JPS59501840A - エレクトログラフィー用現像剤組成物及び現像方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エレクトログラフィー用現像 剤組放物およびその使用方法 本発明は、エレクトログラフィーの分野におよび静電像の現像に関する。さらに とりわけ、本発明は、新規なエレクトログラフィー用現像剤組成物およびその成 分に、並びにこのような組成物を静電像に適用して静電像の現像を行う方法に関 する。

エレクトログラフィーにおいては、静電電荷像を誘導体表面、典型的には光導電 性記録要素の表面上に形成する。この像の現像を、通常は、顔料含有樹脂状粒子 （「トナー」として公知）と磁気的吸引可能な粒子（「キャリヤー」として公知 ）との混合物を含んでなる２成分系現像剤と前記像とを接触することによって達 成する。キャリヤー粒子は、非磁性トナー粒子が衝突し、それによって静電像の 電荷と逆の摩擦電荷を得ることが可能な部位として働く。

静電像と現像剤混合物との接触の間、トナー粒子は、電荷像と結合した比較的強 い静電力によって、トナー粒子が摩擦電気力を介して先に付着していたキャリヤ ー粒子からはがされる。この方法によって、トナー粒子を静電像上に沈着させて 可視化させる。

内部に位置した磁心を有する非磁性材料の円筒形スリーブを含んでなる磁気アプ リケーターによって、前記タイプの現像剤組成物を静電像に適用することが当業 者に公知である。磁心は、通常、磁心表面の周囲に配置されて交互の南北磁界を 与える、多数の並列磁気ストリップを含んでなる。これらの磁界は、スリーブを 通して放射状に拡がシ、スリーブの外面に現像剤組成物を吸引してブラシけばを 形成するように働く。円筒形スリーブと磁心とのいずれが一方またはその双方を 互いに対して回転させ、供給用溜めから、現像剤を現像されるべき静電像と接触 する位置まで現像剤を進ませる。現像の後、トナーを消費したキャリヤー粒子を 、トナー補充のために溜めまで戻す。

米国特許第４，３４５，０１４号は、前記タイプの２成分系現像剤を用いる磁気 ブラシ現像装置を開示している。この装置の磁気アプリケーターは、多極磁心が 回転して現像剤の現像領域への移動を行なうタイプのものである。この特許に開 示されている磁性キャリヤーは、約１００ガウスもしくはそれ以下の飽和保磁力 ＨＣを有する、比較的弱い「軟」磁性材料（例えば、磁鉄鉱、純鉄、フェライト またはＦｅ５ｏ４の形のもの）を含んでなる常用の種類のものである。

このような軟磁性材料は、本質的に、小さな残留磁気ＢＲ（例えば、約５　ＥＮ Ｄ１ｇ以下）を示し、およびブラシ磁心によって印加された磁界中で大きな誘導 磁気モーメントを示すので、従来、好ましいものであった。小さな残留磁気を有 する軟磁性キャリヤー粒子は、磁界からはずされた後、この磁界によって誘導さ れたほんの少量の磁気モーメントを保持しているに過ぎ力い。このように、軟磁 性キャリヤー粒子は、現像に使用された後、容易にトナー粒子と混合し、トナー 粒子を補充する。ブラシ磁心によって吸引された場合に比較的大きい磁気モーメ ントを有するこのような材料は、回転ブラシによって容易に移動され、そして現 像の間に記録要素によってピックアップされるのを阻止される。

前記特許に開示されている磁性キャリヤー材料および他の同様の磁性キャリヤー は、例えば、約１゜ｃｒｎ／ｓｅｃ以下の適当な速度で移動する記録要素上の像 の現像に有用であるが、記録要素速度が増加するに従って現像画像品質が早く低 下することを我々は見い出した。実際に、約４０　ｃｍ／　ｓｅｅの記録要素速 度においては、このようなキャリヤーを用いた現像は実質的に存在しない。この ことは、高速度において、キャリヤーは光レセプターにトナーを送ることができ ないことを示している。

従って、回転磁心磁気アプリケーターと共に使用する場合に、画像品質の低下な しに多量複写目的に適した現像速度を示すエレクトログラフィー用現像剤を提供 することが本発明の目的である。この目的は、エレクトログラフイー用２成分系 乾式現像剤組成物であって、帯電トナー粒子、および（、）磁気的に飽和された 場合に少なくとも３００ガウスの飽和保磁力を示す硬質磁性材料を含み、かつ、 （ｂ）　１０００ガウスの印加磁界にある場合に少なくとも２０　Ｆ、ＭＵｌ＆ の誘導磁気モーメントを示す、前記トナー粒子とは逆に帯電したキャリヤー粒子 を含んでなる組成物によって達成される。

本発明の方法においそは、前記現像剤を、静電像を現像するために回転磁心磁気 アプリケーターと組合わせて用いる。本方法は、（ａ）予備選択した磁界強度の 回転磁心、（ｂ）非磁性外殻、並びに（ｃ）エレクトログラフイー用２成分系乾 式現像剤組成物であって、帯電トナー粒子、および（、）磁気的に飽和された場 合に少なくとも３００ガウスの飽和保磁力を示す磁性材料を含んでなシ、かつ（ ｂ）　１０００ガウスの印加磁界にある場合に小なくとも２０　ＥＭＵ　／　、 ９の誘導磁気モーメントを示す、前記トナー粒子とは逆に帯電した磁性キャリヤ ー粒子を含んでなシ、その際前記磁気モーメントが前記キャリヤーの前記静電像 への移行を阻止するに十分である組成物、を含んでなる少なくとも１つの磁気ブ ラシと静電像とを接触させることを含んでなる。

以下、添付の図面を参照しながら、本発明を更に説明する。

図中、第１図は、本発明の２成分系乾式現像剤と共に用いるだめの回転磁心およ び外殻を有する磁気アプリケーターの横断面図を示している。

第２図は、本発明の現像剤中に用いる「硬質」磁性キャリヤー粒子のヒステリシ ス挙動を説明する図である。

本発明の方法の実施に際しては、現像剤用の回転磁心磁気アプリケーターを用い る。このようなアプリケーターは公知であシ、例えば、１９８０年１１月２５日 にケー、ワダ（Ｋ　、　Ｗａｄａ　）等に発行された米国特許第４，２３５，１ ９４号に、１９８０年１２月１６日にニス、タナ力（Ｓ　、　Ｔａｎａｋａ　） 等に発行された米国特許第４，２３９，８４５号に、および１９７１年１月５日 にティー、ジェイ、フリント（Ｔ、Ｊ。

Ｆｌｉｎｔ　）に発行された米国特許第３，５５２，３５５号に示されている。

第１図を参照するに、回転磁心磁気アプリケーター１は、回転可能に外殻３内に 収容されている多極磁心２からなる磁心一般配列を含んでなる。殻３は、以下に 記載する現像剤組成物のための担持面として働く非磁化材料からなる。トリマー ４を、磁心２の回転の間、殻３上の現像剤層の厚さくけば厚さ）を調節するため に設ける。カッター５は、現像剤が現像領域を通過した後、殻３からすべての現 像剤を除去する。

多極磁心２は、放射状に外に向かって北−南一北−南極配置に配列した磁石の円 周アレイを含んでなる。磁石が回転するとき、各極からの磁界は、殻の外面の周 シをその円周に沿って移動する。本発明の２成分系現像剤はこれらの移動磁界と 相互作用して、現像剤の激しく、迅速な流れを生ずる。このことは、キャリヤー に関する以下の説明において明らかであるＯ 現像剤中に用いられるキャリヤー粒子の挙動および本発明の方法は独自のもので ある。（ａ）少なくとも３００ガウスの飽和保磁力を示す磁性材料を含有し、か つ（ｂ）　１０００ガウスの外部磁界にある場合に少なくとも２０ＥＭＵ／Ｆの 誘導磁気モーメントを有する磁性キャリヤー粒子を用いる場合、回転磁心アプリ ケーターから発する一連の磁界への暴露は、この粒子のクリップまたはターンを 引き起こし粒子が移動して毎回新しい磁界の磁気アラインメントを生ずる。

さらに、各フリップは、粒子の磁気モーメントと磁性材料の飽和保磁力との双方 の結果として、回転磁心の運動と反対方向の各粒子による迅速な円周工程を伴う 。本発明の現像剤は、磁心が反対方向に回転する間、殻の周シをなめらかにかつ 迅速な速度で流動し、その結果、迅速に新しいトナーを光レセプターに送シ、そ して多量の複写目的を容易にするという結果が観察された。

アプリケーターの磁心を、任意の１種もしくはそれ以上の公知の永久磁化磁性材 料からつくる。代表的磁性材料は、ガンマ酸化第二鉄および１９７７年８月１６ 日にエル、オー、ジョーンズ（Ｌ、Ｏ。

Ｊｏｎｅｓ　）に発行された米国特許第４，０４２，５１８号に開示されている 「硬質」フェライトを含んでいる。

磁心の磁界強度は広く変わシ得るが、ホール効果ゾロープを用いて磁心表面で測 定したときに、少なくとも４５０ガウスの強度が好ましく、約８ｏｏ〜１６００ ガウスの強度が最も好ましい。

一般に、用いる磁石のサイズによって磁心のサイズを決め、所望の磁界強度に従 って磁石のサイズを選択する。５ｃＴｎ直径の磁心に対して有用な磁極数は８〜 ２４個であシ、１２〜２０個が好ましい。しかしながら、このパラメーターは磁 心のサイズおよび回転速度に依存している。好ましくは、殻と光導電体との間隔 は、光導電体とブラシとの十分な保合が得られるように、比較的接近しており、 例えば、約０．０３ｔＴｎ〜約０．０９６ｎの範囲にある。

磁心の回転速度は変化し得るが、１分間当シ１０００〜３０００回転（ｒｐｍ） が好ましい。適当な速度の選択は、種々の要因、例えば、アプリケーター殻の外 径、キャリヤー粒子の粒度および電荷像を担持する光導電要素が現像剤ステーシ ョンを通過する線速度によって反映される所望の現像速度、に依存する。

磁心を取シ巻く殻は、本方法の現像電極として働く任意の適箔な非磁性材料、例 えば、非磁性ステンレス鋼、からなる。

［ＥＬＥＣＴＲＯＧＲＡＰＨＩＣＡＰＰ屈ＡＴＵＳ　、避ＴＨＯＤ椰ＳＹＳＴＥ Ｍ　ＥＭＰＬＯＹＩＮＧ　ＩＭＡＧＥＤＥＶＥＬＯＰＭＥＮＴ　ＡＤＪＵＳＴＭ ＥＮＴＪと題された、１９８３年８月１日出願の係属中の米国特許出願第５１９ ，４７６号中に開示されているように、現像領域を通過する光導電要素の各部分 を、活性現像域内で少なくとも５つの極トランジションに付することか、（好ま しい最小現像量を達成するという観点から）極めて望ましい。

本発明の方法の実施に対して、使用の間磁心を回転させることが本質的なことで あるが、殻は回転してもよいししなくてもよい。殻が回転する場合には、殻は、 磁心と同じ方向にまたは磁心と異なる方向に回転することができる。

前記指摘の如く、本発明は、特定した磁気特性を示す帯電キャリヤー粒子および キャリヤー粒子とは逆に帯電したトナー粒子を含んでなる２成分系乾式エレクト ログラフィー用現像剤組成物を提供する。

回転磁心アプリケーターと組合せて用いる場合には、規定の２成分系現像剤は、 高い流動速度を示し、従って、下記に規定するように、多量複写速度での静電像 の完全な現像を与え為。

本発明の新規な現像剤は、２つの二者択一の好ましいタイプのキャリヤー粒子を 含んでいる。これらのキャリヤーの第１は、必要な飽和保磁力および誘導磁気モ ーメントを示す、バインダー不含の磁性粒状材料を含んでいる。

第２の現像剤においては、各キャリヤー粒子は、不均質であシ、バインダーと、 必要な飽和保磁力および誘導磁気モーメントを示す磁性材料との複合物を含んで いる。磁性材料を、分離した小粒子としてバインダーの至る所に分散させる。す なわち、各複合キャリヤー粒子は、連続バインダー相中に、必要な飽和保磁力の 不連続粒状磁性材料相を含んでいる。

磁性材料の個々のビットは、好ましくは、製造されるべき複合キャリヤー粒子よ シ十分に小さな直径でかつ比較的均一のサイズのものでなければならない。典型 的には、磁性材料の平均の直径は、キャリヤー粒子の平均の直径の約２０％以下 であるべきである０好都合には、磁性成分の平均直径対キャリヤーの平均直径の 十分な低比を用いることができる。

５マイクロメートルから最低０．０５マイクロメートルの範囲のオーダーの平均 直径の磁性粉末を用いた場合にすぐれた結果を得る。細分の程度が磁気的性質に 望ましくない変更をもたらさず、そして選択したバインダーの量および特性が得 られるキャリヤー粒子の他の望ましい機械的性質と共に満足な強さを生ずる場合 には、よシ微細な粉末さえ用いることができる。

磁性材料の濃度は広く変化し得る。複合キャリヤーの約２０重量％〜約９０重量 ％の割合の細分した磁性材料を用いることができる。

１０００ガウスの印加磁界中の複合キャリヤーの誘導モーメントは、粒子中の磁 性材料の濃度に依存している。従って、磁性材料の誘導モーメントはバインダー 中の磁性材料の稀釈からのこのような誘導モーメントへの影響を補償するために ２０　ＥＭＵ１９よシ十分に大きくなければならないということが認められる。

例えば、複合粒子中５０重量％の濃度の磁性材料に対して、磁性材料の１０００ ガウスの誘導磁気モーメントは、複合粒子に対して２０　ＥＭＵ／　Ｆの最小レ ベルを達成するために少なくとも４０　ＥＭＵ／９でなければならないというこ とが見い出されるであろう。

細分した磁性材料と一緒に用いる・ぐイングー材料を、必要な機械的性質および 電気的性質を与えるように選択する。バインダー材料は、（１）磁性材料に十分 に付着し、（２）強力でなめらかな表面の粒子の形成を容易にし、そして（３） 好ましくは、トナーとキャリヤーとが混合される場合にトナーとキャリヤーとの 間の静電電荷の大きさおよび適当な極性を保証するためにバインダー材料と共に 用いられるトナー粒子との、摩擦帯電の性質における十分な差違を有していなけ ればならない。

マトリックスは、有機または無機であってもよく、例えば、ガラス、金属、珪素 樹脂等からなるマトリックスであってもよい。好ましくは、有機材料、例えば、 天然もしくは合成ポリマー樹脂または適当な機械的性質を有するこのような樹脂 の混合物を用いる。（この使用のための樹脂を製造するために用いることができ る）適当なモノマーは、例えば、ビニルモノマー、例えば、アルキルアクリレー ト、アルキルメタクリレート、スチレンおよび置換スチレン、塩基性モノマー、 例えば、ビニルピリジン等を含んでいる。これらのモノマーと他のビニルモノマ ー、例えば、酸性モノマー、例えば、アクリル酸またはメタクリル酸とを用いて 製造されるコポリマーを用いることができる。このようなコポリマーは、有利に は、少量の多官能価モノマー、例えば、ジビニルベンゼン、グリコールジメタク リレート、トリアリルシトレート等を含むことができる。縮合重合体、例えば、 ポリエステル、ポリアミドまたはポリカーボネートを用いることもできる。

本発明に係る複合キャリヤー粒子の製造は、熱可塑性材料を軟化させるためまた は熱硬化性材料を硬化させるための熱の適用；液状ビヒクルを除去するだめの蒸 発乾個処理；成形、注型、押出等における、およびキャリヤー粒子を造形するた めの切断または剪断における、圧力の使用、または熱および圧力の使用；適当な 粒度までキャリヤー材料を変えるだめの、例えば、ボールミル中での、磨砕処理 ；および粒子を分級するため篩分は操作を含んでいてもよい。

１つの製造技術に従って、粉末磁性材料を、バインダー樹脂のドープまたは溶液 中に分散させる。次いで、溶剤を蒸発、させ、得られる固形塊を磨砕および篩分 けによって細分して適当な粒度のキャリヤー粒子を製造することができる。

別の技術に従って、乳化重合または懸濁重合を用いてすぐれたなめらかさおよび 有用な寿命の均一のキャリヤー粒子を製造する。

磁性材料の飽和保磁力は、磁性材料が外部磁界に定常的に保持されている間、お よび材料が磁気的に飽和された後、すなわち、材料が永久的に磁化された後、残 留磁気Ｂｒを零までまで感じるに必要な最小外部磁力を指す。本発明のキャリヤ ー粒子の飽和保磁力の測定のために種々の装置および方法を用いることができる 。本発明に対しては、プリンストン・アプライド・リーサーチ社（Ｐｒ１ｎｃｅ ｔｏｎ　ＡｐｐｌｉｅｄＲｅｓｅａｒｃｈ　Ｃｏ、、　）　にュージャージー州 プリンストン）から入手可能なプリンストン・アプライド・リサーチ０モデル（ Ｐｒ１ｎｃｅｔｏｎ　Ａｐｐｌｉｅｄ　Ｒｅ５ｅａｒｃｈ　Ｍｏｄｅｌ　）１５ ５振動試料磁力計（Ｖｉｂｒａｔｉｎｇ　ＳａｍｐｌｅＭａｇｎｅｔｏｍｅｔｅ ｎ　）を用いて、粉末粒子試料の飽和保磁力を測定する。この粉末を非磁性ポリ マー粉末と混合した（９０重量矛の磁性粉末：１ｏ重量％のポリマー）。この混 合物を、毛細管内に配置し、ポリマーの融点以上に加熱し、次いで室温までの冷 却に付した。次いで、充填した毛細管を磁力計のサンプルホールダー内に置き、 外部磁界（ガウス単位で表示）対誘導−気（ＥＭＵ　／　、？で表示）の磁気ヒ ステリシスループをプロットした。この測定の間、試料を０〜８０００ガウスの 外部磁界に暴露した。

第２図は、磁気的に飽和された場合の典型的「硬質」磁性粉末に対するヒステリ シスループＬを表わしている。粉末材料を、漸次増加する強度の印加磁界Ｈ中で 磁気的に飽和させそして固定した場合、最大または飽和磁気モーメン）　Ｂｓａ ｔが材料中に誘導される。印加磁界Ｈをさらに増加させた場合には、材料中に誘 導されるモーメントはこれ以上増加しない。これに反して、印加磁界を、漸次減 少させ、零を通過させ、印加極性を逆向きにし、その後再び増加させた場合、粉 末の誘導モーメン）Ｂは、最終的に零となシ、従って誘導極性の逆方向のしきい 値となる。残留磁気Ｂｒの零までの減少を引き起こすに必要な印加磁界Ｈの値は 、材料の飽和保磁力Ｈｅと呼ばれる。本発明の現像剤中のキャリヤーは、磁気的 に飽和された場合に少なくとも３００ガウスの飽和保磁力、好ましくは少なくと も５００ガウスの飽和保磁力、最も好ましくは少なくとも１０００ガウスの飽和 保磁力を示す磁性材料を含んでいる。この事については、２８０ｏおよび４１０ ０ガウスの飽和保磁力量を有する磁性材料が有用であることが見い出されている が、なぜよシ高い飽和保磁力量が有用でないのかについての理論的根拠はないよ うに思われる。

磁性材料の最小飽和保磁力要件に加えて、本発明の現像剤中のキャリヤー粒子は 、１ｏｏガウスノ印加磁界にある場合、キャリヤーの重量に基づいて、少なくと も２０　ＥＭＵ　／　ｇの誘導磁気モーメントＢを示す。好ましくは、我々のキ ャリヤーの１０００ガウスにおけるＢは、少なくとも２５ＥＭＵ／Ｉであシ、最 も好ましくは約３０〜約５０．　ＥＭＵ　／　＆である。この点を説明するに当 たって、磁性材料の誘導磁気モーメントがキャリヤー粒子に対する誘導モーメン トと同一である２種の異なるバインダー不含のキャリヤーの磁気・ぐラメ−ター を表わす第２図を参照されたい。第２図中、２つの異なる磁性材料に対する、と 同一のものである。飽和まで磁化される前に、これらの材料は、その透磁率曲線 ｐｌおよびＰ２によって示されるように、磁界に対して異なるように反応する。

１０００ガウスの印加磁界に対して、材料１は約５　ＥＭＵ　／　、９の磁気モ ーメントを有するが、材料２は約１５　ＥＭＵ、／　ｇのモーメントを有する。

１０００ガウスの印加磁界におけるいずれが一方の材料のモーメントを少なくと も２０ＥＭＵ／ｉの必要なレベルまで増加させるために、材料が１０００ガウス の磁界中に再導入された場合に必要な誘導モーメントを示すようなヒステリシス ループを材料が得るまで、材料オフラインを１０００ガウス以上の磁界まで予備 的に磁化することができる。我々が予備磁化と称する、このようなオフライン処 理において、好ましくは、材料を飽和まで予備磁化する。その場合には、第２図 に示した材料のいずれが一方は約４０　ｅｍｕ／、ｉ９の誘導モーメン）Ｂを示 す。好ましくは、このような誘導モーメントは、少なくとも２５ＥＭ′Ｕ／ｇで あシ、最も好ましくは約３０　ＥＭＵ　／　、９〜約５ＯＥＭ［Ｊ／ｇの範囲に ある。このことについては、１０００ガウスにおいて５０〜１０１００Ｅ／、ｌ ｉ＋の誘導磁界を有するキャリヤー粒子も有用である。

指摘したように、本発明は、現像剤キャリヤーの使用を伴う。このキャリヤーの 飽和保磁力および誘導モーメントは重要である。この飽和保磁力の要件は、現像 剤の、回転磁・ドアブリケータ−上での流動能力に関するが、誘導モーメントの 要件は、現像剤がこのようなアプリケーター上で流動する高速に関する。しかし ながら、磁心回転の間アプリケーター殻上でキャリヤー粒子を保持し、それによ ってキャリヤーが像へ移行することを阻止するために、アプリケーターとキャリ ヤー粒子との間の十分な磁気吸引が存在することも重要である。このような吸引 は、キャリヤー粒子が、１０００ガウスの印加磁界にある場合に少なくとも２０ ＥＭＵ／、９の誘導モーメントを有する場合にも与えられる。

有用な「硬質」磁性材料は、フェライトおよびガンマ酸化第二鉄を含んでいる。

好ましくは、キャリヤー粒子は、主要な金属成分として鉄を含有する磁性酸化物 の化合物であるフェライトからなっている。

例えば、一般式ＭＦ′ｅ０２またはＭＦ′ｅ２０４（式中、Ｍは、モノ一または 二価の金属を表わ、シ、鉄は、＋３の酸化状態にある）を有する塩基性金属酸化 物を用いて形成される酸化第二鉄の化合物Ｆｅ２Ｏ３はフェライトである。

フェライトは、バリウムおよび／またはストロンチウムの化合物、例えば、Ｂａ Ｆｅ　１２０１　ｑ、５ｒＦｅ　１２０１９を含めてもよく、この磁性フェライ トは、１９７３年２月１３日にビー、ティー、シャート（Ｂ、Ｔ。

５ｈｉｒｔ　）に発行された米国特許第３，７１６，６３０号に開示されている ように、式ＭＯ・６Ｆｅ２０３（式中、Ｍはバリウム、ストロンチウムもしくは 鉛である）を有する。この文献の開示内容を本願明細書に引用して含める。スト ロンチウムフェライトまたはバリウムフェライトが好ましい。

本発明の「硬質」磁性キャリヤー粒子の粒度は広く変化し得るが、一般には、平 均の粒度は１００マイクロメートル以下である。好ましい平均のキャリヤー粒子 の粒度は、約５〜６５マイクロメートルの範囲内にある。このことに関しては、 本願の発明者は、前記範囲内の小粒子を、現像されるべき像上へのキャリヤーの ピックアップ（すなわち、キャリヤーの移行）をほとんどまたは全く伴わずに用 いることができるということを決定した。

本発明のキャリヤー粒子をトナー粒子と組合わせて用い、乾式２成分系祖成物を 形成する。使用に際して、トナー粒子は、要素上の静電像パターンに静電的に吸 引されるが、キャリヤー粒子はアプリケーター殻上に残留する。このことは、キ ャリヤー粒子がある極性の電荷を得て、そしてトナー粒子がそれとは逆の極性の 電荷を得るようにトナー粒子とキャリヤー粒子とを混合することによって部分的 に達成される。キャリヤーの電荷極性は、キャリヤーが電気的に静電電荷・ぐタ ーンに吸引されないようなものである。また、キャリヤー粒子は静電電荷パター ンへの沈着を阻止される。それは、回転磁心とキャリヤー粒子との間に働く磁気 的吸引がキャリヤー粒子と電荷像との間に生ずるかもしれない静電気的吸引を越 えるからである。

トナーと「硬質」磁性キャリヤーとの摩擦帯電は、トナーとキャリヤー粒子とが 混合する場合に所望の極性および帯電の大きさを与えることができる摩擦帯電系 列中に位置する材料を選択することによって達成される。キャリヤー粒子が用い られるトナーと所望のように帯電しない場合には、さらに、キャリヤーを、用い られるトナーと所望のように帯電する材料を用いて塗布することができる０この ような塗布を、本願明細書中前記の複合物またはバインダー不含粒子のいずれか に適用することができる。前記指摘したように、トナーの帯電・量は、好ましく は、トナー重量１ｇ”４’り少なくとも５マイクロクーロンである。さらに、ト ナー帯電の極性は正または負のいずれであってもよい。

種々の樹脂材料を、「硬質」磁性キャリヤー粒子上への塗布として用いることが できる。その例は、１９７４年３月５日にジェイ、マツケイプ（Ｊ。

ＭｃＣａｂｅ　）に発行された米国特許第３，７９５，６１７号に、１９７４年 ３月５日にジー、キャスパー（Ｇ。

Ｋａｓｐｅｒ　）に発行された米国特許第３，７９５，６１８号に、およびジー 、キャスパーに発行された米国特許第４，０７６．８５７号に記載されている例 を含む。樹脂の選択は、所定のトナーとの摩擦電気的関係に依存している。望ま しくは正に帯電されているトナーと一緒に用いるだめの、キャリヤーの塗布用の 好ましい樹脂は、フルオロカーボンポリマー、例えば、ポリ（テトラフルオロエ チレン）、ポリ（弗化ビニリデン）およびポリ（弗化ビニリデン−共重合−テト ラフルオロエチレン）を含んでいる。

キャリヤー粒子を、摩擦によって帯電している樹脂を用いて、種々の技法、例え ば、溶剤塗布、噴霧適用、ブレーティング、タンプリングまたは溶融塗布によっ て塗布することができる。溶融塗布においては、「硬質」磁性粒子と少量の粉末 樹脂、νりえば、０．０５〜５．０重量％の樹脂との乾式混合物を形成し、そし てこの混合物を加熱して樹脂を融解させる。このような低濃度の樹脂は、キャリ ヤー粒子に、薄いかまたは不連続の樹脂層を形成する。

現像剤を、前記キャリヤー粒子と、適当な濃度のトナー粒子とを混合することに よって形成する。本発明の現像剤の範囲内で、高濃度のトナーを用いることがで きる。従って、本発明の現像剤は、好ましくは、現像剤の全量に基づい“て約７ ０〜９９重量％のキャリヤーおよび約３０〜１重量％のトナーを含んでいる。最 も好ましくは、この濃度は、約７５〜９９重量幅のキャリヤーおよび約２５〜１ 重量％のトナーである。

本発明のトナー成分は、所望ならば着色されている粉末樹脂であってもよい。前 記粉末樹脂を、通常は、着色剤、すなわち、染料または顔料、および任意の他の 所望の添加剤と樹脂とを配合することによって製造する０億年通率の現像画像が 望ましい場合には、着色剤を加える必要はない。しかしながら、通常は、着色剤 を含める。着色剤は、原則として、Ｃｏ１ｏｕｒ　Ｉｎｄｅｘ第１巻および第■ 巻、第２版に記載の任意の材料であってもよい。カーボンブラックがとｈわｌｌ −＋有用である。着色剤の量は、広い範囲にわたって、例えば、ポリマーの３〜 ２０重量係の範囲で変化し得る。着色剤の組合せを用いてもよい。

前記混合物を加熱し混練して、着色剤および他の添加剤を樹脂中に分散させる。

この塊を冷却し、小塊に粉砕し、そして微細に磨砕する。得られるトナー粒子の 直径は、０．５〜２５マイクロメートルの範囲にあシ、その平均の粒度は１〜１ ６マイクロメードルである。好ましくは、キャリヤ一対トナーの平均の粒度比は 、約１５＝１〜約１：１の範囲内にある。しかしながら、５０：１の高い、キャ リヤ一対トナーの平均粒度比も有用である。

トナー樹脂を、天然樹脂および合成樹脂の双方および、例えば、１９７８年２月 ２８日にキャス・り−等に発行された米国特許第４，０７６．８５７号中に開示 されている、変形天然研脂を含む、広範な種類の材料から選択することができる 。１９７６年２月１７日にシャドウイン（Ｊａｄｗｉｎ　）等に発行された米国 特許第３．９３８．９９２号に、および１９７６年３月２日にサダマツ（Ｓａｄ ａｍａｔｓｕ　）等に発行された米国特許第３．９４１８９８号に開示されてい る架橋重合体がとシわけ有用である。スチレンまたは低級アルキルスチレンとア クリルモノマー、例えば、アルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート との架橋されているまたは架橋されていないコポリマーが特に有用である。縮合 重合体、例えば、Ｉリエステルも有用である。

トナーの形は、磨砕トナーの場合と同様に不整であってもよく、マたは球状であ ってもよい。球状粒子を、溶剤中トナー樹脂の溶液を噴霧乾燥することによって 得る。これに代えて、球状粒子を、１９７９年９月５日にジェイ、ユケゝルシュ タット（Ｊ、Ｕｇｅｌｓｔａｄ）に付与されたヨーロッパ特許第３９０５号中に 開示されているポリマービーズ膨潤技法を用いて製造することができる０ トナーは、従属的成分、例えば、電荷制御剤および粘着防止剤を含んでいてもよ い。とりわけ有用な電荷制御剤は、米国特許第３，８９３，９３５号および英国 特許第１，５０１，０６５号に開示されている。

１９８１年１０月（インダストリアル・オノやチュニティーズ社（Ｉｎｄｕｓｔ ｒｉａｌ　０ｐｐｏｒｔｕｎｉｔｉｅｓ　Ｌｔｄ、　）、ホームウニ／Ｌ／　（ Ｈｏｍｅｗｅｌｌ　）、ヘイヴアント（Ｈａｖａｎｔ）、ハンゾシ−ｙ　−（Ｈ ａｍｐｓｈｉｒｅ　）、ＰＯ９１ＥＦ、英国による発行）に開示されている第四 アンモニウム塩電荷剤も有用でちる。

前記指摘のように、本発明に用いるキャリヤーは、常に高い残留磁気ＢＲを示す 。例えば、第２図に、絢和ヒステリシスループＬによって示す磁性材料は、３ 約３９ＥＭＵ／ｆｉの残留磁気（すなわち、零磁界モーメント）を示す。結果と して、・これらの材料から構成されるキャリヤーは、キャリヤー粒子間に働く磁 気的吸引のために湿潤砂のように挙動する。従って、新しいトナーによる本発明 の現像剤の補充は、所定の困難性を示す。本発明の別の好ましい態様に従って、 以下に規定のように、トナーの電荷がＩＩのトナー尚シ少なくとも５マイクロク ーロンであるようにトナーを選択した場合に現像剤補充が高められる。

１ｇのトナー描シ約１０〜３０マイクロクーロンの電荷量が好ましいが、１ｇの トナー自り約１５０マイクロクーロンまでの電荷量も有用である。このような電 荷量において、トナー粒子とキャリヤー粒子との間の静電的吸引力は、キャリヤ ー粒子間の磁気的吸引力を破壊するに十分であシ、このようにして補充を容易に する。いかにしてこれらの電荷量を達成するかを以下に記載する。

本発明の現像剤中に用いるトナーの電荷を、試験要素の電気的絶縁層上をトナー で良い電気的バイアスをかけることによって決定する。この要素は、順番に、フ ィルム支持体、導電層（すなわち、接地層）および絶縁層からなっている。中間 程度の反射光学濃度（ＯＤ）を与えるように、幀攬量を調節する。

本発明の目的のために、Ｙナーを約０．３のＯＤに覆ゥた。’ｔｔ慌りトナ〒を 含有する試験要素を、接地層を介して電位計に接続する。次いで、城慴のトナー を、強制空気の流れ中に素早く除去し、電荷の流れを、マイクロクーロンの単位 で電位計によシ記録させる。トナーの電荷を得るために、記録した電荷をＭＳ− のトナーの重量で割る。これに関して、キャリヤーは極性に関してはトナーとは 逆の極性を有するが、トナーとほぼ同じ電荷を持っていることが認められる。

本発明の方法におい′て、静電像を、前記の回転磁心、非磁性外殻および２成分 系乾式現像剤を含んでなる、磁気ブラシと接触させる。このようにして現像され る静電像を、いくつかの方法によって、例えば、光レセプターの画像的光崩壊に よって、または画像的電荷・ぐターンの誘電記録要素の表面への印加によって、 形成することができる。例えば、高速電子写真用複写装置において、光レセプタ ーを用いる場合には、静電像を修正するためのノ・−フトーン分解の使用はとり わけ望ましく、本発明の方法に係る現像とスクリーン分解との組合わせは、高い ＤｍａＸおよびすぐれた色調範囲を示す高質画像を生ずる。

使用する光レセプターを必須のノ・−７ト一ン分解と一緒に含む代表的な分解方 法は、ジー、イー、キャスパー（Ｇ　、　Ｅ　、　Ｋａｓｐｅｒ　）等の名で１ ９８０年３月２４日に出願された係属中の米国特許出願第１３３，０７７号に開 示されている。

本発明に係る磁気ブラシおよび現像剤は、トナーを高速で電荷像に送ることを可 能とし、従って、多量の電子写真複写目的にとシわけ適する。多量複写は）２５ 　ｃｍ　／　ｓｅｅおよびそれ以上の線速で磁気シランが通過する光レセプター 上に完全な現像画像を形成する能力を示している。すなわち、ブラシ条件の所定 の組合わせに対して、本発明の現像剤は、キャリヤーが最小誘導モーメント要件 を満たさない現像剤または３００ガウス以下の飽和保磁力の磁性材料を含有する 現像剤と比較してよシ速い光レセプター速度において所定の光学濃度の調色画像 を形成する。

さらに、光レセプター上を７５　ｃｍ　／　ｓｅｅの速度で移動する本発明の現 像剤を用いて、適切な現像画像を達成した。

本発明の詳細な説明するために以下の例を提供する。

第１の例において、本願明細書中に規定の硬質磁性を示すキャリヤーを、第１図 に示したアプリケーターと類似の回転磁心磁気アプリケーター上でその流動特性 に対して評価を行なった。流動評価の間、トナーをキャリヤーと一緒には用いな かった。

磁気アプリクー−ターは、５．ＩＣＩｎ外径の非ステンレス鋼の殻を含んでいた 。１２個の交互の極の磁石を含有する磁心を殻中に収容した。各々の磁石は、１ ・０００ガウスの強度であシ、７．６２Ｃｒｎ（３インチ）の軸方向長さであっ た。磁石を左回シに１０００および２００　Ｏｒｐｍで回転させて試験を行なっ た。キャリヤーを供給ホッパから殻上に分布させて殻の周シを右回シに移動させ た。けば厚さが０．０５副となるようにトリマーを調節した。キャリヤーを、供 給ホッパから７．６　ｃｗｒ下流にある固定カッターによってブラシから除去し 、ホッパ中に捕集した。まず第１に、キャリヤー供給の間、磁石を回転させた。

殻をキャリヤーで一様におおった後、磁心への電動機の運動を停止した。捕集ホ ッパを空にし、秤量して殻の隣に戻して置いた。再び磁心を１５秒間回転させ、 次いで、捕集ホラ／Ｊを、ブラシから除去したキャリヤーと一緒に秤量した。全 量からホッノ９の重量を差し引いて、ｇ／　ｍｉｎの単位の正味量を決定した。

比較例１ 下記の第１表中にリストした特性を有する、バインダー不含のキャリヤー粒子を 、回転磁心磁気アプリケーター上の流動制限能力に対して、およびアプリケータ ー上の流量に対して評価した。

第　１　表 粒　度　おける　における 範　囲　飽和保磁力誘導モーメント 第１表の各キャリヤーは、妨げられずに回転磁心アプリケーターを流動した。し かしながら、比較において、１００ガウス以下の飽和保磁力を有する、バインダ ー不含のキャリヤーは、けば厚さ調節トリマーの上流側に望ましくない蓄積を示 した。

各キャリヤーの流量を前記方法で展示し、記録した流量値を第２表に示した。２ ００　Ｏｒｐｍの磁心速度に対する流量を決定した。

Ｇ　２９８．８ 前記流量決定の結果は、キャリヤーＡ〜工が回転磁心アプリケーター上を妨げら れずに流動したが、その流速は、例２に示すように本発明の現像剤中に用いるキ ャリヤーと比較して遅かったということを示している。

例２ この例は、１０００ガウスにおける誘導モーメントを約２ＯＥＭ［Ｊ／ｇまで増 加させるように外部磁界中で永久的に磁化された、本発明の現像剤中に用いるた めのキャリヤーを説明するものである。

磁化されていないキャリヤー粉末Ａ、Ｂ、Ｈおよび工の試料を下記のオフライン 前処理に付した：第１に、ルーズな粉末を、直径３．２　ｃｍ　（１−１部４イ ンチ）かつ長さ１１．４　ｃｍ　（４−１部２インチ）のガラス製バイアル中に 詰めた。前記粉末を詰めたバイアルを、ニュニジャージー州ブーントン（Ｂｏｏ ｎｔｏｎ）のＲＦＬインダストリーズ（Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ　）社製の９６１ ４９磁化コイル中に配置した。この磁気コイルは６，０００〜１０．．０００ガ ウスの範囲の磁界を有していた。前記磁化手段を活性化するためのカを、前記Ｒ ＦＬインダストリーズから入手されるモデル（Ｍｏｄｅｌ　）５９５７グネトリ ーター／チヤージヤー（Ｍａｇｎｅｔｒｅａｔｅｒ　／　Ｃｈａｒｇｅｒ　）に よって供給した。

各試料に、フェライトを飽和まで磁化するに十分な電荷の単一ノぐルスを与えた 。

下記の第３表は、磁気飽和の前後の１０００ガウスの外部磁界におけるフェライ トの誘導モーメント、および１０００　ｒｐｍおよび２００　Ｏｒｐｍの磁心の 回転における対応するキャリヤー流量をリストしている。誘導モーメントは、磁 気飽和後に増加した。この増加した磁気モーメントは、フェライトキャリヤー粒 子と磁性ブラシ殻との間の吸引を増大させた。

結果として、この粒子の流量は、表示のように、飽和磁化の後に有意に増加した 。

おける誘導そラント　１１０００ｒｐ　２０００ｒｐｍキャリヤー　（ＥＭＵ／ ｇ）　（、！ｉ’／ｍ１ｎ）　（ｇ／ｍ１ｎ）Ａ−未処理　１８．３　−−−− −一＊３１７−飽和処理　２３．４　−−−−−−　３４６Ｂ−未処理　１８． ６　−一−−−−−＊３３８−飽和処理　２７．３ 一−−−−−　３５８ Ｈ−未処理　１６．４　１９９．２　３５４飽和処理　３１．７９　３４０．８ 　６２８．８ニー未処理　！４．１　１８０．０　２９８．８飽和処理　３０． ０６　３１３．２　５８５＊これらの値は、大きな粒度の粒子の分布を含むＡお よびＢの試料が例２において遅い流速を生じたために、比較例１において対応す る２　００　ＯｒｐｍにおけるキャリヤーＡおよびＢの流量とは若干異たる値と なった。

例３ この例は、本発明の詳細な説明するものである。

１０００ガウスにおける３０．９部ＭＵ／！ｊの誘導磁気モーメントを有しかつ ３５００ガウスの飽和保磁力を有する、パインタゝ−不含のストロンチウムフェ ライトキャリヤー粒子を、キャリヤーがトナーを正に帯電することを可能とする 、１００分の１．０部のキナール（Ｋｙｎａｒ　）　３０１フルオロカーボンボ リア−（ペンウォルト・ケミカル社（Ｐｅｎｎｗａｌｔ　ＣｈｅｍｉｃａｌＣｏ ｍｐａｎｙ　）、キング・オヴ・プロシア（Ｋｉｎｇ　ｏｆＰｒｕｓｓｉａ　） 　Ｘ−Ｊｅンシルベニア州）を用いて塗布した。

本願明細書中で決定したように、トナーの電荷は、１、！９のトナー姥シ１１． ４〜１１．６マイクロクーロンの範囲であった。

トナー粒子は、着色したスチレンアクリルコポリマーを含んでいた。トナー粒子 の粒度は、５〜２０マイクロメートルの範囲であった。

前記キャリヤーとトナーとを混合することによって現像剤を配合した。トナーの 濃度は、全現像剤の１３重量係であった。

例４ これは、流量の決定に関して記載した回転磁心磁気アプリケーターに、例４の現 像剤を用いる本発明の詳細な説明するものである。

振盪の後、１５００．９の現像剤をアプリケーター殻に供給した。得られるブラ シの設定値は、電荷保持面と現像剤との間のギャップが、０５備であシ、けば厚 さが、０６ｃｒｎであった。磁気アプリケーターの磁心を、光レセプターが移動 する方向と反対の方向に１分間当Ｊ１２５０回転で回転させた。アプリケーター の殻を１分間幽り３０回転で回転させた。

本例に用いた光導電要素は、負に帯電された再使用可能な光導電フィルムであっ た。前記要素を一５００ボルトに一様に帯電させ、原画に前記帯電要素を暴露す ることによって、静電像を前記フィルム上に形成した。得られる電荷像は一５０ ボルト〜−３５０ボルトの範囲であシ、前記像を、現像剤の流動方向に２８．９ 　ｃｒｉ　／　ｓｅｅの速度で磁気ブラシ上に前記要素を通過させることによっ て現像した。前記ブラシを、−１１５ボルトまで電気的にバイアスした０ 現像後、トナー画像を、紙受容体に静電的に移行させ、１４９〜１７７℃におい てローラー融合によって前記受容体上に定着させた。

現像の完全性および現像の均一性の見地から見て、高質な画像を得た。本方法に よる現像は、約７５α／　ｓｅｅまでの光レセプターの速度においても成功を収 めた◎ 本願明細書中に用いた「エレクトログラフィー」および「エレクトログラフィー 用」なる語は、光暴露を用いてまたは用いないで表面上に形成した静電電荷パタ ーンの現像を含む画像形成方法を含み、従って電子記録および他の方法を含む広 義の語である０本−発明を、かなシ詳細に、とシわけその好ましい所定の態様に 言及して記載したが、本発明の精神および範囲の内で種々の変形および修正を行 なうことが可能である。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　エレクトログラフイー用２成分系乾式現像剤組成物であって、帯電トナー 粒子、および（、）磁気的に飽和された場合に少なくとも３００ガウスの飽和保 磁力を示す磁性材料を含み、かつ（ｂ）　１０００ガ゛ウスの印加磁界にある場 合に少なくともキャリヤー１ｇ当ｐ　２０　ＥＭＵの誘導磁気モーメントを示す 、前記トナー粒子とは逆に帯電したキャリヤー粒子を含んでなる、組成物。 ２、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが少なくとも２５　ＥＭＵ／ｊ？ である、請求の範囲第１項記載の組成物。 ３、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが約３０〜約５０　ＥＭＵ／　、 ９である、請求の範囲第１項記載の組成物。 ４、　前記磁性材料が磁気的飽和まで前処理されている、請求の範囲第１項から 第３項までのいずれかに記載の組成物。 ５、前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも５００ガウスである、請求の範囲第 ２項記載の組成物。 ６　前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも１０００ガウスである、請求の範囲 第３項記載の組成物。 ７、前記トナーの電荷が少なくともトナー１ｇ当９５マイクロクーロンである、 請求の範囲第１項、８、前記硬質磁性材料がストロンチウムフェライトまたはバ リウムフェライトである、請求の範囲第７項記載の組成物。 ９、　エレクトログラフイー用２成分系乾式現像剤組成物であって、帯電トナー 粒子、および（、）磁気的に飽和された場合に少なくとも３００ガウスの飽和保 磁力を示す磁性材料を含み、かつ（ｂ）　１ｏ　ｏ　ｏガウスの印加電場にある 場合に少なくともキャリヤー１ｇ当り２０　ＥＭｔＪの誘導磁気モーメントを示 す、前記トナー粒子とは逆に帯電した、バインダー不含のキャリヤー粒子を含ん でなる、組成物。 １０、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが少なくとも２５　ＥＭＵ／ｌ ／である、請求の範囲第９項記載の組成物。 １１、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが約３０〜約５０　ＥＭＵ／Ｅ ｌである、請求の範囲第９項記載の組成物。 １２、前記磁性材料が磁気的飽和まで前処理されている、請求の範囲第９項から 第１１項までのいずれかに記載の組成物。 １３、前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも５００ガウスである、請求の範囲 第１０項記載の組成物。 １４、前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも１０００ガウスである、請求の範 囲第１１項記載の組成物。 １５、前記トナーの電荷が少なくともトナー１ｇ当り５マイクロクーロンである 、請求の範囲第９項、第１０項または第１３項記載の組成物。 １６、前記硬質磁性材料がストロンチウムフェライトまたはバリウムフェライト である、請求の範囲第１５項記載の組成物。 １７、エレクトログラフイー用２成分系乾式現像剤組成物であって、帯電トナー 粒子、並びに（、）バインダー、および磁気的に飽和された場合に少なくとも３ ００ガウスの飽和保磁力を示す磁性材料からなる前記・ぐインダー中に分散され た多数の磁性粒子を含み、かつ（ｂ）　１０００ガウスの印加磁場にある場合に 少なくともキャリヤー１ｇ当り　２０　ＥＭＵの誘導磁気モーメントを示す、前 記トナー粒子とは逆に帯電した複合キャリヤー粒子を含んでなる組成物。 １８、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが少なくとも２５ＥＭ′［Ｊ／ ｇである、請求の範囲第１７項記載の組成物。 １９、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが約３０〜約５０　ＥＭＵｌｇ である、請求の範囲第１７項記載の組成物。 ２０、前記磁性材料が磁気的飽和まで前処理されている、請求の範囲第１７項か ら第１９項までのいずれかに記載の組成物。 ２１、前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも５００ガウスである、請求の範囲 第１８項記載の組成物。 ２２　前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも１０００ガウスである、請求の範 囲第１９項記載の組成物。 ２３、前記トナーの電荷が少なくともトナーＩＩ当シ５マイクロクーロンである 、請求の範囲第１７項、第１８項または第２１項記載の組成物。 ２４、前記硬質磁性材料がストロンチウムフェライトまたはバリウムフェライト である、請求の範囲第２３項記載の組成物。 ２５、前記キャリヤー粒子の平均粒度が約５〜６５マイクロメートルの範囲にあ る、請求の範囲第５項、第１３項または第２１項記載の組成物。 ２６　前記キャリヤー粒子の平均粒度対前記トナー粒子の平均粒度の比が約１： １〜約１５：１の範囲にある、請求の範囲第２５項記載の組成物。 ２７、　前記トナーの濃度が、前記現像剤組成物の約１〜約２５重量パーセント の範囲にある、請求の範囲第２５項記載の組成物。 ２８、前記トナー粒子が球状である、請求の範囲第２５項記載の組成物。 ２９　静電像を現像するだめの方法であって、（ａ）予備選択した磁界強度の回 転磁心、（ｂ）非磁性外殻、並びに（ｃ）エレクトログラフイー用２成分系乾式 現像剤組成物であって、帯電トナー粒子、および（１）磁気的に飽和された場合 に少なくとも３００ガウスの飽和保磁力を示す磁性材料を含み、かつ（ｉｊ）　 １０００ガウスの外部的印加磁界にある場合に少なくとも２０．ＥＭＵｌｇの誘 導磁気モーメントを示す、前記トナー粒子とは逆に帯電したキャリヤー粒子を含 んでなシ、その際前記磁気モーメントが前記キャリヤーの前記静電像への移行を 阻止するに十分である組成物、を含んでなる少なくとも１つの磁気ブラシと前記 像とを接触させることを含んでなる方法。 ３０、前記回転磁心が少なくとも４５０ガウスの磁界強度を示す、請求の範囲第 ２９項記載の方法。 ３１、前記回転磁心の磁界強度が約８００〜約１６００ガウスの範囲にある、請 求の範囲第３０項記載の方法。 ３２、前記磁心が１分間当り約１０００〜約３０００回転の速度で回転する、請 求の範囲第２９項、第３０項または第３１項記載の方法。 ３３、前記キャリヤー粒子がバインダーを含有しない、請求の範囲第２９項記載 の方法。 ３４、前記キャリヤー粒子が、バインダーおよび前記バインダー中に分散した前 記磁性材料からなる多数の磁性粒子を含んでなる複合粒子である、請求の範囲第 ２９項記載の方法。 ３５、前記磁性材料がストロンチウムフェライトまたはバリウムフェライトであ る、請求の範囲第３３項または第３４項に記載の方法。 ３６、前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも５００ガウスである、請求の範囲 第３３項または第３４項に記載の方法。 ３７、前記磁性材料の飽和保磁力が少なくとも約１０００ガウスである、請求の 範囲第３３項または第３４項に記載の方法。 ３８　前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが少なくとも２５　ＥＭＬＪｌ ＆である、請求の範囲第３６項記載の方法。 ３９、前記キャリヤー粒子の誘導磁気モーメントが約３０〜約５０　ＥＭＩＪ／ ｇである、請求の範囲第３６項記載の方法。 ４０　前記磁性材料が磁気的飽和まで前処理されている、請求の範囲第３９項記 載の方法。 ４１、前記トナーの電荷が少なくともトナー１．ｇ当シ５マイクロクーロンであ る、請求の範囲第３９項記載の方法。 ４２、静電像を現像するだめの方法であって、（ａ）予備選択した磁界強度の回 転磁心、（ｂ）非磁性外殻、並びに（ｃ）エレクトログラフイー用２成分系乾式 現像剤組成物であって、帯電トナー粒子、および（１）前記現像剤を磁心回転の 方向と反対方向に前記殻上をその円周に沿って流動させるに十分であって磁気的 に飽和された場合に少なくとも５００ガウスの飽和保磁力を示しかつ（ｉｉ）　 １ｏ　ｏ　ｏガウスの外部的印加磁界にある場合に少なくとも２５　ＥＭＵ／ｇ の誘導磁気モーメントを示す、前記トナー粒子とは逆に帯電した、バインダー不 含のフェライトキャリヤー粒子を含んでなり、その際前記磁気モーメントが前記 キャリヤーの前記静電像への移行を阻止するに十分であり、前記現像剤中の前記 トナー粒子およびキャリヤー粒子が前記現像剤中のキャリヤー粒子間の磁気によ る吸引力よシ大きい摩擦帯電による吸引力を有する組成物、を含んでなる少なく とも１つの磁気ブラシと前記像とを接触させることを含んでなる方法。 ４３、前記キャリヤー粒子の平均粒度が約５〜約６５マイクロメートルであり、 そして前記キャリヤー粒子の平均粒子対前記トナー粒子の平均粒度の比が約１＝ １〜約１５＝１である、請求の範囲第４２項記載の方法。