JP2004276764A - 車両用エンジン懸架装置 - Google Patents

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Yasushi Toshimitsu
康 利光
Yohei Miura
庸平 三浦
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Abstract

【課題】本願発明は、エンジン(本明細書ではエンジン本体またはエンジンに変速機が一体的に結合されたパワーユニットを意味している)を車体に懸架した車両用エンジン懸架装置に関するものである。
【解決手段】サブフレーム5を介してエンジンが車体に懸架される車両用エンジン懸架装置において、エンジンを支持するエンジンマウント8とサブフレーム5との間にダイナミックダンパ7が配設されたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、エンジン(本明細書ではエンジン本体またはエンジンに変速機が一体的に結合されたパワーユニットを意味している)を車体に懸架した車両用エンジン懸架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用エンジン懸架装置では、図8に概略図示されるように、図示されないエンジンがサブフレーム01上に3個のエンジンマウント02を介して取付けられ、内部に軟質ゴムのような弾性体を介して重錘を支持したダイナミックダンパー03が、エンジンマウント02に比較的隣接してサブフレーム01に設けられていた。
【0003】
【解決しようとする課題】
前述の従来の車両用エンジン懸架装置においては、ダイナミックダンパー03が、エンジンの振動入力個所のエンジンマウント02から離れて配置されているため、エンジンの振動入力がダイナミックダンパー03に直接作用し難い結果、制振効果が低かった。
【0004】
本願発明は、このような不具合を解消した車両用エンジン懸架装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】
本願発明は、サブフレームを介してエンジンが車体に懸架される車両用エンジン懸架装置において、エンジンを支持するエンジンマウントとサブフレームとの間にダイナミックダンパが配設されたことを特徴とするものである。
【0006】
本願発明では、エンジンを支持するエンジンマウントとサブフレームとの間にダイナミックダンパが配設されているため、エンジンの振動入力が減衰されることなくエンジンマウントと共に該ダイナミックダンパに直接作用し、制振効果が高い。
【0007】
また、前記サブフレームとマウント間にダイナミックダンパーが挟まれるため、自ずと薄く平面的にデザインされ、省スペース化が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図7に図示された本願発明の一実施形態について説明する。
【0009】
本実施形態における乗用車は、図4および図5に図示されるように、後車輪20の中心より前方にパワーユニット1が配置されたミッドシップ型乗用車(その他のタイプの自動車でも可)であり、このパワーユニット1は、図3に図示されるように、右方にエンジン2、左方にトランスミッション3が位置して、このエンジン2およびトランスミッション3が相互に一体的に結合されてなり、パワーユニット1は後述のようにサブフレーム5に搭載され、サブフレーム5はサイドフレーム4に装架され、エンジン2は、気筒が左右方向に並べられた4ストロークサイクル直列多気筒内燃機関である(本実施形態で前後左右とは乗用車の向きを基準とし、図面で矢印で図示されている)。
【0010】
また、トランスミッション3の右方に配置されたエンジン2は、図4に図示されるようにシリンダブロック2aの上方にシリンダヘッド2bが重ねられ、シリンダヘッド2bの上方開口部はシリンダヘッドカバー2cでもって密閉され、シリンダブロック2aの下方にオイルパン2dが密接され、これらシリンダブロック2a、シリンダヘッド2b、シリンダヘッドカバー2cおよびオイルパン2dは図示されないボルト等でもって相互に一体的に結合されている。
【0011】
さらに、パワーユニット1は、エンジン2の回転軸(図示されず)を車巾方向に向けた状態でサブフレーム5に後述のように取付けられ、サブフレーム5の前後左右4個所のボルト孔5aを下方から上方へ貫通した図示されないボルトと、左右のサイドフレーム4に一体に固着されたサブフレーム取付けブラケット19とによって、サイドフレーム4の下面にサブフレーム5が一体に取付けられるようになっている。
【0012】
さらにまた、サブフレーム5の前方部材5bの略中央部と、サブフレーム5の後方部材5cの中央よりやや右方に位置した個所とに、取付け台座6が一体に装着され、この取付け台座6にダイナミックダンパ7および液封エンジンマウント8が順次重ねられ、ボルト21でもってダイナミックダンパ7および液封エンジンマウント8が一体に取付けられている。
【0013】
ダイナミックダンパ7では、図7に図示されるように、矩形枠体7aの各辺中央部に、それぞれ軟質ゴム(鋼製コイルスプリング、鋼製板バネ等であってもよい)のような弾性体7bを介して重錘7cが結合されており、ダイナミックダンパ7の矩形枠体7aに加えられる振動が弾性体7bおよび重錘7cでもって吸収されるようになっている。
【0014】
また、マウント7の座部ともなる矩形枠体7aについては、板物での製作も可能だが、鋳造等の立体成形品により、錘りとしての作用もあわせもたせることが可能である。
【0015】
また、液封エンジンマウント8の本体部分8aは、軟質ゴムよりなり、この本体部分8a内の空間に液体が封入され、この空間内の絞りを通過する液体の粘性抵抗と本体部分8aの弾性とでもって、液封エンジンマウント8の頂端取付け部8bに加えられる振動が吸収減衰されるようになっている。
【0016】
さらに、図1および図2に図示されるように、液封エンジンマウント8の本体部分8aの両側面に設けられたブラケット8cに、遮熱板9とストッパ10とが着脱自在に一体に装着され、前方の液封エンジンマウント8の頂端取付け部8bおよび後方の液封エンジンマウント8の頂端取付け部8bに、連結部材11、12の先端部がそれぞれ着脱自在に結合され、この連結部材11、12の各基端部はエンジン2のシリンダブロック2aの前面と後面に一体に装着され、ストッパ10の中央下面にゴムの如き緩衝体10a(図2参照)が貼着されている。
【0017】
さらにまた、図3および図6に図示されるように、サブフレーム5の前方部材5bの左端部に取付け台座13を介してエンジンマウント14が設けられ、図4に図示されるように、側面視でC字状の連結部材15の略中央突出軸15a(略前後水平方向に指向している)が正面視で円形のエンジンマウント14の略中央部を貫通して連結され、この連結部材15の上方先端部15bから下方へ垂下した垂下部15c、15dがパワーユニット1におけるトランスミッション3の頂面に一体に結合されている。
【0018】
そして、図5に図示されるように、右方サイドフレーム4の後方上面に取付け台座16が一体に装着され、この取付け台座16にエンジンマウント17が設けられ、図6に図示されるように、エンジンマウント17の支持軸17a(上下方向に指向している)にマウントブラケット18の基部18aが一体に装着され、また、図5に図示されるように、エンジン2のシリンダブロック2aとシリンダヘッド2bとシリンダヘッドカバー2cの右側面にカムチェンカバー2eが一体に取付けられ、図6に図示されるように、その上部外側面より突出したブラケット2fの頂面がマウントブラケット18の先端部18bの下面に当接した状態で、両者を上下に貫通するボルト孔18c(ブラケット2fのボルト孔は図示されず)に図示されないボルトが挿入されて、マウントブラケット18にエンジン2におけるカムチェーンカバー2eのブラケット2fが一体的に結合されている。
【0019】
図1ないし図7に図示の実施形態では、パワーユニット1の前後面における左右車巾方向の略中央部から前方および後方へ突出した連結部材11、12の各先端部が、サブフレーム5の前方部材5bおよび後方部材5cに設けられた取付け台座6にダイナミックダンパ7および液封エンジンマウント8を介して支持されているので、エンジン2で発生した振動が液封エンジンマウント8およびダイナミックダンパ7に加えられ、これら液封エンジンマウント8およびダイナミックダンパ7でもって、吸収・減衰される。そして、ダイナミックダンパ7の直上に液封エンジンマウント8が一体的に設けられているので、制振効果が高い。
【0020】
また、ダイナミックダンパ7と液封エンジンマウント8とが上下に重ねられて一体的に結合されているため、パワーユニット1回りのサブフレーム5の周辺の空間が小さくなり、自動車のコンパクト化が可能となる。
【0021】
さらにまた、液封エンジンマウント8の外周に遮熱板9が設けられているため、液封エンジンマウント8における軟質ゴム製本体部分8aが、エンジン2から発生する熱の影響を差程受けなくてすみ、その本体部分8aの老化が阻止され、特性劣化が少なく、耐久性が向上する。
【0022】
また、パワーユニット1は、前後に配置されたダイナミックダンパ7、液封エンジンマウント8のみならず、左右のエンジンマウント14、エンジンマウント17によってもサイドフレーム4に弾性的に支持されているため、パワーユニット1はサイドフレーム4に安定して自動車のサイドフレーム4に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の車両用エンジン懸架装置の一実施形態を図示した斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の車両用エンジン懸架装置を乗用車のサブフレームに設けた状態の平面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図3の右側面図である。
【図6】図3において、パワーユニットをサブフレームに装着する前のサブフレームの斜視図である。
【図7】図1におけるダイナミックダンパーの平面図である。
【図8】従来の車両用エンジン懸架装置の概略平面図である。
【符号の説明】
1…パワーユニット、2…エンジン、3…トランスミッション、4…サイドフレーム、5…サブフレーム、6…取付け台座、7…ダイナミックダンパ、8…液封エンジンマウント、9…遮熱板、10…ストッパ、11…連結部材、12…連結部材、13…取付け台座、14…エンジンマウント、15…連結部材、16…取付け台座、17…エンジンマウント、18…マウントブラケット、19…サブフレーム取付けブラケット、20…車輪、21…ボルト。

Claims (1)

  1. サブフレームを介してエンジンが車体に懸架される車両用エンジン懸架装置において、
    エンジンを支持するエンジンマウントとサブフレームとの間にダイナミックダンパが配設されたことを特徴とする車両用エンジン懸架装置。
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