JP2008268489A - 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 - Google Patents

静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる静電荷像現像用キャリアを提供する。
【解決手段】形状係数SF1が130以上145以下、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25以下であり、結着樹脂及び磁性体粒子を含む母粒子と結着樹脂及び磁性体粒子を含み母粒子に融合している小粒子とを含有し、母粒子の外周部において融合している小粒子の半径の平均値ravが、下記の範囲を満たす静電荷像現像用キャリアである。
0.05Rav≦rav≦0.3Rav (Ravは母粒子の半径の平均値)
【選択図】図1

Description

本発明は、静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置に関する。
電子写真法など静電潜像(静電荷像)を経て画像情報を可視化する方法は、現在様々の分野で利用されている。電子写真法においては、帯電、露光工程により感光体上に形成される静電潜像が静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」と呼ぶ場合がある)を含む静電荷像現像用現像剤(以下、単に「現像剤」と呼ぶ場合がある)により現像されて、転写、定着工程を経て可視化される。現像に用いられる現像剤にはトナーと静電荷像現像用キャリア(以下、単に「キャリア」と呼ぶ場合がある)とを含む二成分現像剤と、磁性トナーなどのようにトナー単独で用いられる一成分現像剤とがあるが、二成分現像剤は、キャリアが現像剤の撹拌、搬送、帯電などの機能を分担し、現像剤として機能分離されているため、制御性がよいなどの特徴があり、現在広く用いられている。
このような二成分現像剤においてトナーの搬送性を高めるには、一般にキャリアは適当に不定形がよい。あまりに球形であるとキャリア粒子自体がスリップを生じ、搬送性は悪くなる。しかし逆にあまりに不定形であると帯電性付与機能や帯電維持性に悪影響が生じる。そこで、例えば特許文献1ではフェライト粉砕分級法によるキャリアが、特許文献2では重合法によるキャリアが記載されている。
一方、現像剤へ与えるストレスを減じる為には一般にキャリアの比重は低いものがよい。このとき、当然上述したようなキャリアに必要とされる諸特性を維持しなければない。これを達成するために近年では磁性体分散型キャリアなるものが多く出てきている。磁性体分散型キャリアは磁性特性の強い磁性粉を比重の軽い樹脂の中に分散させることにより磁性特性を維持しつつキャリア粒子の比重を低くすることを可能にしたものである。先に示した特許文献2に示されるキャリアはこの磁性体分散型であり、比重も低く抑えられたものである。
また、特許文献3にはエチレン性不飽和単量体と架橋剤との共重合体粒子と、磁性体粒子とを複数個会合させてなるキャリア粒子が記載されている。
特開2006−39445号公報 特開2005−215397号公報 特開平8−95308号公報
本発明は、現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる静電荷像現像用キャリア、そのような静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置である。
本発明は、形状係数SF1が130以上145以下、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25以下であり、結着樹脂及び磁性体粒子を含む母粒子と結着樹脂及び磁性体粒子を含み前記母粒子に融合している小粒子とを含有し、前記母粒子の外周部において融合している小粒子の半径の平均値ravが、下記の範囲を満たす静電荷像現像用キャリアである。
0.05Rav≦rav≦0.3Rav (Ravは母粒子の半径の平均値)
また、本発明は、樹脂粒子と磁性体粒子とを凝集させて異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体をそれぞれ得る凝集工程と、前記異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体を混合、加熱して融合させる融合工程と、を含む前記静電荷像現像用キャリアの製造方法である。
また、本発明は、前記静電荷像現像用キャリアと、静電荷像現像用トナーとを含有する静電荷像現像用現像剤である。
さらに、本発明は、像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、前記現像剤が、前記静電荷像現像用現像剤である画像形成装置である。
本発明の請求項1によると、現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる静電荷像現像用キャリアを提供することができる。
本発明の請求項2によると、現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる静電荷像現像用キャリアを製造することができる。
本発明の請求項3によると、現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる静電荷像現像用現像剤を提供することができる。
本発明の請求項4によると、現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる静電荷像現像用現像剤を有する画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<静電荷像現像用キャリア及び静電荷像現像用キャリアの製造方法>
上述したように、トナーの搬送性を高めるには一般に適当な不定形がよいが、キャリアに必要とされる帯電性付与特性、帯電維持性、耐磨耗性等の他の諸特性について鑑みると、その形状範囲には最適範囲が存在する。一方、現像剤へ与えるストレスを減じる為には一般にキャリア比重は低いものがよい。このとき、当然上述したようなキャリアに必要とされる諸特性を維持することが望ましい。さらには上述の諸特性および搬送性に関して、粒度分布はより狭範囲であることが望ましい。これは大粒子の存在により混和性、流動性が不均一になるために、これら諸特性を悪化させるためである。そこで、トナー搬送性やその他の諸特性に有効な所望の形状、粒度分布を有するキャリアを得るために本発明者らは鋭意検討を行った。その結果、結着樹脂及び磁性体粒子を含む母粒子と結着樹脂及び磁性体粒子を含み母粒子に融合している小粒子とを含有するキャリアにおいて、キャリアの形状係数SF1が130以上145以下、キャリアの体積平均粒度分布指標GSDvが1.25以下であり、母粒子の外周部において融合している小粒子の半径の平均値ravが、下記式(1)の範囲を満たすことによって、低比重による現像剤への低ストレス、かつポテト形状による優れたトナー搬送性を達成することができることを見出した。また、本実施形態に係るキャリアによれば、特に高速機での高温高湿時のトナーの搬送性を向上することができる。
0.05Rav≦rav≦0.3Rav (Ravは母粒子の半径の平均値) (1)
図1は、本実施形態に係る静電荷像現像用キャリアの概略断面図である。キャリア1は、結着樹脂及び磁性体粒子を含む母粒子2と、結着樹脂及び磁性体粒子を含み母粒子2に融合している小粒子3とを含有する。キャリア1の形状係数SF1は130以上145以下、体積平均粒度分布指標GSDvは1.25以下であり、母粒子2の外周部において融合している小粒子3の半径の平均値ravが、上記式(1)の範囲を満たす。なお、「母粒子の外周部において融合している小粒子の半径の平均値rav」とは、ルーゼックス画像解析装置(株式会社ニレコ製、FT)を用いて、スライドグラス上に散布したキャリアの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個のキャリアについて観察した、母粒子の投影図の円周部(すなわち母粒子の外周部)において融合している小粒子の大きいほうから10個(10個より少ない場合は存在する数だけ)の各半径rの平均値ravのことをいい、その母粒子50個の半径Rの平均値をRavとする。例えば、図1においては、キャリア1の母粒子2の投影図の円周部において融合している小粒子3は6個であり、その6個の小粒子の半径(ここでは、その小粒子が接している母粒子の外周上の2点を直線で結び、その直線と小粒子の最外点の距離を半径とする。)のキャリア50粒子のすべてのrの平均値をravとし、母粒子2の半径をR(ここでは、母粒子の外周の、(上下方向の長さ+左右方向の長さ)÷4のことを半径とする)とし、キャリア50粒子のすべてのRの平均値をRavとする。
ここで、rav≦0.05Ravであると、キャリアの形状が球状に近くなりトナーの搬送性が低下し、rav≧0.3Ravであるとキャリアの形状が不定形となりすぎ、耐ストレス性が低下する。また、母粒子2の外周部において融合している小粒子3の半径の平均値ravが下記式(2)の範囲を満たすことが好ましい。
0.1Rav≦rav≦0.2Rav (2)
キャリアの形状係数SF1は130以上145以下であるが、132以上142以下であることが好ましい。キャリアの形状係数SF1が130未満であるとキャリアの形状が球状に近くなりトナーの搬送性が低下し、145を超えるとキャリアの形状が不定形となりすぎ、耐ストレス性が低下する。
キャリアの体積平均粒度分布指標GSDvは1.25以下であるが、1.20以上1.23以下であることが好ましい。キャリアの体積平均粒度分布指標GSDvが小さすぎると本実施形態でも実現が難しく、また実現できるとしても多大な時間と制御が必要となり現実的でない。また、1.25を超えると帯電不良等キャリアの基本性能の低下が生じる。
また、キャリアの体積平均粒径D50vは20μm以上50μm以下であることが好ましく、30μm以上40μm以下であることがより好ましい。キャリアの体積平均粒径D50vが20μm未満であるとトナーとともに現像されてしまう場合があり、50μmを超えると小径トナーの帯電付与ができない場合がある。
本実施形態に係るキャリアは、結着樹脂中に磁性体粒子が分散された樹脂分散型キャリアである。
結着樹脂としては、スチレン等の単量体の付加重合によるものでもよいし、縮合重合によるものであってもよいが、凝集性を高めるためにカルボン酸等の極性基を有するものであることが好ましい。
磁性体粒子としては、鉄粉、フェライト、マグネタイト等の磁性体が挙げられる。
また、キャリアは、その他帯電制御剤等の添加物を含んでも良い。
本実施形態に係るキャリアは、結着樹脂中に磁性体粒子が分散された樹脂分散型コアと、その樹脂分散型コアの表面を被覆するコア被覆層とを有するものであってもよい。コア粒子表面がコア被覆層で覆われているため、コア(芯材)の磁性体露出による影響が少ない。
本実施形態のキャリアの磁化率σは、1kOeの磁場中で、VSM(バイブレーションサンプルメソッド)測定器を用いてBHトレーサ法で測定され、その磁化値σ1000は50Am/kg(emu/g)以上90Am/kg(emu/g)以下、好ましくは55Am/kg(emu/g)以上70Am/kg(emu/g)以下の範囲が適当である。σ1000が50Am/kg(emu/g)を下回ると、現像ロールへの磁気吸着力が弱くなり、感光体に付着して画像欠陥の原因となるので好ましくない。また、σ1000が90Am/kg(emu/g)を上回ると、磁気ブラシが硬くなりすぎ、感光体を強く摺擦して傷をつけやすくなるので好ましくない。
キャリアの電気抵抗は測定電界が10000V/cmの電界の時に1×10Ω・cm以上1×1014Ω・cm以下、好ましくは1×10Ω・cm以上1×1012Ω・cm以下の範囲が適当である。
キャリアの帯電性は15μC/g以上50μC/g以下が好ましい。キャリアの帯電性が15μC/g未満の場合には、非画像部位のトナー汚れが発生し(カブリが発生し)高品位なカラー画像が得られない可能性が高く、一方、キャリアの帯電性が50μC/gを超えると、十分な画像濃度が得られにくくなる。
キャリアの電気抵抗が1×10Ω・cmより小さいとキャリア表面を電荷が移動しやすくなってブラシマーク等の画像欠陥が発生しやすいことやプリント動作を暫らくしないで放置しておくと帯電性が低くなりすぎて最初の1枚目のプリントで地汚れなどが発生する場合がある。また、キャリアの電気抵抗が1×1014Ω・cmより大きいと良好なソリッド画像は得られないばかりか、連続プリントを多数回繰り返すとトナー電荷が大きくなりすぎて画像濃度が下がってしまうことがある。
キャリアの磁気ブラシの形にして測定した時の動電気抵抗は10V/cmの電界の下で1×10Ω・cm以上1×10Ω・cm以下、好ましくは1×10Ω・cm以上1×10Ω・cm以下の範囲が適当である。動的電気抵抗が1×10Ω・cmより小さいとブラシマーク等の画像欠陥が発生しやすく、1×10Ω・cmより大きいと良好なソリッド画像を得るのが困難となることがある。10V/cmの電界とは実機での現像電界に近く、上記の動的電気抵抗はこの電界下での値である。
以上より、キャリアとトナーとが混合された時の動電気抵抗は10V/cmの電界の下で1×10Ω・cm以上1×10Ω・cm以下の範囲が適当である。そして、1×10Ω・cmを下回るとプリント後放置後トナー帯電性の低下による地汚れや、過現像による線画像の太りで解像度が悪くなることがある。1×10Ω・cmを超えるとソリッド画像端部の現像性低下で高品位画像が得られなくなる等の問題が発生することがある。
キャリアの動的電気抵抗は次のようにして求めることができる。現像ロール(現像ロールのスリーブ表面の磁場が1kOe発生する。)上に約30cmのキャリアをのせて磁気ブラシを形成し、面積3cmの平板電極を2.5mmの間隔で現像ロールに対向させる。120rpmの回転速度で現像ロールを回転しながら現像ロールと平板電極の間に電圧を印加して、その時に流れる電流を測定する。得られた電流−電圧特性からオームの法則の式を用いて動的電気抵抗を求める。なお、この時の印加電圧Vと電流Iとの間には一般的にln(I/V)∝V×1/2の関係があることはよく知られている。本実施形態に用いられるキャリアのように動的電気抵抗がかなり低い場合には、10V/cm以上の高電界では大電流が流れて測定できないことがある。そのような場合は低電界で3点以上測定し、先の関係式を使って最小2乗法により10V/cmの電界まで外挿して求める。
本実施形態に係るキャリアは、混錬粉砕法により作製可能であるが、異形度が高く、形状係数SF1を130〜145(以下ポテト形状と示す)に収めることは困難である。また樹脂キャリアの一般的な作製方法とされる噴霧冷却法や重合法によれば逆に真球に近い球形になってしまい、ポテト形状に制御することが困難である。凝集合一法による作製法も提案されているが、これも一般に球形化度が高くかつ高温処理を余儀なくされるため、よりいっそう球形化が促進される。本実施形態に係るキャリアは、樹脂粒子と磁性体粒子とを凝集させて異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体をそれぞれ得る凝集工程と、その異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体を混合、加熱して融合させる融合工程と、を含む凝集合一法により作製することが好ましい。この製造方法によれば、まず結着樹脂と磁性体粒子との凝集体(不定形)を形成した後に、融合工程により形状を制御することが可能であり、また体積平均粒径の異なる複数種の凝集体を混合させることで異型度を高めて形状制御範囲を広くとることが可能であり、ポテト形状のキャリアを比較的容易に作製することができる。また、粉砕法における粉砕工程や重合法における撹拌等の機械的操作条件によらず、凝集時の温度やpHあるいは凝集剤といった化学的条件によって各凝集体の粒度を制御することにより特に粒度分布をGSDv≦1.25という狭い範囲に制御可能である。すなわち、本製造方法により、低比重による現像剤への低ストレス、かつポテト形状による優れたトナー搬送性を達成することができるキャリアを得ることができる。
本実施形態においては、キャリアを作製するにあたり、少なくとも樹脂粒子分散液、磁性体粒子、凝集剤等を用意し、これらを凝集させて粒子化し、凝集体を得る。
凝集剤には、様々なものを用いることができるが、ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等の金属塩等が良い。
上記の各材料を揃えた上で、それらを混合、撹拌して、必要に応じて分散機等で予備分散を行った後、加熱、場合によっては例えばpH1以上5以下に調整することにより、凝集を進行させて凝集体を形成する(凝集工程)。このとき、異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体をそれぞれ得る。凝集体の体積平均粒径は、加熱温度、加熱時間等を変えることにより制御することができる。一般に加熱温度が高いほど、また加熱時間が長いほど凝集体の体積平均粒径は大きくなる。加熱温度は例えば樹脂のガラス転移温度の−20℃以上+50℃以下とすることができ、加熱時間は適宜調整すればよい。上記母粒子としては凝集体の体積平均粒径を15μm以上40μm以下とし、上記小粒子としては凝集体の体積平均粒径を母粒子の体積平均粒径の0.05倍以上0.3倍以下とすることが好ましい。また、磁性体の濃度をキャリア全体に対して50重量%を越えるほどに高くしたい場合は磁性体粒子を同様な方法で先に凝集させておいてから改めて樹脂粒子と凝集させても良い。凝集体粒子がある程度形成されたあとで、コート剤等の材料を後添加してもよい。
次に、異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体を混合、加熱して融合させる(融合工程)。少なくとも2種の凝集体を混合し、すなわち、母粒子となる凝集体と母粒子より体積平均粒径の小さい少なくとも1種の凝集体とを混合し、必要に応じて例えば樹脂のガラス転移温度の−20℃以上+50℃以下で加熱して、凝集した複合凝集体の体積平均粒径および粒度分布を所望の範囲まで調整する。そのあと、場合によっては例えばpH3以上8以下にpH調整を行いながら、さらに例えば樹脂のガラス転移温度の+30℃以上+80℃以下で加熱して形成された複合凝集体の融合を進行させて形状を調整し、キャリア粒子とする。一般に加熱温度が高いほど、また加熱時間が長いほどキャリア粒子の球形化が促進される。上記各加熱時間は適宜調整すればよい。
以上のようにして作製されたキャリア粒子は引き続き冷却して取り出し、乾燥して、キャリアとして完成される。
母粒子となる凝集体と母粒子より体積平均粒径の小さい少なくとも1種の凝集体との混合割合は例えば重量比で1:0.05以上1:1以下の範囲とすることができる。その重量比が1:0.05未満であると、小粒子数が少なすぎてその効果を発現できない場合があり、1:1を超えると小粒子が多すぎて小粒子同士の凝集が顕著になり、母粒子と小粒子の融合体を形成するのが困難になる場合がある。
<静電荷像現像用現像剤>
本実施形態に係る静電荷像現像用現像剤は、トナー及びキャリアを含み、キャリアが上記静電荷像現像用キャリアである。すなわち、本実施形態に係る静電荷像現像用現像剤は、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤である。
トナーは特に限定しないが、結着樹脂と着色剤を主成分とし、必要に応じて離型剤等を含有する公知のものを使用することができる。トナーは混練粉砕法のような乾式製法で製造されたものであってもよいし、乳化重合凝集法、溶解懸濁法、懸濁重合法等の湿式製法により製造されたものであってもよい。着色剤や離型剤の表面露出が少なく、画像の安定性が良好である等の点から乳化重合凝集法により製造されたトナーが好ましい。
このようなトナーは、粒子の形状が比較的丸く、粒度分布が狭いこと、トナー表面が比較的均一で帯電性が高く、帯電分布も狭く良好である。このトナーは粒度分布が狭いため、カブリの発生が少ない。
トナーの結着樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重合体を挙げることができ、特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン/アクリル酸アルキル共重合体、スチレン/メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。さらに、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス類等を挙げることができる。
また、着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレート等の種々の顔料、または、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、チオインジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアジン系、チアゾール系、キサンテン系等の各種染料を単独でまたは2種以上組み合わせて使用することができる。
本実施形態に係るトナーにおける、前記着色剤の含有量としては、結着樹脂100重量部に対して、1重量部以上30重量部以下の範囲であることが好ましいが、また、必要に応じて表面処理された着色剤を使用したり、顔料分散剤を使用することも有効である。前記着色剤の種類を適宜選択することにより、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー等を得ることができる。
離型剤の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;エステルワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス;ミツロウのような動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物系ワックス;石油系ワックス;及びそれらの変性物等を使用することができる。離型剤の添加量は、トナーに対して50重量%以下の範囲で添加することができる。
その他内添剤として、フェライト、マグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、それらの合金、又はそれら金属を含む化合物などの磁性体を使用することができる。帯電制御剤としては、4級アンモニウム塩、ニグロシン系化合物、アルミニウム、鉄、クロムなどの錯体からなる染料や、トリフェニルメタン系顔料など通常使用される種々の帯電制御剤を使用することができるが、凝集や融合一体化時の安定性に影響するイオン強度の制御及び廃水汚染の減少のために、水に溶解しにくい帯電制御剤が好適である。
湿式添加する無機粒子の例としては、シリカ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸三カルシウムなど、通常トナー表面の外部添加剤として使用される全てのものを、イオン性界面活性剤や高分子酸、高分子塩基で分散して湿式添加等することができる。
湿式製法によるトナー製造工程における乳化重合、シード重合、顔料分散、樹脂粒子、離型剤分散、凝集、又はその安定化などに用いる界面活性剤としては、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン性界面活性剤、アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン性界面活性剤等が挙げられ、またポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系等の非イオン性界面活性剤を併用することも効果的である。
また、本実施形態において使用する外部添加剤は、特に制限はなく、無機粒子や有機粒子等の公知の外部添加剤を用いることができるが、その中でも、シリカ、チタニア、アルミナ、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグウネシウムおよびりん酸カルシウム等の無機粒子、ステアリン酸亜鉛のような金属石鹸、フッ素含有樹脂粒子、シリカ含有樹脂粒子および窒素含有樹脂粒子等の有機樹脂粒子が好ましい。また、目的に応じて外部添加剤表面に表面処理を施してもよい。表面処理剤としては、疎水化処理を行うためのシラン化合物、シランカップリング剤、シリコーンオイル等が挙げられる。
本実施形態に係るトナーの体積平均粒径としては、4μm以上8μm以下の範囲が好ましく、5μm以上7μm以下の範囲がより好ましい。トナーの体積平均粒径が4μm未満であると、微粉が多くなるためトナーかぶりやクリーニング不良を起こしやすくなる。
また、本実施形態に係るトナーの体積平均粒度分布指標GSDvは、1.0以上1.3以下の範囲であることが好ましく、1.1以上1.3以下の範囲であることがより好ましく、1.15以上1.24以下の範囲であることがさらに好ましい。GSDvが1.3を超える場合、粗大粒子及び微粉粒子の存在が多くなるために、トナー同士の凝集が激しくなり、帯電不良や転写不良を引き起こしやすくなる。また、GSDvが1.1を下回る場合には、製造上かなり困難を有することとなる。
なお、体積平均粒径D50v及び体積平均粒度分布指標GSDvは、コールター−マルチサイザー−II型(ベックマン−コールター社製)を用いて、100μmのアパーチャ径で測定することにより得ることができる。この時、測定はトナーを電解質水溶液(アイソトンII水溶液)に分散させ、超音波により30秒以上分散させた後に行う。測定したトナーの粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積D16v、累積50%となる粒径を体積D50v、累積84%となる粒径を体積D84vと定義する。この際、D50vは体積平均粒径を表し、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2として求められる。
また、本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの、下記式で表されるトナー形状係数SF1は110以上140以下の範囲であることが好ましく、115以上135以下の範囲であることがより好ましく、120以上130以下の範囲であることがさらに好ましい。トナー形状係数SF1が110に満たないと、トナー粒子が球形に近くなるため転写後のクリーニング不良が発生してしまう場合がある。またトナー形状係数SF1が140を超えると、転写効率や画質が低下するだけでなく、湿式による低温での製造法で得られるトナー粒子の形状範囲を超える場合がある。
SF1=(ML/A)×(π/4)×100
(上記式において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm)を表す。)
なお、トナー形状係数SF1は、ルーゼックス画像解析装置(株式会社ニレコ製、FT)を用いて、次のようにして測定することができる。まず、スライドグラス上に散布したトナーの光学顕微鏡像を、ビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個のトナーについて最大長(ML)と投影面積(A)を測定し、個々のトナーについて、SF1を算出し、これを平均した値をトナー形状係数SF1として求めることができる。
トナーとキャリアを混合して現像剤を作製する際のトナーの比率は、現像剤全体の1重量%以上15重量%以下、好ましくは3重量%以上12重量%以下の範囲が適当である。
トナーの比率が1重量%未満であると十分な画像濃度が得られにくくなることや、ベタ画像が均一になりにくくなる。また、15重量%を超えるとキャリア表面のトナー被覆率が100%を超えるため帯電量が下がり(平均帯電量の絶対値が15μC/g未満になると)非画像部位のトナー汚れが発生して(カブリ)高品位なカラ−画像が得られなくなる。例えば、15重量%を超えるとキャリア表面のトナー被覆率が100%に近づいて来るために現像剤としての抵抗値が極端に上がり、1×10Ω・cm以上1×10Ω・cm以下の範囲のなかに収まり難くなり画像エッジ部位のボケなど良好で高品位なカラー画像が得られにくくなる。
但し、低湿環境下ではトナー比率が1重量%未満になると高帯電量(平均帯電量の絶対値が25μC/g超える)になりやすくなり十分な画像濃度が得られにくくなる可能性がある。したがって、環境に応じて、帯電性の絶対値が15〜50μC/gの範囲にあるようにトナーの比率を選ぶことが好ましい。
<画像形成装置>
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、現像剤として、前記静電荷像現像用現像剤が用いられる。また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記した手段以外の手段、例えば、像保持体を帯電する帯電手段、被転写体表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段、像保持体表面に残存したトナーを除去するクリーニング手段等を含むものであってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置の一例の概略を図2に示し、その構成について説明する。画像形成装置5は、帯電部10と、露光部12と、像保持体である電子写真感光体14と、現像部16と、転写部18と、クリーニング部20と、定着部22とを備える。
画像形成装置5において、電子写真感光体14の周囲には、電子写真感光体14の表面を帯電する帯電手段である帯電部10と、帯電された電子写真感光体14を露光し画像情報に応じて静電潜像を形成する潜像形成手段である露光部12と、静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成する現像手段である現像部16と、電子写真感光体14の表面に形成されたトナー画像を被転写体24の表面に転写する転写手段である転写部18と、転写後の電子写真感光体14表面上に残存したトナーを除去するクリーニング手段であるクリーニング部20とがこの順で配置されている。また、被転写体24に転写されたトナー画像を定着する定着手段である定着部22が転写部18の左側に配置されている。
本実施形態に係る画像形成装置5の動作について説明する。まず、帯電部10により電子写真感光体14の表面が均一に帯電される(帯電工程)。次に、露光部12により電子写真感光体14の表面に光が当てられ、光の当てられた部分の帯電電荷が除去され、画像情報に応じて静電荷像(静電潜像)が形成される(潜像形成工程)。その後、静電荷像が現像部16により現像され、電子写真感光体14の表面にトナー画像が形成される(現像工程)。例えば、電子写真感光体14として有機感光体を用い、露光部12としてレーザビーム光を用いたデジタル式電子写真複写機の場合、電子写真感光体14の表面は、帯電部10により負電荷を付与され、レーザビーム光によりドット状にデジタル潜像が形成され、レーザビーム光の当たった部分に現像部16でトナーを付与され可視像化される。この場合、現像部16にはマイナスのバイアスが印加されている。次に転写部18で、用紙等の被転写体24がこのトナー画像に重ねられ、被転写体24の裏側からトナーとは逆極性の電荷が被転写体24に与えられ、静電気力によりトナー画像が被転写体24に転写される(転写工程)。転写されたトナー画像は、定着部22において定着部材により熱及び圧力が加えられ、被転写体24に融着されて定着される(定着工程)。一方、転写されずに電子写真感光体14の表面に残存したトナーはクリーニング部20で除去される(クリーニング工程)。この帯電からクリーニングに至る一連のプロセスで一回のサイクルが終了する。なお、図2において、転写部18で用紙等の被転写体24に直接トナー画像が転写されているが、中間転写体等の転写体を介して転写されても良い。
以下、図2の画像形成装置5における帯電手段、像保持体、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、定着手段について説明する。
(帯電手段)
帯電手段である帯電部10としては、例えば、図2に示すようなコロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性又は半導電性の帯電ロールを用いても良い。導電性又は半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、電子写真感光体14に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電部10により、電子写真感光体14との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより電子写真感光体14表面を帯電させる。なお、通常は、−300V以上−1000V以下に帯電される。また前記の導電性又は半導電性の帯電ロールは単層構造あるいは多重構造でも良い。また、帯電ロールの表面をクリーニングする機構を設けてもよい。
(像保持体)
像保持体は、少なくとも潜像(静電荷像)が形成される機能を有する。像保持体としては、電子写真感光体が好適に挙げられる。電子写真感光体14は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光体等を含む塗膜を有する。塗膜は、基体上に、必要に応じて下引き層、及び、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを含む感光層がこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。これらは、電荷発生物質と電荷輸送物質とを別個の層(電荷発生層、電荷輸送層)に含有させて積層した積層型感光体であるが、電荷発生物質と電荷輸送物質との双方を同一の層に含む単層型感光体であってもよく、好ましくは積層型感光体である。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
(露光手段)
露光手段である露光部12としては、特に制限はなく、例えば、像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望の像様に露光できる光学系機器等が挙げられる。
(現像手段)
現像手段である現像部16は、像保持体上に形成された潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、静電荷像現像用トナーをブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体14に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。電子写真感光体14には、通常直流電圧が使用されるが、更に交流電圧を重畳させて使用してもよい。
(転写手段)
転写手段である転写部18としては、例えば、図2に示すような被転写体24の裏側からトナーとは逆極性の電荷を被転写体24に与え、静電気力によりトナー画像を被転写体24に転写するもの、あるいは被転写体24の表面に被転写体24を介して直接接触して転写する導電性又は半導電性のロール等を用いた転写ロール及び転写ロール押圧装置を用いることができる。転写ロールには、像保持体に付与する転写電流として、直流電流を印加してもよいし、交流電流を重畳させて印加してもよい。転写ロールは、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意に設定することができる。また、低コスト化のため、転写ロールとして単層の発泡ロール等が好適に用いられる。転写方式としては、紙等の被転写体24に直接転写する方式でも、中間転写体を介して被転写体24に転写する方式でもよい。
中間転写体としては、公知の中間転写体を用いることができる。中間転写体に用いられる材料としては、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアルキレンフタレート、PC/ポリアルキレンテレフタレート(PAT)のブレンド材料、エチレンテトラフロロエチレン共重合体(ETFE)/PC、ETFE/PAT、PC/PATのブレンド材料等が挙げられるが、機械的強度の観点から熱硬化ポリイミド樹脂を用いた中間転写ベルトが好ましい。
(クリーニング手段)
クリーニング手段であるクリーニング部20については、像保持体上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式、ブラシクリーニング方式、ロールクリーニング方式を採用したもの等、適宜選定して差し支えない。これらの中でもクリーニングブレードを用いることが好ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。中でも、耐摩耗性に優れていることから、特にポリウレタン弾性体を用いることが好ましい。但し、転写効率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング部20を使用しない態様もありえる。
(定着手段)
定着手段(画像定着装置)である定着部22としては、被転写体24に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧により定着するものであり、定着部材を具備する。
(被転写体)
トナー画像を転写する被転写体(用紙)24としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、被転写体の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好適に使用することができる。
本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法は、前記静電荷像現像剤(本実施形態に係るキャリア)を用いているため、現像剤へ与えるストレスが低く、かつトナーの搬送性に優れる。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<各測定方法>
(トナー形状)
キャリアの形状係数SF1はルーゼックス画像解析装置(株式会社ニレコ製、FT)を用いて次のように測定した。まず、スライドグラス上に散布したキャリアの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個のキャリアについて最大長(ML)と投影面積(A)を測定し、個々のキャリアについて、(ML/A)×(π/4)×100を算出し、これを平均した値をキャリア形状係数SF1として求めた。
(キャリア粒度)
キャリアの体積平均粒径D50v及び体積平均粒度分布指標GSDvは、レーザー散乱粒度測定装置(日機装(株)製、マイクロトラック)を用いて、100μmのアパーチャ径で測定することにより得た。この時、測定はキャリアを電解質水溶液(アイソトン水溶液)に分散させ、超音波により30秒以上分散させた後に行った。レーザー散乱粒度測定装置(日機装(株)製、マイクロトラック)で測定されたキャリアの粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積D16v、累積50%となる粒径を体積D50v、累積84%となる粒径を体積D84vと定義する。この際、D50vは体積平均粒径を表し、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2として求めた。
(樹脂粒子の分子量、分子量分布)
樹脂の分子量、分子量分布は、以下の条件で行った。ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)は「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6mL/min、サンプル注入量10μL、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
(示差走査熱量測定(DSC))
結着樹脂の融点を示差走査熱量計(島津製作所社製、DSC−50)の熱分析装置を用いて測定した。測定は、室温から150℃まで毎分10℃の昇温速度で行い、融点をJIS規格(JIS K−7121:87参照)により解析して得た。
(実施例1)
<樹脂粒子分散液1の作製>
スチレン 500重量部
アクリル酸 20重量部
界面活性剤(ダウファックス2A1、ダウケミカル製) 10重量部
過硫酸アンモニウム 7重量部
イオン交換水 700重量部
上記の各材料を1000rpmにて60分間撹拌して、まず乳化液を得た。その後75℃まで昇温して、3時間保持した。この間撹拌は200rpmにて継続した。以上により、体積平均粒径200nm、重量平均分子量Mw250,000の樹脂粒子分散液1を得た。樹脂粒子の体積平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)を用いて測定した。
<キャリア粒子の作製>
樹脂粒子分散液1 500重量部
マグネタイト粒子(チタン工業製、BL−500) 500重量部
凝集剤(ポリ塩化アルミニウム水溶液) 2重量部
上記各材料を混合し、分散機(IKA社製、ウルトラタラックス)にて5000rpmで予備分散を行った後、オイルバスにてフラスコを500rpmにて撹拌しながら70℃まで昇温し、5時間保持すると体積平均粒径20μmの粒子が生成していることが確認された。これをキャリア凝集体1とした。
同様にして、70℃で保持時間を10分間とすること以外はキャリア凝集体1と同様の条件にてキャリア凝集体2を作製した。体積平均粒径は1.2μmであった。
キャリア凝集体1とキャリア凝集体2とを重量比で3:1の割合で混合し、70℃で30分保持したところ、体積平均粒径は21μmの複合凝集体が得られた。この複合凝集体を取り出し乾燥させて形状係数を測定したところ、SF1は139であった。1N水酸化ナトリウム溶液を添加しpHを7に調整した後、110℃まで昇温した。0.3N硝酸溶液を加えてpHを4に調整し、2時間保持した。その後冷却して取り出し、乾燥させキャリア1を得た。形状係数を測定したところ、SF1は131、D50vは21μm、GSDvは1.24であった。
また、スライドグラス上に散布したキャリアの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個のキャリアについて観察したところ、小粒子500個(50キャリア×小粒子各10個)の半径rの平均値rav=0.6μm、Rav=11μmであり、500個中91%の小粒子が0.6μm以上3.2μm以下の範囲内にあった。
(実施例2〜5)
上記キャリア凝集体2の作製において70℃で保持時間をそれぞれ20分、30分、1時間、2時間とし、体積平均粒径が2.2μm、3.2μm、4.4μm、6.4μmのキャリア凝集体3,4,5,6をそれぞれ得てキャリア凝集体2の代わりに用いたこと以外はキャリア1作製と同様に実施することで、キャリア2,3,4,5を得た。キャリア2,3,4,5の性状を表1に示す。
(実施例6〜10)
上記キャリア凝集体1の作製において80℃で保持時間を9時間として体積平均粒径が35μmのキャリア凝集体7を得て、上記キャリア凝集体2の作製において70℃で保持時間をそれぞれ20分、35分、1.5時間、2.5時間、4時間とし、体積平均粒径が1.8μm、3.4μm、5.2μm、7.0μm、10μmのキャリア凝集体8,9,10,11,12をそれぞれ得てキャリア凝集体1,2の代わりに用いたこと以外はキャリア1作製と同様に実施することで、キャリア6,7,8,9,10を得た。キャリア6,7,8,9,10の性状を表1に示す。
(実施例11〜15)
上記キャリア凝集体1の作製において80℃で保持時間を10時間として体積平均粒径が40μmのキャリア凝集体13を得て、上記キャリア凝集体2の作製において70℃で保持時間をそれぞれ20分、1.5時間、2時間、4時間、6時間とし、体積平均粒径が2.0μm、4.2μm、6.2μm、8.2μm、11.6μmのキャリア凝集体14,15,16,17,18をそれぞれ得てキャリア凝集体1,2の代わりに用いたこと以外はキャリア1作製と同様に実施することで、キャリア11,12,13,14,15を得た。キャリア11,12,13,14,15の性状を表1に示す。
(比較例1,2)
上記キャリア凝集体2の作製においてそれぞれ60℃で保持時間10分、70℃で保持時間1時間とし、体積平均粒径が0.8μm、8.0μmのキャリア凝集体19,20をそれぞれ得てキャリア凝集体2の代わりに用いたこと以外はキャリア1作製と同様に実施することで、キャリア16,17を得た。キャリア16,17の性状を表1に示す。
(比較例3,4)
上記キャリア凝集体7を用い、上記キャリア凝集体2の作製において70℃で保持時間をそれぞれ15分、5.5時間とし、体積平均粒径が1.0μm、11μmのキャリア凝集体21,22をそれぞれ得てキャリア凝集体1,2の代わりに用いたこと以外はキャリア1作製と同様に実施することで、キャリア18,19を得た。キャリア18,19の性状を表1に示す。
(比較例5,6)
上記キャリア凝集体13を用い、上記キャリア凝集体2の作製において70℃で保持時間をそれぞれ20分、7時間とし、体積平均粒径が1.0μm、13μmのキャリア凝集体23,24をそれぞれ得てキャリア凝集体1,2の代わりに用いたこと以外はキャリア1作製と同様に実施することで、キャリア20,21を得た。キャリア20,21の性状を表1に示す。
(比較例7)
フェライト粒子(Mn−Mgフェライト、体積平均粒径:30μm) 100重量部
パーフルオロアクリレート共重合体(γc:28mN/m、パーフルオロオクチルエチルアクリレート/メチルメタクリレート共重合体、共重合比60:40、重量平均分子量Mw:70000) 1.2重量部
架橋メラミン樹脂粒子(体積平均粒径:0.3μm) 0.25重量部
カーボンブラック(VXC72、キャボット社製) 0.15重量部
トルエン 14重量部
芯材としてのフェライト粒子を除く、前記各成分を10分間スターラーで溶解、分散して被覆樹脂層形成用溶液を調製し、フェライト粒子とともに真空脱気型ニーダーに入れて温度を60℃に保ち10分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去してフェライト粒子表面に被覆樹脂層を形成し、目開き75μmの網で篩分してキャリア22を得た。キャリア22の性状を表1に示す。
(比較例8)
磁性粒子分散型キャリアコア(マトリックス樹脂:フェノール樹脂、真比重:3.7g/cm、体積平均粒径:30μm、飽和磁化:60emu/g、形状係数SF1:105) 100重量部
パーフルオロアクリレート共重合体(γc:28mN/m、パーフルオロオクチルエチルアクリレート/メチルメタクリレート共重合体、共重合比60:40、重量平均分子量Mw:70000) 1.2重量部
架橋メラミン樹脂粒子(体積平均粒径:0.3μm) 0.3重量部
カーボンブラック(VXC72、キャボット社製) 0.15重量部
トルエン 14重量部
芯材としての磁性粒子分散型キャリアコアを除く、前記各成分を10分間スターラーで溶解、分散して被覆樹脂層形成用溶液を調製し、磁性粒子分散型キャリアコアとともに真空脱気型ニーダーに入れて温度を60℃に保ち10分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去して磁性粒子分散型キャリアコア表面に被覆樹脂層を形成し、目開き75μmの網で篩分してキャリア23を得た。キャリア23の性状を表1に示す。
<トナーの作製>
[樹脂粒子分散液2]
スチレン 500重量部
アクリル酸ブチルエステル 150重量部
アクリル酸 20重量部
界面活性剤(ダウファックス2A1、ダウケミカル製) 10重量部
過硫酸アンモニウム 7重量部
分子量調整剤(ドデカンチオール) 9重量部
イオン交換水 700重量部
上記の各材料を1000rpmにて60分間撹拌して、まず乳化液を得た。その後75℃まで昇温して、3時間保持した。この間撹拌は150rpmにて継続した。以上により、体積平均粒径200nm、重量平均分子量Mw35,000の樹脂粒子分散液2を得た。樹脂粒子の体積平均粒径と重量平均分子量Mwは樹脂粒子分散液1と同様の測定法で求めた。
この樹脂粒子分散液2を用いて、次の手法によりトナーを調製した。イオン交換水600重量部に、ラテックス250重量部と20%カーボンブラック分散液(リーガル330(登録商標))70重量部と、30%ワックス分散液60重量部(ポリエチレン、P725ワックス)とを加え、ホモジナイザで5分間混合した。この混合物に、調節した量の10%のポリ塩化アルミニウム溶液を加えて、再び5分間混合した後、撹拌しながら50℃に加熱して、粒子を凝集させた。凝集体の粒径が5.0μmに達した時、新たにラテックス120重量部を追加して外殻を形成し、30分凝集させた後、1%のNaOHを用いてスラリーのpHを6.0に調整して、反応器の温度を95℃に上げた。この温度で6時間置いた後、混合物を放冷し、ろ過して母液から粒子を分離した後、洗浄、乾燥を行った。
トナーの体積平均粒径は6μmであった。
上記トナー50重量部、疎水性シリカ(キャボット社製、TS720)1重量部をヘンシェルミキサー(33m/s、5分)で混合し、外添を施した。
<評価>
上記のキャリア1〜23とトナーとを混合し現像剤を得た。複写機富士ゼロックス社製(DocuCentre Color400CP)改造機にて現像プロセススピード200mm/sec、高温高湿条件である30℃/90%RHの環境下にて画像形成を行い、評価を以下のように行った。評価結果を表1に示す。
(耐ストレス性)
200,000枚画像形成後の現像剤を取り出し、磁石にてトナーとキャリアを分離し、さらに水洗を加えてキャリアを得た。このキャリアをSEM観察によりキャリア1000粒子中の決壊したキャリアの数を求め、その存在割合により以下の基準で評価した。
○:決壊したキャリアの数が全体の0〜1%
△:決壊したキャリアの数が全体の1〜3%
×:決壊したキャリアの数が全体の3%以上
(搬送性)
初期の画像濃度と10,000枚ごとの画像濃度を濃度計X−Riteにて測定し、最大値と最小値の差について以下の基準で評価した。なお、その際現像剤中のトナーの割合は初期の状態に合わせて行った。
○:最大値と最小値の差が0.1以下
△:最大値と最小値の差が0.1〜0.2
×:最大値と最小値の差が0.2以上
Figure 2008268489
以上のように、実施例1〜15のキャリアは耐ストレス性及び搬送性に優れていた。一方、比較例1〜8のキャリアは特性が劣っていた。
本発明の実施形態に係る静電荷像現像用キャリアの一例を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 キャリア、2 母粒子、3 小粒子、5 画像形成装置、10 帯電部、12 露光部、14 電子写真感光体、16 現像部、18 転写部、20 クリーニング部、22 定着部、24 被転写体。

Claims (4)

  1. 形状係数SF1が130以上145以下、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25以下であり、
    結着樹脂及び磁性体粒子を含む母粒子と結着樹脂及び磁性体粒子を含み前記母粒子に融合している小粒子とを含有し、前記母粒子の外周部において融合している小粒子の半径の平均値ravが、下記の範囲を満たすことを特徴とする静電荷像現像用キャリア。
    0.05Rav≦rav≦0.3Rav (Ravは母粒子の半径の平均値)
  2. 樹脂粒子と磁性体粒子とを凝集させて異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体をそれぞれ得る凝集工程と、
    前記異なる体積平均粒径を有する少なくとも2種の凝集体を混合、加熱して融合させる融合工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用キャリアの製造方法。
  3. 請求項1に記載の静電荷像現像用キャリアと、静電荷像現像用トナーとを含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。
  4. 像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、
    前記現像剤が、請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする画像形成装置。
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US8338067B2 (en) 2009-07-23 2012-12-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrostatic image developer, developer cartridge, process cartridge, image forming apparatus and image forming method
US8859179B2 (en) 2011-12-20 2014-10-14 Ricoh Company, Ltd. Developer for electrophotography, image forming apparatus and process cartridge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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