JP2004249130A - 手術用顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】観察光軸に対し傾斜して取り付けられる透明保護カバー151を有する手術用顕微鏡のドレープ150と、前記透明保護カバー151の取付け部とを有する手術用顕微鏡において、前記透明保護カバー151の前記観察光軸に対する回転を規制する位置決め部を備えた手術用顕微鏡である。
【選択図】 図20
Description
請求項2に係る発明は、前記位置決め手段は、前記透明保護カバーの取付け部の形状によるものであることを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡である。
請求項3に係る発明は、前記透明保護カバーの取付け部の形状は、非点対称形状であることを特徴とする請求項2に記載の手術用顕微鏡である。
図1から図8を参照して、第1の例の手術用顕微鏡について説明する。
図1において、1は患部を拡大観察するための手術用顕微鏡の鏡体であり、2はその鏡体1を支持する架台である。手術用顕微鏡はこの鏡体1と架台2とで構成される。
まず、手術用顕微鏡を使用する場合、術者は、架台2の第1アーム5、第2アーム7、姿勢可変アーム8を各回転軸A、B、C、Dで回転させ、鏡体1を、術部J(図6を参照)を観察することができる所望の位置へセットする。
上述の如く、操作点Gを観察光軸方向にある一定の力で押さないと、操作入力が行われない。このため、誤操作がなく、また、電動機構の操作入力を行っても観察視野がケラレないため、観察を行いながら、確実な電動機構の操作入力が行える。このため、術者は手術を中断することなく集中できるために、作業の効率が上がる。
また、本例では鏡体部の焦点機構を内焦点式の照準機構としても同様の効果が得られる。
次に、図9ないし図14を参照して、第2の例の手術用顕微鏡について説明する。
(構成)
この例に係る手術用顕微鏡では、双眼観察鏡筒と、入力装置と、この入力装置により操作入力される電動機構の部分が、前述した第1の例のものと異なり、その他の構成は第1の例のものと同じなので、同様の箇所に同じ番号を付してその具体的な構成の説明を省略する。
ここで、図10で示すX+、X−、Y+、Y一の方向を、それぞれ右方向、左方向、上方向、下方向と定義する。
そこで、固定ツマミ60を緩めれば、固定ツマミ60の先端部と長溝59の嵌合によるガイド機能によって操作軸57は術者側に進退自在であり、長溝59の範囲内で操作軸57は伸縮可能である。
まず、術者が、操作点Rの位置を調整する場合は、固定ツマミ60を上から見て反時計回りに軽く回転させると、その固定ツマミ60は上方に移動し、操作軸57の締結を緩める。この状態で術者は操作軸57を術者側に向かって伸縮させることで、操作点Rの位置を長溝59の範囲内で調整する。この調整後に固定ツマミ60を上から見て時計回りに回転させて締め付けると、固定ツマミ60の先端が操作軸57を、操作軸座54の孔56の下面へ押圧する。これにより操作軸57は操作軸座54と一体化し、操作点Rの位置調整が完了する。
この第2の例のものにあっては操作軸57の操作点Rの位置を術者の好みの位置に調整することができるので、入力装置51の操作性がより向上し、術者は、より手術に集中でき、効率が上がる。
次に、図15ないし図19を参照して、第3の手術用顕微鏡について説明する。
(構成)
この第3の例では入力装置の操作入力において、観察画像の切り換え(電動機構)を行うものである。なお、この例において前述した第1の例及び第2の例と同様の箇所には同じ番号を付し、その具体的な説明を省略する。
この入力装置100は双眼観察鏡筒10の接眼部11、12の間の空間に位置して設置されている。ここで、図16のX+、X−、Y+、Y一方向をそれぞれ右方向、左方向、上方向、下方向と定義する。
この入力装置100のハウジング101は双眼観察鏡筒10の前面に取着されている。ハウジング101の前面壁部には後述する操作軸(傾斜軸)を貫通する孔102が形成されている。孔102はその操作軸の上下左右方向の最大傾斜量を規制する大きさに開けられている。
前記モード設定回路128は以下のように機能するように構成される。つまり、前記マイクロスイッチ108、109、110、111が操作されると、それぞれ前記コントロールユニット123からの前記斜視用内視鏡113の観察像、前記メモリー127からの前記MR像124、CT像125、診断カルテ126をモニター119に出力し、かつ前記前ロータリーソレノイド115に電源を供給する。
術者は術部Jを観察中に、斜視用内視鏡113の観察像もしくはMR像124、CT像125、診断カルテ126の観察したい場合、操作点βに額を押し当てて額を上側もしくは下側、左側、右側に動かす。すると、操作軸104が支点αを中心に上側もしくは下側、左側、右側に傾斜し、操作軸104が孔102の上側面もしくは下側面、左側面、右側面に突き当たるまで傾斜する。このとき、操作軸104によりマイクロスイッチ108もしくは109、110、111の作動子が押されて、前記マイクロスイッチ108もしくは109、110、111が入力する。この入力信号により、モード設定回路128は電源からロータリーソレノイド115に駆動電力を供給し、可動ミラー114を矢印116方向に沿って回動させる。
この例のものによれば、操作点βの傾斜の支点αを架空の位置に存在させるために、入力操作性を損なうことがなく、その入力装置を小型かつ軽量にすることができる。
図20乃至図23に基づいて、本発明の第1の実施形態を説明する。
(構成)
図20は患部を拡大観察するための手術用顕微鏡における鏡体130を示す。この鏡体130は、前述した例の如くの、図示しない架台に接続されている。鏡体130にはこれに対し光学的に接続された状態で双眼観察鏡筒131が取り付けられている。双眼観察鏡筒131には左右1対の接眼部132、133が設けられている。これらの接眼部132、133は双眼観察可能な関係で双眼観察鏡筒131に対して光学的に接続されている。ここで、各接眼部132、133から術者の各左右の眼に至る左右の光軸をそれぞれ接眼光軸E、E’とし、接眼光軸E、E’上のアイポイントをそれぞれF、F’とする。
次に、この入力装置134の構成について説明する。図21はその入力装置134を縦断して示す断面図である。入力装置134はハウジング135を備え、このハウジング135は前記双眼観察鏡筒131の上面部に着脱可能な状態で取着されている。ハウジング135の前面側における前面壁には孔136が開けられている。この孔136には操作体137が貫通している。操作体137は棒状の操作軸138からなり、操作軸138の突き出し端にある先端部には例えばゴム等の弾性部材またはウレタン等の柔らかく滑りにくい材質で略半球状に形成された部材によって作られた操作部139が固定的に取着されている。ここで、操作部139による操作点をXと定義する。この操作点Xは前記アイポイントF,F’から等距離であり、かつ術者の額に対向する位置に配置されている。これらは前述した例の場合と同様なものである。
ハウジング135内には操作軸138の傾斜を検出する複数のマイクロスイッチ143が固定的に設けられている。これらのマイクロスイッチ143の構成と機能は前述した第2の例と同様のためにそれ以上の説明を省略する。
術者が前述した第1〜3の例において述べたような操作入力を行う場合には、ドレープ150から突き出した操作軸138の先端にある操作部139の操作点Xに術者は額を押し当ててその操作部139を所望の方向に動かすものとすると、その方向に対応したマイクロスイッチ143が操作軸座140により操作されて作動し、入力が完了する。
本実施形態によれば、術者の観察姿勢の変化や術者の交代による操作部139と術者の額の相対位置が変化した場合においても、操作軸138の伸縮作用によりその変位量を吸収することができ、いちいち操作体137の位置調整をする必要がないため、円滑に入力操作を行うことができる。また、操作軸138はその軸方向においてのみ移動可能であるために、入力操作に対しては移動することがなく安定した入力操作が行われる。
図24乃至図26に基づき、本発明の第2の実施形態を説明する。ただし、前述した第1の実施形態と同一の構成は同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図24は手術用顕微鏡の鏡体130の側面図である。この鏡体130の上面部には双眼観察鏡筒131が設けられ、双眼観察鏡筒131の上部には入力装置134が配設されている。図25は入力装置134の縦断面図である。
一方、術部からの観察用光線はハーフミラー157により反射され、そして、左右光路共通の焦点位置可変対物レンズ158、偏光プリズム149、変倍光学部146、偏光プリズム160、161を順次通過して双眼観察鏡筒131に入射され、左右一対の接眼部132、133により拡大観察されるようになっている。
術者の額と操作部156の相対位置が変化したときには操作部156の伸縮作用によってその変位量を吸収する。
術者がドレープ150を鏡体130に装着する際は、まずキャップ162と透明保護カバー取付け部163の外形を合わせて取り付ける。この後に接眼部132,133及び操作部156をドレープ150に設けられた孔150a、150bに合わせて差し込みながら鏡体130及び図示しない架台にドレープ150を被せて装着する。
本実施形態によれば、操作部156と術者の額との相対的な位置の変位を、操作部156の部品形状という簡単な構成により吸収しているため、安価で小型軽量な装置を提供することができる。
フレアを防止するためのキャップ位置決め手段として、キャップの形状自体を利用しているため、視覚的に確認し易く、ドレープの取付け時の作業性が向上する。
本実施形態においては、キャップ162とキャップ取付け部163の位置決め手段として馬蹄形を用いたが、その形状は非点対称形であれば一義的な位置合せにより同様の効果が得られる。
150…ドレーブ
151…透明保護カバー
155…観察光軸
Claims (3)
- 観察光軸に対し傾斜して取り付けられる透明保護カバーを有する手術用顕微鏡のドレープと、前記透明保護カバーの取付け部とを有する手術用顕微鏡において、前記透明保護カバーの前記観察光軸に対する回転を規制する位置決め手段を備えたことを特徴とする手術用顕微鏡。
- 前記位置決め手段は、前記透明保護カバーの取付け部の形状によるものであることを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡。
- 前記透明保護カバーの取付け部の形状は、非点対称形状であることを特徴とする請求項2に記載の手術用顕微鏡。
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