JP2004245865A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリ性のある画像表示媒体に対して安全かつ確実に画像を記録することができる画像記録装置を提供する。
【解決手段】画像記録装置10は、制御装置12及び表示装置14で構成される。制御装置12は画像表示媒体15に書き込むべき画像の画像データを表示装置14へ送信する。表示装置14は、制御装置12から送信された画像データに基づく画像をメモリ性を有する画像表示媒体15に記録する。画像表示媒体15が接続される接続部32には着脱機構34が設けられており、画像表示媒体15をロックすることができる。制御部24は、少なくとも画像の記録中は画像表示媒体15が接続部32から外れないように着脱機構34を制御して、画像表示媒体15をロックする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像記録装置に係り、特に、メモリ性を有する画像表示媒体に画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メモリ性を有し、表示内容を記憶することが可能な画像表示媒体として次のようなものがある。
【0003】
例えば特許文献1には、白と黒に塗り分けられ且つ黒部と白部で異なる帯電がされた微小球が透明であるシートの中に埋め込まれ、外部電界により微小球が回転することにより白黒表示が出来るものが記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、微小球の帯電が単極帯電となる結果、微小球が電界方向に移動し、壁との吸着により安定、保持するといったものが記載されている。
【0005】
このように、微小空隙中を球体が移動して表示を行なうものには上記のような単球体のものの他に、例えば特許文献3に記載されているような、多数の粒子が同一空隙中を移動する電気泳動方式のものや磁気泳動方式のものがある。また、特許文献4〜6には、強誘電性液晶を用いた構成の画像表示媒体が記載されている。また、特許文献7には、コレステリック液晶を用いたメモリ性を有する画像表示媒体が記載されている。さらに、特許文献8には、一対の基板間に印加される電圧により形成される電界に応じて移動可能に基板間に封入された少なくとも1種類の粒子群を備えた画像表示媒体が記載されている。
【0006】
このようなメモリ性を有する画像表示媒体は、表示内容を電力等のエネルギーの供給がなくても表示内容を維持する特徴があるため、特許文献9に記載された強誘電性液晶を用いた画像表示媒体のように、表示を維持したまま画像書込装置等から取り外して使用することも可能である。
【0007】
また、このようなメモリ性を有する画像表示媒体は、特許文献10に記載されたように、電子ペーパーとして用いられる場合がある。
【0008】
【特許文献1】
特開平3−188489号公報
【特許文献2】
米国特許第5262098号明細書
【特許文献3】
特開2002−169190号公報
【特許文献4】
特許第2512290号公報
【特許文献5】
特開平5−61061号公報
【特許文献6】
特開平5−273531号公報
【特許文献7】
特開2001−100664号公報
【特許文献8】
特開2002−169191号公報
【特許文献9】
特開平5−35223号公報
【特許文献10】
特開2000−148116号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、画像表示媒体に対して画像を書き込んでいる最中に過って画像表示媒体が外れてしまったり、正しく接続されていない状態で画像の書込処理を行った場合、画像が正しく表示されなかったり、画像表示媒体が壊れる可能性がある、という問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決すべく成されたものであり、メモリ性のある画像表示媒体に対して安全かつ確実に画像を記録することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、メモリ性を有する画像表示媒体を接続及び解除する接続手段と、前記接続手段に接続された前記画像表示媒体に前記接続手段を介して画像を記録する記録手段と、前記接続手段に接続された前記画像表示媒体の解除を禁止するための禁止手段と、少なくとも画像記録処理中は前記画像表示媒体の解除を禁止するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、接続手段は、メモリ性を有する画像表示媒体を接続及び解除する。メモリ性を有する画像表示媒体とは、可視的に画像を繰り返し書き換えることが可能で、かつ外的な作用を加えなくとも画像表示媒体単体で画像の表示状態を保持することが可能な画像表示媒体をいう。すなわち、画像表示媒体は、接続手段に接続した状態で画像を記録し、その後接続手段に対して接続を解除した後も画像の表示を維持することができる。
【0013】
このようなメモリ性を有する画像表示媒体としては、例えば請求項9に記載したように、少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、前記一対の基板間に印加される電圧により形成される電界に応じて移動可能に前記基板間に封入された少なくとも1種類の粒子群と、を備えた画像表示媒体や、請求項10に記載したように、透光性を有する一対の基板間に、少なくともメモリ性を有する表示層及び光導電層を積層してなり、且つ画像に応じた光を例えば前記光導電層側から照射しながら所定電圧の矩形波を前記一対の基板間に印加することにより画像表示が可能な画像表示媒体、その他上記従来技術に記載したような画像表示媒体がある。この場合、接続手段には、画像表示媒体に電圧を印加するための電極接続部が設けられる。
【0014】
記録手段は、接続手段に接続された画像表示媒体に接続手段を介して画像を記録する。
【0015】
記録手段は、画像表示媒体が請求項9に記載したような画像表示媒体である場合には、前記一対の基板間に画像に応じた電圧を印加する電圧印加手段となり、請求項10に記載したような画像表示媒体の場合には、前記一対の基板間に所定電圧を印加する電圧印加手段となる。
【0016】
この記録手段は、接続手段又は画像表示媒体に設けられていても良く、記録手段の一部が接続手段又は画像表示媒体に設けられていてもよい。この場合、接続手段や画像表示媒体には、例えば画像表示媒体に電圧を印加するための回路や電極、記録すべき画像の画像データを画像表示媒体側に送出するための配線などを設けることができる。
【0017】
なお、「接続手段を介して画像を記録する」とは、具体的には、接続手段に設けられた電圧印加用の電極接続部を介して画像表示媒体に電圧を印加する場合や、接続手段に設けられた画像データを送出するための電極接続部を介して画像表示媒体側に画像データを送出する場合が含まれる。
【0018】
禁止手段は、接続手段に接続された画像表示媒体の解除を禁止するためのものであり、例えば接続手段に設けられる。禁止手段は、例えば画像表示媒体を接続手段から解除するときの通常の力を加えた程度では接続手段から解除できない程度に画像表示媒体の解除を禁止する。
【0019】
そして、制御手段は、少なくとも画像記録処理中は画像表示媒体の解除を禁止するように禁止手段を制御する。
【0020】
ここで、画像記録処理とは、例えば請求項5に記載したように、前記接続手段を介して前記画像表示媒体に画像を記録するための電圧を印加する処理や、請求項6に記載したように、前記制御手段が前記記録手段へ画像データを送出する処理である。
【0021】
このように、画像記録処理中は画像表示媒体の解除を禁止するため、画像表示媒体に対して画像を書き込んでいる最中に過って画像表示媒体が外れてしまったりするのを防ぐことができる。従って、画像が正しく表示されなかったり、画像表示媒体が壊れることを防ぐことができ、安全且つ確実に画像表示媒体に画像を記録することができる。
【0022】
請求項2記載の発明は、メモリ性を有する画像表示媒体を接続及び解除する接続手段と、前記接続手段に接続された前記画像表示媒体に前記接続手段を介して画像を記録する記録手段と、前記接続手段に接続された前記画像表示媒体の解除を禁止するための禁止手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、制御手段は、画像表示媒体の解除が禁止されている場合は、画像記録処理を許可するように制御する。すなわち、例えば外部装置から送信された画像データに基づいて画像を画像表示媒体に記録するような場合には、画像表示媒体の解除が禁止されている場合は、画像記録処理を許可する許可信号を外部装置へ送信するようにする。これにより、外部装置側では、画像表示媒体の解除が禁止されていることを把握することができ、安全かつ確実に画像を記録することができる。
【0024】
請求項3記載の発明は、前記画像表示媒体の接続状態を検知する検知手段をさらに備え、前記制御手段は、前記画像表示媒体の接続が検知された場合には、前記画像記録処理を許可し、前記画像表示媒体の解除が検知された場合には、前記画像記録処理を禁止することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、検知手段によって画像表示媒体の接続状態、すなわち画像表示媒体が接続手段に接続されているのか、接続が解除されているのかを検知する。
【0026】
そして、制御手段は、画像表示媒体の接続が検知された場合には、画像記録処理を許可し、画像表示媒体の解除が検知された場合には、画像記録処理を禁止する。
【0027】
これにより、画像表示媒体が接続されていないのに画像記録処理を実行してしまったりするのを防ぐことができる。
【0028】
請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記画像記録中に前記画像表示媒体の解除が検知された場合には、前記画像記録処理を中止させることを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、制御手段は、画像記録中に画像表示媒体の解除が検知された場合には、画像記録処理を中止させるように記録手段を制御するので、画像記録中に過って画像表示媒体が外れてしまった場合でも、画像記録を継続するのを防ぐことができるため、画像表示媒体が壊れたりするのを防ぐことができる。
【0030】
請求項7記載の発明は、前記検知手段による検知結果を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、検知手段によって検知結果が報知手段によって報知されるので、画像表示媒体が接続手段に接続されているのか、解除されているのかを容易に認識することができる。なお、検知結果は、音声により報知してもよいし、メッセージを表示手段に表示することにより報知してもよいし、これらを兼用して報知してもよい。
【0032】
請求項8記載の発明は、前記制御手段は、前記画像記録処理を指示する指示手段及び前記画像表示媒体へ記録すべき画像の画像データを送信する第1の制御手段を含む送信側装置と、前記送信手段から送信された画像データを受信し、且つ前記記録手段を制御する第2の制御手段を含む受信側装置と、で構成され、前記画像記録処理は、前記第1の制御手段による前記画像データの送信処理を含むことを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、制御手段は、送信側装置及び受信側装置で構成されている。送信側装置は、画像記録処理を指示する指示手段及び画像表示媒体へ記録すべき画像の画像データを送信する第1の制御手段を含んで構成され、受信側装置は、送信手段から送信された画像データを受信し、且つ記録手段を制御する第2の制御手段を含んで構成される。すなわち、第2の制御手段は、送信側装置から送信された画像データに基づいて記録手段を制御し、画像を画像表示媒体に記録させる。
【0034】
そして、画像記録処理は、送信手段による画像データの送信処理を含んでいる。このため、第2の制御手段は、例えば少なくとも画像記録処理中、すなわち送信側装置から画像データが送信されている間は画像表示媒体の解除を禁止するように制御したり、画像表示媒体の解除が禁止されている場合は、画像記録処理、すなわち画像データの送信を許可するように制御することができる。これにより、安全かつ確実に画像表示媒体に画像を記録することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について詳細に説明する。
【0036】
図1には、本発明が適用された画像記録装置10のブロック図を示した。図1に示すように、画像記録装置10は、制御装置12及び表示装置14で構成されている。表示装置14は、制御装置12から送信された画像データに基づいて画像表示媒体15に画像を記録する。
【0037】
制御装置12は、制御部16、送受信部18、操作部20、表示部21、及びメモリ22を含んで構成されている。
【0038】
送受信部18は、制御部16の指示により表示装置14に画像データを送信したり、各種制御信号の送受信を行う。操作部20は、画像記録の指示等の各種操作を行うためのものである。表示部21は、操作結果や警告メッセージ等を表示するためのものである。メモリ22は、後述する制御ルーチンや画像データ等が記憶される。
【0039】
表示装置14は、制御部24、送受信部26、記録部28、表示部29、メモリ30、及び接続部32に設けられた着脱機構34を含んで構成されている。画像表示媒体15は、接続部32に対して着脱可能となっている。
【0040】
送受信部26は、制御装置12の送受信部18と有線又は無線により接続され、制御装置12から送信された画像データや各種制御信号を受信したり、制御部24の指示により各種制御信号の送信を行う。
【0041】
記録部28は、制御部24からの指示により制御装置12から送信された画像データに基づいて、接続部32に接続された画像表示媒体15に対して画像を記録する。表示部29は警告メッセージ等を表示するためのものである。メモリ30は、後述する制御ルーチンや受信した画像データ等が記憶される。着脱機構34は、制御部24からの指示により、接続部32に接続された画像表示媒体15の解除(取り外し)を禁止したり、禁止を解除したりする。すなわち、画像表示媒体15をロック状態にしたり、ロック状態を解除したりする。
【0042】
次に、記録部28及び画像表示媒体15の構成について説明する。
【0043】
図2には、記録部28のブロック図を、図3(A)、(B)には、画像表示媒体15の断面図を示した。図3に示すように、画像表示媒体15は、画像表示側である透明な表示基板36と、当該表示基板36と対向し所定間隙を隔てて配置される背面基板38とを備えている。図4(A)、(B)には、表示基板36、背面基板38の平面図を示した。
【0044】
画像表示媒体15は、所謂単純マトリクス駆動方式により駆動されるものである。図3、図4に示すように、表示基板36の背面基板38との対向面には複数のライン状の電極(列電極)40(以下、「列電極」という)が設けられ、同様に、背面基板38の表示基板36との対向面にも複数のライン状の電極(行電極)42(以下、「行電極」という)が設けられている。そして、表示基板36と背面基板38とは、互いに設けられた列電極40と行電極42とが直交するように対峙して配置される(図2参照)。
【0045】
また、列電極40側には絶縁層44が形成され、行電極42側には絶縁層46が各々形成されている。絶縁層44、46は例えばポリカーボネート等で構成される。
【0046】
なお、本実施の形態では、説明の簡略化のために4×4の単純マトリックス構成とし、表示基板36の4つの列電極40をそれぞれa、b、c、dとし、背面基板38の行電極42をそれぞれi、ii、iii、ivとした。実際には、画像表示に必要な縦横画素数に対応した本数の電極が各基板に形成されることはいうまでもない。また、本実施の形態では、表示基板36のライン状の電極が列電極であり、背面基板38のライン状の電極が行電極を形成するように構成したが、これとは逆に表示基板36に行電極を設け、背面基板38に列電極を設けた構成であってもよい。
【0047】
また、列電極40及び行電極42は、表示基板36及び背面基板38の中に埋め込まれていてもよく、表示基板36及び背面基板38の対向する側の面と反対側の面に形成されていてもよく、表示基板36及び背面基板38の外側に別個独立に配置されていてもよい。
【0048】
表示基板36と背面基板38との間には、互いに帯電特性の異なる粒子群であって、正に帯電した黒粒子48と負に帯電した白粒子50とが封入されている。
【0049】
また、表示基板36と背面基板38との間には間隙部材52が設けられ、これにより表示基板36と背面基板38との間が一定間隔に保たれる。
【0050】
図2に示すように、画像表示媒体15は接続部32に設けられた記録部28と接続される。具体的には、表示基板36の列電極40及び背面基板38の行電極42は、それぞれ配線53、54を介して列電極駆動回路55、行電極駆動回路56に接続されている。
【0051】
配線53、54は、接続部32に配線され、画像表示媒体15を接続部32に接続することにより、配線53が列電極40と接続し、配線54と行電極42とが行電極42とが接続するようになっている。この接続部32に配線された配線53、54は図1に示す電極接続部35として機能する。
【0052】
列電極駆動回路55及び行電極駆動回路56はシーケンサ58と外部電源60に接続されている。シーケンサ58は制御部24に接続され、制御部24から入力された画像情報(画像データ)に応じて、列電極駆動回路55、行電極駆動回路56に画像情報信号を出力する。
【0053】
単純マトリックス駆動では、シーケンサ58から行毎の画像書込み信号(走査信号)が行電極駆動回路56に送られ、行電極駆動回路56から背面基板38の行電極42に画像書込電圧が順次印加される。同時に、背面基板38の行電極42に順次印加される画像書込電圧と同期して、画像書込電圧が印加される行に対応した画像情報信号がシーケンサ58から列電極駆動回路55へ送られ、列電極駆動回路55から表示基板36の列電極40に書込み行に対応した画像書込電圧が一斉に印加される。これが1行目から最終行目まで順次行われ、所望の画像が表示されるようになっている。電圧の印加が停止されも、鏡像力により黒粒子48又は白粒子50は表示基板36又は背面基板38に付着したままとなり、画像表示媒体15を接続部32から取り外した後も画像表示が維持される。
【0054】
着脱機構34は、画像表示媒体15の列電極40と接続部32の配線53との接続及び行電極42と接続部32の配線54との接続の解除を禁止することができる。すなわち、着脱機構34は、画像表示媒体15の列電極40及び行電極42と電極接続部35との接続の解除を禁止することができる。例えば図5に示すように、着脱機構34は、一対の挟持部材62A、62Bで構成することができる。
【0055】
この挟持部材62A、62Bは、制御部24からの指示により図中矢印方向に同時に移動可能であり、挟持部材62Aが図5において右方向に、挟持部材62Bが図5において左方向に同時に移動することにより画像表示媒体15を挟持(ロック)することができ、挟持部材62Aが図5において左方向に、挟持部材62Bが図5において右方向に同時に移動することにより画像表示媒体15を放すことができる。
【0056】
また、図6に示すように、着脱機構34を図6において矢印方向に移動可能な棒状の部材としてもよい。この場合、画像表示媒体15に開口64に設けておく。開口64は、画像表示媒体15を接続部32に接続したときの着脱機構34に対応する位置に設けられる。開口64内を通すように着脱機構34を図6において右方向に移動させることにより、画像表示媒体15をロックすることができ、この状態から図6において左方向に着脱機構34を移動させることにより、ロックを解除することができる。
【0057】
また、画像表示媒体15がある程度の固さを有するものであれば、図7に示すように、着脱機構34を図7において矢印方向に移動可能な棒状の部材とし、画像表示媒体15に切り欠き66を設けておく構成としてもよい。切り欠き66は、画像表示媒体15を接続部32に接続したときの着脱機構34に対応する位置に設けられる。切り欠き66に着脱機構34が引っかかるように、着脱機構34を図7において左方向に移動させることにより、画像表示媒体15をロックすることができる。また、この状態から図7において右方向に着脱機構34を移動させることにより、ロックを解除することができる。
【0058】
なお、制御装置12は本発明の送信側装置に相当し、表示装置14は本発明の受信側装置に相当し、制御部16は本発明の第1の制御手段に相当し、制御部24は本発明の第2の制御手段に相当し、操作部20は本発明の指示手段に相当し、表示部21、29は本発明の報知手段に相当し、記録部28は本発明の記録手段に相当し、接続部32は本発明の接続手段に相当し、着脱機構34は本発明の禁止手段に相当する。
【0059】
次に、本実施形態の作用として、制御装置12の制御部16で実行される制御ルーチン及び表示装置14の制御部24で実行される制御ルーチンについて、図8、9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0060】
まず、制御装置12の制御部16で実行される制御ルーチンについて図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0061】
図8に示す制御ルーチンは、オペレータが操作部20が所定の操作をすることにより、画像表示媒体15への画像記録が指示されると実行される。
【0062】
ステップ102では、解除禁止信号を送受信部18を介して表示装置14へ送信する。
【0063】
解除禁止信号は、画像表示媒体15の接続部32に対する接続の解除を禁止することを表示装置14へ要求するための信号である。
【0064】
ステップ104では、送信許可信号を表示装置14から受信したか否かを判断する。送信許可信号は、画像表示媒体15へ書き込むべき画像の画像データの送信を許可する旨を制御装置12へ通知するための信号である。
【0065】
そして、送信許可信号を受信した場合には、ステップ106へ移行し、送信許可信号を受信していない場合には、送信許可信号を受信するまで待機する。すなわち、送信許可信号を受信するまでは画像データの送信が禁止される。
【0066】
ステップ106では、メモリ22に記憶された画像データを送受信部18を介して表示装置14へ送信する。
【0067】
ステップ108では、書込終了信号を受信したか否かを判断する。書込終了信号は、画像データに基づく画像の画像表示媒体15に対する書込処理が終了したことを制御装置12に通知するための信号である。
【0068】
そして、書込終了信号を受信した場合には、ステップ110へ移行し、書込終了信号を受信していない場合には、書込終了信号を受信するまで待機する。
【0069】
ステップ110では、解除許可信号を送受信部18を介して表示装置14へ送信する。解除許可信号は、接続部32にロックされた画像表示媒体15のロックを解除することを要求するための信号である。
【0070】
なお、各処理を実行していることを表すメッセージを表示部21に表示させるようにしてもよい。具体的には、例えばステップ102において、解除禁止中である旨を表すメッセージを表示部21に表示したり、ステップ104で送信許可信号を受信した場合にはデータ送信可である旨を表すメッセージを表示部21に表示させたり、ステップ106において画像書込中である旨を表すメッセージを表示部21に表示させたり、ステップ108において書込終了信号を受信した場合には、画像の書き込みが終了した旨を表すメッセージを表示部21に表示させたりする。これにより、オペレータは現在の状態を容易に把握することができる。
【0071】
次に、表示装置14の制御部24で実行される制御ルーチンについて図9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0072】
図9に示す制御ルーチンは、制御装置12から送受信部26を介して解除禁止信号を受信すると実行される。
【0073】
ステップ202では、解除禁止処理を行う。すなわち、着脱機構34を構成する挟持部材62Aを図5において右方向に、挟持部材62Bを図5において左方向に同時に移動させることにより画像表示媒体15を挟持する。これにより、画像表示媒体15がロックされ、画像記録中に画像表示媒体15が接続部32から外されたり、過って外れてしまうのを防ぐことができる。
【0074】
次のステップ204では、送信許可信号を制御装置12へ送受信部26を介して送信する。すなわち、画像表示媒体15がロックされちる場合には、画像データの送信を許可する。これにより、制御装置12側において、画像表示媒体15がロックされたことを認識することができる。
【0075】
ステップ206では、制御装置12から送信された画像データを受信したか否かを判断する。そして、画像データを受信した場合には、ステップ208へ移行し、画像データを受信していない場合には、ステップ212へ移行する。
【0076】
ステップ208では、受信した画像データを記録部28へ送信し、画像表示媒体15へ画像を記録させる。
【0077】
記録部28では、画像データが入力されると、前述したように、シーケンサ58から行毎の画像書込み信号(走査信号)が行電極駆動回路56に送られ、行電極駆動回路56から背面基板38の行電極42に画像書込電圧が順次印加される。同時に、背面基板38の行電極42に順次印加される画像書込電圧と同期して、画像書込電圧が印加される行に対応した画像情報信号がシーケンサ58から列電極駆動回路55へ送られ、列電極駆動回路55から表示基板36の列電極40に書込み行に対応した画像書込電圧が一斉に印加される。これが1行目から最終行目まで順次行われ、画像が表示される。
【0078】
このように画像の記録が終了すると、ステップ210において、書込終了信号を送受信部26を介して制御装置12へ送信する。これにより、制御装置12側では、画像の記録が終了したことを認識することができる。
【0079】
ステップ212では、解除許可信号を受信したか否かを判断する。そして、解除許可信号を受信した場合には、ステップ214へ移行し、解除許可信号を受信していない場合には、本ルーチンを終了する。
【0080】
ステップ214では、解除処理を行う。すなわち、着脱機構34を構成する挟持部材62Aを図5において左方向に、挟持部材62Bを図5において右方向に同時に移動させることにより画像表示媒体15を放す。これにより、画像表示媒体15が接続部32にロックされた状態を解除することができ、接続部32から画像表示媒体15を取り外すことが可能となる。
【0081】
なお、各処理を実行していることを表すメッセージを表示部29に表示させるようにしてもよい。具体的には、例えばステップ202において、解除禁止処理を行った場合には、画像表示媒体15がロックされていることを表すメッセージを表示部29に表示したり、ステップ208において画像書込中である旨を表すメッセージを表示部29に表示させたり、ステップ210において画像の書き込みが終了した旨を表すメッセージを表示部29に表示させたり、ステップ214において解除処理を行った場合には、画像表示媒体15のロックが解除されたことを表すメッセージを表示部29に表示させたりする。これにより、画像表示媒体15の現在の状態を容易に把握することができる。
【0082】
このように、画像書き込み中は画像表示媒体15をロックするため、画像表示媒体15に対して画像を書き込んでいる最中に過って画像表示媒体15が外れてしまったりするのを防ぐことができる。従って、画像が正しく表示されなかったり、画像表示媒体15が壊れるのを防ぐことができ、安全且つ確実に画像表示媒体15に画像を記録することができる。
【0083】
なお、本実施形態では制御装置12から送信された画像データに基づいて表示装置14が画像表示媒体15に画像を記録する場合について説明したが、これに限らず、制御装置12と表示装置14とを一体化した構成としてもよい。この場合、画像表示媒体15がロックされている場合には記録部28による電圧印加を許可し、ロックされていない場合には記録部28による電圧印加を禁止するように制御すればよい。又は、ロックされている場合のみ、制御部から記録部へ画像データを送信し、ロックされていない場合には制御部から記録部へ画像データを送信しないことように制御すればよい。
【0084】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0085】
図10には、本実施形態に係る画像記録装置70の概略構成を示した。図10に示すように、画像記録装置70は、検出手段としての接続検知部72を備えている点以外は図1に示す画像記録装置10と同様の構成である。
【0086】
接続検知部72は、画像表示媒体15が接続部32に接続されているか否かを検知する。例えば、列電極40が少なくとも一部の配線53と接触しているかや行電極42が少なくとも一部の配線54と接触しているか否かを検知することにより画像表示媒体15が接続部32に接続されているか否かを検知することができる。また、画像表示媒体15が接続部32に接続された場合にオンし、画像表示媒体15が接続部32から取り外された場合にオフするスイッチを接続部32に設け、このスイッチがオンかオフかにより画像表示媒体15が接続部32に接続部されているか否かを検知するようにしてもよい。
【0087】
次に、本実施形態の作用として、制御装置12の制御部16で実行される制御ルーチン及び表示装置14の制御部24で実行される制御ルーチンについて、図11、12に示すフローチャートを参照して説明する。
【0088】
まず、制御装置12の制御部16で実行される制御ルーチンについて図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0089】
図11に示す制御ルーチンは、オペレータが操作部20が所定の操作をすることにより、画像表示媒体15への画像記録が指示されると実行される。
【0090】
ステップ302では、接続確認要求信号を送受信部18を介して表示装置14へ送信する。
【0091】
接続確認要求信号は、画像表示媒体15が接続部32に接続されているか否かの確認を表示装置14へ要求するための信号である。
【0092】
ステップ304では、送信許可信号を表示装置14から受信したか否かを判断する。送信許可信号は、画像表示媒体15へ書き込むべき画像の画像データの送信を許可する旨を制御装置12へ通知するための信号である。
【0093】
そして、送信許可信号を受信した場合には、ステップ306へ移行し、送信許可信号を受信していない場合には、ステップ316へ移行する。
【0094】
ステップ306では、メモリ22に記憶された画像データを送受信部18を介して表示装置14へ送信する。
【0095】
一方、ステップ316では、送信禁止信号を受信したか否かを判断する。送信禁止信号は、画像データの送信を禁止する旨を制御装置12にい通知するための信号である。
【0096】
そして、送信禁止信号を受信した場合にはステップ318へ移行し、送信禁止信号を受信していない場合には、ステップ304へ戻る。
【0097】
ステップ318では、警告処理を実行する。具体的には、例えば送信禁止信号を受信した旨を表すメッセージを表示部21に表示させる。これにより、オペレータは画像表示媒体15が接続部32に接続されておらず、画像データの送信ができない状態であることを容易に認識することができる。
【0098】
ステップ308では、書込終了信号を受信したか否かを判断する。書込終了信号は、画像データに基づく画像の画像表示媒体15に対する書込処理が終了したことを制御装置12に通知するための信号である。
【0099】
そして、書込終了信号を受信した場合には、ステップ310へ移行し、書込終了信号を受信していない場合には、ステップ312へ移行する。
【0100】
ステップ310では、書込終了信号を受信した対応処理として、例えば画像の書き込みが終了したことを表すメッセージを表示部21に表示させる。これにより、オペレータは画像の書き込みが終了したことを容易に認識することができる。
【0101】
ステップ312では、中止信号を受信したか否かを判断する。中止信号は、画像の書き込みが途中で中止されたことを制御装置12へ通知するための信号である。
【0102】
そして、中止信号を受信した場合にはステップ314へ移行し、中止信号を受信していない場合には、本ルーチンを終了する。
【0103】
ステップ314では、中止信号を受信した対応処理として、例えば画像の書き込みが途中で中止されたことを表すメッセージを表示部21に表示させる。これにより、オペレータは画像の書き込みが途中で中止されたことを容易に認識することができ、再度画像の書き込みを指示するなどの対応をとることが可能となる。
【0104】
次に、表示装置14の制御部24で実行される制御ルーチンについて図12に示すフローチャートを参照して説明する。
【0105】
図12に示す制御ルーチンは、制御装置12から送受信部26を介して接続確認要求信号を受信すると実行される。
【0106】
ステップ402では、接続検知部72による検知結果を取り込み、画像表示媒体15が接続されているか否かを判断する。そして、画像表示媒体15が接続されていると判断した場合には、ステップ404へ移行し、画像表示媒体15が接続されていないと判断した場合には、ステップ418へ移行する。
【0107】
ステップ404では、解除禁止処理を行う。すなわち、着脱機構34を構成する挟持部材62Aを図5において右方向に、挟持部材62Bを図5において左方向に同時に移動させることにより画像表示媒体15を挟持する。これにより、画像表示媒体15がロックされ、画像記録中に画像表示媒体15が接続部32から外されたり、過って外れてしまうのを防ぐことができる。
【0108】
次のステップ406では、送信許可信号を制御装置12へ送受信部26を介して送信する。これにより、制御装置12側において、画像表示媒体15がロックされたことを認識することができる。
【0109】
一方、ステップ418では、送信禁止信号を制御装置12へ送受信部26を介して送信する。これにより、制御装置12側において、画像表示媒体15がロックされていないことを認識することができる。
【0110】
ステップ408では、制御装置12から送信された画像データを受信したか否かを判断する。そして、画像データを受信した場合には、ステップ410へ移行し、画像データを受信していない場合には、本ルーチンを終了する。
【0111】
ステップ410では、受信した画像データを記録部28へ送信し、画像表示媒体15へ画像を記録させる。
【0112】
記録部28では、画像データが入力されると、前述したように、シーケンサ58から行毎の画像書込み信号(走査信号)が行電極駆動回路56に送られ、行電極駆動回路56から背面基板38の行電極42に画像書込電圧が順次印加される。同時に、背面基板38の行電極42に順次印加される画像書込電圧と同期して、画像書込電圧が印加される行に対応した画像情報信号がシーケンサ58から列電極駆動回路55へ送られ、列電極駆動回路55から表示基板36の列電極40に書込み行に対応した画像書込電圧が一斉に印加される。これが1行目から最終行目まで順次行われ、画像が表示される。
【0113】
また、記録部28により画像記録処理を行っているときに、制御部24は定期的に接続検知部72からの検知結果を取り込み、画像表示媒体15が接続されているか否かを判断する。そして、画像表示媒体15が外されていると判断した場合には、画像の記録を中止するよう記録部28に指示する。これにより、画像表示媒体15が何らかの理由で外された場合に画像の書き込みを続けてしまうのを防ぐことができる。
【0114】
画像の記録が終了すると、ステップ412において、画像の書き込みが正常終了したか否かを判断する。そして、画像の書き込みが正常終了した場合には、ステップ414へ移行し、正常終了していない場合には、ステップ420へ移行する。
【0115】
ステップ414では、画像の書き込みが正常終了したことを表す書込終了信号を送受信部26を介して制御装置12へ送信する。これにより、制御装置12側では、画像の記録が正常終了したことを認識することができる。
【0116】
一方、ステップ420では、画像の書き込みが正常終了せず、途中で中止されたことを表す中止信号を送受信部26を介して制御装置12へ送信する。これにより、制御装置12側では、画像の記録が正常終了せず途中で中止されたことを認識することができ、再度画像データの書き込みを指示する等の措置をとることが可能となる。
【0117】
ステップ416では、解除処理を行う。すなわち、着脱機構34を構成する挟持部材62Aを図5において左方向に、挟持部材62Bを図5において右方向に同時に移動させることにより画像表示媒体15を放す。これにより、画像表示媒体15が接続部32にロックされた状態を解除することができ、接続部32から画像表示媒体15を取り外すことが可能となる。
【0118】
なお、各処理を実行していることを表すメッセージを表示部29に表示させるようにしてもよい。具体的には、例えばステップ404において、解除禁止処理を行った場合には、画像表示媒体15がロックされていることを表すメッセージを表示部29に表示したり、ステップ410において画像書込中である旨を表すメッセージを表示部29に表示させたり、ステップ414において画像の書き込みが正常終了した旨を表すメッセージを表示部29に表示させたり、ステップ420において画像の書き込みが中止された旨を表すメッセージを表示部29に表示させたり、ステップ416において解除処理を行った場合には、画像表示媒体15のロックが解除されたことを表すメッセージを表示部29に表示させたりする。これにより、画像表示媒体15の現在の状態を容易に把握することができる。
【0119】
このように、画像表示媒体15が接続部32に接続されているか否かを検知し、接続されている場合には画像データの送信を許可し、接続されていない場合には画像データの送信を禁止するので、画像表示媒体15が接続されていない状態で過って画像の書き込みを実行してしまうのを防ぐことができる。これにより、安全且つ確実に画像表示媒体15に画像を記録することができる。
【0120】
また、制御装置12側では、画像データの送信が禁止されている場合には、警告表示を行うので、速やかに画像表示媒体15が接続されていないことを認識することができ、作業の効率を大幅に向上させることができる。
【0121】
なお、上記実施形態では、記録部28が表示装置14側に設けられた場合について説明したが、記録部28が接続部32に設けられた構成としてもよく、記録部28の一部が接続部32に設けられた構成としてもよい。
【0122】
また、図14に示すように、記録部28が画像表示媒体15側に設けられた構成としてもよい。さらに、記録部28の一部が画像表示媒体15側に設けられた構成としてもよい。例えば、図15に示すように、列電極駆動回路55及び行電極駆動回路56が画像表示媒体15側に設けられた構成としてもよい。
【0123】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、画像表示媒体15及び記録部28の他の形態について説明する。
【0124】
図13には、本実施形態に係る画像表示媒体80の断面図及び記録部28の概略構成を示した。画像表示媒体80は、画像に応じたパターンの光を照射しながら所定電圧を印加することにより画像を表示することができる画像表示媒体である。
【0125】
図13に示すように、画像表示媒体80はシート状に形成されており、一対の基板82間に挟まれた光感応性層である光導電層84、及び遮光層(光吸収層)86、及び表示層88とから構成される。また、光導電層84は電荷発生層84A、電荷輸送層84B、電荷発生層84Cの各層をこの順に積層して構成される。
【0126】
一対の基板82は、例えば片面にITO(酸化インジウム錫)電極83を対向面にそれぞれ備えたPETフィルムからなる。表示層88は、メモリ性のある表示素子からなる層であり、例えば正の誘電異方性を有するコレステリック液晶により構成される。
【0127】
記録部28は、制御部24から入力された画像データに応じたパターンの光信号を画像表示媒体80に露光しながら所定電圧を印加することにより画像を書き込むための装置である。
【0128】
図13に示すように、記録部28は、駆動制御部90、電圧印加部92、光パターン照射部93を含んで構成されている。光パターン照射部93は、パターン生成部94及び光源部96を含んで構成されている。
【0129】
電圧印加部92は、駆動制御部90からの指示により、画像表示媒体80のITO電極83に所定電圧の駆動パルスを印加して画像表示可能状態にする。電圧印加部92としては、例えば、ROMのような波形記憶部とDA変換部とを有し、ROMから読み出した波形をDA変換して駆動パルスを生成したり、パルス発生回路のような電気回路的な方式でパルスを発生させるように構成できる。
【0130】
パターン生成部94は、駆動制御部90からの指示により、制御部24からの画像データに応じたパターンを生成する。
【0131】
光源部96は、パターン生成部94において生成されたパターンを光のパターンとして画像表示媒体80の光導電層84側から照射する。
【0132】
パターン生成部94としては、例えば、TFTを用いた液晶ディスプレイ、単純マトリックス型液晶ディスプレイ等の透過型ディスプレイを適用することができる。光源部96としては、蛍光ライト、ハロゲンランプ、エレクトロルミネッセンス(EL)ライト等、画像表示媒体80に光を照射できるものであれば適用できる。
【0133】
また、上述のように、パターン生成部94と光源部96とは別体に設けた構成としてもよいし、一体に設けた構成としてもよい。一体に設けた構成とする場合、例えば、ELディスプレイ、CRT、フィールドエミッションディスプレイ(FED)などの発光型ディスプレイ等が適用できる。これらの他にも、画像表示媒体80に照射する光量、波長、及び、照射パターンを制御できる照明装置であれば、適用可能である。もちろん、光源は白色に限定されるわけではなく、フィルターを用いて得られる有色光とすることも可能である。
【0134】
駆動制御部90は、制御部24と接続されており、制御部24から入力された画像データを表示用の画像データに変換すると共に、電圧印加部92と光パターン照射部93とを同期して制御する。
【0135】
具体的には、駆動制御部90は、画像表示媒体80に対する画像の書き込み指示があると、制御部24から入力された画像データを表示用の画像データに変換して光パターン照射部93に出力すると共に、駆動指示信号を電圧印加部92に出力する。
【0136】
これにより、光パターン照射部93から画像データに応じたパターンの光が画像表示媒体80に照射される。この状態では画像は記録されないが、この状態で電圧印加部92によりITO電極83に駆動パルスが供給されると、光導電層84に、照射された光のパターンに応じたインピーダンス変化が生じ、表示層88に画像に応じて選択的に電圧が印加される。これにより、画像表示媒体80に画像が表示される。そして、電圧印加及び光の照射を停止した後も画像は保持される。
【0137】
なお、本実施形態では表示層88にコレステリック液晶を用いた画像表示媒体を用いた場合について説明したが、これに限らず、コレステリック液晶をマイクロカプセル化したものを用いてもよく、ネマティック液晶などの他の液晶素子を用いた画像表示媒体を用いてもよい。
【0138】
また、本実施形態では光パターン照射部が記録部28に搭載されているが、これに限られるものではなく、光パターン照射部がなくともかまわない。その場合は、画像表示媒体80に照射する光パターンは、パーソナルコンピュータのディスプレイやプロジェクター等の光源を利用することで代用することができる。これにより、パーソナルコンピュータやプロジェクターにより表示されている画像をハードコピーすることができる。
【0139】
なお、上記実施形態では、記録部28が表示装置14側に設けられた場合について説明したが、記録部28が接続部32に設けられた構成としてもよく、記録部28の一部が接続部32に設けられた構成としてもよい。
【0140】
また、図14に示すように、記録部28が画像表示媒体15側に設けられた構成としてもよい。さらに、記録部28の一部が画像表示媒体15側に設けられた構成としてもよい。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メモリ性のある画像表示媒体に対して安全かつ確実に画像を記録することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像記録装置の概略構成図である。
【図2】記録部の概略ブロック図である。
【図3】(A)は、図2のA−A断面図であり、(B)は、図2のB−B断面図である。
【図4】(A)は、表示基板の平面図であり、(B)は、背面基板の平面図である。
【図5】着脱機構について説明するための図である。
【図6】着脱機構について説明するための図である。
【図7】着脱機構について説明するための図である。
【図8】第1実施形態に係る制御装置の制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図9】第1実施形態に係る表示装置の制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る画像記録装置の概略構成図である。
【図11】第2実施形態に係る制御装置の制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図12】第2実施形態に係る表示装置の制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図13】第3実施形態に係る画像表示媒体の断面構成及び記録部の概略構成を示す図である。
【図14】画像記録装置の他の形態を示すブロック図である。
【図15】画像表示媒体及び記録部の他の形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10、70 画像記録装置
12 制御装置
14 表示装置
15、80 画像表示媒体
16、24 制御部
18、26 送受信部
20 操作部
21、29 表示部
22、30 メモリ
28 記録部
32 接続部
34 着脱機構
35 電極接続部
72 接続検知部

Claims (10)

  1. メモリ性を有する画像表示媒体を接続及び解除する接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記画像表示媒体に前記接続手段を介して画像を記録する記録手段と、
    前記接続手段に接続された前記画像表示媒体の解除を禁止するための禁止手段と、
    少なくとも画像記録処理中は前記画像表示媒体の解除を禁止するように制御する制御手段と、
    を備えた画像記録装置。
  2. メモリ性を有する画像表示媒体を接続及び解除する接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記画像表示媒体に前記接続手段を介して画像を記録する記録手段と、
    前記接続手段に接続された前記画像表示媒体の解除を禁止するための禁止手段と、
    前記画像表示媒体の解除が禁止されている場合は、画像記録処理を許可するように制御する制御手段と、
    を備えた画像記録装置。
  3. 前記画像表示媒体の接続状態を検知する検知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記画像表示媒体の接続が検知された場合には、前記画像記録処理を許可し、前記画像表示媒体の解除が検知された場合には、前記画像記録処理を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記画像記録中に前記画像表示媒体の解除が検知された場合には、前記画像記録処理を中止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記画像記録処理は、前記接続手段を介して前記画像表示媒体に画像を記録するための電圧を印加する処理であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記画像記録処理は、前記制御手段が前記記録手段へ画像データを送出する処理であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像記録装置。
  7. 前記検知手段による検知結果を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像記録処理を指示する指示手段及び前記画像表示媒体へ記録すべき画像の画像データを送信する第1の制御手段を含む送信側装置と、前記送信手段から送信された画像データを受信し、且つ前記記録手段を制御する第2の制御手段を含む受信側装置と、で構成され、
    前記画像記録処理は、前記第1の制御手段による前記画像データの送信処理を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像記録装置。
  9. 前記画像表示媒体は、少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、前記一対の基板間に印加される電圧により形成される電界に応じて移動可能に前記基板間に封入された少なくとも1種類の粒子群と、を備えた画像表示媒体であり、
    前記記録手段は、前記一対の基板間に画像に応じた電圧を印加する電圧印加手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像記録装置。
  10. 前記画像表示媒体は、透光性を有する一対の基板間に、少なくともメモリ性を有する表示層及び光導電層を積層してなり、且つ画像に応じた光を前記光導電層側から照射しながら所定電圧を前記一対の基板間に印加することにより画像表示が可能な画像表示媒体であり、
    前記記録手段は、前記一対の基板間に所定電圧を印加する電圧印加手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像記録装置。
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