JP2004229818A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な電飾効果をあげることができる電飾装置を備えた遊技機を提供すること。
【解決手段】可変表示装置12の周囲に設けられた電飾装置17には、三枚の導光部材35A〜35Cと、その一端部である受光端37A〜37Cに設けられたLED32〜34とが設けられている。導光部材35A〜35Cの発光端38A〜38Cからは、LED32〜34からの光が発光される。LED32〜34は、電飾制御基板20によって、列毎に点灯態様を制御することができるので、従来には困難であった複雑な電飾効果(例えば、波状の発光など)を行うことができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤に設けられて、例えば可変表示器の表示部の外周を装飾する装飾部材を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図19には、遊技機に備えられた電飾装置の断面を示した(特許文献1)。この電飾装置には、遊技機の奥面側(図示右側)にLED101が備えられており、その前方(図示左方)には、筒部102と発光伝達部103とが設けられている。LED101が発光すると、その光は筒部102を通過して、前面側(図示左側)の発光伝達部103を発光させる。こうして、奥面側に配置されたLED101の発光により、遊技機の前面側(遊技者に対して対向する面側)を装飾するというものである。
【特許文献1】特開2002−17966号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電飾装置による装飾効果は、単調なものであることから、更に遊技効果を高める電飾装置の開発が求められていた。
また、上記電飾装置では、LED101が、遊技機の奥行き方向に配置されている。一般に遊技機の内部空間(奥側)には、多くの機構を配置しなければならないことから、奥行き方向についてはLEDを配置する空間が少なくなっている。このため、上記電飾装置の構成では、多くのLEDを配置することは困難であり、複雑な装飾効果を得られ難い。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来には見られなかった複雑な電飾効果をあげることができる電飾装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段、発明の作用、及び発明の効果】
上記の課題を解決するために第1の発明に係る遊技機は、電飾装置と、この電飾装置に設けられた発光体の点灯態様を制御する発光態様制御手段とを備えたものであって、前記電飾装置には、前記発光体からの発光を受ける受光端と前記発光体からの光を外部に導出する発光端とを設けた複数の板状の導光部材と、これら各導光部材について配置された前記発光体とが設けられていると共に、前記複数の導光部材は、前記発光端が互いに縦横方向に位置ずれするようにして奥行方向に積層されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の板状の導光部材は、奥行方向に積層されているので、電飾装置の奥行寸法を小さくすることができる。また、発光端は、板状の導光部材において、長く形成することができるので、複数の導光部材を積層した状態で、適度な発光態様制御を行うことにより、従来は困難であった複雑な電飾効果を奏することができる。
【0005】
第2の発明は、第1の発明において、前記発光体は前記各導光部材について列状に配置されていると共に、前記発光態様制御手段は、前記発光体の列方向の点灯態様を制御可能であることを特徴とする。
本発明によれば、発光態様制御手段によって、発光体の点灯態様を列方向に制御することにより、電飾装置の発光が縦方向または横方向に移動するので、複雑な電飾効果を奏することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は、下記の実施形態によって限定されるものではなく、その要旨を変更することなく、様々に改変して実施することができる。また、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
まず、図1〜図4を参照しつつ、本実施形態のパチンコ機1(本発明における遊技機に該当する)の全体構成について説明する。パチンコ機1は、図3に示すように、縦長な方形状に枠組み形成された外枠2と、この外枠2の表面側に開閉自在に軸止め、かつパチンコ機1のほぼすべての構成品が収納された前面枠3と、この前面枠3の前面上部に開閉自在に設けられた前面開閉枠4とから構成されている。前面枠3に設けられた構成品としては、上記の前面開閉枠4、遊技盤5、操作ハンドル6、機構板7、球発射装置8等がある。
【0007】
前面開閉枠4には、遊技盤5の遊技領域9をほぼ透視可能な透視窓が設けられており、この透視窓の裏面から複層のガラス板が取り付けられている。操作ハンドル6は、図3に示す球発射装置8に設けられたステッピングモータを駆動させて、遊技球を遊技領域9に送り込む。パチンコ機1の背面には、図3に示すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払い出すための各種の機構を装備した機構板7が設けられている。
【0008】
次に、遊技盤5と機構板7の構成について説明する。まず、図2を参照しつつ、遊技盤5について説明する。遊技盤5は、ほぼ正方形状の合板により形成されており、その表面には円形うず巻き状に誘導レール11が取り付けられている。遊技球は、この誘導レール11によって誘導されて、遊技領域9の内側に導入される。遊技領域9には、中央の大きな可変表示器12、特別可変入賞球装置13、普通可変入賞球装置14が設けられている他に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向に速度・方向を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、遊技領域9の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない遊技球が取り込まれるアウト口15が設けられている。遊技領域9中央やや上方の左右両側には、それぞれ検出器16A,16Bが設けられており、遊技球がここを通過すると、その検出信号に基づいて抽選が行われる。ここで、抽選の結果が、予め定められた当りになると(以下、「普通当たり状態」という)、普通可変入賞球装置14が所定時間開放される。
【0009】
普通可変入賞球装置14は、遊技領域9のほぼ中央に配置される可変表示器12とアウト口15の上部に配置される特別可変入賞球装置13との間に配置されている。この普通可変入賞球装置14は、ソレノイド(図示せず)によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。
可変表示器12は、液晶タイプの表示器であり、例えば図9〜図11に示すように、左・中・右の3区画について、それぞれ特別図柄を可変表示することができる。可変表示器12の変動停止時において、図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、左中右の3区画について、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である場合には、「特定遊技状態」となり特別可変入賞球装置13を所定の態様で開閉駆動する。
【0010】
なお、この特定遊技状態に至る可能性のある状態(つまり、左中右の3区画について、いずれかの二つの図柄が当たりラインのいずれかに揃った状態)は、「リーチ状態」として、遊技者の期待感を大きくするために、スピーカから特定の音色を発生させる。また、大当り図柄の組合せの一部は、確率変動図柄として設定されており、この確率変動図柄で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における可変表示器12における大当り図柄の出現確率が高くなる確率変動モードとなるように設定されている(以下、「確変状態」という)。
なお、可変表示器12の周囲には、図5以下に示す電飾装置17が設けられている(この電飾装置17の詳細については、後に詳述する)。
【0011】
特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置13には、ソレノイドによって開閉駆動される開閉板18と、その開閉板中に受け入れられた入賞球を検出する入賞球個数検出器(図示せず)とが設けられている。特定遊技状態となった場合には、一定時間が経過するまで、或いはその一定時間内に所定個数の入賞玉が入賞するまで、開閉板18を開放し(以下、開閉板18の開放及び閉止を開放サイクルという)、その開放サイクル中に受け入れられた入賞球が図示しない検出器によって検出されると、次の開放サイクルを行える継続権を得ることができる。こうして、各開放サイクルにおいて、次の開放サイクルの継続権が得られていることを条件として、連続的に最高16回の開放サイクルを繰り返すことができる。
【0012】
なお、遊技球が入賞する入賞口及び入賞装置には、それぞれ入賞玉を検出するための信号が導出される入賞球検出器(全ては図示せず)が設けられている。これらの入賞球検出器からの検出信号に基づいて、所定個数の賞球が払い出される。各入賞球検出器は、図4に示すように、メイン基板19に接続されている。遊技領域9に設けられた各種部品は、図4に示すように、メイン基板19及び電飾制御基板20(本発明における発光態様制御手段に該当する)に接続されるようになっている。遊技盤5に設けられる入賞球検出器及びソレノイドは、メイン基板19に接続されている。また、遊技盤5に設けられる各種ランプ、飾りLED、及び電飾装置17は、電飾制御基板20に接続されており、それぞれ点灯・消灯の制御を受けている。
【0013】
遊技盤5の裏面には、図3に示すように、可変表示器12が突出して設けられている。この可変表示器12の内部には、表示制御基板21が設けられている。この表示制御基板21は、可変表示器12の可変表示動作をメイン基板19からの情報信号の種類に応じて駆動制御するものである。また、電飾制御基板20は、図4に示すように、遊技盤5の遊技領域9に設けられる飾りランプ・飾りLED、及び前面枠3や前面開閉枠4に設けられる飾りランプ・飾りLED等をメイン基板19からの情報信号に応じて一括して駆動制御する。効果音制御基板22は、図示しないスピーカの駆動を制御するものであり、メイン基板19からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発生させる。
【0014】
なお、図3に示すように、パチンコ機1の背面に設けられる機構板7には、玉を貯留する貯留タンク、貯留タンクに貯留された賞球を下流側に整列しながら誘導する玉整列レール部材、及びカーブレール部材、玉通路等が設けられている(詳細な説明については省略する)。また、球通路の途中には、メイン基板19に接続される球切れ検出センサ23が設けられており、このセンサ23が球を検出しない場合には、球払出装置(図示せず)の作動を停止して玉の払出を行わないようになっている。
【0015】
また、機構板7の下部後面側には、電圧の異なる複数の電源を生成する電源生成基板24を収容する電源ボックス25と、遊技盤5に設けられる可変表示器12や特別可変入賞球装置13等の遊技装置の動作を制御するメイン基板19を収容するメイン基板ボックス26等が設けられている。電源生成基板24は、DC30V、DC21V、DC12V、DC5V、AC24Vの5種類の電圧を生成し、各制御基板に所定の電源を供給する。
【0016】
次に、配線接続される回路構成について、図4を参照して説明する。メイン基板19には、遊技盤5に設けられる検出器16A,16Bを含む各球検出センサ、及び払い出された賞球をカウントする賞球カウントセンサ27からの信号が入力される。また、メイン基板19は、ソレノイドを駆動制御すると共に、外部情報出力基板31へ遊技情報を出力する。また、メイン基板19は、電飾制御基板20、効果音制御基板22、表示制御基板21、払出制御基板29のそれぞれに接続されており、各基板に対する制御信号を一方向通信によりそれぞれ出力する。
【0017】
このうち電飾制御基板20は、メイン基板19から入力される電飾制御信号に応じて、遊技領域内に設けられた各種ランプ、各種LED及び電飾装置17の発光態様を制御する。効果音制御基板22は、メイン基板19から入力される効果音制御信号に応じてスピーカの駆動を制御する。また、表示制御基板21は、メイン基板19から入力される表示制御信号に応じて、可変表示器12への表示図柄を制御する。払出制御基板29は、メイン基板19から入力される払出制御信号に応じて、賞品球の払出を制御すると共に、発射制御基板30へ発射制御信号を出力する。発射制御基板30は、払出制御基板29からの発射制御信号に応じて発射装置8からの遊技球の発射制御を行う。外部情報出力基板31は、メイン基板19、払出制御基板29と接続され、外部(より詳細には、ホールコンピュータ)へ遊技情報を出力する。なお、上記各基板20,21,22,29等に対しては、電源生成基板24から所定電圧の電源が供給されているが、図示の都合上、省略した。
【0018】
次に、電飾装置17の構成について、図5〜図8を参照しつつ説明する。電飾装置17は、可変表示器12の周囲(より詳細には、下辺を除く上左右の三辺の周囲)に設けられている(なお、本発明の電飾装置は、必ずしも可変表示器の周囲のみに設けられるものではなく、その他の表示器の周囲、或いは単独で配置することもできる。但し、本実施形態のように、電飾装置17を可変表示器12の周囲に設けて、可変表示器12の表示態様に併せて、電飾装置17の発光態様を制御することにより、遊技状態を更に興味深いものとすることができるので、より好ましい)。
電飾装置17には、外周を取り巻くLED32,33,34(本発明における発光体に該当する)と、板状の導光部材35A〜35Cとが設けられている。LED32,33,34は、板状の基板36の一面側に所定の間隔を隔てて、縦横に列状に整列配置されている。各LED32〜34は、それぞれ順に赤色、青色、緑色を発光するものであり、後述する導光部材35A〜35Cのそれぞれに単色の光(具体的には、導光部材35Aには赤色のLED32、導光部材35Bには青色のLED33、導光部材35Cには緑色のLED34が対応している)を発光するものが配置されることにより、導光部材35A〜35Cの発光色を決定している。これらLED32〜34の発光は、上述のように、電飾制御基板20の制御に基づいている。また本実施形態では、電飾制御基板20は、LED32〜34の縦または横についてそれぞれ列方向の点灯態様を制御することができる(詳細については後述する)。
【0019】
導光部材35A〜35Cは、例えば透明なプラスチック板から形成されたものであり、略コ字状に形成されている。導光部材35A〜35Cの外周端(以下、受光端37A〜37Cという)は、ほぼ直線状に形成されている。一方、内周端(以下、発光端38A〜38Cという)は、適当な波状とされており、更にその端縁は前面側(遊技者側)に向かう傾斜面が形成されている(図7を併せて参照)。このため、受光端37A〜37Cから受けられた光は、発光端38A〜38Cにおいて、図7中の矢印方向(遊技者に対向する前面方向)に向かう。
また、導光部材35A〜35Cの受光端37A〜37Cの位置は、それぞれほぼ同じ位置に合わせて形成されている一方、発光端38A〜38Cの位置は、手前側(導光部材35A)から奥側(導光部材35C)に向かうにつれて、互いに縦横方向に位置ずれするようになっている。より詳細には、導光部材35A〜35Cの発光端38A〜38Cは、奥側に配置される発光端38B,38Cが手前側に配置される発光端38A,38Bに比べて、より内側に位置するようになっており、発光端38B,38Cからの発光のほとんどが、手前側の導光部材35A,35Bによって妨害されることなく、遊技者に届くようになっている(なお、より詳細には、電飾効果を向上させるために、前後に配置された導光部材の発光端の一部において、重なり合うことがあるが、全体としては、上記記載のように構成されている。)。これら三枚の導光部材35A〜35Cは、図6に示すように、受光端37A〜37Cの位置を揃え、発光端38A〜38Cの位置が互いに縦横方向に位置ずれするようにして奥行方向に積層されている。
【0020】
次に、上記した電飾装置17の発光態様について、図9〜図14を参照しつつ説明する。なお、電飾制御基板20の点灯制御によって、各LED32〜34は、一斉に点灯または消灯を行うこともできる。この場合には、各導光部材34A〜35Cの発光端38A〜38Cは、一斉にLED32〜34によって規定される色で発光する。
【0021】
次に、電飾制御基板20が、LED32〜34の点灯態様を列方向に制御することで発揮される電飾効果について詳細に説明する。図9〜図11では、電飾制御基板20は、最前面の導光部材35Aを発光させるLED32の点灯態様を長手方向の列方向に制御している。すなわち、電飾制御基板20は、図示左下側から矢印方向に沿うように、隣り合う複数個(例えば、2個〜3個)のLED32を順々に点灯・消灯させている(なお、もちろん単数個のLEDを順々に点灯・消灯させてもよい)。このようにしてLED32の点灯制御を行うことにより、導光部材35Aの発光端38Aは、図中の矢印方向に沿って、あたかも光波がオーロラのように流れる電飾効果を発揮させることができる。なお、図中の矢印は、時計方向であるが、もちろん逆時計回り方向に光波を流れさせることもできるし、両方向を適宜順次に変化させながら電飾させることもできる。また、光波の流れるスピードは、LED32の点灯・消灯のタイミングを適宜変更することにより調整することができる。
図9〜図11では、最前面の導光部材35Aを例にとりつつ、電飾制御基板20がLED32を長手方向の列方向に制御したときの点灯態様を示した。しかしながら、もちろん残りの導光部材35B,35Cについても、同様の電飾効果を発揮させることもできることに加え、三枚の導光部材35A〜35Cの全てについて同時に上記と同様の点灯制御を行うこともできる。また、三枚の導光部材35A〜35Cのうちの、任意の二枚の導光部材について、同時に上記と同様の点灯制御を行うこともできる。
【0022】
次に、図12〜図14では、電飾制御基板20が、LED32〜34の点灯態様を前後方向(奥行方向)の列方向に制御したときの電飾効果について詳細に説明する。まず、図12においては、LED33,34を消灯し、最前面の導光部材35Aを発光させるLED32の全てを点灯させている。こうして、発光端38Aが赤色に発光する。次に、図13においては、LED32,34を消灯し、LED33の全てを点灯している。すると、中間の導光部材35Bの発光端38Bが青色に発光する。また、図14では、LED32,33を消灯し、LED34の全てを点灯することにより、最奥面の発光端38Cが緑色に発光する。
図12〜図14の点灯態様を適当な間隔で繰り返すことにより、図中の矢印に示すように、光帯があたかも砂浜に寄せる水のようなイメージを備えた電飾効果を発揮させることができる。なお、光帯の寄せるスピードは、LED32〜34の点灯・消灯のタイミングを適宜変更することにより調整することができる。また、光帯の流れる方向を図中の矢印とは逆方向とすることもできる。加えて、図12〜図14では、説明の都合上、各導光部材35A〜35Cを発光させるLED32〜34を順に点灯・消灯させているが、もちろん隣り合う二枚のLED32,33または33,34を同時に点灯させつつ、タイミングをずらせながら、光帯がゆっくりと流れるような電飾効果を発揮させることもできる。
【0023】
なお、本実施形態の電飾装置17による上記電飾効果は、普通可変入賞球装置14や可変表示器12の状態に合わせて行うことが好ましい。つまり、パチンコ機1の遊技中において、常に電飾装置17によって、上記電飾効果を行う設定とした場合には、遊技者が電飾装置17に対する電飾効果に対して飽きがくることが考慮される。このため、パチンコ機1が特定の状態となった場合(例えば、普通当たり状態、特定遊技状態、リーチ状態、或いは確変状態)にのみ、電飾装置17による上記電飾効果を発生させることで、より興味深いパチンコ機1を提供することができる(更に、スピーカからの音声を組み合わせることが好ましい)。
【0024】
このように本実施形態によれば、複数の板状の導光部材35A〜35Cは、奥行方向に積層されているので、従来の電飾装置のように発光伝達部103を奥行方向に配置する場合に比べると、電飾装置17の奥行寸法を小さくすることができる。パチンコ機1を含む遊技機では、多くの機器を定められた小さな空間内に配置することが必須であることから、奥行寸法を有効に利用できる本実施形態の構成は、特に有効なものとなる。
【0025】
また、発光端38A〜38Cは、板状の導光部材35A〜35Cにおいて、長く形成することができるので、複数の導光部材35A〜35Cを積層した状態で、適度な発光態様制御を行うことにより、従来は困難であった複雑な電飾効果を奏することが可能となる。
また、電飾制御基板20によって、LED32〜34の点灯態様を縦(長手方向)または横(前後方向または奥行方向)の列方向に制御することにより、電飾装置の発光が縦方向または横方向に移動するので、複雑な電飾効果を発揮させることができる。
なお、上記実施形態においては、本発明の要旨を変更することなく、下記のように変形を施しつつ実施することができる。
(1)本実施形態の電飾装置17は、可変表示器12の周囲に配置したが、本発明によれば、電飾装置の配置場所はこれに限られず、遊技機の各所に設けることができる。また、電飾装置の個数は、一つに限られず、二つ以上のものを設けることができる。
(2)本実施形態の電飾装置17には、三枚の板状の導光部材が設けられているが、本発明によれば、導光部材の枚数は、三枚に限られず、二枚以上の複数であればよい。
なお、上記実施形態の一部を変更することで、次のような変形例を実施することができる。また、以下の説明において、上記実施形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
<変形例1>
上記実施形態では、長手方向の列には、同じ発光色を備えたLED32〜34を配置して、一つの導光部材35A〜35Cの発光端38A〜38Cからは、一つの色の発光のみとしている。そこで図15においては、長手方向の列に、複数色(例えば、三色)のLED32〜34を順に配置した基板36を示した。長手方向の同じ列に配置されたLED32〜34の間隔は、上記実施形態のものに比べて狭くなっており、隣り合うLED32〜34が、ほぼ接触する程度となっている。なお、奥行方向(図15において上下方向)に隣り合うLED32〜34の間隔は、上記実施形態と同様に、各導光部材35A〜35Cの配置間隔に合わせている。
【0027】
このように構成された変形例1を用いて、電飾制御基板20から次のような点灯態様の制御を行うことができる。▲1▼一つの導光部材35A〜35Cにおいて、単色の発光を行うLEDのみを順に点灯させることで、各導光部材35A〜35Cの発光色を変化させることができる。また、一つの導光部材35A〜35Cにおいて、任意の二色または、三色のLEDを同時に点灯させることにより、各色が混じり合った発光を行わせることもできる。▲2▼長手方向に光波を発生させる場合(図9〜図11に相当する点灯態様)に、一つの導光部材35A〜35Cにおいて、適当に発光色を変化させることができる。
また、これらの発光態様を適当に組み合わせることにより、更に電飾効果に富むパチンコ機1を提供できる。なお、変形例1では、三色のLED32〜34の全てを同一の導光部材35A〜35Cに配置するものを示したが、少なくとも二色以上のLEDを、少なくとも一つの導光部材に配置することにより、上記実施形態に比べると、電飾効果に富むパチンコ機1を提供できる。
そこで、変形例1からは、前述の第1の発明、または第2の発明において、前記発光体は、前記複数の導光部材の少なくとも一つについて、複数の発光色を発光できるように配置されていることを特徴とするという発明が抽出される。なお、更に、前記発光体は、前記複数の導光部材の全てについて、複数の発光色を発光できるように配置されていることが好ましい。また、この場合に、前記発光態様制御手段は、複数の発光色を発光できる発光体が配置された導光部材について、前記発光体において同一の発光色を発光するものを選択的に発光可能であるように制御できることが好ましい。
【0028】
<変形例2>
図16に示すものは、フィルム性のフレキシブル基板40の表面に、チップ状のLED41を配置したものである。このようにすれば、従来のチップマウンターを用いて、容易に電飾装置17を製造することができる。また、フレキシブル基板40を用いることにより、受光端の端縁が直線的でない場合(例えば、円弧状、雲形定規の外縁形状、複雑に折れ曲がる線分など)であっても、容易に受光端に組み合わせることができる。更に、上記実施形態では、略コ状の受光端37の各辺に合わせて、三個の基板36を設けているが、フレキシブル基板40を用いることにより、一つのもので全受光端37をカバーすることができる。
そこで、変形例2からは、前述の第1の発明、第2の発明、または変形例1から抽出される発明において、前記発光体は、前記導光部材における前記受光端のほぼ全域をカバーするフレキシブル基板に設けられていることを特徴とするという発明が抽出される。
<変形例3>
図17には、上記実施形態または変形例2において、導光部材35の受光端37に凹所42を設けて、LED41,32と導光部材35との位置決めを容易に行うと共に、LED41,32からの発光を確実に対応する受光端37に受け入れようとするものである。このようにすれば、受光端37に対して、意図するLEDとは別のLEDからの発光が入る可能性が減少するので、発光端38からの発光が意図する色によってなされる。
そこで、変形例3からは、前述の第1の発明、第2の発明、変形例1から抽出される発明、または変形例2から抽出される発明において、前記受光端には、前記発光体における発光部分を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とするという発明が抽出される。
【0029】
<変形例4>
図18には、奥行方向(図においては上下方向)に隣り合うLED32〜34の間に、遮光板43(遮光部材)を配置したものである。このようにすれば、受光端37A〜37Cから、(意図しない)隣のLEDからの発光が入射する事態が避けられるので、発光端38A〜38Cからの発光が意図する色によってなされる。
そこで、変形例4からは、前述の第1の発明、第2の発明、変形例1〜変形例3から抽出される発明において、隣り合う前記導光部材における前記受光端付近には、隣り合う前記発光体からの発光の入射を回避する遮光部材が設けられていることを特徴とするという発明が抽出される。
なお、上記した変形例1〜変形例4は、それぞれ単独で実施形態に組み込んで実施することができるし、相互に組み合わせて実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面を示す斜視図である。
【図4】パチンコ機のブロック図である。
【図5】可変表示装置の周囲に配置された電飾装置の正面図である。
【図6】電飾装置の分解斜視図である。
【図7】図5におけるA−A線断面図である。
【図8】LEDを設けた基板の平面図である。
【図9】電飾装置の点灯態様1を示すための図である。(A)は正面図を示し、(B)はそのときの左側基板の点灯の様子を受光端に対向する面で示した。
【図10】電飾装置の点灯態様1を示すための図である。(A)は正面図を示し、(B)はそのときの上側基板の点灯の様子を受光端に対向する面で示した。
【図11】電飾装置の点灯態様1を示すための図である。(A)は正面図を示し、(B)はそのときの右側基板の点灯の様子を受光端に対向する面で示した。
【図12】電飾装置の点灯態様2を示すための図である。中央には、正面図を示し、その周囲(上、及び左右)には、そのときの基板の点灯の様子を受光端に対向する面で示した。
【図13】電飾装置の点灯態様2を示すための図である。中央には、正面図を示し、その周囲(上、及び左右)には、そのときの基板の点灯の様子を受光端に対向する面で示した。
【図14】電飾装置の点灯態様2を示すための図である。中央には、正面図を示し、その周囲(上、及び左右)には、そのときの基板の点灯の様子を受光端に対向する面で示した。
【図15】変形例1の基板を示す平面図である。
【図16】変形例2の基板を示す平面図である。
【図17】変形例3において、導光部材の受光端とLEDとの接続部位を示す側断面図である。(A)は実施形態における適用例を、(B)は変形例2における適用例を示す。
【図18】変形例4において、導光部材の受光端とLEDとの接続部位を示す側断面図である。
【図19】従来例における電飾装置の断面図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機(遊技機)
17…電飾装置
20…電飾制御基板(発光態様制御手段)
32,33,34,41…LED(発光体)
35A〜35C…導光部材
37A〜37C…受光端
38A〜38C…発光端

Claims (1)

  1. 電飾装置と、この電飾装置に設けられた発光体の点灯態様を制御する発光態様制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記電飾装置には、前記発光体からの発光を受ける受光端と前記発光体からの光を外部に導出する発光端とを設けた導光部材と、この導光部材について配置された前記発光体とが設けられていることを特徴とする遊技機。
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