JP2007316345A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の書き込み中などに母体ユニットから表示パネルユニットが取り外された場合でも乱れた画像を表示させないようにし得る表示装置を提供する。
【解決手段】電気泳動表示装置は、電気泳動表示パネル10を有する表示パネルユニット14と、表示パネルユニット14を着脱自在に接続し、かつ該接続状態にて電気泳動表示パネル10に画像を書き込むことが可能な母体ユニット6とを備える。表示パネルユニット14は、該表示パネルユニット14が母体ユニット6から取り外されたことを検知する取り外し検知回路11と、補助制御部12とを有している。この補助制御部12は、取り外し検知回路11により表示パネルユニット14の取り外しが検知されると、予め設定された特定表示駆動を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、取り外し可能なメモリー性表示パネルを有する表示装置に係り、特に、メモリー性表示パネルを母体ユニットに着脱自在に接続した状態で該表示パネルに画像を書き込む構成の表示装置に関する。
従来、非発光型の表示装置として、電圧印加によって粒子を移動させることに基づき表示を行うようにした粒子移動型表示装置が存在している。このような粒子移動型表示装置の一例として、絶縁性液体中に電気泳動粒子を分散させた分散液に電界を印加したときに、電気泳動粒子がクーロン力により移動する電気泳動現象を利用した電気泳動表示装置が挙げられる。
このような電気泳動表示装置の1つとして、着色した絶縁性液体と複数の帯電泳動粒子とからなる分散液を2つの電極間に封入した構成を備えたものが知られている。そして、これら両電極間に電圧を印加すると、電界(電場)の方向によって帯電泳動粒子がどちらか一方の電極に引き付けられることになり、このとき観測者には絶縁性液体の色、または帯電泳動粒子の色が見えることになる。
なお、このような電気泳動表示装置において、電極に引き付けられた帯電泳動粒子は、画素内の電界をゼロにしても、その空間的な状態を保ち、この帯電泳動粒子の空間状態によって表示される表示画像を保持することができる。即ち、この電気泳動表示装置はメモリー性を有し、よって表示書き換え時のみ電源を必要とするため、低消費電力に有効とされている。
ところで、このようなメモリー性を活用した電気泳動表示装置の駆動方法として、次のようなものが知られている。即ち、リセット動作期間にあっては、各画素電極にリセット電圧を書き込む。そして、次の書き込み動作期間にあっては、一定電圧を画像データの指示する階調値に応じた期間だけ、或いは一定期間に画像データの指示する階調値に応じた電圧だけ、各画素電極に印加する駆動方法である。この駆動方法では、表示状態が実質的に所望の階調レベルとなった後の表示画像の保持動作期間では、電気泳動粒子の空間的な分布状態を固定する。そのため、電気泳動粒子が受ける電界をゼロとするように、画素電極と共通電極との間の電位差をゼロにするようにしている(特許文献1及び2参照)。
しかしながら、このような保持動作として、画素電極と共通電極間の電位差を急激にゼロにすると、分散液層に書き込み電圧とは逆極性の反電界(反電場)が発生する場合がある。ここで、帯電泳動粒子の閾値特性が不十分な場合には、この反電界によって帯電泳動粒子が移動し、所望の表示状態を保持できなくなるため、メモリー性を阻害してしまうという問題がある。
この原因の1つとして残留DCが考えられている。ここで、電気泳動表示装置においては、電気泳動表示素子内に電気的な時定数の異なる領域が存在し、この領域間の界面に電荷が蓄積するため、DC成分が発生する。このDC成分を一般に残留DCと呼ぶ。そして、この残留DCが蓄積すると、画素電極への印加電圧を0Vにしても、分散液には印加電圧とは逆極性の反電界が発生する場合があり、この場合には、一部の帯電泳動粒子は反電界の作用を受け書き戻されてしまうため、十分に画像の保持が行なわれない。
そこで、従来は、表示画像の保持動作時に、画素電極と共通電極間の電位差の絶対値を急激にゼロにするのではなく、一定期間内に徐々に減衰させていく動作を行なうことで、残留DCを低減し、これにより反電界の発生を極力抑制するようにしている。
ついで、図3を参照し、この動作について説明する。なお、ここでは典型的な場合を想定し、表示状態が実質的に所望の階調レベルに達し、すべての画素への書き込み動作が終了したのちに、表示画像の保持動作を行なっている。なお、図3は、従来の電気泳動表示装置の画素への印加電圧と光学応答を示すタイミングチャート図である。
図3(a)において横軸は時間軸、縦軸は電圧軸であり、実線は電気泳動表示装置の或る画素に対して外部から印加する電圧の一例であり、破線はその際、分散液に実際にかかる実効電圧を示している。また、図3(b)はそのときの光学応答を示している。また、図3におけるAはリセット動作期間、Bは書き込み動作期間、Cは保持動作期間を示している。なお、リセット動作期間Aの前の期間は、前回に行なった表示状態を示している。
まず、時刻t0から時刻t1に至った後のリセット動作期間Aにおいて、リセット電圧Vrを印加して、前回に行った表示をリセットする。次に、時刻t2に至った後の書き込み動作期間Bにおいて、書き込み電圧Vwを印加することにより、電気泳動表示素子内のTFT素子等を駆動して画素に所望の階調レベルの表示を行なう。
ここで、階調レベルの制御は、書き込み電圧Vwのパルス幅変調或いは振幅変調によって行なう。なお、パルス幅変調を行なう場合は書き込み電圧Vwの長さによって、また電圧振幅変調を行なう場合は書き込み電圧Vwの大きさによって、階調レベルを制御することができる。
次に、時刻t3に至った後の保持動作期間Cにおいては、電気泳動粒子に作用する電場をゼロにするために、電極の電位を制御することによって表示保持を行なう。この際、残留DCによって電場が実効的にゼロにならないことを避けるべく、画素電極と共通電極との間の電位差を一定期間内に徐々に減衰させる。なお、このように印加した書き込み電圧Vwを徐々に減衰させる方法として、次の方法がある。即ち、複数フィールドを使用して各フィールドで画素へ電圧印加を行なう度に印加電圧を徐々に減衰させていく方法、或いは、TFT素子をオフ(OFF)状態にして印加電圧を徐々に減衰させていく方法である。
そして、このような保持動作によって、図3(b)に示した保持動作期間C及びその期間以降では、光学応答は一定に保持される。このようにして、反電場の発生を極力抑制し、保持特性の改良を行なう。
特開2002−116733号公報 特開2002−116734号公報
しかし、電子ペーパーのように母体ユニットから取り外しが可能な表示パネルユニットを備えた電気泳動型表示装置では、画素電極と共通電極間の電位差の絶対値を徐々に減衰させる途中で、ユーザーが母体ユニットから表示パネルユニットを取り外す場合がある。この場合、取り外しと同時に、画素内の電界が急激にゼロとなるため、表示状態が乱れる虞れがある。
また、画像を書き込んでいる途中にも、ユーザーが表示パネルユニットを取り外してしまう場合があり、この場合も同様に、取り外しと同時に画素内の電界が急激にゼロとなるため、表示状態が乱れてしまう可能性がある。また、母体ユニットから表示パネルユニットを取り外したと同時に、画像を消去したい、或いは画像を切り替えたいというユーザーも存在する。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像の書き込み中などに母体ユニットから表示パネルユニットが取り外された場合でも乱れた画像を表示させないようにし得る表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、メモリー性表示パネルを有する表示パネルユニットと、該表示パネルユニットを着脱自在に接続し、かつ該接続状態にて前記メモリー性表示パネルに画像を書き込むことが可能な母体ユニットと、を備えた表示装置において、前記表示パネルユニットは、該表示パネルユニットが前記母体ユニットから取り外されたことを検知する取り外し検知手段と、該取り外し検知手段により前記表示パネルユニットの取り外しが検知されると、予め設定された特定表示駆動を実行する制御手段と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、画像の書き込み中などに母体ユニットから表示パネルユニットが取り外されたとしても、取り外し検知手段が当該取り外しを検知した際に、予め設定された特定表示駆動が制御手段により実行される。これにより、取り外されたメモリー性表示パネルに乱れた画像が表示される不具合を確実に防止することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明に係る第1の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、図1は、本発明に係る取り外し可能なメモリー性表示パネルを有する表示装置の一実施形態としての電気泳動表示装置を模式的に示すブロック構成図である。
図1に示すように、電気泳動表示装置は、母体ユニット6と、この母体ユニット6に対して取り外し可能に接続される表示パネルユニット14とを有している。母体ユニット6は、グラフィックメモリー(RAM)1、中央演算処理装置(CPU)2、グラフィックコントローラ(GC)3、パネル制御部4、及び電源5を有している。表示パネルユニット14は、データ線駆動回路8、走査線駆動回路9、メモリー性表示パネルとしての電気泳動表示パネル10、取り外し検知手段としての取り外し検知回路11、制御手段としての補助制御部12、及び補助電源13を有している。
母体ユニット6側において、グラフィックコントローラ3は、中央演算処理装置2の指令に基づき、グラフィックメモリー1の画像データを情報転送クロックに従ってパネル制御部4に送信する。パネル制御部4は、グラフィックコントローラ3からの画像データに基づいてフィールド同期信号、水平同期信号、データ取り込みクロック等の制御信号、及び表示データを生成し、データ線駆動回路8、走査線駆動回路9に転送する。
そして、データ線駆動回路8及び走査線駆動回路9は、パネル制御部4より受信した制御信号、表示データに従って、電気泳動表示パネル10に駆動電圧を出力して表示を行なう。また、電源5は、システムを構成する各部への電力供給を行なう。
表示パネルユニット14側において、取り外し検知回路11は、この表示パネルユニット14が母体ユニット6から取り外されたことを電気的に検知する回路であり、その情報は補助制御部12に伝送される。
補助制御部12は、取り外し検知回路11からの情報を受けて、表示パネルユニット14が取り外された直後から電気泳動表示パネル10への制御を開始する。この際、補助電源13は、補助制御部12、データ線駆動回路8及び走査線駆動回路9を、一定の期間だけ動作させるための電力を供給する。
そして、電気泳動表示パネル10は、第1電極である画素電極及び第2電極である共通電極に駆動電圧を供給(印加)することで画素電極と共通電極間に生じる電界によって、絶縁性液体中に分散された帯電泳動粒子を移動させる。これにより、電気泳動表示素子からなる1画素あたりの電気泳動表示素子21(図2参照)に画像を表示させる。この電気泳動表示パネル10は、1画素あたりの電気泳動表示素子21(図2参照)を複数備えている。
次に、図2に沿って、電気泳動表示パネル10における一画素の回路構成について説明する。なお、同図は、電気泳動表示パネル10において互いに同じ構成を有する複数の画素のうちの1つの回路構成を模式的に表した図である。
同図では、複数のゲートライン(走査線)23とソースライン(データ線)24とがマトリクス状に配設されているが、図2では、それらのうちの1部位に関して抜粋して示している。同図に示すように、ゲートライン23とソースライン24との交差部分には、アクティブマトリクス駆動表示用の薄膜トランジスタ22(Thin Film Transistor:以下、TFT22と称する)が接続されている。TFT22には、画素27が接続されている。
画素27は、画素電極21aがTFT22のドレイン電極22aに接続され、かつ電気泳動表示素子21及び補助容量25を有しており、電気泳動表示素子21は共通電極26に対し共通に接続されて電圧Vcomが印加されている。また補助容量25は、電気泳動表示素子21に並列に接続され、電極の一端をTFT22のドレイン電極22aに接続し、他端を共通電極26に接続している。さらに、TFT22のゲート電極22bはゲートライン23に接続され、TFT22のソース電極22cはソースライン24に接続されている。
ここで、このような回路構成において、走査線駆動回路9から出力された駆動電圧に従い、或るゲートライン23がアクティブになると、そのゲートライン23に接続された全TFT22はオン状態となる。このときデータ線駆動回路8から出力された駆動電圧が、TFT22を介して画素27に印加される。複数のゲートライン23は順次走査され、それに対応してソースライン24に駆動電圧が印加されることにより、画素27それぞれの電気泳動表示素子21に所望の駆動電圧が印加されて、表示が行なわれる。
次に、本実施形態で用いる電気泳動表示パネル10の動作について、先に説明した図3を用いて説明することとする。
まず、或る階調レベルに書き込まれて保持状態である電気泳動表示パネル10の各1画素あたりの電気泳動表示素子21に対し、リセット動作期間Aにおいて電圧Vrを印加して階調レベルを黒にリセットする。その後、書き込み動作期間Bにおいて、画素電極21aと共通電極26との間に電圧Vwを印加して、所望の階調レベルにする。その後、保持動作期間Cにおいて、画素電極21aと共通電極26との間の電位差を、一定期間内に徐々に減衰させる。その後は、休止期間を示し、1画素あたりの電気泳動表示素子21内の電界がゼロの状態で表示状態を維持している。
次に、ユーザーが母体ユニット6から表示パネルユニット14を取り外した際の駆動について説明する。
ここで、ユーザーが母体ユニット6から表示パネルユニット14を取り外すタイミングは、以下の場合が想定される。
(1)リセット動作期間A
(2)書き込み動作期間B
(3)保持動作期間C
(4)これらの期間A、B、C以外の期間
以下、上記タイミング1〜4のそれぞれにおける駆動について述べる。
[タイミング1]
リセット動作期間Aのタイミングで、表示パネルユニット14が母体ユニット6から取り外された場合、取り外し検知回路11は取り外されたことを検知し、その情報を補助制御部12に送信する。また取り外し検知回路11は、取り外し直前にパネル制御部4から出力されていたリセット動作期間を示す信号に基づき、リセット動作期間Aであることを判別し、その情報を補助制御部12に送信する。
これにより、補助制御部12は、それらの情報を受けて、全面白(或いは全面黒)を電気泳動表示パネル10に書き込むように駆動する。その際の駆動は、走査線駆動回路9のすべての出力段をハイ(High)状態にし、電気泳動表示パネル10のすべての1画素あたりの電気泳動表示素子21のTFT22をオン(ON)状態にして、全面白(或いは全面黒)を書き込む。この時、補助電源13は、電気泳動表示パネル10を全面白(或いは全面黒)に書き込む一定期間だけ電力を供給すればよい。以上のようにして、ユーザーがリセット動作期間A中に母体ユニット6から表示ユニット14を取り外したためにリセットが未完了の場合であっても、乱れた画像が表示されることを回避することができる。
[タイミング2]
書き込み動作期間Bのタイミングで母体ユニット6から表示ユニット14が取り外された場合、取り外し検知回路11は取り外されたことを検知し、その情報を補助制御部12に送信する。また取り外し検知回路11は、取り外し直前にパネル制御部4から出力されていた信号に基づき、書き込み動作期間Bであることを判別し、その情報を補助制御部12に送信する。その後は、上記タイミング1におけるリセット動作期間Aと同様にして、全面白(或いは全面黒)を電気泳動表示パネル10に書き込むように駆動する。以上のようにして、ユーザーが書き込み動作期間B中に母体ユニット6から表示ユニット14を取り外したために書き込みが未完了の場合であっても、乱れた画像が表示されることを回避することができる。
以上のように、補助制御部12が、予め設定された特定表示駆動として、表示パネルユニット14の母体ユニット6からの取り外し後、取り外し直前の表示状態に拘わらず、電気泳動表示パネル10に対する全面白書き処理込み又は全面黒書き込み処理を実行する。
即ち、取り外し検知回路11が、表示パネルユニット14が母体ユニット6から取り外されたタイミングがリセット動作期間A、書き込み動作期間B及び保持動作期間Cのうちの何れであるかを判別する。補助制御部12が、取り外し検知回路11による判別の結果がリセット動作期間A及び書き込み動作期間Bのうち何れかである場合に、全面白書き込み処理又は全面黒書き込み処理を実行する。電気泳動表示パネル10は、ソース電極22c、ドレイン電極22a及びゲート電極22bからなる複数のTFT22を画素ごとに有し、かつドレイン電極22aと電気的容量を介して配される共通電極26を有している。そして、補助制御部12は、特定表示駆動の実行時に、複数のTFT22をすべて同じ導電状態(即ち、すべてオン状態又はすべてオフ状態)にすることで全面白書き込み処理又は全面黒書き込みを実行することができる。
[タイミング3]
保持動作期間Cのタイミングで母体ユニット6から表示ユニット14が取り外された場合、取り外し検知回路11は取り外されたことを検知し、その情報を補助制御部12に送信する。また取り外し検知回路11は、取り外し直前にパネル制御部4から出力されていた信号に基づき、保持動作期間Cであることを判別し、その情報を補助制御部12に送信する。補助制御部12は、それらの情報を受けて、電気泳動表示パネル10の1画素あたりの電気泳動表示素子21それぞれの画素電極21aと共通電極26との間の電位差を、一定期間内で徐々に減衰させる。その際の駆動は、走査線駆動回路9のすべての出力段をロー(Low)状態にして、電気泳動表示パネル10のすべての1画素あたりの電気泳動表示素子21のTFT22をオフ(OFF)状態にして、補助容量25に貯まっていた電荷を徐々にリークさせる。以上のようにして、ユーザーが保持動作期間C中に母体ユニット6から表示ユニット14を取り外しても、表示画像のメモリーを完了することができる。
以上のように、補助制御部12が、予め設定された特定表示駆動として、表示パネルユニット14の母体ユニット6からの取り外し直前の表示状態を取り外し後も維持する駆動を実行する。
即ち、取り外し検知回路11が、表示パネルユニット14が母体ユニット6から取り外されたタイミングがリセット動作期間A、書き込み動作期間B及び保持動作期間Cのうちの何れであるかを判別する。補助制御部12が、取り外し検知回路11による判別の結果が保持動作期間Cである場合に、表示パネルユニット14の取り外し直前の表示状態を取り外し後も維持する駆動を実行する。電気泳動表示パネル10は、ソース電極22c、ドレイン電極22a及びゲート電極22bからなる複数のTFT22を画素ごとに有し、かつドレイン電極22aと電気的容量を介して配される共通電極26を有している。そして、補助制御部12が、特定表示駆動の実行時に、複数のTFT22をすべてオフ状態にすることで、表示パネルユニット14の取り外し直前の表示状態を取り外し後も維持することができる。
このように、画像のリセット中や書き込み中に母体ユニット6から表示パネルユニット14が取り外されたとしても、取り外し検知回路11が当該取り外しを検知した際に、予め設定された特定表示駆動が補助制御部12により実行される。このため、取り外された電気泳動表示パネル10に乱れた画像が表示される不具合が確実に防止できる。
[タイミング4]
リセット動作期間A、書き込み動作期間B、保持動作期間C以外の期間のタイミングで母体ユニット6から表示ユニット14が取り外された場合、電気泳動表示パネル10は既に表示画像のメモリーを完了しているので、問題はない。このように、ユーザーが母体ユニット6から表示パネルユニット14を取り外しても、乱れた画像が表示されることを防止することが可能となる。
<第2の実施形態>
ここで、第1の実施形態を一部変更した第2の実施形態について説明する。すなわち、第1の実施形態における取り外し可能なメモリー性表示装置の一例である電気泳動表示装置では、例えば、セキュリティの観点から取り外し直後に全面白(或いは全面黒)を書き込んでおきたいというユーザーも存在する。
その場合には、第1の実施形態におけるタイミング3またはタイミング4で取り外された場合においても、第1の実施形態におけるリセット動作期間Aのタイミング1で取り外された場合と同様の駆動を行う。これにより、ユーザーが母体ユニット6から表示パネルユニット14を取り外した直後に、全面白(或いは全面黒)に書き換えることができる。
即ち、補助制御部12が、特定表示駆動として、表示パネルユニット14の母体ユニット6からの取り外し直後に、予め設定されている特定画像(固定画像)として、全面白(或いは全面黒)を電気泳動表示パネル10に書き込むように駆動することができる。この場合も、取り外された電気泳動表示パネル10に乱れた画像が表示される不具合を確実に防止することができる。
なお、第1、第2の実施形態では、グラフィックメモリー1、中央演算処理装置2、グラフィックコントローラ3、パネル制御部4、電源5を母体ユニット6側に、取り外し検知回路11、補助制御部12、補助電源13を表示パネルユニット14側に備えていた。しかし本発明は、当該電気泳動表示装置に限らず、例えば、表示パネルユニット14側にグラフィックメモリー1、中央演算処理装置2、グラフィックコントローラ3、パネル制御部4、電池、取り外し検知回路11を備えた電気泳動表示装置への適用も可能である。その場合、母体ユニット6側には、画像情報伝達回路、充電回路などを備えることができる。
また、第1及び第2の実施形態では、電気泳動表示装置の各1画素あたりの電気泳動表示素子21に接続されるスイッチング素子として、TFT22を用いたアクティブマトリックス方式を例に挙げて説明した。しかし本発明は、TFTを用いたアクティブマトリックス方式に限定されるものではなく、TFD(Thin Film Diode)など他のスイッチング素子を用いたアクティブマトリックス方式、またセグメント方式、単純マトリックス方式にも適用できる。
さらに、本発明は、上下移動型電気泳動表示装置に対しても、水平移動型電気泳動表示装置に対しても適用することができる。また、帯電泳動粒子と分散媒を多数のマイクロカプセルのそれぞれに内包させるように構成した電気泳動表示素子を備えた電気泳動表示装置にも適用可能である。また本発明は、電気泳動表示装置への適用に限定されるものではない。他の表示メモリー性をもつ表示装置、例えばトナーディスプレイ(信学技報EID99−154、P7(2000)、千葉大)、Gyricon(SID‘77 Digest、p114、ゼロックス)などにも適用可能である。
本発明に係る第1の実施形態における表示装置の一例である電気泳動表示装置を模式的に示すブロック構成図。 本発明に係る第1の実施形態における表示装置の一例である電気泳動表示装置の各画素を示す回路構成図。 従来の電気泳動表示装置の画素への印加電圧と光学応答を示すタイミングチャート図。
符号の説明
1 グラフィックメモリー
2 中央演算処理装置
3 グラフィックコントローラ
4 パネル制御部
5 電源
6 母体ユニット
8 データ線駆動回路
9 走査線駆動回路
10 メモリー性表示パネル(電気泳動表示パネル)
11 取り外し検知手段(取り外し検知回路)
12 制御手段(補助制御部)
13 補助電源
14 表示パネルユニット
21 電気泳動表示素子21
22 TFT
23 ゲートライン
24 ソースライン
25 補助容量

Claims (9)

  1. メモリー性表示パネルを有する表示パネルユニットと、該表示パネルユニットを着脱自在に接続し、かつ該接続状態にて前記メモリー性表示パネルに画像を書き込むことが可能な母体ユニットと、を備えた表示装置において、
    前記表示パネルユニットは、
    該表示パネルユニットが前記母体ユニットから取り外されたことを検知する取り外し検知手段と、
    該取り外し検知手段により前記表示パネルユニットの取り外しが検知されると、予め設定された特定表示駆動を実行する制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記特定表示駆動として、前記表示パネルユニットの前記母体ユニットからの取り外し後、取り外し直前の表示状態に拘わらず前記メモリー性表示パネルに対する全面白書き込み処理又は全面黒書き込み処理を実行してなる、
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記取り外し検知手段は、前記表示パネルユニットが前記母体ユニットから取り外されたタイミングがリセット動作期間、書き込み動作期間及び保持動作期間のうちの何れであるかを判別し、
    前記制御手段は、前記取り外し検知手段による前記判別の結果が前記リセット動作期間及び前記書き込み動作期間のうち何れかである場合に、前記全面白書き込み処理又は全面黒書き込み処理を実行してなる、
    請求項2記載の表示装置。
  4. 前記メモリー性表示パネルは、ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極からなる複数のスイッチング素子を画素ごとに有すると共に、前記ドレイン電極と電気的容量を介して配される共通電極を有し、
    前記制御手段は、前記特定表示駆動の実行時に、前記複数のスイッチング素子をすべて同じ導電状態にすることで前記全面白書き込み処理又は前記全面黒書き込み処理を実行してなる、
    請求項3記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記特定表示駆動として、前記表示パネルユニットの前記母体ユニットからの取り外し直前の表示状態を取り外し後も維持する駆動を実行してなる、
    請求項1記載の表示装置。
  6. 前記取り外し検知手段は、前記表示パネルユニットが前記母体ユニットから取り外されたタイミングがリセット動作期間、書き込み動作期間及び保持動作期間のうちの何れであるかを判別し、
    前記制御手段は、前記取り外し検知手段による前記判別の結果が前記保持動作期間である場合に、前記表示パネルユニットの取り外し直前の表示状態を取り外し後も維持する駆動を実行してなる、
    請求項5記載の表示装置。
  7. 前記メモリー性表示パネルは、ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極からなる複数のスイッチング素子を画素ごとに有すると共に、前記ドレイン電極と電気的容量を介して配される共通電極を有し、
    前記制御手段は、前記特定表示駆動の実行時に、前記複数のスイッチング素子をすべてオフ状態にすることで、前記表示パネルユニットの取り外し直前の表示状態を取り外し後も維持してなる、
    請求項6記載の表示装置。
  8. 前記制御手段は、前記特定表示駆動として、前記表示パネルユニットの前記母体ユニットからの取り外し後、予め設定されている特定画像を前記メモリー性表示パネルに書き込む駆動を実行してなる、
    請求項1記載の表示装置。
  9. 前記表示装置は、
    前記メモリー性表示パネルを有する第1基板と該表示パネルに対向配置された第2基板との間に帯電泳動粒子及び該粒子を分散させる媒質が封入され、前記第1及び第2基板の少なくとも一方に設けられた第1電極及び第2電極間に電圧を印加して前記媒質中に電界を形成する電気泳動表示装置である、
    請求項1ないし8のいずれか1項記載の表示装置。
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