JP2011076032A - シャフト固定式摺動ステージ - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンドに固定されたシャフトに対して強固に接続され、取り付けられた精密機器をスタンドに対して精度良く位置調整するシャフト固定式摺動ステージを提供する。
【解決手段】摺動部品5を固定部品6に対して摺動させ、精密機器をスタンドに対して位置調整する摺動ユニット2と、摺動ユニット2に連結され、シャフト11を挿入させるシャフト挿入孔8を有する連結ブロック3と、回転ノブ12と、シャフトが貫通されるシャフト貫通孔9を有する挿入部13とを有し、クランプ挿入孔10に挿入されるクランプノブ12と、を備え、シャフトをシャフト貫通孔9に貫通させ、回転ノブ12を締め込むことで摺動ユニット2をシャフトに固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャフト固定式摺動ステージに係り、特に、スタンドに固定されたシャフトに取付けられるシャフト固定式摺動ステージに関する。
CCDカメラやセンサなどの電機・電子機器、レンズや顕微鏡等の光学機器、LEDなどの照明機器といった精密機器は、取り付けに際し、位置決めやピント合わせのために位置調整しなければならない。また、取り付け後において、さらにその位置を微調整する場合も発生する。
これらの精密機器は、一般的に「ステージ」と称される機械要素上に設置されて位置調整される。このステージには、精密機器が取付けられる摺動部品と、スタンドに固定される固定部品とが摺動機構を介して連結され、ハンドル操作により摺動部品を固定部品に対して手動で摺動させるアリ溝摺動ステージがある。このアリ溝摺動ステージには、その摺動機構によりラックアンドピニオンギア式アリ溝摺動ステージ、及び送りネジ式アリ溝摺動ステージがある。
図13に、ラックアンドピニオンギア式アリ溝摺動ステージの一般的な構成を示す。また、図14に、ラックアンドピニオンギア式アリ溝摺動ステージの内部構成を示す。図14(b)は、図13のA−A断面図であり、図14(a)は、図14(b)をB−B方向から見た平面図であり、図14(c)は、図14(b)をC−C方向から見た平面図である。このラックアンドピニオンギア式アリ溝摺動ステージ100は、台形状のアリ溝102を有する固定部品105に対し、台形状のアリ101を有する摺動部品104が移動可能に嵌合される。この固定部品105は、固定用孔106を有するベース108を介してスタンド(図示せず)に固定される。また、摺動部品104は、精密機器取付用孔107に挿入されるボルト(図示せず)を介して精密機器(図示せず)に接続される。図14に示すように、この摺動部品104は、ハンドル109を回転させることによりハンドル109に設けられたピニオンギア110が回転し、摺動部品104の裏面に設けられ、ピニオンギア110と係合するラック112が移動することで、図13中の矢印の方向に移動する。すなわち、この摺動機構により、ハンドル109の回転が摺動部品104の水平方向への移動に変換される。このように、ラックアンドピニオンギア式アリ溝摺動ステージ100は、ハンドル109が摺動部品104の摺動方向に対して交差する方向に設けられるという特徴を有する。
図15に、送りネジ式アリ溝摺動ステージの一般的な構成を示す。また、図16に、送りネジ式アリ溝摺動ステージの内部構成を示す。図16(b)は、図15のD−D断面図であり、図16(a)は、図15(b)をE−E方向から見た平面図であり、図16(c)は、図15(b)をF−F方向から見た平面図である。送りネジ式アリ溝摺動ステージ200は、台形状のアリ溝202を有する固定部品205に対し、台形状のアリ201を有する摺動部品204が移動可能に嵌合される。この固定部品205は、固定用孔206を有するベース208を介してスタンド(図示せず)に固定される。また、摺動部品204は、精密機器取付用孔207に挿入されるボルト(図示せず)を介して精密機器(図示せず)に接続される。図16に示すように、摺動機構である雄ネジ棒210を雌ネジ筒211に係合させ、ハンドル209を回転させることで摺動部品204が固定部品205に対して摺動する。このように、送りネジ式アリ溝摺動ステージ200は、ハンドル209が摺動部品204の摺動方向に対して同じ方向に設けられるという特徴を有する。
これらのアリ溝摺動ステージ100,200には、使用目的に応じて多様な形式がある。例えば、1方向に摺動するX軸アリ溝摺動ステージ、交差する2方向に摺動するXY軸アリ溝摺動ステージ、上下方向に摺動するZ軸アリ溝摺動ステージ、回転して摺動する回転ステージなどである。また、これらのアリ溝摺動ステージ100,200は、アリ溝摺動ステージ100,200の使用状況により、スタンドに固定されたシャフトに取り付けられる場合がある。
図17に、顕微鏡などの光学機器に用いられる一般的な鏡筒調節機構を示す。顕微鏡などの光学機器では、スタンド(図示せず)に固定されたシャフト31に鏡筒38を取り付け、鏡筒38を上下させることで焦点を合わせる鏡筒調節機構39を備える。この鏡筒調節機構39は、鏡筒38を保持する鏡筒保持部34及び鏡筒押えネジ33を含む摺動部品35、及び鏡筒38を上下に摺動させるハンドル37及びシャフト31に固定させる固定ビス32を含む固定部品36がアリ溝摺動面41を形成する。この鏡筒調節機構39では、固定ビス32を回転させることで、樹脂42が埋め込まれたボルトの先端部をシャフト31に押し付けて固定部品36をシャフト31に固定させる。
一方、特許文献1には、光波距離計用プリズム支持装置が開示されている。ここでは、測定点に立てるポールには、プリズムホルダが取り付けネジにより取り付けてあり、このプリズムホルダの前面に光波距離計用のプリズムと、上面に水準器とが取り付けてある。プリズムホルダは、取り付けネジを緩めることにより上下に移動可能で、プリズムの高さを調節することができる。
特開平6−281461号公報
従来の顕微鏡などの光学機器に用いられる、シャフトに固定する鏡筒調節機構は、固定ビスの樹脂が埋め込まれたボルトの先端部により固定部品をシャフトに固定させる。すなわち、固定ビスの樹脂を点接触でシャフトを押し付けて固定部品をシャフトに固定する機構である。そのため、振動などにより固定ビスによる固定度が低下する虞がある。
また、繰り返し鏡筒の調節を行うと、ボルトの先端部に埋め込まれた樹脂が磨耗し、ずれ易くなり鏡筒の位置精度が低下する虞がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、スタンドに固定されたシャフトに対して強固に接続され、取り付けられた精密機器をスタンドに対して精度良く位置調整するシャフト固定式摺動ステージを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るシャフト固定式摺動ステージは、アリを有する摺動部品を、ハンドル操作によりアリ溝を有する固定部品に対して摺動させ、摺動部品に取り付けられた精密機器をスタンドに対して位置調整する摺動ユニットと、摺動ユニットに連結され、スタンドに固定されたシャフトを挿入させるシャフト挿入孔を有する連結ブロックと、回転ノブと、シャフトが貫通されるシャフト貫通孔を有する挿入部とを有し、連結ブロックに設けられたクランプ挿入孔に挿入されるクランプノブと、を備え、シャフト挿入孔に挿入されたシャフトをさらに連結ブロック内に挿入されたクランプノブのシャフト貫通孔に貫通させ、回転ノブを締め込むことで摺動ユニットをシャフトに固定することを特徴とする。
上記構成により、シャフト固定式摺動ステージは、連結ブロックがシャフト挿入孔を有し、連結ブロックのクランプ挿入孔に挿入されるクランプノブがシャフト貫通孔を有する。このシャフト挿入孔及びシャフト貫通孔が重ね合わされ、そこにシャフトが挿入される。そして、このシャフトをクランプノブの回転ノブで締め込むことでシャフト固定式摺動ステージをシャフトに強固に固定することができる。
このように、連結ブロック及びクランプノブによりシャフトに対して強固に固定することで、重量がある摺動ユニットを連結ブロックに連結させ、ずれや撓みなどの不具合を発生させずに摺動ユニットを摺動させることが可能となる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、クランプノブが、挿入部と回転ノブとがワッシャを介してボルト接合され、回転ノブを締め込むことでシャフト貫通孔を貫通しているシャフトを引き付けて、摺動ユニットをシャフトに固定することが好ましい。これにより、摺動ユニットをシャフトに対して面接触により強固に固定することができる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、連結ブロックが立方体であり、摺動ユニットの摺動方向と交差する方向にクランプ挿入孔を有し、クランプ挿入孔と交差する他の2方向にシャフト挿入孔を有することが好ましい。これにより、シャフト固定式摺動ステージをシャフトの側方、或いはシャフトの上方の何れにも取り付けることができる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、摺動ユニットが、摺動部品に設けられたラックと、ハンドルに設けられたピニオンギアとが係合する駆動機構を備えたラックアンドピニオン式摺動ユニット、又は、摺動部品に設けられた雌ネジ筒と、ハンドルに設けられた雄ネジ棒とが係合する駆動機構を備えた送りネジ式摺動ユニットのいずれかであることが好ましい。これにより、ハンドルが摺動部品の摺動方向に対して交差する方向に設けられるラックアンドピニオン式摺動ユニットと、ハンドルが摺動部品の摺動方向に対して同じ方向に設けられる送りネジ式摺動ユニットとの構造上の特性を生かして、ハンドルの向きを調整することができる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、第1の摺動ユニットには、連結ブロックに連結される側と反対側において、第1の摺動ユニットと交差する方向に摺動する第2の摺動ユニットが連結されることが好ましい。これにより、第1の摺動ユニットに第2の摺動ユニットを連結させ、精密機器をシャフト上でXY平面的に摺動させることができる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、第1の摺動ユニット及び第2の摺動ユニットに、ラックアンドピニオン式摺動ユニットと送りネジ式摺動ユニットとを組み合わせることで、第1の摺動ユニットのハンドルと、第2の摺動ユニットのハンドルとが同じ方向に向けられることが好ましい。これにより、2方向に摺動するシャフト固定式摺動ステージのハンドルが同じ方向に向き、使用者の操作性を向上させることができる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、第2の摺動ユニットには、第1の摺動ユニットに連結される方向と交差する方向に第3の摺動ユニットが連結されることが好ましい。これにより、第2の摺動ユニットに第3の摺動ユニットを連結させ、精密機器をシャフト上でXYZの立体的に摺動させることができる。
また、シャフト固定式摺動ステージは、第1、第2及び第3の摺動ユニットにラックアンドピニオン式摺動ユニットと送りネジ式摺動ユニットとを組み合わせることで、第1の摺動ユニットのハンドル、第2の摺動ユニットのハンドル、及び第3の摺動ユニットのハンドルをすべて同じ方向に向けることが好ましい。これにより、3方向に摺動するシャフト固定式摺動ステージのハンドルがすべて1つの方向に向き、使用者の操作性を向上させることができる。
さらに、シャフト固定式摺動ステージは、第3の摺動ユニットには、精密機器の取付け位置を調整する精密機器取付け用アダプタが連結されることが好ましい。これにより、例えば、CCDカメラなどを適切な位置に設置することができる。
以上のように、本発明に係るシャフト固定式摺動ステージによれば、スタンドに固定されたシャフトに対して強固に接続され、取り付けられた精密機器をスタンドに対して精度良く位置調整するシャフト固定式摺動ステージを提供することができる。
本発明に係るシャフト固定式摺動ステージの第1の実施形態の概略構成を示す透視図である。 スタンドに固定されたシャフトに取り付けられたシャフト固定式摺動ステージを示す断面図である。 連結ブロック、クランプノブ、及びシャフトの位置関係を示す側面図である。 クランプノブを拡大して示す側面図である。 第1の実施形態のシャフト固定式摺動ステージの平面図、正面図、及び底面図である。 第1の実施形態のシャフト固定式摺動ステージの左側面図、背面図、及び右側面図である。 本発明に係るシャフト固定式摺動ステージの第2の実施形態の概略構成を示す透視図である。 第2の実施形態のシャフト固定式摺動ステージの平面図、正面図、及び底面図である。 第2の実施形態のシャフト固定式摺動ステージの左側面図、背面図、及び右側面図である。 本発明に係るシャフト固定式摺動ステージの第3の実施形態の概略構成を示す透視図である。 第3の実施形態のシャフト固定式摺動ステージの平面図、正面図、及び底面図である。 第3の実施形態のシャフト固定式摺動ステージの左側面図、背面図、及び右側面図である。 ラックアンドピニオンギア方式によるアリ溝摺動ステージの一般的な構成を示す斜視図である。 ラックアンドピニオンギア方式によるアリ溝摺動ステージの内部の構成を示す断面図及び平面図である。 送りネジ式によるアリ溝摺動ステージの一般的な構成を示す斜視図である。 送りネジ式によるアリ溝摺動ステージの内部の構成を示す断面図及び平面図である。 顕微鏡などの光学機器に用いられる一般的な鏡筒調節機構を示す側面図である。
(第1実施形態)
以下に、図面を用いて本発明に係るシャフト固定式摺動ステージの実施形態につき、詳細に説明する。図1に、本発明に係るシャフト固定式摺動ステージの第1実施形態の概略構成を斜視図で示す。また、図2に、シャフトに取り付けられたシャフト固定式摺動ステージを示す。図2に示すように、シャフト11は、架台27に接続されたスタンド26に固定される。図2(a)は、シャフト固定式摺動ステージ1がシャフト11の側方に取り付けられた場合を示す。また、図2(b)は、シャフト固定式摺動ステージ1がシャフト11の頂部に取り付けられた場合を示す。本実施形態では、スタンド26は、マグネットスタンドであり、磁石により架台27に固定されているが、シャフト11は、架台27に直接接続されても良い。また、スタンド26は取付け架台であっても良い。本発明に係るシャフト固定式摺動ステージ1は、摺動ユニット2、連結ブロック3、及びクランプノブ4から構成される。
摺動ユニット2は、本実施形態ではアリ溝摺動ユニットである。すなわち、アリ17を有する摺動部品5とアリ溝18を有する固定部品6とが嵌合され、ハンドル7の回転操作により摺動部品5のアリ17を固定部品6のアリ溝18に対して摺動させる。そして、アリ溝摺動ユニット2の精密機器用接続孔15に取り付けられた精密機器(図示せず)をスタンド11に対して位置調整する。また、摺動部品5及び固定部品6の側面にそれぞれ対向して設けられた目盛16により移動距離を測定する。
この摺動ユニット2は、本実施形態ではアリ溝摺動ユニットのうちラックアンドピニオン式摺動ユニット20である。すなわち、図14に示すように、摺動部品104に設けられたラック112と、ハンドル109に設けられたピニオンギア110とが係合される駆動機構を備える。そして、摺動部品5が固定部品6に対して図1中の矢印の方向(X)に摺動する。このハンドル7は、摺動部品5の摺動方向(X)に対して交差する方向に設けられる。この摺動ユニット2は、後述する送りネジ式摺動ユニット21であっても良い。すなわち、図16に示すように、摺動部品204に設けられた雌ネジ筒211と、ハンドル209に設けられた雄ネジ棒210とが係合される駆動機構を備える。そして、摺動部品5が固定部品6に対して図1中の矢印の方向(X)に摺動する。この場合には、ハンドル7は摺動部品5の摺動方向(X)と同じ方向に設けられる。
図3に、連結ブロック3、クランプノブ4、及びシャフト11の位置関係を示す。図3(a)は、図2(a)に対応するシャフト固定式摺動ステージ1の断面図であり、図3(b)は、図2(b)に対応するシャフト固定式摺動ステージ1の断面図である。連結ブロック3は立方体であり6つの側面からなる部品である。それぞれの面には交差する方向に孔が明けられ、連結ブロック3には3つの挿入孔が設けられている。すなわち、摺動ユニット2の摺動方向と交差する方向の2面を貫通してクランプ挿入孔10が設けられる。また、他の4面をそれぞれ貫通してシャフト11を挿入させるシャフト挿入孔8a,8bが設けられる。シャフト11は、シャフト挿入孔8a,8bのうちの何れかを選択して挿入される。
図4に、クランプノブ4を拡大して示す。クランプノブ4は、回転ノブ12、挿入部13、接続ボルト29、及びワッシャ14から構成される。また、挿入部13は、シャフト11が貫通するシャフト貫通孔9を有する。そして、回転ノブ12には、挿入部13に設けられた接続ボルト29と係合する接続孔30が設けられる。回転ノブ12と挿入部13との間にはワッシャ14が挿入される。
図3(a)では、シャフト11は、シャフト挿入孔8aに挿入され、図2(a)に示す摺動ユニット連結面28はシャフト11が挿入されないシャフト挿入孔8bの面となる。これにより、図2(a)に示すように、摺動部品5はシャフト11の側方に設けられる。また、図3(b)では、シャフト11は、シャフト挿入孔8bに挿入され、図2(b)に示す摺動ユニット連結面28はシャフト11が挿入されないシャフト挿入孔8aの上面となる。これにより、図2(b)に示すように、摺動部品5はシャフト11の上方に設けられる。このように、シャフト11を、シャフト挿入孔8a又はシャフト挿入孔8bの何れかを選択して挿入することで、シャフト固定式摺動ステージ1を異なる形態で使用することができる。
連結ブロック3のシャフト挿入孔8a,8bに挿入されたシャフト11は、さらに連結ブロック3内に挿入されたクランプノブ4のシャフト貫通孔9を貫通する。すなわち、シャフト11は、シャフト挿入孔8a又はシャフト挿入孔8bと、シャフト貫通孔9とが重なり合った部分に挿入される。そして、連結ブロック3は、回転ノブ12が締め込まれることでシャフト11に固定される。すなわち、連結ブロック3は、クランプノブ4の回転ノブ12を締め込むことで、シャフト貫通孔9を貫通しているシャフト11を引き付け、シャフト貫通孔9の貫通壁により面的に締め付けられてシャフト11に固定される。
このように、連結ブロック3及びクランプノブ4によりシャフト11に対して強固に固定することで、重量がある摺動ユニット2を連結ブロック3に連結させ、ずれや撓みなどの不具合を発生させずに摺動ユニット2を摺動させることが可能となる。
図5及び図6に、第1実施形態のシャフト固定式摺動ステージ1の6面図を示す。図1の斜視図に対し、図5(a)は平面図であり、図5(b)は正面図であり、図5(c)は底面図である。また、図1の斜視図に対し、図6(a)は左側面図であり、図6(b)は背面図であり、図6(c)は右側面図である。
(第2実施形態)
図7に、第2実施形態のシャフト固定式摺動ステージ40を示す。本シャフト固定式摺動ステージ40は、第1摺動ユニット2a、第2摺動ユニット2b、連結ブロック3、及びクランプノブ4から構成される。すなわち、第1実施形態のシャフト固定式摺動ステージ1の摺動ユニット2が第1摺動ユニット2aとなり、この第1摺動ユニット2aに対し、連結ブロック3に連結される側と反対側に新たに第2摺動ユニット2bが連結される。この第2摺動ユニット2bには、第1摺動ユニット2aと交差する方向に摺動する送りネジ式摺動ユニット21が用いられる。この第1摺動ユニット2aは、第1摺動部品5a及び第1固定部品6aから構成され、第2摺動ユニット2aは、第2摺動部品5b及び第2固定部品6bから構成される。この場合、第1摺動部品5aは、第2摺動ユニット2bの第2固定部品6bを兼用することができる。以下、第1実施形態のシャフト固定式摺動ステージ1と同様であるものは説明を省略する。
このように、第1摺動ユニット2a及び第2摺動ユニット2bにラックアンドピニオン式摺動ユニット20及び送りネジ式摺動ユニット21を組み合わせることで、第1摺動ユニット2aの第1ハンドル7aと、第2摺動ユニット2bの第2ハンドル7bとを同じ方向に向け、操作性を向上させることができる。すなわち、第1摺動ユニット2aと第2摺動ユニット2bとは交差する方向に摺動するが、ラックアンドピニオン式摺動ユニット20と送りネジ式摺動ユニット21とはハンドル7a,7bの方向が同じ方向である。このことを利用して、第1摺動ユニット2a及び第2摺動ユニット2bにラックアンドピニオン式摺動ユニット20及び送りネジ式摺動ユニット21を組み合わせることで、ハンドル7a,7bを同じ方向に向けることが可能になる。
図8及び図9に、第2実施形態のシャフト固定式摺動ステージ40の6面図を示す。図7の斜視図に対し、図8(a)は平面図であり、図8(b)は正面図であり、図8(c)は底面図である。また、図7の斜視図に対し、図9(a)は左側面図であり、図9(b)は背面図であり、図9(c)は右側面図である。
(第3実施形態)
図10に、第3実施形態のシャフト固定式摺動ステージ50を示す。本シャフト固定式摺動ステージ50は、第1摺動ユニット2a、第2摺動ユニット2b、第3摺動ユニット2c、連結ブロック3、及びクランプノブ4から構成される。すなわち、第2実施形態のシャフト固定式摺動ステージ40の第2摺動ユニット2bに対し、第1摺動ユニット2aに連結される方向と交差する方向に第3摺動ユニット2cが連結される。この第3摺動ユニット2cは、第1摺動ユニット2a及び第2摺動ユニット2bと交差する方向に摺動し、ラックアンドピニオン式摺動ユニット20bが用いられる。この第3摺動ユニット2cは、第3摺動部品5c及び第3固定部品6cから構成される。以下、第2実施形態のシャフト固定式摺動ステージ40と同様であるものは説明を省略する。
このように、第1摺動ユニット2a、第2摺動ユニット2b、及び第3摺動ユニット2cにラックアンドピニオン式摺動ユニット20及び送りネジ式摺動ユニット21を組み合わせることで、第1摺動ユニット2aの第1ハンドル7a、第2摺動ユニット2bの第2ハンドル7b、及び第3摺動ユニット2cの第3ハンドル7cをすべて同じ方向に向けることが可能となる。
図11及び図12に、第3実施形態のシャフト固定式摺動ステージ50の6面図を示す。図10の斜視図に対し、図11(a)は平面図であり、図11(b)は正面図であり、図11(c)は底面図である。また、図10の斜視図に対し、図12(a)は左側面図であり、図12(b)は背面図であり、図12(c)は右側面図である。
この第3摺動ユニット2cには、さらに精密機器(図示せず)の取り付け方向を合わせるために精密機器取付け用アダプタ(図示せず)が連結されても良い。
1,40,50 シャフト固定式摺動ステージ、2 摺動ユニット、2a 第1摺動ユニット、2b 第2摺動ユニット、2c 第3摺動ユニット、3 連結ブロック、4 クランプノブ、5,35,104,204 摺動部品、5a 第1摺動部品、5b 第2摺動部品、5c 第3摺動部品、6,36,105,205 固定部品、6a 第1固定部品、6b 第2固定部品、6c 第3固定部品、7,37,109,209 ハンドル、7a 第1ハンドル、7b 第2ハンドル、7c 第3ハンドル、8a,8b シャフト挿入孔、9 シャフト貫通孔、10 クランプ挿入孔、11,31 シャフト、12 回転ノブ、13 挿入部、14 ワッシャ、15,107,207 精密機器取付用孔、16 目盛、17,101,201 アリ、18,102,202 アリ溝、20,20a,20b ラックアンドピニオン式摺動ユニット、21 送りネジ式摺動ユニット、22,112 ラック、23,110 ピニオンギア、24,211 雌ネジ筒、25,210 雄ネジ棒、26 スタンド、27 架台、28 摺動ユニット連結面、29 接続ボルト、30 接続孔、32 固定ビス、33 鏡筒押えネジ、34 鏡頭保持部、38 鏡筒、39 鏡筒調節機構、41 アリ溝摺動面、42 樹脂、100 ラックアンドピニオン式アリ溝摺動ステージ、106,206 固定用孔、108,208 ベース、200 送りネジ式アリ溝摺動ステージ。

Claims (9)

  1. アリを有する摺動部品を、ハンドル操作によりアリ溝を有する固定部品に対して摺動させ、摺動部品に取り付けられた精密機器をスタンドに対して位置調整する摺動ユニットと、
    摺動ユニットに連結され、スタンドに固定されたシャフトを挿入させるシャフト挿入孔を有する連結ブロックと、
    回転ノブと、シャフトが貫通されるシャフト貫通孔を有する挿入部とを有し、連結ブロックに設けられたクランプ挿入孔に挿入されるクランプノブと、を備え、
    シャフト挿入孔に挿入されたシャフトを、さらに連結ブロック内に挿入されたクランプノブのシャフト貫通孔に貫通させ、回転ノブを締め込むことで摺動ユニットをシャフトに固定することを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  2. 請求項1に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、クランプノブは、挿入部と回転ノブとがワッシャを介してボルト接合され、回転ノブを締め込むことでシャフト貫通孔を貫通しているシャフトを引き付けて、摺動ユニットをシャフトに固定することを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  3. 請求項1又は2に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、連結ブロックは、立方体であり、摺動ユニットの摺動方向と交差する方向にクランプ挿入孔を有し、クランプ挿入孔と交差する他の2方向にシャフト挿入孔を有することを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、摺動ユニットは、摺動部品に設けられたラックと、ハンドルに設けられたピニオンギアとが係合する駆動機構を備えたラックアンドピニオン式摺動ユニット、又は、摺動部品に設けられた雌ネジ筒と、ハンドルに設けられた雄ネジ棒とが係合する駆動機構を備えた送りネジ式摺動ユニットのいずれかであることを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  5. 請求項4に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、第1の摺動ユニットには、連結ブロックに連結される側と反対側において、第1の摺動ユニットと交差する方向に摺動する第2の摺動ユニットが連結されることを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  6. 請求項5に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、第1の摺動ユニット及び第2の摺動ユニットに、ラックアンドピニオン式摺動ユニットと送りネジ式摺動ユニットとを組み合わせることで、第1の摺動ユニットのハンドルと、第2の摺動ユニットのハンドルとが同じ方向に向けられることを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  7. 請求項5に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、第2の摺動ユニットには、第1の摺動ユニットに連結される方向と交差する方向に第3の摺動ユニットが連結されることを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  8. 請求項7に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、第1、第2及び第3の摺動ユニットにラックアンドピニオン式摺動ユニットと送りネジ式摺動ユニットとを組み合わせることで、第1の摺動ユニットのハンドル、第2の摺動ユニットのハンドル、及び第3の摺動ユニットのハンドルをすべて同じ方向に向けることを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
  9. 請求項7に記載のシャフト固定式摺動ステージであって、第3の摺動ユニットには、精密機器の取付け位置を調整する精密機器取付け用アダプタが連結されることを特徴とするシャフト固定式摺動ステージ。
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