JP2006133332A - 粒子移動型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源をオフにした場合も、表示画像を安定して保持することができる粒子移動型表示装置を提供する。
【解決手段】 第1電極及び第2電極に駆動電圧を供給する電源供給手段5による駆動電圧供給動作を制御する制御手段6は、電源供給手段5による駆動電圧供給を停止するスイッチ手段7からの信号が入力された際、動作期間判断手段1からの信号に基づいて動作期間がリセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間のいずれかであると判断した場合には、保持動作期間が終了した後、電源供給手段5による駆動電圧供給を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粒子移動型表示装置に関し、特に駆動電圧の供給制御に関する。
従来、非発光型の表示装置として、電圧印加によって粒子を移動させることに基づき表示を行うようにした粒子移動型表示装置があり、このような粒子移動型表示装置の一例として、絶縁性液体中に電気泳動粒子を分散させた分散液に電界を印加したときに、電気泳動粒子がクーロン力により移動する電気泳動現象を利用した電気泳動表示装置が挙げられる。
このような電気泳動表示装置の1つとして、2つの電極の間に着色した絶縁性液体と複数の帯電泳動粒子からなる分散液を封入した構成のものがある。そして、この両電極間に電圧を加えると、電界の方向によって帯電泳動粒子がどちらか一方の電極に引き付けられることになり、このとき観測者には絶縁性液体の色、または帯電泳動粒子の色が見えることになる。
なお、このような電気泳動表示装置において、電極に引き付けられた帯電泳動粒子は画素内の電界をゼロにしても、その空間的な状態を保ち、この帯電泳動粒子の空間状態によって表示される表示画像を保持することができる。即ち、この電気泳動表示装置はメモリ性を有し、よって表示書き換え時のみ電源を必要とし、低消費電力に有効とされている。
ところで、このようなメモリ性を活用した電気泳動表示装置の駆動方法としては、リセット動作期間にあっては、各画素電極にリセット電圧を書き込み、次の書き込み動作期間にあっては、一定電圧を画像データの指示する階調値に応じた期間だけ、或は一定期間に画像データの指示する階調値に応じた電圧だけ、各画素電極に印加する。
そして、表示状態が実質的に所望の階調レベルとなった後の表示画像の保持動作期間においては、電気泳動粒子の空間的な分布状態を固定するため、電気泳動粒子が受ける電場をゼロとするように、画素電極と共通電極の電極間の電位差をゼロにするようにしている(特許文献1及び特許文献2参照。)。
しかしながら、このような保持動作として、画素電極と共通電極間の電位差を急激にゼロにすると、分散液層に書き込み電圧とは逆極性の反電場が発生する場合がある。ここで、帯電泳動粒子の閾値特性が不十分な場合には、この反電場によって帯電泳動粒子が移動し、所望の表示状態を保持できなくなるため、メモリ性を阻害してしまうという問題がある。
この原因の1つとして残留DCが考えられている。ここで、電気泳動表示装置においては、電気泳動表示素子内に電気的な時定数の異なる領域が存在し、この領域間の界面に電荷が蓄積するため、DC成分が発生する。このDC成分を一般に残留DCと呼ぶ。そして、この残留DCが蓄積すると、画素電極への印加電圧を0Vにしても、分散液には印加電圧とは逆極性の反電場が発生する場合があり、この場合には、一部の帯電泳動粒子は反電場の作用を受け書き戻されてしまうため、十分に画像の保持が行なわれない。
そこで、従来は、表示画像の保持動作時に、画素電極と共通電極間の電位差の絶対値を急激にゼロにするのではなく、一定期間内に徐々に減衰させていく動作を行なうことで、残留DCを低減し、これにより反電場の発生を極力抑制するようにしている。
次に、図7を用いて、この動作について説明する。なお、ここでは典型的な場合を想定し、表示状態が実質的に所望の階調レベルに達し、すべての画素への書き込み動作が終了したのちに、表示画像の保持動作を行なっている。
図7の(a)において横軸は時間軸、縦軸は電圧軸であり、実線は電気泳動表示装置のある画素に対して外部から印加する電圧の一例であり、破線はその際、分散液に実際にかかる実効電圧を示している。また、図7の(b)はそのときの光学応答である。また、図7において、(A)はリセット動作期間、(B)は書き込み動作期間、(C)は保持動作期間を示している。なお、リセット動作期間(A)の前の期間は前回に行なった表示状態を示している。
まず、時刻t0から時刻t1に至った後のリセット期間(A)において、リセット電圧Vrを印加して、前回に行った表示をリセットする。次に、時刻t2に至った後の書き込み期間(B)において、書き込み電圧Vwを印加することにより、電気泳動表示素子内のTFT素子等を駆動して画素に所望の階調レベルの表示を行なう。
ここで、階調レベルの制御は、書き込み電圧Vwのパルス幅変調あるいは振幅変調によって行なう。なお、パルス幅変調を行なう場合は書き込み電圧Vwの長さによって、また電圧振幅変調を行なう場合は書き込み電圧Vwの大きさによって、階調レベルを制御することができる。
次に、時刻t3に至った後の保持動作期間(C)においては、電気泳動粒子に作用する電場をゼロにするために、電極の電位を制御することによって表示保持を行なうが、この際、残留DCによって電場が実効的にゼロにならないことを避けるべく、画素電極と共通電極間の電位差を一定期間内に徐々に減衰させる。なお、このように印加した書き込み電圧Vwを徐々に減衰させる方法としては、複数フィールドを使用して各フィールドで画素へ電圧印加を行なう度に印加電圧を徐々に減衰させていく方法が挙げられる。
そして、このような保持動作によって、図7の(b)に示す保持動作期間(C)及び、その期間以降では、光学応答は一定に保持される。このようにして、反電場の発生を極力抑制し、保持特性の改良を行なう
特開2002−116733号公報 特開2002−116734号公報
しかしながら、このような従来の電気泳動表示装置において、画素電極と共通電極間の電位差の絶対値を徐々に減衰させていく途中に、ユーザが電気泳動表示装置の電源をオフにする場合があり、この場合、電源オフと同時に、画素内の電界が急激にゼロとなるために表示状態が乱れてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、電源をオフにした場合も、表示画像を安定して保持することができる電気泳動表示装置(粒子移動型表示装置)を提供することを目的とするものである。
本発明は、第1電極及び第2電極と粒子を備えた画素を有すると共に、前記第1電極及び第2電極に駆動電圧を供給し、第1電極及び第2電極間に生じる電界により粒子を移動させて画素に画像を表示させる書き込み動作期間と、前記第1電極及び第2電極間の電位差の絶対値を徐々に減衰させながら前記画素に表示させた画像を保持する保持動作期間と、前記書き込み動作期間の前に設けられ、先に画素に表示させた画像をリセットするリセット動作期間と、前記駆動電圧の供給を休止する休止期間とを備えた粒子移動型表示装置であって、前記第1電極及び第2電極に駆動電圧を供給する電源供給手段と、前記電源供給手段による駆動電圧供給を停止するスイッチ手段と、前記スイッチ手段からの信号が入力された際の動作期間が、前記リセット動作期間、前記書き込み動作期間、前記保持動作期間及び前記休止期間のうちのどの動作期間かを判断する動作期間判断手段と、前記電源供給手段による駆動電圧供給動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記スイッチ手段からの信号が入力された際、前記動作期間判断手段からの信号に基づいて動作期間が駆動電圧供給が継続して必要な期間であると判断した場合には、前記保持動作期間が終了した後、前記電源供給手段による駆動電圧供給を停止させることを特徴とするものである。
本発明のように、スイッチ手段からの信号が入力された際、動作期間がリセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間のいずれかである場合には、保持動作期間が終了した後、電源供給手段による駆動電圧供給を停止させるようにすることにより、電源をオフにした場合も、表示画像を安定して保持することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る粒子移動型表示装置の一例である電気泳動表示装置のブロック構成図である。
ここで、この電気泳動表示装置は、グラフィックコントローラ1、グラフィックメモリ2、パネルコントローラ3、中央演算処理装置(CPU)4、電源ユニット5、電源制御部6、電源スイッチ7、データ線駆動回路8、走査線駆動回路9、電気泳動表示パネル10から構成される。
グラフィックコントローラ1は、中央演算処理装置4の指令に基づきグラフィックメモリ2の画像データを情報転送クロックに従ってパネルコントローラ3に送信する。さらに、そのとき電気泳動表示装置が、リセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間又は休止期間のうちのどの期間にあるかを判別する動作期間判別機能を備えており、動作期間に応じて電源制御部6へ電源オフ・イネーブル信号Soeを出力する。なお、動作期間判別機能については後述する。
また、パネルコントローラ3は、グラフィックコントローラ1からの画像データに基づいてフィールド同期信号、水平同期信号、データ取り込みクロック等の制御信号、及び表示データを生成し、データ線駆動回路8、走査線駆動回路9に転送する。そして、データ線駆動回路8及び走査線駆動回路9は、パネルコントローラ3より受信した制御信号、表示データに従って、電気泳動表示パネル10に駆動電圧を出力して表示を行なう。
また、電源供給手段である電源ユニット5は、システムを構成する各部への電源供給を行なうものであり、電源制御部6により電源供給の実行・停止が制御されるようになっている。ここで、この制御手段である電源制御部6は、スイッチ手段である電源スイッチ7のオン/オフに応じて入力される電源スイッチ状態信号Ssw及び動作期間判断手段であるグラフィックコントローラ1からの電源オフ・イネーブル信号Soeに基づいて電源コントロール信号Sconの信号レベルを決定し、電源ユニット5に送信するようになっている。
なお、電源ユニット5は、この電源コントロール信号Sconの信号レベルが、例えばハイレベル(H)からローレベル(L)に変化すると、システムを構成する各部への電源供給を停止する。
また、電気泳動表示パネル10は、絶縁性液体中に分散された帯電泳動粒子を第1電極である画素電極及び第2電極である共通電極に供給した駆動電圧によって画素電極及び共通電極間に生じる電界により移動させて画素に画像を表示させるものであり、この電気泳動表示パネル10は複数の画素を備えている。
なお、図2は、この電気泳動表示パネル10の各画素の回路構成を示すものであり、図2に示すように、各画素11の画素電極はアクティブマトリクス駆動表示用の薄膜トランジスタ12(Thin Film Transistor:以下、TFTと称する)のドレイン電極に接続されている。また、共通電極は全画素共通して接続され、電圧Vcomが印加されている。
さらに、ゲートライン13はTFT12のゲート電極に、ソースライン14はTFT12のソース電極にそれぞれ接続されている。また補助容量15は電気泳動表示素子11に並列に接続されている。
ここで、このような回路構成において、走査線駆動回路9から出力された駆動電圧に従い、あるゲートライン13がアクティブになると、そのゲートライン13に接続された全TFT12はオン状態となり、このときデータ線駆動回路8から出力された駆動電圧が、TFT12を介して電気泳動表示素子11に印加される。そして、ゲートライン13が順次走査され、それに対応してソースライン14に駆動電圧が印加されることにより、画素に所望の駆動電圧が印加されて表示が行なわれる。
次に、このような構成の電気泳動表示装置の動作について図3を用いて説明する。なお、ここでは典型的な場合を想定し、表示状態が実質的に所望の階調レベルに達し、すべての画素への書き込み動作が終了したのちに、表示画像の保持動作を行なっているが、その場合に限られるものではなく、書き込み動作が終了する前に保持動作に入るなどの場合も考えられる。
まず、ある画素に対して外部から印加する電圧Voltageについて説明する。
図3において、時刻t1以前は、休止期間であり、電源スイッチをオンにした後、あるいは前回に行なった表示状態を維持している状態であり、画素内の電界がゼロである。また、時刻t1から時刻t4までは表示動作期間を示している。詳細には、時刻t1から時刻t2まではリセット動作期間を示し、時刻t1にリセット電圧Vrを印加して、前回に行なった表示をリセットする。
そして、時刻t2から時刻t3までは書き込み動作期間を示し、時刻t2に、書き込み電圧Vwを印加することによってTFTを駆動して所望の階調レベルの表示を行なう。時刻t3から時刻t4までは保持動作期間を示し、時刻t3以降は画素電極と共通電極間の電位差を一定期間内に徐々に減衰させる。時刻t4以降は再び休止期間を示し、画素内の電界がゼロの状態で表示状態を維持している。
なお、図3に示すように、このようなリセット動作期間、書き込み動作期間、あるいは保持動作期間において、電源オフ・イネーブル信号Soeとしてハイレベル(H)の信号が出力されている。また、時刻t1以前の休止期間及びt4以降の休止期間では、電源オフ・イネーブル信号Soeとしてローレベル(L)の信号が出力されている。
ところで、本実施の形態においては、リセット動作期間、書き込み動作期間、あるいは保持動作期間において、電源スイッチ7がオフとなっても電源オフ・イネーブル信号Soeが出力されている間は、電源ユニット5によるデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8などへの電源供給が行なわれるようにしている。
ここで、この電圧供給制御は、既述したように電源制御部6により、電源スイッチ状態信号Sswが入力された際のグラフィックコントローラ1からの電源オフ・イネーブル信号Soe(の信号レベル)に基づいて行われる。なお、本実施の形態においては、電源スイッチ状態信号Ssw、電源オフ・イネーブル信号Soeのレベルは下記のとおりである。
(電源スイッチ状態信号Ssw)
・電源スイッチ7がオンの場合:ハイレベル(H)
・電源スイッチ7がオフの場合:ローレベル(L)
(電源オフ・イネーブル信号Soe)
・リセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間
:ハイレベル(H)
・休止期間 :ローレベル(L)
次に、電源オフ・イネーブル信号Soeの出力を決定するためのグラフィックコントローラ1の動作期間判別機能について説明する。
ここで、グラフィックコントローラ1には、中央演算処理装置4からの各動作期間を示す信号に基づいて電源オフ・イネーブル信号Soeを出力する制御ロジック回路が設けられている。また、中央演算処理装置4は、リセット動作期間を示す信号としてリセット動作信号Sr、書き込み動作期間を示す信号として書き込み動作信号Sw、保持動作期間を示す信号として保持動作信号Sh、休止期間を示す信号として休止動作信号Spと設定し、各動作期間に対応して各動作信号をグラフィックコントローラ1に対して出力する。
なお、本実施の形態においては、図4に示すように、中央演算処理装置4からの出力としては、リセット動作信号SrをLL、書き込み動作信号SwをLH、保持動作信号ShをHL、休止動作信号SpをHH、というように2ビットの動作信号(1ビット目:S1、2ビット目:S2)を割り振るようにしている。なお、この場合、制御ロジック回路は単純にAND回路で構成することができる。
そして、このような動作期間を判別する制御ロジック回路により、グラフィックコントローラ1のアウトプットとしての電源オフ・イネーブル信号Soeはリセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間ではハイレベル(H)、休止期間ではローレベル(L)となる。
したがって、一連の動作の間の、電源スイッチ状態信号Ssw及び電源オフ・イネーブル信号Soeの出力は以下のようになる。
まず、電気泳動表示装置の電源スイッチ7をオンにした直後(時刻t0)には、電源スイッチ状態信号Sswはハイレベル(H)、電源オフ・イネーブル信号Soeはローレベル(L)となっている。
次に、先に画素に表示された画像をリセットするためにリセット動作が開始されると同時に、電源オフ・イネーブル信号Soeはハイレベル(H)となる。そして、このリセット動作、この後の書き込み動作、保持動作が順に終了した後、休止期間となると電源オフ・イネーブル信号Soeは再びローレベル(L)となって、一連の動作が終了する。
ところで、電源スイッチ7をオフにし、電源スイッチ状態信号Sswをハイレベル(H)からローレベル(L)に切り替えるタイミングは、ユーザの意思に依存しており、このような電源スイッチ7をオフするタイミングとしては、
(1)電気泳動表示装置の電源スイッチ7をオンにした直後、リセット動作の開始前
(2)リセット動作期間中
(3)書き込み動作期間中
(4)保持動作期間中
(5)保持動作期間後
の5通りのタイミングが存在する。
ここで、このような5通りのタイミングのいずれかのタイミングで電源スイッチ7がオフされたとき、電源制御部6は、このときの電源オフ・イネーブル信号Soeと図5の制御論理テーブルとに基づいて電源ユニット5に入力する電源コントロール信号Sconを決定するようにしている。
そして、電源ユニット5は、電源コントロール信号Sconがローレベル(L)の場合には電源供給を停止するが、電源コントロール信号Sconがハイレベル(H)の場合、即ちリセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間のいずれかで、駆動電圧供給が継続して必要な期間の場合には、例え電源スイッチ7がオフされた場合でも、電源供給を継続して行うようになっている。
次に、上記(1)〜(5)の各場合における電源オフ時の動作について説明する。
(1) 電気泳動表示装置の電源スイッチ7をオンにした直後、リセット動作の開始前
この場合、図6の(1)に示すように電源スイッチ7からの電源スイッチ状態信号Sswがローレベル(L)となると、この時点では電源オフ・イネーブル信号がローレベル(L)であるため、同時に電源コントロール信号Sconがローレベル(L)となる。この結果、電源ユニット5はデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8などへの電源供給を停止する。
(2) リセット動作期間中
この場合、図6の(2)に示すように電源スイッチ7からの電源スイッチ状態信号Sswがローレベル(L)となるが、この時点では電源オフ・イネーブル信号Soeがハイレベル(H)であるため、電源コントロール信号Sconがハイレベル(H)のままであり、電源ユニット5からデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8への電源供給は継続し、リセット動作、書き込み動作、及び保持動作が継続される。
そして、リセット動作期間、書き込み動作期間、及び保持動作期間が終了して電源オフ・イネーブル信号Soeがローレベル(L)となると、電源コントロール信号Sconがローレベル(L)となる。この結果、電源ユニット5はデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8などへの電源供給を停止する。
(3) 書き込み動作期間中
この場合、図6の(3)に示すように電源スイッチ7からの電源スイッチ状態信号Sswがローレベル(L)となるが、この時点では電源オフ・イネーブル信号Soeがハイレベル(H)であるため、電源コントロール信号Sconがハイレベル(H)のままであり、電源ユニット5からデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8への電源供給は継続し、書き込み動作、及び保持動作が継続される。
そして、書き込み動作期間、及び保持動作期間が終了して、電源オフ・イネーブル信号Soeがローレベル(L)となると、電源コントロール信号Sconがローレベル(L)となる。この結果、電源ユニット5はデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8などへの電源供給を停止する。
(4) 保持動作期間中
この場合、図6の(4)に示すように電源スイッチ7からの電源スイッチ状態信号Sswがローレベル(L)となるが、この時点では電源オフ・イネーブル信号Soeがハイレベル(H)であるため、電源コントロール信号Sconがハイレベル(H)のままであり、電源ユニット5からデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8への電源供給は継続し、保持動作が継続される。
そして、保持動作期間が終了して、電源オフ・イネーブル信号Soeがローレベル(L)となると、電源コントロール信号Sconがローレベル(L)となる。この結果、電源ユニット5はデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8などへの電源供給を停止する。
(5) 保持動作期間後
この場合、図6の(5)に示すように電源スイッチ7からの電源スイッチ状態信号Sswがローレベル(L)となると、この時点では電源オフ・イネーブル信号Soeがローレベル(L)であるため、同時に電源コントロール信号Sconがローレベル(L)となる。この結果、電源ユニット5はデータ線駆動回路7、走査線駆動回路8などへの電源供給を停止する。
このように、電源スイッチ7がオフとなった際、動作期間がリセット動作期間、書き込み動作期間、保持動作期間のいずれかである場合には、保持動作期間が終了した後、電源ユニット5による駆動電圧供給を停止させるようにすることにより、電源をオフとする指令がされた場合であっても、必ず書き込み動作が行なわれ、保持動作期間が完全に終了した後に電源をオフとすることが可能となる。これにより、保持動作期間において電源ユニット5から供給される電圧がゼロとなり、それと同時に、画素内の電界が急激に変化して表示状態が乱れるといった不具合を防ぐことができ、表示画像を安定して保持することが可能となる。
なお、本実施の形態では、動作期間判断をグラフィックコントローラ1が行なうように構成したが、この動作期間判断はパネルコントローラ3又は中央演算処理装置4が行なっても良い。また、本実施の形態では、電気泳動表示装置の各画素に接続されるスイッチング素子としてTFTを用いたアクティブマトリックス方式を例にとって説明したが、本発明は、TFTを用いたアクティブマトリックス方式に限定されるものではなく、TFDなど他のスイッチング素子を用いたアクティブマトリックス方式、またセグメント方式、単純マトリックス方式にも適用できる。
さらに、本発明は上下移動型電気泳動表示装置に対しても、水平移動型電気泳動表示装置に対しても適用できる。また、帯電泳動粒子と分散媒を多数のマイクロカプセルのそれぞれに内包させるように構成した電気泳動表示素子を備えた電気泳動表示装置にも適用できる。またさらに、本発明は、電気泳動表示装置への適用に限定されるものではなく、他の表示メモリ性をもつ表示装置、たとえばトナーディスプレイ、Gyriconなどにも適用できる。
本発明の実施の形態に係る粒子移動型表示装置の一例である電気泳動表示装置のブロック構成図。 上記電気泳動表示装置に設けられた電気泳動表示パネルの各画素の回路構成を示す図。 上記電気泳動表示装置の各動作期間における印加電圧を示す図。 上記電気泳動表示装置のグラフィックコントローラに設けられた制御論理テーブルを示す図。 上記電気泳動表示装置の電源制御部に設けられた制御論理テーブルを示す図。 上記電気泳動表示装置の各動作期間において、電源制御部に入力される電源スイッチ状態信号Sswと電源制御部から出力される電源コントロール信号Sconを示す図。 従来の電気泳動表示装置の各動作期間における印加電圧及び光学応答を示す図。
符号の説明
1 グラフィックコントローラ
2 グラフィックメモリ
3 パネルコントローラ
4 中央演算処理装置(CPU)
5 電源ユニット
6 電源制御部
7 電源スイッチ
8 データ線駆動回路
9 走査線駆動回路
10 電気泳動表示パネル
Soe 電源オフ・イネーブル信号
Ssw 電源スイッチ状態信号

Claims (5)

  1. 第1電極及び第2電極と粒子を備えた画素を有すると共に、前記第1電極及び第2電極に駆動電圧を供給し、第1電極及び第2電極間に生じる電界により粒子を移動させて画素に画像を表示させる書き込み動作期間と、前記第1電極及び第2電極間の電位差の絶対値を徐々に減衰させながら前記画素に表示させた画像を保持する保持動作期間と、前記書き込み動作期間の前に設けられ、先に画素に表示させた画像をリセットするリセット動作期間と、前記駆動電圧の供給を休止する休止期間とを備えた粒子移動型表示装置であって、
    前記第1電極及び第2電極に駆動電圧を供給する電源供給手段と、
    前記電源供給手段による駆動電圧供給を停止するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段からの信号が入力された際の動作期間が、前記リセット動作期間、前記書き込み動作期間、前記保持動作期間及び前記休止期間のうちのどの動作期間かを判断する動作期間判断手段と、
    前記電源供給手段による駆動電圧供給動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記スイッチ手段からの信号が入力された際、前記動作期間判断手段からの信号に基づいて動作期間が駆動電圧供給が継続して必要な期間であると判断した場合には、前記保持動作期間が終了した後、前記電源供給手段による駆動電圧供給を停止させることを特徴とする粒子移動型表示装置。
  2. 前記駆動電圧供給が継続して必要な動作期間は、前記リセット動作期間、前記書き込み動作期間及び前記保持動作期間であることを特徴とする請求項1記載の粒子移動型表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記休止期間及び前記電源供給手段により駆動電圧の供給を開始してから前記書き込み動作を開始するまでに前記スイッチ手段からの信号が入力された場合には、前記電源供給手段による駆動電圧供給を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の粒子移動型表示装置。
  4. 前記粒子は絶縁性液体中に分散された帯電泳動粒子であり、前記第1電極及び第2電極に供給した駆動電圧によって第1電極及び第2電極間に生じる電界により前記帯電泳動粒子を移動させて画素に画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粒子移動型表示装置。
  5. 前記帯電泳動粒子を、前記絶縁性液体と共にマイクロカプセルに内包させたことを特徴とする請求項4記載の粒子移動型表示装置。
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