JP2004261146A - 栄養補助食品 - Google Patents

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浩貴 相沢
Eiji Hayashi
栄治 林
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Abstract

【課題】有効成分の消化吸収性に優れた新規な食品を提供する。
【解決手段】栄養補助のために効果・効能のある一種またはそれ以上の有効成分に加えて、トルマリン粉末を含有することを特徴とする、有効成分の消化吸収が促進される栄養補助食品。前記トルマリン粉末は好ましくは、10μm以下の平均粒子径を有する粒子よりなる。本発明の栄養補助食品では、トルマリン粉末が有する水のクラスター寸法を小さくする作用、およびヒドロキシルイオンを発生させる作用により、栄養補助食品中に含まれる有効成分の浸透性が向上し、それにより有効成分の体内への消化吸収性が向上する。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルマリン粉末を含有することにより、有効成分の消化吸収を促進した栄養補助食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
トルマリンは電気石とも呼ばれる鉱物であり、NaMAl(BOSi18(OH)で表される化学組成を有する。該化学式中のMに相当する元素によって名称、色、透明度等が異なり、MがFeを表すであるショール(不透明、黒色)、MがLiまたはAlを表すエルバアイト(透明から半透明、桃色、緑色、青色等)、およびMがMgを表すドラバイト(不透明、黄色、暗緑色、褐色、黒色)が一般に知られているが、これらは透明度および色が異なっても基本的性質は同一である。トルマリンの立体構造は、6個のSiO四面体がリンク状に繋がったものであり、環状ケイ酸塩とも呼ばれる。
【0003】
トルマリンの一般的な物理性質は、比重:3.0〜3.3、硬度7〜7.5(モース硬度)、屈折率:ω=1.64〜1.67、ε=1.61〜1.64である。そしてトルマリンは特に、熱や圧力のような外的な作用によりプラスとマイナスに分極して静電圧を生じるという電気的性質を有する。そして静電圧の発生に起因して、トルマリンは、空気中のマイナスイオンを増加させる作用、ヒドロキシルイオン(H )を発生させる作用、水クラスター寸法を小さくする作用等を奏し、産業上の様々な分野で利用されている。
【0004】
ところで、トルマリン鉱石粉末を含有した食品および外用剤が知られている(例えば、特許文献1参照。)。該食品および外用剤は、有効成分としてトルマリン鉱石粉末を配合することにより美肌作用を奏し、食品を服用したり外用剤を使用することにより皮膚のシミが縮小または消失することが報告されている。またトルマリン鉱石粉末に加えて燕子掌抽出物を配合することにより、美肌効果に加えて痩身効果をも備え得ることが報告されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−234337号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
トルマリンは上記のように様々な分野で使用されているにも関わらず、トルマリンを摂取した場合の生体内での作用は詳細に解明されていなかった。トルマリンが有する生体内での作用を明らかにすることができれば、トルマリンと共に配合する有効成分を適切に選択することができ、トルマリンを含有した食品の有効性は著しく増大すると考えられる。
【0007】
従って本発明の課題とするところは、トルマリンの生体内での作用を明らかにし、より有効性の高いトルマリンを含有した食品を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る栄養補助食品は、栄養補助のために効果・効能のある一種またはそれ以上の有効成分に加えて、トルマリン粉末を含有することを特徴とし、それにより有効成分の消化吸収が促進されるものである。
本発明者等は鋭意研究を行った結果、トルマリン粉末を配合することにより、食品中に含まれる様々な有効成分の消化吸収が促進されることを見出して本発明を完成させた。
【0009】
本願請求項2に係る栄養補助食品は、請求項1記載の栄養補助食品において、前記トルマリン粉末は、10μm以下の平均粒子径を有する粒子よりなることを特徴とする。
本発明では、トルマリン粉末の平均粒子径を上記の範囲内とすることにより、有効成分の消化吸収がより良好となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の栄養補助食品の特徴は、有効成分の消化吸収を促進させるための成分として、有効成分に加えてトルマリン粉末を配合したことを特徴とする。
【0011】
トルマリンにはショール、エルバアイトおよびドラバイトの3種があるが、これらの3種は透明度および色は異なるものの、その基本的性質、特に電気的性質が同じであるため、何れも本発明の栄養補助食品中に含まれるトルマリン粉末の原料として用いることができる。また、トルマリン粉末の原料には、透明度、色等の性質を満足せず宝石としての価値が無いトルマリン、所謂トルマリン鉱石を使用することもできる。
【0012】
本発明のトルマリン粉末は原料トルマリンを粉砕してなるが、その平均粒子径は小さい方が好ましい。トルマリン粉末は電気的な分極を有するが、該分極による静電圧は粉末の粒子径が小さければ小さい程大きくなる。粒子径0.3μmのショールトルマリンの場合、静電圧は100万Vに達するという報告もある。従って、本発明の栄養補助食品が含有するトルマリン粉末の平均粒子径は、好ましくは10μm以下である。
【0013】
本発明の栄養補助食品中に含まれるトルマリン粉末の第一の作用は、水のクラスター寸法を小さくすることである。水の性質を分析する際に従来注目されていたのは、ミネラル分や有害物質などの微量成分であったが、酸素核NMR(17O−NMR)により測定することによって、水分子の集合体、所謂クラスターの寸法の大小を評価することができる。そしてトルマリン粉末が水のクラスター寸法を減少させることにより、栄養補助食品中の有効成分の浸透性を向上し、体内への消化吸収を容易にすることができる。
【0014】
トルマリン粉末の第二の作用は、ヒドロキシルイオン(H )を発生させることである。ヒドロキシルイオンは、遊離水酸化イオンOHと水分子HOとが結合してなるマイナスイオンであり、イオン結合の状態は不安定で短時間しか存在し得ない。しかしながら、トルマリン粉末の存在下ではヒドロキシルイオンの発生・消滅が繰り返し起こる。そしてヒドロキシルイオンは負の電荷を有し、HO部分が親水基およびOH部分が疎水基となることにより、界面活性作用を示すことができる。この界面活性作用もまた、栄養補助食品中に含まれる有効成分の浸透性、ひいては体内への消化吸収性を向上する。
【0015】
本発明の栄養補助食品は、様々な有効成分を含有することができ、その例として以下のものを挙げることができる。
【0016】
・大豆タンパク質
生物の生命維持に必要不可欠な栄養素の一つであり、約20種のアミノ酸から構成される。生体中での主な効果としては、血中コレステロールの低下、肥満予防、ダイエット効果、心臓病のリスクの低減、骨粗鬆症の予防、更年期障害の軽減等がある。
【0017】
・大棗(タイソウ)
ナツメの果実を乾燥したもの。新鮮で肥大し、潤いがあって甘味があり、赤褐色をしたものが良質とされる。強壮、鎮咳、鎮痛、利尿、腹痛緩和等の効果がある。
【0018】
・枸胡士(クコシ)
若芽はタンパク質を多く含み、滋養強壮、疲労回復に効果的に利用される。また、血行を良くし、毛細血管を丈夫にし、葉に多く含まれているビタミンCが抗酸化作用を発揮する。
【0019】
・椎茸(シイタケ)
気力を高め、風邪、中風、通風、瘋癲、頭痛を改善し、血中コレステロールを下げ、動脈硬化や血管が弱くなるのを防止する。
【0020】
・生姜(ショウガ)
辛味成分はジンゲロンとショウガオールで、発汗作用があるため生薬として用いられている。また、胃液の分泌を良くして消化を促し、血液に作用して正常化させる作用もある。
【0021】
・山童子(サンザシ)
消化不良、慢性下痢、産後の腹痛等に効果があり、血圧降下作用、整腸作用も有する。
【0022】
・紅参(コウジン)
良質な高麗人参(別名オタネニンジン)を蒸したもの。胃粘膜の血流を改善し、胃の機能を活発にして胃粘膜の修復を促進する効果を有する。
【0023】
・甘草(カンゾウ)
消炎、解毒作用を有する生薬として知られている。主成分のトリテルペン配糖体はショ糖の150倍もの甘味を有する。このトリテルペン配糖体に胃液分泌を抑制する作用、消化器を治療する作用等があることも確認されている。また、6〜14%ほど含有されているのグリチルリチン酸は副腎皮質ホルモンの産生を促進し、結合組織を増強して抗アレルギー性を高める作用を有する。さらに、抗炎症作用を有することも確認されており、近年の研究では、免疫抑制活性、肝機能増強作用、解毒作用等の血生理活性機能ばかりでなく、ウイルスに対する抵抗力を高める作用も確認され、エイズウイルスに有効であるという報告もある。
【0024】
・決明子(エビスグサ)
決明とは“明を開く”の意味であり、視力回復のために利用される。また、降圧、コレステロール低減、便秘治療の効果も有する。
【0025】
・菊花(キッカ)
菊花は、動物実験により確認された明らかな降圧作用を有する。これは、アドレナリンに括抗して抹消血管を拡張し、血管運動中枢を抑制するためと考えられる。また消炎効果および利尿効果をも有する。
【0026】
・牡蠣肉
牡蠣は鉄、銅、亜鉛、マンガンなどミネラル分を多量に含有する。なかんずく鉄は、酸素の運搬・受け渡し等の呼吸活動に不可欠であり、鉄欠乏症貧血はエネルギー代謝の全体にわたり悪影響を与える。また牡蠣に含まれる糖質の大部分は、効率良くエネルギーに変換されるグリコーゲンである。グリコーゲンは、それ自体消化吸収が容易な成分であるが、加えて一緒に食べた食物の消化吸収をも促する。さらにグリコーゲンは、細胞の分裂や増殖、赤血球の活性化に深く関与し、肝臓機能を高めることにも役立つ。牡蠣に含まれるタウリンには、コレステロールを減少させる作用、および血圧上昇を抑制する作用もある。網膜の発達や視力の回復にも効果がある。
【0027】
・ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは働き蜂の咽頭腺から吐き出される女王蜂のエネルギー源であり、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、糖質等の60種以上の成分を含む優れた栄養価の食品である。特にローヤルゼリーは分子量が35万という糖タンパク質を含有することが発見され、これが細胞の寿命を延長させるとの報告がある。ローヤルゼリーの有する効果として、自律神経の中枢である間脳の老化を防止することによる動悸、息切れ、不整脈、心臓神経症、更年期障害等の改善を特に挙げることができる。
【0028】
・DNA、RNA
DNAおよびRNAの核酸は、生物の身体を構成するタンパク質の製造に必要不可欠である。核酸の合成には、生体内で独自に合成する「デノボ合成」と、食物中に含まれる核酸を一度分解して再合成する「サルベージ合成」とがあるが、加齢とともにデノボ合成により製造される核酸の量が減少する。そのため食物による核酸の摂取は、食品添加物や発癌物質の生成する活性酸素により損傷を受けた遺伝子の修復を促進し、生活習慣病や癌の予防作用を有する。
【0029】
・イチョウ葉
イチョウ葉は10種類以上のフラボノイドとギンコライドを含有する。フラボノイドは植物中に含有される色素成分で、様々な疾患の原因となる活性酸素を除去する作用があり、ギンコライドと相乗的に作用すると考えられる。イチョウ葉エキスは血管を拡張して血流を増大させる作用があり、脳の血流量の低下による痴呆症、凝り、冷え性等を予防する効果を有する。
【0030】
・ビタミンC
ビタミンCは、生物中の水分を多く含む部位で活性酸素や遊離ラジカルが発生した場合に、これらを分解する作用を有する。ビタミンCの効果は多岐にわたり、水酸化反応への関与、コラーゲンの生成および維持、骨芽細胞の分化および増殖、脳機能への関与、副腎皮質ホルモンおよびカテコールアミンの生成および維持、LDLコレステロールの減少、HDLコレステロールの増加、中性脂肪の減少、血圧上昇の抑制、尿酸低下、抗腫瘍、利尿、癌原性の不活性化、ニトロソアミンの生成の抑制、糖代謝への関与、血栓溶解活性の向上、血糖低下、メラニン生成の抑制、活性酸素等の捕捉、生物全体の酸化還元への関与、ビタミンEの再生、抗酸化、インターフェロン産生の促進、免疫能の増強、ウイルスの不活性化、殺菌、カルニチン生成への関与、環状ヌクレオチド生成への関与、プロスタグランジン生成への関与、アミノ酸代謝への関与、葉酸代謝への関与、鉄吸収の促進、鉄含有タンパク質生成への関与、カルシウム吸収への関与、薬物代謝への関与、金属キレート化、抗ヒスタミン性、抗炎症性、寒冷抵抗性、鎮痛等である。
【0031】
・ビタミンE
細胞膜にヒドロキシラジカルが作用すると、脂質ペルオキシルラジカルが多価不飽和脂肪酸を酸化して過酸化脂質を増大させながら再び脂質ペルオキシラジカルを生じる連鎖反応が進行する。ここで、ビタミンEは脂質ペルオキシラジカルに自らの電子を1個与えることにより、この連鎖反応を停止させる作用を有する。この作用により、ビタミンEは「連鎖切断型抗酸化物質」、「チェーンブレーカー」等と呼ばれることもある。
【0032】
・ビタミンD
カルシウムの腸管吸収の向上、腎臓における尿中カルシウムの再吸収の促進、血液中カルシウムの骨への輸送等の効果がある。
【0033】
・ビタミンA
主として目の機能に作用する。例えば、ビタミンAの摂取不足は暗所での視力低下、所謂夜盲症を生じる。
【0034】
・ビタミンB
日本人に不足しがちなビタミンであり、神経と深く関与し、中枢紳経や末梢紳経の働きを正常に保つ効果がある。
【0035】
・ビタミンB
アミノ酸の合成および分解に関わる酵素の補酵素である。ビタミンBの不足は、アミノ酸代謝異常を引き起こす。
【0036】
・ビタミンB12
葉酸と共に核酸の合成に関与する。特に、赤血球を産生する脊髄や胃腸の粘膜等、細胞分裂の活発な組織はビタミンB12への依存度が高い。
【0037】
・ナイアシン(ニコチン酸)
ナイアシンは、エネルギー産生のための脱水素酵素の補酵素であり、B、B、B等と共に糖質、脂肪等からエネルギーを産生する反応に不可欠である。
【0038】
・葉酸
ビタミンB12と共に、ホモシステインからのメチオニン合成を促進する。従って、葉酸はホモシステインの血中濃度を低下させ、心臓病の予防効果を奏する。
【0039】
・パントテン酸
パントテン酸は、細胞中での糖質の燃焼に必要な補酵素コエンザイムA(CoA)の構成成分であり、生命活動に必須の様々な作用を有する。
【0040】
・カルシウム・マグネシウム高含有ミネラル(ドロマイト)
ドロマイトは、カルシウムとマグネシウムを2:1という好ましい配合比で含有する無味無臭の白色粉体である。天然のサンゴや海百合から生成される。
【0041】
・アクアミネラル
アクアミネラルとは、アイルランド南西沿岸の海底に自生している海藻が石化したものを原料とする植物由来の天然ミネラル素材である。構成成分は主に、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、イオウ、鉄、ホウ素、フッ素、ナトリウム、亜鉛、セレン、ヨウ素等からなる。狂牛病等の不安がある動物由来の食料源に代わるカルシウム供給源として期待されている。
【0042】
・クエン酸
細胞内のミトコンドリアで行われるエネルギー産生反応、所謂クエン酸サイクルに関与する。クエン酸はクエン酸サイクルの進行を円滑にし、疲労の原因物質である焦性ブドウ糖や乳酸を発生させない。また老化の原因となる体の酸化を抑制することもできる。クエン酸は、肉体疲労の解消、疲労回復、肩凝り、神経痛、リュウマチおよび五十肩の防止、自然治癒力の向上、血液の粘度低下、高血圧治療薬の効果促進、血液の浄化、腎臓の機能改善、諸臓器への正常な酸素の供給、血圧の正常化、排泄排便障害の緩和、体内老廃物の排泄、副腎ホルモンの正常供給、ストレスへの抵抗力向上、ストレス解消、胃腸・十二指腸潰瘍抑制、白血球の働きの活性化、糖尿病の予防と症状の改善、血糖値の正常化、代謝異常の正常化による痛風等の症状の緩和、新陳代謝の活発化による老化抑制、中性脂肪およびコレステロールの低下による動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、心臓病の予防、花粉症、喘息、アレルギー性皮膚炎の軽減等の効果を有する。
【0043】
・ルテイン・ゼアキサンチン
ルテインおよびゼアキサンチンは、動植物に広く分布している色素群の一つのカロチノイドに含まれる物質である。両者は共に分子式C4056で表され融点はそれぞれ190℃および207℃である。これらは目の黄斑部において活性酸素の働きを抑制し、老化に伴う加齢性黄斑変性症に対して有効である。
【0044】
本発明の栄養補助食品は、配合する有効成分を変更することにより、様々な用途に用いることができる。またその形態も特に制限されず、粉末状、顆粒状、タブレット状等の固形の他、懸濁液等の液状形態で使用することもできる。
【0045】
【実施例】
以下の例で本発明をより詳細に説明するが、これらの例は本発明をある特定の態様に制限することを意図しない。
【0046】
実施例1:トルマリン粉末による水クラスター寸法の減少
325メッシュトルマリン粉末2gを水道水100mLに添加し、水温を20℃に保持しつつ攪拌機で30分間攪拌した。攪拌終了後、酸素核NMR(17O−NMR)での測定により水クラスターの寸法を評価した。比較の目的で水道水についても同様の測定を行った。
結果を図1に図示する。図1に図示したグラフでは、ピークの幅が広ければ広いほど水クラスターの寸法が大きいことを示し、他方、ピークの幅が狭く、尖った状態であれば水のクラスター寸法が小さいことを示す。
図1(a)から明らかなように、トルマリン粉末を添加した水道水ではピークの幅が狭く、水クラスターの寸法は減少していた。一方、図1(b)に図示する水道水ではピークの幅は広く、水クラスターの寸法は大きかった。
【0047】
実施例2:トルマリン粉末の界面活性様作用
325メッシュトルマリン粉末10gを蒸留水100mLに添加し、水温を20℃に保持しつつ攪拌機で30分間攪拌した。攪拌終了後、デュヌイ表面張力を測定した。比較の目的で蒸留水についても同様の測定を行った。
結果を表1に示す。表1に示した結果では、表面張力が低ければ低い程、浸透性が高いことを示し、他方、表面張力が高ければ高い程、浸透性に乏しいことを示す。
【表1】
Figure 2004261146
表1の結果から明らかなように、トルマリン粉末を添加した蒸留水は、添加しないものと比較して表面張力が低かった。
【0048】
実施例3:栄養補助食品の調製1
以下の成分を配合して栄養補助食品を調製した。
乳糖、大豆タンパク質、植物エキス配合乾燥粉末(クコエキス粉末、ナツメエキス粉末、シイタケエキス粉末、ショウガエキス粉末、サンザシエキス粉末、コウライニンジンエキス粉末、カンゾウエキス粉末)、ローヤルゼリー、鮭白子抽出物(DNA含有)、食用酵母抽出物(RNA含有)、オレンジ果汁粉末、キクカエキス粉末、ドロマイト(Ca、Mg高含有ミネラル素材)、カキニクエキス粉末、ハブ茶粉末、海藻粉末(アクアミネラル)、ビタミンC、マリーゴールド抽出物(ルテインエステル)、ナイアシン、ビタミンE、甘味料(スクラロース、カンゾウ)、トルマリン粉末、パントテン酸、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンA、酸味料(クエン酸)、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12
得られた製剤は100g当り389kcalの熱量を有し、タンパク質25.9g、脂質2.4g、炭水化物66.0g、ナトリウム230mgを含有していた。
【0049】
実施例4:栄養補助食品の調製2
以下の成分を配合して栄養補助食品を調製した。
小麦粉、サトウ、マーガリン、澱粉、脱脂粉乳、コラーゲン、トレハロース、大豆タンパク質、ガゼイン、ナトリウム、膨張剤、香料、炭酸マグネシウム、乳化剤、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、食物繊維、トルマリン粉末。
得られた製剤は100g当り400kcalの熱量を有し、タンパク質14g、脂質8.8g、炭水化物66.2g、ナトリウム230mgを含有していた。
【0050】
実施例5:投与試験1
マウスに、通常の食餌に加え、実施例3および実施例4で調製した栄養補助食品を1日当り1g投与した。栄養補助食品の投与を2週間継続して体重の増加を評価した。比較の目的で、通常の食餌に加え、実施例3または実施例4の栄養補助食品と同様の組成を有するがトルマリン粉末を含有しないものを与えたマウスについても同様の測定を行った。
結果を表2に示す。表2では投与前の体重を100として、2週間後の体重を表した。
【表2】
Figure 2004261146
表2の結果から明らかなように、通常の食餌に加えて本発明の栄養補助食品を投与したマウスは、ホルマリン粉末を含まない栄養補助食品を投与したものと比べて著しく体重が増加した。これは食品中の有効成分の吸収がトルマリン粉末により促進されたためであると考えられる。
【0051】
【発明の効果】
本発明の栄養補助食品では、トルマリン粉末を配合したことにより、食品中に含まれる様々な有効成分の生体内への消化吸収が促進される。この効果はトルマリン粉末の粒子径が小さい程、より高く発揮されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に従う、(a)トルマリン粉末を添加した水道水と、(b)未処理の水道水との酸素核NMRの測定結果を図示するグラフである。

Claims (2)

  1. 栄養補助のために効果・効能のある一種またはそれ以上の有効成分に加えて、トルマリン粉末を含有することを特徴とする、有効成分の消化吸収が促進される栄養補助食品。
  2. 前記トルマリン粉末は、10μm以下の平均粒子径を有する粒子よりなることを特徴とする、請求項1記載の栄養補助食品。
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