JP3695502B2 - インクジェット式記録装置および同装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録用紙の幅方向に移動する記録ヘッドを有し、印刷データに基づいてインク滴を記録用紙に吐出して画像を印刷するインクジェット式記録装置に関し、より詳細には記録ヘッド内の残留気泡を効果的に排出してインク吐出不良を回避することができる記録ヘッドのクリーニング制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの発達によりグラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになったため、ディスプレイに表示される例えばカラー画像のハードコピーを高品質で出力できる記録装置が求められている。このような要求に応えるためにインクジェット式記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されている。このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。
【0003】
このようなインクジェット式記録装置は、インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応じて記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出させてドットを形成することで記録が行われる。そして共通のヘッドホルダにブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクの吐出が可能な記録ヘッドを設け、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0004】
このようなインクジェット式記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からインク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、記録ヘッド内に気泡が残留しないようにインクを充填したり、またインク溶媒の揮散による目詰まりを防止するために、記録ヘッドからインクを強制的に吸引排出させる処理が行われる。また印字データに関係がない駆動信号を記録ヘッドに供給して、記録ヘッドのノズル開口からインク滴を吐出させる操作も行われる。
【0005】
記録ヘッド内の残留気泡の排除、並びに増粘インクによる目詰まり解消のために行うインクの強制的な排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれている。これは、記録装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、ユーザが印字かすれ等の印字品質不良を認識した場合にクリーニングスイッチを操作することで実行される。
【0006】
このクリーニング操作は、記録ヘッドをキャッピング手段により封止して負圧を作用させることによって、記録ヘッドよりインクを排出させると共に、その後にゴムなどの弾性板からなるクリーニング部材により、記録ヘッドのノズルプレートを払拭するワイピングが実行される。
【0007】
一方、記録ヘッドに駆動信号を印加してインクを吐出させる操作は、通常フラッシング操作と呼ばれ、クリーニング操作時にワイピング等で記録ヘッドのノズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、また印刷中にインク滴の吐出が少ないノズル開口の目詰まりを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操作である。
【0008】
図11は、従来のインクジェット式記録装置におけるクリーニング操作等において用いられるキャッピング手段としてのキャップユニットの概略構成を断面図によって示したものである。なお図においては、キャップユニットによって記録ヘッドのノズルプレートを封止し、ノズルプレートに配置されたノズル開口より、インクの吸引処理を行なう状態が示されている。
【0009】
キャップユニット13は、上面が開放された方形状のキャップケース13aと、キャップケース13a内に収納されたゴム材料などの可撓性物質よりなるキャップ部材13bとにより構成されており、キャップ部材13bはその上測縁がキャップケース13aよりも若干突出した状態に形成されている。そしてキャップ部材13bの内底部には多孔質材料により形成されたインク吸収材13cが収納されており、このインク吸収材13cはキャップ部材13bに一体に形成された保持体13dにより保持されている。
【0010】
またキャップケース13aの下底部には、キャップケース13aおよびキャップ部材13bをそれぞれ貫通するようにして、吸引口13eおよび大気開放口13fが配置されている。
【0011】
そして、キャップケース13aの吸引口13eにはチューブT1を介して吸引ポンプ16が接続されており、吸引ポンプ16の排出側には排インクタンク15が配置されている。さらに、キャップケース13aの大気開放口13fには、チューブT3を介して大気開放バルブ19が接続されている。
【0012】
一方、符号8は例えばカラーインク用記録ヘッドを示しており、この記録ヘッド8はキャップユニット13が上部に移動した時、そのノズルプレート8aが前記キャップユニット13によってキャッピングされるように構成されている。ノズルプレート8aにはノズル開口8bが配置されており、各ノズル開口8bに対応して配置された圧電振動子8cの作用によってイエロー、シアン、マゼンタなどの各インクが吐出されるように構成されている。
【0013】
以上の構成において、記録ヘッド内の残留気泡の排出およびノズル開口の目詰まりを解消させるためのインクの吸引作用は、図11に示すようにキャップ部材13bを記録ヘッド8のノズルプレート8aに密着させると共に、大気開放バルブ19を閉弁した状態で行われる。
【0014】
すなわち、この状態で吸引ポンプ16を作動させることで、キャップ部材13bの内部に負圧が与えられ、ノズル開口8bからインクが排出される。インクの排出に伴いキャップ部材内部の負圧がある程度減少した時点で、前記大気開放バルブ19を開弁させると、キャップ部材内に大気が導入され内部の負圧は解除される。
【0015】
そして、大気開放バルブ19を開弁させた状態で吸引ポンプ16を作動させることにより、キャップ部材内に排出されたインクをチューブT1を介して排インクタンク15に送り込む動作がなされる。
【0016】
一方、図12は、前記したクリーニング装置の構成において、吸引ポンプ16により記録ヘッドのノズル開口からインクを吸引した場合の記録ヘッド内の所定位置におけるインクの流速と、吸引経過時間との関係を示したものである。
【0017】
この図12に示すように、大気開放バルブ19を閉弁させた状態で、吸引ポンプ16を駆動すると、経過時間に伴って負圧によりインクの流速が序々に立上がり、やがて一定の流速に達するという特性が描かれる。図12に示す特性はその一例ではあるが、現状の吸引ポンプによる吸引特性は、ポンプの始動時より最高流速に達するのに2〜3秒程度要している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、記録ヘッド内に存在する気泡は、所定以下のインクの流速状態においてはヘッド内の複雑な流路内に引っ掛かった状態で残留し、所定以上のインクの流速状態に達した時点で、はじめてインクに押し流されて排出されるという特性を有している。
【0019】
したがって、前記したようにインク流速の立上がりが弱い状態においては、必要流速に達するまでにインクを無駄に排出することとなり、インクカートリッジの寿命を短縮させてユーザに負担を強いるという問題が発生する。
【0020】
しかも、昨今においてはより高い解像度を得るために、記録ヘッドのノズル数が増加されると共に、ノズル開口のより小さいものが使用されており、このために、記録ヘッド内の増粘インクおよび残留する気泡を満足に排出するための流速を得ることが困難となりつつあり、なおさら記録ヘッド内に残留する気泡の排出処理を困難にしている。
【0021】
したがって、これに対応させて吸引ポンプの吸引能力を増大させることによってこれを解決することはできるものの、記録装置全体の小形化、低価格化が進むなかで吸引ポンプのみを大型化かつ強力化することは難しい。
【0022】
このような諸事情に鑑みて、本件出願人は例えば特開平7−276671号公報に示すようなインクの吸引方法を提案している。これは、吸引動作後において吸引ポンプを停止させると共に、大気開放バルブを瞬間的に開閉することで、ヘッドのインク流路内に衝撃を与えて残留気泡を排出させようとするものである。これによると、残留気泡の排出作用はなされるものの、大気開放バルブの急激な開閉によってノズル開口のメニスカスを破壊し、またノズル内部への気泡の混入を招いて印字不良を発生させるという他の技術的課題を残す結果となる。
【0023】
本発明は、前記した技術的課題を解消すると共に、比較的小型の吸引ポンプを用いつつ、記録ヘッド内の残留気泡を効果的に排出し得るクリーニング制御方法を提供しようとするものであり、これにより印字不良の発生を防止できる信頼性の高いインクジェット式記録装置を提供することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、負圧発生手段からの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式記録装置であって、前記キャッピング手段と前記負圧発生手段との間に介在された負圧制御バルブと、前記負圧発生手段の動作状態において負圧制御バルブの開閉を制御するバルブ制御手段とをさらに具備した構成となされる。
【0025】
この場合、好ましい一つの形態として、前記バルブ制御手段は、負圧発生手段の動作状態において前記負圧制御バルブを開弁するように制御される。またこの場合の好ましい他の一つの形態として、前記バルブ制御手段は、負圧発生手段の動作状態において前記負圧制御バルブの開弁および閉弁を繰り返すように制御される。
【0026】
さらに本発明にかかるインクジェット式記録装置の好ましい実施の形態においては、負圧発生手段を動作させるための制御信号と、バルブ制御手段を動作させるための制御信号とが1つの基準信号発生器による基準信号に基づいて生成され、記録ヘッドからのインクの吸引シーケンスにしたがって、負圧発生手段およびバルブ制御手段をそれぞれ動作させるように構成される。
【0027】
また、本発明にかかるインクジェット式記録装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法は、印刷データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、負圧発生手段からの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段と、前記キャッピング手段と前記負圧発生手段との間に介在された負圧制御バルブとを備えたインクジェット式記録装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法であって、前記キャッピング手段により記録ヘッドを封止するキャッピングステップと、キャッピング手段により記録ヘッドを封止した状態において前記負圧発生手段を動作させる負圧発生手段始動ステップと、負圧発生手段の動作状態において前記負圧制御バルブの開閉を制御する負圧制御バルブ開閉ステップとを順次実行するようになされる。
【0028】
この場合、前記負圧制御バルブ開閉ステップにおいては、負圧発生手段始動ステップ後の所定時間経過後に負圧制御バルブを開弁するように制御される。またこの場合、前記負圧制御バルブ開閉ステップにおいては、負圧発生手段始動ステップ後の所定時間経過後に負圧制御バルブの開弁および閉弁を繰り返すように制御する場合もある。
【0029】
そして、前記したいずれの場合においても、前記負圧制御バルブ開閉ステップの後に、インクの吸引速度を減速させた微量吸引ステップを実行することが望ましい。
【0030】
以上のようになされたインクジェット式記録装置および同装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法によると、キャッピング手段と負圧発生手段との間に負圧制御バルブが配置され、負圧発生手段の動作状態において負圧制御バルブの開閉が制御される。
【0031】
例えば、負圧発生手段の動作状態において閉弁状態の負圧制御バルブを開弁するように制御することにより、負圧発生手段により蓄圧された負圧がキャッピング手段内に急激に作用し、これにより記録ヘッドからのインクの排出流速を高めることが可能となる。したがって、記録ヘッド内に残留する気泡を即座に排出させることが可能となる。
【0032】
また例えば負圧発生手段の動作状態において、負圧制御バルブの開弁および閉弁を繰り返すように制御することにより、キャッピング手段内における負圧が脈動するように大きく変化し、同様に記録ヘッド内に残留する気泡を即座に排出させることが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるインクジット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0034】
図1は本発明が適用されたインクジェット式記録装置の全体構成を示すものである。図1において符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はタイミングベルト2の一部に結合されてキャリッジモータ3の往復回転により駆動され、ガイド部材4に案内されてプラテン5に沿って平行に移動するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6と対向する下面にはブラックインクを吐出する記録ヘッド7およびカラーインクを吐出する記録ヘッド8が搭載され、各記録ヘッド7,8は、それぞれブラックインクカートリッジ9、カラーインクカートリッジ10からそれぞれインクの供給を受けて記録用紙6に対してインク滴が吐出できるように構成されている。
【0035】
非印刷領域側に配置された11はキャッピンク装置であり、ブラックインク用記録ヘッド7を封止するキャップユニット12と、カラーインク用記録ヘッド8を封止するキャップユニット13が同一のキャップホルダーに搭載されている。
【0036】
前記キャップユニット12,13はそれぞれ記録ヘッド7,8のノズル開口面を1つの空間で封止できるサイズを備え、非印字時には記録ヘッド7,8のノズル開口を封止し、また吐出能力回復操作時(クリーニング操作時)にはポンプユニット16から負圧の供給を受けて記録ヘッド7,8からインクを強制的に排出させることができるように構成されている。
【0037】
そして、キャッピング装置11の近傍には、ゴムなどの弾性板からなるクリーニング部材17が配置されていて、キャリッジ1がキャッピング装置11側に往復移動する際に、記録ヘッド7,8のノズルプレートを払拭するワイピング動作がなされる。
【0038】
図2は、図1に示す記録装置に搭載されたキャップユニット12,13のうちの1つ、例えばカラーインク用のキャップユニット13と、これに接続された負圧印加手段などの構成を示したものである。なお、図2において既に図11において説明した各部に相当する部分は同一符号で示しており、したがってその詳細な説明は省略する。
【0039】
図2に示すように、本発明が適用されたインクジェット式記録装置においては、キャップユニット13における吸引口13eと、吸引ポンプ16との間にはそれぞれチューブT1,T2を介して負圧制御バルブ18が介在されている。この負圧制御バルブ18は、開弁および閉弁が電気的に制御できる電磁バルブが採用されており、負圧制御バルブ18に対してバルブ制御手段28より開弁および閉弁の指令信号が供給されるように構成されている。
【0040】
図3は前記したバルブ制御手段28を含む記録装置における制御回路の構成を示したものである。図3において、符号20は印刷制御手段であり、記録装置のホストコンピュータからの印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆動手段21により駆動信号を発生させて、記録ヘッド7,8からインクを吐出させるものである。ヘッド駆動手段21は、印刷データに基づく駆動信号の他に、フラッシング操作のための駆動信号を記録ヘッド7,8に出力するように構成されている。
【0041】
符号22はクリーニング制御手段であり、電源投入時や、またクリーニング指令検知手段23および吸引タイマ24からの信号により、後述するような吸引強度、吸引時間、吸引インターバルに基づいてポンプ駆動手段25を制御して、吸引ポンプ16を制御するものである。また、クリーニング制御手段22は、バルブ制御手段28に制御信号を送り、負圧制御バルブ18を後述するクリーニングシーケンスに基づいて開閉制御する機能も備えている。
【0042】
なお図3においては、各キャップユニット12,13にそれぞれ作用する吸引ポンプ16、負圧制御バルブ18、および大気開放バルブ19について、それぞれの符号の末尾にAおよびBを付して2つに別けて描いている。
【0043】
符号26はフラッシング制御手段であり、印刷動作が一定時間継続して印刷制御手段20からフラッシング指令が出力された場合、およびクリーニング制御手段22からの吸引終了信号が出力され、かつフラッシグ保留タイマ27からのタイムアップ信号が出力している場合に、印刷制御手段20により記録ヘッド7,8をフラッシング位置、通常はキャッピング位置に移動させて、目詰まりの防止や、目詰まり解消のために各記録ヘッド7,8の全てのノズル開口から所定数のインク滴を吐出させるものである。
【0044】
なお、前記フラッシグ保留タイマ27は、クリーニング工程が終了した段階で計時動作を開始し、クリーニング工程で記録ヘッド7,8のノズル開口近傍に生じた気泡が自然消滅するまでに相当する時間を計時した段階で、タイムアップするように構成されている。
【0045】
また、符号29は図示しないケースの制御パネルに設けられたクリーニング指令スイッチを示し、ユーザがこれを操作した場合に、クリーニング指令検知手段23を介してクリーニング制御手段22を動作させることができるように構成されている。
【0046】
次に図4は、図3に示されたクリーニング制御手段22によるポンプ駆動手段25とバルブ制御手段28の制御形態の構成を示したものである。図4における符号22aは、クリスタル等で構成された基準信号発生器であり、この基準信号発生器22aより供給される基準信号は、中央制御装置(CPU)22bに加えられ、CPU22bにおける動作基準信号として利用される。
【0047】
また基準信号発生器22aより供給される基準信号は、CPU22bにおいて分周され、カウンタ1(22d)およびカウンタ2(22e)に対してカウントアップ用パルスが出力されるように構成されている。
【0048】
またCPU22bには、記録ヘッドからのインクの吸引シーケンスプログラムが格納された読み出し専用メモリ(ROM)22cが接続されている。CPU22bは前記ROM22cに格納されたプログラムにしたがって順次カウンタ1(22d)およびカウンタ2(22e)に対して数値を設定し、カウンタ1およびカウンタ2はCPU22bによって設定された数値をカウントアップした場合に、ポンプ駆動手段25およびバルブ制御手段28に対して制御信号を出力するように構成されている。
【0049】
一方、CPU22bよりポンプ駆動手段25に対してポンプ駆動用のパルス信号が供給されるように構成されている。このポンプ駆動用のパルス信号は、前記基準信号発生器22aからの基準信号を用いて生成され、そのパルス信号の周波数は、例えば4100Hz,2400Hz,1200Hzとされる。
【0050】
これは、後述する記録ヘッドのクリーニングシーケンスにおける本吸引、微量(少量)吸引1、および微量(少量)吸引2の各ステップにおいて、インクの吸引速度を変化させるために選択的に利用される。
【0051】
すなわち、パルスモータによって構成される吸引ポンプ16の駆動モータは、供給されるパルス信号のステップ数(周波数)に応じて回転駆動し、結果として記録ヘッドから吸引排出されるインクの吸引速度が決定される。
【0052】
図5は、4100Hz,2400Hz,1200Hzの各周波数のパルス信号を用いた場合において、記録ヘッドから吸引排出されるインクの吸引速度の関係を模式的に示したものである。
【0053】
次に図6は、前記した構成の記録装置において、クリーニング操作を実行した場合の動作シーケンスを示したものである。なお以下においては、カラーインク用キャップユニット13によってカラーインク用記録ヘッド8のクリーニング操作を行なう状態に基づいて説明する。
【0054】
クリーニング処理の指令を受けると、ステップS11において、記録ヘッドを非印字領域側に移動させて当該部分に配置されたクリーニング部材17の上部を通過させることで、記録ヘッド8のノズルプレートのワイピング動作を実行する。このステップS11におけるワイピング動作は、次に続くキャップユニット13により記録ヘッドからインクを強制的に吸引させる処理において、キャップユニットに対する記録ヘッドの密着性を向上させるために実行される。
【0055】
続いてステップS12において、記録ヘッドはキャップユニット13上に移動し、キャップユニットによって封止されて記録ヘッドから比較的大量のインクを吸引する本吸引の動作が実行される。
【0056】
この場合、図4に示したようにカウンタ1(22d)に対して、CPU22bより所定の数値が設定され、カウンタ1(22d)は同じくCPU22bから送られるカウントアップ用のパルス数をカウントする。そしてCPU22bより設定された所定の数値にカウントアップされた場合に、カウンタ1(22d)よりポンプ駆動手段25に制御信号を送出し、ポンプ駆動手段25によって吸引ポンプ16が駆動される。
【0057】
すなわち、前記カウンタ1(22d)は後述するクリーニングシーケンスの進行にしたがって、CPU22bからカウントアップ用の数値がその都度設定され、そのパルス数をカウントした時点で、ポンプ駆動手段25に制御信号を送出する機能を有しており、これにより吸引ポンプ16の動作および不動作をシーケンシャルに制御できるようになされている。
【0058】
またこのステップS12においては、図4に示したクリーニング制御手段22のCPU22bよりポンプ駆動手段25に対して4100Hzのパルス駆動信号が供給され、最大のインクの吸引速度が達成されるように制御される。またこのステップS12における本吸引の動作においては、クリーニング制御手段22からバルブ制御手段28に制御信号を送り、負圧制御バルブ18の開閉制御をなすように動作するが、負圧制御バルブ18の開閉制御動作の詳細については、図7および図8に示す動作シーケンスに基づいて後述する。
【0059】
次に、ステップS13において、キャップユニット13に連通された大気開放バルブ19が開弁され、キャップユニットに連通する吸引ポンプ16が作動されることにより、キャップユニット内に吸引されたインクは廃インクタンク15に排出される。
【0060】
続いてステップS14において、再び記録ヘッドはキャップユニットによってインクの少量吸引動作(微量吸引1)が実行される。これは記録ヘッドのノズル開口から侵入した気泡を少ない吸引動作で泡立てないように行うものである。このため負圧制御バルブは開弁状態で低速ポンプ駆動により吸引を行なう。この場合には、図4に示したようにクリーニング制御手段22のCPU22bよりポンプ駆動手段25に対して2400Hzのパルス駆動信号が供給される。
【0061】
そして、ステップS15において、キャップユニット13に連通された大気開放バルブ19が開弁され、同じくキャップユニットに連通する吸引ポンプ16が作動されることにより、キャップユニット内に吸引されたインクは廃インクタンク15に排出される。
【0062】
さらに、ステップS16において、記録ヘッド8はクリーニング部材17上を通過してワイピング動作を受け、記録ヘッドのノズルプレート表面に付着したインク泡は、このワイピング動作により取り除かれる。
【0063】
続いてステップS17において、再び記録ヘッドはキャップユニットによってインクの少量吸引動作(微量吸引2)を受ける。これは仕上げのクリーニング動作であり、記録ヘッドの各ノズル開口における不揃いのメニスカスを回復させるものである。この場合には、図4に示したようにクリーニング制御手段22のCPU22bよりポンプ駆動手段25に対して1200Hzのパルス駆動信号が供給される。
【0064】
そして同様にステップS18において、キャップユニットに配置された大気開放バルブ19が開弁され、キャップユニットに連通する吸引ポンプ16が作動されることにより、キャップユニット内に吸引されたインクは廃インクタンク15に排出される。
【0065】
続いてステップS19において、記録ヘッドはクリーニング部材17上を通過する仕上げのワイピング動作を受け、ステップS20におけるウエイト(待機)動作に移行する。このウエイト動作はノズル開口より侵入した極めて小さい気泡の自然消滅を待つものであり、ステップS20による所定のウエイト時間経過後に、ステップS21において記録ヘッドはキャップユニットによって封止され、クリーニング処理が終了する。
【0066】
図7および図8は、図6に示したクリーニングシーケンスにおけるステップS12におけるさらに詳細な制御シーケンスの各例を示したものである。
【0067】
先ず図7に示すように、ステップS11によるワイピング動作が終了後、ステップS12aに移行する。このステップにおいては記録ヘッド8がキャップユニット13によって封止された状態で吸引ポンプ16が動作する。この場合においては前記負圧制御バルブ18は閉弁された状態であり、また図6におけるステップS12において説明したように、クリーニング制御手段22のCPU22bよりポンプ駆動手段25に対して4100Hzのパルス駆動信号が供給され、最大のインクの吸引速度が達成されるように制御される。
【0068】
そして、ステップS12bにおいて吸引ポンプ18の始動開始後の所定の時間経過を管理する。これは図4に示すカウンタ2(22e)によってなされる。すなわちカウンタ2(22e)にはCPU22bより所定の時間t1に対応する数値が設定され、カウンタ2(22e)は同じくCPU22bから送られるカウントアップ用のパルス数をカウントする。
【0069】
カウンタ2(22e)が前記CPU22bより設定された所定の数値をカウントアップした場合、すなわち所定時間t1が経過した場合には、ステップS12cに移行して負圧制御バルブ18を開弁させる制御がなされる。これは図4においてカウンタ2(22e)よりバルブ制御手段28に対して制御信号を送出することで行われる。続いてステップS13に移り、この後の動作シーケンスは図6において説明したものとなる。
【0070】
図9は、前記ステップS12a乃至ステップS12cによって達成される負圧制御バルブ18の動作と、記録ヘッドからのインク吸引流速との関係を示したものである。図9に示すように負圧制御バルブ18、すなわち電磁バルブが閉弁状態で吸引ポンプ16が駆動され、所定の時間t1が経過後に電磁バルブが開弁状態となされる。
【0071】
電磁バルブが閉弁状態で吸引ポンプ16が駆動された場合には、吸引ポンプ16からバルブ18に至るチューブT2のキャビティにおいて負圧が蓄積され、その圧力は急速に低下する。この状態においてバルブ18が開弁されるため、チューブT2のキャビティにおいて蓄積された負圧が瞬時に記録ヘッドのノズル開口からの吸引力として作用し、これにより記録ヘッド内のインクの流速が瞬間的に立上がり、やがて定常状態に移行する。
【0072】
このようなインクの流速特性によって、記録ヘッド内に残留する気泡はインクの流れによって即座に排出される。
【0073】
前記の作用で明らかなように、吸引ポンプ16からバルブ18に至るチューブT2のキャビティは、若干大きくとることが好ましい。したがってバルブ18とキャップユニット13とを結ぶ前記チューブT1に比較して、このチューブT2は内径が太いものを用いることにより、そのキャビティがリザーブタンクとして作用し、高いインク流速時間をある程度持続させることができる。
【0074】
次に図8は、前記ステップS12における他の制御シーケンスを示したものである。図8において、ステップS11によるワイピング動作が終了後、ステップS12eに移行する。このステップにおいては記録ヘッド8がキャップユニット13によって封止された状態で吸引ポンプ16が動作する。
【0075】
この場合においては前記負圧制御バルブ18は閉弁された状態であり、また図6におけるステップS12において説明したように、クリーニング制御手段22のCPU22bよりポンプ駆動手段25に対して4100Hzのパルス駆動信号が供給され、最大のインクの吸引速度が達成されるように制御される。
【0076】
そして、ステップS12fにおいて吸引ポンプ18の始動開始後の所定の時間経過を管理する。これは前記したステップS12bと同様であり、所定の時間t1の経過後にステップS12gに移行する。このステップS12gにおいては、負圧制御バルブ18が開弁および閉弁の動作が繰り返されるように制御される。
【0077】
これは図4に示すカウンタ2(22e)にCPU22bより所定数値がその都度設定され、カウンタ2(22e)が設定された数値をカウントアップする毎にバルブ制御手段28に制御信号を送出することで行われる。
【0078】
そしてステップS12hにおいて、CPU22bは前記繰り返し回数nを把握しており、所定の繰り返し回数nに至った時に、ステップS12iに移行して負圧制御バルブ18を開弁させる制御がなされる。続いてステップS13に移り、この後の動作シーケンスは図6において説明したものとなる。
【0079】
図10は、前記ステップS12e乃至ステップS12iによって達成される負圧制御バルブ18の動作と、記録ヘッドからのインク吸引流速との関係を示したものである。図10に示すように負圧制御バルブ18が閉弁状態で吸引ポンプ16が駆動され、所定の時間t1が経過すると、図9に示した場合と同様に、吸引ポンプ16からバルブ18に至るチューブT2のキャビティにおいて負圧が蓄積され、その圧力は急速に低下する。この状態においてバルブ18が開弁されるため、チューブT2のキャビティにおいて蓄積された負圧が瞬時に記録ヘッドのノズル開口からの吸引力として作用し、これにより記録ヘッド内のインクの流速が瞬間的に立上がり、その後下降する特性を呈する。
【0080】
この時、バルブ18が閉弁されるため、キャップユニット内に蓄積された負圧によってインクの流速は序々に低下する。この間において吸引ポンプ16からバルブ18に至るチューブT2のキャビティにおいて負圧が再び蓄積され、バルブ18の第2回目の開弁により、再び記録ヘッド内のインクの流速が立上がるという特性が得られる。図10に示した例においてはバルブ18の開弁および閉弁の繰り返し回数n=2とした場合を示しているが、これは必要に応じて適宜変更される。
【0081】
このように図8に示す動作シーケンスにおいては、図10に示したように記録ヘッド内のインクの流速が脈動するように制御される。したがって、数回の脈動動作が与えられることによって、記録ヘッド内に残留する気泡の排出を確実に行なわせることが可能となり、信頼性を向上させることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなとおり、本発明にかかるインクジェット式記録装置および同装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法においては、キャッピング手段と負圧発生手段との間に負圧制御バルブを配置し、負圧発生手段の動作状態において負圧制御バルブを開弁するように制御されるので、負圧発生手段により蓄圧された負圧がキャッピング手段内に急激に作用し、これにより記録ヘッドからのインクの排出流速を高めることが可能となる。これにより記録ヘッド内に残留する気泡を即座に排出させることができる。
【0083】
また、前記負圧制御バルブの開弁および閉弁を繰り返すように制御することにより、キャッピング手段内における負圧が脈動するように大きく変化し、同様に記録ヘッド内に残留する気泡を即座に排出させることが可能となる。
【0084】
したがって、比較的小型の吸引ポンプを用いつつ、記録ヘッド内の残留気泡を効果的に排出し得るクリーニング制御方法を提供することができ、これにより印字不良の発生を防止できる信頼性の高いインクジェット式記録装置を提供するこが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置の構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に装填されたキャッピング手段とその周辺構成を示した断面図である。
【図3】図1に示す記録装置の制御回路を示したブロック図である。
【図4】図3に示した制御回路の一部における詳細な構成を示したブロック図である。
【図5】図4に示す制御回路によってなされるインク吸引速度の制御態様を示した特性図である。
【図6】図3に示す制御回路によってなされるヘッドクリーニングの制御シーケンスを示したフローチャートである。
【図7】図6に示すフローチャートの一部のステップにおいてなされるより詳細な制御シーケンスを示したフローチャートである。
【図8】図6に示すフローチャートの一部のステップにおいてなされるより詳細な制御シーケンスの他の例を示したフローチャートである。
【図9】図7に示す制御シーケンスによってなされるインク吸引流速の例を示した特性図である。
【図10】図8に示す制御シーケンスによってなされるインク吸引流速の例を示した特性図である。
【図11】従来の記録装置に装填されたキャッピング手段とその周辺構成を示した断面図である。
【図12】図11に示すキャッピング手段によって得られるインク吸引流速の例を示した特性図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
6 記録用紙
7,8 記録ヘッド
8a ノズルプレート
8b ノズル開口
8c 圧電振動子
9,10 インクカートリッジ
12,13 キャップユニット(キャッピング手段)
13a キャップケース
13b キャップ部材
13e 吸引口
13f 大気開放口
15 排インクタンク
16 吸引ポンプ(負圧発生手段)
17 クリーニング部材
18 負圧制御バルブ
19 大気開放バルブ
20 印刷制御手段
21 ヘッド駆動手段
22 クリーニング制御手段
22a 基準信号発生器
22b 中央制御装置(CPU)
22c 読み出し専用メモリ(ROM)
22d カウンタ1
22e カウンタ2
25 ポンプ駆動手段
26 フラッシング制御手段
28 バルブ制御手段
T1,T2,T3 チューブ
Claims (5)
- 印刷データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、負圧発生手段からの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式記録装置であって、
前記キャッピング手段と前記負圧発生手段との間に介在された負圧制御バルブと、前記負圧発生手段の動作状態において負圧制御バルブの開閉を制御するバルブ制御手段とを備え、
前記キャッピング手段と前記負圧発生手段との間において、前記負圧制御バルブと前記負圧発生手段とを結ぶチューブに、前記キャッピング手段と前記負圧制御バルブとを結ぶチューブの内径よりも太いものが用いられたことにより、前記負圧制御バルブと前記負圧発生手段とを結ぶチューブのキャビティが、前記キャッピング手段と前記負圧制御バルブとを結ぶチューブのキャビティよりも大きく形成され、
前記バルブ制御手段は、負圧発生手段の動作状態において前記負圧制御バルブの開弁および閉弁を繰り返すことにより前記キャッピング手段内における負圧が脈動するようにして前記記録ヘッド内に残留する気泡を排出するように制御することを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 前記負圧発生手段を動作させるための制御信号と、前記バルブ制御手段を動作させるための制御信号とが1つの基準信号発生器による基準信号に基づいて生成され、記録ヘッドからのインクの吸引シーケンスにしたがって、負圧発生手段およびバルブ制御手段をそれぞれ動作させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
- 印刷データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、負圧発生手段からの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段と、前記キャッピング手段と前記負圧発生手段との間に介在された負圧制御バルブとを備えたインクジェット式記録装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法であって、
前記キャッピング手段と前記負圧発生手段との間において、前記負圧制御バルブと前記負圧発生手段とを結ぶチューブに、前記キャッピング手段と前記負圧制御バルブとを結ぶチューブの内径よりも太いものが用いられたことにより、前記負圧制御バルブと前記負圧発生手段とを結ぶチューブのキャビティが、前記キャッピング手段と前記負圧制御バルブとを結ぶチューブのキャビティよりも大きく形成され、
前記キャッピング手段により記録ヘッドを封止するキャッピングステップと、キャッピング手段により記録ヘッドを封止した状態において前記負圧発生手段を動作させる負圧発生手段始動ステップと、負圧発生手段の動作状態において前記負圧制御バルブの開閉を制御するバルブ開閉ステップとを順次実行すると共に、
前記負圧制御バルブ開閉ステップは、負圧発生手段始動ステップ後の所定時間経過後に負圧制御バルブの開弁および閉弁を繰り返して前記キャッピング手段内における負圧が脈動するようにして前記記録ヘッド内に残留する気泡を排出するように制御することを特徴とするインクジェット式記録装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法。 - 前記負圧制御バルブ開閉ステップは、負圧発生手段始動ステップ後の所定時間経過後に負圧制御バルブを開弁するように制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット式記録装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法。
- 前記負圧制御バルブ開閉ステップの後に、インクの吸引速度を減速させた微量吸引ステップを実行することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のインクジェット式記録装置における記録ヘッドのクリーニング制御方法。
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