JP3344611B2 - 静電荷像現像用現像剤 - Google Patents
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Description
る工程と、現像トナー像を転写する工程と、像担持体上
に残留した未転写トナーを除去するクリーニング工程
と、クリーニングにより回収したトナーを現像部に供給
する工程を含む画像形成方法に用いられる静電荷像現像
用現像剤に関する。
録法においては、感光体又は誘電体の表面に静電荷像を
形成し、この潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像
し、トナー像を紙などの転写材に転写した後、加熱およ
び/または加圧により定着して最終画像を得ることが一
般的である。
な方法は熱ロールを用い圧力と熱で定着する方式であ
る。この熱ロール定着方式は熱ローラーの表面と被定着
シート上のトナー像とが加圧下で接触するため、トナー
像を被定着シート上に融着する際の熱効率が極めて良好
であり、高速で定着を行うことができるという利点を有
する。しかしながら上記方法では、熱ロールの表面はト
ナーに対し離型性を有する材料で形成されているが、熱
ロール表面とトナー像とが溶融状態で加圧下で接触する
ために、トナー像の一部が熱ロール表面に付着・転移
し、次の被定着シートにこれが再転移するというオフセ
ット現象を生じ、被定着シートを汚すことがある。加熱
定着ロール表面に対してトナーが付着しないようにする
ことは熱ロール定着方式の重要な条件の一つである。
機、プリンター等)の高速化や省エネルギー化が要求さ
れ、定着温度の低い現像剤、即ち低温定着性が良好な現
像剤が望まれている。
時に満足するトナーとして、例えば、特開平1−172
843号、および同1−172844号には、分子量分
布において3×103〜5×103、および1.5×10
5〜2.0×106にピークを有し、1.5×105〜
2.0×106の領域のピーク面積が40〜60%であ
るか、あるいはゲル分含有量が1〜10%であるトナー
が提案されている。これらにより、特に中低速機におい
ては良好な耐オフセット性、定着性が得られるようにな
った。
は、情報処理の効率向上のためにA4サイズの用紙で毎
分50枚以上もの複写又は印字が可能な高速機の需要が
更に増大している。電子写真装置においては像担持体上
に現像されたトナーは全て転写されることはなく、10
〜20重量パーセント程度は像担持体上に残留し、クリ
ーナにより除去され、廃トナーが発生する。このため高
速機においては、着色樹脂微粉末である廃トナーが大量
に発生するので、廃棄物(廃プラスチック)として処理
した場合、環境汚染を招く恐れがあり、この廃トナーを
再使用することが検討されている。
使用した場合、画像濃度の低下、地カブリや反転カブリ
の悪化、像担持体上に残留したトナーが薄い層を形成す
るフィルミングの発生等の悪影響があった。
るトナーには、現像性、低温定着性および耐オフセット
性に加え、耐フィルミング性や、耐久性に優れているこ
とや、廃トナーの現像工程への搬送性に優れていること
といった特性も要求されてくる。
3−220172号では、非線状ポリエステルをバイン
ダー樹脂に用い、これと低分子量のポリオレフィンを含
有せしめたトナーが、また特開平1−214874号で
は、脂肪族ジオールを含む特定のポリエステル樹脂をバ
インダー樹脂に用いたトナーが、さらには特開平2−1
10572号では、金属架橋されたスチレン-アクリル
共重合体をバインダー樹脂に用い、これと多量のポリオ
レフィンを加えたトナーが、さらには特開平7−778
36号では、特定の範囲の平均分子量を持つ樹脂組成物
をバインダー樹脂に用い、特定の範囲の平均分子量を持
つポリオレフィンを離型剤として加えたトナーが提案さ
れている。
軽量化、信頼性の面から一般的になっているブレードに
よる像担持体に残留した未転写トナーの除去(ブレード
クリーニング)においては、特に耐フィルミング性の悪
化等の弊害を生じる可能性が高いものであった。本発明
の目的は、リサイクルシステムを採用した画像形成方式
において、長期間の使用でも地カブリやフィルミングの
発生を伴わずに高い画像濃度を維持し、且つ、低温定着
性に優れた静電荷像現像用現像剤を提供することにあ
る。
の本発明の要旨は、像担持体上の静電荷像を現像してト
ナー像を形成し、形成したトナー像を像担持体から転写
材へ転写し、転写後の像担持体をクリーニングし、クリ
ーニングしたトナーを現像部側に供給する画像形成方法
に用いられる静電荷像現像用現像剤であって、数平均分
子量(Mn)が2,000〜100,000、重量平均
分子量(Mw)が5,000〜500,000、かつ1
20℃における溶融粘度が105ポアズ以下である結着
樹脂と、軟化点が160℃以下である離型剤と、磁性粉
を10〜60重量%含有するトナー粒子の内部および/
又は表面に、一種以上のステアリン酸金属塩微粉末と一
種以上の無機酸化物微粉末とからなる表面処理剤を添加
してなる磁性トナーと、磁性キャリアとからなることを
特徴とする静電荷像現像用現像剤にある。
結着樹脂と離型剤と磁性粉を含むトナー粒子を表面処理
した磁性トナーとからなる二成分系現像剤である。本発
明の磁性トナーに用いられる結着樹脂は、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィ(GPC)より計算された平
均分子量において、数平均分子量(Mn)が2,000
〜100,000、好ましくは5,000〜50,00
0であり、重量平均分子量(Mw)が5,000〜50
0,000、好ましくは10,000〜400,00
0、より好ましくは20,000〜300,000であ
ることを特徴とする。このような分子量分布を持たせる
ことにより、トナーに好ましい諸特性を持たせることが
できる。即ち、上記範囲より小さい場合は、耐オフセッ
ト性、耐ブロッキング性、耐フィルミング性等が劣った
り、あるいは機械的衝撃によるトナー(特に未転写トナ
ー)の破砕を受けやすく、リサイクルトナーの性質に問
題をきたす、といった弊害が生じる可能性がある。ま
た、上記範囲よりも大きな場合は、定着性や生産性(粉
砕性)の低下あるいは内添剤の分散不良等の弊害を招く
恐れがある。
度(フローテスターにより測定)は105ポアズ以下と
する。ここでトナー樹脂の軟化点は、フローテスター
(島津製作所 CFT−500)において、資料1gを
ノズル(内径1mm、長さ10mm)、荷重30kg
f、予熱条件80℃にて3分、昇温速度3℃/分で測定
した。得られた温度と粘度の曲線から、120℃におけ
る粘度を求めた。即ち上記溶融粘度が105ポアズを超
えると、定着温度を低下させる作用が乏しいと共に、定
着性が低くなるため好ましくない。また溶融粘度が低す
ぎると、定着時にコールドオフセットおよびホットオフ
セットを起こしやすくなるので、103ポアズ以上であ
ることが望ましい。
に悪影響を与えない限りビニル系樹脂、ポリエステル、
ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリビニル
ブチラール、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェ
ノール樹脂、脂肪族または脂肪族炭化水素樹脂、芳香族
系石油樹脂を用いることができるが、この中でもビニル
系樹脂と架橋ポリエステルが好ましく用いられる。ビニ
ル系樹脂のモノマーとしては、スチレン系共重合体、ス
チレン−アクリル系共重合体またはスチレン−メタクリ
ル系共重合体となるようなモノマーの組み合わせが好ま
しい。また、架橋性モノマーとしては、2個以上の重合
可能な二重結合を有するモノマーが用いられ、例えば芳
香族ジビニル化合物(特にジビニルベンゼン)、ジアク
リレート化合物類などが好ましい。
共重合体、またはグラフト化物でもよい。また、ビニル
系樹脂を合成する方法としては、種々の方法を用いるこ
とができる。
応速度を速めることで、低分子量の重合体を得ることが
できるが反応をコントロールしにくい問題点がある。溶
液重合法では溶媒によるラジカルの連鎖移動の差を利用
したり、重合開始剤の使用量や反応温度を調節すること
で低分子量重合体または共重合体を温和な条件で容易に
得ることができ、本発明に用いる樹脂組成物の中で低分
子量重合体または共重合体を得るための重合法として好
ましい。
ては、乳化重合法や懸濁重合法が好ましい。このうち乳
化重合法は、水に殆ど不溶の単量体(モノマー)を乳化
剤で小さい粒子として水相中に分散させ、水溶性の重合
開始剤を用いて重合を行う方法である。この方法では反
応熱の調節が容易であり、重合の行われる相(重合体と
単量体からなる油相)と水相とが別であるから停止反応
速度が小さく、その結果重合速度が大きく、高重合度の
ものが得られる。更に、重合プロセスが比較的簡単であ
ること、および重合生成物が微粒子であるために、トナ
ーの製造において、着色剤および電荷制御剤その他の添
加物との混合が容易であることの理由からトナー用バイ
ンダー樹脂の製造方法として他の方法に比較して有利で
ある。
脂が不純になりやすく、樹脂を取り出すには塩析などの
操作が必要である。したがって懸濁重合法が簡便な方法
であるので好ましい。
体または共重合体を含んだモノマー混合物を架橋剤と共
に重合することによって、樹脂組成物は、パール状に形
状が整い、低分子量重合体または共重合体から架橋域成
分を含む中、高分子量重合体または共重合体までが、均
一に混合された好ましい状態で得ることもできる。懸濁
重合においては、水または水系溶媒100重量部に対し
て、モノマー100重量部以下(好ましくは10〜90
重量部)で行うのがよい。
る離型剤はポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレ
フィンワックスを使用できるが、軟化点が160℃以下
のものとする。軟化点が160℃を超えると、定着温度
を低下させる作用が乏しいと共に定着性が低下するため
好ましくない。但し離型剤の軟化点が低すぎるとトナー
の保存安全性が低下するため60℃以上が望ましい。上
記離型剤の含有量は1〜10重量%の範囲とする。1重
量%より少ないとオフセット防止効果が小さくなり、一
方10重量%より多いとトナーの流動性が低下し凝集し
やすくなるため不都合である。
ライト、マグネタイトを始めとする鉄、コバルト、ニッ
ケル等の強磁性を示す元素を含む合金または化合物およ
びその他熱処理もしくは何らかの処理によって強磁性を
示す種々の合金等を使用しうる。これらの強磁性体は平
均粒径5〜15μmのトナー中に含有させるため、平均
粒径が0.02〜3μmのものが望ましい。トナー中に
含有させる量はトナー全量に対し10〜60重量%とす
るのが望ましい。10重量%未満ではトナーの磁力が低
下して現像ロール(マグネットロール)から飛散しやす
くなり、一方60重量%を超えると樹脂含有量が極めて
少なくなって定着性が低下してしまうので不都合であ
る。
くは6〜10μmの範囲がよい。5μm未満ではカブリ
の発生、流動性の低下を示し、15μmを超えると画像
が粗くなり解像度が低下する。
は、10〜95重量%がよい。10重量%未満ではキャ
リア引き現象が発生し易くなり、95重量%を超えると
画像上の文字チリが増加する。
結着樹脂、離型剤、磁性粉に、必要に応じ荷電制御剤、
その他の添加剤、例えば着色剤としての顔料または染料
等をボールミルなどの混合機により充分混合してから、
加熱ロール又はニーダー等の混練機を用いて加熱・混練
して樹脂類を互いに相溶せしめた中に顔料または染料を
分散または溶解せしめ、冷却固化後粉砕および分級を行
う。
安定性、画質、現像性、定着性、流動性、耐久性、耐フ
ィルミング性向上のため、表面処理剤を添加する。本発
明に用いられる表面処理剤は、一種以上のステアリン酸
金属塩微粉末と一種以上の無機酸化物微粉末とフッ素系
樹脂を主成分とする樹脂微粉末とからなる。但し、フッ
素系樹脂を主成分とする樹脂微粉末は任意成分である。
それぞれの割合は、トナー粒子100重量部に対しステ
アリン酸金属塩微粉末は合計で0.05〜1重量部、無
機酸化物微粉末は合計で0.5〜2.0重量部、フッ素
系樹脂を主成分とする樹脂微粉末は0.1〜1.0重量
部とする。ステアリン酸金属塩微粉末が0.05重量部
未満では像担持体にフィルミングが発生しやすく、1重
量部を超えると地カブリが発生しやすくなるので好まし
くない。また、無機酸化物微粉末が0.5重量部未満で
は現像剤の流動性が低下しやすく、2.0重量部を超え
ると定着性が低下するので好ましくない。
m(好ましくは0.05〜1μm)がよい。0.001
μm未満では取り扱いが困難であり、2μmを超えると
均一な混合が困難になる。
酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛
アミド、ステアリン酸カルシウムなどを用いることがで
き、中でもステアリン酸亜鉛が好ましい。
ては、例えばシリカ、アルミナ、チタンオキサイド等の
微粉末が好適である。これらは、必要に応じ疎水化、帯
電性コントロールなどの目的でシリコーンワニス、各種
変性シリコーンワニス、シリコーンオイル、シランカッ
プリング剤、官能基を有するシランカップリング剤、そ
の他の有機ケイ素化合物等の処理剤で、あるいは種々の
処理剤で併用して処理されていることも好ましい。他に
酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化スズ、酸化セリウム等
を用いうる。
は、例えばポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、
ポリトリフルオロエチレン、ポリトリフルオルクロルエ
チレン、のようなハロフルオロポリマー、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリパーフルオロプロピレン、フッ化
ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、フッ化ビニ
リデンとトリフルオルクロルエチレンとの共重合体、テ
トラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの
共重合体、フッ化ビニルとフッ化ビニリデンとの共重合
体、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共
重合体、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレン
との共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリ
デンおよび非フッ素化単量体のターポリマーのようなフ
ルオロターポリマー等が好ましく用いられる。また、こ
れらを単独で用いてもよいし、ブレンドしたものを用い
てもよい。
50,000〜400,000が好ましい。より好まし
くは100,000〜250,000である。
表面酸化または未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マン
ガン、クロム、希土類等の金属およびそれらの合金また
は酸化物などが使用できるが、好ましくは金属酸化物、
より好ましくはフェライト粒子が使用できる。このよう
なキャリアの材質は磁性材料のみから構成されていても
よく、また磁性材料と非磁性材料との結合体から構成さ
れていてもよく、さらには二種以上の磁性粒子の混合物
であってもよい。また、その製造方法には特別な制約は
ない。
ましくは20〜80μm、更に好ましくは30〜60μ
m)のものがよい。10μm未満では、キャリアが像担
持体表面に付着しやすくなり、像担持体やクリーニング
ブレードを傷つけやすくなる。一方、100μmを超え
るとキャリアのトナー保持能が低下しベタ画像の不均一
さ、トナー飛散、カブリ等が発生しやすくなる。
高速機に適用した際の耐久性の向上、トナーの荷電制御
等を目的として、樹脂で被覆してもよい。キャリアの被
覆層を形成するための樹脂としては、スチレン-アクリ
ル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系化合物等を好ま
しく用いることができる。フッ素系樹脂は、前述の表面
処理剤に用いるフッ素系樹脂と同様のものを用いること
ができる。シリコーン系化合物としては、ポリシロキサ
ン、例えばジメチルポリシロキサン、フェニルメチルポ
リシロキサン、等が用いられ、また、アルキド変性シリ
コン、エポキシ変性シリコン、ポリエステル変性シリコ
ン、ウレタン変性シリコン、アクリル変性シリコン等の
変性樹脂も使用可能である。
体、グラフト共重合体、くし型グラフトポリシロキサン
等いずれも使用可能である。キャリアを上記樹脂で被覆
する方法は、樹脂を溶剤中に溶解もしくは懸濁せしめて
キャリアに塗布する方法が好ましい。被覆樹脂の処理量
は被覆材の成膜性や耐久性から一般に総量でキャリア芯
材に対し0.1〜30重量%(好ましくは0.5〜20
重量%)が望ましい。
結着樹脂のガラス転移温度(Tg)や分子量を低くし溶
融時のトナーの粘度を低下させ、紙などの転写材との接
触面積を大きくすることにより低温でも良好なトナーの
定着性が得られていたが、感光体のブレードクリーニン
グ工程では、ブレードとの摩擦により未転写トナーの温
度がTgに達し感光体に融着、即ちフィルミングを起こ
したりトナー同士が融着するなどの問題が生じた。本発
明では前述の構成、特にトナーの表面処理剤にフッ素系
樹脂を主成分とする樹脂微粉末と無機微粉末を用いるこ
とによりブレードとの摩擦を低減し上記の問題を低温定
着性の現像剤において解決したものである。
を詳細に説明する。トナーは全部で12種類を作製し
た。最初に8種類を次のようにして作製した。 ・スチレン−nブチルメタクリレート共重合体(結着樹脂) 50重量部 (溶融粘度、分子量は表1参照) ・マグネタイト(磁性粉) 45重量部 (戸田工業製 EPT500) ・ポリプロピレン(離型剤) 3重量部 (分子量(蒸気圧浸透圧法による測定値)、軟化点(測定法:(DSC)示差走 査熱量計による)は表1参照) ・含Crアゾ顔料(帯電制御剤) 2重量部 (オリエント化学製 ボントロンE81) 上記配合の原料をボールミルにより乾式予備混合し、ニ
ーダによって加熱溶融混練した後、冷却固化させ、ジェ
ットミル等で粉砕し、分級により平均粒径10μmの粒
子を得た。この粒子100重量部に対して、 ・ステアリン酸亜鉛(ステアリン酸金属塩、平均粒径0.05μm) 0.05重量部 ・疎水性シリカ (無機酸化物微粉末、平均粒径1μm) 0.5 重量部 (日本アエロジル製 R972) 上記トナー表面処理剤を添加して、ミキサーで混合する
ことにより、粒子の表面に固定分散した。この磁性トナ
ーをA−1とする。前述の表面処理する前の粒子100
重量部に対し、トナー表面処理剤としてステアリン酸亜
鉛、疎水性シリカ、ポリフッ化ビニリデン(フッ素系樹
脂、平均粒径1μm:ペンウオルト製 カイナー)を用
い、それぞれの組合せ、添加量で同様にして磁性トナー
A−2〜8を作製した。
る粒子を得た。この粒子100重量部に対して、前述の
トナー表面処理剤に更にチタンオキサイド(無機酸化物
微粉末、平均粒径1.5μm)を加え、それぞれの組合
せ、添加量で同様にして磁性トナーA−9〜10を作製
した。
る粒子を得た。この粒子100重量部に対して、トナー
表面処理剤としてステアリン酸亜鉛、疎水性シリカを用
い、それぞれの組合せ、添加量で同様にして磁性トナー
A−11〜12を作製した。A−1〜12の磁性トナー
の特性について表1、表2に示す。
面処理剤添加量は表面処理前のトナー100重量部当た
りの値。
まとめて表3に示す。作製方法は一般的な方法で特に制
約はない。
レクトロニクス社製コールターカウンター モデルTA
−II)を使用して測定した。また、体積固有抵抗は磁性
トナーについてはDC4kv/cmの電場で、フェライ
トキャリアについてはDC100V/cmの電場で、内
径3.05mmのテフロン(商品名)製シリンダー中に
試料を10数mg充填し、100gfの荷重を印加して
絶縁抵抗計(横川ヒューレットパッカード製4329A
型)により測定した値である。更に摩擦帯電量は市販の
ブローオフ摩擦帯電量測定器(東芝ケミカル製TB−2
00型)により、測定した値である。飽和磁化は振動試
料型磁力計(東英工業製VSM-3型)により、最大10kO
eの磁場中で測定した値である。
は前述のトナーとキャリアを混合してトナー濃度40重
量%としたものを用いた。画像担体である感光体ドラム
はOPCにより形成し、表面電位−500V、周速25m
m/秒とした。現像ロールは永久磁石部材(4極、現像
磁極(N極)表面磁束密度800G)固定、SUS30
4製外径20mmスリーブ回転(周速150mm/秒)
とした。なお、現像ギャップ0.4mm、ドクターギャ
ップ0.3mmとし、得られたトナー像はA4サイズ普
通紙にコロナ転写し、熱ロール定着(定着温度135
℃、線圧1kg/cm)とした。また、感光体ドラム上
の未転写トナーはウレタンブレードでクリーニングして
回収し、現像ユニットに戻して再使用した。
アを組み合わせて16種類の現像剤とし、それぞれにつ
いて画像形成した。結果を表4に示す。
濃度計によりベタ黒部の反射光学濃度を測定して得た。
カブリは色差計を用い通紙前後の紙の白度の差を測定し
た。定着性は、1.3以上の濃度(ID0)を示す画像
上にスコッチメンディングテープ(商品名)を貼り、剥
離後に濃度(ID1)を測定し、ID1/ID0×100
%で示される値である。フィルミングは通紙後の紙の非
画像部に目視にて黒点が確認され、それが感光体ドラム
上でも確認できた場合をフィルミングとした。
トナー100重量部当たり0.05重量部未満では5万
枚でフィルミングが発生した。また、1.2重量部では
カブリが多く発生し良くない。結着樹脂の分子量が大き
いトナーであるA−11、A−12を用いた場合、定着
性が90%未満となり定着不足となった。
は、廃トナーを回収し現像工程で再利用するシステムに
用いた場合、長期間、多数枚にわたる複写においても低
温定着性に優れ、終始高い画像濃度を維持し、カブリお
よびフィルミングの発生も起こらない複写画像が得られ
る。更に、廃トナーを再利用できることにより、トナー
の有効利用が可能となる。
Claims (5)
- 【請求項1】 像担持体上の静電荷像を現像してトナー
像を形成し、形成したトナー像を像担持体から転写材へ
転写し、転写後の像担持体をクリーニングし、クリーニ
ングしたトナーを現像部側に供給する画像形成方法に用
いられる静電荷像現像用現像剤であって、数平均分子量
(Mn)が2,000〜100,000、重量平均分子
量(Mw)が5,000〜500,000、かつ120
℃における溶融粘度が10 5 ポアズ以下である結着樹脂
と、軟化点が160℃以下である離型剤と、磁性粉を1
0〜60重量%含有するトナー粒子の内部および/又は
表面に、一種以上のステアリン酸金属塩微粉末と一種以
上の無機酸化物微粉末とからなる表面処理剤を添加して
なる磁性トナーと、磁性キャリアとからなることを特徴
とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項2】 トナー粒子100重量部に対し、ステア
リン酸金属塩微粉末は合計で0.05〜1重量部、無機
酸化物微粉末は合計で0.5〜2.0重量部とすること
を特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項3】 表面処理剤は一種以上のステアリン酸金
属塩微粉末と一種以上の無機酸化物微粉末とフッ素系樹
脂を主成分とする樹脂微粉末とからなることを特徴とす
る請求項1記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項4】 トナー粒子100重量部に対し、ステア
リン酸金属塩微粉末は合計で0.05〜1重量部、無機
酸化物微粉末は合計で0.5〜2.0重量部、フッ素系
樹脂を主成分とする樹脂微粉末は0.1〜1.0重量部
とすることを特徴とする請求項3記載の静電荷像現像用
現像剤。 - 【請求項5】 磁性キャリアの平均粒径は10〜100
μmであり、磁性トナーの平均粒径は5〜15μmであ
り、磁性トナーの表面処理剤は、平均粒径が0.001
〜2μmで、現像剤中のトナー濃度は10〜95重量%
であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載
の静電荷像現像用現像剤。
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