JP2004252555A - 自己診断機能を有するマイコン内蔵センサ - Google Patents

自己診断機能を有するマイコン内蔵センサ Download PDF

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Abstract

【課題】マイコン内蔵センサのCPUに起因する検出データの送信停止だけでなく、通信コントローラに起因する送信停止をも検出して動作復帰させる。
【解決手段】センサで検出した検出値をディジタル値にてシリアル送信するマイコン内蔵センサにおいて、通信コントローラから外部通信線を駆動するドライバに送られるシリアル送信信号のパルス間隔をウォッチドッグタイマで監視する。所定時間以上パルスが途絶した場合には異常と判定してCPU及び通信コントローラをリセットし動作復帰させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はセンサで検出したアナログの物理量をディジタル値に変換し、検出データをシリアル伝送方式のCAN(Controller Area Network)などのネットワーク、あるいは1対1、1対Nの同期、非同期シリアル通信線を介して他のマイコンあるいはコントローラに送信するマイコン内蔵センサであって、自己診断機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイコン用CPUの小型化、低コスト化が著しく進展し、あらゆる制御装置、制御機器にマイコンが内蔵されるようになってきた。温度、圧力、加速度等の物理量を検出して電気信号に変換するセンサもその例外ではなく、検出精度の向上、アナログ信号配線の省略、ノイズ対策等を目的として、センサ毎にマイコンを内蔵させることが珍しくなくなってきた。このようなマイコン内蔵センサでは、アナログ値で検出した物理量をA/D変換してディジタル値に変え、LANなどのネットワークを経由して他のマイコンやコントローラに送信することが行なわれる。
【0003】
こうしたマイコン内蔵センサは、内蔵するマイコンのプログラムを工夫し、様々な補正を施すなどにより検出精度を向上させることができる。反面、CPU、A/D変換器、RAM、ROM等の多くのハードウェアを必要とし、加えてソフトウェアも必要とするため、予期せぬことから内蔵マイコンのCPUが動作停止、暴走等を引き起こして検出データの送信が止まることが起こり得る。こうしたCPUの動作停止、暴走等による検出データの送信停止を検出するための手段としては、従来からウォッチドッグタイマを使用する方式が広く用いられている。
【0004】
図5は、このようなマイコン内蔵センサの従来の一般的な回路構成を示したものである。マイコン内蔵センサ1は、センサ2、内蔵マイコン3、通信コントローラ4、トランシーバ5、ウォッチドッグタイマ6等により構成される。CPU3aは、予めROM3bに格納されているプログラムに従い、センサ2が検出したアナログの物理量をA/D変換器3cによりディジタル値に変換してRAM3dに一旦格納する。そして補正等の演算を施して検出データとし、それを通信コントローラ4に渡し、ネットワーク7経由で他のマイコン等に送信指示する。
【0005】
通信コントローラ4は、内蔵する所定の通信プロトコルに従い、受け取った検出データをシリアル信号にして順次、その出力端子Dより出力しトランシーバ5内のドライバ5aに送る。ドライバ5aは、通信コントローラ4から送られてきたシリアル送信信号を、ネットワークを形成する通信バス7の仕様に合わせた信号レベルに変換する。そして通信バス7を駆動して、通信バス7に接続された他のマイコンやコントローラに伝える。
【0006】
図5中の通信バス7としては、例えば、CAN(Controller Area Network)通信バスが用いられ、その場合にはトランシーバ5はCAN用トランシーバが、通信コントローラ4にはCAN用通信コントローラが使用される。CAN通信バス7は、2本の線で構成される直列バスシステムである。CANは、当初車載系のLANとして開発されたものであるが、現在ではその信頼性や洗練された故障検出機能が認められ、幅広い分野で注目されているネットワークである。
【0007】
内蔵マイコン3のCPU3aは、検出データを通信コントローラ4に渡し、送信を指示した後に、自己の出力ポートにウォッチドッグ用パルスを発生させてウォッチドッグタイマ6に送る。CPU3aは、このような検出データの生成と送出、ウォッチドッグ用パルスの発生を所定周期で繰り返す。ウォッチドッグタイマ6は、CPU3aより送られたパルスの間隔を内蔵のウォッチドッグタイマで監視する。そして、所定時間以上パルスが断絶した場合には、CPU3aの動作停止又は暴走による送信停止と判定し、CPU3aと通信コントローラ4にリセットパルスを送ってリセットさせ、動作復帰させる。
【0008】
従来はこのような方式で、CPU3aの動作停止や暴走による送信停止の検出が行なわれてきた。しかし、このような従来の方式は、ソフトウェアの不具合やノイズなどに起因するCPU3aの検出データの送信停止の検出には有効であるが、通信コントローラ4などの異常停止による送信停止は検出することができない。
【0009】
図6は、CPU3aから出力されるウォッチドッグ用パルス及び、通信コントローラ4の出力端子Dからトランシーバ5内のドライバ5aに送られるシリアル送信信号の波形を示したものである。CPU3aからは、所定周期でウォッチドッグ用パルスが出力される。通信コントローラ4は所定周期でCPU3aから渡される検出データをシリアル送信信号に変換してドライバ5aに送る。従って、通信コントローラ4の出力端子Dからは、図中のシリアル送信信号に示すような送信パルスが出力される。
【0010】
CPU3aが正常に動作している間は、ウォッチドッグ用パルスが所定周期でウォッチドッグタイマ6に入力されるため、ウォッチドッグタイマ6は異常を検出せず、送信は正常に実行されているものと判断する。しかしながら、CPU3aが正常に動作していたとしても、例えば通信コントローラ4が何らかの理由により動作停止、暴走等を引き起こして送信が停止すると、図中の送信停止の部分に示すように、ドライバ5aにパルスが送られなくなる。ウォッチドッグタイマ6は、CPU3aの動作のみを監視しているため、このような理由による送信停止を検出することができない。従って、リセットして動作復帰させることができない。このような事態が生ずると、センサ2で検出された検出データは、最早、他のマイコンやコントローラに伝送されなくなる。検出データの送信が停止することは、センサ2自体の機能が停止したことに等しい。その結果は、その検出データ使用している他のマイコンやコントローラで行なわれているデータ処理や制御の停止、あるいは誤動作、暴走といった事態を引き起こすことになる。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−89336号報
【0012】
【特許文献2】
特開2000−148542号報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の有するこうした問題点を解決するためになされたもので、その目的は、センサで検出した検出データを、シリアル通信バスやシリアル通信線を経由して他のマイコン等に送信する方式のマイコン内蔵センサにおいて、内蔵マイコンのCPUに起因する検出データの送信停止だけでなく、通信コントローラに起因する送信停止をも検出する。そして、CPUと通信コントローラをリセットして動作復帰させることのできる自己診断機能を有するマイコン内蔵センサを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、センサで検出した検出値をディジタル値にてシリアル送信するマイコン内蔵センサである。該マイコン内蔵センサは、センサと、所定周期で該センサで検出した検出値をディジタル値にして通信コントローラに渡し送信を指示する内蔵マイコンと、渡された検出値を所定の通信手順に従ってシリアル送信信号に変換して出力する通信コントローラと、該シリアル送信信号を受けて外部通信線を駆動するドライバと、第1のウォッチドッグタイマとを備えて構成される。そして、第1のウォッチドッグタイマは、通信コントローラのシリアル送信信号を入力信号として受け、該入力信号が所定時間以上途絶した場合には異常と判定し、内蔵マイコン及び通信コントローラの双方をリセットして動作復帰させることを特徴とするマイコン内蔵センサである。
【0015】
このように構成することにより、内蔵マイコンが異常を生じて検出データを送信しなくなった場合のみならず、通信コントローラの異常により検出データが送信されなくなった異常状態をも検出可能になる。そして、その様な異常状態が発生した場合には、内蔵マイコンと通信コントローラの双方をリセットして初期化し、その後、再起動して動作復帰させることが可能となる。
【0016】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマイコン内蔵センサであって、更に第2のウォッチドッグタイマを備える。内蔵マイコンは、通信コントローラに送信を指示する都度、ウォッチドッグ用パルスを出力する。第2のウォッチドッグタイマは該ウォッチドッグ用パルスを入力信号として受け、該入力信号が所定時間以上途絶した場合には異常と判定する。そして、前記第1及び第2のウォッチドッグタイマの少なくとも何れか一方が異常を検出した場合には、内蔵マイコン及び通信コントローラをリセットして動作復帰させることを特徴とするマイコン内蔵センサである。
【0017】
このように構成することにより、請求項1に記載の発明の場合の効果に加え、何らかの理由により内蔵マイコンが検出データを送信しなくなったにも関わらず、通信コントローラが暴走して異常信号を出力し続ける異常状態の検出も可能になる。そして、そのような場合にも内蔵マイコン及び通信コントローラをリセットして動作復帰させることが可能になる。
【0018】
また、請求項3に記載の発明は、前記外部通信線としてCAN通信バスを採用し、通信コントローラとしてCAN通信手順に従って通信制御するCAN通信コントローラを使用し、ドライバとしてCAN通信バス用ドライバを採用したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマイコン内蔵センサである。
【0019】
このように構成することで、CAN通信により検出データを送信するマイコン内蔵センサの自己診断と、異常が発生した場合の動作復帰が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1、図2を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。なお、本実施形態は、従来技術として説明した図5の回路構成と類似点が多いので、同一又は相当部分には同一符号が付してある。本実施形態のマイコン内蔵センサ1は、センサ2、内蔵マイコン3、通信コントローラ4、トランシーバ5、第1のウォッチドッグタイマ6aを備えて構成される。
【0021】
センサ2は温度、加速度、圧力等の物理量を電気信号の形で検出するセンサであり、その出力信号はA/D変換器3cに入力される。内蔵マイコン3は、CPU3a、A/D変換器3c、ROM3b、RAM3dを備えて構成され、それらはバス3eにより相互接続されている。CPU3aが実行するプログラムは、ROM3bに予め記憶されている。
【0022】
CPU3aは、ROM3bに記憶されているプログラムを実行し、センサ2が検出した検出信号をA/D変換器3cにてディジタル値に変換し、一旦、RAM3dに格納する。ディジタル値に変換された検出値は、更にプログラムに従って補正計算を始めとする必要な計算処理が加えられ、目的とする物理量の検出データが算出される。
【0023】
算出された検出データは、バス3eを経由して通信コントローラ4内の図示しない送信レジスタに渡される。通信コントローラ4は、所定の通信手順(通信プロトコル)に従って、送信レジスタ内のデータをシリアル信号にして出力端子Dより出力するものである。本実施形態では、CAN(Controller Area Network)規格によるネットワークを介してデータ送信する方式を採用しており、通信コントローラ4はCAN通信用の通信コントローラである。送信レジスタに検出データがセットされた後、CPU3aより送信開始の指示が出されると、通信コントローラ4は、CAN通信プロトコルに従って送信レジスタ内検出データをシリアル送信信号に変換して出力端子Dから論理レベルで出力する。
【0024】
出力端子Dより出力された論理レベルのシリアル送信信号は、トランシーバ5内のドライバ5aに入力される。トランシーバ5aは、CAN通信用の通信コントローラと通信線であるCAN通信バス7との間をインタフェースするためのもので、ドライバ5aとレシーバ5bとにより構成される。CAN通信バス7は、2本の線で構成される直列バスである。ドライバ5aの出力は差動出力となっており、受け取った論理レベルのシリアル送信信号をCAN通信バス7の信号レベルに変換してCAN通信バス7を駆動する。これにより、センサ2で検出された物理量の検出データは、CAN通信バス7に接続された他のマイコン、通信コントローラ等に送信されて行く。
【0025】
図2は、通信コントローラ4よりドライバ5aに出力されるシリアル送信信号波形と、CPU3aと通信コントローラ4のリセット入力端子に加えられるリセット信号の波形を示したものである。電源が投入された直後には図示しないリセット信号によりCPU3a、通信コントローラ4が共にリセットされて初期化され、続いてCPU3aがROM3b内のプログラムを最初から実行開始する。
【0026】
CPU3aがセンサ2より得た検出データを通信コントローラ4の送信レジスタに渡し、送信開始を指示すると通信コントローラ4が送信を開始する。すると出力端子Dからは、図2のシリアル送信信号に示すような波形信号が出力される。CPU3aは、所定の送信周期Tで検出データを送るようにプログラムされているので、シリアル送信信号の波形も同じ送信周期Tで繰り返し出力される。
【0027】
このシリアル送信信号は、第1のウォッチドッグタイマ6aのパルス入力端子にも入力される。第1のウォッチドッグタイマ6aは、パルス入力端子に入力された信号のパルス間隔を内蔵のウォッチドッグタイマで監視する。そして、所定時間T1以上パルスが入力されない場合には、異常発生と判定してその出力であるリセット端子よりリセットパルスを出力する。このリセットパルス信号は、CPU3aと通信コントローラ4のリセット入力端子に入力される。
【0028】
通信コントローラ4は、リセットパルス信号を受けると初期化されてCPU3aからの新たな指令待ちの状態となる。CPU3aもリセットパルス信号を受けると初期化され、ROM3bのプログラムを最初から実行開始する。即ち、シリアル送信信号が所定時間T1以上途絶すると、第1のウォッチドッグタイマ6aよりリセットパルス信号が出力されてマイコン内蔵センサは一旦初期化され、その後、再起動してセンサ2による検出データの送信が再開(動作復帰)される。
【0029】
図5に示した前述の従来回路方式では、CPU3aが動作停止、暴走等の異常を起こしてウォッチドッグ用パルスが出力されなくなったことは検出できた。しかし、CPU3aは正常に動作しているにも関わらず、通信コントローラ4が何らかの理由でシリアル送信信号を出力しなくなった異常状態を検出することはできない不都合があった。これに対して本実施形態の回路方式の場合には、CPU3aが異常を生じた場合のみならず、通信コントローラ4のみが動作停止、暴走等を引き起こして検出データの送信をしなくなった異常状態をも検出することができる。そして、その様な異常状態が発生した場合には、CPU3aと通信コントローラ4の双方をリセットして初期化し、その後、再起動して動作復帰させる。このため、センサ2の検出データの送信が途絶えるという不具合がなくなる。
【0030】
(第2の実施形態)
図3、図4を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態は、第1の実施形態である図1の回路構成と類似点が多いので、同一又は相当部分には同一符号が付してある。
【0031】
図3に示す本実施形態のマイコン内蔵センサ1の回路構成が、第1の実施形態の図1の回路構成と異なる点は、第2のウォッチドッグタイマ6bと2入力OR回路8とが追加された点である。本実施形態におけるCPU3aは、従来技術で説明した場合と同様に、検出データを通信コントローラ4内の送信レジスタに渡し送信開始を指示した後に、自己の出力ポートからウォッチドッグ用パルスを出力する。そのウォッチドッグ用パルスは、第2のウォッチドッグタイマ6bのパルス入力端子に入力される。従って、第2のウォッチドッグタイマ6bは、従来技術で説明した場合と同様に、CPU3aの異常停止を検出してリセットパルスを出力する。
【0032】
第1のウォッチドッグタイマ6aのパルス入力端子には、第1の実施形態の場合と同様に、通信コントローラ4よりドライバ5aに送られるシリアル送信信号が入力され、監視される。従って、第1のウォッチドッグタイマ6aは、第1の実施形態の場合と同様に、CPU3aの異常停止のみならず、通信コントローラ4の異常停止をも検出してリセットパルスを出力すする。
【0033】
第1、第2のウォッチドッグタイマ6a、6bの出力するリセットパルスは、共に2入力OR回路8に入力される。そして、2入力OR回路8の出力信号は、CPU3aと通信コントローラ4の各リセット入力端子に入力される。従って、第1、第2のウォッチドッグタイマ6a、6bの少なくとも一方がリセットパルスを出力した時には、CPU3aと通信コントローラ4が共にリセットにより初期化され、その後、再起動して動作復帰する。
【0034】
本実施形態が、第1の実施形態の回路方式と比較して優れている点は、何らかの理由によりCPU3aが動作停止したにも関わらず、通信コントローラ4が暴走してその出力端子Dより異常なパルス信号を出力し続ける状態をも検出できる点にある。このような状態が発生した場合の監視信号の波形を図4に示す。このような異常状態が発生した場合には、第1のウォッチドッグタイマ6aがウォッチドッグ用パルスが途絶したことを検出してリセットパルスを出力する。従って、そのリセットパルス信号により、初期化と動作復帰が行なわれる。こうした異常状態が発生することは極めて稀と考えられるため、通常は第1の実施形態の回路方式で十分であるが、第1の実施形態の回路方式では検出できないこうした異常状態も検出できる点で、本実施形態は更に優れた効果を奏する。
【0035】
以上、本発明者によってなされた発明を2つの実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記2つの実施形態では、CAN規格によるネットワークを介して検出データの送信を行なう方式を説明したが、通信形態はCAN規格による通信方式に限定されない。通信コントローラより、外部通信線を駆動するドライバに向けて検出データがシリアル送信される送信方式であれば、本発明を適用すること可能である。
【0036】
また、1対1の同期、非同期通信により検出データを他の装置に送信する場合には、ドライバを通信コントローラに内蔵して外部に設けない構成であってもよい。この場合には、通信コントローラの出力信号をウォッチドッグタイマに入力することで本発明と同様の効果を得ることができる。
【0037】
更に、検出データをシリアル送信するのでなく、パラレルバスを使用してパラレル送信するようにしてもよい。例えば、パラレルバスのバス幅が16ビットで検出データが12ビットの場合には、余っているビットの内の何れか1つのビットには常に論理1が出力されるように送信データを設定する。そして、そのビットに対応するパラレルバスのビット線を駆動するドライバへの入力信号をウォッチドッグタイマのパルス入力端子に入力すれば、本発明と同様の効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマイコン内蔵センサの電気的構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による送信停止検出を説明する波形図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る図1相当図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る図2相当図である。
【図5】従来技術に係る図1相当図である。
【図6】従来技術に係る図2相当図である。
【符号の説明】
図面中、1はマイコン内蔵センサ、2はセンサ、3は内蔵マイコン、3aはCPU、4は通信コントローラ(CAN通信コントローラ)、5はトランシーバ、5aはドライバ(CAN通信バス用ドライバ)、7は外部通信線(CAN通信バス)、6aは第1のウォッチドッグタイマ、6bは第2のウォッチドッグタイマを示す。

Claims (3)

  1. センサで検出した検出値をディジタル値にてシリアル送信するマイコン内蔵センサであって、センサと、所定周期で該センサで検出した検出値をディジタル値にして通信コントローラに渡し送信を指示する内蔵マイコンと、渡された検出値を所定の通信手順に従ってシリアル送信信号に変換して出力する前記通信コントローラと、該シリアル送信信号を受けて外部通信線を駆動するドライバと、第1のウォッチドッグタイマとを備えて構成され、該第1のウォッチドッグタイマは、前記通信コントローラのシリアル送信信号を入力信号として受け、該入力信号が所定時間以上途絶した場合には異常と判定し、前記内蔵マイコン及び通信コントローラをリセットして動作復帰させることを特徴とするマイコン内蔵センサ。
  2. 請求項1に記載のマイコン内蔵センサであって、更に第2のウォッチドッグタイマを備え、前記内蔵マイコンは、前記通信コントローラに送信を指示する都度、ウォッチドッグ用パルスを出力し、前記第2のウォッチドッグタイマは該ウォッチドッグ用パルスを入力信号として受け、該入力信号が所定時間以上途絶した場合には異常と判定するものであり、前記第1、第2のウォッチドッグタイマの少なくとも何れか一方が異常を検出した場合には、前記内蔵マイコン及び前記通信コントローラをリセットして動作復帰させることを特徴とするマイコン内蔵センサ。
  3. 前記外部通信線はCAN通信バスであり、前記通信コントローラはCAN通信手順に従って通信制御するCAN通信コントローラであり、前記ドライバはCAN通信バス用ドライバであることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイコン内蔵センサ。
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