JP2014051240A - 車両のパワーユニット連結構造 - Google Patents

車両のパワーユニット連結構造 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数やコスト面での問題を回避しながらトルクロッドの冷却性能を確保することが可能な車両のパワーユニット連結構造を提供する。
【解決手段】第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9をエンジン2のオイルパン6より下方に配置することで、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を車両前面視でエンジン2の外形より外側に露出する。また、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の前方のトルクロッドブラケット17の車両後方側壁面に後方開口部24を設けることで、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9に後方開口部24から走行風を当てて冷却することができる。また、トルクロッドブラケット17の車両前方側壁面から後方開口部24まで連続する導風路25を設けたことにより、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9に積極的に走行風を当てて冷却することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のパワーユニットを車体に連結する車両のパワーユニット連結構造に関し、特にパワーユニットの下部をトルクロッドで車体に連結する場合に好適なものである。
車両のパワーユニットを車体に連結する構造としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。このパワーユニット連結構造は、車両の幅方向に長手なサスペンションフレームに、パワーユニットを支持するマウント装置とパワーユニットの動きを規制するトルクストッパとを並べて設け、前記マウント装置には、排気管に対する遮熱板となるようにストッパブラケットを設けると共に、そのストッパブラケットが位置する側にストッパゴムを設けるようにしている。
特許第3343594号公報
ところで、パワーユニットの車体への連結構造には、パワーユニットの下部をトルクロッドで車体に連結する構造もある。パワーユニットの下部をトルクロッドで車体に連結する場合、パワーユニットのトルクロッドによる連結部位の多くは車両後方側になる。パワーユニット、特にエンジンの後方には排気管が配置されることが多いので、トルクロッドも排気管の近傍に配置されることが多い。そのため、トルクロッドが排気管からの熱を受け易い。しかも、車両前方からの走行風はエンジンや変速機によって遮蔽され易く、トルクロッドに走行風が当たりにくい。故に、車両後方側、更には排気管の近傍に配置されたトルクロッドは高温下におかれる。一般的にトルクロッドの両端部に設けられている防振ブッシュはゴムなどの弾性体で構成されている。また、本体が樹脂製のものもある。上記のような高温下にトルクロッドを配置する場合、熱対策を講じる必要がある。例えば排気管に遮熱板を設ける対策があるが、そのようにしたのでは部品点数やコストの面で不利である。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、部品点数やコスト面での問題を回避しながらトルクロッドの冷却性能を確保することが可能な車両のパワーユニット連結構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、発明の一態様は、エンジンルーム内に搭載されたパワーユニットの下部を車体に連結する車両のパワーユニット連結構造において、前記パワーユニットを構成し、シリンダブロックの下側にオイルパンが連結され、クランク軸を車両左右方向に向けてエンジンルーム内の搭載されたエンジンと、前記パワーユニットを構成し、前記エンジンに連結された変速機と、前記エンジンに連結され、車両後方に向けて配置される排気管と、前記エンジンのオイルパンに取付けられ、前記オイルパンの車両前方及び車両下方及び車両後方を囲むトルクロッドブラケットと、前記排気管の近傍に配置され、両端部に防振ブッシュを有し、パワーユニット側の防振ブッシュが前記エンジンのオイルパンより下方で前記トルクロッドブラケットに連結され、車体側の防振ブッシュが車体に連結されるトルクロッドと、前記トルクロッドの前記パワーユニット側の防振ブッシュの前方で前記トルクロッドブラケットの車両後方側壁面に開口される開口部とを備えたことを特徴とする車両のパワーユニット連結構造である。
また、前記トルクロッドブラケットの車両前方側壁面から前記開口部まで連続する導風路を設けたことを特徴とする車両のパワーユニット連結構造である。
また、前記トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュは前記開口部に挿入され、前記パワーユニット側防振ブッシュの一部は前記トルクロッドブラケットの車両後方側壁面よりもエンジン側に位置することを特徴とする車両のパワーユニット連結構造である。
また、前記開口部の車両幅方向両側で前記トルクロッドブラケットの車両後方側壁面に接する平板状の固定板と、前記固定板の開口部側車両幅方向端部から車両後方に突出された平板状の側板部とからなる防振ブッシュ保持部で前記トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュを挟み込んで固定し、前記防振ブッシュ保持部は、前記開口部の上下方向長さ以上の上下方向長さを有することを特徴とする車両のパワーユニット連結構造である。
発明の一態様によれば、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュをエンジンのオイルパンより下方に配置することで、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュを車両前面視でエンジンの外形より外側に露出する。また、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュの前方のトルクロッドブラケットの車両後方側壁面に開口部を設けることで、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュに開口部から走行風を当てて冷却することができる。従って、部品点数やコストを増加することなく、トルクロッドの冷却性能を確保することができる。
また、トルクロッドブラケットの車両前方側壁面から開口部まで連続する導風路を設けたことにより、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュに積極的に走行風を当てて冷却することができる。
また、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュを開口部に挿入し、パワーユニット側防振ブッシュの一部をトルクロッドブラケットの車両後方側壁面よりもエンジン側に位置する。これにより、トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュの一部がトルクロッドブラケットによって排気管から遮蔽され、トルクロッドの冷却性能を確保することができる。
また、開口部の車両幅方向両側でトルクロッドブラケットの車両後方側壁面に接する平板状の固定板と、固定板の開口部側車両幅方向端部から車両後方に突出された平板状の側板部とで防振ブッシュ保持部を構成する。そして、この防振ブッシュ保持部でトルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュを挟み込んで固定し、防振ブッシュ保持部の上下方向長さを開口部の上下方向長さ以上とする。これにより、開口部を通過した走行風を防振ブッシュ保持部の側板部によって逃さずに集め、トルクロッドにより多くの走行風を当てて冷却する。合わせて、防振ブッシュ保持部の側板部によってパワーユニット側防振ブッシュを排気管から遮熱することができ、トルクロッドの冷却性能を確保することができる。
本発明の車両のパワーユニット連結構造の第1実施形態を示すパワーユニット近傍の平面図である。 図1のパワーユニット近傍の側面図である。 図1のパワーユニット近傍の正面図である。 図1のパワーユニットを車体に連結するトルクロッド近傍の斜視図である。 図4のトルクロッド近傍を車両後方から見た斜視図である。 図2の側面図の拡大図である。 本発明の車両のパワーユニット連結構造の第2実施形態を示すトルクロッド近傍の斜視図である。
次に、本発明の車両のパワーユニット連結構造の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のパワーユニット近傍の平面図、図2は、図1のパワーユニット近傍の側面図、図3は、図1のパワーユニット近傍の正面図である。本実施形態の車両は、車両前方にエンジンルーム1を持ち、エンジンルーム1内にエンジン2を搭載する。本実施形態のエンジン2は、直列4気筒エンジンであり、クランク軸を車両幅方向に向けて配置した横置きエンジンである。このエンジン2に、横置きの変速機3を連結して、本実施形態のパワーユニット4が構成される。従って、本実施形態のパワーユニット4は、車両幅方向に長い。なお、エンジンルーム1内の上部にあって車両幅方向両側には、例えば車両前後方向に長手なサイドフレームが配置されており、パワーユニット4の車両幅方向両端部の夫々は、図示しないマウント装置を介して、左右のサイドフレームに支持されている。
エンジンルーム1は、図示しないダッシュパネルによって車室を区画されている。このダッシュパネルの下方にあってエンジンルーム1の車両後方には、サスペンションフレーム7が配置されている。このサスペンションフレーム7も車体の一部であり、本実施形態のサスペンションフレーム7は車両幅方向に長手である。本実施形態では、パワーユニット4の車両後方下部をサスペンションフレーム7に連結して支持する。例えばペンデュラム方式のパワーユニット車体連結構造では、パワーユニット4の下部が車両前後方向に回転するように揺動する。この揺動を支持するために、パワーユニット4の車両後方下部をサスペンションフレーム7に連結して支持する。
本実施形態では、パワーユニット4の車両後方下部のサスペンションフレーム7への連結に2つのトルクロッドを使用する。2つのトルクロッドのうち、第1トルクロッド8は、パワーユニット4の車両幅方向中央部に配置されている。この第1トルクロッド8は、車両前方端部及び車両後方端部の夫々にゴムなどの弾性体からなる防振ブッシュを備えている。本実施形態では、第1トルクロッド8のうち、パワーユニット4に連結される車両前方防振ブッシュ29は小径、車体であるサスペンションフレーム7に連結される車両後方防振ブッシュ30は大径である。この第1トルクロッド8の車両前方防振ブッシュ29は、ブラケット11を介してパワーユニット4、具体的にはエンジン2のベルハウジング部に連結されている。一方、第1トルクロッド8の車両後方防振ブッシュ30は、サスペンションフレーム7を構成する上板と下板との間の袋部12に収納され、ボルトなどの固定具によって固定されている。
一方、第2トルクロッド13は、変速機3と反対側のエンジン2の端部近傍に配置されている。この第2トルクロッド13も、車両前方端部及び車両後方端部の夫々にゴムなどの弾性体からなる防振ブッシュを備えている。本実施形態では、第2トルクロッド13のうち、パワーユニット4に連結される車両前方防振ブッシュ9は小径、車体であるサスペンションフレーム7に連結される車両後方防振ブッシュ10は大径である。この第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9は、後述するトルクロッドブラケットを介してエンジン2に連結されている。一方、第2トルクロッド13の車両後方防振ブッシュ10は、サスペンションフレーム7から突出された2枚のブラケット14の間に収納され、ボルトなどの固定具によって固定されている。
エンジン2は、既存のエンジンと同様に、シリンダブロック5の下方にオイルパン6を連結して構成されている。また、エンジン2の車両前方に排気マニホールド15が配置され、その排気マニホールド15の下方に排気管16が連結されている。この排気管16は、エンジン2のオイルパン6の下方を通して車両後方向きに配置され、エンジン2の車両後方で上方に立ち上げられた後、更に車両後方向きに延長されている。そのため、例えば図5にも示すように、第2トルクロッド13は排気管16の近傍に配置されている。
本実施形態では、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9をエンジン2に連結するにあたり、エンジン2にトルクロッドブラケット17を取付け、このトルクロッドブラケット17に第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を連結する。トルクロッドブラケット17は、例えば図2に示すように、オイルパン6の車両前方及び車両下方の前方部を覆う前方ブラケット部材18と、オイルパン6の車両後方及び車両下方の広報部を覆う後方ブラケット部材19とを組合せてなる。そして、前方ブラケット部材18及び後方ブラケット部材19をエンジン2及びオイルパン6に取付けることで、トルクロッドブラケット17全体でオイルパン6の車両前方及び車両下方及び車両後方を囲う形状とした。なお、前方ブラケット部材18の車両前方側壁面には、図3に示すように、前方開口部20が形成されており、前方ブラケット部材18及び後方ブラケット部材19の車両下方側壁面にも、図示しない下方開口部が形成されている。また、トルクロッドブラケット17の車両下方側壁面とオイルパン6との間には隙間がある。
第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9は、このトルクロッドブラケット17の後方ブラケット部材19の車両後方側壁面に連結されている。第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の中央穴には鍛造シャフト21が挿入されている。鍛造シャフト21の軸方向両端部には、鍛造によって平板取付部22が形成されており、各平板取付部22の中央部には貫通穴が形成されている。一方、トルクロッドブラケット17を構成する後方ブラケット部材19の車両後方側壁面には、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を差し込む後方開口部24が形成されていると共に、その車両幅方向両端部にはねじ穴が設けられている。そこで、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の車両前方端部をトルクロッドブラケット17の後方ブラケット部材19の後方開口部24に挿入し、鍛造シャフト21の平板取付部22を後方ブラケット部材19の車両後方側壁面にあてがう。その状態で、各平板取付部22の貫通穴にボルトなどのねじ具23を差込み、後方ブラケット部材19のねじ穴にねじ具23を締め付けて鍛造シャフト21を後方ブラケット部材19に固定する。これにより、車両前方防振ブッシュ9の一部がトルクロッドブラケット17の後方開口部24に挿入された状態で第2トルクロッド13がトルクロッドブラケット17、即ちエンジン2に連結される。このとき、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9はオイルパン6よりも車両下方に位置し、従って車両前方防振ブッシュ9の一部が差し込まれる後方開口部24のオイルパン6よりも車両下方に設けられている。
本実施形態では、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の前方のトルクロッドブラケット17の車両後方側壁面に後方開口部24が形成されている。そのため、車両の走行時には走行風が車両前方防振ブッシュ9を含む第2トルクロッド13に当たって第2トルクロッド13が冷却される。しかも、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9及び後方開口部24は、車両前方に位置するオイルパン6よりも車両下方に位置しているため、走行風が妨げられにくい。更に、トルクロッドブラケット17の車両下方側壁面とオイルパン6との間には隙間があり、トルクロッドブラケット17を構成する前方ブラケット部材18の車両前方側壁面には前方開口部20が形成されている。そのため、トルクロッドブラケット17とオイルパン6との間には、前方開口部20から後方開口部24まで連続する導風路25が形成され、この導風路25を通じて走行風が後方開口部24から車両前方防振ブッシュ9を含む第2トルクロッド13に当たり、積極的に冷却することができる。また、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の一部を後方開口部24に挿入することで、当該車両前方防振ブッシュ9の一部はトルクロッドブラケット17の車両後方側壁面よりもエンジン2側に位置する。従って、トルクロッドブラケット17が遮熱板となり、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の一部が排気管16から遮蔽され、第2トルクロッド13の冷却性能を確保することができる。
このように本実施形態の車両のパワーユニット連結構造では、第2トルクロッド13の車両前方(パワーユニット側)防振ブッシュ9をエンジン2のオイルパン6より下方に配置することで、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を車両前面視でエンジン2の外形より外側に露出する。また、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の前方のトルクロッドブラケット17の車両後方側壁面に後方開口部24を設けることで、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9に後方開口部24から走行風を当てて冷却することができる。従って、部品点数やコストを増加することなく、第2トルクロッド13の冷却性能を確保することができる。
また、トルクロッドブラケット17の車両前方側壁面から後方開口部24まで連続する導風路25を設けたことにより、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9に積極的に走行風を当てて冷却することができる。
また、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を後方開口部24に挿入し、車両前方防振ブッシュ9の一部をトルクロッドブラケット17の車両後方側壁面よりもエンジン2側に位置する。これにより、第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9の一部がトルクロッドブラケット17によって排気管16から遮蔽され、第2トルクロッド13の冷却性能を確保することができる。
次に、本発明の車両のパワーユニット連結構造の第2実施形態について説明する。本実施形態のパワーユニット連結構造は、前記第1実施形態のパワーユニット連結構造に類似しており、同様の構成も多い。そこで、同等の構成には同等の符号を付して、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、トルクロッドブラケット17の後方ブラケット部材19に形成された後方開口部24の車両幅方向両側に防振ブッシュ保持部28を設け、それらの防振ブッシュ保持部28で第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を挟んで固定する。この防振ブッシュ保持部28は、後方開口部24の車両幅方向両側でトルクロッドブラケット17を構成する後方ブラケット部材19の車両後方側壁面に接する平板状の固定板26と、その固定板26の後方開口部24側車両幅方向端部から車両後方に突出された平板状の側板部27とからなる。側板部27には貫通穴が形成されており、2つの防振ブッシュ保持部28の側板部27間に第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9を差し込んだ後、側板部27の貫通穴及び第2トルクロッド13の車両前方防振ブッシュ9に形成された貫通穴にボルトなどの締結具39を差し込んで両者を締結する。
また、防振ブッシュ保持部28は、後方開口部24の上下方向長さ以上の上下方向長さを有する。このようにすることで、後方開口部24を通過した走行風が拡散してしまうのを防止したり、或いは拡散しようとする走行風を集めたりして車両前方防振ブッシュ9を含む第2トルクロッド13に走行風を積極的に当て、第2トルクロッド13を冷却することができる。
このように本実施形態の車両のパワーユニット連結構造では、後方開口部24の車両幅方向両側でトルクロッドブラケット17の車両後方側壁面に接する平板状の固定板26と、固定板26の後方開口部24側車両幅方向端部から車両後方に突出された平板状の側板部27とで防振ブッシュ保持部28を構成する。そして、この防振ブッシュ保持部28で第2トルクロッド13の車両前方(パワーユニット側)防振ブッシュ9を挟み込んで固定し、防振ブッシュ保持部28の上下方向長さを後方開口部24の上下方向長さ以上とする。これにより、後方開口部24を通過した走行風を防振ブッシュ保持部28の側板部27によって逃さずに集め、第2トルクロッド13により多くの走行風を当てて冷却する。合わせて、防振ブッシュ保持部28の側板部27によって車両前方防振ブッシュ9を排気管16から遮熱することができ、第2トルクロッド13の冷却性能を確保することができる。
1はエンジンルーム
2はエンジン
3は変速機
4はパワーユニット
5はシリンダブロック
6はオイルパン
7はサスペンションフレーム
8は第1トルクロッド
9は車両前方防振ブッシュ(パワーユニット側防振ブッシュ)
10は車両後方防振ブッシュ
11はブラケット
12は袋部
13は第2トルクロッド(トルクロッド)
14はブラケット
15は排気マニホールド
16は排気管
17はトルクロッドブラケット
18は前方ブラケット部材
19は後方ブラケット部材
20は前方開口部
21は鍛造シャフト
22は平板取付部
23はねじ具
24は後方開口部
25は導風路
26は固定板
27は側板部
28は防振ブッシュ保持部
29は車両前方防振ブッシュ
30は車両後方防振ブッシュ
39は締結具

Claims (4)

  1. エンジンルーム内に搭載されたパワーユニットの下部を車体に連結する車両のパワーユニット連結構造において、
    前記パワーユニットを構成し、シリンダブロックの下側にオイルパンが連結され、クランク軸を車両左右方向に向けてエンジンルーム内の搭載されたエンジンと、
    前記パワーユニットを構成し、前記エンジンに連結された変速機と、
    前記エンジンに連結され、車両後方に向けて配置される排気管と、
    前記エンジンのオイルパンに取付けられ、前記オイルパンの車両前方及び車両下方及び車両後方を囲むトルクロッドブラケットと、
    前記排気管の近傍に配置され、両端部に防振ブッシュを有し、パワーユニット側の防振ブッシュが前記エンジンのオイルパンより下方で前記トルクロッドブラケットに連結され、車体側の防振ブッシュが車体に連結されるトルクロッドと、
    前記トルクロッドの前記パワーユニット側の防振ブッシュの前方で前記トルクロッドブラケットの車両後方側壁面に開口される開口部とを備えたことを特徴とする車両のパワーユニット連結構造。
  2. 前記トルクロッドブラケットの車両前方側壁面から前記開口部まで連続する導風路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両のパワーユニット連結構造。
  3. 前記トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュは前記開口部に挿入され、前記パワーユニット側防振ブッシュの一部は前記トルクロッドブラケットの車両後方側壁面よりもエンジン側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のパワーユニット連結構造。
  4. 前記開口部の車両幅方向両側で前記トルクロッドブラケットの車両後方側壁面に接する平板状の固定板と、前記固定板の開口部側車両幅方向端部から車両後方に突出された平板状の側板部とからなる防振ブッシュ保持部で前記トルクロッドのパワーユニット側防振ブッシュを挟み込んで固定し、
    前記防振ブッシュ保持部は、前記開口部の上下方向長さ以上の上下方向長さを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の車両のパワーユニット連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018119414A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 スズキ株式会社 排気熱回収装置

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