JPH1178344A - 筆記具の尾冠及び筆記具 - Google Patents
筆記具の尾冠及び筆記具Info
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- JPH1178344A JPH1178344A JP9262927A JP26292797A JPH1178344A JP H1178344 A JPH1178344 A JP H1178344A JP 9262927 A JP9262927 A JP 9262927A JP 26292797 A JP26292797 A JP 26292797A JP H1178344 A JPH1178344 A JP H1178344A
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
都合があった。また、軸筒への取り付けの際にクリップ
の方向性が問題となって組み立て作業が手間取ってい
た。 【解決手段】 筆記具の尾冠10であって、筆記具機構
を内部に収納した軸筒1の後部内壁に形成された嵌合部
1aと嵌合する嵌合手段10dを有する尾冠10であっ
て、この尾冠10の嵌合手段10dが筒状本体10bの
外壁に前端から後方に向けて形成された嵌合溝10dで
あり、かつこの嵌合溝10dは少なくとも前端の導入部
10eと最奥部の嵌合固定部10ddとから構成されて
なる。
Description
後端部に取り付けられる尾冠に係り、特に軸筒の側壁の
窓に取り付けられた操作部材を押圧することによって芯
を繰り出すサイドノック式筆記具等の尾冠及びその尾冠
が取り付けられた筆記具に関する。
軸筒後端への取り付けは種々提案されている。まず、軸
筒の後端に圧入して尾冠を取り付ける圧入方式では、単
に尾冠の筒状脚部を圧入するだけなので嵌合が十分では
なく、取り付け後尾冠が抜けたり、円筒形状の尾冠が回
転する等の不都合があった。
て軸筒に取り付ける接着方式では、接着剤が塗布すべき
部分以外に付着したり、作業に手間取ると接着剤が乾燥
して接着力が低下してしまって接着作業ができなくなる
という不都合があった。
この環状溝に尾冠の環状突条であるいわゆるダボを嵌合
せしめるダボ出し方式では、軸筒の環状溝が形成された
部分が肉薄となり、尾冠の圧入によってこの軸筒部分が
割れ易かった。
筒への取り付けの際にクリップの方向性が問題となって
組み立て作業が技術的に難しく手間がかかりコスト高と
なるった。
ドスライド)式筆記具においては、軸筒の前部側壁に形
成された操作部材と、尾冠と一体のクリップとが組立後
に平面的に同軸上に配置されることが望ましい。しかし
ながら、軸筒への組み込みに際して予め尾冠の方向性を
考慮しなければならなく、軸筒との嵌合が不十分である
と、取り付け後に尾冠が回転して操作部材との位置関係
がずれてしまう恐れがあった。
は、サイドノック部材が当接するスライダの方向性並び
に回り止め手段として軸筒内壁の嵌合リブもしくは嵌合
溝が特別に必要とされる。また、サイドノック部材が軸
筒の窓の一端に係止されているに過ぎないので先具を外
した時に、内部機構が前進してノックバーが前進した
り、ノック操作中に内部機構がガタツク恐れがあった。
したものであって尾冠を軸筒に組み込む場合に特にその
方向性を考慮しなくとも良く、しかも組立がワンタッチ
で簡単となるので作業性が良くコストが安くなり、さら
に組込み後には尾冠が回転しない尾冠及び筆記具を提供
することを目的とするものである。
み立てに際してサイド操作部材と尾冠のクリップとを確
実に平面同軸上に配することが出来ると共に内部機構の
ガタツキも防止出来る尾冠及び筆記具を提供することを
目的とする。
ではサイドノック部材が当接するスライダの方向性およ
び回り止めを兼用する軸筒の嵌合部によって尾冠の取り
付けをすることが出来る筆記具を提供することを目的と
する。
に、この発明によれば筆記具機構を内部に収納した軸筒
の後端部内壁に形成された嵌合部と嵌合する嵌合手段を
有する尾冠であって、この嵌合手段が尾冠の筒状本体の
外壁に前端から後方に向けて形成された嵌合リブまたは
嵌合溝である筆記具の尾冠が得られる。
納しかつ内壁に長手方向に形成された嵌合部を有する軸
筒と、この軸筒の嵌合部に対応して先端から後方に向か
って長手方向に形成された嵌合手段を外壁に有する尾冠
とから構成されてなる筆記具が得られる。
明の実施の形態による筆記具の尾冠および筆記具を詳細
に説明する。図1はこの発明の一実施の形態によるサイ
ドノック式シャープペンシルを示す縦断面図であり、図
2はその側面図である。
螺合により取り外し可能に取り付けられている。また、
軸筒1の内壁には後端から前方に向かって対向する一対
のガイドリブ1a(嵌合部)が形成されており、このガ
イドリブ1aには図3〜図5に示すようなスライダ3が
摺動可能に設けられている。なお、図6〜図10は軸筒
1の詳細を示す図である。
成された操作窓1bの一端に係止された側面逆U字形
(図12)のノック部材4(操作部材)が当接してスラ
イダ3を前進せしめる斜面部3aと、チャックが圧入さ
れるチャック継ぎ手部3bと、斜面部3aに隣接した小
径部3cと、小径部3cに続く後端受け部3dと、スラ
イダ3の外壁に長手方向に形成されかつ軸筒1の内壁に
形成されたガイドリブ1aが嵌合・摺動するガイド溝3
eとから構成されている。
b内には、チャックリングが遊嵌されたチャック5が圧
入・固定されており、スライダ3と共にこれらチャック
機構を後方に付勢しているチャックスプリング6がクッ
ションスリーブ7の先端の内方フランジ部とスライダ3
の先端との間に介装されている。
示すように筒状本体7aとこの筒状本体7aと連結され
たバネ部7bとから構成されてなり、このバネ部7bは
長孔7baおよび切り欠き7bbが夫々対向して形成さ
れている。また、このクッションスリーブ7の前端は、
先具2の内周壁に形成された段部とに当接・係止されて
いる。
プ8aを有する摺動子8が先具2の開口から突出するよ
うに摺動可能に設けられている。この摺動子8は、芯が
脱落しないように芯を保持するように作用する。なお、
図中符号9は軸筒1の握りの部分に設けられた弾性材か
らなるグリップ部材である。
aと一体の尾冠10が固定的に取り付けられている。即
ち、図14から明らかなように尾冠10は筒状受け10
bと、この筒状受け10bと一体の径大部10cと、こ
の径大部10cに連結されたクリップ10aと、消しゴ
ム保持部10fとから構成されてなる。
筒状受け10bの側壁に嵌合溝10dが形成されてな
り、この嵌合溝10dの開放端から筒状受け10bの先
端に向かって次第に広がった導入溝10eが形成されて
いる。なお、後述するようにこの導入溝10eは尾冠1
0が軸筒1のガイドリブ1aと嵌合せしめるための導入
手段として機能する。なお、図8から明らかなように、
符号1cは内部機構のガタツキ等を防止するために軸筒
1の窓1bから前方に向けて内壁に形成された規制リブ
である。
示すように、複数の孔11aの穿設された頂部を有する
安全キャップ11が取り付けられている。また尾冠10
の保持部10fのほぼ中心には、補充芯を充填する芯挿
通孔10gが穿設されている。
4に示されるものに限られるものではなく、図16およ
び図17に示されるように、開放端から嵌合溝10dの
最奥部に至るまでに溝幅を段階的に狭くしたり、開放端
から奥まで次第に溝幅を狭め、最奥部分において軸筒1
のリブ1aの幅よりやや幅狭の嵌合固定部10ddを形
成しておけば、組込み後両者の嵌合が極めて強固となる
利点がある。
組み立て順序を以下に説明する。まず、スライダ3の前
部のチャック継ぎ手3bの外周にチャックスプリング6
を巻装し、続いてクッションスリーブ7をその外側に取
り付けると共にチャックリングを遊嵌されたチャック5
をチャック継ぎ手3bに圧入・固定する。
後端から軸筒1のガイドリブ1aに嵌合した状態でセッ
トする。その後に、先具2を軸筒1に螺合すると共に、
軸筒1の操作窓1bの一端にノック部材4の一端を係止
し、しかる後尾冠10を軸筒1の後端に押し込みセット
する。この場合、尾冠10の嵌合溝10dの開放端が最
も広くそして次第に狭くなった導入部10eが設けられ
ており、続いて軸筒1のガイドリブ1aの幅と同じかも
しくはやや幅狭の嵌合固定部10ddが形成されている
ので尾冠10はスムーズに嵌合して軸筒1に確実に固定
される。なお、必要に応じて適宜数の芯を尾冠10の芯
挿通孔10gから挿入後、消しゴムを尾冠10に取り付
けて安全キャップ11をセットする。
式シャープペンシルの動作について説明する。まず、芯
を先具8の先端から繰り出すには、ノック部材4の一端
を押圧すると、その下端がスライダ3の斜面部3aに沿
って下降し、スライダ3はチャックスプリング6の付勢
力に逆らって前進せしめられる。この前進の過程でチャ
ックリングが先具2の係止段部に当接・係止されるので
チャック5が開放されて、芯が繰り出される。
によって保持されて筆記可能な状態にある。なお、ノッ
ク部材4を離すとスライダ3はチャックスプリング6の
後方への付勢力によって後退せしめられる。なお、芯を
収納する場合には軽く指先等で芯の先端を押し込めば良
い。
1の内壁に形成された規制リブ1c(図8)に規制され
るので、サイドノック操作部材4が軸筒1の窓1bの一
端に係止されているに過ぎないにもかかわらず先具8を
外した時に、内部機構が前進してノックバーが前進する
ことをがなく、ノック操作中に内部機構がガタツクこと
のない利点がある。
の嵌合部が嵌合リブ1aであり、尾冠側の嵌合手段が嵌
合溝10dである例を説明したが、必ずしもこの例に限
定されるものではない。即ち凹凸関係が逆である軸筒側
の嵌合部が嵌合溝であり、尾冠側の嵌合手段が嵌合リブ
である場合もこの発明に含まれるものである。
式シャープペンシルについて説明したが、この発明は上
記実施の形態に限定されるものではなく、図18に示す
ように、軸筒1の窓1bに摺動可能に設けられた操作部
材4を摺動してレフィール12を前進せしめるサイドス
ライド式ボールペン等にも好適であり、さらには後端ノ
ック式筆記具にも適用可能である。
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
たり、回転する等の不都合がなく、かつ軸筒への取り付
けの際にクリップの方向性が問題とならないと共に尾冠
を無理なく軸筒内にワンタッチで嵌合すれば良いので作
業性が良好で、しかも取り付けが極めて強固となる。
イドスライド式)筆記具においては、軸筒の前部側壁に
形成された操作部材と、尾冠と一体のクリップとを組立
後に平面的に同軸上に正確に配置されることでき、軸筒
への組み込みに際して尾冠の方向性を考慮しなくとも良
く、しかも嵌合が確実であるので取り付け後尾冠が回転
して操作部材と尾冠との位置関係がずれてしまう恐れが
全くない。
は、スライダの方向性並びに回り止めをも軸筒の係合部
を利用して達成可能であり、かつサイドノック部材が軸
筒の窓の一端に係止されているに過ぎないが先具を外し
た時に、内部機構が前進してノック部材が前進したり、
ノック操作中に内部機構がガタツクことがない。
ドノック式シャープペンシルの縦断面図である。
る。
る。
る。
る。
イド式ボールペンを示す縦断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】筆記具機構を内部に収納した軸筒の後端部
内壁に形成された嵌合部と嵌合する嵌合手段を有する尾
冠であって、この嵌合手段が尾冠の筒状本体の外壁に前
端から後方に向けて形成された嵌合リブまたは嵌合溝で
あることを特徴とする筆記具の尾冠。 - 【請求項2】前記尾冠の嵌合手段は嵌合溝であって少な
くとも前端の導入部と最奥部の嵌合固定部とから構成さ
れてなる請求項1記載の筆記具の尾冠。 - 【請求項3】筆記具機構を収納しかつ内壁に長手方向に
形成された嵌合部を有する軸筒と、この軸筒の嵌合部に
対応して先端から後方に向かって長手方向に形成された
嵌合手段を外壁に有する尾冠とから構成されてなること
を特徴とする筆記具。 - 【請求項4】前記軸筒の嵌合部が嵌合リブまたは嵌合溝
であり、他方前記尾冠の嵌合手段が嵌合溝または嵌合リ
ブである請求項3記載の筆記具。 - 【請求項5】前記尾冠の嵌合手段は嵌合溝であって少な
くとも前端の導入部と最奥部の嵌合固定部とから構成さ
れてなる請求項4記載の筆記具の尾冠。 - 【請求項6】前記尾冠がクリップを一体的に備え、この
クリップと軸筒の側壁に設けられたサイド操作部材とが
平面的に同軸上に配置されてなる請求項3〜5にいずれ
かに記載のサイド操作式筆記具。 - 【請求項7】前記筆記具が先具を備えた軸筒の側壁に設
けられたノック部材を押圧することによってしてスライ
ダを前進せしめて、チャックリング、チャックスプリン
グおよびチャックとから構成されたチャック機構により
芯を繰り出すサイドノック式筆記具であって、上記スラ
イダはノック部材が当接してスライダを前進せしめる斜
面部と、上記チャックが圧入されたチャック継ぎ手部
と、斜面部に隣接した小径部と、小径部に続く後端受け
部と、スライダの外壁に長手方向に形成されかつ前記軸
筒の内壁に形成された嵌合手段とで回り止め手段を形成
するガイド溝とから構成されてなる請求項5記載のサイ
ドノック式筆記具。 - 【請求項8】前記軸筒の操作部材の取り付けられる窓の
前方の軸筒内壁に規制リブを形成してなる請求項7記載
のサイドノック式筆記具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26292797A JP3729618B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 筆記具の尾冠及び筆記具 |
TW87213057U TW390269U (en) | 1997-09-11 | 1998-08-11 | End cap for writing instrument and the writing instrument having an end cap |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26292797A JP3729618B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 筆記具の尾冠及び筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178344A true JPH1178344A (ja) | 1999-03-23 |
JP3729618B2 JP3729618B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=17382528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26292797A Expired - Lifetime JP3729618B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 筆記具の尾冠及び筆記具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3729618B2 (ja) |
TW (1) | TW390269U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316496A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-29 | Kotobuki:Kk | 樹脂製軸体 |
JP2012035599A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Pilot Ink Co Ltd | 熱変色性筆記具 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP26292797A patent/JP3729618B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-08-11 TW TW87213057U patent/TW390269U/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316496A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-29 | Kotobuki:Kk | 樹脂製軸体 |
JP2012035599A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Pilot Ink Co Ltd | 熱変色性筆記具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW390269U (en) | 2000-05-11 |
JP3729618B2 (ja) | 2005-12-21 |
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