JP2004232742A - 軸の連結構造 - Google Patents

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勇吉 須長
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Abstract

【課題】両方の筒を連結させる際、具体的には、係合突起が係合穴に向かう組み立ての過程で、その係合突起は内方に向かって十分に可撓していなければならない。よって、十分に可撓させながらの組み立てとなり、それ故に、係合突起の外筒内壁面に対する摩擦力が高く、組み立てが困難なものとなってしまっていた。また、組み立てる際に係合突起と係合穴との位置決めが正確なされていないと、組み立て過程における位置決めの修正は困難であった。即ち、摩擦力が大きい状態で互いを周方向に相対的に回転させつつ、長手方向に押し込まなければならないのである。
【解決手段】一方の軸に略L字形の溝を形成すると共に、そのL字形の浅溝部の端部に、その浅溝部よりも深い深溝部を形成し、又、他方の軸には前記浅溝部を摺接移動し深溝部に係合する突部を形成した軸の連結構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸の連結構造に関し、例えば、筆記具の後部に取り付けられている尾栓と軸本体との連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
軸筒の連結構造の1例として、内壁に内方に突出する係合突起を設けた外筒と側壁に係合孔を設ける可撓片を形成した内筒とよりなり、外筒に内筒を嵌合の上、上記外筒の係合突起を内筒の係止孔に係合してなる連結構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平6−46717号公報(請求項1、第1図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の従来技術にあっては、両方の筒を連結させる際、具体的には、係合突起が係合穴に向かう組み立ての過程で、その係合突起は内方に向かって十分に可撓していなければならない。よって、十分に可撓させながらの組み立てとなり、それ故に、係合突起の外筒内壁面に対する摩擦力が高く、組み立てが困難なものとなってしまっていた。また、組み立てる際に係合突起と係合穴との位置決めが正確にされていないと、組み立て過程における位置決めの修正は困難であった。即ち、摩擦力が大きい状態で互いを周方向に相対的に回転させつつ、長手方向に押し込まなければならないのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一方の軸に略L字形の溝を形成すると共に、そのL字形の浅溝部の端部に、その浅溝部よりも深い深溝部を形成し、又、他方の軸には前記浅溝部を摺接移動し深溝部に係合する突部を形成したことを要旨とする。
【0006】
【作用】
組み立て過程における突部の変形量が少なくなると共に、軸の厚さに相当した係合距離が得られる。
【0007】
【実施例】
軸筒の内部にシャープペンシルが配置され、後部に配置されているノック部材を押圧操作することによって前記シャープペンシルが突出する、いわいる、出没式の筆記具(シャープペンシル)を1例として挙げ説明するが、これに限定されるものではない。内部に配置される物がボールペンであっても良いし、筆記具に限らず、電子入力ペンなどであっても良い。また、出没式の筆記具に限らず、例えば、キャップの着脱によってボールペンのペン先を保護するような一般的な筆記具に適用させたクリップであっても良い。
軸筒1の前端には、先部2が一体形成されているが、別部材で構成し互いを螺着などの手段によって着脱自在に固定しても良い。また、軸筒1の内部には、中軸3が前後動自在に配置されており、その中軸3の先端には先具4が螺着などの手段によって着脱自在に固定されている。その先具4の先端には、芯を案内する芯保護管部5が一体形成されているが、別部材で構成し互いを圧入などの手段によって固定しても良い。これら中軸3や先具4は、常時は、弾撥部材6によって後方に付勢され、前記軸筒1内に収納されているが、中軸3が前進移動することによって、先部2の先端から突出し得るようになっている。
【0008】
一方、前記軸筒1の後部には尾冠14が取り付けられ、その尾冠14には軸筒1の径方向に付勢されたクリップ7が固定されており、そのクリップ7の先端内側には玉部8が形成されている。そして、前記中軸3が前進し、その中軸3の後端部9が玉部8に達すると、クリップ7の前方部分が軸筒1の窓孔1aを介して径方向に倒れ込むように回転し、クリップ7の係合部10が中軸4の後端部9に係合するのである。
ここで、前記クリップ7は、金属材質からなる弾性状のクリップ本体11と樹脂材質からなる比較的弾性を有しない押圧操作部材12とから構成されているが、これに限定されることはなく、クリップ本体を弾性状の樹脂材質から構成し、一方、押圧操作部材を弾性を有さない金属材質から構成するなどしても良い。そして、クリップ本体11の後部はコ字形(クリップ基部)に形成されており、そのクリップ基部13が前記軸筒1の後部に着脱自在に固定された尾冠14に圧入・固定されている。さらに詳述すると、前記押圧操作部材12のほぼ中央部には窓孔15が形成されており、前記クリップ本体11がその窓孔15を貫通している。そして、その押圧操作部材12の後方部はクリップ7と軸筒1との連結部から後方に向けて延設形成されている。又、クリップ本体11には2つの係合孔16が形成されており、その係合孔16に押圧操作部材12の突起17が圧入されている。即ち、この圧入状態によって押圧操作部材12とクリップ本体11とが結合されており、さらに、押圧操作部材12は窓孔15にクリップ本体11を貫通させて結合しているため、比較的、強い押圧操作力を作用させても外れない構造となっている。
【0009】
次ぎに、前記軸筒1と尾冠14との連結構造について具体的に説明する。軸筒1の後部には、後端開口部1bから前方に向かって縮形するV溝1cが形成されている。そのV溝の底面部は、鋭角な状態に形成されているのではなく、平面部1dとなっている。また、軸筒1の後部内面には、後端開口部1bから前方に向かってL字形の案内溝1eが形成されている。詳述すると、軸筒1の軸線方向に形成された縦溝1fと、その縦溝1fから径方向に形成された横溝1gとからL字形の案内溝1eが形成されている。そして、そのL字形の案内溝1eの横溝1gには、貫通孔1hが形成されている。この貫通孔1hは、本例では貫通した孔となっているが、前記案内溝1eよりも深く形成されていれば良い。即ち、この貫通孔1hが本発明における深溝部となっている。このL字形の案内溝1eや貫通孔1hは、対向した2箇所の位置に形成されているが、片側のみであっても良い。
【0010】
前記尾冠14のクリップ7と反対側の位置には、前記軸筒1に形成されたV溝1cに嵌り込むV字形突起14aが形成されている。そして、そのV字形突起14aの上部には鍔部14bが形成されており、前記軸筒1の後端開口部1bの端面に当接している。
また、尾冠14の前方側面には、前記軸筒1の案内溝1eを摺接し、貫通孔1hに係合する突部14cが形成されている。この突部14cは軸筒1の厚さとほぼ同等な高さを有しており、また、突部14cの径方向の側面の一方には、傾斜面14dが形成され、他方の側面には前記軸筒1の略中心に向かう垂面14eが形成されている。尚、傾斜面14dは、前記縦溝1fの方向に傾斜した状態で形成されている。符号14fは、尾冠14を軸当1に連結させる際、突部14cが内方に向かって弾性変形するためのスリットであって、対向した2箇所に形成されている。
【0011】
前記中軸3の内側には、芯タンク18が摺動自在に配置されており、その芯タンク18の前端には、芯の把持・解放を行うチャック体19が固定されている。また、そのチャック体19の前方部分には、チャック体19の開閉を行うチャックリング20が囲撓している。そして、チャック体19の前方には、芯の後退を阻止するゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材21が位置しており、その芯戻り止め部材21は前記先具5の内面に圧入・固定されている。符号22は、前記芯タンク18やチャック体19などを後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材であり、中軸3と芯タンク19との間に張設されている。
他方、前記芯タンク18の後部には、消しゴム23が着脱自在に嵌入されていおり、又、その消しゴム23を覆うようにノック部材24が着脱自在に取り付けられている。
【0012】
次ぎに軸筒1と尾冠14との連結方法、即ち、組み立て方法について説明する。最初に尾冠14の突部14cを前記軸筒1の縦溝1fに合致させ強く押し込む。この時、前記突部14cはスリット14fを利用し内方へ弾性変形するが、その弾性変形の量は、前記縦溝1fの深さ分、変形量が抑制される。よって、従来技術に比し、ほぼ同等な挿入距離を設定した場合においては、比較的軽い力で押し込むことができる。押し込み動作によって、縦溝1fの下端に突部14cが達した段階で、尾冠14を軸筒1に対して相対的に回転させる。この回転動作によって、尾冠14の突部14cが横溝1gの貫通孔1hに没入・係合する。この時、突部14cを、ほぼ軸筒1の厚さ分係合する構成とし、軸心方向に対する抜け防止効果を強固なものとしても良いが、十分な係合力が得られるので有れば、軸筒1の厚さよりも若干少なく係合させても良い。言い換えれば、突部14cの内方への変形量と案内溝1eの深さの総量が係合している量となっている。しかるに、本実施例で示したような出没式の筆記具に対しては、特に有効な手段となっている。即ち、中軸3を後退させた際には、尾冠14に大きな衝撃力が加わる。この衝撃力による尾冠14の脱落が確実に防止されるのである。又、突部14cの垂面14eが貫通孔1hの内壁面に面接触するため、軸筒1に対する尾冠14の位置決め性が良好となる。
ここで、何らかの理由によって、軸筒1と尾冠14とを分離しなければならない場合には、尾冠14を軸筒1に対して相対的に回転させる。この時、突部14cに形成されている傾斜面14dによって、多少の引っかかりはあるものの容易に回転させることができる。次いで、尾冠14を軸筒1と離隔する方向に引っ張り分離させる。また、分離する際においては、窓孔1aからクリップ7の玉部8を持ち上げ、離脱させなければ尾冠14を回転することができない構造となっている。その為、中軸3とクリップ7との係合は必ず解除された状態となっている。よって、尾冠14を離脱させる際には、弾撥部材6はほぼ自由長(ほぼ非圧縮状態)となっているため、その弾撥力は弱いものとなっており、もって、中軸3が勢いよく飛び出す危険性は少なく、分離動作の安全性が確保される。
【0013】
次に使用例について説明する。ノック部材24を押圧すると、弾撥部材6の弾撥力に抗して前記中軸3並びに、芯タンク18などが前進移動し、先部2の先端から先具4並びに、芯保護管部5が突出する。この時、中軸3の後端9が、クリップ7の係合部10に係合し、前記弾撥部材6の復帰力による後退動作が阻止される。ここで、一度戻した後、更にノック部材24を押圧すれば、芯タンク18やチャック体19が弾撥部材22の弾撥力に抗して前進し、芯の繰り出し操作が行われる。
再び、先具5を先部2内に収納したい場合には、前記クリップ7に固定された押圧操作部材12の後部を軸筒1の方向に押圧する。この動作によってクリップ本体11の尾冠14との接触部Sを支点とし、クリップ本体11は前方部分が持ち上げられるように回転し、係合部10と中軸3の後端9との係合が解除される。この瞬間に前記中軸3が弾撥部材6の復元作用によって後退する。
尚、前記中軸3が復帰した状態においては、芯タンク18の鍔部18aが尾冠14の前端面に押し付けられるようなっている。芯タンク18の後退位置が規制されることによって、チャック体19が開放状態となり、万が一、芯が繰り出されている状態であっても、芯が芯タンク内に容易に埋没する。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、一方の軸に略L字形の溝を形成すると共に、そのL字形の浅溝部の端部に、その浅溝部よりも深い深溝部を形成し、又、他方の軸には前記浅溝部を摺接移動し深溝部に係合する突部を形成したので、容易に互いの軸を連結させることができ、また、強固な連結状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例を示す縦半断面図(突出状態)。
【図2】図1の右側面外観図。
【図3】図1の斜視図。
【図4】軸筒の要部断面斜視図。
【図5】尾冠の外観斜視図。
【図6】図5の底面図。
【符号の説明】
1 軸筒
1a 窓孔
1b 後端開口部
1c V溝
1d 平面部
1e 案内溝
1f 縦溝
1g 横溝
1h 貫通孔
2 先部
3 中軸
4 先具
5 芯保護管部
6 弾撥部材
7 クリップ
8 玉部
9 後端部
10 係合部
11 クリップ本体
12 押圧操作部材
13 クリップ基部
14 尾冠
14a V字形突起
14b 鍔部
14c 突部
14d 傾斜面
14e 垂面
14f スリット
15 窓孔
16 係合孔
17 突起
18 芯タンク
18a 鍔部
19 チャック体
20 チャックリング
21 芯戻り止め部材
22 弾撥部材
23 消しゴム
24 ノック部材
S 接触部

Claims (3)

  1. 一方の軸に略L字形の溝を形成すると共に、そのL字形の浅溝部の端部に、その浅溝部よりも深い深溝部を形成し、又、他方の軸には前記浅溝部を摺接移動し深溝部に係合する突部を形成したことを特徴とする軸の連結構造。
  2. 前記略L字形の溝を一方の軸の内周面に形成すると共に、他方の軸の外周面に前記突部を形成したことを特徴とする請求項1記載の軸の連結構造。
  3. 前記突部の径方向の側面の一方に傾斜面を形成すると共に、他方の側面には軸の略中心に向かう垂面を形成したことを特徴とする請求項1,或いは、請求項2に記載の軸の連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093843A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Kotobuki & Co Ltd 筆記具用尾冠の取付構造
JP2011156811A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Kotobuki & Co Ltd 複合筆記具

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