JP3364797B2 - サイドノック式シャ−プペンシル - Google Patents

サイドノック式シャ−プペンシル

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JP3364797B2
JP3364797B2 JP28911599A JP28911599A JP3364797B2 JP 3364797 B2 JP3364797 B2 JP 3364797B2 JP 28911599 A JP28911599 A JP 28911599A JP 28911599 A JP28911599 A JP 28911599A JP 3364797 B2 JP3364797 B2 JP 3364797B2
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裕之 金城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒の側面に設け
たノック部材を軸径方向に押圧して芯を繰り出すことが
できるようにしたサイドノック式シャ−プペンシルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】サイドノック式シャ−プペンシルは、軸
筒内に芯を把持するチャックを取付けたチャック取付体
(チャックコマ)を設け、該チャック取付体の後端に傾
斜面を形成し、該傾斜面を軸筒の側面に設けたノック部
材で押圧して軸方向に前進させる構成を有している。こ
のノック部材には、後端部を支点として軸径方向に揺動
可能に設けたノックレバ−や軸筒の軸径方向に沿って垂
直に移動可能なノックボタンが一般に用いられている
が、いずれの場合もノック部材によって押圧されるチャ
ック取付体にチャックが直接取付けられているため、取
付体が軸径方向に押圧されたときにチャックも軸径方向
に押されて軸心が移動するおそれがあった。チャックに
把持されている芯はノック操作した際、口金内に設けた
弾性芯保持体(ブレ−カ−部)の芯挿通孔を通過して口
金の先端から突出する構成になっているから、上記のよ
うにチャックの軸心と弾性芯保持体の軸心がずれてくる
と、芯をスム−ズに突出させることがむずかしくなる。
【0003】また、チャック取付体は、軸筒の内面に押
し付けられた状態で軸方向に摺動するので、摺動面の摩
耗が生じやすい。そのため、該チャック取付体の軸心の
位置が摩耗量に応じて当初の定位置からずれてくること
があり、そのような原因によってもチャック取付体と弾
性芯保持体(ブレ−カ−部)のセンタ−がずれて上述し
た如き繰出不良の原因となることがあった。
【0004】さらに、上記ノック部材は、チャック取付
体の傾斜面に当る接触面が斜面に形成され、これらの斜
面が互いに正確に面接触するように組み合せられてい
る。ところが、ノック部材は押圧可能に設けられていて
周囲にわずかな空隙があるので、ノック操作のとき円周
方向(左右方向)等にがたつきを生じ、そのために上記
斜面が正しくチャック取付体の傾斜面に当らなくなるこ
とがある。そのような状態になると、チャック取付体の
傾斜面をノック部材の斜面の縁で傷つけるおそれが多く
なり、その結果接触部の摩擦が大きくなってノックした
際に違和感を生じるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
軸筒の側面に設けたノック部材を押圧して軸筒から芯を
繰り出すようにしたサイドノック式シャ−プペンシルに
おいて、ノック操作をした際にチャックが軸径方向に移
動したり、チャックを取付けた部材の摺動面がノック部
材により軸筒の内面に押圧されて大きく摩耗してセンタ
−がずれたりしないようにし、またノック部材が円周方
向にがたついても傾斜面に正確に斜面が接触するように
したサイドノック式シャ−プペンシルを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、芯を把
持するチャックをチャック取付体に取付け、該取付体を
軸筒の側面に軸径方向に押圧可能に設けたノック部材で
押圧して軸筒から芯を繰り出すようにしたサイドノック
式シャ−プペンシルにおいて、通孔を有し外面に上記ノ
ック部材が係合する傾斜面を有する斜面部材を形成し、
該斜面部材をその前端が上記チャック取付体の後端に当
接するよう軸筒内に挿入し、該軸筒内に芯挿通孔を有す
るセンタ−レ−ルを形成し、上記斜面部材を該センタ−
レ−ルに挿通し該斜面部材の傾斜面を上記ノック部材で
押圧した際該斜面部部材が上記センタ−レ−ル上を摺動
するようにしたことを特徴とするサイドノック式シャ−
プペンシルが提供され、上記課題が達成される。
【0007】また、本発明によれば、上記サイドノック
式シャ−プペンシルにおいて、センタ−レ−ルは、支柱
によって軸筒の内壁に支持され、上記斜面部材の通孔に
は該支柱を受け入れるための溝が開口しており、該斜面
部材は上記センタ−レ−ルに揺動可能に遊嵌され、上記
チャック取付体の後端には上記斜面部材の通孔に挿入さ
れる案内筒があるサイドノック式シャ−プペンシルが提
供される。
【0008】さらに、本発明によれば、上記サイドノッ
ク式シャ−プペンシルにおいて、上記軸筒は前部軸筒と
後部軸筒で構成され、上記センタ−レ−ルは後部軸筒に
形成され、上記ノック部材は前部軸筒と後部軸筒の連結
部に設けられているサイドノック式シャ−プペンシルが
提供される。
【0009】また、本発明によれば、上記サイドノック
式シャ−プペンシルにおいて、上記ノック部材は上記斜
面部材の傾斜面に係合する係合斜面と斜面部材の側面に
係合する段部面を有し、該係合斜面には上記斜面部材の
傾斜面に接触しないよう一部に凹部が形成されており、
若しくは上記ノック部材は軸方向に位置をずらせて2つ
の斜面が形成され、斜面部材の両側には該斜面がそれぞ
れ係合するよう軸方向に位置をずらした2つの傾斜面が
形成されているサイドノック式シャ−プペンシルが提供
される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示
し、軸筒(1)の前部には、コネクタ−(2)を介して
口金(3)が取付けられている。該コネクタ−(2)の
前方からクラッチ(4)を有するチャック(5)を挿入
し、該チャック(5)の後端をチャック取付体(6)に
固着し、該取付体(6)とコネクタ−(2)間に上記チ
ャック取付体(6)を後方へ付勢するようばね(7)を
設け、該チャック取付体(6)を前進させることによ
り、公知のように芯(8)を繰り出すようにしてある。
【0011】上記口金(3)内には、公知のように上記
クラッチ(4)が当接する段部(9)が形成され、また
有弾性ゴム材料で作った弾性芯保持体(ブレ−カ−)を
挿入したり、該口金内に一体的に弾性的なブレ−カ−部
を設けて上記チャックによって繰り出された芯を保持す
る。図において、弾性芯保持体(10)は、口金(3)に摺
動可能に挿入したスライダ−(11)に設けられ、該スライ
ダ−(11)と口金内面間には、スライダ−の移動に摩擦作
用を与えるスライダ−ブッシュ(12)が設けられている。
なお、これらの構成は、適宜の機構にすることができ
る。
【0012】上記軸筒(1)は、後部が芯(8)を収納
する芯タンク(13)となっており、後端に消ゴム(14)を有
するキャップ(15)を嵌着してある。該キャップ(15)には
消ゴムカバ−(16)が取付けられ、クリップ(17)が設けら
れているが、これらの構成も適宜に設けることができ
る。
【0013】上記軸筒(1)の芯タンク(13)の前方の側
面には、ノック部材、図においてはノックボタン(18)を
挿入する開口(19)が形成されている。該ノックボタン(1
8)は、両側に脚片(20),(20)を有する断面略倒U字状に
形成され、該脚片(20),(20)の先端には、図2(A)に
示すように、押圧状態(同図(B))から突出状態(同
図(A))に移動したとき、上記開口(19)の内縁に当る
よう抜け止め突起(21),(21)が設けられている。また前
側には斜面(22)を設けており、後側には上記開口(19)の
後縁(23)に沿うよう案内面(24)を形成してある。なお、
ノックボタンに代えて公知のように一端を支点として揺
動するノックレバ−(図示略)をノック部材として用い
ることもできる。
【0014】上記軸筒(1)内には、図3に示すよう
に、通孔(25)を有し外面に上記ノックボタン(18)の斜面
(22)が傾合する傾斜面(26)を有する略筒状の斜面部材(2
7)が設けられている。該斜面部材(27)は、前端が上記チ
ャック取付体(6)の後端に当接するよう軸筒(1)内
に挿入され、センタ−レ−ル(28)に摺動可能に取付けら
れている。
【0015】上記センタ−レ−ル(28)は、軸筒(1)の
芯タンク(13)の前方に該軸筒(1)と一体的に断面略円
筒状に形成され、好ましくは図に示すように上記開口(1
9)に対向する軸筒の内壁(29)との間に設けた支柱(30)に
より支えられ、芯タンク(13)に通じる芯挿通孔(31)を有
している。なお、該センタ−レ−ル(28)は、変形しにく
い材質、形状等に形成すれば支柱を省略することもで
き、また軸筒と別体に金属パイプ等で作り、軸筒内に固
定的に取付けるようにしてもよい。
【0016】上記斜面部材(27)の通孔(25)には、上記支
柱(30)を受け入れる溝(32)が開口している(図3)。そ
して、該溝(32)の幅に余裕をもたせて形成することによ
り上記斜面部材(27)は、上記センタ−レ−ル(28)上で、
ある程度回転できるよう揺動可能に遊嵌している。した
がって、図4(A)に示すような状態からノックボタン
(18)を押圧した際、図4(B)に示すようにノックボタ
ン(18)が軸筒の周方向に多少揺動しても、上記斜面部材
(27)はノックボタンの揺動に追従して動き、該ノックボ
タン(18)の斜面(22)と斜面部材(27)の傾斜面(26)が正し
い面接触状態を維持したままそれぞれ移動することがで
きる。
【0017】また、上記チャック取付体(6)の後端に
は、案内筒(33)が形成され、該案内筒(33)は、上記斜面
部材(27)の通孔(25)に挿入され、さらに図1に示す実施
例では、上記センタ−レ−ル(28)の芯挿通孔(31)に挿入
され、センタ−リングされている。
【0018】上記構成により、ノックボタン(18)を軸径
方向に押すと、斜面(22)及び傾斜面(26)を介して上記斜
面部材(27)はセンタ−レ−ル(28)上を軸方向に移動し、
上記チャック取付体(6)を押圧して前進させ、芯
(8)を繰り出すことができる。ノックボタン(18)の押
圧を止めると、上記ばね(7)の作用で上記チャック取
付体(6)は図1に示す位置に後退し、ノックボタン(1
8)は突出位置に戻る。この間、上記ノックボタンを軸径
方向に押圧する力は、斜面部材(27)を介してセンタ−レ
−ル(28)で支持され、上記チャック取付体(6)の軸径
方向には作用せず、該取付体は軸方向に真直に進行す
る。
【0019】図5には、他の実施例が示されている。図
において、軸筒(1)は、前部軸筒(34)と、該前部軸筒
(34)に連結される後部軸筒(35)で構成されている。上記
前部軸筒(34)は、使用に際しグリップとなる部分であっ
て、先端に形成した口金連結筒(36)には口金(3)が取
付けられ、クラッチ(4)、チャック(5)を口金連結
筒(36)から挿入して該前部軸筒(34)の前方内孔(37)に挿
入したチャック取付体(38)の前端にチャック(5)の後
端を固着してある。該チャック取付体(38)は、ばね
(7)により後方に付勢され、中間には、後方内孔(39)
内に延出するフランジ(40)を有し、後端に案内筒(41)を
有している。
【0020】後部軸筒(35)は、芯タンク(42)を有し、該
芯タンク(42)の前部に略円筒状の芯挿通孔を有するセン
タ−レ−ル(43)を有し、該センタ−レ−ル(43)と後部軸
筒(35)の後部連結筒(44)の内壁間には支柱(45)が形成さ
れている。
【0021】図において、前部軸筒(34)と後部軸筒(35)
は、後部軸筒(35)の後部連結筒(44)に前部軸筒(34)の前
部連結筒(46)を挿入し、圧入, ねじ着, はめ合せ等の適
宜の連結手段により連結してあるが、図に示す組み合せ
を変えて後部連結筒を前部連結筒に挿入するように構成
することもできる。
【0022】ノック部材、図においてはノックボタン(4
7)は、上記前部軸筒(34)と後部軸筒(35)の連結部の側面
に形成した開口(48)に設けられている。図6(A),
(B)に示すように、該ノックボタン(47)の抜け止め突
起(49)は、脚片(50),(50)の中間部に設けてあり、後部
軸筒(35)の開口縁に係合するようにしてあるが、上記図
1の実施例と同様に脚片の先端に設けることもできる。
連結部にノックボタンを設けると、その後端が前部軸筒
(34)と後部軸筒(35)の両端縁に接するので、振れ止めを
兼ねた案内とすることができる。
【0023】斜面部材(51)は、上記実施例と同じよう
に、傾斜面(52)や上記センタ−レ−ル(43)に遊嵌できる
よう通孔(53)を有し、支柱(45)を通過させかつ若干の回
動を許容するための溝(54)を有し、前部軸筒(34)の後方
内孔(39)内に挿入され、前端が上記チャック取付体(38)
のフランジ(40)に当接している。なお、上記チャック取
付体(38)の案内筒(41)を上記通孔(53)に挿入してあり、
これによりセンタ−レ−ル(43)とチャック取付体(38)の
センタ−出しをできるようにしてある。
【0024】上記ノックボタン(47)の前部面は、上記実
施例と同じように一連の斜面に形成してもよいが、図に
おいては、図7に示すように、上記斜面部材(51)の傾斜
面(52)に係合する係合斜面(55)と斜面部材の側面側に延
びる段部面(56)を有している。この構成により、ノック
ボタン(47)を押したとき、ノックボタンの斜面と斜面部
材の傾斜面の接触面積が増えるため、ノックボタン(47)
の矢印(57)方向のがたつきを減少させることができる。
なお、この際、上記斜面部材(51)には、図8に示すよう
に、ノックボタンが下がったときの干渉防止用の逃げ面
(58)を側面に形成することもできる。この逃げ面(58)
は、上記斜面部材(51)の通孔(53)まで開口させてもよ
い。
【0025】上記ノックボタン(47)の係合斜面(55)に
は、上記斜面部材の傾斜面に、部分的に接触しないよう
凹部を形成することができる。例えば、図9(A)に示
すように、係合斜面(55)の一部に凹部(59)を形成し、該
凹部(59)の角部は角のままでもよいが所望により同図
(B)に示すように弧状に形成し、同図(C)に示すよ
うに斜面部材(51)の傾斜面(52)に接触させてもよい。こ
のように構成すると、図10(A),(B)及び図11
(A),(B)に示すようにノックボタン(47)を押圧した
際、斜面部材等を軽く移動させることができる。
【0026】上記斜面部材の傾斜面は、該斜面部材の後
端に形成してあるが、側面に形成することもでき、また
該傾斜面及びノック部材の斜面の位置を斜面部材の両側
に軸方向に位置をずらせて設けることもできる。例え
ば、図12(A),(B)に示すように、ノックボタン(6
0)の脚片(61),(62)を軸方向に位置をずらして設け、各
脚片にそれぞれ斜面(63),(64) を形成する。
【0027】斜面部材(65)には、図13(A),(B)に
示すように、上記斜面(63),(64) が係合するよう位置を
ずらせて傾斜面(66),(67) を形成する。この際、後方側
の傾斜面は、斜面部材(65)の後端に開口していなくても
よい(同図(C))。
【0028】上記ノックボタン(60)及び斜面部材(65)を
図14(A)に示すように軸筒(1)内に組み込むと、
図15(A),(B)に示すように、それぞれの脚片(6
1),(62)の斜面(63),(64) が斜面部材(65)の各傾斜面(6
6),(67)に常に接する状態にある。そして、図14
(B)のようにノックボタン(60)を押圧すると、該ノッ
クボタン(60)は軸径方向に移動し各脚片(61),(62)に形
成した斜面で斜面部材(65)を軸方向に押圧することがで
きる。このように、斜面の位置を軸方向にずらせて設け
ると、ノックボタン(60)の揺動を抑えて安定した状態で
移動させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明のサイドノック式シャ−プペンシ
ルは上記のように構成され、通孔を有し外面にノック部
材が係合する傾斜面を有する斜面部材を形成し、該斜面
部材をその前端がチャックを取付けたチャック取付体の
後端に当接するよう軸筒内に挿入し、該軸筒内に芯挿通
孔を有するセンタ−レ−ルを形成し、上記斜面部材を該
センタ−レ−ルに挿通し該斜面部材の傾斜面をノック部
材で押圧した際、該斜面部材がセンタ−レ−ル上を摺動
するようにに取付けたから、ノック部材を押圧すると斜
面部材はセンタ−レ−ルとノック部材で挟み込まれた状
態でセンタ−レ−ル上を前進し、チャック取付体は該斜
面部材で軸方向に押されチャックを前進させ芯を送り出
すことができ、このときノック部材を押圧する際軸径方
向に作用する押圧力がチャック取付体に作用しないの
で、チャックが軸径方向に移動して軸心がずれたり、チ
ャック取付体が大きく摩耗して軸心がずれたりしないよ
うにでき、チャックとブレ−カ−部の芯挿入口のセンタ
−が合いやすく、芯が出やすい。
【0030】また、上記センタ−レ−ルは、図に示すよ
うに軸筒と一体的に形成することにより、しっかりと斜
面部材を案内することができ、軸筒の内壁間に支柱を設
けると、該センタ−レ−ルはぶれたりすることがなく確
実に該斜面部材を支持して、該斜面部材を軸方向に真直
に前進させることができ、その上該斜面部材はセンタ−
レ−ルに揺動可能に遊嵌されているから、ノック部材が
軸筒の周方向にがたついても該斜面部材はある程度回転
し、該斜面部材の傾斜面とノック部材の斜面が接触する
面が正しく面接触した状態を維持でき、接触面を損傷す
ることがなく、円滑にノック操作して芯を繰り出すこと
ができる。
【0031】さらに、チャック取付体の後端に案内筒を
設け、該案内筒を斜面部材の通孔に通して案内するよう
にしたので、該チャック取付体は一層確実に直進し、セ
ンタ−がずれないようにでき、上記センタ−レ−ルの芯
挿通孔を径大に形成すれば芯タンクともなり、一般的な
サイドノック式シャ−プペンシルのようにチャック取付
体の後端に芯受け部を設ける必要がなく、そのため軸長
を短くでき、手帳用の短いサイドノック式シャ−プペン
シルや後部に回転繰出式消ゴムを設けた全長の短いサイ
ドノック式シャ−プペンシルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】ノックボタン部分を示し、(A)は押圧してい
ないとき、(B)は押圧したときの各横断面図。
【図3】斜面部材の斜視図。
【図4】ノックボタンががたついたときの状態を示し、
(A)は正常のとき、(B)はがたついたときの各横断
面図。
【図5】他の実施例を示し、(A)はノックボタンを押
圧していないとき、(B)は押圧したときの各部分縦断
面図。
【図6】図5に示す実施例のノックボタン部分を示し、
(A)は押圧していないとき、(B)は押圧したときの
各横断面図。
【図7】図5に示す実施例のノックボタンと斜面部材の
関係を示す説明図。
【図8】図5に示す実施例の斜面部材の斜視図。
【図9】ノックボタンの他の実施例を示し、(A)は正
面図、(B)は一部の拡大断面図、(C)は斜面部材と
の関係を示す説明図。
【図10】図9に示すノックボタンを用いた実施例を示
し、(A)はノックボタンを押圧していないとき、
(B)は押圧したときの各部分縦断面図。
【図11】図10に示す実施例のノックボタン部分を示し、
(A)は押圧していないとき、(B)は押圧したときの
各横断面図。
【図12】ノックボタンの他の実施例を示し、(A)は斜
視図、(B)は底面図。
【図13】図12に示すノックボタンと共に使用される斜面
部材を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)
は変形例の平面図。
【図14】図12, 図13に示すノックボタン、斜面部材を用
いた実施例を示し、(A)はノックボタンを押圧してい
ないとき、(B)は押圧したときの各部分縦断面図。
【図15】図14に示す実施例のノックボタン部分を示し、
(A)はa−a線、(B)はb−b線、(C)はc−c
線、(D)はd−d線の各横断面図。
【符号の説明】
1 軸筒 3 口金 5 チャック 6 チャッ
ク取付体 13 芯タンク 18 ノックボタン 22
斜面 25 通孔 26 傾斜面 27 斜面部材
28 センタ−レ−ル 30 支柱 31 芯挿通孔
32 溝 33案内筒 34 前部軸筒 35 後部軸
筒 38 チャック取付体 41 案内筒 42 芯タ
ンク 43 センタ−レ−ル 45 支柱 47 ノ
ックボタン 51 斜面部材 52 傾斜面 53 通
孔 54 溝 55 係合斜面 56 段部面 59 凹部 60 ノックボタン 63,
64 斜面 65 斜面部材 66,67 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 21/00 - 21/26 B43K 24/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯を把持するチャックをチャック取付体
    に取付け、該取付体を軸筒の側面に軸径方向に押圧可能
    に設けたノック部材で押圧して軸筒から芯を繰り出すよ
    うにしたサイドノック式シャ−プペンシルにおいて、通
    孔を有し外面に上記ノック部材が係合する傾斜面を有す
    る斜面部材を形成し、該斜面部材をその前端が上記チャ
    ック取付体の後端に当接するよう軸筒内に挿入し、該軸
    筒内に芯挿通孔を有するセンタ−レ−ルを形成し、上記
    斜面部材を該センタ−レ−ルに挿通し該斜面部材の傾斜
    面を上記ノック部材で押圧した際該斜面部材が上記セン
    タ−レ−ル上を摺動するようにしたことを特徴とするサ
    イドノック式シャ−プペンシル。
  2. 【請求項2】 上記センタ−レ−ルと軸筒の内壁間に
    は、該センタ−レ−ルを支える支柱が形成され、上記斜
    面部材の通孔には該支柱を受け入れる溝が開口している
    請求項1に記載のサイドノック式シャ−プペンシル。
  3. 【請求項3】 上記斜面部材は、上記センタ−レ−ルに
    揺動可能に遊嵌されている請求項1または2に記載のサ
    イドノック式シャ−プペンシル。
  4. 【請求項4】 上記チャック取付体は後端に案内筒を有
    し、該案内筒は上記斜面部材の通孔に挿入されている請
    求項1に記載のサイドノック式シャ−プペンシル。
  5. 【請求項5】 上記軸筒は、前部軸筒と該前部軸筒に連
    結される後部軸筒を有し、上記センタ−レ−ルは後部軸
    筒の前部に形成されている請求項1または2に記載のサ
    イドノック式シャ−プペンシル。
  6. 【請求項6】 上記ノック部材は、上記前部軸筒と後部
    軸筒の連結部に設けられている請求項5に記載のサイド
    ノック式シャ−プペンシル。
  7. 【請求項7】 上記ノック部材は、上記斜面部材の傾斜
    面に係合する係合斜面と斜面部材の側面側に延びる段部
    面を有する請求項1に記載のサイドノック式シャ−プペ
    ンシル。
  8. 【請求項8】 上記ノック部材の係合斜面には、上記斜
    面部材の傾斜面に一部が接触しないよう凹部が形成され
    ている請求項7に記載のサイドノック式シャ−プペンシ
    ル。
  9. 【請求項9】 上記斜面部材の傾斜面は、該斜面部材の
    両側に軸方向に位置をずらせて2ヶ所設けられ、上記ノ
    ック部材にはそれぞれの傾斜面に係合するよう位置をず
    らせて2つの斜面が形成されている請求項1、7、8の
    いずれかに記載のサイドノック式シャ−プペンシル。
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