JP4574972B2 - 出没式筆記具 - Google Patents

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本発明は、軸筒内に筆記体ユニットを出没可能に配置し、その筆記体ユニットの突出状態をクリップによって維持させた出没式筆記具に関する。
1例として、「クリップ板、バネ板及び係止部を有する玉部から構成されるクリップと、ノック操作により軸推移して所要位置に係止部を有するノック棒を備え、ノック操作によりノック棒を前進させて筆記体の筆先部を軸先端口から突出状態となしたときにバネ板の作用により玉部の係止部とノック棒の係止部とを係合可能になすと共にクリップ板の後端部を押圧することによりその係合が解除されて筆記体の筆先部が軸内に没入するよう構成された筆記具において、クリップのクリップ板又はバネ板の前端両側縁部に下方へ折曲しその前縁部に切り欠きを有する突出片を設けて該突出片をその切り欠きを係止部とする玉部となし、又玉部の後端縁に続く後方位置のクリップ板の側縁部に折曲片を設けて該折曲片をクリップ板の下面に重合したバネ板の下面側に当接するように折曲してかしめクリップ板とバネ板とを一体的に固着したことを特徴とする筆記具のクリップ。」がある。
実開昭62−178186号
上記の従来技術は、筆記体の突出状態をクリップの係止部(玉部)とノック棒の係止部の係合によって維持している。その際、前記係止部である玉部の1部には、軸の内部に没移入し前記ノック棒の係止部に係合している。一方、筆記体の没入時には、前記玉部が筆記体の表面に摺接し軸からは突出状態にある。
しかし、軸の外接円、つまり、軸の表面から突出量は少なく、ポケットなどに筆記具を差し込む場合には些か困難性があった。即ち、玉部の軸表面からの突出量が少ない為に、ポケットが容易にクリップと軸との間に入り込まないのである。
而して、クリップの玉部を敢えて持ち上げながらポケットなどに差し込まなければならず、その動作が面倒なものとなってしまっていた。尚、この現象は、軸の厚さが厚くなるに従って顕著となり、例えば、玉部の高さと軸筒の厚さがほぼ同等になってしまった場合には、クリップとしての本来の機能を失ってしまうことになる。
本発明は、軸筒内に筆記体ユニットを出没可能に配置し、その筆記体ユニットの突出状態をクリップによって維持させた出没式筆記具であって、前記クリップを、金属材質からなる弾性状のクリップ本体と、押圧操作部材とから構成し、前記筆記体ユニットの突出状態の維持をクリップ本体に設けた係合部と筆記体ユニットに設けた受部との係合によってなし、又、前記クリップ本体の係合部を軸筒に形成した貫通孔を介して筆記体ユニットの受部に係合させると共に、前記貫通孔を軸筒の外側に向かって順次拡径する傾斜面を有した貫通孔とし、又、前記係合部をクリップの先端内側に形成した玉部とし、更に、前記筆記体ユニットの突出状態において、前記クリップ本体の係合部の外表面を軸筒の外接円よりも内側に位置させると共に、前記クリップの後部にコ字型の基部を形成し、その基部を前記軸筒に形成した圧入溝に圧入・固定し、又、前記押圧操作部材を、前記クリップ本体の中間部において、そのクリップ本体の軸筒側の面に位置する部分を有するものとなし、前記押圧操作部材を後方に向けて延設形成し、その延設部と前記クリップ本体との間に空間を設けたことを要旨とする。
本発明は、軸筒内に筆記体ユニットを出没可能に配置し、その筆記体ユニットの突出状態をクリップによって維持させた出没式筆記具であって、前記クリップを、金属材質からなる弾性状のクリップ本体と、押圧操作部材とから構成し、前記筆記体ユニットの突出状態の維持をクリップ本体に設けた係合部と筆記体ユニットに設けた受部との係合によってなし、又、前記クリップ本体の係合部を軸筒に形成した貫通孔を介して筆記体ユニットの受部に係合させると共に、前記貫通孔を軸筒の外側に向かって順次拡径する傾斜面を有した貫通孔とし、又、前記係合部をクリップの先端内側に形成した玉部とし、更に、前記筆記体ユニットの突出状態において、前記クリップ本体の係合部の外表面を軸筒の外接円よりも内側に位置させると共に、前記クリップの後部にコ字型の基部を形成し、その基部を前記軸筒に形成した圧入溝に圧入・固定し、又、前記押圧操作部材を、前記クリップ本体の中間部において、そのクリップ本体の軸筒側の面に位置する部分を有するものとなし、前記押圧操作部材を後方に向けて延設形成し、その延設部と前記クリップ本体との間に空間を設けたので、クリップとしての機能を失うことなく、容易に筆記具をポケットなどに差し込むことができる。
軸筒の内部にシャープペンシル(筆記体)が配置され、後部に配置されているノック部材を押圧操作することによって前記シャープペンシルが突出する、いわゆる、出没式の筆記具(シャープペンシル)を挙げ説明するが、筆記体としてはシャープペンシルに限定させるものではなく、例えば、ボールペンやマーキングペンなどであっても良い。
樹脂材質から形成された軸筒1の前端には、先部材2が螺着などの手段によって着脱自在に固定されている。また、軸筒1の内部には、中軸3が前後動自在に配置されており、その中軸3の前方には後述するスライド部材4が前記先部材2に対して摺動自在に配置されている。そのスライド部材4の先端には、芯を案内する芯保護管5が圧入などの手段によって固定されているが、スライド部材4に一体形成などしても良い。これら中軸3やスライド部材4は、常時は、弾撥部材6によって後方に付勢され、前記軸筒1内に収納されているが、中軸3が前進移動することによって、スライド部材4が先部材2の先端から突出し得るようになっている。
一方、前記軸筒1の後部内面には、圧入溝7が形成されており、その圧入溝7には径方向に付勢されたクリップ8の基部8aが圧入・固定されており、そのクリップ8の先端内側には玉部9が形成されている。そして、前記中軸3が前進し、その中軸3の後端部10が玉部9に達すると、クリップ8の前方部分が軸筒1の側壁に形成した貫通した窓孔1aを介して径方向に倒れ込むように回転し、クリップ8の係合部11が中軸3の後端部10に係合するのである。その窓孔1aは、軸筒1の外側に向かって順次拡開するなだらかな傾斜面1bを有している。この傾斜面1bは窓孔1aの周囲に設けてあるが、少なくとも軸筒1の長手方向に形成して有ればよい。即ち、ポケットなどが差し込まれる方向に少なくとも傾斜面1bが形成されていればよい。
ここで、前記クリップ8は、金属材質からなる弾性状のクリップ本体12と樹脂材質からなる比較的弾性を有しない押圧操作部材13とから構成されている。そして、クリップ本体12の後部はコ字形(クリップ基部)に形成されており、その基部8aが軸筒1の前記圧入溝7に圧入・固定されている。
尚、前記中軸3の後部には外周突出部が形成されており、前記軸筒1の内面に形成された内周突出部に係合し得るようになっている(図示せず)。即ち、外周突出部が内周突出部に係合することによって、中軸3の軸筒1の後端からの飛び出しが防止されているのである。
次ぎに、シャープペンシルユニットついて説明する。前記中軸3の内部には、芯タンク14が前後動自在に配置されており、その芯タンク14の前端には開閉可能なチャック体15が固定されている。そのチャック体15の外周には、チャック体15の開閉を行うチャックリング16が囲繞している。また、これらの部材を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材17が、前記芯タンク14と中軸3の内面段部3aとの間に張設されている。そして、これら芯タンク14やチャック体15、チャックリング16、並びに、弾撥部材17などから本発明の芯繰り出し手段18が構成されている。
また、前記先部材2に摺動自在、且つ、出没可能に配置されたスライド部材4の内部には、芯を案内する案内部材19と、その案内部材19の前方に芯を軽く保持し、芯の後退を阻止するシリコーンゴムやNBRなどの弾性体からなる芯戻り止め部材20が配置されているが、これら案内部材19と芯戻り止め部材20をスライド部材4と一体成形などしても良い。さらに、前記スライド部材4の後方には、筒状部21が形成されており、その筒状部21には窓孔22が対向した位置に形成されている。また、その窓孔22に連接して、筒状部21にはスリットが形成されており、その筒状部21に外部作用を与えれば、弾性変形力によって拡開可能なものとなっている。そして、前記窓孔22には、前記チャック体15の前方外周に形成された突部23が遊挿している。
なお、前記先部材2の内面後方には、段部24が形成されている。前記チャックリング16の前進移動が阻止される規制部であり、その段部24にチャックリング16が当接すると、チャック体15が拡開され、把持している芯が解放される。本例のように、先部材2の内面にチャックリング16が当接する段部24を形成しているが、一般的な、出没機構のように、中軸3の前端に先具を固定し、その先具の内面に前記相当の段部を形成し、チャックリングを当接させても良い。しかし、軸径の増加によるデザインの規制や部品点数の増加に伴い組立て工数も増加することから、前者である先部材2の内面に段部24を形成し、その段部24にチャックリング16を当接させ、チャック体15を拡開させるのが好ましい。
ここで、前記チャックリング16が段部24に当接するまでの距離は、前記チャック体15の突部23がスライド部材4の窓孔22の前端部に当接するまでの距離よりも小さく設定されている。即ち、チャックリング16が段部24に当接した後に、チャック体15の突部23が窓孔22の前端部に当接し、チャック体15が拡開するようになっている。具体的に説明すると、チャックリング16が前記段部24に当接する距離は、チャック体15の突部23が当接する距離よりも0.2mmほど短く設定されているが、0.1mm〜1.0mm程度の差であるならば、十分に機能する。ちなみに、1.0mmでも機能はするものの、芯の突出量が多くなってしまい、後における芯の突出量の調整が面倒となる。
符号25は、前記先部材2の内面リブ26とスライド部材4との間に介在されたゴム材質などからなるOリングであって、そのOリング25によって摺動抵抗を付与している。そのスライド部材4の先部材2に対する摺動抵抗力は、芯が前記芯戻り止め部材20に対する摺動抵抗力よりも大きく設定されている。即ち、チャック体15と共に芯が前進しても、スライド部材4は先部材2に対して移動が規制されている。ちなみに、前記芯戻り止め部材の芯保持力は、20gf〜100gfが好適な値であり、この値より小さいと芯が滑り落ちてきてしまう危険性があり、逆に、高いと芯が繰り出せなくなってしまう危険性がある。なお、本例では、Oリング25を先部材2に形成した内面リブ26に摺接させているが、内面リブに変え、単に筒状の内面に摺接させても良いが、Oリングの不慮の変形や摺動による空気の圧縮などを考慮すると、リブ状とするのが好ましい。
又、符号27は、芯タンク14の後部に着脱自在に配置された消しゴムであって、その消しゴム27を覆うようにノック部材28も芯タンク14の後部に着脱自在に取り付けられている。
尚、符号30は、ゴム状材質からなるグリップ部材であるが、そのグリップ部材30の表面には凹陥部31が等間隔に形成されている。そして、その凹陥部31には、多数の突起32が形成されているが、その多数の突起32は、大きな突起32aと小さな突起32bが交互に形成されることによって構成されている。ちなみに、大きな突起32aの直径は0.8mmとなっており、小さな突起32bの直径は0.6mmとなっている。そして、それらの高さは、0.07mmと非常に低く形成されているが、滑り止め効果としては十分な高さとなっている。高さが高くなると滑り止め効果かはあるものの、触感が悪く違和感のある筆記作業となってしまうのである(図7、図8参照)。
次に、シャープペンシルユニット18の出没操作(動作)について説明する。ノック部材28を押圧すると、弾撥部材6の弾撥力に抗して前記中軸3並びに、芯タンク14などが前進移動し、先部材2の先端からスライド部材4に圧入されている芯保護管5が突出する。この時、中軸3の後端部10が、クリップ8の係合部11に係合し、前記弾撥部材6の復帰力による後退動作が阻止される。この時、前記クリップ8の係合部11の表面は軸筒1の外接円形よりも内側に位置している。つまり、クリップ8の前端近傍が軸筒1に埋没した状態となっている。
又、このクリップ8が軸筒1に埋没した状態においては、クリップ8の中間部が窓孔1aの傾斜面部1bの後部外周部に当接し得るようになっている。これによって、前記玉部9の埋没量が規制され、その玉部9の芯タンク14表面への接触が防止されている(図9参照)。その結果、芯タンク14が容易に移動でき、良好な芯の繰り出し操作が行えるようになっている。
ここで、更にノック部材28を押圧すれば、芯タンク14やチャック体15が弾撥部材17の弾撥力に抗して前進し、芯の繰り出し操作が行われる。
再び、スライド部材4を先部材2内に収納したい場合には、前記クリップ8に固定された押圧操作部材13の後部を軸筒1の方向に押圧する。この動作によってクリップ本体12は前方部分が持ち上げられるように回転し、係合部11と中軸3の後端部10との係合が解除される。この瞬間に前記中軸3が芯タンク14などと共に弾撥部材6の復元作用によって後退する。そして、前記クリップ8の前端部は、再び中軸3の表面に摺接するが、周囲には傾斜面1bが設けられている為、軸筒1とクリップ8の係合部11(玉部9)との間にはポケットや紙などが入り込みやすくなっている。即ち、傾斜面1bによって玉部9の近傍が抉られている為、その抉られている部分にポケットや紙などが入り込み、次いで、その玉部9と軸筒1表面との間に導かれ挟み込まれるのである。
次に、芯の繰り出し操作(動作)について説明する。図10の状態は、チャック体15から離れた残芯Aが芯戻り止め部材20に保持され、また、後続芯Bがチャック体15に把持されている状態である。また、スライド部材4は、チャック体15の突部23によって後方に引き寄せられている。
この状態から芯タンク14を前方に押圧すると、チャックリング16と共にチャック体15と、そのチャック体15に把持されている後続芯B、並びに、その後続芯Bに押されて残芯Aが前進する。この時、残芯Aはスライド部材4の芯戻り止め部材20に軽く保持されているため、そのスライド部材4も前進しようとするが、スライド部材4の先部材2に対する摺動抵抗力が大きく設定されているため(Oリング25)、スライド部材4は移動せず、残芯Aが前記戻り止め部材20内を摺動し、スライド部材4の先端から突出する。やがて、チャック体15はチャックリング16と共に僅かに後続芯B(並びに残芯A)を前進させ、チャックリング16の前端が段部24に当接し、その当接動作によって、チャック体15が拡開しようとするが、瞬間的に拡開するのではなく徐々に拡開するため、後続芯Bを完全には解放せず軽く把持した状態にある。この時、チャック体15の突部23とスライド部材4の窓孔22の間には、隙間Zが形成されている(図11参照)。
ここで、さらに芯タンク14が前進すると、チャック体15の突部23が窓孔22の前端部22aに当接する(図12参照)。さらに芯タンク14が前進すると、チャック体15は軽く把持した後続芯Bを引きずり前進させると共に、チャック体15の突部23によってスライド部材4をも前進移動させるが、チャック体15並びに、後続芯B(並びに残芯A)、スライド部材4が同時に、しかも同様に前進する為、芯の突出量は変化しない。やがて、スライド部材4の中間段部29が先部材2の内面リブ26の後端部26aに当接し、その前進移動が阻止される(図13参照)。
尚、前記チャック体が後続芯を軽く把持し、その後続芯を前進させる原因としては、チャックリングのチャック体への食いつきにより、チャック体は瞬間的に拡開するのではなく、徐々に拡開することになる。すなわちチャック体が完全に拡開するまでの間は芯を把持している状態となっている。また、芯が把持されている際に発生する芯のチャック体への付着(芯に含浸している芯油や湿気によるものと考えられる)や、筆記圧による芯のチャック体への食い付きなども考えられる。これによって、(チャック体が拡開しても、)チャック体の前進により芯が前進してしまうのである。
以上詳述したように、チャックリング16が段部24に当接しながらもチャック体15は芯を軽く把持した状態で前進し、そして、その把持状態はチャック体15の突部23が窓孔22の前端部22aに当接するまで継続され、この過程において前記チャック体15、並びに、スライド部材4、残芯A(後続芯B)が同時に前進し、よって、残芯Aが前記突出動作によって突出された以上に突出することがない。即ち、チャック体の突起23が窓孔22の前端部22aに当接するまでの距離が、芯の突出長さとなるのである。尚、さらに芯タンク14が前進しても、チャック体15がスライド部材4を前進させるので、仮に、チャック体15が開放されていなくても、チャック体15、並びに、チャックリング16、スライド部材4、残芯A(後続芯B)が同時に前進するため、前記の量(チャック体の突起23が窓孔22の前端部22aに当接するまでの距離)以上に残芯Aが突出することがない。
ここで、芯タンク14の前進移動を解除すると、前記チャック体15が拡開した状態で後退するが、スライド部材4は、Oリング25によって抵抗を付与されているため後退はしない。やがて、チャック体15の突部23が、前記スライド部材4の窓孔22の後端部に当接すると、スライド部材4の後退動作が開始される。ついには、チャック体15は、チャックリング16によって閉鎖せしめられ、後続芯Bを再び把持する(図10参照)。このとき、後続芯Bを把持した状態で、従来技術と同様にチャック体15は多少後退するが、スライド部材4をも後退させるため、後続芯Bと残芯Aとの間に隙間を形成してしまうようなことがない。
尚、前記の様に、後続芯Bや残芯Aが後退してしまうが、スライド部材4と共に先部材2に対して後退するため、スライド部材4に対しては後退せず、もって、スライド部材4先端からの突出長さが減少するようなこともない。
また、スライド部材4の窓孔22は、チャック体15の突部23に係合しているため、押圧操作解除後においてもその後退位置を維持し続け、自重で落下するなどして、後続芯Bと残芯Aとの間に隙間を形成してしまうようなこともない。
本発明の1例を示す側面図(没入状態)。 図1の縦断面図。 図2の要部拡大図。 図1の正面図。 本発明の1例を示す側面図(突出状態)。 図5の縦断面図。 グリップ部材の要部拡大図。 図7のA−A線断面図。 図5のB−B線断面図。 動作を示す要部縦断面図。 動作を示す要部縦断面図。 動作を示す要部縦断面図。 動作を示す要部縦断面図。
1 軸筒
1a 窓孔
2 先部材
3 中軸
4 スライド部材
5 芯保護管
6 弾撥部材
7 圧入溝
8 クリップ
9 玉部
10 後端部
11 係合部
12 クリップ本体
13 押圧操作部材
14 芯タンク
15 チャック体
16 チャックリング
17 弾撥部材
18 芯繰り出し手段
19 案内部材
20 芯戻り止め部材
21 筒状部
22 窓孔
23 突部
24 段部
25 Oリング
26 内面リブ
27 消しゴム
28 ノック部材
29 中間段部
30 グリップ部材
31 凹陥部

Claims (3)

  1. 軸筒内に筆記体ユニットを出没可能に配置し、その筆記体ユニットの突出状態をクリップによって維持させた出没式筆記具であって、前記クリップを、金属材質からなる弾性状のクリップ本体と、押圧操作部材とから構成し、前記筆記体ユニットの突出状態の維持をクリップ本体に設けた係合部と筆記体ユニットに設けた受部との係合によってなし、又、前記クリップ本体の係合部を軸筒に形成した貫通孔を介して筆記体ユニットの受部に係合させると共に、前記貫通孔を軸筒の外側に向かって順次拡径する傾斜面を有した貫通孔とし、又、前記係合部をクリップの先端内側に形成した玉部とし、更に、前記筆記体ユニットの突出状態において、前記クリップ本体の係合部の外表面を軸筒の外接円よりも内側に位置させると共に、前記クリップの後部にコ字型の基部を形成し、その基部を前記軸筒に形成した圧入溝に圧入・固定し、又、前記押圧操作部材を、前記クリップ本体の中間部において、そのクリップ本体の軸筒側の面に位置する部分を有するものとなし、前記押圧操作部材を後方に向けて延設形成し、その延設部と前記クリップ本体との間に空間を設けたことを特徴とする出没式筆記具。
  2. 前記クリップが前記傾斜面後端に当接することにより、前記クリップの軸筒への埋没を規制したことを特徴とする請求項1記載の出没式筆記具。
  3. 前記筆記体ユニットを芯繰り出し機構を有するシャープペンシルとしたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の出没式筆記具
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