JP2004256287A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給送ローラを容易に交換することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】給送ローラ1を、第1ローラ軸2と、ローラ本体部1Aと、ローラ本体部1Aと一体の第2ローラ軸1cと、コロ部材3a,3bとを一体化したものとすることにより、給送ローラ1を取り外す際、コロ部材3a,3bが外れないようにする。また、ローラ本体部1Aを第1軸支部4aに軸支された第1ローラ軸2に沿ってスライド可能とすることにより、ローラ本体部1Aと一体の第2ローラ軸1cを第2軸支部4bに軸支させることができるようにする、或は第2軸支部4bによる第2ローラ軸1cの軸支を解除することができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】給送ローラ1を、第1ローラ軸2と、ローラ本体部1Aと、ローラ本体部1Aと一体の第2ローラ軸1cと、コロ部材3a,3bとを一体化したものとすることにより、給送ローラ1を取り外す際、コロ部材3a,3bが外れないようにする。また、ローラ本体部1Aを第1軸支部4aに軸支された第1ローラ軸2に沿ってスライド可能とすることにより、ローラ本体部1Aと一体の第2ローラ軸1cを第2軸支部4bに軸支させることができるようにする、或は第2軸支部4bによる第2ローラ軸1cの軸支を解除することができるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを送り出す給送ローラの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置においては、シート収納手段に収納されたシートを画像形成部に送り出すシート給送装置を備えている。
【0003】
図13は、このような従来の画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を示す図であり、同図において、100はレーザプリンタ本体(以下、装置本体という)である。そして、この装置本体100の下部に、画像形成部101にシートを給送するシート給送装置102が設けられている。
【0004】
ここで、画像形成部101は、感光ドラム30と、感光ドラム表面を露光する露光手段36と、現像手段37を備えており、画像形成の際には、露光手段36により感光ドラム30を露光して感光ドラム表面に潜像を形成し、この後、この潜像を現像手段37によって現像することにより、感光ドラム表面にトナー画像を形成するようにしている。
【0005】
また、シート給送装置102は、装置本体100に着脱可能に設けられたシート積載手段としての給紙カセット50と、この給紙カセット50の上方に設けられ、給紙カセット50に収納されたシートPを送り出す給送ローラ55と、給紙カセット50の枠体であるカセットオケ52に設けられた分離パッド56とを備えている。
【0006】
そして、このように構成されたシート給送装置102は、上述した画像形成部101のトナー画像形成動作に並行して、給紙カセット50に収納されたシートPを給送ローラ55により送り出した後、分離パッド56により1枚ずつに分離し、この後、レジストローラ対32によって所定のタイミングで感光ドラム30と転写ローラ38とにより形成される転写部に搬送するようにしている。
【0007】
なお、転写部に搬送されたシートPは、この転写部において感光ドラム表面に形成されたトナー画像が転写され、この後、定着器33に搬送され、定着器33において加熱及び加圧されることにより、トナー像が定着される。そして、このようにして画像が定着された後、シートPは、排紙ローラ対34により装置本体上面に設けられた排出部35に排出される。
【0008】
図14は、従来のシート給送装置の構成を説明する図であり、同図において、53はカセットオケ52に上下方向に回動自在に設けられた中板、54は中板53を給送ローラ55の方向に付勢する中板付勢バネであり、この中板付勢バネ54によって中板53を付勢することにより、給送ローラ55の回転によるシートPの送り出しが可能となる。
【0009】
ところで、給送ローラ55は、その円周部の一部が切り欠かれた形状を有したシート当接部55aと、このシート当接部55aの両側に配された給紙コロ59とを備えており、シートPを送り出す前の待機状態においては、同図に示すようにシート当接部55aの切り欠き部がシートPに臨む状態となっている。なお、この状態のときシートPは、給紙コロ59に当接するようになっている。
【0010】
そして、このような状態のとき給送ローラ55が回転すると、摩擦ゴムで形成されたシート当接部55aがシートPに当接し、このシート当接部55aの摩擦力を利用することにより、給紙カセット50に積載されたシートPの最上位のシートP1が画像形成部101へと送り出される。なお、1度に複数枚のシートが給送されようとした場合は、分離パッド56によって分離され、1番上のシート1枚だけが給送される。
【0011】
ところで、このような構成の従来のシート給送装置において、給送ローラ55(シート当接部55a)の摩擦ゴムが摩耗等によって劣化した場合には、給紙性能の低下を引き起こすことから、給送ローラ55を定期的に交換する必要がある。
【0012】
なお、高画質化のニーズから、平滑性に優れたシートや、シート表面に薬品をコーティングしたシート等の、表面の摩擦係数が低いシートを給送するシート給送装置においても、高い給送性能を維持するため給送ローラ55を定期的に交換する必要がある。そこで、従来は、ユーザやサービスマンによっても給送ローラ55の交換が可能となるように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
図15は、このように給送ローラ55を交換可能とした従来のシート給送装置の斜視図であり、通常、給紙コロ59a,59bを回転自在に保持した給送ローラ55は、軸受57a,57bを介して装置本体100に設けられたホルダ110に回転自在に保持されており、交換する場合には、まず図16に示すように、ホルダ110に取り外し可能に保持されている軸受57a,57bを図中▲1▼の方向にスライドさせて取り外す。
【0014】
なお、軸受57bをスライドさせると、駆動入力軸58も図中▲1▼の方向にスライドし、これにより給送ローラ55の軸55aと駆動入力軸58との係合が解除される。そして、このように駆動入力軸58との係合を解除した後、給送ローラ55を軸方向と垂直な図中▲2▼の方向に引き出して交換する。
【0015】
【特許文献1】
特開平06−144606号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにして給送ローラ55を交換する従来のシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置において、給紙コロ59a,59bは給送ローラ55の軸55aに取り付けられたものであり、通常は軸受57a,57bにより軸方向の移動が規制されている。
【0017】
つまり、軸受57a,57bは給送ローラ55を回転自在に保持すると共に給紙コロ59a,59bの軸方向の移動を規制するものであることから、給送ローラ55の交換の際、軸受57a,57bを取り外すと、給紙コロ59a,59bが図16中、▲3▼の方向に外れることがある。このため、給送ローラ55を取り外す際は、給送ローラ55及び給紙コロ59a,59bを保持しながら取り外さなければならず、作業に手間がかかる。
【0018】
また、給送ローラ55が図13に示すように装置本体100の下部に位置している場合、給送ローラ交換のための空間としては給紙カセット50を収納するための空間しか存在しないため操作性が悪く、また視認性も低くなる。
【0019】
さらに、このように視認性が低い場合には、交換後、駆動入力軸58に対する給送ローラ55の位相決めがある場合等において、正規の位置に給送ローラ55が取付けられたかを判断するのが困難である。このように、給送ローラ55を交換する際には、ユーザやサービスマンは非常に大きな手間と労力を必要としていた。
【0020】
そこで、本発明のこのような現状に鑑みてなされたものであり、給送ローラを容易に交換することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ローラ本体部と、前記ローラ本体部の両側に設けられた第1及び第2ローラ軸と、前記ローラ本体部の両側に設けられ且つ前記第1及び第2ローラ軸に取り付けられたコロ部材とを有する給送ローラと、前記給送ローラの前記第1ローラ軸を軸支する第1軸支部及び前記第2ローラ軸を軸支する第2軸支部を備えたローラ保持部と、を備え、前記給送ローラは、前記ローラ本体部と、前記第1ローラ軸と、前記ローラ本体部と一体の第2ローラ軸と、前記コロ部材とを一体化し、かつ前記第2軸支部に前記ローラ本体部と一体の第2ローラ軸を軸支させるよう、或は前記第2軸支部による第2ローラ軸の軸支を解除するよう前記ローラ本体部を、前記第1軸支部に軸支された前記第1ローラ軸に沿ってスライド可能としたことを特徴とするものである。
【0022】
また本発明は、前記ローラ本体部に設けられ、該ローラ本体部が前記第1ローラ軸に沿ってスライド可能となるよう該第1ローラ軸を保持する軸保持部と、前記軸保持部に保持された前記第1ローラ軸の先端部を前記ローラ本体部の外方に突出するように付勢し、かつ前記第1軸支部に前記第1ローラ軸が軸支された状態のとき前記ローラ本体部を前記第2ローラ軸が前記第2軸支部に軸支される方向に付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0023】
また本発明は、前記給送ローラに回転駆動力を伝達する駆動軸と、前記給送ローラの第1又は第2ローラ軸に設けられた第1カップリング部材と、前記駆動軸に設けられ、前記第1カップリング部材と嵌合して前記駆動軸の駆動を前記給送ローラに伝達する第2カップリング部材とを備えた駆動伝達手段と、を備え、前記駆動伝達手段は前記第1カップリング部材と前記第2カップリング部材とが非嵌合状態である場合、前記付勢手段の付勢力及び前記給送ローラの回転に伴って嵌合状態となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0024】
また本発明は、前記第1カップリング部材と前記第2カップリング部材は、前記給送ローラが少なくとも1回転する間に嵌合状態となることを特徴とするものである。
【0025】
また本発明は、前記第1ローラ軸と前記第2ローラ軸の径を異なる大きさとし、前記第1軸支部及び前記第2軸支部の軸支穴の径を、前記第1ローラ軸及び前記第2ローラ軸の径に対応した大きさとしたことを特徴とするものである。
【0026】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する上記のいずれかに記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図である。なお、このシート給送装置は、例えば既述した図13に示すレーザプリンタに取り付けられるようになっており、また図示しない他の構成は既述した図14に示すものと同様である。
【0029】
同図において、1はシート給送手段である給送ローラ、6は給送ローラ1に駆動力を伝達する駆動軸である駆動入力軸、10は給送ローラ1を回転自在、かつ交換可能に保持するローラ保持部であるホルダである。
【0030】
ここで、この給送ローラ1は、図2に示すように筒状の摩擦ゴムにより形成されたシート当接部1aと、中央部にシート当接部1aが固着された芯金1bを具備したローラ本体部1Aを有しており、このローラ本体部1Aの芯金1bの一端部には凸状嵌合部1cが、また他端部には凹状嵌合穴部1dが形成されている。
【0031】
そして、この凹状嵌合穴部1dには、例えばコイルばねのような円筒状の付勢手段5が挿入され、この後、ローラ本体部1Aの1側に設けられる第1ローラ軸を構成する軸部材2がスライド可能に挿入されるようになっている。
【0032】
ここで、この軸部材2の挿入端と反対側の先端部2aの径は本体部2bよりも小径となっており、このように先端部2aを小径とすることにより、先端部2aと本体部2bとの間には段部が形成される。
【0033】
また、軸部材2をスライド可能に保持する軸保持部である凹状嵌合穴部1dには軸部材2に取り付けられた第1給紙コロ3aを係止するための弾性係止爪1eが設けられている。そして、給送ローラ1を組み立てる際、凹状嵌合穴部1dに付勢手段5を挿入した後、軸部材2を挿入し、さらにこの後、第1給紙コロ3aを凹状嵌合穴部側に押圧すると、第1給紙コロ3aは、軸部材2の本体部2bと先端部2aとの段部に当接して軸部材2と共に付勢手段5を圧縮させながら移動し、ローラ芯金1bの対向側1hに保持され、やがて図3に示すように弾性係止爪1eに係止されるようになっている。
【0034】
ここで、このように第1給紙コロ3aが係止されることにより、軸部材2は先端部2aをローラ本体部1Aの外方に突出した状態で、圧縮した付勢手段5により第1給紙コロ3aに圧接するようになる。なお、このとき付勢手段5は、更に圧縮することができるようになっており、これにより軸部材2の先端を固定したとき、ローラ本体部1Aを軸部材2の先端側にスライド移動させることができる。
【0035】
一方、図2に示すように芯金1bの一端部に設けられた凸状嵌合部1cには係合溝1gと、フランジ部分1fが形成されている。ここで、この凸状嵌合部1cは芯金1bと共にローラ本体部1Aに一体に設けられた第2ローラ軸を構成するものであり、この凸状嵌合部1cの先端に係合溝1gを設け、この係合溝1gに駆動入力軸6を嵌合させることにより、駆動入力軸6からの駆動が伝達されて給送ローラ1が回転するようになっている。
【0036】
また、フランジ部分1fは、第2給紙コロ3bの位置決めを行うものである。ここで、第2給紙コロ3bは芯金1bに装着するための装着穴3b1と、芯金1bに装着される際、フランジ部分1fを弾性的に乗り越えた後、フランジ部分1fに当接して第2給紙コロ3bの軸方向の移動を規制する弾性係止爪3b2が設けられている。
【0037】
そして、給送ローラ1を組み立てる際、芯金1bに第2給紙コロ3bを挿入すると、第2給紙コロ3bの弾性係止爪3b2がフランジ部分1fを弾性的に乗り越えるようになり、このように弾性的に乗り越えた後、弾性係止爪3b2がフランジ部分1fに当接することにより、第2給紙コロ3bは図4に示すように芯金1bに、抜け落ちることがないよう保持される。
【0038】
このように、芯金1b(の凸状嵌合部1c)に第2給紙コロ3bを係止し、また既述したように凹状嵌合穴部1dに軸部材2を挿入すると共に、第1給紙コロ3aを芯金1bの対向側1hに係止することにより、ローラ本体1Aと、軸部材2と、第1及び第2給紙コロ3a,3bと、付勢手段5とはユニット化される。
【0039】
図5の(a)及び(b)は、このようにユニット化された給送ローラ1がホルダ10に回転自在に保持されている状態を示す図である。
【0040】
同図において、4a,4bは不図示の弾性係止爪等により取り外し可能にホルダ10に保持された、第1及び第2軸支部を構成する第1及び第2軸受であり、この第1及び第2軸受4a,4bを介して給送ローラ1はホルダ10に回転自在に保持されている。
【0041】
なお、同図に示すように、給送ローラ内部の付勢手段5により付勢された軸部材2はローラ本体1Aの外方に突出しており、この軸部材2の先端部2aを第1軸受4aの軸支穴である嵌合穴4a1に挿入することにより、軸部材2は回転可能で、かつ軸方向に摺動可能に軸支される。
【0042】
また、凸状嵌合部1cは第2軸受4bに形成された軸支穴である挿通穴4b1により回転可能で、かつ軸方向に摺動可能に軸支されると共に、凸状嵌合部1cの先端に設けられている係合溝1gを駆動入力軸6と嵌合(カップリング)させるようにしており、これによりシート給送動作が可能となっている。
【0043】
次に、このようなユニット化された給送ローラ1の交換動作について説明する。
【0044】
給送ローラ1を交換する場合は、まず図6に示すように、給送ローラ1を矢印▲1▼のように、第2軸受側から第1軸受側にスライドさせる。ここで、このようにスライドさせると、先端が第1軸受4aに当接することにより軸方向の移動が規制された軸部材2に沿ってローラ本体1Aが、付勢手段5を圧縮させながら矢印▲1▼方向に移動する。
【0045】
そして、このようにローラ本体1Aが移動すると、これに伴って凸状嵌合部1cが第2軸受4bから完全に抜けるようになり、これにより給送ローラ1の矢印▲2▼の方向への回動が可能となる。なお、この後、給送ローラ1を軸部材2の先端を支点として矢印▲2▼の方向に回動させことにより、図7の(a)に示すように給送ローラ1の取り外しが可能となる。
【0046】
なお、このように給送ローラ1を図6の(b)に示す矢印▲2▼の方向に回動させる際、図7の(b)に示すように、軸部材2の先端部2aの先端がテーパー形状となっており、かつ第1軸受4aの嵌合穴4a1の開口部縁部もテーパー形状となっていることから、給送ローラ1は第1軸受4aを支点として円滑に回動することができる。
【0047】
そして、このように第1軸受4aを支点として回動させて給送ローラ1を取り外すことができるようにすることにより、図8に示すように、第1及び第2軸受4a,4bを取り外すことなく給送ローラ1を取り外すことができ、交換の手間を少なくすることができる。
【0048】
また、既述したように、給送ローラ1はユニット化されているので、交換する際、給送ローラ1及び給紙コロ3a,3bを保持しながら取り外さなくとも給紙コロ3a,3bが外れることはないので、給送ローラ1の交換が容易になる。
【0049】
なお、交換された給送ローラ1を、ホルダ10に取り付ける場合には、上記と逆の手順により、即ち軸部材2の先端部2aを第1軸受4aの嵌合穴4a1に挿入し、この後、ローラ本体1Aを第1軸受側にスライドさせながら、第1軸受4aを支点として給送ローラ1を図6の(b)に示す矢印▲2▼と逆方向に回動させるようにする。
【0050】
これにより、給送ローラ1は図6の(a)に示す状態となり、この後、ローラ本体1Aを挿入する力を緩めれば、ローラ本体1Aが圧縮した付勢手段5の復元力により矢印▲1▼の方向と逆方向である凸状嵌合部1cを第2軸受4bに軸支させる方向に移動し、これに伴って凸状嵌合部1cが第2軸受4bに挿入されるようになる。これにより、給送ローラ1の交換が終了する。
【0051】
このように、給送ローラ1をユニット化することにより、少なくとも給紙コロ3a,3bが外れることはないので、ユーザやサービスマンは給送ローラ1の交換を容易に行うことができる。また、ローラ本体部1Aを軸部材2に沿ってスライド可能とすることにより、ローラ本体部1Aのスライド操作によって第2軸受4bによる凸状嵌合部1cの軸支の解除、或は第2軸受4bによる凸状嵌合部1cの軸支が容易に行えるようになり、これにより給送ローラ1の交換を容易に行うことができる。
【0052】
なお、このように給送ローラ1を交換することにより、シート給送装置のシート給送性能を高く維持することが可能となり、またシート給送装置を有する画像形成装置の寿命を長くすることが可能になる。
【0053】
ところで、本実施の形態において、ローラ本体1Aのシート当接部1aは、その円周部の一部が切り欠かれた形状を有していることから、駆動入力軸6と給送ローラ1の位相決めが必要である。ここで、このような駆動入力軸6と給送ローラ1の位相決めを行うため、駆動入力軸6の先端部には図9の(a)において示す平面形状及び正面形状を有する嵌合突起部6aが設けられている。なお、この嵌合突起部6aと嵌合する凸状嵌合部1cの係合溝1gは、図9の(b)において示す平面形状及び正面形状を有している。
【0054】
そして、通常は図10の(a)に示すように第2カップリング部材である駆動入力軸6の嵌合突起部6aが、第2カップリング部材と共に駆動入力軸6からの駆動を給送ローラ1に伝達する駆動伝達手段を構成する第1カップリング部材である凸状嵌合部1cの係合溝1gに嵌合されることにより、給送ローラ1に対する駆動入力軸6による正常な駆動の伝達が行われる。
【0055】
ところで、例えば給送ローラ1が視認性の悪い箇所に取り付けられている場合やユーザやサービスマンの不注意により、給送ローラ1を駆動入力軸6にカップリングさせる正規の位相に対し、同図の(b)のように不正規な位置で給送ローラ1がホルダ10に取り付けられてしまう場合がある。
【0056】
ここで、このような場合、例えば図10の(b)及び図11の(a)に示すような状態で給送ローラ1が取り付けられた場合、凸状嵌合部1cが駆動入力軸6により押圧されるので、ローラ本体1Aが付勢手段5を圧縮させながら軸方向に移動する。
【0057】
しかし、このような場合、凸状嵌合部1c(ローラ本体1A)を図11の(a)に示す矢印▲1▼の方向(逆方向も可)に少なくとも1回転させれば、正規のカップリング位置までは凸状嵌合部1cの先端が駆動入力軸6の嵌合突起部6aを摺動し(図10の(b)参照)、図11の(b)に示す正規位置まで到達したとき、圧縮した付勢手段5の復元力により凸状嵌合部1c(ローラ本体1A)が駆動入力軸6に向かって軸方向に移動する。これにより、駆動入力軸6を凸状嵌合部1cに嵌合(カップリング)させることができる。
【0058】
そして、このように構成することにより、給送ローラ1が視認性の悪い箇所に取り付けられ、給送ローラ1が駆動入力軸6に嵌合する正規の位置にあるか否かが判断できない場合でも、ローラ本体1Aを少なくとも1回転させれば給送ローラ1を駆動入力軸6に嵌合させることができ、給送ローラ1の交換が容易になる。
【0059】
また、ユーザやサービスマンの不注意等により、図12の(a)に示すように、給送ローラ1がホルダ10に対し逆向きに取り付けられようとする場合があるが、このような場合、給送ローラ1が逆向きに取り付けられることがないよう、本実施の形態においては、軸部材2と凸状嵌合部1cの径を異なる大きさとし、第1軸受4aの嵌合穴4a1及び第2軸受4bの挿通穴4b1の径を、軸部材2と凸状嵌合部1cの径に対応した大きさとしている。
【0060】
例えば、図12の(b)に示すように、第1軸受4aの嵌合穴4a1のテーパー形状開口部における最大直径φdを、凸状嵌合部1cの外形φDよりも小さくなるように形成している。これにより、第1軸受4aに凸状嵌合部1cが挿入されることはなく、給送ローラ1がホルダ10に対し逆向きに取り付けられるのを防ぐことができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、給送ローラをユニット化することにより、またローラ本体部を第1ローラ軸に沿ってスライド可能とすることにより、給送ローラを容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図。
【図2】上記シート給送装置に設けられた給送ローラの分解斜視図。
【図3】上記給送ローラを一方の軸から見た斜視図。
【図4】上記給送ローラを他方の軸から見た斜視図。
【図5】上記給送ローラがホルダに取り付けられている時の外観図及びその断面図。
【図6】上記給送ローラの取り外し動作を説明する第1の図。
【図7】上記給送ローラの取り外し動作を説明する第2の図。
【図8】上記給送ローラの取り外し動作を説明する第3の図。
【図9】上記給送ローラの凸状嵌合部に設けられた係合溝と、駆動入力軸に設けられた嵌合突起部の形状の一例を示す図。
【図10】上記給送ローラと駆動入力軸とのカップリング位相の正規と不正規の状態を示す斜視図。
【図11】上記給送ローラと駆動入力軸とのカップリング位相について、不正規状態から正規へと遷移する状態を示す図。
【図12】上記給送ローラがホルダに逆方向に取り付けられるのを防ぐための構成を示す図。
【図13】従来の画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を示す図。
【図14】従来の画像形成装置に設けられたシート給送装置の構成を示す図。
【図15】従来のシート給送装置に交換可能に設けられた給送ローラの斜視図。
【図16】上記従来の給送ローラを交換する手順を示す斜視図。
【符号の説明】
1 給送ローラ
1A ローラ本体部
1a シート当接部
1b 芯金
1c 凸状嵌合部
1d 凹状嵌合穴部
1g 係合溝
2 軸部材
3a 第1給紙コロ
3b 第2給紙コロ
4a 第1軸受
4a1 嵌合穴
4b 第2軸受
4b1 挿通穴
5 付勢手段
6 駆動入力軸
6a 嵌合突起部
10 ホルダ
50 給紙カセット
100 装置本体
101 画像形成部
102 シート給送装置
P シート
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを送り出す給送ローラの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置においては、シート収納手段に収納されたシートを画像形成部に送り出すシート給送装置を備えている。
【0003】
図13は、このような従来の画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を示す図であり、同図において、100はレーザプリンタ本体(以下、装置本体という)である。そして、この装置本体100の下部に、画像形成部101にシートを給送するシート給送装置102が設けられている。
【0004】
ここで、画像形成部101は、感光ドラム30と、感光ドラム表面を露光する露光手段36と、現像手段37を備えており、画像形成の際には、露光手段36により感光ドラム30を露光して感光ドラム表面に潜像を形成し、この後、この潜像を現像手段37によって現像することにより、感光ドラム表面にトナー画像を形成するようにしている。
【0005】
また、シート給送装置102は、装置本体100に着脱可能に設けられたシート積載手段としての給紙カセット50と、この給紙カセット50の上方に設けられ、給紙カセット50に収納されたシートPを送り出す給送ローラ55と、給紙カセット50の枠体であるカセットオケ52に設けられた分離パッド56とを備えている。
【0006】
そして、このように構成されたシート給送装置102は、上述した画像形成部101のトナー画像形成動作に並行して、給紙カセット50に収納されたシートPを給送ローラ55により送り出した後、分離パッド56により1枚ずつに分離し、この後、レジストローラ対32によって所定のタイミングで感光ドラム30と転写ローラ38とにより形成される転写部に搬送するようにしている。
【0007】
なお、転写部に搬送されたシートPは、この転写部において感光ドラム表面に形成されたトナー画像が転写され、この後、定着器33に搬送され、定着器33において加熱及び加圧されることにより、トナー像が定着される。そして、このようにして画像が定着された後、シートPは、排紙ローラ対34により装置本体上面に設けられた排出部35に排出される。
【0008】
図14は、従来のシート給送装置の構成を説明する図であり、同図において、53はカセットオケ52に上下方向に回動自在に設けられた中板、54は中板53を給送ローラ55の方向に付勢する中板付勢バネであり、この中板付勢バネ54によって中板53を付勢することにより、給送ローラ55の回転によるシートPの送り出しが可能となる。
【0009】
ところで、給送ローラ55は、その円周部の一部が切り欠かれた形状を有したシート当接部55aと、このシート当接部55aの両側に配された給紙コロ59とを備えており、シートPを送り出す前の待機状態においては、同図に示すようにシート当接部55aの切り欠き部がシートPに臨む状態となっている。なお、この状態のときシートPは、給紙コロ59に当接するようになっている。
【0010】
そして、このような状態のとき給送ローラ55が回転すると、摩擦ゴムで形成されたシート当接部55aがシートPに当接し、このシート当接部55aの摩擦力を利用することにより、給紙カセット50に積載されたシートPの最上位のシートP1が画像形成部101へと送り出される。なお、1度に複数枚のシートが給送されようとした場合は、分離パッド56によって分離され、1番上のシート1枚だけが給送される。
【0011】
ところで、このような構成の従来のシート給送装置において、給送ローラ55(シート当接部55a)の摩擦ゴムが摩耗等によって劣化した場合には、給紙性能の低下を引き起こすことから、給送ローラ55を定期的に交換する必要がある。
【0012】
なお、高画質化のニーズから、平滑性に優れたシートや、シート表面に薬品をコーティングしたシート等の、表面の摩擦係数が低いシートを給送するシート給送装置においても、高い給送性能を維持するため給送ローラ55を定期的に交換する必要がある。そこで、従来は、ユーザやサービスマンによっても給送ローラ55の交換が可能となるように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
図15は、このように給送ローラ55を交換可能とした従来のシート給送装置の斜視図であり、通常、給紙コロ59a,59bを回転自在に保持した給送ローラ55は、軸受57a,57bを介して装置本体100に設けられたホルダ110に回転自在に保持されており、交換する場合には、まず図16に示すように、ホルダ110に取り外し可能に保持されている軸受57a,57bを図中▲1▼の方向にスライドさせて取り外す。
【0014】
なお、軸受57bをスライドさせると、駆動入力軸58も図中▲1▼の方向にスライドし、これにより給送ローラ55の軸55aと駆動入力軸58との係合が解除される。そして、このように駆動入力軸58との係合を解除した後、給送ローラ55を軸方向と垂直な図中▲2▼の方向に引き出して交換する。
【0015】
【特許文献1】
特開平06−144606号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにして給送ローラ55を交換する従来のシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置において、給紙コロ59a,59bは給送ローラ55の軸55aに取り付けられたものであり、通常は軸受57a,57bにより軸方向の移動が規制されている。
【0017】
つまり、軸受57a,57bは給送ローラ55を回転自在に保持すると共に給紙コロ59a,59bの軸方向の移動を規制するものであることから、給送ローラ55の交換の際、軸受57a,57bを取り外すと、給紙コロ59a,59bが図16中、▲3▼の方向に外れることがある。このため、給送ローラ55を取り外す際は、給送ローラ55及び給紙コロ59a,59bを保持しながら取り外さなければならず、作業に手間がかかる。
【0018】
また、給送ローラ55が図13に示すように装置本体100の下部に位置している場合、給送ローラ交換のための空間としては給紙カセット50を収納するための空間しか存在しないため操作性が悪く、また視認性も低くなる。
【0019】
さらに、このように視認性が低い場合には、交換後、駆動入力軸58に対する給送ローラ55の位相決めがある場合等において、正規の位置に給送ローラ55が取付けられたかを判断するのが困難である。このように、給送ローラ55を交換する際には、ユーザやサービスマンは非常に大きな手間と労力を必要としていた。
【0020】
そこで、本発明のこのような現状に鑑みてなされたものであり、給送ローラを容易に交換することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ローラ本体部と、前記ローラ本体部の両側に設けられた第1及び第2ローラ軸と、前記ローラ本体部の両側に設けられ且つ前記第1及び第2ローラ軸に取り付けられたコロ部材とを有する給送ローラと、前記給送ローラの前記第1ローラ軸を軸支する第1軸支部及び前記第2ローラ軸を軸支する第2軸支部を備えたローラ保持部と、を備え、前記給送ローラは、前記ローラ本体部と、前記第1ローラ軸と、前記ローラ本体部と一体の第2ローラ軸と、前記コロ部材とを一体化し、かつ前記第2軸支部に前記ローラ本体部と一体の第2ローラ軸を軸支させるよう、或は前記第2軸支部による第2ローラ軸の軸支を解除するよう前記ローラ本体部を、前記第1軸支部に軸支された前記第1ローラ軸に沿ってスライド可能としたことを特徴とするものである。
【0022】
また本発明は、前記ローラ本体部に設けられ、該ローラ本体部が前記第1ローラ軸に沿ってスライド可能となるよう該第1ローラ軸を保持する軸保持部と、前記軸保持部に保持された前記第1ローラ軸の先端部を前記ローラ本体部の外方に突出するように付勢し、かつ前記第1軸支部に前記第1ローラ軸が軸支された状態のとき前記ローラ本体部を前記第2ローラ軸が前記第2軸支部に軸支される方向に付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0023】
また本発明は、前記給送ローラに回転駆動力を伝達する駆動軸と、前記給送ローラの第1又は第2ローラ軸に設けられた第1カップリング部材と、前記駆動軸に設けられ、前記第1カップリング部材と嵌合して前記駆動軸の駆動を前記給送ローラに伝達する第2カップリング部材とを備えた駆動伝達手段と、を備え、前記駆動伝達手段は前記第1カップリング部材と前記第2カップリング部材とが非嵌合状態である場合、前記付勢手段の付勢力及び前記給送ローラの回転に伴って嵌合状態となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0024】
また本発明は、前記第1カップリング部材と前記第2カップリング部材は、前記給送ローラが少なくとも1回転する間に嵌合状態となることを特徴とするものである。
【0025】
また本発明は、前記第1ローラ軸と前記第2ローラ軸の径を異なる大きさとし、前記第1軸支部及び前記第2軸支部の軸支穴の径を、前記第1ローラ軸及び前記第2ローラ軸の径に対応した大きさとしたことを特徴とするものである。
【0026】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する上記のいずれかに記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図である。なお、このシート給送装置は、例えば既述した図13に示すレーザプリンタに取り付けられるようになっており、また図示しない他の構成は既述した図14に示すものと同様である。
【0029】
同図において、1はシート給送手段である給送ローラ、6は給送ローラ1に駆動力を伝達する駆動軸である駆動入力軸、10は給送ローラ1を回転自在、かつ交換可能に保持するローラ保持部であるホルダである。
【0030】
ここで、この給送ローラ1は、図2に示すように筒状の摩擦ゴムにより形成されたシート当接部1aと、中央部にシート当接部1aが固着された芯金1bを具備したローラ本体部1Aを有しており、このローラ本体部1Aの芯金1bの一端部には凸状嵌合部1cが、また他端部には凹状嵌合穴部1dが形成されている。
【0031】
そして、この凹状嵌合穴部1dには、例えばコイルばねのような円筒状の付勢手段5が挿入され、この後、ローラ本体部1Aの1側に設けられる第1ローラ軸を構成する軸部材2がスライド可能に挿入されるようになっている。
【0032】
ここで、この軸部材2の挿入端と反対側の先端部2aの径は本体部2bよりも小径となっており、このように先端部2aを小径とすることにより、先端部2aと本体部2bとの間には段部が形成される。
【0033】
また、軸部材2をスライド可能に保持する軸保持部である凹状嵌合穴部1dには軸部材2に取り付けられた第1給紙コロ3aを係止するための弾性係止爪1eが設けられている。そして、給送ローラ1を組み立てる際、凹状嵌合穴部1dに付勢手段5を挿入した後、軸部材2を挿入し、さらにこの後、第1給紙コロ3aを凹状嵌合穴部側に押圧すると、第1給紙コロ3aは、軸部材2の本体部2bと先端部2aとの段部に当接して軸部材2と共に付勢手段5を圧縮させながら移動し、ローラ芯金1bの対向側1hに保持され、やがて図3に示すように弾性係止爪1eに係止されるようになっている。
【0034】
ここで、このように第1給紙コロ3aが係止されることにより、軸部材2は先端部2aをローラ本体部1Aの外方に突出した状態で、圧縮した付勢手段5により第1給紙コロ3aに圧接するようになる。なお、このとき付勢手段5は、更に圧縮することができるようになっており、これにより軸部材2の先端を固定したとき、ローラ本体部1Aを軸部材2の先端側にスライド移動させることができる。
【0035】
一方、図2に示すように芯金1bの一端部に設けられた凸状嵌合部1cには係合溝1gと、フランジ部分1fが形成されている。ここで、この凸状嵌合部1cは芯金1bと共にローラ本体部1Aに一体に設けられた第2ローラ軸を構成するものであり、この凸状嵌合部1cの先端に係合溝1gを設け、この係合溝1gに駆動入力軸6を嵌合させることにより、駆動入力軸6からの駆動が伝達されて給送ローラ1が回転するようになっている。
【0036】
また、フランジ部分1fは、第2給紙コロ3bの位置決めを行うものである。ここで、第2給紙コロ3bは芯金1bに装着するための装着穴3b1と、芯金1bに装着される際、フランジ部分1fを弾性的に乗り越えた後、フランジ部分1fに当接して第2給紙コロ3bの軸方向の移動を規制する弾性係止爪3b2が設けられている。
【0037】
そして、給送ローラ1を組み立てる際、芯金1bに第2給紙コロ3bを挿入すると、第2給紙コロ3bの弾性係止爪3b2がフランジ部分1fを弾性的に乗り越えるようになり、このように弾性的に乗り越えた後、弾性係止爪3b2がフランジ部分1fに当接することにより、第2給紙コロ3bは図4に示すように芯金1bに、抜け落ちることがないよう保持される。
【0038】
このように、芯金1b(の凸状嵌合部1c)に第2給紙コロ3bを係止し、また既述したように凹状嵌合穴部1dに軸部材2を挿入すると共に、第1給紙コロ3aを芯金1bの対向側1hに係止することにより、ローラ本体1Aと、軸部材2と、第1及び第2給紙コロ3a,3bと、付勢手段5とはユニット化される。
【0039】
図5の(a)及び(b)は、このようにユニット化された給送ローラ1がホルダ10に回転自在に保持されている状態を示す図である。
【0040】
同図において、4a,4bは不図示の弾性係止爪等により取り外し可能にホルダ10に保持された、第1及び第2軸支部を構成する第1及び第2軸受であり、この第1及び第2軸受4a,4bを介して給送ローラ1はホルダ10に回転自在に保持されている。
【0041】
なお、同図に示すように、給送ローラ内部の付勢手段5により付勢された軸部材2はローラ本体1Aの外方に突出しており、この軸部材2の先端部2aを第1軸受4aの軸支穴である嵌合穴4a1に挿入することにより、軸部材2は回転可能で、かつ軸方向に摺動可能に軸支される。
【0042】
また、凸状嵌合部1cは第2軸受4bに形成された軸支穴である挿通穴4b1により回転可能で、かつ軸方向に摺動可能に軸支されると共に、凸状嵌合部1cの先端に設けられている係合溝1gを駆動入力軸6と嵌合(カップリング)させるようにしており、これによりシート給送動作が可能となっている。
【0043】
次に、このようなユニット化された給送ローラ1の交換動作について説明する。
【0044】
給送ローラ1を交換する場合は、まず図6に示すように、給送ローラ1を矢印▲1▼のように、第2軸受側から第1軸受側にスライドさせる。ここで、このようにスライドさせると、先端が第1軸受4aに当接することにより軸方向の移動が規制された軸部材2に沿ってローラ本体1Aが、付勢手段5を圧縮させながら矢印▲1▼方向に移動する。
【0045】
そして、このようにローラ本体1Aが移動すると、これに伴って凸状嵌合部1cが第2軸受4bから完全に抜けるようになり、これにより給送ローラ1の矢印▲2▼の方向への回動が可能となる。なお、この後、給送ローラ1を軸部材2の先端を支点として矢印▲2▼の方向に回動させことにより、図7の(a)に示すように給送ローラ1の取り外しが可能となる。
【0046】
なお、このように給送ローラ1を図6の(b)に示す矢印▲2▼の方向に回動させる際、図7の(b)に示すように、軸部材2の先端部2aの先端がテーパー形状となっており、かつ第1軸受4aの嵌合穴4a1の開口部縁部もテーパー形状となっていることから、給送ローラ1は第1軸受4aを支点として円滑に回動することができる。
【0047】
そして、このように第1軸受4aを支点として回動させて給送ローラ1を取り外すことができるようにすることにより、図8に示すように、第1及び第2軸受4a,4bを取り外すことなく給送ローラ1を取り外すことができ、交換の手間を少なくすることができる。
【0048】
また、既述したように、給送ローラ1はユニット化されているので、交換する際、給送ローラ1及び給紙コロ3a,3bを保持しながら取り外さなくとも給紙コロ3a,3bが外れることはないので、給送ローラ1の交換が容易になる。
【0049】
なお、交換された給送ローラ1を、ホルダ10に取り付ける場合には、上記と逆の手順により、即ち軸部材2の先端部2aを第1軸受4aの嵌合穴4a1に挿入し、この後、ローラ本体1Aを第1軸受側にスライドさせながら、第1軸受4aを支点として給送ローラ1を図6の(b)に示す矢印▲2▼と逆方向に回動させるようにする。
【0050】
これにより、給送ローラ1は図6の(a)に示す状態となり、この後、ローラ本体1Aを挿入する力を緩めれば、ローラ本体1Aが圧縮した付勢手段5の復元力により矢印▲1▼の方向と逆方向である凸状嵌合部1cを第2軸受4bに軸支させる方向に移動し、これに伴って凸状嵌合部1cが第2軸受4bに挿入されるようになる。これにより、給送ローラ1の交換が終了する。
【0051】
このように、給送ローラ1をユニット化することにより、少なくとも給紙コロ3a,3bが外れることはないので、ユーザやサービスマンは給送ローラ1の交換を容易に行うことができる。また、ローラ本体部1Aを軸部材2に沿ってスライド可能とすることにより、ローラ本体部1Aのスライド操作によって第2軸受4bによる凸状嵌合部1cの軸支の解除、或は第2軸受4bによる凸状嵌合部1cの軸支が容易に行えるようになり、これにより給送ローラ1の交換を容易に行うことができる。
【0052】
なお、このように給送ローラ1を交換することにより、シート給送装置のシート給送性能を高く維持することが可能となり、またシート給送装置を有する画像形成装置の寿命を長くすることが可能になる。
【0053】
ところで、本実施の形態において、ローラ本体1Aのシート当接部1aは、その円周部の一部が切り欠かれた形状を有していることから、駆動入力軸6と給送ローラ1の位相決めが必要である。ここで、このような駆動入力軸6と給送ローラ1の位相決めを行うため、駆動入力軸6の先端部には図9の(a)において示す平面形状及び正面形状を有する嵌合突起部6aが設けられている。なお、この嵌合突起部6aと嵌合する凸状嵌合部1cの係合溝1gは、図9の(b)において示す平面形状及び正面形状を有している。
【0054】
そして、通常は図10の(a)に示すように第2カップリング部材である駆動入力軸6の嵌合突起部6aが、第2カップリング部材と共に駆動入力軸6からの駆動を給送ローラ1に伝達する駆動伝達手段を構成する第1カップリング部材である凸状嵌合部1cの係合溝1gに嵌合されることにより、給送ローラ1に対する駆動入力軸6による正常な駆動の伝達が行われる。
【0055】
ところで、例えば給送ローラ1が視認性の悪い箇所に取り付けられている場合やユーザやサービスマンの不注意により、給送ローラ1を駆動入力軸6にカップリングさせる正規の位相に対し、同図の(b)のように不正規な位置で給送ローラ1がホルダ10に取り付けられてしまう場合がある。
【0056】
ここで、このような場合、例えば図10の(b)及び図11の(a)に示すような状態で給送ローラ1が取り付けられた場合、凸状嵌合部1cが駆動入力軸6により押圧されるので、ローラ本体1Aが付勢手段5を圧縮させながら軸方向に移動する。
【0057】
しかし、このような場合、凸状嵌合部1c(ローラ本体1A)を図11の(a)に示す矢印▲1▼の方向(逆方向も可)に少なくとも1回転させれば、正規のカップリング位置までは凸状嵌合部1cの先端が駆動入力軸6の嵌合突起部6aを摺動し(図10の(b)参照)、図11の(b)に示す正規位置まで到達したとき、圧縮した付勢手段5の復元力により凸状嵌合部1c(ローラ本体1A)が駆動入力軸6に向かって軸方向に移動する。これにより、駆動入力軸6を凸状嵌合部1cに嵌合(カップリング)させることができる。
【0058】
そして、このように構成することにより、給送ローラ1が視認性の悪い箇所に取り付けられ、給送ローラ1が駆動入力軸6に嵌合する正規の位置にあるか否かが判断できない場合でも、ローラ本体1Aを少なくとも1回転させれば給送ローラ1を駆動入力軸6に嵌合させることができ、給送ローラ1の交換が容易になる。
【0059】
また、ユーザやサービスマンの不注意等により、図12の(a)に示すように、給送ローラ1がホルダ10に対し逆向きに取り付けられようとする場合があるが、このような場合、給送ローラ1が逆向きに取り付けられることがないよう、本実施の形態においては、軸部材2と凸状嵌合部1cの径を異なる大きさとし、第1軸受4aの嵌合穴4a1及び第2軸受4bの挿通穴4b1の径を、軸部材2と凸状嵌合部1cの径に対応した大きさとしている。
【0060】
例えば、図12の(b)に示すように、第1軸受4aの嵌合穴4a1のテーパー形状開口部における最大直径φdを、凸状嵌合部1cの外形φDよりも小さくなるように形成している。これにより、第1軸受4aに凸状嵌合部1cが挿入されることはなく、給送ローラ1がホルダ10に対し逆向きに取り付けられるのを防ぐことができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、給送ローラをユニット化することにより、またローラ本体部を第1ローラ軸に沿ってスライド可能とすることにより、給送ローラを容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図。
【図2】上記シート給送装置に設けられた給送ローラの分解斜視図。
【図3】上記給送ローラを一方の軸から見た斜視図。
【図4】上記給送ローラを他方の軸から見た斜視図。
【図5】上記給送ローラがホルダに取り付けられている時の外観図及びその断面図。
【図6】上記給送ローラの取り外し動作を説明する第1の図。
【図7】上記給送ローラの取り外し動作を説明する第2の図。
【図8】上記給送ローラの取り外し動作を説明する第3の図。
【図9】上記給送ローラの凸状嵌合部に設けられた係合溝と、駆動入力軸に設けられた嵌合突起部の形状の一例を示す図。
【図10】上記給送ローラと駆動入力軸とのカップリング位相の正規と不正規の状態を示す斜視図。
【図11】上記給送ローラと駆動入力軸とのカップリング位相について、不正規状態から正規へと遷移する状態を示す図。
【図12】上記給送ローラがホルダに逆方向に取り付けられるのを防ぐための構成を示す図。
【図13】従来の画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を示す図。
【図14】従来の画像形成装置に設けられたシート給送装置の構成を示す図。
【図15】従来のシート給送装置に交換可能に設けられた給送ローラの斜視図。
【図16】上記従来の給送ローラを交換する手順を示す斜視図。
【符号の説明】
1 給送ローラ
1A ローラ本体部
1a シート当接部
1b 芯金
1c 凸状嵌合部
1d 凹状嵌合穴部
1g 係合溝
2 軸部材
3a 第1給紙コロ
3b 第2給紙コロ
4a 第1軸受
4a1 嵌合穴
4b 第2軸受
4b1 挿通穴
5 付勢手段
6 駆動入力軸
6a 嵌合突起部
10 ホルダ
50 給紙カセット
100 装置本体
101 画像形成部
102 シート給送装置
P シート
Claims (6)
- ローラ本体部と、前記ローラ本体部の両側に設けられた第1及び第2ローラ軸と、前記ローラ本体部の両側に設けられ且つ前記第1及び第2ローラ軸に取り付けられたコロ部材とを有する給送ローラと、
前記給送ローラの前記第1ローラ軸を軸支する第1軸支部及び前記第2ローラ軸を軸支する第2軸支部を備えたローラ保持部と、
を備え、
前記給送ローラは、前記ローラ本体部と、前記第1ローラ軸と、前記ローラ本体部と一体の第2ローラ軸と、前記コロ部材とを一体化し、かつ前記第2軸支部に前記ローラ本体部と一体の第2ローラ軸を軸支させるよう、或は前記第2軸支部による第2ローラ軸の軸支を解除するよう前記ローラ本体部を、前記第1軸支部に軸支された前記第1ローラ軸に沿ってスライド可能としたことを特徴とするシート給送装置。 - 前記ローラ本体部に設けられ、該ローラ本体部が前記第1ローラ軸に沿ってスライド可能となるよう該第1ローラ軸を保持する軸保持部と、
前記軸保持部に保持された前記第1ローラ軸の先端部を前記ローラ本体部の外方に突出するように付勢し、かつ前記第1軸支部に前記第1ローラ軸が軸支された状態のとき前記ローラ本体部を前記第2ローラ軸が前記第2軸支部に軸支される方向に付勢する付勢手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。 - 前記給送ローラに回転駆動力を伝達する駆動軸と、
前記給送ローラの第1又は第2ローラ軸に設けられた第1カップリング部材と、前記駆動軸に設けられ、前記第1カップリング部材と嵌合して前記駆動軸の駆動を前記給送ローラに伝達する第2カップリング部材とを備えた駆動伝達手段と、
を備え、
前記駆動伝達手段は前記第1カップリング部材と前記第2カップリング部材とが非嵌合状態である場合、前記付勢手段の付勢力及び前記給送ローラの回転に伴って嵌合状態となるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。 - 前記第1カップリング部材と前記第2カップリング部材は、前記給送ローラが少なくとも1回転する間に嵌合状態となることを特徴とする請求項3記載のシート給送装置。
- 前記第1ローラ軸と前記第2ローラ軸の径を異なる大きさとし、前記第1軸支部及び前記第2軸支部の軸支穴の径を、前記第1ローラ軸及び前記第2ローラ軸の径に対応した大きさとしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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