JP2004264196A - 車両用計器および車両用計器の演出システム - Google Patents
車両用計器および車両用計器の演出システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004264196A JP2004264196A JP2003055591A JP2003055591A JP2004264196A JP 2004264196 A JP2004264196 A JP 2004264196A JP 2003055591 A JP2003055591 A JP 2003055591A JP 2003055591 A JP2003055591 A JP 2003055591A JP 2004264196 A JP2004264196 A JP 2004264196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- vehicle
- effect
- pointer
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 109
- 238000005286 illumination Methods 0.000 abstract description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 230000003760 hair shine Effects 0.000 description 2
- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Indicating Measured Values (AREA)
- Details Of Measuring Devices (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
【課題】より一層の斬新な印象を乗員に与える。
【解決手段】物理量を示す目盛り部を有する目盛り盤と、回動して目盛り部を指し示す指針とを備え、キースイッチによりIGオン操作を行った時およびキースイッチによりIGオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、物理量とは無関係に指針を回動させる演出作動を行うようになっており、演出作動と同時に演出音を発生させる。また、背景部用光源、指針用光源、目盛り盤用光源を時差をもって点灯させる演出照明を行うと同時に演出音を発生させる。また、背景部用光源の発光輝度を徐々に変化させる演出照明を行うと同時に演出音を発生させる。これにより、キースイッチによりIGオン操作を行った時およびIGオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、指針の演出作動に加え、所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【選択図】 図4
【解決手段】物理量を示す目盛り部を有する目盛り盤と、回動して目盛り部を指し示す指針とを備え、キースイッチによりIGオン操作を行った時およびキースイッチによりIGオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、物理量とは無関係に指針を回動させる演出作動を行うようになっており、演出作動と同時に演出音を発生させる。また、背景部用光源、指針用光源、目盛り盤用光源を時差をもって点灯させる演出照明を行うと同時に演出音を発生させる。また、背景部用光源の発光輝度を徐々に変化させる演出照明を行うと同時に演出音を発生させる。これにより、キースイッチによりIGオン操作を行った時およびIGオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、指針の演出作動に加え、所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用計器およびその演出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
指針の回動により目盛り盤の目盛り部を指し示して物理量を表示する指針計器において、イグニッションスイッチのオン操作、オフ操作にともなって、次のような演出を乗員に視認させるものが従来より提案されている。すなわち、物理量とは無関係に指針を回動させる演出作動、或いは、複数の光源を時差点灯、時差消灯させたり、光源の発光輝度を徐々に変化させたりする演出照明を行わせるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような演出作動、演出照明により、オン操作、オフ操作時に斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−201410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の指針計器のように、イグニッションスイッチのオン操作、オフ操作にともなって単純に演出作動、演出照明を行うだけでは、より一層の斬新な印象を与えるには限界がある。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、より一層の斬新な印象を乗員に与えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、物理量を示す目盛り部(13a)を有する目盛り盤(13)と、回動して目盛り部(13a)を指し示す指針(14)とを備え、キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時およびキースイッチにより走行許可状態を解除するオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、物理量とは無関係に指針(14)を回動させる演出作動を行うようになっており、演出作動と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0008】
これにより、キースイッチによりオン操作を行った時およびオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、指針(14)の演出作動に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、第1表示部(12)および第2表示部(14)と、第1表示部(12)を照明する第1光源(17)および第2表示部(14)を照明する第2光源(15)とを備え、キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時に、両光源(17、15)を時差をもって点灯させる演出照明を行うようになっており、演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、キースイッチによりオン操作を行った時に、両光源(17、15)による演出照明に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、第1表示部(12)および第2表示部(14)と、第1表示部(12)を照明する第1光源(17)および第2表示部(14)を照明する第2光源(15)とを備え、キースイッチにより車両の走行許可状態を解除するオフ操作を行った時に、両光源(17、15)を時差をもって消灯させる演出照明を行うようになっており、演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、キースイッチによりオフ操作を行った時に、両光源(17、15)による演出照明に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明のように、指針(14)を照明する指針用光源(15)、指針(14)の回動範囲に位置する目盛り盤(13)を照明する目盛り盤用光源(16)、および指針(14)の回動範囲外に位置する背景部(12)を照明する背景部用光源(17)の少なくとも1つに、第1および第2光源(17、15)の少なくとも一方の光源を適用することが望ましい。
【0014】
請求項5に記載の発明では、表示部(12)と、表示部(12)を照明する光源(17)とを備え、キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時およびキースイッチにより走行許可状態を解除するオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、光源(17)の発光輝度を徐々に変化させる演出照明を行うようになっており、演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0015】
これにより、キースイッチによりオン操作を行った時およびオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、光源(17)の演出照明に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0016】
また、請求項6に記載の発明のように、車両には走行駆動源としてのエンジンが搭載されており、走行許可状態とは、キースイッチによりイグニッションスイッチ(22)が投入された状態であることを特徴とする指針計器に、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用計器を採用して好適である。
【0017】
請求項7に記載の発明では、音発生手段(31、10S)は、車両に搭載されたオーディオ装置(30)に備えられたスピーカ(31)であることを特徴とするので、演出音を発生させる専用のスピーカを備えることを不要にできる。
【0018】
請求項8に記載の発明では、演出音を発生させている時には、オーディオ装置(30)からのオーディオ用音声の出力を禁止させることを特徴とするので、オーディオ用音声と演出音とが干渉してしまうことを防止できる。
【0019】
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用計器(10)と、演出音の音データを記憶する記憶手段(30)とを備え、記憶手段(30)に記憶された音データに基づいて演出音を発生させるようになっており、記憶手段(30)に記憶された音データを書き替え可能にしたことを特徴とする。
【0020】
これにより、記憶手段(30)に記憶された音データを、乗員の好みに応じた音データに書き替えることができるので、乗員の好みに応じて演出音の種類を選択可能にできる。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る車両用計器10を模擬的に示す斜視図であり、見返し板11の開口部11aに導光板12を組み付け、導光板12の開口部12aに目盛り盤13を組み付けて構成されている。
【0024】
目盛り盤13には、物理量を示す目盛り部13aが印刷等により形成されている。物理量には、車速、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の温度等が挙げられる。本実施形態では目盛り盤13を複数備えている。
【0025】
また、目盛り盤13の表面側にて回動して目盛り部13aを指し示す指針14が目盛り盤13毎に備えられている。また、目盛り盤13の裏面側には指針を照明する指針用光源15および目盛り盤13を照明する目盛り盤用光源16が備えられている。また、見返し板11の裏面側には導光板11を照明する背景部用光源17が備えられている。
【0026】
指針用光源15から出射した光は、指針14内部に設けられた導光部材内部に導かれ、指針14の長手方向全域に亘って表面側から出射する。このように照明されることにより、指針14自体が発光しているように車両乗員には視認される。
【0027】
目盛り盤用光源16から出射した光は、目盛り盤13の裏面側から表面側に透過する。従って、例えば、目盛り部13aを白色に印刷すれば、目盛り部13aが白色に光って車両乗員には視認される。
【0028】
背景部用光源17から出射した光は、導光板11の端面から板面に平行な方向に入射する。よって、導光板11は光源17の発光色に光り、導光板11のうち光が入射した端面から徐々に発光輝度が低下するように車両乗員には視認される。なお、導光板11は複数の目盛り盤13の背景としての意匠を構成し、上記特許請求の範囲に記載の背景部に相当する。
【0029】
見返し板11、導光板12および目盛り盤13の裏面側には図示しないプリント配線板が備えられている。そして、プリント配線板に実装、接続された各種電気機器により、指針計器10の作動を制御する電子制御装置(以下、ECUと呼ぶ)18が構成されている。
【0030】
図2は、当該ECU18等を示すブロック図であり、プリント配線板には、指針14を回動させる回動内機19が接続されている。そして、プリント配線板に実装されたマイクロコンピュータ18aが後述するフローチャートに基づいて作動することにより、各種光源15、16、17および回動内機19の作動を制御するとともに、後述の演出音の発生を制御するようになっている。なお、ECU18は、上記特許請求の範囲に記載の演出音制御手段に相当する。
【0031】
本実施形態の車両はエンジンを駆動源として走行する車両であり、ECU18は、車両のバッテリー21からイグニッションスイッチ22を介して電力供給されている。周知の如く、イグニッションスイッチ22はキースイッチの回動によりオンオフ操作されるようになっている。
【0032】
なお、本明細書では、エンジンがスタータにより駆動したか否かに拘わらず、キースイッチによりイグニッションスイッチ22が投入されて走行許可状態となった状態を、IGオン操作と呼ぶ。一方、キースイッチがオフ位置或いはアクセサリスイッチを投入させる位置に操作されて走行許可状態を解除した状態を、IGオフ操作と呼ぶ。
【0033】
また、図3に示すように、指針計器10には、オーディオ装置およびナビゲーション装置が接続されている。本実施形態では両装置が一体されており、以下、これらの装置をオーディオ・ナビ装置30と呼ぶ。また、指針計器10には、車両に備えられて車室内を照明する光源を備えたルームランプユニット40が接続されている。
【0034】
オーディオ・ナビ装置30には、携帯電話32等の外部機器から音声データが入力されるようになっており、オーディオ・ナビ装置30は入力された音声データを記憶する。オーディオ・ナビ装置30は上記特許請求の範囲に記載の記憶手段としても機能する。そして、当該記憶された音声データをオーディオ・ナビ装置30に接続されたスピーカシステム31に出力して音声を発生させる。
【0035】
なお、このように音声データをスピーカシステム31に出力するように指示する信号を、ECU18がオーディオ・ナビ装置30に出力するようになっており、このような指示信号の入力があったときに、オーディオ・ナビ装置30はスピーカシステム31に音声データを出力する。
【0036】
また、上記指示信号の入力により後述する演出音を発生させている時には、オーディオ・ナビ装置30からのオーディオ用音声の出力を禁止させて、オーディオ用音声と演出音とが干渉してしまうことの防止を図っている。そして、演出音の発生が終了次第、あるいは終了後ある一定時間(例えば数秒)後にオーディオ用音声の発生を許可するようにすればよい。
【0037】
次に、各光源15、16、17、回動内機19およびオーディオ・ナビ装置30のマイクロコンピュータ18aによる制御内容を、図4ないし図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図4は、IGオン操作時の制御を示すフローチャートであり、ステップS10にてIGオン操作がなされると、ステップS11において、発光輝度を徐々に高めるように背景部用光源17を点灯させると同時に、第1パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、背景部12としての導光板が徐々に明るくなるように演出照明され、当該演出照明と同時にスピーカシステム31からは第1パターンの演出音が発生される。
【0039】
次に、ステップS12において、背景部用光源17の点灯が所定の発光輝度になって演出照明が完了したか否かを判定する。なお、演出照明が完了するまでには第1パターンの演出音も完了するように設定されている。
【0040】
演出照明が完了したと判定されるとステップS13に進み、車速、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の温度等の物理量とは無関係に回動内機19を駆動させ、かつ、針用光源15を点灯させると同時に、第2パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、物理量とは無関係に指針14が回動して演出作動され、当該演出作動と同時に指針14が照明され、かつ、スピーカシステム31からは第2パターンの演出音が発生される。
【0041】
本実施形態の演出作動では、指針14を最小目盛り位置から最大目盛り位置まで回動させ、その後再び最小目盛り位置まで回動させるといった作動である。例えば、車速計の指針14の場合には、指針14を0km/h位置から180km/h位置まで回動させた後に再び0km/h位置まで回動させる。
【0042】
次に、ステップS14において、演出作動が完了したか否かを判定する。なお、演出作動が完了するまでには第2パターンの演出音も完了するように設定されている。
【0043】
演出作動が完了したと判定されるとステップS15に進み、目盛り盤用光源16を点灯させると同時に、第3パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、目盛り盤13が照明されると同時にスピーカシステム31からは第3パターンの演出音が発生される。
【0044】
以上のステップS10〜S15により、IGオン操作されると、各光源15、16、17が時差をもって点灯して、背景部12、指針14および目盛り盤13が時差をもって順に照明される演出照明がなされることとなる。
【0045】
次に、ステップS16において第3パターンの演出音が完了したか否かを判定し、完了と判定されればステップS17に進み、通常の動作を行う。すなわち、各光源15、16、17を常時点灯させ、所定の物理量に応じて指針14が回動するように回動内機19の駆動を制御する。なお、音声の発生は行わない。
【0046】
図5は、IGオフ操作時の制御を示すフローチャートであり、ステップS20にてIGオフ操作がなされると、ステップS21において、第4パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、スピーカシステム31からは第4パターンの演出音が発生される。
【0047】
そして、ステップS22において、各光源15、16、17の発光輝度を徐々に低くして最終的に消灯させる。これにより、スピーカシステム31から第4パターンの演出音が発生されると同時に、背景部12、指針14および目盛り盤13が徐々に暗くなるように演出照明(演出消灯)される。なお、演出消灯が完了するまでには第4パターンの演出音も完了するように設定されている。
【0048】
図6は、キースイッチがエンジンスタータを駆動させる位置に操作されてエンジンを始動させるクランクオン状態となった時の制御を示すフローチャートである。ステップS30にてキースイッチがスタート位置に操作されてクランクオン状態になると、ステップS31にて演出音を瞬時に停止させる。そして、ステップS32にて、各光源15、16、17を瞬時に消灯させる。
【0049】
なお、図4のフローチャートにおけるステップS11〜ステップS16の処理中にステップS20によるIGオフ操作がなされた場合には、ステップS11〜ステップS16の処理を中断してステップS21、S22の処理を優先して割り込ませる。また、ステップS11〜ステップS16の処理中にステップS30のクランクオン状態となった場合にも、ステップS11〜ステップS16の処理を中断してステップS31、S32の処理を優先して割り込ませる。
【0050】
図7は、図4ないし図6のフローチャートに基づく各部演出照明、演出作動および演出音発生のタイムチャートの一例である。
【0051】
はじめに、イグニッションスイッチ22がIGオン操作されると、徐々に明るくなるように背景部用光源17が点灯して背景部12が照明されと同時に、第1パターンの演出音の発生が開始される。ここで、クランクオン状態となると、背景部用光源17が瞬時に消灯すると同時に、第1パターンの演出音も瞬時に停止する。
【0052】
その後、エンジンが始動してクランクオフ状態となると、再度、徐々に明るくなるように背景部用光源17が点灯して背景部12が照明されると同時に、第1パターンの演出音の発生が開始される。
【0053】
背景部用光源17の点灯が所定の発光輝度になって演出照明が完了し、第1パターンの演出音も完了すると、指針用光源15が点灯して指針14が照明される。すなわち、背景部用光源(第1光源)17に対して時差をもって指針用光源(第2光源)15が点灯する演出照明となる。そして、指針用光源15の点灯と同時に最小目盛り位置(0km/h位置)から最高目盛り位置(180km/h位置)に向けて指針14が回動を開始して演出作動し、かつ、第2パターンの演出音の発生が開始される。
【0054】
指針14が最大目盛り位置に到達すると、再度最小目盛り位置に向けて回動し、最小目盛り位置に到達した時点で演出作動が終了し、第2パターンの演出音も完了する。
【0055】
演出作動および第2パターン演出音が終了すると、目盛り盤用光源16が点灯して目盛り盤13が照明される。すなわち、指針用光源(第2光源)15に対して時差をもって目盛り盤用光源(第3光源)16が点灯する演出照明となる。そして、目盛り盤用光源16の点灯と同時に第3パターンの演出音の発生が開始される。
【0056】
第3パターンの演出音が完了すると通常の動作となり、その後、イグニッションスイッチ22がIGオフ操作されると、徐々に暗くなるように背景部用光源17、指針用光源15および目盛り盤用光源16が消灯する演出照明がなされると同時に、第4パターンの演出音の発生が開始される。各光源17、15、16が完全に消灯した後に、第4パターンの演出音が完了する。
【0057】
因みに、演出音の一例として、ジェットエンジンを模擬したサウンド等が挙げられる。そして、IGオン操作時には、徐々に音量をアップさせたり徐々に低音から高音に変化するようなパターンの演出音を採用して好適であり、IGオフ操作時には、徐々に音量をダウンさせたり徐々に高音から低音に変化するようなパターンの演出音を採用して好適である。
【0058】
また、オーディオ・ナビ装置30に、携帯電話32等の外部機器から乗員の好みに応じた音声データを入力させて記憶させれば、乗員の好みに応じた演出音にすることができ、好適である。
【0059】
以上により本実施形態によれば、IGオン操作して乗員が運転を開始する際に、各光源17、15、16の時差点灯による演出照明、徐々に明るくなるように照明する演出照明、および指針14の演出作動に加え、各種パターンの演出音を発生させるので、極めて斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0060】
また、IGオフ操作して乗員が運転を終了する際に、各光源17、15、16が徐々に暗くなるように消灯する演出照明に加え、演出音を発生させるので、極めて斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0061】
なお、図4ないし図6のフローチャートおよび図7のタイムチャートには記載していないが、上述の演出音を発生させている時に、ルームランプユニット40を消灯させることで、より一層の斬新さを図るようにして好適である。
【0062】
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、オーディオ・ナビ装置30に、音声データを記憶させていたが、本実施形態では、指針計器10に音声データを記憶させて、上記特許請求の範囲に記載の記憶手段としても指針計器10を機能させている。
【0063】
具体的には、図8に示すように、携帯電話32等の外部機器からナビゲーション装置30aに入力された音声データは、指針計器10に出力され、指針計器10にて記憶される。そして、演出音を発生させる際には指針計器10から音声信号をオーディオ装置30bに出力し、オーディオ装置30bに備えられたアンプ33にて増幅してスピーカシステム31にて演出音を発生させる。
【0064】
なお、ナビゲーション装置30a、指針計器10およびオーディオ装置30bを相互に通信可能なように接続して好適であり、接続形態としては、ハードワイヤによる直接入力、車内LANの多重信号、ローカル多重信号等が挙げられる。
【0065】
(第3実施形態)
上記第1および第2実施形態では、計器10の外部に備えられたスピーカシステム31から演出音を発生させているのに対し、本実施形態では、図9に示すように、計器10に備えられたスピーカ10Sから演出音を発生させている。
【0066】
(他の実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、エンジンを搭載した車両における計器10に本発明を適用させているが、電気自動車やハイブリッド車等のバッテリを駆動源とした車両における計器10に本発明を適用してもよい。この場合には、上記IGオン操作およびIGオフ操作が、車両を走行許可状態にするオン操作および走行許可状態を解除するオフ操作に置き換わることとなる。
【0067】
また、本発明の実施にあたり、スピーカ31、10Sを複数設けてサラウンドにより演出音を発生させるようにすれば、より一層斬新な印象を乗員に与えることができ、好適である。なお、音声データはアナログ(モノラル/ステレオ)、デジタルのいずれでもよい。また、演出音は、音楽、効果音、音声等を採用して好適である。
【0068】
また、本発明の実施にあたり、予め数通りの音声パターンを計器10、オーディオ・ナビ装置30、ナビゲーション装置30a等に記憶させておき、ディーラにて書き換え、ユーザの好みに合わせた音声パターンに変更できるようにしてもよい。また、上記書き換えは、計器10のトリップリセットスイッチ等を用いてユーザが自由に行えるようにしてもよい。なお、この場合には、上記スイッチの特殊な操作により隠しモードとして行えるようにして好適である。
【0069】
また、計器メーカ或いは車両メーカが新しい演出音を定期的にリリースし、ディーラにて定期的に書き込み追加することにより、ユーザに対して常に新しい演出音を提供するようにして好適である。なお、上記リリースはナビゲーション装置30aを介して行うようにすればよい。
【0070】
また、ユーザがパソコン等で自作した演出音をディーラに持ち込んで書き込みを行ったり、ナビゲーション装置30aに装着されるメディア(メモリカード等)を介して書き込みを行うことができるようにすれば、ユーザ自作の演出音を発生させることができる。また、演出音の発生を禁止できるように設定可能にして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用計器を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1の車両用計器に係るECUを示すブロック図である。
【図3】図1の車両用計器およびオーディオ・ナビ装置から構成される演出システムを示す模式図である。
【図4】第1実施形態の車両用計器のIGオン操作時の作動を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態の車両用計器のIGオフ操作時の作動を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態の車両用計器のクランクオン時の作動を示すフローチャートである。
【図7】第1実施形態の車両用計器に係るタイムチャートを示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る車両用計器、ナビゲーション装置およびオーディオ装置から構成される演出システムを示す模式図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両用計器を示す模式図である。
【符号の説明】
10…指針計器、10S、31…スピーカシステム(音発生手段)、
12…背景部(第1表示部)、13…目盛り盤、13a…目盛り部、
14…指針(第2表示部)、15…指針用光源(第2光源)、
17…背景部用光源(第1光源)、18…ECU(演出音制御手段)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用計器およびその演出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
指針の回動により目盛り盤の目盛り部を指し示して物理量を表示する指針計器において、イグニッションスイッチのオン操作、オフ操作にともなって、次のような演出を乗員に視認させるものが従来より提案されている。すなわち、物理量とは無関係に指針を回動させる演出作動、或いは、複数の光源を時差点灯、時差消灯させたり、光源の発光輝度を徐々に変化させたりする演出照明を行わせるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような演出作動、演出照明により、オン操作、オフ操作時に斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−201410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の指針計器のように、イグニッションスイッチのオン操作、オフ操作にともなって単純に演出作動、演出照明を行うだけでは、より一層の斬新な印象を与えるには限界がある。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、より一層の斬新な印象を乗員に与えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、物理量を示す目盛り部(13a)を有する目盛り盤(13)と、回動して目盛り部(13a)を指し示す指針(14)とを備え、キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時およびキースイッチにより走行許可状態を解除するオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、物理量とは無関係に指針(14)を回動させる演出作動を行うようになっており、演出作動と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0008】
これにより、キースイッチによりオン操作を行った時およびオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、指針(14)の演出作動に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、第1表示部(12)および第2表示部(14)と、第1表示部(12)を照明する第1光源(17)および第2表示部(14)を照明する第2光源(15)とを備え、キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時に、両光源(17、15)を時差をもって点灯させる演出照明を行うようになっており、演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、キースイッチによりオン操作を行った時に、両光源(17、15)による演出照明に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、第1表示部(12)および第2表示部(14)と、第1表示部(12)を照明する第1光源(17)および第2表示部(14)を照明する第2光源(15)とを備え、キースイッチにより車両の走行許可状態を解除するオフ操作を行った時に、両光源(17、15)を時差をもって消灯させる演出照明を行うようになっており、演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、キースイッチによりオフ操作を行った時に、両光源(17、15)による演出照明に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明のように、指針(14)を照明する指針用光源(15)、指針(14)の回動範囲に位置する目盛り盤(13)を照明する目盛り盤用光源(16)、および指針(14)の回動範囲外に位置する背景部(12)を照明する背景部用光源(17)の少なくとも1つに、第1および第2光源(17、15)の少なくとも一方の光源を適用することが望ましい。
【0014】
請求項5に記載の発明では、表示部(12)と、表示部(12)を照明する光源(17)とを備え、キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時およびキースイッチにより走行許可状態を解除するオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、光源(17)の発光輝度を徐々に変化させる演出照明を行うようになっており、演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする。
【0015】
これにより、キースイッチによりオン操作を行った時およびオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、光源(17)の演出照明に加え、音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させるので、より一層の斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0016】
また、請求項6に記載の発明のように、車両には走行駆動源としてのエンジンが搭載されており、走行許可状態とは、キースイッチによりイグニッションスイッチ(22)が投入された状態であることを特徴とする指針計器に、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用計器を採用して好適である。
【0017】
請求項7に記載の発明では、音発生手段(31、10S)は、車両に搭載されたオーディオ装置(30)に備えられたスピーカ(31)であることを特徴とするので、演出音を発生させる専用のスピーカを備えることを不要にできる。
【0018】
請求項8に記載の発明では、演出音を発生させている時には、オーディオ装置(30)からのオーディオ用音声の出力を禁止させることを特徴とするので、オーディオ用音声と演出音とが干渉してしまうことを防止できる。
【0019】
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用計器(10)と、演出音の音データを記憶する記憶手段(30)とを備え、記憶手段(30)に記憶された音データに基づいて演出音を発生させるようになっており、記憶手段(30)に記憶された音データを書き替え可能にしたことを特徴とする。
【0020】
これにより、記憶手段(30)に記憶された音データを、乗員の好みに応じた音データに書き替えることができるので、乗員の好みに応じて演出音の種類を選択可能にできる。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る車両用計器10を模擬的に示す斜視図であり、見返し板11の開口部11aに導光板12を組み付け、導光板12の開口部12aに目盛り盤13を組み付けて構成されている。
【0024】
目盛り盤13には、物理量を示す目盛り部13aが印刷等により形成されている。物理量には、車速、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の温度等が挙げられる。本実施形態では目盛り盤13を複数備えている。
【0025】
また、目盛り盤13の表面側にて回動して目盛り部13aを指し示す指針14が目盛り盤13毎に備えられている。また、目盛り盤13の裏面側には指針を照明する指針用光源15および目盛り盤13を照明する目盛り盤用光源16が備えられている。また、見返し板11の裏面側には導光板11を照明する背景部用光源17が備えられている。
【0026】
指針用光源15から出射した光は、指針14内部に設けられた導光部材内部に導かれ、指針14の長手方向全域に亘って表面側から出射する。このように照明されることにより、指針14自体が発光しているように車両乗員には視認される。
【0027】
目盛り盤用光源16から出射した光は、目盛り盤13の裏面側から表面側に透過する。従って、例えば、目盛り部13aを白色に印刷すれば、目盛り部13aが白色に光って車両乗員には視認される。
【0028】
背景部用光源17から出射した光は、導光板11の端面から板面に平行な方向に入射する。よって、導光板11は光源17の発光色に光り、導光板11のうち光が入射した端面から徐々に発光輝度が低下するように車両乗員には視認される。なお、導光板11は複数の目盛り盤13の背景としての意匠を構成し、上記特許請求の範囲に記載の背景部に相当する。
【0029】
見返し板11、導光板12および目盛り盤13の裏面側には図示しないプリント配線板が備えられている。そして、プリント配線板に実装、接続された各種電気機器により、指針計器10の作動を制御する電子制御装置(以下、ECUと呼ぶ)18が構成されている。
【0030】
図2は、当該ECU18等を示すブロック図であり、プリント配線板には、指針14を回動させる回動内機19が接続されている。そして、プリント配線板に実装されたマイクロコンピュータ18aが後述するフローチャートに基づいて作動することにより、各種光源15、16、17および回動内機19の作動を制御するとともに、後述の演出音の発生を制御するようになっている。なお、ECU18は、上記特許請求の範囲に記載の演出音制御手段に相当する。
【0031】
本実施形態の車両はエンジンを駆動源として走行する車両であり、ECU18は、車両のバッテリー21からイグニッションスイッチ22を介して電力供給されている。周知の如く、イグニッションスイッチ22はキースイッチの回動によりオンオフ操作されるようになっている。
【0032】
なお、本明細書では、エンジンがスタータにより駆動したか否かに拘わらず、キースイッチによりイグニッションスイッチ22が投入されて走行許可状態となった状態を、IGオン操作と呼ぶ。一方、キースイッチがオフ位置或いはアクセサリスイッチを投入させる位置に操作されて走行許可状態を解除した状態を、IGオフ操作と呼ぶ。
【0033】
また、図3に示すように、指針計器10には、オーディオ装置およびナビゲーション装置が接続されている。本実施形態では両装置が一体されており、以下、これらの装置をオーディオ・ナビ装置30と呼ぶ。また、指針計器10には、車両に備えられて車室内を照明する光源を備えたルームランプユニット40が接続されている。
【0034】
オーディオ・ナビ装置30には、携帯電話32等の外部機器から音声データが入力されるようになっており、オーディオ・ナビ装置30は入力された音声データを記憶する。オーディオ・ナビ装置30は上記特許請求の範囲に記載の記憶手段としても機能する。そして、当該記憶された音声データをオーディオ・ナビ装置30に接続されたスピーカシステム31に出力して音声を発生させる。
【0035】
なお、このように音声データをスピーカシステム31に出力するように指示する信号を、ECU18がオーディオ・ナビ装置30に出力するようになっており、このような指示信号の入力があったときに、オーディオ・ナビ装置30はスピーカシステム31に音声データを出力する。
【0036】
また、上記指示信号の入力により後述する演出音を発生させている時には、オーディオ・ナビ装置30からのオーディオ用音声の出力を禁止させて、オーディオ用音声と演出音とが干渉してしまうことの防止を図っている。そして、演出音の発生が終了次第、あるいは終了後ある一定時間(例えば数秒)後にオーディオ用音声の発生を許可するようにすればよい。
【0037】
次に、各光源15、16、17、回動内機19およびオーディオ・ナビ装置30のマイクロコンピュータ18aによる制御内容を、図4ないし図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図4は、IGオン操作時の制御を示すフローチャートであり、ステップS10にてIGオン操作がなされると、ステップS11において、発光輝度を徐々に高めるように背景部用光源17を点灯させると同時に、第1パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、背景部12としての導光板が徐々に明るくなるように演出照明され、当該演出照明と同時にスピーカシステム31からは第1パターンの演出音が発生される。
【0039】
次に、ステップS12において、背景部用光源17の点灯が所定の発光輝度になって演出照明が完了したか否かを判定する。なお、演出照明が完了するまでには第1パターンの演出音も完了するように設定されている。
【0040】
演出照明が完了したと判定されるとステップS13に進み、車速、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の温度等の物理量とは無関係に回動内機19を駆動させ、かつ、針用光源15を点灯させると同時に、第2パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、物理量とは無関係に指針14が回動して演出作動され、当該演出作動と同時に指針14が照明され、かつ、スピーカシステム31からは第2パターンの演出音が発生される。
【0041】
本実施形態の演出作動では、指針14を最小目盛り位置から最大目盛り位置まで回動させ、その後再び最小目盛り位置まで回動させるといった作動である。例えば、車速計の指針14の場合には、指針14を0km/h位置から180km/h位置まで回動させた後に再び0km/h位置まで回動させる。
【0042】
次に、ステップS14において、演出作動が完了したか否かを判定する。なお、演出作動が完了するまでには第2パターンの演出音も完了するように設定されている。
【0043】
演出作動が完了したと判定されるとステップS15に進み、目盛り盤用光源16を点灯させると同時に、第3パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、目盛り盤13が照明されると同時にスピーカシステム31からは第3パターンの演出音が発生される。
【0044】
以上のステップS10〜S15により、IGオン操作されると、各光源15、16、17が時差をもって点灯して、背景部12、指針14および目盛り盤13が時差をもって順に照明される演出照明がなされることとなる。
【0045】
次に、ステップS16において第3パターンの演出音が完了したか否かを判定し、完了と判定されればステップS17に進み、通常の動作を行う。すなわち、各光源15、16、17を常時点灯させ、所定の物理量に応じて指針14が回動するように回動内機19の駆動を制御する。なお、音声の発生は行わない。
【0046】
図5は、IGオフ操作時の制御を示すフローチャートであり、ステップS20にてIGオフ操作がなされると、ステップS21において、第4パターンの演出音を開始させるように音声データ出力指示信号を出力する。これにより、スピーカシステム31からは第4パターンの演出音が発生される。
【0047】
そして、ステップS22において、各光源15、16、17の発光輝度を徐々に低くして最終的に消灯させる。これにより、スピーカシステム31から第4パターンの演出音が発生されると同時に、背景部12、指針14および目盛り盤13が徐々に暗くなるように演出照明(演出消灯)される。なお、演出消灯が完了するまでには第4パターンの演出音も完了するように設定されている。
【0048】
図6は、キースイッチがエンジンスタータを駆動させる位置に操作されてエンジンを始動させるクランクオン状態となった時の制御を示すフローチャートである。ステップS30にてキースイッチがスタート位置に操作されてクランクオン状態になると、ステップS31にて演出音を瞬時に停止させる。そして、ステップS32にて、各光源15、16、17を瞬時に消灯させる。
【0049】
なお、図4のフローチャートにおけるステップS11〜ステップS16の処理中にステップS20によるIGオフ操作がなされた場合には、ステップS11〜ステップS16の処理を中断してステップS21、S22の処理を優先して割り込ませる。また、ステップS11〜ステップS16の処理中にステップS30のクランクオン状態となった場合にも、ステップS11〜ステップS16の処理を中断してステップS31、S32の処理を優先して割り込ませる。
【0050】
図7は、図4ないし図6のフローチャートに基づく各部演出照明、演出作動および演出音発生のタイムチャートの一例である。
【0051】
はじめに、イグニッションスイッチ22がIGオン操作されると、徐々に明るくなるように背景部用光源17が点灯して背景部12が照明されと同時に、第1パターンの演出音の発生が開始される。ここで、クランクオン状態となると、背景部用光源17が瞬時に消灯すると同時に、第1パターンの演出音も瞬時に停止する。
【0052】
その後、エンジンが始動してクランクオフ状態となると、再度、徐々に明るくなるように背景部用光源17が点灯して背景部12が照明されると同時に、第1パターンの演出音の発生が開始される。
【0053】
背景部用光源17の点灯が所定の発光輝度になって演出照明が完了し、第1パターンの演出音も完了すると、指針用光源15が点灯して指針14が照明される。すなわち、背景部用光源(第1光源)17に対して時差をもって指針用光源(第2光源)15が点灯する演出照明となる。そして、指針用光源15の点灯と同時に最小目盛り位置(0km/h位置)から最高目盛り位置(180km/h位置)に向けて指針14が回動を開始して演出作動し、かつ、第2パターンの演出音の発生が開始される。
【0054】
指針14が最大目盛り位置に到達すると、再度最小目盛り位置に向けて回動し、最小目盛り位置に到達した時点で演出作動が終了し、第2パターンの演出音も完了する。
【0055】
演出作動および第2パターン演出音が終了すると、目盛り盤用光源16が点灯して目盛り盤13が照明される。すなわち、指針用光源(第2光源)15に対して時差をもって目盛り盤用光源(第3光源)16が点灯する演出照明となる。そして、目盛り盤用光源16の点灯と同時に第3パターンの演出音の発生が開始される。
【0056】
第3パターンの演出音が完了すると通常の動作となり、その後、イグニッションスイッチ22がIGオフ操作されると、徐々に暗くなるように背景部用光源17、指針用光源15および目盛り盤用光源16が消灯する演出照明がなされると同時に、第4パターンの演出音の発生が開始される。各光源17、15、16が完全に消灯した後に、第4パターンの演出音が完了する。
【0057】
因みに、演出音の一例として、ジェットエンジンを模擬したサウンド等が挙げられる。そして、IGオン操作時には、徐々に音量をアップさせたり徐々に低音から高音に変化するようなパターンの演出音を採用して好適であり、IGオフ操作時には、徐々に音量をダウンさせたり徐々に高音から低音に変化するようなパターンの演出音を採用して好適である。
【0058】
また、オーディオ・ナビ装置30に、携帯電話32等の外部機器から乗員の好みに応じた音声データを入力させて記憶させれば、乗員の好みに応じた演出音にすることができ、好適である。
【0059】
以上により本実施形態によれば、IGオン操作して乗員が運転を開始する際に、各光源17、15、16の時差点灯による演出照明、徐々に明るくなるように照明する演出照明、および指針14の演出作動に加え、各種パターンの演出音を発生させるので、極めて斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0060】
また、IGオフ操作して乗員が運転を終了する際に、各光源17、15、16が徐々に暗くなるように消灯する演出照明に加え、演出音を発生させるので、極めて斬新な印象を乗員に与えることができる。
【0061】
なお、図4ないし図6のフローチャートおよび図7のタイムチャートには記載していないが、上述の演出音を発生させている時に、ルームランプユニット40を消灯させることで、より一層の斬新さを図るようにして好適である。
【0062】
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、オーディオ・ナビ装置30に、音声データを記憶させていたが、本実施形態では、指針計器10に音声データを記憶させて、上記特許請求の範囲に記載の記憶手段としても指針計器10を機能させている。
【0063】
具体的には、図8に示すように、携帯電話32等の外部機器からナビゲーション装置30aに入力された音声データは、指針計器10に出力され、指針計器10にて記憶される。そして、演出音を発生させる際には指針計器10から音声信号をオーディオ装置30bに出力し、オーディオ装置30bに備えられたアンプ33にて増幅してスピーカシステム31にて演出音を発生させる。
【0064】
なお、ナビゲーション装置30a、指針計器10およびオーディオ装置30bを相互に通信可能なように接続して好適であり、接続形態としては、ハードワイヤによる直接入力、車内LANの多重信号、ローカル多重信号等が挙げられる。
【0065】
(第3実施形態)
上記第1および第2実施形態では、計器10の外部に備えられたスピーカシステム31から演出音を発生させているのに対し、本実施形態では、図9に示すように、計器10に備えられたスピーカ10Sから演出音を発生させている。
【0066】
(他の実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、エンジンを搭載した車両における計器10に本発明を適用させているが、電気自動車やハイブリッド車等のバッテリを駆動源とした車両における計器10に本発明を適用してもよい。この場合には、上記IGオン操作およびIGオフ操作が、車両を走行許可状態にするオン操作および走行許可状態を解除するオフ操作に置き換わることとなる。
【0067】
また、本発明の実施にあたり、スピーカ31、10Sを複数設けてサラウンドにより演出音を発生させるようにすれば、より一層斬新な印象を乗員に与えることができ、好適である。なお、音声データはアナログ(モノラル/ステレオ)、デジタルのいずれでもよい。また、演出音は、音楽、効果音、音声等を採用して好適である。
【0068】
また、本発明の実施にあたり、予め数通りの音声パターンを計器10、オーディオ・ナビ装置30、ナビゲーション装置30a等に記憶させておき、ディーラにて書き換え、ユーザの好みに合わせた音声パターンに変更できるようにしてもよい。また、上記書き換えは、計器10のトリップリセットスイッチ等を用いてユーザが自由に行えるようにしてもよい。なお、この場合には、上記スイッチの特殊な操作により隠しモードとして行えるようにして好適である。
【0069】
また、計器メーカ或いは車両メーカが新しい演出音を定期的にリリースし、ディーラにて定期的に書き込み追加することにより、ユーザに対して常に新しい演出音を提供するようにして好適である。なお、上記リリースはナビゲーション装置30aを介して行うようにすればよい。
【0070】
また、ユーザがパソコン等で自作した演出音をディーラに持ち込んで書き込みを行ったり、ナビゲーション装置30aに装着されるメディア(メモリカード等)を介して書き込みを行うことができるようにすれば、ユーザ自作の演出音を発生させることができる。また、演出音の発生を禁止できるように設定可能にして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用計器を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1の車両用計器に係るECUを示すブロック図である。
【図3】図1の車両用計器およびオーディオ・ナビ装置から構成される演出システムを示す模式図である。
【図4】第1実施形態の車両用計器のIGオン操作時の作動を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態の車両用計器のIGオフ操作時の作動を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態の車両用計器のクランクオン時の作動を示すフローチャートである。
【図7】第1実施形態の車両用計器に係るタイムチャートを示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る車両用計器、ナビゲーション装置およびオーディオ装置から構成される演出システムを示す模式図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両用計器を示す模式図である。
【符号の説明】
10…指針計器、10S、31…スピーカシステム(音発生手段)、
12…背景部(第1表示部)、13…目盛り盤、13a…目盛り部、
14…指針(第2表示部)、15…指針用光源(第2光源)、
17…背景部用光源(第1光源)、18…ECU(演出音制御手段)。
Claims (9)
- 物理量を示す目盛り部(13a)を有する目盛り盤(13)と、
回動して前記目盛り部(13a)を指し示す指針(14)とを備え、
キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時および前記キースイッチにより前記走行許可状態を解除するオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、前記物理量とは無関係に前記指針(14)を回動させる演出作動を行うようになっており、
前記演出作動と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする車両用計器。 - 第1表示部(12)および第2表示部(14)と、
前記第1表示部(12)を照明する第1光源(17)および前記第2表示部(14)を照明する第2光源(15)とを備え、
キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時に、前記両光源(17、15)を時差をもって点灯させる演出照明を行うようになっており、
前記演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする車両用計器。 - 第1表示部(12)および第2表示部(14)と、
前記第1表示部(12)を照明する第1光源(17)および前記第2表示部(14)を照明する第2光源(15)とを備え、
キースイッチにより車両の走行許可状態を解除するオフ操作を行った時に、前記両光源(17、15)を時差をもって消灯させる演出照明を行うようになっており、
前記演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする車両用計器。 - 指針(14)を照明する指針用光源(15)、前記指針(14)の回動範囲に位置する目盛り盤(13)を照明する目盛り盤用光源(16)、および前記指針(14)の回動範囲外に位置する背景部(12)を照明する背景部用光源(17)の少なくとも1つに、前記第1および第2光源(17、15)の少なくとも一方の光源を適用したことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用計器。
- 表示部(12)と、
前記表示部(12)を照明する光源(17)とを備え、
キースイッチにより車両を走行許可状態にするオン操作を行った時および前記キースイッチにより前記走行許可状態を解除するオフ操作を行った時のうち少なくとも一方の時に、前記光源(17)の発光輝度を徐々に変化させる演出照明を行うようになっており、
前記演出照明と同時に音発生手段(31、10S)により所定の演出音を発生させる演出音制御手段(18)を備えることを特徴とする車両用計器。 - 前記車両には走行駆動源としてのエンジンが搭載されており、
前記走行許可状態とは、前記キースイッチによりイグニッションスイッチ(22)が投入された状態であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用計器。 - 前記音発生手段(31、10S)は、前記車両に搭載されたオーディオ装置(30)に備えられたスピーカ(31)であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用計器。
- 前記演出音を発生させている時には、前記オーディオ装置(30)からのオーディオ用音声の出力を禁止させることを特徴とする請求項7に記載の車両用計器。
- 請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用計器(10)と、
前記演出音の音データを記憶する記憶手段(30)とを備え、
前記記憶手段(30)に記憶された前記音データに基づいて前記演出音を発生させるようになっており、
前記記憶手段(30)に記憶された前記音データを書き替え可能にしたことを特徴とする車両用計器の演出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055591A JP2004264196A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 車両用計器および車両用計器の演出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055591A JP2004264196A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 車両用計器および車両用計器の演出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004264196A true JP2004264196A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33119561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003055591A Pending JP2004264196A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 車両用計器および車両用計器の演出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004264196A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248387A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | 照明演出機能を備えた車両用計器 |
JP2007292573A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Yazaki Corp | 指針装置及び指針スイープ表示方法 |
JP2008298541A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Nippon Seiki Co Ltd | 計器装置 |
WO2010010809A1 (ja) * | 2008-07-24 | 2010-01-28 | 日本精機株式会社 | 計器の駆動装置 |
JP2010254108A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用表示装置 |
JP2011089905A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用計器 |
WO2012102084A1 (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-02 | 日本精機株式会社 | 車両用計器 |
JP2014149157A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Mazda Motor Corp | 車両用メータ装置 |
-
2003
- 2003-03-03 JP JP2003055591A patent/JP2004264196A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248387A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | 照明演出機能を備えた車両用計器 |
JP2007292573A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Yazaki Corp | 指針装置及び指針スイープ表示方法 |
JP2008298541A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Nippon Seiki Co Ltd | 計器装置 |
WO2010010809A1 (ja) * | 2008-07-24 | 2010-01-28 | 日本精機株式会社 | 計器の駆動装置 |
JP2010025897A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Nippon Seiki Co Ltd | 計器の駆動装置 |
JP2010254108A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用表示装置 |
JP2011089905A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用計器 |
WO2012102084A1 (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-02 | 日本精機株式会社 | 車両用計器 |
JP2012154703A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用計器 |
US9126527B2 (en) | 2011-01-25 | 2015-09-08 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Instrument for vehicle |
JP2014149157A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Mazda Motor Corp | 車両用メータ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7188005B2 (en) | Vehicle capable of auditorily informing its state and method for auditorily informing state of vehicle | |
US6714126B2 (en) | Vehicle indicator unit having wowing and graduation lighting function | |
US20120126969A1 (en) | Automotive vehicle warning system | |
US9648416B2 (en) | Interactive vehicle synthesizer | |
JP2010517837A (ja) | 内燃機関を備えた運搬装置用のサウンドシンセサイザシステム | |
US6933838B2 (en) | Informing sound generation method and apparatus for vehicle | |
JP2004264196A (ja) | 車両用計器および車両用計器の演出システム | |
JP2000043497A (ja) | 電飾装置 | |
US8155341B2 (en) | Vehicular audio apparatus, and tone generating method and program therefor | |
JP2007248387A (ja) | 照明演出機能を備えた車両用計器 | |
JP4165438B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4170847B2 (ja) | 車載用楽音発生装置 | |
KR20110038260A (ko) | 차량용 클러스터의 조명 제어 장치 및 방법 | |
CN2709249Y (zh) | 车辆的操作告知装置 | |
KR100689909B1 (ko) | 차량에서의 상태 및 조작 통지 장치 및 프로그램을 기억한 기억 매체 | |
JP3872386B2 (ja) | 車両用メータ装置 | |
CN114001297A (zh) | 车辆的氛围灯结构、控制方法及计算机存储介质 | |
JP4175861B2 (ja) | デモ機能付き車両用計器 | |
CN2736213Y (zh) | 能够听觉地通知其状态的车辆 | |
WO2023140009A1 (ja) | 疑似音生成装置 | |
JP5359775B2 (ja) | 車両用計器 | |
JP2018072708A (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP2006010913A (ja) | ブザー調整装置 | |
JPH0132594Y2 (ja) | ||
KR20240043890A (ko) | 전기 이륜차의 음향 방출 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |