JP4107431B2 - トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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本発明は、電子写真等に用いられるトナー、該トナーが充填されたトナー入り容器、該トナーを用いる画像形成方法、該トナーを保持したプロセスカートリッジ、及び該トナーを装填した画像形成装置に関する。
従来より、電子写真法としては、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3等に各種方法が記載されているが、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、紙等にトナー像を転写したのち、加熱、加圧等により定着し、コピーを得るものである。
電気的潜像を現像する方式には大別して、絶縁性有機液体中に各種の顔料や染料を微細に分散させた現像剤を用いる液体現像方式と、カスケード法、磁気ブラシ法、パウダークラウド法等のように天然又は合成樹脂にカーボンブラック等の着色剤を分散したトナーを用いる乾式現像方式があり、乾式現像方式には一成分現像方式とキャリアを用いる二成分現像方式がある。
電子写真法においては、近年、更なる高画質化が望まれており、いくつかの提案がなされている。例えば、トナーの平均粒径が小さく、かつ5μm以下のトナー粒子含有量及びその分布を規定した現像剤が提案されている(特許文献4、特許文献5、及び特許文献6参照)。しかし、粉砕法によりトナーを得る場合、トナー粒径が小さくなると、生産性が著しく低下するという問題がある。また、トナー粒径が小さくなるほど、トナー成分を均一化することが難しくなり、トナー成分が不均一となることによる帯電不均一により、トナー飛散や地汚れが発生するという問題がある。
一方、近年ではカーボンブラックに変わる着色剤として、安全性が高い黒色金属化合物微粉末を用いる試みがなされている。例えば、平均粒径0.1〜0.5μmのFeTiOとFe−FeTiO固溶体との混合物(特許文献7参照)、FeOを25〜30%含有した磁性酸化鉄(特許文献8、特許文献9、及び特許文献10参照)、残留磁化6emu/g以下のマグネタイト(特許文献11、及び特許文献12参照)、内部にTi、表面にTiとFeからなる酸化鉄粒子(特許文献13参照)、飽和磁化0.5〜10emu/g、粒径0.1〜0.4μm、FeTiOで被覆されたルチル型TiO混合相結晶(特許文献14参照)、飽和磁化30emu/g以下、誘電損率50以下の金属化合物(特許文献15参照)、飽和磁化40emu/g以下、含有量20質量部以下の金属化合物(特許文献16参照)、などが提案されている。
しかし、高画質化やトナーに対する安全性の要望はますます大きくなっており、前記従来の技術では生産性が高く、安全性に優れ、充分な高画質画像を得ることが困難である。
また、定着方式としては、加熱ローラ定着方式がトナー像と加熱ローラが直接接触するため、極めて熱効率の良い定着方式であり、装置も小型化できるため、広く一般に用いられている。しかし、近年の省エネルギー化により、定着時に使用できる熱エネルギーは非常に少なくなってきている。このため、このような定着装置に用いられるトナーは更に低温定着化が求められている。
この問題を解決する技術として、いくつかの提案がなされている。例えば、ポリエステル樹脂と極性基を有するワックスからなる芯粒子を樹脂被覆し、ポリエステル樹脂とワックスの溶融粘度を規定したロール定着用トナーが提案されている(特許文献17参照)。特定のポリエステル樹脂と離型剤からなり、ポリエステル樹脂の80〜120℃における溶融粘度と溶融粘度と温度のグラフの傾きと特定の離型剤の溶融粘度を規定したフィルム定着用トナーが提案されている(特許文献18、特許文献19、及び特許文献20参照)。特定のポリエステル樹脂と離型剤からなり、ポリエステル樹脂の80〜120℃における溶融粘度と溶融粘度と温度のグラフの傾きと特定の離型剤の溶融粘度を規定したフィルム定着用カプセルトナーが提案されている(特許文献21参照)。特定のポリエステル樹脂と有機金属化合物、離型剤を含有し、ポリエステル樹脂の120〜150℃における溶融粘度と溶融粘度と温度のグラフの傾きと特定の離型剤の溶融粘度を規定したフィルム定着用トナーが提案されている(特許文献22参照)。110〜130℃で測定された溶融粘度と温度の関係式を規定したスチレン−アクリル樹脂から成るトナーが提案されている(特許文献23参照)。特定の荷電制御剤を含有し、平均粘度勾配を規定したトナーが提案されている(特許文献24参照)。ポリオール成分とポリカルボン酸成分とを重縮合触媒としてのジオールのチタン酸エステルを用いて得られるトナー用の新規なポリエステル樹脂が提案されている(特許文献25参照)。
以上説明した従来技術のように、トナーバインダーとしてポリエステル樹脂を用いた場合には、熱ローラ温度が低くてもトナーが定着できること(低温定着性)、高い熱ローラ温度でもトナーが熱ロールに融着しないこと(耐ホットオフセット性)を両立し易く、特に、低温定着性に優れることが知られている。
しかし、電子写真方法における省エネルギー化はますます進み、従来の技術では充分満足できる定着性を得ることは困難であり、更なる改良及び開発が望まれているのが現状である。
米国特許第2297691号明細書 特公昭42−23910号公報 特公昭43−24748号公報 特開平1−112253号公報 特開平2−284158号公報 特開平7−295283号公報 特許第2736680号公報 特許第3101782号公報 特許第3108823号公報 特許第3174960号公報 特許第3224774号公報 特許第3261088号公報 特開2000−319021号公報 特開2002−129063号公報 特開2002−189313号公報 特開2002−196528号公報 特許第2743476号公報 特開平3−122661号公報 特開平4−85550号公報 特公平8−16804号公報 特公平8−12459号公報 特公平7−82250号公報 特公平7−72809号公報 特開平10−246989号公報 特開2002−148867号公報
本発明は、前記要望に応え、従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、カーボンブラックに変わる新規な黒色着色剤を用いた生産性が高いトナー、及び該トナーを用いる画像形成方法を提供するものである。
また、本発明は、定着性、特に耐ホットオフセットに優れたトナー及び画像形成方法を提供するものである。
更に、本発明は、前記トナーを充填したトナー入り容器、該トナーを保持したプロセスカートリッジ、及び該トナーを装填した画像形成装置を提供するものである。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。
<1> 少なくとも結着樹脂、着色剤、及び外添剤を含有するトナーにおいて、該結着樹脂が、酸価が10〜35mgKOH/gのポリエステル樹脂を全結着樹脂に対し50質量%以上含有し、
前記着色剤が、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%含有する黒色酸化鉄化合物であり、かつ該黒色酸化鉄化合物のBET比表面積が5〜20m/gであり、
前記外添剤が酸化チタン微粒子を少なくとも含有し、
前記トナーのコールターマルチサイザーで測定した粒径分布が、重量平均粒径3.0〜10.0μmであり、かつ重量平均粒径5μm以下のトナー粒子が60〜90個数%であることを特徴とするトナーである。
<2> 黒色酸化鉄化合物の含有量が、トナー100質量部に対し15〜40質量部である前記<1>に記載のトナーである。
<3> 磁力が398Am/kgの磁場でのトナーの飽和磁化σsが0.1〜5.0emu/gである前記<1>から<2>のいずれかに記載のトナーである。
<4> 更にワックスを含有し、該ワックスがカルナウバワックス、ライスワックス及びエステルワックスの少なくともいずれかである前記<1>から<3>のいずれかに記載のトナーである。
<5> ワックスの前記トナーにおける含有量が0.5〜20質量%である前記<4>に記載のトナーである。
<6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤である。
<7> 一成分現像剤及び二成分現像剤のいずれかである前記<6>に記載の現像剤である。
<8> 前記<1>から<5>のいずれかに記載のトナーを容器中に収容してなることを特徴とするトナー入り容器である。
<9> 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に形成した静電潜像を前記<1>から<5>のいずれかに記載のトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
<10> 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像を前記<1>から<5>のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、該可視像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段とを少なくとも有することを特徴とする画像形成装置である。
<11> 静電潜像形成手段が、少なくとも帯電器と、露光器とを有し、前記静電潜像担持体が接触帯電方式により帯電される前記<10>に記載の画像形成装置である。
<12> 接触帯電方式が、ローラ帯電及びファーブラシ帯電のいずれかである前記<11>に記載の画像形成装置である。
<13> 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を前記<1>から<5>のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法である。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、及び外添剤を含有する。本発明のトナーに含まれる前記結着樹脂は、酸価が10〜35mgKOH/gのポリエステル樹脂を全結着樹脂に対し50質量%以上含有する。本発明のトナーに含まれる前記着色剤が、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%含有する黒色酸化鉄化合物であり、かつ該黒色酸化鉄化合物のBET比表面積が5〜20m/gである。本発明のトナーに含まれる前記外添剤は、酸化チタン微粒子を少なくとも含有する。その結果、定着性、耐ホットオフセット性、トナー着色力に優れ、トナー飛散もなく、画像濃度に優れ、かつ地汚れのない、生産性が高いトナーが得られる。
本発明の現像剤は、前記本発明のトナーを含む。このため、該現像剤を用いて電子写真法により画像形成を行うと、地汚れも無く鮮明な高画質が得られる。
本発明のトナー入り容器は、前記本発明のトナーを容器中に収容してなる。このため、該トナー入り容器に収容されたトナーを用いて電子写真法により画像形成を行うと、高画質が得られる。
本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に形成した静電潜像を前記本発明のトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有する。該プロセスカートリッジは、画像形成装置に着脱可能であり、利便性に優れ、また、前記本発明のトナーを用いるので、地汚れも無く鮮明な高画質が得られる。
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像を前記本発明のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、該可視像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段とを少なくとも有する。該画像形成装置においては、前記静電潜像形成手段が、前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する。前記転写手段が、前記可視像を記録媒体に転写される。前記定着手段が、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる。その結果、高画質な画像が効率よく形成される。
本発明の画像形成方法は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を前記本発明のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含む。該画像形成装置においては、前記静電潜像形成工程において、静電潜像担持体上に静電潜像が形成される。前記転写工程において、前記可視像が記録媒体に転写される。前記定着工程において、前記記録媒体に転写された転写像が定着される。その結果、地汚れも無く鮮明な高画質画像が形成される。
本発明によると、従来における諸問題を解決でき、定着性、耐ホットオフセット性、トナー着色力に優れ、トナー飛散もなく、画像濃度に優れ、かつ地汚れのないトナーを提供することができる。
また、本発明は、上記トナーを充填したトナー入り容器、該トナーを用いる画像形成方法、該トナーを保持したプロセスカートリッジ、及び該トナーを装填し、かつオゾン発生が低減された帯電手段を備えた画像形成装置を提供することができる。
(トナー)
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、及び外添剤を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
−着色剤−
前記着色剤としては、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%含有する黒色酸化鉄化合物を用いることを特徴とする。
前記黒色酸化物化合物の構造としては、Fe−FeTiO固溶体を含有する多結晶粒子粉末であることが黒色でありかつ磁性が弱いという点から好ましい。
本発明に係る黒色酸化鉄化合物は、例えば、粒子表面をチタン化合物で被覆したマグネタイト粒子粉末、マグネタイト粒子粉末とチタン化合物との混合粉末又は粒子表面をチタン化合物で被覆したヘマタイト粒子粉末を還元して得られた還元粉末のそれぞれを非酸化性雰囲気下700℃以上の温度で加熱焼成した後粉砕する方法によって得られる。粒子表面をチタン化合物で被覆したマグネタイト粒子粉末を原料として用いる場合には、磁化値が小さい粒子が得られやすく非磁性という点から好ましい方法である。
前記マグネタイト粒子粉末、ヘマタイト粒子粉末としては、粒状、球状、針状等いかなる形態の粒子でもよく、また、大きさは0.03〜1.5μm程度の粒子を使用することが好ましい。
原料粒子のサイズと生成物粒子のサイズは、相関し、小さいサイズの原料粒子を用いると小さいサイズの生成物粒子が、大きいサイズの原料粒子を用いると大きいサイズの生成物粒子が得られる傾向にある。
前記黒色酸化鉄化合物におけるチタン化合物としては、チタンの含水酸化物、水酸化物、酸化物のいずれをも使用することができる。マグネタイト粒子粉末と混合する場合には水溶性のチタン化合物を用いるのが好ましい。
前記黒色酸化鉄化合物におけるチタン化合物の量は、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%の範囲であり、25〜40質量%がより好ましい。前記量が、10質量%未満であると、得られる黒色顔料粒子粉末の磁化値が大きくなりトナーの現像能力が低下し、画像濃度が低くなることがあり、45質量%を超える場合には非磁性の黒色顔料粒子粉末が得られるが、TiOの生成量が多くなるためL値(明度)が高くなりトナー着色力が低下することがある。
ここで、前記Ti原子換算でFe原子に対する比率は蛍光X線分析装置を使用し、得られたメインピークの比率により求めることができる。
また、前記黒色酸化鉄化合物のBET比表面積は5〜20m/gであり、10〜18m/gがより好ましい。該BET比表面積が5m/g未満であると、5μm以下のトナー粒子への黒色酸化鉄化合物の分散が不均一となり、トナー飛散、地汚れにたいする余裕度が低下する。また、結着樹脂との間で大きな界面が出来るため、トナー生産工程での過剰粉砕が発生し、トナーの歩留まりが低下することがあり、20m/gを超えると、5μm以下のトナー粒子への黒色酸化鉄化合物の分散は均一となり、トナー飛散、地汚れに対する余裕度が高くなる。しかし、結着樹脂との間での界面が小さくなるため、トナー生産工程での粉砕が悪化し、生産能力が低下することがある。
−結着樹脂−
本発明においてトナーの結着樹脂としては、酸価10〜35mgKOH/gのポリエステル樹脂を全結着樹脂中50質量%以上含有するものを用いる。
前記ポリエステル樹脂は、アルコール成分とカルボン酸成分との縮重合によって得られる。使用されるアルコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、1、4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、及びビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール類、その他二価のアルコール単量体、三価以上の多価アルコール単量体を挙げることができる。また、カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマール酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、マロン酸等の二価の有機酸単量体、1、2、4−ベンゼントリカルボン酸、1、2、5−ベンゼントリカルボン酸、1、2、4−シクロヘキサントリカルボン酸、1、2、4−ナフタレントリカルボン酸、1、2、5−ヘキサントリカルボン酸、1、3−ジカルボキシル−2−メチレンカルボキシプロパン、1、2、7、8−オクタンテトラカルボン酸等の三価以上の多価カルボン酸単量体を挙げることができる。ポリエステル樹脂のTgは58〜75℃が好ましい。
前記ポリエステル樹脂の酸価は10〜35mgKOH/gであり、15〜30KOH/gがより好ましい。前記酸価が10mgKOH/g未満の場合、ホットオフセット性の改善効果が少ない。また酸価が35mg/KOH/gを超える場合、ホットオフセット性は良好であるが定着性が悪化する。
これらのホットオフセット性の改善効果に対するメカニズムは明確となっていないが、ポルエステルの酸価に対し、黒色酸化鉄化合物中のTi原子が何らかの作用をして、一種の疑似架橋構造を取るために起こると推定される。そのため、黒色酸化鉄化合物中のチタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%含有すること、及びポリエステル樹脂の酸価が10〜35mgKOH/gであることが極めて重要となる。
なお、前記ポリエステル樹脂の酸価は以下のようにして測定することができる。
樹脂を溶剤(ベンジジルアルコール)で加熱溶解した後、室温まで冷却し1/50規定のKOHベンジジルアルコール溶液で手規定する。
また、前記ポリエステル樹脂はトナー中の全結着樹脂量の50質量%以上含有することが重要である。前記ポリエステル樹脂の含有量が50質量%未満であると、優れた定着性、ホットオフセット性が得られないことがある。
本発明のトナーは前記ポリエステル樹脂以外の他樹脂も使用可能である。本発明に用いられる他の樹脂としては、従来より公知の樹脂が使用される。例えば、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体)、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、石油樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラート樹脂などが挙げられる。また、これら樹脂の製造方法も特に限定されるものではなく、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合いずれも使用できる。
また、本発明は、外添剤として酸化チタン微粒子を必須成分として含有することが必要である。
本発明の着色剤として、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%含有する黒色酸化鉄化合物を用いたトナーに対して、外添剤として酸化チタン微粒子を用いた場合、トナーの帯電量の上昇を抑制する効果が有ることが判明した。
このメカニズムは明確とはなっていないが、トナー表面に露出した黒色酸化鉄化合物中のチタン成分と酸化チタンが接触することにより、トナーに蓄積された余分な電荷を放出し、トナーの帯電量を一定レベルに保つためと推定される。
前記酸化チタンとしては、例えば、ルチル型微粒子酸化チタンとして平均一次粒径が0.001〜1μmが好ましく、0.005〜0.1μmがより好ましい。特に有機シラン表面処理チタニアが好ましい。前記酸化チタンの含有量は、通常、トナー100質量部に対して0.1〜5質量部が好ましく、0.2〜2質量部がより好ましい。
本発明において、前記トナーの重量平均粒径は3.0〜10.0μmが好ましい。
この範囲では、微小な潜像ドットに対して、十分に小さい粒径のトナー粒子を有していることから、ドット再現性に優れる。
前記重量平均粒径が3.0μm未満であると、生産性の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすいことがある。一方、重量平均粒径が10.0μmを超えると、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しいことがある。
また、5μm以下のトナー粒子は60〜90個数%である。5μm以下のトナー粒子が60個数%未満の場合、微小な潜像ドットを忠実に再現する微細粒子が少ないため、再現性が劣るという問題が生ずる。また、5μm以下のトナー粒子が90個数%を超える場合、トナーの流動性が悪化し、均一な帯電をさせることが困難になってくる。また、帯電量が高くなるため、画像濃度が低くなる。
次に、トナー粒子の粒度分布の測定方法について説明する。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えば、ISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径、個数平均粒径を求めることができる。
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
また、本発明において、前記黒色酸化鉄化合物の含有量がトナーに対し、15〜40質量%であることが好ましい。
前記含有量が15質量%未満であると、トナーの着色力が不十分となり、トナーが赤味を帯びた色になることがあり、40質量%を超えると、トナーの比重が大きくなりすぎて、現像能力が低下する。また、トナー中の結着樹脂成分の割合が少なくなるため、定着性が悪化することがある。
また、本発明においては、磁力が398Am/kgの磁場でのトナーの飽和磁化σsが0.1〜5.0emu/gが好ましく、0.2〜3.5emu/gがより好ましい。
前記トナーの飽和磁化が5.0emu/gを超えると、磁気スリーブ、磁気ブラシなどの磁石を内蔵したトナー担時体との保持力が強くなることがあり、感光体への現像性が悪化することがあり、0.1emu/g未満であると、トナー担時体との保持力が弱くなり、トナー飛散、地汚れが悪化することがある。
ここで、前記トナーの飽和磁化の測定は、理研電子(株)製の磁化測定装置BHU−60を用い、内径7mm、高さ10mmのセルに充填したトナーに、磁界を398Am/kgまで掃引した際の履歴曲線から飽和磁化を求めることができる。
本発明においては、トナーにワックスとしてカルナウバワックス、ライスワックス、及びエステルワックスの少なくともいずれかを含有することが好ましい。
前記カルナウバワックスは、カルナウバヤシの葉から得られる天然のワックスであるが、特に遊離脂肪酸脱離した低酸価タイプのものが結着樹脂中に均一分散が可能であるので好ましい。
前記ライスワックスは、米糠から抽出される米糠油を精製する際に、脱ろう又はウィンタリング工程で製出される粗ろうを精製して得られる天然ワックスである。
前記エステルワックスは、単官能直鎖脂肪酸と単官能直鎖アルコールからエステル反応で合成される。
これらのワックスは単独又は併用して使用される。
前記ワックスの添加量はトナー100質量部に対して0.5〜20質量部が好ましく、2〜10質量部がより好ましい。
本発明では、他のワックも使用可能である。例えば、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックス等のようなポリオレフィンワックスなどである。
本発明のトナーにおいては、極性を制御するために、荷電制御剤を配合することが好ましい。この場合の荷電制御剤としては、例えばニグロシン系染料、四級アンモニウム塩、アミノ基含有のポリマー、含金属アゾ染料、サリチル酸の錯化合物、フェノール化合物などが挙げられる。
上記トナーには必要に応じて酸化チタン以外の添加剤を添加することも可能である。このような添加剤としては、シリカ、酸化アルミニウム類を例示することができる。高流動性を付与することを主目的する場合には疎水化処理シリカとして平均一次粒径が好ましくは0.001〜1μm、より好ましくは0.005〜0.1μmの範囲ものから適宜選択でき、特に有機シラン表面処理シリカが好ましく、通常、トナー100質量部に対して0.1〜5質量部が好ましく、0.2〜2質量部がより好ましい。
本発明のトナーの製造方法は、従来公知の方法でよく、樹脂成分、着色剤、その他場合によってはワックス、荷電制御剤等をミキサー等を用いて混合し、熱ロール、エクストルーダー等の混練機を用い混練した後、冷却固化し、これをジェットミル等の粉砕で粉砕し、その後分級して得られる。
(現像剤)
本発明の現像剤は、本発明のトナーを少なくとも含有してなり、キャリア等の適宜選択したその他の成分を含有してなる。該現像剤としては、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿命向上等の点で前記二成分現像剤が好ましい。
本発明の前記トナーを用いた前記一成分現像剤の場合、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なく、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化する為のブレード等の部材へのトナーの融着がなく、現像装置の長期の使用(撹拌)においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。また、本発明の前記トナーを用いた前記二成分現像剤の場合、長期にわたるトナーの収支が行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なく、現像装置における長期の撹拌においても、良好で安定した現像性が得られる。
前記キャリアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、芯材と、該芯材を被覆する樹脂層とを有するものが好ましい。
前記芯材の材料としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、50〜90emu/gのマンガン−ストロンチウム(Mn−Sr)系材料、マンガン−マグネシウム(Mn−Mg)系材料などが好ましく、画像濃度の確保の点では、鉄粉(100emu/g以上)、マグネタイト(75〜120emu/g)等の高磁化材料が好ましい。また、トナーが穂立ち状態となっている感光体への当りを弱くでき高画質化に有利である点で、銅−ジンク(Cu−Zn)系(30〜80emu/g)等の弱磁化材料が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよい、2種以上を併用してもよい。
前記芯材の粒径としては、平均粒径(体積平均粒径(D50))で、10〜150μmが好ましく、40〜100μmがより好ましい。
前記平均粒径(体積平均粒径(D50))が、10μm未満であると、キャリア粒子の分布において、微粉系が多くなり、1粒子当たりの磁化が低くなってキャリア飛散を生じることがあり、150μmを超えると、比表面積が低下し、トナーの飛散が生じることがあり、ベタ部分の多いフルカラーでは、特にベタ部の再現が悪くなることがある。
前記樹脂層の材料としては、特に制限はなく、公知の樹脂の中から目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アミノ系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ弗化ビニル樹脂、ポリ弗化ビニリデン樹脂、ポリトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフルオロプロピレン樹脂、弗化ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、弗化ビニリデンと弗化ビニルとの共重合体、テトラフルオロエチレンと弗化ビニリデンと非弗化単量体とのターポリマー等のフルオロターポリマー、シリコーン樹脂、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アミノ系樹脂としては、例えば、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。前記ポリビニル系樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等が挙げられる。前記ポリスチレン系樹脂としては、例えば、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル共重合樹脂等が挙げられる。前記ハロゲン化オレフィン樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。前記ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等が挙げられる。
前記樹脂層には、必要に応じて導電粉等を含有させてもよく、該導電粉としては、例えば、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛、などが挙げられる。これらの導電粉の平均粒子径としては、1μm以下が好ましい。前記平均粒子径が1μmを超えると、電気抵抗の制御が困難になることがある。
前記樹脂層は、例えば、前記シリコーン樹脂等を溶剤に溶解させて塗布溶液を調製した後、該塗布溶液を前記芯材の表面に公知の塗布方法により均一に塗布し、乾燥した後、焼付を行うことにより形成することができる。前記塗布方法としては、例えば、浸漬法、スプレー法、ハケ塗り法、などが挙げられる。
前記溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、セルソルブチルアセテート、などが挙げられる。
前記焼付としては、特に制限はなく、外部加熱方式であってもよいし、内部加熱方式であってもよく、例えば、固定式電気炉、流動式電気炉、ロータリー式電気炉、バーナー炉等を用いる方法、マイクロウエーブを用いる方法、などが挙げられる。
前記樹脂層の前記キャリアにおける量としては、0.01〜5.0質量%が好ましい。
前記量が、0.01質量%未満であると、前記芯材の表面に均一な前記樹脂層を形成することができないことがあり、5.0質量%を超えると、前記樹脂層が厚くなり過ぎてキャリア同士の造粒が発生し、均一なキャリア粒子が得られないことがある。
前記現像剤が前記二成分現像剤である場合、前記キャリアの該二成分現像剤における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、90〜98質量%が好ましく、93〜97質量%がより好ましい。
二成分系現像剤のトナーとキャリアの混合割合は、一般にキャリア100質量部に対しトナー0.5〜20.0質量部である
また、例えば本発明のトナーを二成分系乾式トナーとして使用する場合に混合して使用するキャリアとしては、ガラス、鉄、フェライト、ニッケル、ジルコン、シリカ等を主成分とする、粒径30〜1000μm程度の粉末、又は、該粉末を芯材としてスチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂等をコーティングしたものから適宜選択して使用可能である。
本発明は、前記トナーを充填したトナー入り容器とすることもでき、また前記トナーを保持したプロセスカートリッジとすることもできる。これらトナー入り容器、及びプロセスカートリッジは、画像形成装置に装着可能に構成されている。
(トナー入り容器)
本発明のトナー入り容器は、本発明の前記トナー乃至前記現像剤を容器中に収容してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、トナー容器本体とキャップとを有してなるもの、などが好適に挙げられる。
前記トナー容器本体としては、その大きさ、形状、構造、材質などについては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記形状としては、円筒状などが好ましく、内周面にスパイラル状の凹凸が形成され、回転させることにより内容物であるトナーが排出口側に移行可能であり、かつ該スパイラル部の一部又は全部が蛇腹機能を有しているもの、などが特に好ましい。
前記トナー容器本体の材質としては、特に制限はなく、寸法精度が良いものが好ましく、例えば、樹脂が好適に挙げられ、その中でも、例えば、ポリエステル樹脂,ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリル酸、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂、などが好適に挙げられる。
本発明のトナー入り容器は、保存、搬送等が容易であり、取扱性に優れ、後述する本発明のプロセスカートリッジ、画像形成装置等に、着脱可能に取り付けてトナーの補給に好適に使用することができる。
(プロセスカートリッジ)
本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に担持された静電潜像を、現像剤を用いて現像し可視像を形成する現像手段とを、少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段を有してなる。
前記現像手段としては、本発明の前記トナー乃至前記現像剤を収容する現像剤収容器と、該現像剤収容器内に収容されたトナー乃至現像剤を担持しかつ搬送する静電潜像担持体とを、少なくとも有してなり、更に、担持させるトナー層厚を規制するための層厚規制部材等を有していてもよい。
本発明のプロセスカートリッジは、各種電子写真装置に着脱自在に備えさせることができ、後述する本発明の電子写真装置に着脱自在に備えさせるのが好ましい。
(画像形成装置及び画像形成方法)
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、静電潜像形成手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段とを少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、除電手段、クリーニング手段、リサイクル手段、制御手段等を有してなる。
本発明の画像形成方法は、静電潜像形成工程と、現像工程と、転写工程と、定着工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば除電工程、クリーニング工程、リサイクル工程、制御工程等を含む。
なお、本発明の画像形成装置においては、前記潜像保持体上の潜像を現像する工程において、交互電界を印加する手段を設けることが好ましい。
該交互電界を印加する手段を設けることにより、潜像を現像剤で現像する時に、直流電圧に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧が印加されるので、ざらつきのない高精細な画像を得ることができる。
本発明の画像形成方法は、本発明の画像形成装置により好適に実施することができ、前記静電潜像形成工程は前記静電潜像形成手段により行うことができ、前記現像工程は前記現像手段により行うことができ、前記転写工程は前記転写手段により行うことができ、前記定着工程は前記定着手段により行うことができ、前記その他の工程は前記その他の手段により行うことができる。
−静電潜像形成工程及び静電潜像形成手段−
前記静電潜像形成工程は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。
前記静電潜像担持体(「光導電性絶縁体」、「感光体」と称することがある)としては、その材質、形状、構造、大きさ、等について特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができるが、その形状としてはドラム状が好適に挙げられ、その材質としては、例えばアモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体、などが挙げられる。これらの中でも、長寿命性の点でアモルファスシリコン等が好ましい。
前記静電潜像の形成は、例えば、前記静電潜像担持体の表面を一様に帯電させた後、像様に露光することにより行うことができ、前記静電潜像形成手段により行うことができる。
前記静電潜像形成手段は、例えば、前記静電潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電器と、前記静電潜像担持体の表面を像様に露光する露光器とを少なくとも備える。
前記帯電は、例えば、前記帯電器を用いて前記静電潜像担持体の表面に電圧を印加することにより行うことができる。
前記帯電器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器、などが挙げられる。
前記露光は、例えば、前記露光器を用いて前記静電潜像担持体の表面を像様に露光することにより行うことができる。
前記露光器としては、前記帯電器により帯電された前記静電潜像担持体の表面に、形成すべき像様に露光を行うことができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系、などの各種露光器が挙げられる。
なお、本発明においては、前記静電潜像担持体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
−現像工程及び現像手段−
前記現像工程は、前記静電潜像を、本発明の前記トナー乃至前記現像剤を用いて現像して可視像を形成する工程である。
前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像を本発明の前記トナー乃至前記現像剤を用いて現像することにより行うことができ、前記現像手段により行うことができる。
前記現像手段は、例えば、本発明の前記トナー乃至前記現像剤を用いて現像することができる限り、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、本発明の前記トナー乃至現像剤を収容し、前記静電潜像に該トナー乃至該現像剤を接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適に挙げられ、本発明の前記トナー入り容器を備えた現像器などがより好ましい。
前記現像器は、乾式現像方式のものであってもよいし、湿式現像方式のものであってもよく、また、単色用現像器であってもよいし、多色用現像器であってもよく、例えば、前記トナー乃至前記現像剤を摩擦攪拌させて帯電させる攪拌器と、回転可能なマグネットローラとを有してなるもの、などが好適に挙げられる。
前記現像器内では、例えば、前記トナーと前記キャリアとが混合攪拌され、その際の摩擦により該トナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、前記静電潜像担持体(感光体)近傍に配置されているため、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって該静電潜像担持体(感光体)の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該トナーにより現像されて該静電潜像担持体(感光体)の表面に該トナーによる可視像が形成される。
前記現像器に収容させる現像剤は、本発明の前記トナーを含む現像剤であるが、該現像剤としては一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよい。該現像剤に含まれるトナーは、本発明の前記トナーである。
−転写工程及び転写手段−
前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程であるが、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、前記トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。
前記転写は、例えば、前記可視像を転写帯電器を用いて前記静電潜像担持体(感光体)を帯電することにより行うことができ、前記転写手段により行うことができる。前記転写手段としては、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。
なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
前記転写手段(前記第一次転写手段、前記第二次転写手段)は、前記静電潜像担持体(感光体)上に形成された前記可視像を前記記録媒体側へ剥離帯電させる転写器を少なくとも有するのが好ましい。前記転写手段は、1つであってもよいし、2以上であってもよい。
前記転写器としては、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器、などが挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に制限はなく、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
前記定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。
前記定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。前記加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組み合わせ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組み合わせ、などが挙げられる。
前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃〜200℃が好ましい。
なお、本発明においては、目的に応じて、前記定着工程及び定着手段と共にあるいはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
前記除電工程は、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加して除電を行う工程であり、除電手段により好適に行うことができる。
前記除電手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
前記クリーニング工程は、前記静電潜像担持体上に残留する前記電子写真トナーを除去する工程であり、クリーニング手段により好適に行うことができる。
前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体上に残留する前記電子写真トナーを除去することができればよく、公知のクリーナの中から適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナ等が好適に挙げられる。
前記リサイクル工程は、前記クリーニング工程により除去した前記電子写真用カラートナーを前記現像手段にリサイクルさせる工程であり、リサイクル手段により好適に行うことができる。
前記リサイクル手段としては、特に制限はなく、公知の搬送手段等が挙げられる。
前記制御手段は、前記各工程を制御する工程であり、制御手段により好適に行うことができる。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
ここで、図1に本発明の、前記トナーを保持するプロセスカートリッジを有する画像形成装置の概略構成を示す。
図1において、1はプロセスカートリッジ全体を示し、2は感光体(潜像担持体)、3は帯電手段、4は現像手段、5はクリーニング手段を示す。
本発明においては、上述の感光体2、帯電手段3、現像手段4及びクリーニング手段5等の構成要素のうち、少なくとも現像手段4を含む複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やプリンター等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成する。
本発明において、前記静電荷現像用トナーを用い、例えば感光体を中心として帯電手段(装置)、露光手段、現像手段、転写手段と、更にはクリーニング手段、定着手段を有する一般に用いられている画像形成装置により画像を形成することができる。
また、本発明においては、以下に説明する接触帯電方式を使用した画像形成装置により、オゾン発生の低減された条件下で画像を形成することが好ましい。
図2に接触帯電の帯電特性を示す。
―ローラ帯電の場合―
図3に接触式の帯電装置を用いた画像形成装置の一例の概略構成を示す。被帯電体、像担持体としての感光体2は矢印の方向に所定の速度(プロセススピード)で回転駆動される。この感光体2に接触させた帯電部材である帯電ローラ7は芯金9とこの芯金の外周に同心一体にローラ上に形成した導電ゴム層10を基本構成とし、芯金の両端を不図示の軸受け部材などで回転自由に保持させると供に、不図示の加圧手段によって感光ドラム2に所定の加圧力で押圧させており、本図の場合はこの帯電ローラは感光ドラムの回転駆動に従動して回転する。帯電ローラは、例えば直径9mmの芯金上に100000Ω・cm程度の中抵抗ゴム層を被膜して直径16mmに形成されている。
帯電ローラの芯金9と図示の電源6とは電気的に接続されており、電源により帯電ローラに対して所定のバイアスが印加される。これにより感光体の周面が所定の極性、電位に一様に帯電処理される。
本発明で使われる帯電部材の形状としてはローラの他にも、磁気ブラシ、ファーブラシなど、どのような形態をとってもよく、電子写真装置の使用や形態にあわせて選択可能である。磁気ブラシを用いる場合、磁気ブラシは例えばZn−Cuフェライト等、各種フェライト粒子を帯電部材として用い、これを支持させるための非磁性の導電スリープ、これに内包されるマグネットロールによって構成される。又はブラシを用いる場合、例えばファーブラシの材質としては、カーボン、硫化銅、金属、及び金属酸化物等により導電処理されたファーを用い、これを金属や他の導電処理された芯金に巻き付けたり張り付けたりすることで帯電器とする。
―ファーブラシ帯電の場合―
図4に接触式の帯電装置を用いた画像形成装置の他の一例の概略構成を示す。被帯電体、像担持体としての感光体2は矢印の方向に所定の速度(プロセススピード)で回転駆動される。この感光体2に対して、ファーブラシによって構成されるブラシローラ8が、ブラシ部11の弾性に抗して所定の押圧力をもって所定のニップ幅で接触させてある。
本例における接触帯電部材としてのファーブラシローラ8は、例えば電極を兼ねる直径6mmの金属製の芯金に、ブラシ部としてユニチカ(株)製の導電性レーヨン繊維REC−Bをパイル地にしたテープをスパイラル状に巻き付けて、外径14mm、長手長さ250mmのロールブラシとしたものである。ブラシ部のブラシは300デニール/50フィラメント、1平方ミリメートル当たり155本の密度である。このロールブラシを内径が12mmのパイプ内に一方向に回転させながらさし込み、ブラシと、パイプが同心となるように設定し、高温多湿雰囲気中に放置してクセ付けで斜毛させる。
例えば、ファーブラシローラの抵抗値は印加電圧100Vにおいて1×5Ωである。この抵抗値は、金属製の直径φ30mmのドラムにファーブラシローラをニップ幅ブラシと、パイプが同心となるように設定し、高温多湿雰囲気中に放置してクセ付けで斜毛させる。
例えば、ファーブラシローラの抵抗値は印加電圧100Vにおいて1×10Ωである。この抵抗値は、金属製の直径30mmのドラムにファーブラシローラをニップ幅3mmで当接させ、100Vの電圧を印加したときに流れる電流から換算した。
ファーブラシ帯電器の抵抗値は、被帯電体である感光体上にビンホール等の低耐圧欠陥部が生じた場合にもこの部分に過大なリーク電流が流れ込んで帯電ニップ部が帯電不良になる画像不良を防止するために1×10Ω以上が好ましく、感光体表面に十分に電荷を注入させるために1×10Ω以下であることが好ましい。
また、ブラシの材質としては、ユニチカ(株)REC−B以外にも、REC−C、REC−M1、REC−M10、更に東レ(株)製のSA−7、日本蚕毛(株)製のサンダーロン、カネボウ製のベルトロン、クラレ(株)のクラカーボ、レーヨンにカーボンを分散したもの、三菱レーヨン(株)製のローバル等が挙げられる。ブラシは一本が3〜10デニールで、10〜100フィラメント/東、80〜600本/mmの密度が好ましい。毛足は1〜10mmが好ましい。
このファーブラシローラは感光体の回転方向と逆方向(カウンター)に所定の周速度(表面の速度)をもって回転駆動され、感光体面に対して速度差を持って接触する。そしてこのファーブラシローラに電源から所定の帯電電圧が印加されることで、回転感光体面が所定の極性・電位に一様に接触帯電処理される。本例では該ファーブラシローラによる感光体の接触帯電は直接注入帯電が支配的となって行われ、回転感光体表面はファーブラシローラに対する印加帯電電圧とほぼ等しい電位に帯電される。
(磁気ブラシ帯電の場合)
図4に示した接触式の帯電装置を用いた画像形成装置のブラシローラの代りに磁気ブラシを用いたものである。被帯電体、像担持体としての感光体は矢印の方向に所定の速度(プロセスピード)で回転駆動される。この感光体に対して、磁気ブラシによって構成されるブラシローラが、ブラシ部の弾性に抗して所定の押圧力をもって所定のニップ幅で接触させてある。
前記接触帯電部材としての磁気ブラシとしては、例えば、平均粒径が25μmのZn−Cuフェライト粒子と、平均粒径10μmのZn−Cuフェライト粒子を、重量比1:0.05で混合して、それぞれの平均粒径の位置にピークを有する、平均粒径25μmのフェライト粒子を、中抵抗樹脂層でコートした、磁性粒子を用いた。接触帯電部材は、上述で作成された被覆磁性粒子、及び、これを支持させるための非磁性の導電スリーブ、これに内包されるマグネットロールによって構成され、上記被覆磁性粒子をスリーブ上に、厚さ1mmでコートして、感光体との間に幅約5mmの帯電ニップを形成した。また、該磁性粒子保持スリーブ上と感光体との間隙は、約500μmとした。更に、マグネットロールは、スリーブ表面が、感光体表面の周速に対して、その2倍の早さで逆方向に摺擦するように、回転され、感光体と磁気ブラシとが均一に接触するようにした。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものでない。
<トナー粒子の粒度分布の測定方法>
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えば、ISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径、個数平均粒径を求めた。
<トナーの飽和磁化の測定方法>
トナーの飽和磁化は、磁化測定装置(理研電子(株)製、BHU−60)を用い、内径7mm、高さ10mmのセルに充填したトナーに、磁界を398Am/kgまで掃引した際の履歴曲線から飽和磁化を求めた。
(実施例1)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:51000、酸価:32mgKOH/g)85質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:15質量%、BET比表面積:18m/g)10質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径6.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AFM:テイカ社製)1.0質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.0質量部を混合した。以上により、実施例1のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は8.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は65個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは0.08emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を作製した。
(実施例2)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:28000、酸価:11mgKOH/g)50質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:43質量%、BET比表面積:5.5m/g)5質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径6.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AFM:テイカ社製)1.0質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.0質量部を混合した。以上により、実施例2のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は8.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は65個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは6.5emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(比較例1)
−トナーの調製−
スチレン−nブチルアクリレート共重合体(重量平均分子量:62000、酸価:2.0mgKOH/g)70質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:8.0質量%、BET比表面積:4.2m/g)25質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径6.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AFM:テイカ社製)1.0質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.0質量部を混合した。以上により、比較例1のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は8.0μm、5μm以下のトナー粒子の割合は55個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは4.5emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(比較例2)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:12000、酸価:40mgKOH/g)70質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:50質量%、BET比表面積:25m/g)25質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径6.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AFM:テイカ社製)1.0質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.0質量部を混合した。以上により、比較例2のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は10.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は30個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは4.5emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(比較例3)
−トナーの調製−
比較例2において、トナーから酸化チタン微粒子(MT−150AFM:テイカ社製)1.0質量部を除いた処方以外は、比較例2と同様にして、比較例3の現像剤を調製した。
(実施例3)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:9000、酸価:33mgKOH/g)82質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:14質量%、BET比表面積:17m/g)13質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径5.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)1.0質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.5質量部を混合した。以上により、実施例3のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は6.0μm、5μm以下のトナー粒子の割合は70個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは4.1emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例4)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:36000、酸価:12mgKOH/g)55質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:43質量%、BET比表面積:6.2m/g)45質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径5.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)1.0質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.5質量部を混合した。以上により、実施例4のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は5.0μm、5μm以下のトナー粒子の割合は88個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは0.2emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例5)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:22500、酸価:21mgKOH/g)78質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:20質量%、BET比表面積:15m/g)17質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径7.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)0.75質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.0質量部を混合した。以上により、実施例5のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は4.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は85個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは3.1emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例6)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:22500、酸価:21mgKOH/g)65質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:20質量%、BET比表面積:15m/g)35質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び低分子ポリプロピレン(重量平均分子量:6000)3質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径5.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)0.750質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.0質量部を混合した。以上により、実施例6のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は9.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は63個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは4.6emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例7)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:22500、酸価:21mgKOH/g)40質量部、スチレン−nブチルアクリレート共重合体(重量平均分子量:62000、酸価:2.0mgKOH/g)25.5質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:20質量%、BET比表面積:15m/g)30質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及びカルナウバワックス2.5質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径4.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)1.5質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.5質量部を混合した。以上により、実施例7のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は8.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は70個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは2.2emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例8)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:22500、酸価:21mgKOH/g)35質量部、スチレン−nブチルアクリレート共重合体(重量平均分子量:62000、酸価:2.0mgKOH/g)25質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:20質量%、BET比表面積:15m/g)30質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及びカルナウバワックス8質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径4.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)1.5質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.5質量部を混合した。以上により、実施例8のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は4.0μm、5μm以下のトナー粒子の割合は89個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは2.0emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例9)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:22500、酸価:21mgKOH/g)50質量部、スチレン−nブチルアクリレート共重合体(重量平均分子量:62000、酸価:2.0mgKOH/g)13質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:20質量%、BET比表面積:15m/g)30質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及びライスワックス5質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径4.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)1.5質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.5質量部を混合した。以上により、実施例9のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は7.5μm、5μm以下のトナー粒子の割合は75個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは2.1emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
(実施例10)
−トナーの調製−
ポリエステル樹脂(重量平均分子量:22500、酸価:21mgKOH/g)50質量部、スチレン−nブチルアクリレート共重合体(重量平均分子量:62000、酸価:2.0mgKOH/g)13質量部、Ti−Fe着色剤(Ti含有量:20質量%、BET比表面積:15m/g)30質量部、荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学製)2質量部、及び合成エステルワックス5質量部を2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径4.5μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粒子(MT−150AI:テイカ社製)1.5質量部とシリカ微粉末(R972:クラリアントジャパン製)1.5質量部を混合した。以上により、実施例10のトナーを調製した。
得られたトナーの重量平均粒径は9.0μm、5μm以下のトナー粒子の割合は75個数%であった。
トナーの飽和磁化σsは2.1emu/gであった。
得られたトナーと、平均粒径50μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度5.0質量%の現像剤を調製した。
次に、各実施例及び比較例のトナー、現像剤について、以下のようにして定着性、ホットオフセット性、トナー着色力、トナー飛散、画像濃度、及び地汚れの評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
<定着性の評価方法>
(1)定着性
図5に示される構成の定着器(面圧:0.7×10Pa)を画像形成装置(imagio MF6550、株式会社リコー製)に装着し、ヒーター温度を振ってコピーを行い定着画像を得た。この時のトナー付着量は0.45±0.05mg/cmにコントロールする。なお、図5中、1は定着ローラ、2は加圧ローラ、3は金属シリンダー、4はオフセット防止層、5は加熱ランプ、6は金属シリンダー、7はオフセット防止層、8は加熱ランプ、Tはトナー像、Sは付着支持体を表す。
定着後の画像にメンデイングテープ(3M社製)を貼り、一定の圧力を掛けた後、ゆっくり引き剥がす。その前後の画像濃度をマクベス濃度計により測定し、次式にて定着率を算出する。定着ローラの温度を段階的に下げて、下記数式1で示す定着率が80%以下となるときの温度を定着温度とする。
<数式1>
定着率(%)=(テープ引き剥がし後の画像濃度/テープ付着前の画像濃度)×100
(2)ホットオフセット性
図5に示される構成の定着装置(面圧:0.7×10Pa)を画像形成装置(imagio MF6550、株式会社リコー製)に装着し、ヒーター温度を振ってコピーを行いコピー先端から1cmの所に2cm幅のベタ画像を得る(この時のトナー付着量は0.85±0.05mg/cmにコントロールする)。
なお、ホットオフセット発生温度とは、定着温度を上げて行き、ホットオフセット現象が発生し始めた時の温度を意味する。
(3)トナー着色力
画像形成装置(imagio MF6550、株式会社リコー製)にて、トナー付着量0.5±0.05mg/cm、1.0±0.05mg/cmの画像を作成し、画像濃度をマクベス濃度計を用いて測定する。
画像濃度が高いほど着色力は大きい。
(4)トナー飛散
画像形成装置(imagio MF6550、株式会社リコー製)にて、100、000枚のコピーを行いマシン前扉内側に添付した白紙の汚れをマクベス濃度計にて測定する。
なお、白紙のマクベス濃度は0.07であり、この値が高いほどトナー飛散が悪い。
(5)画像濃度、地汚れ
画像形成装置(imagio MF6550、株式会社リコー製)にて、100,000枚のコピーを行いスタート時、50,000枚時、100,000枚時の画像濃度、地汚れをそれぞれマクベス濃度計を用いて測定する。
Figure 0004107431
Figure 0004107431
表1及び表2の結果から、本発明のトナーは定着性、ホットオフセット性、トナー着色力、トナー飛散、画像濃度、地汚れに優れていることが認められる。
本発明のトナーは、定着性、耐ホットオフセット性、トナー着色力に優れ、トナー飛散もなく、画像濃度に優れ、かつ地汚れのないものであり、トナー入り容器、該トナーを用いる画像形成方法、該トナーを保持したプロセスカートリッジ、及び該トナーを装填し、かつオゾン発生が低減された帯電手段を備えた画像形成装置に適用することができる。
図1は、本発明のプロセスカートリッジを有する画像形成装置の一例を示す概略図である。 図2は、接触帯電の帯電特性を表す図である。 図3は、ローラ接触帯電方式の画像形成装置の一例を示す概略図である。 図4は、ブラシ接触帯電方式の画像形成装置の一例を示す概略図である。 図5は、本発明の実施例に用いた定着装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 プロセスカートリッジ
2 感光体
3 帯電手段
4 現像手段
5 クリーニング手段
6 電源
7 帯電ローラ
8 ブラシローラ
9 芯金
10 導電ゴム層
11 ブラシ部
21 定着ローラ
22 加圧ローラ
23 金属シリンダー
24 オフセット防止層
25 加熱ランプ
26 金属シリンダー
27 オフセット防止層
28 加熱ランプ
T トナー像
S 付着支持体

Claims (13)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤、及び外添剤を含有するトナーにおいて、該結着樹脂が、酸価が10〜35mgKOH/gのポリエステル樹脂を全結着樹脂に対し50質量%以上含有し、
    前記着色剤が、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45質量%含有する黒色酸化鉄化合物であり、かつ該黒色酸化鉄化合物のBET比表面積が5〜20m/gであり、
    前記外添剤が酸化チタン微粒子を少なくとも含有し、
    前記トナーのコールターマルチサイザーで測定した粒径分布が、重量平均粒径3.0〜10.0μmであり、かつ重量平均粒径5μm以下のトナー粒子が60〜90個数%であることを特徴とするトナー。
  2. 黒色酸化鉄化合物の含有量が、トナー100質量部に対し15〜40質量部である請求項1に記載のトナー。
  3. 磁力が398Am/kgの磁場でのトナーの飽和磁化σsが0.1〜5.0emu/gである請求項1から2のいずれかに記載のトナー。
  4. 更にワックスを含有し、該ワックスがカルナウバワックス、ライスワックス及びエステルワックスの少なくともいずれかである請求項1から3のいずれかに記載のトナー。
  5. ワックスの前記トナーにおける含有量が0.5〜20質量%である請求項4に記載のトナー。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
  7. 一成分現像剤及び二成分現像剤のいずれかである請求項6に記載の現像剤。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載のトナーを容器中に収容してなることを特徴とするトナー入り容器。
  9. 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に形成した静電潜像を請求項1から5のいずれかに記載のトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像を請求項1から5のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段と、該可視像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段とを少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 静電潜像形成手段が、少なくとも帯電器と、露光器とを有し、前記静電潜像担持体が帯電器を用い接触帯電方式により帯電される請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 接触帯電方式が、ローラ帯電及びファーブラシ帯電のいずれかである請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を請求項1から5のいずれかに記載のトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法。
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