JP2004267832A - 機能液充填装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

機能液充填装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、検出手段の検出子を機能液に直接接触させることで、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を正確に充填することができる機能液充填装置およびこれを備えた液滴吐出装置等を提供することを課題とする。
【解決手段】機能液タンク231内の機能液を、これに接続した機能液滴吐出ヘッド31を経て機能液滴吐出ヘッド31に接合したヘッドキャップ102側に通液する通液手段と、通液した機能液がヘッドキャップ102に達したことを検出する検出手段161と、検出手段161の検出結果に基づいて、通液手段の駆動を停止させる制御手段6と、を備え、検出手段161は、ヘッドキャップ102内および/または廃液管路内252に配設した水晶発振子301と、水晶発振子301の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器303と、を有していることを特徴とする。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能液タンク内の機能液を、機能液滴吐出ヘッドを経てヘッドキャップ側に通液することにより、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタ(液滴吐出装置)のインクジェットヘッド(機能液滴吐出ヘッド)は、微小なインク滴(液滴)をドット状に精度良く吐出できることから、各種製品の製造分野への応用が期待されており、機能液滴吐出ヘッドに特殊なインクや感光性の樹脂液等の機能液を導入し、基板等のワークに対して機能液滴を精度良く吐出させる液滴吐出装置が考えられている。そして、装置の新設当初や、新たな機能液滴吐出ヘッドを導入した場合などには、ヘッドキャップを機能液滴吐出ヘッドに接合させてヘッドキャップに接続した吸引手段(吸引ポンプ)を駆動させる方法や、機能液タンクに接続された加圧送液手段を駆動させる方法などによりヘッド内流路に機能液を充填している。
【0003】
例えば、吸引ポンプを用いる方法では、吸引ポンプを駆動し、機能液タンクから機能液滴吐出ヘッドおよびヘッドキャップを介して機能液を吸引し、ヘッドキャップの下流側直近に設けた検出手段により機能液を検出して、吸引ポンプを停止させるようにしている。この場合、検出手段として、ヘッドキャップの下流側に連なる透明導管の途中にフォトセンサーを設けて、フォトセンサーにより透明導管内を通過する機能液を外部から検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−99592号公報(第2−3頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなフォトセンサー等の光学的な検出手段では、光を透過する部材の管路内面に乾燥した機能液がこびりついていたり、管路外面にゴミなどが付着していると、誤作動が生じ、検出の信頼性が劣るという問題がある。
【0006】
本発明は、検出手段の検出子を機能液に直接接触させることで、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を正確に充填することができる機能液充填装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の機能液充填装置は、機能液タンクに接続した機能液滴吐出ヘッドに、廃液管路に連なるヘッドキャップを接合し、機能液タンク内の機能液を、機能液滴吐出ヘッドを経てヘッドキャップ側に通液することにより、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置であって、機能液タンク内の機能液を、機能液滴吐出ヘッドを経てヘッドキャップ側に通液する通液手段と、通液した機能液がヘッドキャップに達したことを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて、通液手段の駆動を停止させる制御手段と、を備え、検出手段は、ヘッドキャップ内および/または廃液管路内に配設した水晶発振子と、水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器と、を有していることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、通液手段により通液を開始すると、機能液タンク内の機能液は、機能液滴吐出ヘッドを経てヘッドキャップ側に流れ、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に充填される。一方、通液した機能液がヘッドキャップに達し、ヘッドキャップ内および/または廃液管路内に配設した検出手段の水晶発振子が機能液に接すると、検出手段の検出器が、水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する。そして、この検出結果に基づいて、制御手段は、通液手段の駆動を停止させる。このように、機能液がヘッドキャップに達したことを、ヘッドキャップ内および/または廃液管路内に配設した水晶発振子で検出するようにしているため、機能液を無駄に消費することがない。また、ヘッドキャップ内および/または廃液管路内において、水晶発振子を機能液と直接接触させるようにしているため、従来の光学的な検出手段のように光を透過する部材の内面に乾燥した機能液がこびりついたりすることによって検出結果が左右されることなく、機能液がヘッドキャップに達したことを正確に検出することができる。
【0009】
この場合、制御手段は、検出手段による検出動作を開始した後、検出器の「有」信号が所定の時間継続したときに、通液手段の駆動を停止させることが好ましい。
【0010】
またこの場合、制御手段は、通液手段の駆動を停止させる停止信号の出力を、所定の時間遅延させる遅延手段を、有していることが好ましい。
【0011】
これらの構成によれば、ヘッドキャップに達した機能液が、気泡を含んでいても、ヘッド内流路から気泡を排出するに十分な時間が経過した後、制御動作を開始して通液手段の駆動を停止するので、機能液タンクから機能液滴吐出ヘッドに至る機能液の流路の気泡をヘッド内流路から確実に排出させることができる。
【0012】
これらの場合、制御手段は、検出手段による検出動作を開始した後、検出器の「有」信号が所定の時間継続しないときに、その旨報知する報知手段を、有していることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、検出器の「有」信号が所定の時間継続しないときには、何らかの原因で気泡の排出が不十分である判断できるため、異常を報知してオペレータに注意を喚起する。
【0014】
これらの場合、通液手段は、機能液タンクに接続され機能液タンク内の機能液を加圧送液する加圧送液手段であることが好ましい。
【0015】
この構成によれば、加圧送液手段により機能液滴吐出ヘッドに接続された機能液タンクを加圧することで、機能液を機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に充填することができる。
【0016】
同様に、通液手段は、廃液管路を介して機能液タンク内の機能液を吸引する吸引手段であることが好ましい。
【0017】
この構成によれば、吸引手段によりヘッドキャップを介して機能液を機能液タンクから吸引することで、機能液を機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に充填することができる。
【0018】
一方、本発明の他の機能液充填装置は、複数の供給管路を介して機能液タンクにそれぞれ接続した複数の機能液滴吐出ヘッドに、複数の廃液管路にそれぞれ連なる複数のヘッドキャップを接合し、機能液タンク内の機能液を、複数の機能液滴吐出ヘッドを経て複数のヘッドキャップ側に送液することにより、各機能液滴吐出ヘッドの各ヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置において、機能液タンクに接続され、機能液タンク内の機能液を加圧送液する加圧送液手段と、複数の供給管路にそれぞれ介設された複数の管路閉塞手段と、送液した機能液が複数のヘッドキャップに達したことをそれぞれ検出する複数の検出手段と、複数の検出手段の検出結果に基づいて、機能液が達したヘッドキャップ順にヘッドキャップに対応する管路閉塞手段を閉塞動作させる制御手段と、を備え、各検出手段は、ヘッドキャップ内および/または廃液管路内に配設した水晶発振子と、水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器とを有していることを特徴とする。
【0019】
同様に、本発明の他の機能液充填装置は、複数の供給管路を介して機能液タンクにそれぞれ接続した複数の機能液滴吐出ヘッドに、複数の廃液管路にそれぞれ連なる複数のヘッドキャップを接合し、機能液タンク内の機能液を、複数の機能液滴吐出ヘッドを経て複数のヘッドキャップ側に吸引することにより、各機能液滴吐出ヘッドの各ヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置において、廃液管路を介して機能液タンク内の機能液を吸引する吸引手段と、複数の廃液管路にそれぞれ介設された複数の管路閉塞手段と、吸引した機能液が複数のヘッドキャップに達したことをそれぞれ検出する複数の検出手段と、複数の検出手段の検出結果に基づいて、機能液が達したヘッドキャップ順にヘッドキャップに対応する管路閉塞手段を閉塞動作させる制御手段と、を備え、各検出手段は、ヘッドキャップ内および/または廃液管路内に配設した水晶発振子と、水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器とを有していることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、制御手段が、複数の検出手段の検出結果に基づいて、機能液が達したヘッドキャップ順にヘッドキャップに対応する管路閉塞手段を閉塞動作させるため、例えば単一の加圧送液手段或いは単一の吸引手段を用いても、各機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を正確に充填することができ、且つ機能液を無駄に消費することがない。この場合、検出手段は、各ヘッドキャップ内および/または廃液管路内に配設した水晶発振子が機能液と直接接触することにより、光学的な検出手段のように光を透過する部材の内面に乾燥した機能液がこびりついたりすることによって検出結果が左右されることなく、機能液がヘッドキャップ内に達したことをキャップ毎に精度良く検出することができる。
【0021】
これらの場合、制御手段は、各検出手段による検出動作を開始した後、検出器の「有」信号が所定の時間継続したときに、各管路閉塞手段を閉塞動作させることが好ましい。
【0022】
またこの場合、制御手段は、各管路閉塞手段を閉塞動作させる閉塞信号の出力を、所定の時間遅延させる遅延手段を、有していることが好ましい。
【0023】
これらの構成によれば、気泡の存在により検出器の「有」信号が断続的に出力される段階では管路閉塞手段を閉塞動作しない。すなわち、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路から気泡を排出するに十分な時間が経過した後、制御動作を開始して閉塞手段を閉塞動作するので、気泡をヘッド内流路から確実に排出させることができる。
【0024】
これらの場合、制御手段は、各検出手段による検出動作を開始した後、検出器の「有」信号が所定の時間継続しないときに、その旨報知する報知手段を、有していることが好ましい。
【0025】
この構成によれば、検出手段による検出動作を開始した後所定の時間を経過しても機能液がヘッドキャップ内に達しない場合には、何らかの異常が発生していると考えられるので、これを報知するようにする。
【0026】
これらの場合、機能液タンクに接続され、機能液タンクから廃液管路に至る機能液の全流路に洗浄液を通液して、全流路を洗浄する洗浄液供給手段を、さらに備えることが好ましい。
【0027】
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドの交換時や機能液の交換時等において、洗浄液供給手段により、機能液タンクから廃液管路に至る機能液の全流路内に洗浄液を通液して、これを洗浄することができる。このため、上記の全流路において、機能液のこびりつき等を防止することができるだけでなく、機能液に直接接触する水晶発振子を適宜洗浄することができ、誤検出を防止することができる。
【0028】
本発明の液滴吐出装置は、上記した機能液充填装置と、ワークに対し機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液滴を吐出させ、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成する描画装置と、を備えたことを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を適切に充填できると共に、機能液充填時に消費する機能液を削減できる機能液充填装置を備えているので、液滴吐出装置のランニングコストを削減することができる。
【0030】
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
【0031】
また、本発明の電気光学装置は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、ワークに対し機能液の多彩な吐出を可能とする液滴吐出装置を用いて製造されるため、電気光学装置自体を効率よく製造することが可能となる。なお、電気光学装置(デバイス)としては、液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
【0033】
本発明の電子機器は、上記した電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または上記した電気光学装置を搭載したことを特徴とする。
【0034】
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明を適用した液滴吐出装置1の外観斜視図、図2は、本発明を適用した液滴吐出装置1の正面図、図3は、本発明を適用した液滴吐出装置1の右側面図である。詳細は後述するが、この液滴吐出装置1は、特殊なインクや発光性の樹脂液等の機能液を機能液滴吐出ヘッド31に導入して、基板等のワークWに機能液滴による成膜部を形成するものである。
【0036】
図1ないし図3に示すように、液滴吐出装置1は、機能液を吐出するための吐出手段2(描画手段)と、吐出手段2のメンテナンスを行うメンテナンス手段3と、吐出手段2に機能液を供給すると共に不要となった機能液を回収する機能液供給回収手段4と、各手段を駆動・制御するための圧縮エアーを供給するエアー供給手段5(加圧送液手段)と、を備えている。そして、これらの各手段は、制御手段6により、相互に関連付けられて制御されている。図示は省略したが、この他にも、ワークWの位置を認識するワーク認識カメラや、吐出手段2のヘッドユニット21(後述する)の位置確認を行うヘッド認識カメラ、各種インジケータ等の付帯装置が設けられており、これらも制御手段6によりコントロールされている。
【0037】
図1ないし3に示すように、吐出手段2およびメンテナンス手段3のフラッシングユニット93(後述する)は、アングル材を方形に組んで構成した架台11の上部に固定した石定盤12の上に配設されており、機能液供給回収手段4およびエアー供給手段5の大部分は、架台11に添設された機台13に組み込まれている。機台13には、大小2つの収容室が形成されており、大きいほうの収容室14には機能液供給回収手段4のタンク類が収容され、小さいほうの収容室15にはエアー供給手段5の主要部が収容されている。また、機台13上には、後述する機能液供給回収手段4の給液タンク231(機能液タンク)を載置するタンクベース17および機台13の長手方向(すなわちX軸方向)にスライド自在に支持された移動テーブル18が設けられており、移動テーブル18上にはメンテナンス手段3の吸引ユニット91(後述する)およびワイピングユニット92(後述する)を載置する共通ベース16が固定されている。
【0038】
この液滴吐出装置1は、吐出手段2の機能液滴吐出ヘッド31をメンテナンス手段3に保守させながら、機能液供給回収手段4の給液タンク231から機能液滴吐出ヘッド31に機能液を供給すると共に、機能液滴吐出ヘッド31からワークWに機能液を吐出させるものである。以下、各手段について説明する。
【0039】
吐出手段2は、機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッド31を複数有するヘッドユニット21と、ヘッドユニット21を支持するメインキャリッジ22と、ワークWを載置し、ワークWを機能液滴吐出ヘッド31に対して走査させるX・Y移動機構23と、を有している。
【0040】
図4および図5に示すように、ヘッドユニット21は、複数(12個)の機能液滴吐出ヘッド31と、複数の機能液滴吐出ヘッド31を搭載するサブキャリッジ51と、各機能液滴吐出ヘッド31のノズル形成面44(ノズル面)を下面に突出させてサブキャリッジ51に取り付けるためのヘッド保持部材52と、から構成されている。12個の機能液滴吐出ヘッド31は、6個ずつに二分され、ワークWに対して機能液の十分な塗布密度を確保するために所定角度傾けてサブキャリッジ51に配設されている。二分された6個の各機能液滴吐出ヘッド31は、副走査方向(Y軸方向)に対して相互に位置ずれして配設され、副走査方向において各機能液滴吐出ヘッド31の吐出ノズル42が連続(一部重複)するようになっている。なお、機能液滴吐出ヘッド31を専用部品で構成するなどして、ワークWに対して機能液の十分な塗布密度を確保できる場合は、機能液滴吐出ヘッド31をあえて傾けてセットする必要はない。
【0041】
図5に示すように、機能液滴吐出ヘッド31は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針33を有する機能液導入部32と、機能液導入部32に連なる2連のヘッド基板34と、機能液導入部32の下方に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体35と、を備えている。各接続針33は、配管アダプタ36を介して機能液供給回収手段4の給液タンク231に接続されており、機能液導入部32は、各接続針33から機能液の供給を受けるようになっている。ヘッド本体35は、2連のポンプ部41と、多数の吐出ノズル42を形成したノズル形成面44を有するノズル形成プレート43と、を有しており、機能液滴吐出ヘッド31では、ポンプ部41の作用により吐出ノズル42から機能液滴を吐出するようになっている。なお、ノズル形成面44には、多数の吐出ノズル42から成る2列の吐出ノズル42列が形成されている。
【0042】
図4に示すように、サブキャリッジ51は、一部が切り欠かれた本体プレート53と、本体プレート53の長辺方向の中間位置に設けた左右一対の基準ピン54と、本体プレート53の両長辺部分に取り付けた左右一対の支持部材55と、を備えている。一対の基準ピン54は、画像認識を前提として、サブキャリッジ51(ヘッドユニット21)をX軸、Y軸、およびθ軸方向に位置決め(位置認識)するための基準となるものである。支持部材55は、ヘッドユニット21をメインキャリッジ22に固定する際の固定部位となる。また、サブキャリッジ51には、各機能液滴吐出ヘッド31と給液タンク231を配管接続するための配管ジョイント56が設けられている。配管ジョイント56は、一端に各機能液滴吐出ヘッド31(の接続針33)と接続した配管アダプタ36からのヘッド側配管部材を接続し、もう一端には給液タンク231からの装置側配管部材を接続するための12個のソケット57を有している。
【0043】
図3に示すように、メインキャリッジ22は、後述するブリッジプレート82に下側から固定される外観「I」形の吊設部材61と、吊設部材61の下面に取り付けたθテーブル62と、θテーブル62の下方に吊設するよう取り付けたキャリッジ本体63と、で構成されている。キャリッジ本体63には、ヘッドユニット21を遊嵌するための方形の開口を有しており、ヘッドユニット21を位置決め固定するようになっている。なお、キャリッジ本体63には、ワークWを認識するためのワーク認識カメラが配設されている。
【0044】
X・Y移動機構23は、図1ないし3に示すように、上記した石定盤12に固定され、ワークWを主走査(X軸方向)させると共にメインキャリッジ22を介してヘッドユニット21を副走査(Y軸方向)させるものである。X・Y移動機構23は、石定盤12の長辺に沿う中心線に軸線を合致させて固定されたX軸テーブル71と、X軸テーブル71を跨いで、石定盤12の短辺に沿う中心線に軸線を合致させたY軸テーブル81と、を有している。
【0045】
X軸テーブル71は、ワークWをエアー吸引により吸着セットする吸着テーブル72と、吸着テーブル72を支持するθテーブル73と、θテーブル73をX軸方向にスライド自在に支持するX軸エアースライダ74と、θテーブル73を介して吸着テーブル72上のワークWをX軸方向に移動させるX軸リニアモータ(図示省略)と、X軸エアースライダ74に併設したX軸リニアスケール75とで構成されている。機能液滴吐出ヘッド31の主走査は、X軸リニアモータの駆動により、基板Wを吸着した吸着テーブル72およびθテーブル73が、X軸エアースライダ74を案内にしてX軸方向に往復移動することにより行われる。
【0046】
Y軸テーブル81は、メインキャリッジ22を吊設するブリッジプレート82と、ブリッジプレート82を両持ちで且つY軸方向にスライド自在に支持する一対のY軸スライダ83と、Y軸スライダ83に併設したY軸リニアスケール84と、一対のY軸スライダ83を案内してブリッジプレート82をY軸方向に移動させるY軸ボールねじ85と、Y軸ボールねじ85を正逆回転させるY軸モータ(図示省略)とを備えている。Y軸モータはサーボモータで構成されており、Y軸モータが正逆回転すると、Y軸ボールねじ85を介してこれに螺合しているブリッジプレート82が一対のY軸スライダ83を案内にしてY軸方向に移動する。すなわち、ブリッジプレート82の移動に伴い、メインキャリッジ22(ヘッドユニット21)がY軸方向の往復移動を行い、機能液滴吐出ヘッド31の副走査が行われる。
【0047】
ここで、吐出手段2の一連の動作を簡単に説明する。まず、機能液を吐出する前の準備として、ヘッド認識カメラによるヘッドユニット21の位置補正が行われた後、ワーク認識カメラによって、吸着テーブル72にセットされたワークWの位置補正がなされる。次に、ワークWをX・Y移動機構23(X軸テーブル71)により主走査(X軸)方向に往復動させると共に、複数の機能液滴吐出ヘッド31を駆動させてワークWに対する機能液滴の選択的な吐出動作が行われる。そして、ワークWを復動させた後、ヘッドユニット21をX・Y移動機構23(Y軸テーブル81)により副走査(Y軸)方向に移動させ、再度ワークWの主走査方向への往復移動と機能液滴吐出ヘッド31の駆動が行われる。なお、本実施形態では、ヘッドユニット21に対して、ワークWを主走査方向に移動させるようにしているが、ヘッドユニット21を主走査方向に移動させる構成であってもよい。また、ヘッドユニット21を固定とし、ワークWを主走査方向および副走査方向に移動させる構成であってもよい。
【0048】
次に、メンテナンス手段3について説明する。メンテナンス手段3は、機能液滴吐出ヘッド31を保守して、機能液滴吐出ヘッド31が適切に機能液を吐出できるようにするもので、吸引ユニット91、ワイピングユニット92、フラッシングユニット93、流路クリーニングユニット94を備えている。
【0049】
図1に示すように、吸引ユニット91は、上記した機台13の共通ベース16に載置されており、移動テーブル181を介して、機台13の長手方向、すなわちX軸方向、にスライド自在に構成されている。吸引ユニット91は、機能液滴吐出ヘッド31を吸引することにより、機能液滴吐出ヘッド31を保守するためのもので、ヘッドユニット21(の機能液滴吐出ヘッド31)に機能液の充填を行う場合や、機能液滴吐出ヘッド31内で増粘した機能液を除去するための吸引(クリーニング)を行う場合に用いられる。図6および図13を参照して説明すると、吸引ユニット91は、12個のヘッドキャップ102を有するキャップユニット101と、ヘッドキャップ102を介して機能液の吸引を行う機能液吸引ポンプ141と、各ヘッドキャップ102と機能液吸引ポンプ141を接続する吸引用チューブユニット151と、キャップユニット101を支持する支持部材171と、支持部材171を介してキャップユニット101を昇降させる昇降機構181(キャッピング手段)とを有している。
【0050】
キャップユニット101は、図6に示すように、ヘッドユニット21に搭載された12個の機能液滴吐出ヘッド31の配置に対応させて、12個のヘッドキャップ102をキャップベース103に配設したものであり、対応する各機能液滴吐出ヘッド31に各ヘッドキャップ102を密着可能に構成されている。
【0051】
図8に示すように、ヘッドキャップ102は、キャップ本体111と、キャップホルダ112と、で構成されている。キャップ本体111は、2つのばね113で上方に付勢され、かつわずかに上下動可能な状態でキャップホルダ112に保持されている。キャップ本体111の上面には、機能液滴吐出ヘッド31の2列の吐出ノズル42列を包含する凹部121が形成され、凹部121の周縁部にはシールパッキン122が取り付けられている。そして、凹部121の底部には、吸収材123が押え枠124によって押し付けられた状態で敷設されている。機能液滴吐出ヘッド31を吸引する際には、機能液滴吐出ヘッド31のノズル形成面44にシールパッキン122を押し付けて密着させ、2列の吐出ノズル42列を包含するようにノズル形成面44を封止する。また、凹部121の底部には小孔125が形成されており、この小孔125が、後述する各吸引分岐チューブ153に接続するL字継手に連通している。
【0052】
また、各ヘッドキャップ102には、大気開放弁131が設けられており、凹部121の底面側で大気開放できるようになっている(図8参照)。大気開放弁131は、ばね132で上方の閉じ側に付勢されており、大気開放弁131が後述する操作プレート176を介して開閉される。そして、機能液の吸引動作の最終段階で、大気開放弁131の操作部133を、操作プレート176を介して引き下げ、開弁することにより、吸収材123に含浸されている機能液も吸引できるようになっている。なお、詳細は後述するが、各ヘッドキャップ102には、検出手段161が設けられている。検出手段161は、これに流下した機能液の有無を検出する。
【0053】
機能液吸引ポンプ141は、各ヘッドキャップ102を介して機能液滴吐出ヘッド31に吸引力を作用させるもので、メンテナンス性を考慮してピストンポンプで構成されている。
【0054】
図13に示すように、吸引用チューブユニット151は、機能液吸引ポンプ141に接続される機能液吸引チューブ152と、各ヘッドキャップ102に接続される複数(12本)の吸引分岐チューブ153と、機能液吸引チューブ152と吸引分岐チューブ153とを接続するためのヘッダパイプ154、とで構成されている。すなわち、機能液吸引チューブ152および吸引分岐チューブ153により、ヘッドキャップ102と機能液吸引ポンプ141とを接続する機能液流路が形成されている。そして、同図に示すように、各吸引分岐チューブ153には、ヘッドキャップ102側から順に、キャップ側圧力センサ162、および吸引用開閉バルブ163が設けられている。キャップ側圧力センサ162は、吸引分岐チューブ153内の圧力を検出するものである。また、吸引用開閉バルブ163は、吸引分岐チューブ153を閉塞させるものである。なお、本実施形態では、検出手段161は、各ヘッドキャップ102内に設けられているが、各吸引分岐チューブ153内に設けられていてもよい。また、各ヘッドキャップ102内および各吸引分岐チューブ153内のいずれにも設けられている構成であってもよい(詳細は後述する)。
【0055】
図7に示すように、支持部材171は、上端にキャップユニット101を支持する支持プレート173を有する支持部材本体172と、支持部材本体172を上下方向にスライド自在に支持するスタンド174とを備えている。支持プレート173の長手方向の両側下面には、一対のエアーシリンダ175が固定されており、この一対のエアーシリンダ175により操作プレート176が昇降する。そして、操作プレート176上には、各ヘッドキャップ102の大気開放弁131の操作部133に係合するフック177が取り付けられており、操作プレート176の昇降に伴って、フック177が操作部133を上下させることにより、上記した大気開放弁131は開閉される。
【0056】
図7に示すように、昇降機構181は、エアーシリンダ175からなる2つの昇降シリンダ、すなわちスタンド174のベース部に立設した下段の昇降シリンダ182と、下段の昇降シリンダ182により昇降する昇降プレート184上に立設した上段の昇降シリンダ183と、を備えており、支持プレート173上には、上段の昇降シリンダ183のピストンロッドが連結されている。両昇降シリンダのストロークは互いに異なっており、両昇降シリンダの選択作動でキャップユニット101の上昇位置を比較的高い第1位置と比較的低い第2位置とに切換え自在としている。キャップユニット101が第1位置にあるときは、各機能液滴吐出ヘッド31に各ヘッドキャップ102が密着し、キャップユニット101が第2位置にあるときは、各機能液滴吐出ヘッドと各ヘッドキャップ102との間に僅かな間隙が生じるようになっている。
【0057】
なお、詳細は後述するが、キャップユニット101の各ヘッドキャップ102は、機能液非吐出時における機能液滴吐出ヘッド31のフラッシング(予備吐出)により吐出された機能液を受ける液滴受けを兼ねている。昇降機構181は、機能液を機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に充填するときや、機能液滴吐出ヘッド31のクリーニングを行うときのように、各ヘッドキャップ102を介して機能液滴吐出ヘッド31を吸引する場合には、第1位置にキャップユニット101を移動させて、各ヘッドキャップ102を各機能液滴吐出ヘッド31に密着させ、機能液滴吐出ヘッド31がフラッシングを行う場合には、第2位置にキャップユニット101を移動させる。
【0058】
ワイピングユニット92は、機能液滴吐出ヘッド31の吸引(クリーニング)等により、機能液が付着して汚れた各機能液滴吐出ヘッド31のノズル形成面44を拭き取るものであり、共通ベース16上に突き合わせた状態で配設された巻き取りユニット191と拭き取りユニット192とから構成されている(図1および図3参照)。例えば、機能液滴吐出ヘッド31のクリーニングが完了すると、ワイピングユニット92は、上記した移動テーブル18により機能液滴吐出ヘッド31に臨む位置まで移動させられる。そして、ワイピングユニット92は、機能液滴吐出ヘッド31に十分近接した状態で、巻き取りユニット191からワイピングシート(図示省略)を繰り出し、拭き取りユニット192の拭き取りローラ(図示省略)を用いて、繰り出したワイピングシートで機能液滴吐出ヘッド31のノズル形成面44を拭き取っていく。なお、繰り出されたワイピングシートには、後述する洗浄液供給系213から洗浄液が供給されており、機能液滴吐出ヘッド31に付着した機能液を効率よくふき取れるようになっている。
【0059】
フラッシングユニット93は、(ワークWに対する)液滴吐出時に、複数(12個)の機能液滴吐出ヘッド31のフラッシング動作(予備吐出)により順に吐出される機能液を受けるためのものである。フラッシングユニット93は、X軸テーブル71の吸着テーブル72を挟んで、θテーブル73に固定された1対のフラッシングボックス201(片側のみ図示)を備えている(図1参照)。フラッシングボックス201は、θテーブル73と共に主走査時に移動するので、ヘッドユニット21等をフラッシング動作のために移動させることがない。すなわち、フラッシングボックス201はワークWと共にヘッドユニット21へ向かって移動していくので、フラッシングボックス201に臨んだ機能液滴吐出ヘッドの吐出ノズル42から順次フラッシング動作を行うことができる。なお、フラッシングボックス201で受けた機能液は、後述する廃液タンク271に貯留される。
【0060】
フラッシング動作は、全ての機能液滴吐出ヘッド31の全吐出ノズル42から機能液を吐出するもので、時間の経過に伴い、機能液滴吐出ヘッド31に導入した機能液が乾燥により増粘して、機能液滴吐出ヘッド31の吐出ノズル42に目詰りを生じさせることを防止するために定期的に行われる。フラッシング動作は、機能液の吐出時だけではなく、ワークWの入れ替え時等、機能液の吐出が一時的に休止される機能液非吐出時(待機中)にも行う必要がある。係る場合、ヘッドユニット21は、クリーニング位置、すなわち吸引ユニット91のキャップユニット101の直上部、まで移動した後、各機能液滴吐出ヘッド31は、対応する各ヘッドキャップ102に向けてフラッシングを行う。
【0061】
図9に示すように、流路クリーニングユニット94は、給液タンク231から回収用チューブ252に至る機能液の全流路に洗浄液を通液して全流路をクリーニングするためのものである。流路クリーニングユニット94は、洗浄液供給チューブ262(後述する)を介して洗浄液タンク261(後述する)に接続された流路クリーニング給液チューブ281と、洗浄液供給チューブ262と流路クリーニング給液チューブ281とを接続する三方弁282と、を備えている。三方弁282は、通常時には、ワイピングユニット92側となっているが、流路クリーニング時には、給液タンク231側に切り替えられることにより、流路クリーニング給液チューブ241に洗浄液が供給され、機能液の全流路に洗浄液が通液される。洗浄液タンク261は、エアー供給手段5に連なるエアー供給チューブ292が接続され洗浄液が加圧送液されるようになっている。なお、洗浄液タンク261に代えて、流路クリーニングユニット94用の専用タンクを設けてもよい。
【0062】
次に、機能液供給回収手段4について説明する。液体供給回収手段は、ヘッドユニット21の各機能液滴吐出ヘッド31に機能液を供給する機能液供給系211(機能液供給装置)と、メンテナンス手段3の吸引ユニット91で吸引した機能液を回収する機能液回収系212と、ワイピングユニット92や流路クリーニングユニット94に機能材料の溶剤を洗浄用として供給する洗浄液供給系213と、フラッシングユニット93で受けた機能液を回収する廃液回収系214と、で構成されている。そして、図3に示すように、機台13の大きいほうの収容室14には、図示右側から順に機能液供給系211の加圧タンク221、機能液回収系212の再利用タンク251、洗浄液供給系213の洗浄液タンク261が横並びに配設されている。そして、再利用タンク251および洗浄液タンク261の近傍には、小型に形成した廃液回収系214の廃液タンク271が設けられている。
【0063】
図9および図13に示すように、機能液供給系211は、大量(3L)の機能液を貯留する加圧タンク221と、加圧タンク221から送液された機能液を貯留すると共に、各機能液滴吐出ヘッド31に機能液を供給する給液タンク231(機能液タンク)と、給液管路を形成してこれらを配管接続する給液チューブ241と、で成り立っている。加圧タンク221は、エアー供給手段5(後述する)に連なるエアー供給チューブ292が接続され機能液が加圧送液されるようになっている。なお、給液タンク231には、大気開放弁244が設けられ、給液タンク241内の圧力を大気開放するようになっている。
【0064】
給液タンク231は、図10に示すように上記した機台13のタンクベース17上に固定されており、両側に液位窓234を有すると共に、加圧タンク221からの機能液を貯留するタンク本体233と、両液位窓234に臨んで機能液の液位(水位)を検出する液位検出器235と、タンク本体233が載置されるパン236と、パン236を介してタンク本体233を支持するタンクスタンド232と、を備えている。
【0065】
図10に示すように、タンク本体233(の蓋体)の上面には、加圧タンク221に連なる給液チューブ241が繋ぎこまれており、またヘッドユニット21側に延びる給液チューブ241用の6つの給液用コネクタ237が設けられている。液位検出器235は、機能液の上限、すなわちオーバーフロー、を検出する上限レベル検出器239、および適切な水頭圧を維持するために機能液の管理液位を検出する管理液位レベル検出器240から成り立っている。そして、加圧タンク221に接続された給液チューブ241には、液位調節バルブ243が介設されており、液位調節バルブ243を開閉制御することにより、タンク本体233に貯留する機能液の液位が、常に液位検出器235の検出範囲内にあるように調整されている。
【0066】
図9および図13に示すように、給液タンク231には、機能液滴吐出ヘッド31に延びる6本の各給液チューブ241が接続されている。また、これらの給液チューブ241は、それぞれT字継手247を介して2本に分岐され、計12本の給液分岐チューブ242(分岐供給管路)が形成されている。12本の給液分岐チューブ242は、装置側配管部材としてヘッドユニット21に設けた配管ジョイント56の12個のソケット57に接続している。
【0067】
図9に示すように、機能液回収系212は、吸引ユニット91で吸引した機能液を貯留するためのもので、吸引した機能液を貯留する再利用タンク251と、機能液吸引ポンプ141に接続され、吸引した機能液を再利用タンク251へ導く回収用チューブ252と、を有している。
【0068】
図9に示すように、洗浄液供給系213は、ワイピングユニット92のワイピングシートや流路クリーニングユニット94の流路クリーニング給液チューブ281に洗浄液を供給するためのもので、洗浄液を貯留する洗浄液タンク261と、洗浄液タンク261の洗浄液を供給するための洗浄液供給チューブ262とを有している。なお、洗浄液の供給は加圧供給であり、エアー供給チューブ292を介して、洗浄液タンク261にエアー供給手段5から圧縮気体(窒素ガス)を導入することにより為される。また、洗浄液には比較的揮発性の高い溶剤が用いられる。
【0069】
図9に示すように、廃液回収系214は、フラッシングユニット93に吐出した機能液を回収するためのもので、回収した機能液を貯留する廃液タンク271と、フラッシングユニット93に接続され、廃液タンク271にフラッシングユニット93へ吐出された機能液を導く廃液用チューブ272および廃液ポンプ273とを有している。
【0070】
次に、エアー供給手段5について説明する。図9および図13に示すように、エアー供給手段5は、例えば加圧タンク221、洗浄液タンク261等の各部に不活性ガス(N)を圧縮した圧縮エアーを供給するもので、不活性ガスを圧縮するエアーポンプ291と、エアーポンプ291によって圧縮された圧縮エアーを各部に供給するためのエアー供給チューブ292(加圧用管路)と、を備えている。そして、エアー供給チューブ292には、圧縮エアーの供給先に応じて圧力を所定の一定圧力に保つためのレギュレータ293が設けられている。なお、エアー供給手段5の各部の構成は、図13では省略したが、図14に示す第2実施形態に係るエアー供給手段5の構成と同様のものである。
【0071】
一方、ヘッドキャップ102内に配設された検出手段161は、機能液がヘッドキャップ102内に達したことを検出するものであり、図11に示すように、水晶発振子301と、水晶発振子301を安定的に発振させるための発振回路302と、水晶発振子301の発振周波数を測定する周波数カウンタ303と、を備えている。周波数カウンタ303は、制御手段6に接続され、制御されている。
【0072】
図11に示すように、水晶発振子301は、ATカットされた水晶片311と、その両面に取り付けられた電極312、313と、を備えている。また、リード線314、315が電極312、313とそれぞれ電気的に接続されている。電極312は、機能液による腐食を考慮し、耐食性の高い金や銀等で構成されている。電極312の反応部分316は機能液に曝されるようになっている。なお、電極312の反応部分316以外の部分、および他方の電極313は、機能液に曝されないように保護部317(モールド樹脂等)によって覆われている。
【0073】
図11に示すように、水晶発振子301は、リード線314、315を介して発振回路302に接続され、さらに、発振回路302は、周波数カウンタ303に接続されている。発振回路302は、電源に接続されており、水晶発振子301の電極312、313に電圧を印加することにより、水晶発振子301に連続的な発振をさせている。
【0074】
このように構成された水晶発振子301は、図12に示すように、ヘッドキャップ102内の側壁部分に配設されている。水晶発振子301の共振周波数は、非常に安定しているが、電極312の反応部分316に機能液が付着すると、その機能液の重量で共振周波数が減少する。すなわち、水晶発振子301の共振周波数の変化を検出することにより、水晶発振子301が機能液に浸漬されているか否か、を検出し、ヘッドキャップ102内の機能液の充填状況を把握することができる。
【0075】
周波数カウンタ303は、水晶発振子301の共振周波数の変化を測定し、機能液が付着していない場合の共振周波数と比較して共振周波数が一定の値以上減少した場合に、制御手段6に機能液検出信号を送信する。
【0076】
なお、本実施形態では、図12に示すように、水晶発振子301をヘッドキャップ102内の側壁部分に、吸収材123を水晶発振子301の形状にくり抜いて、配設しているが、仮想線で示すように、ヘッドキャップ102内の底面部分に配設してもよい。また、仮想線で示すように、水晶発振子301を各ヘッドキャップ102に接続された吸引分岐チューブ153内に配設してもよい。この場合、吸引分岐チューブ153の内壁に配設してもよいが、機能液に気泡が含まれている場合に気泡の存在を確実に検出できるようにするため、吸引分岐チューブ153の流路内に継手155を設け、この継手155にメッシュサイズが細かいSUSフィルター156を組み込み、その上面に配設してもよい。ただし、詳細は後述するが、フラッシングによりキャップ内に溜まった機能液を検出するために、本実施形態のように、水晶発振子301をヘッドキャップ102内に配設していることが好ましい。もちろん、水晶発振子301をヘッドキャップ102内および吸引分岐チューブ153内の両方に設けて、機能液を確実に検出できるようにしてもよい。
【0077】
次に制御手段6について説明する。制御手段6は、各手段の動作を制御するための制御部を備えており、制御部は、制御プログラムや制御データを記憶していると共に、各種制御処理を行うための作業領域を有している。そして、制御手段6は、上記した各手段と接続され、装置全体を制御している。
【0078】
ここで、制御手段6による制御の例として、給液タンク231から機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に機能液を充填する場合について説明する。
【0079】
上述したように、本実施形態の液滴吐出装置1では、機能液滴吐出ヘッド31と給液タンク231との間に僅かな水頭圧差を生じさせていると共に、機能液滴吐出ヘッド31のポンプ作用によって給液タンク231から機能液を供給する構成である。したがって、機能液滴吐出ヘッド31を新たに導入した場合等のように、機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に機能液を充填する場合には、機能液を強制的に送液する必要があるため、給液タンク231の機能液を機能液滴吐出ヘッド31を介して機能液吸引ポンプ141で吸引する構成となっている。これにより、給液タンク231から機能液滴吐出ヘッド31に至るまでの機能液流路の気泡を機能液滴吐出ヘッド31から排出すると共に、給液タンク231から機能液を機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に機能液を充填している。
【0080】
図13を参照して説明すると、まず、制御手段6は、機能液滴吐出ヘッド31(ヘッドユニット21)を吸引ユニット91の直上部に移動させる。そして、吸引ユニット91の昇降機構181を駆動して、ヘッドキャップ102を第1位置に移動させ、機能液滴吐出ヘッド31にヘッドキャップ102を密着させる。ここで吸引ポンプ141を駆動し機能液を吸引する。これにより、給液タンク231内の機能液が各機能液滴吐出ヘッド31を通って吸引され各機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に充填される。
【0081】
機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に機能液が充填されると、ヘッドキャップ102の内部に設けた水晶発振子301に機能液が達し、機能液が水晶発振子301に接する(浸漬する)ことにより検出手段161から機能液検出信号が制御手段6に送られる。ヘッド内流路のすべてが機能液により満たされている場合、検出手段161からの信号は図15の(1)ようになる。すなわち、機能液検出信号が所定時間継続して制御手段6に送信されることにより、ヘッド内流路に気泡が存在せず、すべて機能液により満たされたことが検出される。この場合、制御手段6は、検出手段161による検出動作を開始した後第1の所定の時間(図15中T1)内に、全ての検出手段161から機能液検出信号が第2の所定の時間(図15中T2)継続して送られると、停止信号を出力し、この停止信号をディレイ回路(遅延手段)により遅延させて吸引手段の駆動の停止タイミングを生成し、このタイミングにより吸引ポンプの駆動を停止させて機能液の充填を終了させる。
【0082】
一方、ヘッド内流路に気泡が存在する場合は、図15の(2)に示すように気泡が存在する部分に応じて機能液検出信号が断続的に制御手段6に送られる。また、機能液タンクから機能液が供給されない機能液切れの場合にはヘッド内流路のインクがなくなるため、検出手段161からの信号は図15の(3)に示すようになる。制御手段6は、検出手段161による検出動作を開始した後第1の所定の時間(図15中T1)内に、これらの場合のように機能液検出信号が第2の所定の時間(図15中T2)継続しないときに、エラー状態である旨の報知を行う。この報知は、液滴吐出装置1に設けられる表示部への表示や音声により行われるものである。
【0083】
なお、機能液流路における流路抵抗の相違から、機能液滴吐出ヘッド31毎に機能液の充填にかかる所要時間が異なることがある。かかる場合には、検出手段161毎に、これに対応する供給バルブ246を開閉制御することにより、機能液が充填された機能液滴吐出ヘッド31(のヘッド内流路)から機能液を無駄に消費することを防止することができる。具体的には、制御手段6は、検出手段161による検出動作を開始した後第1の所定の時間(図15中T1)内に、検出手段161から機能液検出信号が第2の所定の時間(図15中T2)継続して送られると、管路閉塞信号を出力し、この停止信号をディレイ回路(遅延手段)により遅延させて吸引バルブの閉塞タイミングを生成し、このタイミングにより機能液検出信号を送ってきた検出手段161に対応する吸引バルブ163のみを閉弁させる。これを全ての検出手段161毎に行うことで、すなわち検出手段161に機能液が達した順に対応する吸引バルブ163を閉弁させることで、機能液が充填された機能液滴吐出ヘッド31に機能液が吸引され続けることを防止することができ、機能液の消費量を削減することができる。
【0084】
なお、第1実施形態では、フラッシングによりヘッドキャップ102内に機能液が溜まった場合にも、制御手段6により機能液の排出を制御することが可能である。すなわち。フラッシングにより機能液滴吐出ヘッド31からヘッドキャップ102に向けて吐出された機能液は、ヘッドキャップ102内に収容された吸収材123より一時的に保持されるが、吸収材123が保持しきれなかった機能液は、ヘッドキャップ102内の側壁部分に配設された水晶発振子301に接することになる。その場合、制御手段6は、検出手段161の機能液検出信号を受信して、吸引ポンプ141を駆動する。すなわち、ヘッドキャップ102内に溜まった機能液が吸引されてヘッドキャップ102内から排出されるため、機能液が長期間放置されてヘッドキャップ102内で凝固してしまうことがない。
【0085】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の液滴吐出装置7では、第1実施形態の液滴吐出装置1と略同様の構成であり、ここでは、第1実施形態の液滴吐出装置と異なる点について説明する。機能液滴吐出ヘッド31に延びる6本の各給液チューブ241には、後述する圧力コントローラ294に接続されたヘッド側圧力センサ245(圧力検出手段)が機能液滴吐出ヘッド31近傍に介設されている。ヘッド側圧力センサ245に基づいて給液タンク231を加圧する構成となっており、給液タンク231に接続されるエアー供給チューブ292には、ヘッド側圧力センサ245に接続された圧力コントローラ294と大気開放ポートを有する三方弁244とが介設されている。圧力コントローラ294は、レギュレータ293から送られた圧縮エアーを適宜減圧して給液タンク231に送ると共に、三方弁244を開閉制御することにより、給液タンク231への加圧力を調節可能となっている。
【0086】
図14を参照して説明すると、まず、制御手段6は、機能液滴吐出ヘッド31(ヘッドユニット21)を吸引ユニット91の直上部に移動させる。そして、吸引ユニット91の昇降機構181を駆動して、ヘッドキャップ102を第1位置に移動させ、機能液滴吐出ヘッド31にヘッドキャップ102を密着させる。一方、制御手段6は、吸引ポンプの駆動と同期させて三方弁244を切替え、大気開放ポートを閉弁すると共にエアー供給チューブ292の閉塞を開放する。これに伴い、エアーポンプ291から給液タンク231に圧縮エアーが供給され、給液タンク231内部が加圧される。
【0087】
したがって、給液タンク231の加圧により生じた機能液滴吐出ヘッド31との圧力差により、給液タンク231に貯留されている機能液は、機能液滴吐出ヘッド31に向かって(加圧)送液される。各給液分岐チューブ242には、分岐給液通路を閉塞するための供給用バルブ246が介設されており、制御手段6により開閉制御されている。
【0088】
機能液滴吐出ヘッド31のヘッド内流路に機能液が充填されると、ヘッドキャップ102の内部に設けた水晶発振子301に機能液が達し、機能液が水晶発振子301に接することにより検出手段161から機能液検出信号が制御手段6に送られる。ヘッド内流路がすべて機能液により満たされている場合、検出手段161からの信号は図15の1)ようになる。すなわち、機能液検出信号が所定時間継続して制御手段6に送信されることにより、ヘッド内流路に気泡が存在せず、すべて機能液により満たされたことを知ることができる。制御手段6は、検出手段161による検出動作を開始した後第1の所定の時間(図15中T1)内に、全ての検出手段161から機能液検出信号が第2の所定の時間(図15中T2)継続して送られると、停止信号を出力し、この停止信号をディレイ回路(遅延手段)により遅延させて加圧手段の駆動の停止タイミングを生成し、このタイミングにより三方弁244を大気開放ポートに切替えて、エアー供給チューブ292を閉塞すると共に給液タンク231内の圧力を大気開放させて機能液の充填を終了させる。
【0089】
一方、ヘッド内流路に気泡が存在する場合は、図15の2)に示すように気泡が存在する部分に応じて機能液検出信号が断続的に制御手段6に送られる。また、機能液タンクから機能液が供給されない機能液切れの場合にはヘッド内流路のインクがなくなるため、検出手段161からの信号は図15の3)に示すようになる。制御手段6は、検出手段161による検出動作を開始した後第1の所定の時間内に、これらの場合のように機能液検出信号が第2の所定の時間継続しないときに、エラー状態である旨の報知を行う。この報知は、液滴吐出装置7に設けられる表示部への表示や音声により行われるものである。
【0090】
なお、機能液流路における流路抵抗の相違から、機能液滴吐出ヘッド31毎に機能液の充填にかかる所要時間が異なることがある。かかる場合には、検出手段161毎に、これに対応する供給バルブ246を開閉制御することにより、機能液が充填された機能液滴吐出ヘッド31(のヘッド内流路)から機能液を無駄に消費することを防止することができる。具体的には、制御手段6は、検出手段161による検出動作を開始した後第1の所定の時間内に、検出手段161から機能液検出信号が第2の所定の時間継続して送られると、管路閉塞信号を出力し、この停止信号をディレイ回路(遅延手段)により遅延させて供給バルブ246の閉塞タイミングを生成し、このタイミングにより機能液検出信号を送ってきた検出手段161に対応する供給バルブ246のみを閉弁させる。これを全ての検出手段161毎に行うことで、すなわち検出手段161に機能液が達した順に対応する供給バルブ246を閉弁させることで、機能液が充填された機能液滴吐出ヘッド31に機能液が送液され続けることを防止することができ、機能液の消費量を削減することができる。
【0091】
なお、第1実施形態の液滴吐出装置1では、吸引ポンプによる吸引のみを、第2実施形態の液滴吐出装置7では、給液タンク231の加圧のみを、行って機能液を通液しているが、吸引ポンプによる吸引と給液タンク231の加圧とを併せて行う構成であってもよい。
【0092】
ここで、上記の液滴吐出装置1を液晶表示装置の製造に適用した場合について、説明する。図16は、液晶表示装置321の断面構造を表している。同図に示すように、液晶表示装置321は、ガラス基板341を主体として対向面に透明導電膜(ITO膜)342および配向膜343を形成した上基板331および下基板332と、この上下両基板331、332間に介設した多数のスペーサ351と、上下両基板331、332間を封止するシール材352と、上下両基板3331、332間に充填した液晶353とで構成されると共に、上基板331の背面に位相基板361および偏光板362aを積層し、且つ下基板332の背面に偏光板362bおよびバックライト363を積層して、構成されている。
【0093】
通常の製造工程では、それぞれ透明導電膜342のパターニングおよび配向膜343の塗布を行って上基板331および下基板332を別々に作製した後、下基板332にスペーサ351およびシール材352を作り込み、この状態で上基板331を貼り合わせる。次いで、シール材352の注入口から液晶353を注入し、注入口を閉止する。その後、位相基板361、両偏光板362a,362bおよびバックライト363を積層する。
【0094】
実施形態の液滴吐出装置11は、例えば、スペーサ351の形成や、液晶353の注入に利用することができる。具体的には、機能液としてセルギャップを構成するスペーサ材料(例えば、紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂)や液晶を導入し、これらを所定の位置に均一に吐出(塗布)させていく。先ずシール材352を環状に印刷した下基板332を吸着テーブル72にセットし、この下基板332上にスペーサ材料を粗い間隔で吐出し、紫外線照射してスペーサ材料を凝固させる。次に、下基板332のシール材352の内側に、液晶353を所定量だけ均一に吐出して注入する。その後、別途準備した上基板331と、液晶を所定量塗布した下基板332を真空中に導入して貼り合わせる。
【0095】
このように、上基板331と下基板332とを貼り合わせる前に、液晶353をセルの中に均一に塗布(充填)するようにしているため、液晶353がセルの隅など細部に行き渡らない等の不具合を解消することができる。
【0096】
なお、機能液(シール材用材料)として紫外線硬化樹脂或いは熱硬化樹脂を用いることで、上記のシール材352の印刷をこの液滴吐出装置11で行うことも可能である。同様に、機能液(配向膜材料)としてポリイミド樹脂を導入することで、配向膜343を液滴吐出装置11で作成することも可能である。
【0097】
以上のように、液滴吐出装置11を用いて液晶表示装置321を製造する場合、上記した液滴吐出装置11では、機能液の充填時に機能液流路における機能液の流速を高速化することにより、機能液流路(ヘッド内流路)から効率的に気泡を排出することができるので、機能液を充填する際に消費する機能液量を削減して、効率的に液晶表示装置321を製造することができる。
【0098】
ところで、このように構成された液滴吐出装置11は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載される上記の液晶表示装置321の他、各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることが可能である。すなわち、有機EL装置、FED装置、PDP装置および電気泳動表示装置等の製造に適用することができる。
【0099】
有機EL装置の製造に、上記した液滴吐出装置11を応用した例を簡単に説明する。有機EL装置は、図17に示すように、有機EL装置401は、基板421、回路素子部422、画素電極423、バンク部424、発光素子425、陰極426(対向電極)、および封止用基板427から構成された有機EL素子411に、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。回路素子部422は基板421上に形成され、複数の画素電極423が回路素子部422上に整列している。そして、各画素電極423間にはバンク部424が格子状に形成されており、バンク部424により生じた凹部121開口431に、発光素子425が形成されている。陰極426は、バンク部424および発光素子425の上部全面に形成され、陰極426の上には、封止用基板427が積層されている。
【0100】
有機EL装置401の製造工程では、予め回路素子部422上および画素電極423が形成されている基板421(ワークW)上の所定の位置にバンク部424が形成された後、発光素子425を適切に形成するためのプラズマ処理が行われ、その後に発光素子425および陰極426(対向電極)を形成される。そして、封止用基板427を陰極426上に積層して封止して、有機EL素子411を得た後、この有機EL素子411の陰極426をフレキシブル基板の配線に接続すると共に、駆動ICに回路素子部422の配線を接続することにより、有機EL装置401が製造される。
【0101】
液滴吐出装置11は、発光素子425の形成に用いられる。具体的には、機能液滴吐出ヘッド31に発光素子材料(機能液)を導入し、バンク部424が形成された基板421の画素電極423の位置に対応して、発光素子材料を吐出させ、これを乾燥させることで発光素子425を形成する。なお、上記した画素電極423や陰極426の形成等においても、それぞれに対応する液体材料を用いることで、液滴吐出装置11を利用して作成することも可能である。
【0102】
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。上記した液滴吐出装置11を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、機能液充填時における機能液の消費量を削減できるので、製造コストを削減することが可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の液滴吐出装置によれば、機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を充填するときに、水晶発振子からなる検出手段を用いて機能液がキャップ内に達したことを検出しているため、機能液をヘッド内流路に確実に充填することができると共に、機能液充填時における機能液の無駄な消費を極力少なくすることができる。
【0104】
また、本発明の電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器では、上記した液滴吐出装置を用いて製造されているため、機能液を適切に充填することができ、効率的な製造が可能である。そして、機能液を充填するために必要な機能液量を削減することができるので、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における液滴吐出装置の外観斜視図である。
【図2】本実施形態における液滴吐出装置の正面図である。
【図3】本実施形態における液滴吐出装置の右側面図である。
【図4】ヘッドユニットの平面図である。
【図5】(a)は機能液滴吐出ヘッドの外観斜視図、(b)は機能液滴吐出ヘッドを配管アダプタに装着したときの断面図である。
【図6】吸引ユニットの外観斜視図である。
【図7】吸引ユニットの正面図である。
【図8】キャップ廻りの断面図である。
【図9】機能液供給系、機能液回収系、洗浄液供給系および廃液回収系を模式的に表した系統図である。
【図10】給液タンク廻りの外観斜視図である。
【図11】(a)は水晶発振子、発振回路、周波数カウンタおよび制御手段を模式的に表した系統図、(b)は水晶発振子の平面図、(c)は水晶発振子の断面図である。
【図12】水晶発振子をヘッドキャップに配設したときの断面図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係る機能液滴吐出ヘッド、これに接続される機能液供給系、エアー供給手段、および吸引ユニットの模式図である。
【図14】本発明の第2実施形態に係る機能液滴吐出ヘッド、これに接続される機能液供給系、エアー供給手段、および吸引ユニットの模式図である。
【図15】検出手段により送信される機能液検出信号のタイムチャートである。
【図16】本発明の製造方法を用いて製造した液晶表示装置の断面図である。
【図17】本発明の製造方法を用いて製造した有機EL装置の断面図である。
【符号の説明】
1 第1実施形態の液滴吐出装置 2 吐出手段
3 メンテナンス手段 4 機能液供給回収手段
5 エアー供給手段 6 制御手段
7 第2実施形態の液滴吐出装置 31 機能液滴吐出ヘッド
42 吐出ノズル 44 ノズル形成面(ノズル面)
91 吸引ユニット 93 フラッシングユニット
101 キャップユニット 102 ヘッドキャップ
141 機能液吸引ポンプ 152 機能液吸引チューブ
153 吸引分岐チューブ 161 検出手段
162 キャップ側圧力センサ 181 昇降機構
201 フラッシングボックス 211 機能液供給系
212 機能液回収系 221 加圧タンク
231 給液タンク 241 給液チューブ
242 給液分岐チューブ 301 水晶発振子
321 液晶表示装置 401 有機EL装置
W ワーク

Claims (16)

  1. 機能液タンクに接続した機能液滴吐出ヘッドに、廃液管路に連なるヘッドキャップを接合し、前記機能液タンク内の機能液を、前記機能液滴吐出ヘッドを経て前記ヘッドキャップ側に通液することにより、前記機能液滴吐出ヘッドのヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置であって、
    前記機能液タンク内の機能液を、前記機能液滴吐出ヘッドを経て前記ヘッドキャップ側に通液する通液手段と、
    通液した機能液が前記ヘッドキャップに達したことを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記通液手段の駆動を停止させる制御手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記ヘッドキャップ内および/または前記廃液管路内に配設した水晶発振子と、前記水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器と、を有していることを特徴とする機能液充填装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段による検出動作を開始した後、前記検出器の「有」信号が所定の時間継続したときに、前記通液手段の駆動を停止させることを特徴とする請求項1に記載の機能液充填装置。
  3. 前記制御手段は、前記通液手段の駆動を停止させる停止信号の出力を、所定の時間遅延させる遅延手段を、有していることを特徴とする請求項2に記載の機能液充填装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段による検出動作を開始した後、前記検出器の「有」信号が所定の時間継続しないときに、その旨報知する報知手段を、有していることを特徴とする請求項1、2または3に記載の機能液充填装置。
  5. 前記通液手段は、前記機能液タンクに接続され前記機能液タンク内の機能液を加圧送液する加圧送液手段であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の機能液充填装置。
  6. 前記通液手段は、前記廃液管路を介して前記機能液タンク内の機能液を吸引する吸引手段であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の機能液充填装置。
  7. 複数の供給管路を介して機能液タンクにそれぞれ接続した複数の機能液滴吐出ヘッドに、複数の廃液管路にそれぞれ連なる複数のヘッドキャップを接合し、前記機能液タンク内の機能液を、前記複数の機能液滴吐出ヘッドを経て前記複数のヘッドキャップ側に送液することにより、前記各機能液滴吐出ヘッドの各ヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置において、
    前記機能液タンクに接続され、前記機能液タンク内の機能液を加圧送液する加圧送液手段と、
    前記複数の供給管路にそれぞれ介設された複数の管路閉塞手段と、
    送液した機能液が前記複数のヘッドキャップに達したことをそれぞれ検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段の検出結果に基づいて、機能液が達した前記ヘッドキャップ順に当該ヘッドキャップに対応する前記管路閉塞手段を閉塞動作させる制御手段と、を備え、
    前記各検出手段は、前記ヘッドキャップ内および/または前記廃液管路内に配設した水晶発振子と、前記水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器とを有していることを特徴とする機能液充填装置。
  8. 複数の供給管路を介して機能液タンクにそれぞれ接続した複数の機能液滴吐出ヘッドに、複数の廃液管路にそれぞれ連なる複数のヘッドキャップを接合し、前記機能液タンク内の機能液を、前記複数の機能液滴吐出ヘッドを経て前記複数のヘッドキャップ側に吸引することにより、前記各機能液滴吐出ヘッドの各ヘッド内流路に機能液を充填する機能液充填装置において、
    前記廃液管路を介して機能液タンク内の機能液を吸引する吸引手段と、
    前記複数の廃液管路にそれぞれ介設された複数の管路閉塞手段と、
    吸引した機能液が前記複数のヘッドキャップに達したことをそれぞれ検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段の検出結果に基づいて、機能液が達した前記ヘッドキャップ順に当該ヘッドキャップに対応する前記管路閉塞手段を閉塞動作させる制御手段と、を備え、
    前記各検出手段は、前記ヘッドキャップ内および/または前記廃液管路内に配設した水晶発振子と、前記水晶発振子の共振周波数の変化に基づいて機能液の有・無を検出する検出器とを有していることを特徴とする機能液充填装置。
  9. 前記制御手段は、前記各検出手段による検出動作を開始した後、前記検出器の「有」信号が所定の時間継続したときに、前記各管路閉塞手段を閉塞動作させることを特徴とする請求項7または8に記載の機能液充填装置。
  10. 前記制御手段は、前記各管路閉塞手段を閉塞動作させる閉塞信号の出力を、所定の時間遅延させる遅延手段を、有していることを特徴とする請求項9に記載の機能液充填装置。
  11. 前記制御手段は、前記各検出手段による検出動作を開始した後、前記検出器の「有」信号が所定の時間継続しないときに、その旨報知する報知手段を、有していることを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載の機能液充填装置。
  12. 前記機能液タンクに接続され、前記機能液タンクから前記廃液管路に至る機能液の全流路に洗浄液を通液して、前記全流路を洗浄する洗浄液供給手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の機能液充填装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の機能液充填装置と、ワークに対し前記機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液滴を吐出させ、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成する描画装置と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  14. 請求項13に記載の液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  15. 請求項13に記載の液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
  16. 請求項14に記載の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または請求項15に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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