JP7392555B2 - エンジンのオイルクーラの振動低減構造 - Google Patents

エンジンのオイルクーラの振動低減構造 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンのオイルクーラの振動低減構造に関する。
特許文献1に開示のオイルフィルタ・オイルクーラ・ユニットは、エンジン本体の側壁部に取り付けられたブラケットに、オイルフィルタ及びオイルクーラが支持されている。
特開2005-48725号公報
上記特許文献1のように、オイルクーラ及びオイルフィルタを一つのブラケットで支持した場合、オイルクーラ及びオイルフィルタは、互いに略同位相で上下に振動することがある。この上下振動の振幅は、オイルフィルタよりも重いオイルクーラ側において、特に大きい。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、オイルクーラ及びオイルフィルタを一つのブラケットで支持したユニットにおいて、特にオイルクーラの上下振動を低減することにある。
本発明に係るエンジンのオイルクーラの振動低減構造は、オイルフィルタと、上記オイルフィルタよりも重いオイルクーラと、エンジン本体おける前後左右いずれかの壁部に取り付けられ、上記オイルクーラ及び上記オイルフィルタを支持するブラケットと、第1動吸振器と、を備え、上記ブラケットは、上記壁部に取り付けられ、水平方向のうち上記壁部に沿う方向である第1方向に延びる取付部と、上記取付部に交差した状態で接続し、上記壁部から離れる方向に延出する延出部と、を有し、上記延出部は、上記第1方向一方側において上記オイルクーラを支持する一方、上記第1方向他方側において上記オイルフィルタを支持しており、上記第1動吸振器は、上記延出部に固定された第1固定部と、重心が上記第1方向において上記オイルクーラに重なる位置に配置された第1質量部と、上記第1固定部と上記第1質量部とを連結する弾性を有する第1連結部と、を有する。
延出部に支持されたオイルクーラ及びオイルフィルタは、ブラケットにおける取付部と延出部との接続箇所を起点に、互いに略同位相で上下に振動する。この上下振動の振幅は、オイルフィルタよりも重いオイルクーラにおいて、特に大きい。したがって、オイルクーラの振動を低減することが特に要求される。
かかる構成によれば、第1動吸振器の第1質量部をオイルクーラ側に配置することによって、オイルクーラ及びオイルフィルタの上下振動とは逆位相の上下振動を、オイルクーラに付与することができる。これにより、振幅の大きなオイルクーラの上下振動を低減することができる。
一実施形態では、上記第1固定部の上記延出部に対する固定箇所は、上記オイルクーラ及び上記オイルフィルタ全体の重心よりも上記壁部から離れた側に位置する。
延出部に支持された物体の振動は、上下方向成分に加えて、第1方向に延びる中心軸回りの回転方向成分を含むことがある。当該回転方向成分における振動の振幅は、壁部から離れるに従い、大きくなる。
かかる構成によれば、第1動吸振器は、全体として、オイルクーラ及びオイルフィルタ全体の重心よりも、壁部から離れて位置する。すなわち、第1動吸振器全体の当該回転方向成分における振動の振幅は、オイルクーラ及びオイルフィルタの当該回転方向成分における振動の振幅よりも、大きくなる。これにより、第1質量部がオイルクーラに付与する当該回転方向成分における逆位相の振動の振幅を、より大きくすることができる。
一実施形態では、上記第1質量部の重心は、上記第1固定部よりも上記壁部から離れた側に位置する。
かかる構成によれば、第1固定部と延出部との固定箇所をこれ以上動かせない場合であっても、第1質量部の重心の位置を、さらに壁部から離れた側に位置付けることができる。
一実施形態では、上記延出部の表面には、凸部が設けられており、上記第1固定部は、上記凸部に固定されている。
かかる構成によれば、第1動吸振器のブラケットに対する取付剛性が弱まるので、第1質量部をより振動しやすくすることができる。
一実施形態では、上記延出部は、上記取付部における上記第1方向一方側又は他方側に偏心した位置に接続している。
オイルクーラの上下振動を低減するという観点からは、延出部を取付部における第1方向の中央部に接続して、延出部と取付部との接続剛性を高めることが有効である。しかし、通常、オイルクーラの位置及びオイルフィルタの位置は、エンジンの潤滑系統や冷却系統のレイアウトによって決定される。このため、オイルクーラ及びオイルフィルタを支持する延出部を、取付部における第1方向片側に偏心した位置に、接続せざるを得ない場合がある。この場合、オイルクーラは、延出部が取付部における第1方向中央部に接続された場合に比較して、振動しやしくなる。そこで、上記振動低減対策を施すことによって、延出部と取付部との接続箇所の偏心に起因するオイルクーラの振動のしやすさを緩和することができる。
一実施形態では、第2動吸振器をさらに備え、上記第2動吸振器は、上記延出部に固定された第2固定部と、重心が上記第1方向において上記オイルフィルタに重なる位置に配置された第2質量部と、上記第2固定部と上記第2質量部とを連結する弾性を有する第2連結部と、を有する。
オイルクーラとオイルフィルタとの質量アンバランスや延出部と取付部との接続箇所の偏心等によって、ブラケットにねじり振動等が発生する可能性がある。かかる構成によれば、オイルクーラ側に第1動吸振器を設けるのみならず、オイルフィルタ側に第2動吸振器を設けることによって、ブラケットに発生するねじり振動等を低減することが期待できる。
本発明によれば、オイルクーラ及びオイルフィルタを一つのブラケットで支持したユニットにおいて、特にオイルクーラの上下振動を低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジンを示す右側面図である。 図2は、図1におけるオイルクーラ・オイルフィルタ・ユニットを拡大して示す図である。 図3は、図2における第1動吸振器を拡大して示す図である。 図4は、オイルクーラ・オイルフィルタ・ユニットを示す上面図である。 図5は、オイルクーラ及び第1質量部の振動の第1の態様を示す図である。 図6は、オイルクーラ及び第1質量部の振動の第2の態様を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1に示すエンジン1は、複数のシリンダ(図示せず)が車両前後方向(図1における左右方向)に並ぶ縦置き多気筒エンジンであり、クランクシャフト(図示せず)の中心軸の延びる方向(クランク軸方向)が車両前後方向に一致する。
図1において、Xは後述する第1方向、Zは上下方向、θは当該第1方向に延びる中心軸回りの回転方向である。図4において、Yは後述する右側壁部2aから離れる方向である。
図1に示すように、シリンダブロック2の上部には、シリンダヘッド3が設けられている。なお、図1中、4はオイルパン、5はウォータポンプである。本明細書において、シリンダブロック2、シリンダヘッド3、及びオイルパン4をまとめて、「エンジン本体10」という。図示しないが、エンジン本体10の後側には、トランスミッションが配置されている。
エンジン1は、オイルフィルタ6を備える。オイルフィルタ6は、エンジン1の各部位を潤滑するエンジンオイルを、濾過する。
エンジン1は、オイルクーラ7を備える。オイルクーラ7は、エンジンオイルを、エンジン冷却液によって冷却する。オイルクーラ7は、オイルフィルタ6よりも重い。
図2に示すように、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6は、上側から見て略T字状(図4参照)のブラケット20に支持されており、オイルクーラ・オイルフィルタ・ユニットUを構成している。ブラケット20は、シリンダブロック2(エンジン本体10)の右側壁部2aに取り付けられている。
ブラケット20は、右側壁部2aに取り付けられた取付部21を有する。取付部21は、水平方向のうち右側壁部2aに沿う方向である第1方向に延びている。
本実施形態において、第1方向は、クランク軸方向に略一致する。以下、図における右側(車両前側)を第1方向一方側、図における左側(車両後側)を第1方向他方側という。
取付部21は、第1方向に長手の略台形板状に形成されている。取付部21は、シリンダブロック2の右側壁部2aに設けられた取付座2b(図4参照)に、ボルト22によって、締結されている。
ブラケット20は、取付部21に交差した状態で接続された延出部23を有する。具体的には、延出部23は、取付部21における第1方向他方側に偏心した位置Aに接続している(以下、「接続箇所A」という)。また、延出部23は、取付部21における上下方向下側の部分に接続している。
図2,4に示すように、延出部23は、右側壁部2aから離れる方向に延出している。また、延出部23は、下方向にも延出している。
延出部23は、第1方向一方側において、オイルクーラ7を支持する。具体的には、延出部23の第1方向一方側には、クーラ支持部24が設けられている。クーラ支持部24には、フランジ部24aが形成されている。オイルクーラ7は、そのフランジ部7aがフランジ部24aに接合された状態で、ボルト26によって締結されている。図4に示すように、クーラ支持部24(フランジ部24a)は、上側から見て、少し右側壁部2a側に傾いている。
一方、延出部23は、第1方向他方側において、オイルフィルタ6を支持している。具体的には、延出部23の第1方向他方側には、フィルタ支持部28が設けられている。フィルタ支持部28には、開口(図示せず)が形成されている。有底筒状のオイルフィルタ6は、当該開口に嵌め込まれている。
図示しないが、ブラケット20の内部には、エンジンオイルが流れるオイル流路と、冷却液が流れる冷却流路とが設けられている。具体的には、取付部21から延出部23に至る部分には、オイル流路として、シリンダブロック2の内部とオイルフィルタ6とを連通する上流路と、オイルフィルタ6とオイルクーラ7とを連通する中流路と、オイルクーラ7とシリンダブロック2の内部とを連通する下流路と、が設けられている。また、延出部23には、冷却流路として、オイルクーラ7とブラケット20の外部とを連通する流路が設けられている。
以下、エンジンのオイルクーラの振動低減構造について、詳細に説明する。図3に示すように、本実施形態に係るエンジン1は、第1動吸振器(ダイナミックダンパ)40を備える。第1動吸振器40は、バネ‐マス系で構成されており、第1方向に延在し且つ上下方向を厚み方向とする板バネ41と、板バネ41の先端部に設けられたブロック42と、を有する。
ブロック42は、第1動吸振器40の質量部を構成する(以下、「第1質量部42」という)。図3に示すように、第1質量部42は、その重心G1が第1方向においてオイルクーラ7に重なる位置に配置されている。
板バネ41は、弾性を有する。板バネ41の基端部41aは、第1動吸振器40の固定部を構成する(以下、「第1固定部41a」という)。第1固定部41aは、延出部23に固定されている。
具体的には、延出部23の上部の表面には、凸部として、上方に突出する略円柱状のボス部30が設けられている。第1固定部41aは、ボス部(凸部)30に固定されている。具体的には、ボス部30には、ねじ穴(図示せず)が設けられている。ボルト31を、第1固定部41aに設けられたボルト通し孔(図示せず)に通して、ボス部30のねじ穴に螺合している。これにより、第1固定部41aは、ボス部30に締結されている。なお、図3,4中、符号32は、第1固定部41aの第1方向における位置を位置決めする位置決め部である。
板バネ41の基端部(第1固定部)41aよりも第1方向一方側の部分は、第1動吸振器40の第1連結部41bを構成する(以下、「第1連結部41b」という)。第1連結部41bは、第1固定部41aと第1質量部42とを連結している。
図4に示すように、第1固定部41aの延出部23に対する固定箇所B(ボス部30)は、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6全体の重心位置G2よりも、右側壁部2aから離れた側(図4における下側)に位置する。
また、図4に示すように、板バネ41は、第1方向に真直に延びるのではなく、基端部(第1固定部)41a側から先端部(第1質量部)42側にかけて、第1方向一方側且つ右側壁部2aから離れる方向に、斜めに延びている。すなわち、第1質量部42の重心G1は、第1固定部41a(固定箇所B)よりも、右側壁部2aから離れた側(図4における下側)に位置する。
なお、第1動吸振器40の固有振動数は、オイルクーラ7の固有振動数近傍となることが好ましい。このためには、第1質量部42の質量、第1連結部41b(板バネ41)の曲げ剛性を、適宜設定すればよい。第1連結部41b(板バネ41)の曲げ剛性を設定するためには、第1連結部41bの長さ、ヤング率及び断面2次モーメントを、適宜設定すればよい。
以上の通り、エンジン1の駆動時等において、延出部23に支持されたオイルクーラ7及びオイルフィルタ6は、ブラケット20における取付部21と延出部23との接続箇所Aを起点に、互いに略同位相で上下に振動する。この上下振動の振幅は、図5,6に示すように、オイルフィルタ6よりも重いオイルクーラ7において、特に大きい。したがって、オイルクーラ7の振動を低減することが特に要求される。
本実施形態によれば、第1動吸振器40の第1質量部42をオイルクーラ7側に配置することによって、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6の上下振動とは逆位相の上下振動を、オイルクーラ7に付与することができる。具体的には、図5に示すように、オイルクーラ7が上方に移動するとき、第1質量部42は、オイルクーラ7の近傍(上側)において反対に下方に移動する。一方、図6に示すように、オイルクーラ7が下方に移動するとき、第1質量部42は、オイルクーラ7の近傍(上側)において反対に上方に移動する。これにより、振幅の大きなオイルクーラ7の上下振動を低減することができる。
以上、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6を一つのブラケット20で支持したユニットUにおいて、特にオイルクーラ7の上下振動を低減することができる。
延出部23に支持された物体(オイルクーラ7、オイルフィルタ6、及び第1動吸振器40)の振動は、上下方向(Z方向)成分に加えて、第1方向(X方向)に延びる中心軸回りの回転方向(θ方向)成分を含むことがある。当該回転方向(θ方向)成分における振動の振幅は、右側壁部2aから離れるに従い、大きくなる。
第1動吸振器40は、全体として、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6全体の重心G2よりも、右側壁部2aから離れて位置する。すなわち、第1動吸振器40全体の当該回転方向(θ方向)成分における振動の振幅は、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6の当該回転方向(θ方向)成分における振動の振幅よりも、大きくなる。これにより、第1質量部42がオイルクーラ7に付与する当該回転方向(θ方向)成分における逆位相の振動の振幅を、より大きくすることができる。
第1固定部41aと延出部23との固定箇所Bをこれ以上動かせない場合であっても、第1質量部42の重心G1の位置を、さらに右側壁部2aから離れた側に位置付けることができる。
第1固定部41aがボス部(凸部)30に固定されるので、第1動吸振器40のブラケット20に対する取付剛性が弱まり、第1質量部42をより振動しやすくすることができる。
オイルクーラ7の上下振動を低減するという観点からは、延出部23を取付部21における第1方向の中央部Cに接続して、延出部23と取付部21との接続剛性を高めることが有効である。しかし、通常、オイルクーラ7の位置及びオイルフィルタ6の位置は、エンジンの潤滑系統や冷却系統のレイアウトによって決定される。このため、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6を支持する延出部23を、取付部21における第1方向片側(例えば他方側)に偏心した位置Aに、接続せざるを得ない場合がある。この場合、オイルクーラ7は、延出部23が取付部21における第1方向中央部Cに接続された場合に比較して、振動しやしくなる。そこで、上記振動低減対策を施すことによって、延出部23と取付部21との接続箇所Aの偏心に起因するオイルクーラ7の振動のしやすさを緩和することができる。
以下、本実施形態の変形例について説明する。図3に二点鎖線で示すように、本変形例において、エンジン1は、第2動吸振器50をさらに備える。第2動吸振器50の基本構成は、第1動吸振器40とほとんど同じである。すなわち、第2動吸振器50は、延出部23に固定された第2固定部51aと、重心G3が第1方向においてオイルフィルタ6に重なる位置に配置された第2質量部52と、第2固定部51aと第2質量部52とを連結する弾性を有する第2連結部51bと、を有する。
オイルクーラ7とオイルフィルタ6との質量アンバランスや延出部23と取付部21との接続箇所Aの偏心等によって、ブラケット20にねじり振動等が発生する可能性がある。本変形例によれば、オイルクーラ7側に第1動吸振器40を設けるのみならず、オイルフィルタ6側に第2動吸振器50を設けることによって、ブラケット20に発生するねじり振動等を低減することが期待できる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
延出部23は、取付部21における第1方向他方側ではなく、一方側に偏心した位置に接続してもよい。また、延出部23は、取付部21における第1方向片側に偏心した位置ではなく、中央部Cに接続してもよい。
ブラケット20の形状は、略T字状に限定されず、例えば略L字状でもよい。延出部23が取付部21に交差した状態で接続し、右側壁部2aから離れる方向に延出するのであれば、いかなる構成でもよい。
ブラケット20の取付箇所は、シリンダブロック2の右側壁部2aに限定されない。ブラケット20は、エンジン本体10(シリンダブロック2、シリンダヘッド3、及びオイルパン4)における前後左右いずれかの壁部に、取り付けられればよい。
例えば、オイルクーラ7及びオイルフィルタ6を支持するブラケット20を2つ以上用意して、エンジン本体10における前後左右の壁部のうちの2つ以上の壁部に、当該ブラケット20を、1つずつ取り付けても差し支えない。
連結部は、板バネで構成されなくてもよい。連結部は、弾性を有するならば、いかなる部材で構成されてもよい。
エンジン1は、横置きエンジンでもよい。
本発明は、エンジンのオイルクーラの振動低減構造に適用できるので、極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
A 接続箇所
B 固定箇所
G1 重心
G2 重心
G3 重心
θ 回転方向成分
X 第1方向(クランク軸方向)
Y 右側壁部から離れる方向
Z 上下方向
1 エンジン
2 シリンダブロック
2a 右側壁部
3 シリンダヘッド
4 オイルパン
6 オイルフィルタ
7 オイルクーラ
10 エンジン本体
20 ブラケット
21 取付部
23 延出部
30 ボス部(凸部)
40 第1動吸振器
41 板バネ
41a 第1固定部(基端部)
41b 第1連結部
42 第1質量部(ブロック)
50 第2動吸振器
51a 第2固定部
51b 第2連結部
52 第2質量部

Claims (6)

  1. オイルフィルタと、
    前記オイルフィルタよりも重いオイルクーラと、
    エンジン本体おける前後左右いずれかの壁部に取り付けられ、前記オイルクーラ及び前記オイルフィルタを支持するブラケットと、
    第1動吸振器と、を備え、
    前記ブラケットは、
    前記壁部に取り付けられ、水平方向のうち該壁部に沿う方向である第1方向に延びる取付部と、
    前記取付部に交差した状態で接続し、前記壁部から離れる方向に延出する延出部と、を有し、
    前記延出部は、前記第1方向一方側において前記オイルクーラを支持する一方、該第1方向他方側において前記オイルフィルタを支持しており、
    前記第1動吸振器は、
    前記延出部に固定された第1固定部と、
    重心が前記第1方向において前記オイルクーラに重なる位置に配置された第1質量部と、
    前記第1固定部と前記第1質量部とを連結する弾性を有する第1連結部と、を有する、エンジンのオイルクーラの振動低減構造。
  2. 請求項1において、
    前記第1固定部の前記延出部に対する固定箇所は、前記オイルクーラ及び前記オイルフィルタ全体の重心よりも前記壁部から離れた側に位置する、エンジンのオイルクーラの振動低減構造。
  3. 請求項2において、
    前記第1質量部の重心は、前記第1固定部よりも前記壁部から離れた側に位置する、エンジンのオイルクーラの振動低減構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1つにおいて、
    前記延出部の表面には、凸部が設けられており、
    前記第1固定部は、前記凸部に固定されている、エンジンのオイルクーラの振動低減構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1つにおいて、
    前記延出部は、前記取付部における前記第1方向一方側又は他方側に偏心した位置に接続している、エンジンのオイルクーラの振動低減構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1つにおいて、
    第2動吸振器をさらに備え、
    前記第2動吸振器は、
    前記延出部に固定された第2固定部と、
    重心が前記第1方向において前記オイルフィルタに重なる位置に配置された第2質量部と、
    前記第2固定部と前記第2質量部とを連結する弾性を有する第2連結部と、を有する、エンジンのオイルクーラの振動低減構造。

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