JP2004271018A - 風向調整装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レジスタ1の前ブレード4は、一端にブレードアーム部44とロッドピン部45を形成する。前ブレード4に連結する連結ロッド6は、ロッド本体61から突出する可撓性の複数のアーム部62を備え、各アーム部62の先端には、ロッドピン部45を挿通するロッドピン挿通孔を形成する。各アーム部62は上段から下段に向かってその長さを短く形成する。操作ノブ8を回転させることによって、連結ロッド6を回転させるとともに、連結ロッド6のアーム部62に連結するロッドピン部45を前ブレード4の軸部を中心に回転させる。この際、上段の前ブレード4の振り角を大きくするために上段のアーム部62を撓ませる。
【選択図】図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両室内の風向きを調整する風向調整装置に関し、さらには、ケース意匠面が湾曲状に形成されている風向調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のごとく、車両の風向調整装置は、車両のインストルメントパネル内に配置されて空気の流路を形成するリテーナと、送風されてくる空気の風向を調整する複数の前ブレード及び奥ブレードとを備えて構成され、前ブレード・奥ブレードを上下・左右方向に自由に調整することによって車室内に送風する風向を調整するように構成されていた。
【0003】
従来の風向調整装置71において、図9に示すように、複数の前ブレード72が空気を車室内に送風する場合には、すべての前ブレード72が平行状態で同じ長さで形成された複数のアーム73を備えたブラケット74で連結して格納されている。そして前ブレード72はロッキングレバー75で連結されてリンク機構を構成していることから、1個のダイヤルノブを操作することによって、ロッキングレバー75を介してすべての前ブレード72が同時に開閉できるように構成されていた(特許文献1)。
【0004】
しかし、風向調整装置が、空気吹出し口部の意匠面を向上するために湾曲状に形成され、前ブレードが意匠面に沿って湾曲状に配置されているものであれば、特許文献1に示すような風向調整装置71では、すべての前ブレード72が同じ長さのアーム73に連結されて平行方向に配置して格納されていることによって、前ブレード72を閉じて空気を車室内に遮断する場合、一部の前ブレード72は、完全には閉じることができずに空気が一部の前ブレード72から漏れて送風されてしまうこととなり、機能上の不良となっていた。
【0005】
また、例えば、前ブレードを湾曲状に配置したものにおいて、車室内への送風を遮断する場合にすべての前ブレードを完全に閉じるように構成したものは、特許文献2に示されている風向調整装置が知られている。これによると、図10に示すように、風向調整装置81は、送風流路を形成するリテーナ82の前端面が湾曲状に形成されて、複数の前ブレード83を支持するピン取付け孔82aを湾曲状の前端面に沿って湾曲状に配置している。前ブレード83は、複数の前ブレード83を連結して同時に回動するために配置された連結ロッド84のピン挿通孔84aに第1のピン83aで連結するとともに第2のピン83bをリテーナ82のピン取付け孔82a内に挿通させている。
【0006】
この際、連結ロッド84のピン挿通孔84aは湾曲状に配置されているため、操作ノブ85を操作してすべての前ブレード83を閉じる際に、すべての前ブレード83が完全に閉じることができるように、連結ロッド84のピン挿通孔84aは、基準孔として形成された上段の孔を真円とし、下方に孔に向かうにしたがって、順に、長尺となるような長孔に形成するようにしていた。これによって、複数の前ブレード83は、基準となる上段の前ブレード83と、上段の前ブレード83から離れた位置にある下方の前ブレード83との回動角度のバラツキが生じても、下方の前ブレード83に対応する連結ロッド84のピン挿通孔84aの長孔で調整できることとなって、送風停止の場合においても、完全に閉じることができるようになっていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−70814号公報(4〜5頁、図3参照)
【特許文献2】
特許第3317292号公報(3〜4頁、図2参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の風向調整装置81は、連結ロッド84のピン挿通孔84aが、下方に向かって配置されるにしたがって長尺状の長孔に形成していることから、操作ノブ85の操作によって回動される各前ブレード83の回動角と、対応する連結ロッド84のピン挿通孔84aの長孔の長さを精密に管理しなければならず、部品製作時におけるコスト高になるとともに、前ブレード83の第1のピン83aが、連結ロッド84の長孔状のピン挿通孔84aに対して正確な位置に配置されていないと、送風遮断時に前ブレード83が完全には閉まりきらず作動不良となってしまう虞れがあった。
【0009】
本発明は上記の課題に鑑みて、廉価な費用で製作できるとともに、前ブレードを閉状態にする際にすべての前ブレードが確実に閉じることができるように構成した風向調整装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る風向調整装置は、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明では、送風流路を形成するリテーナと、送風流路の風向きを調整する複数の前ブレードと、前記リテーナの前方に配置する湾曲状のベゼルと、を備えて構成する風向調整装置であって、
前記前ブレードは、前記ベゼルに沿って湾曲状に配置されるとともに、複数の前ブレードを連結する連結ロッドを介して前記リテーナに支持され、
前記連結ロッドと、前記前ブレードとは可撓性手段を有して連結されることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項2記載の発明では、前記可撓性手段が、前記前ブレードと前記連結ロッドに突出して形成された可撓性のアーム部とを連結することによって構成され、負荷時に前記連結ロッドのアーム部が撓むことができるように形成されることを特徴としている。
【0012】
さらに請求項3記載の発明では、各前ブレードは、前記ベゼルの開口部を塞ぐ閉鎖位置に順に達するように構成され、前記ベゼルを閉鎖する位置に最後に達する前ブレードに連結される前記連結ロッドのアーム部を基準アーム部として、前記基準アーム部から離れるにしたがって順に前記アーム部の撓み量が大きくなることを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の発明による風向調整装置は、前ブレードと連結ロッドは可撓性手段によって連結されていることにより、車室内への送風の際には各前ブレードが平行状態に配置されて格納することによって、各前ブレード間から所定の方向に空気を送ることができ、車室内への送風を遮断する際、連結ロッドを介してリテーナに装着された複数の前ブレードは、操作ノブを操作することによってすべての前ブレードが吹出し口を塞ぐ方向に回動することとなるが、それぞれの前ブレードの可撓性手段は、操作ノブの操作による負荷の状態に合わせて撓むことができることから、各前ブレードの可撓性手段を各前ブレードの回動位置の状態により撓ますことによって、すべての前ブレードが吹出し口を完全に塞ぐ位置に調整することができる。
【0014】
従って、前ブレードの開状態では、前ブレードはすべて平行に配置されていることから、送風される空気はバラツキがなく所定の方向に送風でき、また前ブレード閉状態においては、各前ブレードの可撓性手段を撓ますことによってすべての前ブレードで吹出し口を完全に塞ぐことができることから送風漏れを起こすことなく品質を向上することができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明に示すように、請求項1記載の発明による可撓性手段が、前ブレードから突出したそれぞれのアーム部を撓ませることによって、負荷に応じた撓み量をそれぞれの前記前ブレードのアーム部に付与することができて、完全な閉状態を構成することが可能となり請求項1の発明の効果を達成することができる。
【0016】
さらに、請求項3記載の発明のように、各前ブレードは順にベゼルの開口部を塞ぐように閉鎖する位置に達し、最後に閉鎖する位置に達する基準アーム部から離れた位置にある連結ロッドのアーム部に向かって順に撓み量が大きくなることから、つまり、最初に閉鎖する位置に達した前ブレードに連結されたアーム部は、操作ノブの回転により撓み、操作ノブの更なる回転により順に撓むこととなって、基準アーム部に連結する前ブレードが閉鎖する位置に到達するまで回転ノブで回転調整することができる。従って、ベゼルが湾曲状に形成されていても、ベゼルの開口部を完全に閉鎖することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明にあたっては、風向調整装置の送風方向の流出側、つまり前ブレードを配置する側を前部とし、送風方向における流入側、つまり前ブレードと反対側の方向を後部という。実施形態の風向調整装置(以下、レジスタという。)1は、図1に示すように、前部および後部を開口して角筒状に形成されるリテーナ2と、リテーナ2の前部に内嵌して前ブレードを支持するケース体となるベゼル3と、ベゼル3の開口部内に水平方向に配置する複数の前ブレード4と、前ブレード4の後方に垂直方向に配置する複数の奥ブレード5と、を備えて構成されている。
【0018】
リテーナ2は、後部の開口部を入口部21とし前部の開口部を出口部22として形成して、レジスタ1の後方から流入する空気を入口部21から出口部22に向かって送風案内するための流路を形成するものであり、硬質の樹脂材で形成されている。リテーナ2の出口部22の周りの側壁部23・24は湾曲状に形成され、一方の壁部23には前ブレード4を回動可能に支持する複数の孔部25が、他方の壁部24には複数のスリット溝部26が形成されている。孔部25とスリット溝部26とは、いずれも側壁部23・24の湾曲面に沿って湾曲状に配置するように形成されている。
【0019】
一方、リテーナ2の一方の側壁部24の外壁部には前ブレード4を回動可能に操作する操作ノブ8を装着する操作台7が配置され、操作台7とリテーナ2の側壁部24との間に後述の連結ロッド6を収納する。
【0020】
なお、リテーナ2の出口部22周りの上下壁部には奥ブレード5を回動可能に支持する複数の長溝が形成されている。
【0021】
前ブレード4は、図2に示すように、羽部41と羽部41の両側に形成される軸部42・43とを備え、一方の軸部43には軸部43先端から、軸部43の軸心に対して直交する方向に延設するブレードアーム部44を形成し、ブレードアーム部44の先端に軸部43と反対の方向に突出するロッドピン部45を形成している。
【0022】
一方、リテーナ2の壁部24と操作台7の間には、前述のように、前ブレード4のブレードアーム部44と連結可能な樹脂製の材料で形成された連結ロッド6が配置されている。
【0023】
連結ロッド6は、図2〜3に示すように、湾曲状に配置された各前ブレード4に沿って湾曲状となすロッド本体61とロッド本体61から突出する複数のアーム部62と、ロッド本体61のアーム部62側と反対の側の中央部から突出して配置される突起部63とを有して形成されている。
【0024】
アーム部62は、細長状に形成されるとともに先端部に円板状ボス部64を形成し、ボス部64には前ブレード4のロッドピン部45を挿通するロッドピン挿通孔65が形成されている。細長状に形成された各アーム部62は、すべて同じ長さに形成されるとともに、樹脂製の材料で形成されることによって可撓性を有して形成されている。
【0025】
なお、最下段のアーム部62aは、後述のように、連結される最下段の前ブレード4がベゼル3の開口部を塞ぐ位置に最後に達することから基準アーム部62aとして形成される。従って、基準アーム部62aは他のアーム部62と比べて厚幅に形成されて撓み量を極めて少なく形成している。
【0026】
連結ロッド6の突起部63には、長溝66が形成され、図1に示すように、操作ノブ8のリブ部の一箇所に取り付けられたピン8aが、操作台7に形成された三日月状のスリット溝7aを挿通して、連結ロッド6の長溝66に取り付けられる。これによって、連結ロッド6は操作ノブ8を回動することによって、回動されてすべての前ブレード4を同時に回動することとなる。
【0027】
奥ブレードは、図1に示すように、リテーナ2の上下壁部の長溝に軸部を挿通した後、上連結ロッド10と下プレート11によって回動可能に支持されることとなる。なお、奥ブレード5は、ベゼル3に装着された操作ノブ12によって回動されると、上連結ロッド10によってすべての奥ブレード5が同時に回動される。
【0028】
ベゼル3は、硬質の樹脂材で形成されてリテーナ2の出口部22に設けられ、中央部に開口部を有して送風案内するとともに意匠面を特徴づけるために前方側に突出する湾曲状に形成されている。ベゼル3の湾曲面は、下部に対して上部が水平方向に対して接線方向の傾斜角度を小さく形成していることから、複数の前ブレード4が回転してベゼル3の開口部を塞ぐ際、上方の前ブレードから順にベゼル3の開口部を塞ぐ位置に達することになる。そしてベゼル3はリテーナ2の出口部22の周りに装着されている。
【0029】
次に、上記のように構成されたレジスタ1の作用について図1及び図4〜6に基づいて説明する。
【0030】
まず、リテーナ2に奥ブレード5を組み込んだ後、前ブレード4を取り付ける。この際、前ブレード4の一方の軸部42を湾曲状に配置した孔部25に挿通し、他方の軸部43をスリット溝部26に挿入する。そして、操作台7とリテーナ2の側壁部24との間に連結ロッド6を収納して、リテーナ2のスリット溝部26から突出した前ブレード4のブレードアーム部44先端のロッドピン部45を、連結ロッド6のロッドピン挿通孔65にそれぞれ挿入する。
【0031】
一方、連結ロッド6の突起部63側には、操作台7に支持された操作ノブ8のピン8aが、操作台7に形成されたスリット溝7aを挿通して、連結ロッド6の取付け孔66に挿入されている。
【0032】
前ブレード4がリテーナ2に装着された状態では、図4に示すように、連結ロッド6の各アーム部62は平行状態に配置されるとともに、図4の状態においては、各アーム部62に連結された前ブレード4のブレードアーム部44が所定の角度を有して上方に傾斜するように配置され、前ブレード4の羽部41は、略水平状態に位置して開放され、リテーナ2の入口部21から送風された空気を車室内に送風可能としている。
【0033】
前ブレード4の羽部41を閉じるために操作ノブ8を、図4中、時計方向に回転すると、操作ノブ8のピン8aが操作台7に形成された三日月状のスリット溝7aに沿って上方に向かって移動する。すると、連結ロッド6は、ロッド本体61・アーム部62・前ブレード4が平行リンク機構を構成していることから、アーム部62を平行状態に保ったまま上方に移動する。この際、操作ノブ8のピン8aは、連結ロッド6の上方移動に伴って連結ロッド6の突起部63に形成された長溝66内を図4中右方に移動する。
【0034】
連結ロッド6の上方移動によって、前ブレード4のブレードアーム部44と連結ロッド6のアーム部62を連結しているロッドピン部45は、同時に前ブレード4の軸部42・43を中心に時計方向に回転し、図5に示すように、前ブレード4の羽部41を軸部42・43を中心に時計方向に回転させる。
【0035】
この際、最上段の前ブレード4の羽部41は、前ブレード4とベゼル3の内壁面との距離が短いことから、他の前ブレードより速くベゼル3の内壁面に到達して閉鎖位置となりベゼル3の開口部を塞ぐ。従って、図5の状態では、操作ノブ8の回転により、上段の前ブレード4の羽部41がベゼル3の開口部を塞ぐものの、下方の前ブレード4に向かうにしたがってベゼル3との距離が大きくなることから、ベゼル3の開口部を塞ぐことができない状態にある。
【0036】
操作ノブ8をさらに回転すると、図6に示すように、連結ロッド6はさらに上方に向かって平行移動し、ロッドピン部45を時計方向に回転させる。この際、上段の前ブレード4は、羽部41がベゼル3の開口部を閉鎖する位置に達していることから、アーム部62にかかる負荷に対抗して連結ロッド6のアーム部62を撓ませることとなる。このように、操作ノブ8の更なる回転により、上段のアーム部62から下方に配置されたアーム部62に向かうにしたがって、順にアーム部62が撓むことになる。そして最下段のアーム部62aに対応する前ブレード4の羽部41が、ベゼル3の開口部を塞ぐ位置、つまり閉鎖する位置に到達することによって操作ノブ8の回転を停止することとなる。
【0037】
これによって、リテーナ2の出口部22は、前ブレード4によって完全に閉状態を形成することができ、出口部22からの空気の漏れはなくなる。
【0038】
上述のように、実施形態のレジスタ1では、前ブレード4に連結してすべての前ブレード4を同時に回動する連結ロッド6に、前ブレード4のブレードアーム部44と連結するアーム部62を細長状に形成して可撓性を有して形成することから、順にベゼル3の開口部を塞ぐ前ブレード4のうち、最下段の基準アーム62aが、ベゼル3の開口部を塞ぐ位置に達するまで操作ノブ8を回転させることができる。
【0039】
つまり、ベゼル3の開口部を塞いでいる上段側のアーム部62にかかる負荷をアーム部62の撓みで吸収することができ、最後の基準アーム部62aがベゼル3の開口部を完全塞ぐ位置まで操作ノブ8を回転することができることから、すべての前ブレード4がベゼル3の開口部すなわちリテーナ2の出口部22を塞ぐことができて、完全な閉状態を形成することができ品質を向上することができる。
【0040】
なお、本発明の風向調整装置は、上記の形態に限定することなく、例えば、図7に示すような連結ロッド6Aを好適に使用することができる。つまり、連結ロッド6Aのロッド本体61Aから突出するアーム部62Aを、上段のアーム部62から下段のアーム部62Aに向かうにしたがって、その厚みを順に厚くするとともにその長さを順に短く形成する。これによって、上段のアーム部62Aを撓みやすくして、上段の前ブレードの回転をより大きくして、完全な閉状態を形成することができる。
【0041】
さらに、別の形態の連結ロッド6Bは、図8に示すように、上段側のアーム部62Bから下段側のアーム部62Bに向かうにしたがって、そのアーム長さを短く形成するようにしてもよい。この形態のアーム部62Bは、基準アーム部となる最下段のアーム部62Bを除いてすべて同じ厚みに形成されている。これによって、上段のアーム部62Bを撓みやすくして、ベゼル3の開口部を塞ぐ位置に達した前ブレード4から順にアーム部62Bを撓ませるようにして、すべての前ブレードでベゼル3の開口部を完全に塞ぐことができる。
【0042】
また、連結ロッドは樹脂製の材料でなくても、アーム部が可撓性を有するように形成されていれば、例えば、金属製の材料や弾性体で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるレジスタを示す分解斜視図である。
【図2】図1のレジスタにおける前ブレードと連結ロッドを示す分解斜視図である。
【図3】図1のレジスタにおける連結ロッドを示す正面図である。
【図4】図1のレジスタの連結ロッドの作用を示す断面図である。
【図5】図1のレジスタの連結ロッドの作用を示す断面図である。
【図6】図1のレジスタの連結ロッドの作用を示す断面図である。
【図7】別の形態の連結ロッドを示す正面図である。
【図8】さらに別の形態の連結ロッドを示す正面図である。
【図9】従来のレジスタにおける前ブレードの回動駆動装置を示す断面図である。
【図10】従来の別の形態のレジスタを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 レジスタ
2 リテーナ
3 ベゼル
4 前ブレード
5 奥ブレード
8 操作ノブ
41 羽部
44 ブレードアーム部
45 ロッドピン部
61 ロッド本体
62 アーム部
63 突起部
65 ロッドピン挿通孔
Claims (3)
- 送風流路を形成するリテーナと、送風流路の風向きを調整する複数の前ブレードと、前記リテーナの前方に配置する湾曲状のベゼルと、を備えて構成する風向調整装置であって、
前記前ブレードは、前記ベゼルに沿って湾曲状に配置されるとともに、複数の前ブレードを連結する連結ロッドを介して前記リテーナに支持され、
前記連結ロッドと、前記前ブレードとは可撓性手段を有して連結されることを特徴とする風向調整装置。 - 前記可撓性手段が、前記前ブレードと、前記連結ロッドに突出して形成された可撓性のアーム部と、を連結することによって構成され、負荷時に前記連結ロッドのアーム部が撓むことができるように形成されることを特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
- 各前ブレードは、前記ベゼルの開口部を塞ぐ閉鎖位置に順に達するように構成され、前記ベゼルを閉鎖する位置に最後に達する前ブレードに連結される前記連結ロッドのアーム部を基準アーム部として、前記基準アーム部から離れるにしたがって順に前記アーム部の撓み量が大きくなることを特徴とする請求項2記載の風向調整装置。
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