上側成形部との係合強度が高くなり、第1止水材の幅も大きくなるので、前述の隙間閉塞効果がより確実なものとなる。
【0027】
また、接続部材の返し片は、水上側成形部と弾性的に当接している(第1)止水材と面板部との当接がより確実になる。
【0028】
また、第1止水材が、水下側に配される外装材の面板部と当接している場合、接続部材と水下側に配される外装材との隙間が閉塞されるので、水下側からの雨水や吹き込み風の侵入を防止することができる。
【0029】
また、水下側成形部に、第2止水材が一体的に取り付けられ、敷設状態において、接続部材の水下側の端縁が当接している場合、雨水が接続部材の裏面側に回り込む隙間を塞ぐことができる。
【0030】
また、接続部材の被係合部の水上側に、第3止水材が取り付けられ、敷設状態において桁行き方向に隣接する横葺き外装材のそれぞれの水上側成形部が当接している場合、雨水はその側方に位置する外装材のそれぞれの水上側成形部の裏面側に侵入することがない。
【0031】
また、接続部材の被係合部の外側に、水流れ方向に沿う第4止水材が取り付けられ、敷設状態において横葺き外装材の面板部の裏面が当接している場合、桁行き方向への水の侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例である接続構造の桁行き方向に隣接する横葺き外装材の隣接間隔における接続部材が水下側の横葺き外装材と係合する部分を示す側断面図(矢印Xにおける側断面図)、(b)接続部材に横葺き外装材が重合状に被覆した状態で水下側の横葺き外装材と係合する部分を示す側断面図(矢印Yにおける側断面図)、(c)横葺き外装材のみが軒側の横葺き外装材と係合する部分を示す側断面図(矢印Zおける側断面図)、(d)桁行き方向に隣接する横葺き外装材の一方のみを取り付けた状態の水下側の端部を示す底面図である。
【図2】(a)図1の接続構造において右半の横葺き外装材を欠載した水上側の平面図、(b)水下側の平面図、(c)桁行き方向に隣接する横葺き外装材の一方のみを取り付けた状態の断面図である。
【図3】図1の接続構造に用いた接続部材(第1止水材及びリブを省略している)及び横葺き外装材を示す斜視図である。
【図4】他の一実施例である接続構造の桁行き方向に隣接する横葺き外装材の一方のみを取り付けた状態の水下側の端部を示す底面図である。
【図5】(a)図4の接続構造における第4止水材の敷設状態を示す断面図、(b)図3の接続構造に用いた接続部材及び外装材を示す斜視図である。
【図6】(a)他の一実施例である接続構造の桁行き方向に隣接する横葺き外装材の一方のみを取り付けた状態の水下側の端部を示す底面図、(b)この接続構造における第4止水材の敷設状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 (横葺き)外装材
11 面板部
12 折返し係合部
13 水下側成形部
133 延在片(被押さえ片)
14 水上側成形部
142 被保持部
144 延出片
2 接続部材
21 被係合部
23 返し片
3A (第1)止水材
3B 第2止水材
3C 第3止水材
3D 第4止水材
4 ジョイナー
5 捨て板
Claims (6)
- 面板部の水下・水上側に相互に係合可能な水下側成形部、水上側成形部を有する横葺き外装材を接続部材を用いて桁行き方向に接続する横葺き外装材の接続構造において、
前記横葺き外装材は、面板部の桁行き方向の端縁を裏面側へ折曲させた折返し係合部を備え、
前記接続部材は、表面に、それぞれ内側へ向くように対向状に被係合部を設け、水下側の端縁を裏面側に折り返した返し片の下面に、敷設状態において隣接する横葺き外装材のそれぞれの水下側成形部が当接する止水材を設け、
接続部材は、水下側に配設した横葺き外装材の水上側成形部に、返し片が係合し、桁行き方向に隣接する横葺き外装材は、接続部材の被係合部に、折返し係合部が係合し、接続部材の止水材に、水下側成形部が当接していることを特徴とする横葺き外装材の接続構造。 - 接続部材の返し片は水上側へ延出し、横葺き外装材の水下側成形部に形成した延在片と略同様の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の横葺き外装材の接続構造。
- 接続部材の返し片は、水上側成形部と弾性的に当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載の横葺き外装材の接続構造。
- 横葺き外装材の水下側成形部は、少なくとも桁行き方向の端縁に、接続部材の水下側の端縁が圧接する第2止水材を取り付けていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の横葺き外装材の接続構造。
- 接続部材の被係合部の水上側には、第3止水材が取り付けられ、敷設状態において桁行き方向に隣接する横葺き外装材のそれぞれの水上側成形部が圧接していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の横葺き外装材の接続構造。
- 接続部材の被係合部の外側には、水流れ方向に沿う第4止水材が取り付けられ、敷設状態において横葺き外装材の面板部の裏面が圧接していることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の横葺き外装材の接続構造。
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WO2014073073A1 (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-15 | 日鉄住金鋼板株式会社 | 横葺き屋根構造 |
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JP3850804B2 (ja) | 2006-11-29 |
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