JP2004252402A - 化学的に調製されたトナーを用いるエレクトロフォトグラフィックトナーおよび現像法 - Google Patents

化学的に調製されたトナーを用いるエレクトロフォトグラフィックトナーおよび現像法 Download PDF

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Abstract

【課題】化学的に調製されたトナーを用いて現像する現像システムおよび現像方法が提供される。さらに、現像システムで用いられる現像剤も提供する。
【解決手段】化学的に調製されたトナーを、硬質磁気キャリア粒子と、現像剤を運ぶための非磁性円筒形シェルと併用することによって、粒度が低減するだけでなく、作業中の長時間にわたって一貫している電荷対質量レベルに示されるような一般に一定で安定した現像剤寿命も得られるので、画質に関して優れた利益が得られる。
【選択図】なし

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー現像システムに関する。さらに詳しくは、本発明は、化学的に調製されたトナーの現像システムにおける使用に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルプリンターおよび同様の装置、とりわけ高速デジタルプリンターには、満足のゆくトナー画像を提供するために実現されなければならない幾つかの特性がある。改善の余地がある特性の1つとして、画質がある。画質は、時折、画像の高い粒度の影響を受けることがある。さらに、画質を一定に保つために、デジタルプリンターまたは他のプリンター/コピー機の使用時において現像剤寿命が比較的一定で安定していることが非常に望ましい。
【0003】
また、2成分系現像剤システムでは、トナー画像の一部にはならないがプリンター内にとどまる微細トナーが蓄積することが多い。この長時間にわたる微細トナーの蓄積は、ダスティングの問題を引き起こす可能性がある。このダスティングの問題は、トナー画像上ではっきりと視認できてしまうので、トナー画像の質を低下させることになる。
【0004】
従って、高い画質の印刷物を生産し、かつ、現像処理時に微細トナーのあらゆる蓄積の影響を受けることがない現像システムが提供される必要がある。さらに、前記不都合のすべてを回避するために、長時間にわたる帯電安定性が改善される必要がある。
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の特徴の1つは、鮮明な画質の印刷画像を提供する現像システムを提供することである。
【0006】
本発明の他の特徴は、微細トナーの蓄積の影響を実質的に全く受けないのでダスティングの問題を回避できる現像システムを提供することである。
【0007】
本発明のさらなる特徴は、長時間にわたる帯電安定性を改善するための方法を提供することである。
【0008】
本発明のさらなる特徴および利点については、一部が下記説明に述べられており、一部が下記説明から明らかとなるかまたは本発明を実施することによって理解されるであろう。本発明の目的および他の利点は、下記説明および添付の請求の範囲において特に指摘されている要素およびそれらの組み合わせによって理解および実現されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これらの利点および他の利点を達成するために、および本願明細書に具体的かつ広義的に説明されている本発明の目的に従って、本発明は、乾式トナーを用いた現像システムに関する。前記現像システムは、トナー粒子と硬質磁気キャリア粒子とを含有する乾式現像剤混合物の供給源を含んでなる。さらに前記現像システムは、前記供給源から現像帯まで現像剤を運ぶための、回転式でも固定式でもよい非磁性円筒形シェルを含んでなる。。さらに、前記現像システムの一部として、予め選択された磁界強度の回転磁気コアと、少なくとも前記磁気コアを回転させることによって前記シェルから静電画像へと前記トナー粒子を運ぶための手段とが提供される。さらに前記現像システムは、シリコーンゴムまたは他の低表面エネルギーエラストマーまたは樹脂でコーティングされた融着ロールを任意に含んでなる。
【0010】
前記現像システムで用いられるトナーは、化学的に調製されたトナー(CPT)である。前記トナーは、少なくとも1種のトナー樹脂と、好ましくは少なくとも1種の剥離剤と、少なくとも1種の表面処理剤と、任意に少なくとも1種の着色剤および/または少なくとも1種の帯電制御剤とを含有する。
【0011】
さらに本発明は、前記化学的に調製されたトナーを用いて静電画像を現像するための方法に関する。前記方法は、静電画像パターンを載せた静電画像部材を現像帯に通し、そして予め選択された磁界強度の交番極磁気コアを、回転しても固定されていてもよい外部の非磁性シェル内で回転させ、そして現像剤が前記画像部材の移動方向と同じ方向に向かって前記現像帯内を流れるように前記コアの方向および速度と場合により前記シェルの回転を制御することによって、移動する結像部材の帯電パターンと現像関係にある現像帯に現像剤を送ることによって前記画像部材を現像することを特徴とする。前記方法において、エレクトログラフ2成分系乾式現像剤組成物が好ましく用いられる。さらに前記方法では、前記化学的に調整されたトナーを支持体に移し、そして前記支持体上のトナー画像を融着体に通すことによって前記画像を前記支持体に融着させてもよい。前記融着ロールは、シリコーンゴムまたは他の低表面エネルギーエラストマーもしくは樹脂でコーティングされた融着ローラであることが好ましい。前記融着ローラは、バックアップすなわち加圧ロールと圧迫接触していることが好ましい。前記乾式現像剤組成物は、帯電したトナー粒子と、前記トナー粒子と反対の極性に帯電したキャリア粒子とを含有する。前記キャリア粒子は、磁気飽和時に少なくとも約300ガウスの保持力を示し、かつ、1,000ガウスの外部印加フィールドにおいて少なくとも約20EMU/gmの誘導磁気モーメントを示す硬質磁気材料であることが好ましい。前記キャリア粒子は、自身が静電画像に移動してしまうのを防ぐのに十分な磁気モーメントを有する。
【0012】
さらに本発明は、前記化学的に調製されたトナー粒子と、硬質磁気キャリア粒子とを含有する現像剤に関する。
【0013】
上記の概要および下記の詳細な説明はあくまでも例示的かつ説明的なものであり、本発明の請求の範囲の内容をさらに説明することを目的としていることは理解されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明は、化学的に調製されたトナーを用いて現像するための現像システムおよび現像方法に関する。さらに本発明は、前記現像システムで用いられる現像剤および前記現像剤中の化学的に調製されたトナーに関する。
【0015】
さらに詳しくは、本発明は、その一部が現像システムに関する。前記現像システムは、化学的に調製されたトナーと硬質磁気キャリア粒子とを含有する乾式現像剤混合物の供給源を含んでなる。前記供給源から現像帯まで前記現像剤混合物を運ぶには、固定式シェルでも回転式シェルでもよい非磁性円筒形シェルが用いられる。複数の磁極部分を含んでなる磁気コアは、交番磁極性の関係にあるコア周辺部の周りに配置され、前記非磁性円筒形シェル内の軸を中心に回転することができる。さらに、前記現像剤混合物を現像帯まで運ぶために、前記コアと任意に前記シェルとを回転させるための手段が存在する。前記手段において、前記現像剤の化学的に調製されたトナーが静電画像に移動する。
【0016】
さらに本発明の現像システムは、好ましくはシリコーンゴムまたは他の低表面エネルギーエラストマーもしくは樹脂でコーティングされている融着ロールを含んでなる。前記融着ロールは、バックアップすなわち加圧ロールと圧迫接触していることが好ましい。このアセンブリでは、前記融着ロールと前記加圧ロールとが十分な圧力で互いに押し付けられることによってニップを形成している。このニップにおいて融着または定着が起こる。
【0017】
前記現像システムで用いられるトナー粒子は、化学的に調製されたトナーである。前記化学的に調製されたトナーは少なくとも1種のトナー樹脂を含有し、そして好ましくは少なくとも1種の剥離剤と、少なくとも1種の表面処理剤と、そして任意に少なくとも1種の着色剤と、少なくとも1種の帯電制御剤と、他の慣用のトナー成分と、またはこれらの組み合わせを含有する。これらの化学的に調製されたトナー粒子を本願明細書に記載される特定の現像システムと組み合わせて用いると、従来よりも画質がよく、長時間にわたる帯電安定性にも優れた画像が得られ、現像システムにおける微細トナーの蓄積によるダスティングの問題が回避される。
【0018】
前記現像システムの構成は、例えば米国特許第4,473,029号および4,546,060号に詳述されているような、非磁性円筒形シェルと、磁気コアと、前記コアと任意に前記シェルとを回転させるための手段とを含んでなる現像機構を用いるHeidelberg Digimaster 9110プリンターのごときデジタルプリンターであることが好ましい。これらの米国特許の開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。これらの特許に記載されている現像システムは改造して本発明で使用することができる。さらに詳しくは、これらの特許に記載されている現像システムは、硬質磁気キャリア粒子を用いることが好ましい。例えば、前記硬質磁気キャリア粒子は、磁気飽和時に少なくとも約300ガウスの保持力を示すことができ、また、1,000ガウスの外部印加フィールドにおいて少なくとも約20EMU/gmの誘導磁気モーメントを示すことができる。前記磁気キャリア粒子は、バインダを含有しないキャリアでも複合キャリアでもよい。有用な硬質磁気材料としては、フェライトおよびガンマ酸化第2鉄が挙げられる。前記キャリア粒子は、主な金属成分として鉄を含有する磁気酸化物の化合物であるフェライトで構成されることが好ましい。例えば、Mが1価または2価の金属を表し、鉄の酸化状態が+3である一般式MFeOまたはMFeの塩基性金属酸化物によって形成された酸化鉄Feの化合物であることが好ましい。好ましいフェライトは、BaFe1219およびSrFe1219のごときバリウムおよび/またはストロンチウムを含有するフェライト、および開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される米国特許第3,716,630号に開示されているような、Mがバリウム、ストロンチウムまたは鉛である式MO.6Feの磁気フェライトである。本発明において有用な磁気キャリア粒子の大きさは多岐にわたるが、好ましくは100ミクロン未満、さらに好ましくは約5〜約45ミクロンの平均粒径を有する。
【0019】
本発明の目的のため、本発明で用いられる化学的に調製されたトナーは、バルクポリマー材料を好適な粒径および/または粒径分布が得られるまで粉砕することによって調整されたトナーではない。化学的に調製されたトナーは、トナー粒子の大部分を形成するポリマーすなわちトナー樹脂が乳化および/または懸濁重合法のごとき重合法によって形成されるという化学的方法によって調製されるトナーである。一般に、これらの方法は、粉砕を全く必要とせずに、好適な粒径および/または粒径分布で前記ポリマー粉末を形成する。本発明で使用できる好適な方法および粒子は、例えば、開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される米国特許第4,833,060号および4,965,131号に記載されている。前記ポリマーは、開示内容全体が本願明細書に引用されて援用されるAmeringらに対する米国特許第4,912,009号に開示されている懸濁重合法のごとき制限凝集反応を用いて製造してもよい。本発明の目的のため、前記化学的に調製されたトナー粒子は、所望の画質に依って、好ましくは約6ミクロン以下、さらに好ましくは約1〜約6ミクロン、より一層好ましくは約3〜約4ミクロンの粒径を有する。2001年3月22日に出願された「テトラフェニルホウ酸第4級アンモニウム帯電制御剤を含有する、形態の制御されたトナー粒子を形成するための方法」という表題の米国特許出願第09/814,899号および2001年3月22日に出願された「テトラフェニルホウ酸第4級アンモニウムと高分子ホスホニウム塩とを含有する、形態の制御されたトナー粒子を形成するための方法」という表題の米国特許出願第09/814,923号に記載されている化学的に調製されたトナーも本発明で使用することができる。これらの特許出願の開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。
【0020】
前記トナー粒子は、米国特許第4,833,060号に記載されているように1種以上の着色剤によって任意に着色されていてもよい1種以上のトナー樹脂を含んでいてもよい。着色は任意であるが、着色剤が存在する方が一般的であり、着色剤は、本願明細書に引用されて援用されるカラーインデックス、IおよびII巻、第2版に記載されているいずれの材料でもよい。トナー樹脂は、例えば米国特許第4,076,857号、3,938,992号、3,941,898号、5,057,392号、5,089,547号、5,102,765号、5,112,715号、5,147,747号、5,780,195号等に開示されているような天然樹脂、合成樹脂および改質天然樹脂といった各種材料から選択することができる。これらの特許のすべてが本願明細書に引用されて援用される。好ましい樹脂またはバインダ材料としては、ポリエステルおよびスチレン−アクリル共重合体が挙げられる。トナー粒子の形状は、規則正しい形状または不規則な形状のいずれでもよく、例えば、溶媒中にトナー樹脂を含有する溶液を噴霧乾燥することによって得られる球状粒子でもよい。あるいは、球状粒子は、1979年9月5日に発行された欧州特許第3,905号に記載されているようなポリマービーズ膨潤法によって調製することもできる。前記欧州特許の開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。一般に、トナー配合物中に存在するトナー樹脂の量は、トナー配合物の約80〜約95重量%である。
【0021】
有用なバインダポリマーとしては、スチレンのホモポリマーおよびコポリマーのごときビニルポリマーが挙げられる。スチレンポリマーとしては、40〜100重量%のスチレンまたはスチレン同族体と、0〜40重量%の1種以上の低級アルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレートとを含有するスチレンポリマーが挙げられる。他の例としては、ジビニルベンゼンのごときジビニル化合物と共有結合的に軽度に架橋結合された可融性スチレン−アクリル共重合体が挙げられる。この種のバインダは、例えば、開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される米国再発行特許第31,072号に記載されている。好ましいバインダは、スチレンと、アルキルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリレートとからなり、前記バインダのスチレン含有量は少なくとも約60重量%であることが好ましい。
【0022】
スチレンブチルアクリレートおよびスチレンブタジエンのごときスチレン富欲コポリマーも、ポリマーのブレンドと同様にバインダとして有用である。そのようなブレンドにおいて、スチレンブチルアクリレートのスチレンブタジエンに対する比は、10:1〜1:10でもよい。5:1〜1:5および7:3の比が特に有用である。スチレンブチルアクリレートおよび/またはブチルメタクリレート(30〜80%のスチレン)およびスチレンブタジエン(30〜80%のスチレン)のポリマーも有用なバインダである。
【0023】
有用なスチレンポリマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、ビニルトルエン、およびアクリル酸、メチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、ドデシルアクリレート、オクチルアクリレート、フェニルアクリレート、メチルアクリル酸、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレートおよびオクチルメタクリレートから選択されるアルキルアクリレートまたはメチルメタクリレートまたは二重結合を有するモノカルボン酸が挙げられる。同様に有用であるのが、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールおよびビスフェノールのごときジオールとイソフタル酸またはテレフタル酸とのポリエステルのごとき1種以上の脂肪族ジオールと芳香族ジカルボン酸とのポリエステルおよびコポリエステルのごとき縮合ポリマーである。
【0024】
有用なバインダは、ビニル芳香族モノマーと、共役ジエンモノマーまたはアルキルアクリレートもしくはアルキルメタクリレートのごときアクリレートモノマーのいずれかから選択される他のモノマーとのコポリマーから形成することもできる。
【0025】
前記化学的に調製されたトナー粒子が前記キャリア粒子によって静電画像の存在する現像帯まで運ばれた後、少なくとも部分的には、前記帯電画像に関連した十分な静電気力により前記化学的に調製されたトナー粒子が前記キャリア粒子から離れるのに十分な程度に、前記化学的に調製されたトナー粒子と前記硬質磁気キャリア粒子の間の引力が、表面処理剤またはスペーシング剤を用いたオプションとしての表面処理によって小さくなることが好ましい。従って、本発明の好ましい化学調製トナー粒子は、磁気キャリア粒子に引き付けられるだけでなく、静電気力および/または機械力によって、および、前記化学的に調製されたトナー粒子に対して表面処理を行うことによって、前記硬質磁気キャリア粒子から引き離すことができる。換言すれば、前述のように、前記化学的に調製されたトナー粒子の表面におけるスペーシング剤は、帯電画像に関連する静電気力または機械力によって前記化学的に調製されたトナー粒子を前記キャリア粒子から引き離すことができるように、前記化学的に調製されたトナー粒子と前記硬質磁気キャリア粒子の間の引力を低減させるのに十分であるということである。
【0026】
好ましいスペーシング剤はシリカであり、その例としては、Degussa社から市販されているR−972またはWacker社から市販されているH2000が挙げられる。他の好適なスペーシング剤としては、他の無機酸化物粒子などが挙げられるが、これに限定されるわけではない。具体的な例としては、チタニア、アルミナ、ジルコニアおよび他の金属酸化物、およびアクリルポリマー、シリコーン系ポリマー、スチレンポリマー、フルオロポリマー、それらの共重合体およびそれらの混合物のごとき直径が好ましくは1μm未満(さらに好ましくは約0.1μm)であるポリマービーズが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0027】
前記トナー粒子に対する前記スペーシング剤の量は、帯電画像に関連する静電気力または機械力によって前記トナー粒子を前記磁気キャリア粒子から引き離すのに十分な量である。前記スペーシング剤の量は、粒径にも依るが、トナーの重量に基づいて、好ましくは約0.05〜約10.0重量%、さらに好ましくは約0.1〜約1.0重量%、最も好ましくは約0.2〜0.6重量%である。トナー粒子が小さければ小さいほど、より多くのスペーシング剤が好ましく用いられる。
【0028】
スペーシング剤は、スペーシング剤の存在下においてトナー粒子を転がすといった慣用の混合法のごとき慣用の表面処理法を用いて、トナー粒子の表面に塗布することができるが、そのような慣用の混合法に限定されるわけではない。スペーシング剤がトナー粒子の表面に分散されていることが好ましい。スペーシング剤をトナー粒子の表面に付着させる場合、静電気力または物理的手段またはその両方によって付着させることができる。混合する場合、均一に混合することが好ましく、スペーシング剤の凝集を防ぐかまたは少なくとも最小限に抑えるのに十分な高エネルギーヘンシェルミキサーのごときミキサーによって均一に混合される。さらに、スペーシング剤を磁気トナー粒子と混ぜ合わせることによってトナー粒子の表面にスペーシング剤を分散させる場合、得られる混合物をふるいにかけることによって凝集したスペーシング剤をすべて取り除くことができる。本発明の目的のために、凝集粒子を分離する他の手段を用いてもよい。
【0029】
本発明において、トナー配合物中に少なくとも1種の剥離剤が存在することが好ましい。好適な剥離剤の例としては、1種以上のワックスが挙げられる。有用な剥離剤は当該技術分野において周知である。有用な剥離剤としては、低分子量ポリプロピレン、天然ワックス、低分子量合成ポリマーワックス、ステアリン酸およびその塩のごとき一般に是認されている剥離剤などが挙げられる。
【0030】
前記ワックスは、前記トナーの重量に基づいて、好ましくは約0.1〜約10重量%の量、さらに好ましくは約0.5〜約5重量%の量で存在する。好適なワックスの例としては、低分子量ポリエチレン、ポリプロピレン、それらの共重合体およびそれらの混合物のごときポリオレフィンワックスが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。さらに詳しくは、より具体的な例として、好ましくは約1,000〜約5,000g/moleの分子量を有するエチレンとプロピレンとの共重合体、特に、約1,200g/moleの分子量を有するエチレンとプロピレンとの共重合体が挙げられる。他の例としては、約4,000g/moleの分子量を有するポリプロピレンワックスのごとき、好ましくは約3,000〜約15,000g/moleの分子量を有する合成低分子量ポリプロピレンワックスが挙げられる。他の好適なワックスとしては、合成ポリエチレンワックスが挙げられる。市販されている好適なワックスとしては、Mitsui Petrochemical社,Baker Petrolite社のPolywax 2000、Polywax 3000および/またはUnicid 700、およびSanyo Chemical Industries社のViscol 550Pおよび/またはViscol 660Pのごときワックスが挙げられる。好適なワックスの他の例としては、Clarient Corporation社のLicowax PE130のごときワックスが挙げられる。
【0031】
一般的な製法において、トナーに用いられる所望のポリマーバインダが製造される。エレクトロスタトグラフィックトナーのためのポリマーバインダは、一般に、選択されたモノマーを重合した後、各種添加剤と混ぜ合わせてから所望の大きさに粉砕することによって製造される。トナーの製造時に、ポリマーバインダは溶融加工に付される。すなわち、前記ポリマーは、中程度〜高いせん断力と、前記ポリマーのガラス転移温度よりも高い温度とに曝される。ポリマーメルトの温度は、部分的には、前記溶融加工の摩擦力に因るものである。前記溶融加工には、ポリマー塊へのトナー付加物の溶融混入が含まれる。
【0032】
「帯電制御」という用語は、得られるトナーの摩擦電気帯電特性を変えようとするトナー付加物の性向を指している。正帯電トナーおよび負帯電トナー用の様々な任意の帯電制御剤が入手可能であり、本発明のトナーに用いることができる。好適な帯電制御剤は、例えば、米国特許第3,893,935号、4,079,014号、4,323,634号および4,394,430号並びに英国特許第1,501,065号および1,420,839号に開示されている。これらの特許の開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。有用な他の帯電制御剤は、米国特許第4,624,907号、4,814,250号、4,840,864号、4,834,920号、4,683,188号および4,780,553号に記載されている。これらの特許の開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。帯電制御剤同士の混合物を用いることもできる。帯電制御剤の具体例としては、サリチル酸クロム有機錯体塩、並びにアゾ−鉄錯体塩、特にフェラート(1−),ビス[4−[(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)アゾ]−3−ヒドロキシ−N−フェニル−2−ナフタレンカルボキシアミダート(2−)]、アンモニウム、ナトリウム、および水素からなるアゾ−鉄錯体塩(Hodogaya Chemical Company Ltd.社から入手可能なOrganoiron)が挙げられる。
【0033】
トナーに対する任意の添加剤は着色剤である。場合によって、磁気成分が存在するのであれば前記磁気成分が着色剤の働きをするので、あらためて着色剤を用意する必要が無くなる。好適な染料および顔料は、例えば、開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される米国再発行特許第31,072号並びに米国特許第4,160,644号、4,416,965号、4,414,152号および2,229,513号に開示されている。白黒静電コピー機およびプリンターに用いられるトナーに対して特に有用な着色剤の1つはカーボンブラックである。着色剤は、トナー粉末の全重量に基づいて、一般に約1〜約30重量%の量、好ましくは約2〜約15重量%の量で用いられる。トナー配合物は、磁気顔料、レベリング剤、界面活性剤、安定剤などといった慣用のトナーに用いられる他の添加剤を含有していてもよい。
【0034】
トナー粒子の残りの成分並びに硬質磁気キャリア粒子は慣用の成分でもよい。例えば、ポリ(テトラフルオロエチレン)、ポリ(ビニリデンフルオライド)およびポリ(ビニリデンフルオライドコテトラフルオロエチレン)のようなフルオロカーボンポリマーのごとき各種樹脂材料を硬質磁気キャリア粒子の上の被膜として任意に用いることができる。キャリア粒子に対する好適な樹脂材料の例としては、シリコーン樹脂、フルオロポリマー、ポリアクリル樹脂、ポリメタクリル樹脂、それらの共重合体およびそれらの混合物、他の市販のコーティングキャリアなどが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0035】
さらに本発明は、本発明の化学的に調製されたトナーおよび現像剤を用いて画像を形成する方法に関する。一般に、この方法は、電子写真エレメントの表面に静電潜像を形成した後、前記潜像に本発明のトナー/現像剤を接触させることによって前記画像を現像する。
【0036】
さらに本発明は、本発明の化学的に調製されたトナーを用いた静電画像の現像における前記現像システムの使用に関する。この方法は、本発明の化学的に調製されたトナーを静電画像に接触させる。例えば、この方法は、静電画像パターンを載せた静電画像部材を現像帯に通し、そして予め選択された磁界強度の交番極磁気コアを、回転しても固定されていてもよい外部の非磁性シェル内で回転させ、そして現像剤が前記画像部材の移動方向と同じ方向に向かって前記現像帯内を流れるように前記コアの方向および速度および場合により前記シェルの回転を制御することによって、移動する結像部材の帯電パターンと現像関係にある現像帯に現像剤を送ることによって前記画像部材を現像する。この方法では、エレクトログラフ2成分系乾式現像剤組成物が好ましく用いられる。前記乾式現像剤組成物は、帯電したトナー粒子と、前記トナー粒子と反対の極性に帯電したキャリア粒子とを含有する。前記キャリア粒子は、磁気飽和時に少なくとも約300ガウスの保持力を示し、かつ、1,000ガウスの外部印加フィールドにおいて少なくとも約20EMU/gmの誘導磁気モーメントを示す硬質磁気材料であることが好ましい。前記キャリア粒子は、自身が静電画像に移動してしまうのを防ぐのに十分な磁気モーメントを有する。本発明のトナーを本願明細書に記載されるように用いて、米国特許第4,473,029号および4,546,060号に記載される各種方法を本発明において用いることができる。これらの特許の開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。
【0037】
このように現像された静電画像は、画像の形状に沿って光受容器を光減衰させる方法や画像の形状に沿って誘電記録素子の表面に電荷像を付与する方法といった様々な方法によって形成することができる。高速電子写真複写機の場合のように光受容器が用いられる場合、ハーフトーンスクリーニングを用いて静電画像を修正することが特に望ましい。本発明の方法に従った現像とスクリーニングとの組み合わせによって、高いDmaxと優れた諧調範囲とを示す高品質の画像が得られる。代表的なスクリーニング法としては、開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される米国特許第4,385,823号に記載されているような、光受容器をインテグラルハーフトーンスクリーンと共に用いる方法が挙げられる。
【0038】
本発明の現像システムは、融着ロール(fuser roll)をさらに含んでいてもよい。前記融着ロールは、シリコーンゴム、またはテトラフルオロエチレン樹脂のごとき他の低表面エネルギーエラストマーもしくは樹脂で任意にコーティングされていてもよい。前記融着部材の表面に用いることができるシリコーンゴムは、室温加硫シリコーンゴム、低温加硫シリコーンゴムまたは高温加硫型シリコーンゴムでもよい。前記融着ロールの形状は、板状または帯状といった任意の形状で構わないが、円筒形であることが好ましい。前記融着ロールは、薄いシリコーンゴムの層で表面がコーティングされているコアで構成されていることが好ましい。前記コアは、鉄、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼などのごとき各種金属または各種合成樹脂のごとき他の弾性材料から形成されていてもよい。前記コアは中空であることが好ましく、そしてこの中空コアの内部には通常加熱体が設置され、融着処理に必要な熱を供給している。この目的に好適な加熱体は当業者らにとって周知であり、内部に耐タングステン加熱体を備えた石英エンベロープで形成される石英ヒーターでもよい。前記融着ロールに必要な熱を供給する方法は、本発明にとって重要ではなく、前記融着部材は、内部手段、外部手段、またはその両方の組み合わせによって加熱されてもよい。トナーを支持体に融着させるのに十分な熱を供給するすべての加熱手段は、当業者らにとって周知である。前記融着ロールは、バックアップすなわち加圧ロールと圧迫接触していることが好ましい。前記加圧ロールは、耐熱材料の層を有する金属コアであることが好ましい。このアセンブリでは、前記融着ロールと加圧ロールとが十分な圧力で互いに押し付けられることによってニップが形成されるようにするために、前記融着ロールと前記加圧ロールの両方が偏った軸の上に設置される。このニップにおいて溶解または定着が起こる。この融着アセンブリによって得られる印刷物の品質は、比較的硬くて曲がらない層と比較的柔らかい層とによってニップが形成される場合に、より良好である。この場合、融着ロールと加圧ロールの偏りに起因する層内のわずかな変形によってニップが形成される。前記比較的硬くて曲がらない層は、ポリフルオロエチレン、プロピレン、シリコーンゴムまたは他の同様の材料のごとき任意の公知の材料で形成されていてもよい。本発明において、トナー画像を載せた一枚の紙のごとき一枚の支持材料が前記融着ロールと前記加圧ロールの間を通過するときに融着が起こる。このとき、融着ロールが前記トナー画像を前記支持材料に融着させ、その結果、前記支持体上に印刷画像が形成される。本願明細書に記載されている特定の融着アセンブリと本願明細書に記載されている特定のトナー配合物とを用いる前記現像システムを用いれば、印刷画像について、優れた画質と、良好な融着性とが得られる。前記優れた画質は、例えば、下記実施例で述べる中実領域反射濃度に見ることができ、そして前記良好な融着性は、主に、下記実施例で述べる擦り落ち値(ruboff value)並びに下記実施例で述べる亀裂幅データに見ることができる。従って、本発明は、性質間の釣り合い、すなわち画質と融着性の釣り合いをとるための手段と、2成分系システムにおいて高速デジタル複写を実現するシステムとを提供する。前記現像システムと同様に本願明細書に記載されている特定のトナー配合物と組み合わせて本発明において用いることができる融着アセンブリ並びに現像およびそれ以降の処理の詳細は、例えば、米国特許第5,534,347号、5,629,061号、3,938,992号、4,046,990号、4,085,702号、RE31,072号、4,810,858号、4,395,109号、6,096,429号、6,067,438号、4,515,884号、5,728,496号、5,084,735号、4,968,578号、4,927,727号および5,595,823号に詳述されている。これらの特許すべての開示内容全体が本願明細書に引用されて援用される。
【0039】
特定のシリコーンゴムの使用あるいはシリコーンまたはシロキサンオイルのごとき他の任意の成分の使用のごときこれらの特許に記載されている各種オプションも本発明に取り入れられる。
【0040】
本発明の現像システムにおける現像剤は、トナーを帯電画像へと素早く運ぶことができることが好ましい。そのため、高容量電子写真印刷用途および複写用途に特に適している。
【0041】
前述のように、本発明の現像方法によって得られた印刷物は、従来よりも良好な画質と、優れた融着性とを有する。紙のごとき支持体に融着させた印刷画像は、従来よりも耐摩耗性が良好であり、そして摩擦送出仕上装置に供給した場合でも「トナーの擦り落ち」が少ない。
【0042】
別の実施態様としては、トナー粒子の表面にスペーシング剤を用いる代わりに、転写電位を著しく高めることによって、帯電画像に関連する静電気力を約1,000〜約2,500ボルトのようにかなり高くすることができ、これらの静電荷はトナー粒子をキャリア粒子から引き離すのに十分である。
【0043】
本発明の現像システムを用いる別の方法は、トナー粒子を振とうさせることができる回転磁気コアの速度を、トナー粒子をキャリア粒子から引き離すことができる程度にまで上げることである。前記回転コアの速度は、少なくとも約100rpmまたは少なくとも約500rpmである。本実施態様の場合、回転磁気コアの速度は少なくとも約1,000rpmであり、少なくとも約2,000rpmまたは少なくとも約2,500rpmでもよく、さらに好ましくは約500〜約2,500rpmである。前述のこれらの各種実施態様は、様々な組み合わせで用いることができる。
【0044】
本発明の現像システムを用いるさらに別の方法は、調色機構のDCバイアスにACバイアスを重ね合わせることである。ACバイアスはトナー粒子を攪拌するので、トナー粒子のキャリア粒子からの剥離が強化される。ACバイアスの波形は、好ましくは約300〜約3,000Hzの周波数と、約0.2〜約5kVのピーク間振幅とを有し、最も好ましくは約1,000〜約1,500Hzまたは約1,000〜約3,000Hzの周波数と、約0.2〜約3kVまたは約2〜約3kVのピーク間振幅とを有する。台形波、最も好ましくは矩形波を有するAC電圧は、正弦波または三角波のごとき、平均rms電圧が低い波形よりも好ましい。複写濃度を高め、かつ、回転磁気コアを有する調色機構に関連する調色の好ましからざる副作用を低減するための手段としてのACバイアスの実用性については、米国特許第5,376,492号、5,394,230号、5,409,791号、5,489,975号、5,606,404号および5,985,499号に記載されている。前述のすべての実施態様は、様々な組み合わせで用いることができる。
【0045】
前述のように、化学的に調製されたトナーを用いる本発明の現像システムには、現像操作時に起こるあらゆるダスティングの問題を著しく低減させるという利点がある。具体的に分かっているわけではないが、粉砕トナーを用いる従来の現像システムとは異なり、本発明では、現像操作時における微細トナーの蓄積がダスティングの問題を生じさせることはない。さらに、本発明の現像システムに関する長時間にわたる帯電安定性は著しく改善されており、例えば100時間超の長い作業時間を通して安定である。これは、例えば、同じ現像システムを用いて粉砕トナーと化学的に調製されたトナーとの比較を示している実施例のうちの1つにさらに示されている。また、本発明の現像システムにおける化学的に調製されたトナーのシステムについての帯電安定性(例えば、−Q/m)は、長時間にわたってかなり安定している。さらに、ダスティングの問題を回避することによって、本発明の現像システムによって得られる画質は著しく改善される。
【0046】
本発明を下記実施例によってさらに具体的に説明してゆくが、下記実施例は本発明を例示するものに過ぎない。
【実施例】
【0047】
実施例1
媒体粉砕分散液
91.0gのFanalピンクピグメントと、9.0gの市販のスチレンブチルアクリレートポリマー(piccotoner 1221)と、670.0gのエチルアセテートとの混合物(固形分13.0%の混合物)から、Fanal Pink(BASF社製)の媒体粉砕分散液を調製した。
【0048】
14.8gのFanal Pink媒体粉砕分散液に、23.1gのKAO CTMバインダと、0.25gのBontron E88と、26.2gのエチルアセテートとを添加した。7.0%の顔料と93.0%のバインダとを含有するこの混合物は、蒸発制限凝集プロセスにおける有機相を構成していた。この有機相を、10.0gのNALCO(登録商標)1060を含有する85mlのpH4緩衝液と、2.2mlの10重量%ポリ(アジピン酸−コメチルアミノエタノール)とを含んでなる水相と混ぜ合わせた。次に、この混合物を、Brinkman社販売のPOLYTRONTMを用いて非常に高いせん断力に付した後、Microfluidizerに付した。排出後、このようにして形成された粒子から、密閉されていない容器内で一晩室温で攪拌することによって、液相を取り除いた。これらの粒子を0.1N水酸化カリウム溶液で洗浄することによってシリカを取り除いた後、水で洗浄し、乾燥させた。得られたトナー粒子は、1.0重量%のBontron E88を含有しており、平均粒径は約6.2μmであった。
【0049】
実施例2A
6.01gのシアンピグメント(Eastman Kodak社製のBridged Aluminum Phthalocyanine顔料およびBASF社製のCopper Phthalocyanine顔料)媒体粉砕分散液に、24.18gのKAO CTMバインダと、0.25gのBontron E88と、26.2gのエチルアセテートとを添加した。3.0%の顔料と97.0%のバインダとを含有するこの混合物は、蒸発制限凝集プロセスにおける有機相を構成していた。この有機相を、4.25gのNALCO(登録商標)1060を含有する85mlのpH4緩衝液と、0.93mlの10重量%ポリ(アジピン酸−コメチルアミノエタノール)とを含んでなる水相と混ぜ合わせた。次に、この混合物を、Brinkman社販売のPOLYTRONTMを用いて非常に高いせん断力に付した後、Microfluidizerに付した。排出後、このようにして形成された粒子から、密閉されたいない容器内で一晩室温で攪拌することによって、液相を取り除いた。これらの粒子を0.1N水酸化カリウム溶液で洗浄することによってシリカを取り除いた後、水で洗浄し、乾燥させた。得られたトナー粒子は、1.0重量%のBontron E88を含有しており、平均粒径は約8.16μmであった。
【0050】
実施例2
Fanal Pinkピグメントの代わりに、シアンピグメントと、Eastman Kodak社製のBridged Aluminum Phthalocyanine顔料と、BASF社製のCopper Phthalocyanine顔料との混合物を7.0重量%を用いた以外は、実施例1の手順を繰り返した。得られた粒子の大きさは6.2μmであった。
【0051】
実施例3
Fanal Pinkピグメントの代わりにBASF社製のPigment Yellow180を7.0重量%を用いた以外は、実施例1の手順を繰り返した。得られた粒子の大きさは6.2μmであった。
【0052】
実施例4
Fanal Pinkピグメントの代わりにCabot Corporation社製のカーボンブラック顔料であるRegal 330を5.0重量%を用いた以外は、実施例1の手順を繰り返した。得られた粒子の大きさは6.4μmであった。
【0053】
長期安定性について、実施例1〜4と同じようにして調製されたトナーから調製された現像剤と、同じ粒径の4色のポリエステル系粉砕トナーから調製された現像剤とを比較した。8つの現像剤すべてに用いられたキャリアはポリフッ化ビニリデンでコーティングされた鉄−ストロンチウムフェライトであった。寿命試験器(LTD)を用いて安定性を評価した。前記LTDは、前述のものと同様のデザインの現像機構と、回転式金属ドラムとで構成されていた。トナーは、電気バイアスを用いてドラム上で現像された後、ドラムから取り除かれ、廃棄された。前記現像機構内のトナー濃度は、磁気トナー濃度監視装置の制御下において真新しいトナーを添加することによって一定に保たれた。試験は約100時間行われた。これは500,000ページ分の文書に相当する。
【0054】
前記現像機構から毎時間採取した現像剤サンプルについて、トナーの濃度(TC)およびトナーの電荷対質量(Q/m)を測定した。トナーのQ/m比は、空間を隔てて離れた2つの平行な電極板を含んでなる静電装置を用いて測定した。前記電極板は電界と磁界の両方を現像剤サンプルに加えることができる。これにより、磁界と電界の両方の影響を受けて、混合物の2種類の成分、すなわちキャリア粒子とトナー粒子とが分離することになる。0.100gの現像剤混合物サンプルを下側の金属板の上に設置した。そして、前記サンプルを前記2枚の板の間で60Hzの磁界と2,000Vの電位とに30秒間付すことによって現像剤を攪拌した。磁界と電界の両方の影響を受けてトナー粒子がキャリア粒子から放出され、上側の電極板に引き寄せられて堆積した。一方、磁気キャリア粒子は下側の板に保持されたままであった。上側の板に堆積したトナーの累積電荷を電位計で測定した。μC/gに換算したトナーのQ/m比は、前記累積電荷を、前記上側の板から回収した堆積トナーの質量で割ることによって算出された。TCは、トナーの重量を、現像剤サンプルの初期重量で割ることによって算出された。加電圧の極性を反転させることによって、誤符号のトナーの量およびQ/mも求めることができた。
【0055】
前記現像機構内のトナーの粒径は、前記電荷測定装置の上側の電極板からトナーを収集し、これをCoulter Multisizerで測定することによって定期的に求めた。キャリアは、前記電荷測定装置の下側の電極板から回収し、真新しいトナーと混ぜ合わせ、そして(回収再生Q/mと呼ばれる)Q/mを測定することによって、使用中にキャリアの帯電動作が変化したかどうかを確認した。
【0056】
2種類の方法を用いて、トナーの前記現像機構から舞い散る傾向を測定した。第1の方法では、前記現像機構の後現像側にある現像ギャップの近くに設置された小型(1/4インチ)の真空管を用いて、前記LTDの現像帯からダストを収集した。毎時間のうちの15分間の間、真空管を作動させてフィルターにダストを収集し、収集時間の最後に収集したダストの重さを測定した。
【0057】
第2の方法では、前記現像機構から現像剤サンプルを取り除き、50mg/gの真新しいトナーを添加することによってダストの測定を行った。添加したトナーを、機械攪拌器で10秒間、現像剤と混ぜ合わせた。このサンプルのダスティングおよび、磁気攪拌器を用いてさらに10、30、60および600秒間攪拌したサンプルのダスティングを、これらの現像剤サンプルを現像ローラーのシェル上に設置した後、前記ローラーの回転磁気コアを60秒間稼動させることによって測定した。ダストは外側の同心金属シェル上に集められた。前記外側のシェル上に堆積したトナーの電荷は前記外側のシェルに接続された電位計を用いて測定し、そしてトナーの質量は前記外側のシェルの重さを計ることによって測定した。このようにして、ダストの量およびその電荷対質量を求めた。
【0058】
図1では、粒度について、粉砕トナーと化学的に調製されたトナーを比較した。図1から分かるように、実施例1と同じようにして調製された化学的に調製されたトナー(例えばシアン)は、図1に示される全濃度範囲にわたって粒度が減少していた。前述のように、この粒度の減少により、画質が大幅に改善されることになる。12インチ/秒の速度で移動する光導電体ドラム上のSPD調色機構によって画像を現像した。このとき、調色スリーブの回転速度は100RPM、14ポール磁気コアの回転速度は930RPMであった。粒度は、(記載内容全体が本願明細書に引用されて援用される“Measurement of Graininess for Halftone Electrophotography”, Theodore Bouk and Norman Burningham, Proceedings, IS&T ’s Eighth International Congress on Advances in Non−impact Printing Technology, pp.506−510(1992)に記載されているように)PDSマイクロデンシトメータによって得られたデータから算出した。
【0059】
図2は、粉砕トナーと、化学的に調製されたトナーとを、本発明に記載される現像システムで用いた場合の両者の比較を示している。図2から分かるように、粉砕トナーと比較して、化学的に調製されたトナーの帯電安定性はかなり一貫していた。これは予想外の結果であり、現像システムに関して望ましい利益である。さらに、化学的に調製されたトナーの場合、現像剤のダスティングは少なかったが、粉砕トナーの場合、Q/mが減少すると現像剤のダスティングは増加した。化学的に調製されたトナーに対する試験全体を通じて誤符合トナーは全く無かった。粉砕トナーに対する試験の最中、ダスティングが増加すると現像剤中に誤符合トナーが現れ始めた。誤符合トナーおよびダストは、画像の白い部分にバックグラウンドを形成し、画像を劣化させる。化学的に調製されたトナーについての回収再生Q/mは、試験中に変化することはなかった。粉砕トナーについての回収再生Q/mは、前記現像機構内の現像剤について測定されたQ/mと同じように、試験中に減少した。これは、化学的に調製されたトナーがキャリアの帯電性を劣化させないのに対し、粉砕トナーはキャリアの帯電性を劣化させることを示している。
【0060】
粉砕トナーを用いて調製された現像剤に見られるQ/mの減少の原因と成り得る3つのメカニズム、すなわち、1)高度に帯電した微細トナーのキャリア上での蓄積、2)トナーポリマーによるキャリアのスカミング、および3)キャリアの表面の化学的または物理的改質、を検討してみた。
【0061】
図3および図4から分かるように、図3に示される粉砕トナーの場合(6.6〜6.2ミクロン体積平均粒径)とは異なり、図4に示される化学的に調製されたトナーの場合、粒径は長時間にわたって基本的に同じ(7.0〜6.8ミクロン体積平均粒径)であった。試験中、化学的に調製されたトナーについてはかなりの微粒子の蓄積があったのに対し、粉砕トナーについては微粒子がほとんど蓄積しなかった。通常、微粒子の存在は現像剤の劣化と関連があるが、この事実は化学的に調製されたトナーには該当しなかった。これは予想外の結果であり、現像システムに関して化学的に調製されたトナーの望ましい利益である。
【0062】
トナースカミングを試験するために、選択された、真新しい現像剤のサンプルと熟成させた現像剤のサンプルを、24時間、ジクロロメタン(DCM)を用いて抽出した。黄色および黒色の粉砕トナーおよび化学的に調製されたトナーについて、抽出されたトナーの重量を表1に示す。化学的に調製されたトナー(CPT)から抽出された塊と黄色の粉砕トナーから抽出された質量との差はほとんど無いことが表1から分かる。LTD試験に用いられたトナーを用いてトナー濃度を6重量%に回復することによって、抽出されたキャリアに対して帯電測定を行った。これらの測定の結果を、新しいキャリアおよび熟成させたキャリアについての回収再生電荷および実行電荷と共に表1に示す。
【0063】
試験中の黄色いCPTトナーのQ/m、新しいキャリアおよび熟成させたキャリアの回収再生Q/m、およびDCM抽出後のQ/mは、すべて、60μC/gに近い。黄色い粉砕トナーの実行Q/mは、試験中に、約80μC/gから20μC/gまで下がった。キャリアの回収再生Q/mも70μC/gから20μC/gまで下がった。新しいキャリアの抽出Q/mは、試験の初期Q/mまたは新しいキャリアの回収再生電荷よりも約60μC/gほど高い。熟成させたキャリアの抽出Q/mは39μC/gであり、実行Q/mまたは回収再生Q/mよりもわずかに大きいだけである。キャリアの静電剥離もDCMによる抽出も、粉末トナーと共に熟成させたキャリアの帯電性を回復させるには至らなかったのに対し、CPTトナーと共に熟成させたキャリアのQ/mは、熟成、剥離または抽出のいずれによっても変化しなかった。これは、粉砕トナーの場合に見られた電荷の低下は、キャリアコーティングの化学的または物理的変化に関係していたことを示唆している。
【0064】
化学的に調製されたトナーによる表面のスカミングによってキャリアの劣化が無くなることは、トナーの非常に望ましい性質である。
【0065】
【表1】
Figure 2004252402
【0066】
本発明の他の実施態様は、本願明細書を検討および本願明細書に開示されている本発明を実施することによって当業者らにとって明らかとなるであろう。本願明細書および実施例は単に模範にすぎないとらえられるべきであり、本発明の真の範囲および精神は下記請求の範囲およびそれと同等なものによって示されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】粒度に関して粉砕トナーと化学的に調製したトナーとを比較したグラフである。
【図2】長時間にわたる帯電安定性に関して粉砕トナーと化学的に調製されたトナーとを比較したグラフである。
【図3】0時間および100時間における粉砕トナーの粒径を示すグラフである。
【図4】同一の0時間および同一の100時間における化学的に調製されたトナーの粒径を示すグラフである。

Claims (23)

  1. トナーの現像システムであって、
    化学的に調製されたトナー粒子と硬質磁気キャリア粒子とを含んでなる乾式現像剤混合物の供給源と、
    前記供給源から現像帯まで前記現像剤を運ぶための回転式または固定式非磁性円筒型シェルと、
    予め選択された磁界強度の回転磁気コアと、
    前記シェルから静電画像へと前記トナー粒子を運ぶため少なくとも前記磁気コアを回転させるための手段と、
    を含んでなる前記現像システム。
  2. 前記化学的に調製されたトナー粒子が、少なくとも1種のトナー樹脂と、少なくとも1種の剥離剤と、少なくとも1種の表面処理剤と、任意に少なくとも1種の帯電制御剤または着色剤またはその両方とを含んでなる、請求項1に記載の現像システム。
  3. 前記表面処理剤がシリカからなる、請求項2に記載の現像システム。
  4. 前記表面処理剤が少なくとも1種の金属酸化物からなる、請求項2に記載の現像システム。
  5. 前記表面処理剤が少なくとも1種の無機酸化物からなる、請求項2に記載の現像システム。
  6. 前記表面処理剤が少なくとも1種の高分子材料からなる、請求項2に記載の現像システム。
  7. 化学的に調製されたトナー粒子を用いて静電画像を現像するための方法であって、静電画像パターンを載せた静電画像部材を現像帯に通し、そして予め選択された磁界強度の交番極磁気コアを、回転式または固定式の外部非磁性シェル内で回転させ、そして現像剤が前記画像部材の移動方向と同じ方向に向かって前記現像帯内を流れるように前記コアの方向および速度と、場合により前記シェルの回転を制御することによって、移動する結像部材の帯電パターンと現像関係にある現像帯に現像剤を送ることによって前記画像部材を現像することからなり、そして前記現像剤は、帯電したトナー粒子と、前記トナー粒子とは反対の極性に帯電した硬質磁気キャリア粒子とを含んでなる、ことを特徴とする前記方法。
  8. 前記トナー粒子が、少なくとも1種のトナー樹脂と、少なくとも1種の剥離剤と、少なくとも1種の表面処理剤と、任意に少なくとも1種の帯電制御剤または着色剤またはその両方とを含んでなる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記方法では現像剤が流動し、そして前記移動する結像部材と前記現像剤とが実質的に同じ速度で流動する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記キャリア粒子は、磁気飽和時に少なくとも約300ガウスの保持力を示し、かつ、1,000ガウスの外部印加フィールドにおいて少なくとも約20EMU/gmの誘導磁気モーメントを示す硬質磁気材料からなる、請求項7に記載の方法。
  11. 前記トナー粒子はその表面にスペーシング剤を有する、請求項7に記載の方法。
  12. 前記スペーシング剤がシリカからなる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記スペーシング剤が少なくとも1種の金属酸化物からなる、請求項11に記載の方法。
  14. 前記スペーシング剤が少なくとも1種の無機酸化物からなる、請求項11に記載の方法。
  15. 前記スペーシング剤が少なくとも1種の高分子材料からなる、請求項11に記載の方法。
  16. 前記スペーシング剤が、前記トナーの重量に基づいて、約0.05〜約1.5重量%の量で存在する、請求項11に記載の方法。
  17. 前記化学的に調製されたトナー粒子は蒸発制限凝集反応から形成される、請求項1に記載の現像システム。
  18. 前記化学的に調製されたトナー粒子は懸濁重合によって形成される、請求項1に記載の現像システム。
  19. 前記化学的に調製されたトナー粒子は約6ミクロン以下の粒径を有する、請求項1に記載の現像システム。
  20. 前記少なくとも1種の剥離剤は少なくとも1種のワックスからなり、そして前記少なくとも1種のトナー樹脂は、少なくとも1種のポリエステルまたは少なくとも1種のスチレンアクリル系トナー樹脂からなる、請求項2に記載の現像システム。
  21. 前記トナー粒子の重量に基づいて、前記少なくとも1種の樹脂は約80〜約95%の量で存在し、前記剥離剤は約0.5〜約5.0%の量で存在し、そして前記表面処理剤は約0.05〜約2.0%の量で前記トナー粒子上に存在する、請求項2に記載の現像システム。
  22. 融着体をさらに含んでなる、請求項1に記載の現像システム。
  23. 前記静電画像パターンを支持体上に移し、そして前記支持体を融着体の内部または下を通過させることによって前記静電画像を前記支持体に融着させることをさらに含んでなる、請求項7に記載の方法。
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