JP2003154090A - 有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機 - Google Patents

有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機

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JP2003154090A
JP2003154090A JP2001353146A JP2001353146A JP2003154090A JP 2003154090 A JP2003154090 A JP 2003154090A JP 2001353146 A JP2001353146 A JP 2001353146A JP 2001353146 A JP2001353146 A JP 2001353146A JP 2003154090 A JP2003154090 A JP 2003154090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効ラインを動的な演出で表示することで、
視覚的効果を高めて娯楽性に富む遊技を行なう。 【解決手段】 第1の有効ライン表示装置11Aは、回
動可能な透視体10と、該透視体10を回転させる回転
駆動手段14と、当該透視体10の少なくとも回転開始
および回転停止の制御を行なう駆動制御手段とから構成
される。透視体10は、1枚の第1矩形透明板12aで
構成される。第1矩形透明板12aは、複数の支持ロー
ラ30に支持されて回動可能なリング状支持体26の内
側に一体的に回動可能に配設される。第1矩形透明板1
2aの裏面に、板面の中央を通る第1の線状部22Aが
形成される。第1矩形透明板12aの外方に、第1の線
状部22Aを明輝表示させるLEDランプ24,24が
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、図柄表示部に停
止表示された複数列・複数段の図柄により現出され得る
図柄組合わせの有効ラインを、前記図柄表示部に配設さ
れる透視体に設けた指示部で表示するようにした有効ラ
イン表示装置およびその表示装置を有する遊技機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、スロットマシンあるいはパ
チンコ式スロットマシン等の遊技機では、遊技中に発生
する毎回の始動および停止を含む変動制御条件に基いて
図柄組合わせゲームを展開すると共に、特別遊技状態に
係る権利とされる図柄組合わせ条件を成立表示すること
のできる遊技装置として、ドラム式図柄表示装置、ベル
ト式図柄表示装置、液晶式図柄表示装置等の各種形態の
図柄表示装置が好適に採用されている。この図柄表示装
置の配設態様としては、図16および図17に示す如
く、遊技盤38の前面中央に配設された大型装飾部材4
0の裏側に整合するように、各種の図柄表示装置18が
設置固定されて、該大型装飾部材40に開口された透視
窓部42に対して図柄表示装置18の図柄表示部分が整
合して正面側から視認し得るようになっている。
【0003】例えば液晶式図柄表示装置では、図17に
示すように、透視窓部42に対応して3列×3段で合計
9個の図柄44が表示されるよう設定され、特別遊技状
態となり得る図柄組合わせの有効ラインとしては、例え
ば各列上段に停止した夫々の図柄同士、各列中段に
停止した夫々の図柄同士、各列下段に停止した夫々の
図柄同士、左列上段、中列中段、右列下段に停止した
夫々の図柄同士、左列下段、中列中段、右列上段に停
止した夫々の図柄同士等の5種類が基本となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記遊技機では、遊技
機使用権利媒体としてのコインまたはパチンコ球の投入
数に応じて、特別遊技状態となり得る有効ラインの数が
変更されるものが存在し、このような遊技機では、その
有効ラインが何本存在しているかと云うことが遊技者に
とって重要な関心事となる。そこで、前記大型装飾部材
40の透視窓部42に装着された透視体10に、夫々の
図柄組合わせラインに対応した有効ラインL1,L2,L
3,L4,L5を形成している。
【0005】しかし、従来の有効ラインは、前記透視体
10の表面に対して、適宜色調の塗料により塗装した
り、シール等を貼着または蒸着したりして固定的に表示
するのが一般的であり、視覚的効果が低く、娯楽性にも
乏しかった。なお、有効ラインを光源によって表示した
ものも存在するが、この場合は光源の点灯・消灯により
該ラインを表示したり表示しなくしたりするだけであ
る。すなわち、有効ラインを動的な演出で表示するもの
は存在していなかった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、有効ラインを動的な演出で表示す
ることで、視覚的効果を高めて娯楽性に富む遊技を行な
い得るようにした有効ライン表示装置およびその表示装
置を有する遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、図柄表示部
を介して表示された複数列・複数段の図柄により現出さ
れ得る図柄組合わせの有効ラインを表示する有効ライン
表示装置であって、前記図柄表示部に対応して回動可能
に配設され、所定の指示部が設けられた透視体と、前記
透視体を回転させる回転駆動手段と、前記透視体の少な
くとも回転開始および回転停止の制御を行ない、前記指
示部で有効ラインを表示するようにした駆動制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】前述した課題を克服し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る遊技機は、図柄
表示部の裏側に、始動・停止条件に基く図柄組合わせゲ
ームを展開して予め設定された図柄同士の組合わせに係
る特別遊技状態を呈し得る図柄表示装置が配設されると
共に、前記図柄表示部に対応して有効ライン表示装置を
配設したことを特徴とする。この有効ライン表示装置と
しては、図柄表示部に対応して回動可能に配設され、所
定の指示部が設けられた透視体と、前記透視体を回転さ
せる回転駆動手段と、前記透視体の少なくとも回転開始
および回転停止の制御を行ない、前記指示部で有効ライ
ンを表示するようにした駆動制御手段とを備える構成を
基本として、駆動制御手段により、前記透視体の回転方
向または回転速度のうち、少なくとも何れか一方が可変
制御される構成、前記透視体を複数の透明板で構成する
構成、前記複数の透明板の夫々に対応する回転駆動手段
および駆動制御手段を備え、各透明板が夫々独立して回
転制御される構成、または前記透視体の指示部を明輝表
示させる光源を備える構成が選択して採用される。
【0009】
【作用】図柄表示部に対応的に配設した透視体を回転駆
動手段により回転し、該透視体を駆動制御手段により回
転停止することで、該透視体に設けられた指示部により
図柄組合わせの有効ラインが動的に演出表示される。ま
た、透視体の回転方向あるいは回転速度を変化させるこ
とによって、視覚的効果が向上する。更に、透視体を複
数の透明板で構成することで、より複雑な演出で図柄組
合わせの有効ラインを表示することができる。なお、光
源を使用して透視体の指示部を明輝表示させることで、
遊技者に明確に図柄組合わせの有効ラインを認識させる
ことができる。
【0010】また前記有効ライン表示装置を備える遊技
機では、図柄表示装置の図柄組合わせゲームと、有効ラ
イン表示装置による図柄組合わせ有効ラインの動的な演
出表示によって、より興趣に富んだ遊技が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る有効ライン表
示装置およびその表示装置を有する遊技機につき、好適
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。なお、図16および図17に関して従来の技
術で説明した部材・部位と同一の部材・部位について
は、同一の符号を付して説明する。また本実施例の有効
ライン表示装置は、図柄組合わせ遊技機としてのパチン
コ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシ
ン等に好適に実施可能とされるものであるが、実施例で
は主にパチンコ機を例に挙げて説明することとする。更
に、実施例では透視窓部に複数列・複数段で停止表示さ
れる全ての図柄を異ならせることが可能な図柄表示装置
を備えている場合で説明する。
【0012】図2に全体が略示されたパチンコ機Pは、
機前側から着脱交換可能に装着セットされた遊技盤38
の遊技領域において、アウト口60が形成される一方、
セーフ球検出用のスイッチ(図示せず)を組込んだ始動入
賞具62と、「大当り」の成立時に開成条件が付与され
る電動入賞装置64および図柄表示装置18等が夫々配
設されている。なお電動入賞装置64では、遊技球用の
入賞領域66に対する開閉部材68が電磁ソレノイド
(図示せず)の設定駆動条件に基いて開閉変化されるよう
になっており、また入賞領域66に入ったセーフ球をカ
ウント用スイッチと特別スイッチ(図示せず)とにより検
出し得、特別スイッチのセーフ球検出に基いて電動入賞
装置64自体の開成作動継続条件が成立可能とされてい
る。
【0013】前述のパチンコ機Pに実施される、例えば
液晶式の図柄表示装置18は、遊技盤38の前面側に装
着セットされる大型装飾部材40の裏側に整合するよう
配設されて、該装飾部材40に開口された図柄表示部と
しての透視窓部42を介して、該図柄表示装置18の図
柄表示部分が正面側から視認し得るよう構成される。そ
して、この図柄表示装置18では、前記始動入賞具62
のスイッチからの始動信号入力条件により、図示しない
制御回路装置から発生される制御出力に基いて、図柄表
示部分の図柄44が変動・停止されるよう設定される。
なお図柄表示装置18では、前記透視窓部42に複数列
・複数段、具体的には3列×3段で合計9個の図柄44
を停止表示するよう構成されている。
【0014】
【第1実施例に係る有効ライン表示装置について】前述
のパチンコ機Pに実施される第1実施例に係る第1の有
効ライン表示装置11Aは、図1に示すように、回動可
能な透視体10と、該透視体10を回転させる回転駆動
手段14と、当該透視体10の少なくとも回転開始およ
び回転停止の制御を行なう駆動制御手段16(図2参照)
とから基本的に構成され、該有効ライン表示装置11A
は、前記図柄表示装置18の前側であって、前記大型装
飾部材40の透視窓部42に対応する位置、例えば窓部
内、前側あるいは後側において透視体10が略垂直姿勢
で配設される。第1実施例の透視体10は、1枚の矩形
状に形成された透明板(以下 第1矩形透明板と云う)1
2aで構成される。この第1矩形透明板12aは、例え
ば透明性や光線拡散性等に優れたアクリル板等が好適に
採用され、その板厚が概ね3mm程度に設定されると共
に(図3)、大型装飾部材40の透視窓部42を略覆い得
る外形寸法に設定される。なお、第1矩形透明板12a
の材質としてはアクリルに限らず、透明であればガラス
等、その他のものであってもよい。
【0015】前記第1の有効ライン表示装置11Aは、
複数の支持ローラ30に支持されて回動可能なリング状
支持体26を備え、該支持体26の内側に、前記第1矩
形透明板12aが一体的に回動可能に配設されている。
またモータ等の回転駆動手段14により正逆回転可能な
駆動ローラ28が、リング状支持体26の外側に当接す
るよう配設されており、該回転駆動手段14を正逆回転
することで、第1矩形透明板12aが略垂直平面内で正
逆方向に回転するよう構成される。そして、この回転駆
動手段14の回転開始、回転停止、回転方向および回転
速度が、前記駆動制御手段16によって制御されるよう
になっている。
【0016】前記第1矩形透明板12aの裏面には、図
1において左右に対向する一対の対向片間において、該
透明板12aの上下方向の略中央(板面の中央)を通る位
置に指示部としての第1の線状部22Aが形成されてい
る。この第1の線状部22Aは、前記図柄表示装置18
に停止表示される縦・横または斜め方向に整列する3つ
の図柄44を同時に示し得る長さに設定されており(図
5参照)、該線状部22Aによって特別遊技状態となり
得る図柄組合わせの有効ラインを表示するよう構成され
る。第1の線状部22Aは、例えば図3に示す如く、直
線的に延在する断面三角形状の凹部であって、第1矩形
透明板12aの裏面から所謂谷部に向けて対向的に傾斜
する一対の反射面32,32で形成されている。また第
1矩形透明板12aの外方には、第1の線状部22Aに
おける両端縁部と対応する位置に、光源としてのLED
ランプ24,24が配置されており、その照射光が、該
透明板12aの内部を直進したり該透明板12aと空気
との界面で全反射して、最終的に前記反射面32,32
から前面側に出るようになる所謂「エッジライト効果」
を利用して、当該第1の線状部22Aを明輝表示させ得
るよう構成してある。なお、光源としてはLEDランプ
24に限定されるものでなく、フィラメント式等、他の
ものであってもよい。
【0017】前記LEDランプ24は、図3に示す如
く、前記第1矩形透明板12aの板厚と同程度の直径を
有し、前方指向性の高い照射光を発光する公知のもので
あって、小型ながらも第1の線状部22Aの反射面3
2,32を好適に照射可能となっている。第1実施例に
おいては、第1の線状部22Aの両側に位置するLED
ランプ24,24は、第1矩形透明板12aと一体的に
回転して、該LEDランプ24,24からの照射光が常
に第1の線状部22Aの反射面32,32に対して略一
定角度で到達するように設定されている。なお、LED
ランプ24,24への給電は、従来公知のブラシ等を用
いて行なわれるよう構成される。また各LEDランプ2
4は、図示しないランプ制御部により点灯・消灯制御さ
れるようになっており、その色も、赤色、青色、緑色、
黄色、白色、橙色等の種々の発光色のものが採用可能で
ある。
【0018】前記第1の線状部22Aの反射面32,3
2は、所謂磨りガラス状に加工されており、巨視的には
不透明状または半透明状を呈しているが、微視的には多
数の微小面が連接した凹凸形状となっており、前記LE
Dランプ24,24からの照射光により鮮明に明輝し得
るよう構成される。また第1の線状部22Aは、その深
さが一定ではなく、図4(a)に示すように、第1矩形透
明板12aの外端縁から中央部に向かうに従って深くな
るよう設定されており、LEDランプ24,24からの
照射光が反射面32,32に対して所要角度で到達して
反射され得るよう設定される。更に、第1の線状部22
Aにおける両反射面32,32の不透明度は全長に亘っ
て均一ではなく、前記LEDランプ24の近傍では不透
明度が小さく(透明に近い)、該LEDランプ24から離
れる程に不透明度が徐々に増大するように設定されてい
る。具体的には、図4(b)に略示する如く、前記第1の
線状部22Aの反射面32,32の不透明度は、第1矩
形透明板12aの外端縁から中央部に向かうに従って徐
々に増大するよう設定され、これによって第1の線状部
22Aの全体が略均一に明輝するよう構成される。
【0019】
【第1実施例に係る有効ライン表示装置の作用につい
て】このように構成された第1実施例に係る有効ライン
表示装置11Aを備えたパチンコ機Pでは、前記始動入
賞具62のスイッチからの始動信号入力条件により、制
御回路装置から発生される制御出力に基いて、前記図柄
表示装置18の図柄44の変動が開始される。このと
き、前記駆動制御手段16から回転駆動手段14に対し
て回転信号が送られ、該駆動手段14により前記駆動ロ
ーラ28が回転され、該駆動ローラ28の回転に伴って
リング状支持体26および第1矩形透明板12aが一体
的に回転することで、前記第1の線状部22Aも回転す
る。またランプ制御部がLEDランプ24,24を点灯
制御することで、第1の線状部22Aを明輝させて、該
線状部22Aが回転していることを遊技者に認識させ
る。なお、第1実施例のように透明板12aを矩形状に
形成した場合は、その角部等の動きによって該透明板1
2aが回転していることがより明確となる。そして、図
柄表示装置18の図柄変動が停止する前に、今回の図柄
組合わせゲームにおいて特別遊技状態となり得る図柄組
合わせ位置に第1の線状部22Aが到来した時点で第1
矩形透明板12aが回転停止することで、有効ラインを
表示する。
【0020】第1実施例においては、前述した如く、前
記第1矩形透明板12aの中央を通る位置に1本の第1
の線状部22Aのみが形成されているため、該第1矩形
透明板12aの回転に伴い、この第1の線状部22A
は、その延在方向中央部を中心に回転することになる。
従って、3列×3段で合計9個の図柄44が表示される
前記透視窓部42に対しては、図5に示す如く、特別遊
技状態となり得る有効ラインとして4種類を表示するこ
とが可能である。すなわち、図5(a)に示す各列中段に
停止した図柄群に整列するライン、図5(b)に示す中央
列の上段、中段および下段に停止した図柄群に整列する
ライン、図5(c)に示す左列下段、中列中段および右列
上段に停止した図柄群に整列するライン、図5(d)に示
す左列上段、中列中段および右列下段に停止した図柄群
に整列するラインである。
【0021】このように第1実施例の有効ライン表示装
置11Aでは、前記図柄表示装置18の図柄変動が停止
する前に、有効ラインを表示する第1の線状部22Aが
回転するから、常に定位置に有効ラインが表示される従
来に比べ、視覚的効果を高めて遊技に対する興趣が増大
する。また、第1矩形透明板12aの回転方向や回転速
度を、前記駆動制御手段16によりゲーム性に併せて変
化させるよう制御することで、演出態様に変化をもた
せ、更に遊技性や娯楽性を向上させることができる。例
えば、予め設定された条件を満たしたときに、第1矩形
透明板12aを通常とは異なる方向あるいは速度で回転
するよう制御することで、遊技者に有利な状態への移行
を期待させる演出も可能となる。なお、図柄表示装置1
8の図柄変動が停止した後に、第1矩形透明板12aを
回転停止したり、該第1矩形透明板12aが停止した後
にLEDランプ24,24を点灯して第1の線状部22
Aを明輝させる等、各種の制御が可能である。更には、
LEDランプ24,24を定位置に固定しておき、第1
矩形透明板12aのみを回転させるようにしてもよい。
【0022】なお、以下に示す第2〜第6実施例の有効
ライン表示装置に関しては、第1実施例と異なる部分に
ついて主に説明することとする。
【0023】
【第2実施例に係る有効ライン表示装置について】図6
は、第2実施例に係る有効ライン表示装置を示すもので
あって、該第2の有効ライン表示装置11Bでは、第1
実施例と同様に透視体10は1枚の透明板12bで構成
されるものであるが、該透明板12bは円形状に形成さ
れている(以下 第1円形透明板と云う)。この第1円形
透明板12bは、複数の支持ローラ30で外周縁部が直
に支持されて、略垂直面内で回動可能に構成される。ま
た前記回転駆動手段14の駆動ローラ28が、第1円形
透明板12bの外周縁部に当接する状態で配設されてお
り、該回転駆動手段14の正逆回転によって第1円形透
明板12bが正逆回転するようになっている。
【0024】前記第1円形透明板12bの裏面には、第
1実施例における第1の線状部22Aと同一構成の指示
部としての第2の線状部22Bが、該透明板12bの中
心を通って直径方向の全長に亘って延在するよう形成さ
れて、この第2の線状部22Bで有効ラインを表示する
よう構成される。なお、第2の線状部22Bの長さも、
前記図柄表示装置18に停止表示される縦・横または斜
め方向に整列する3つの図柄44を同時に示し得る長さ
に設定されている。また第1円形透明板12bの径方向
の外方には、周方向に略45°の角度毎に光源であるL
EDランプ24が配置され、その照射光が第1円形透明
板12bの外周縁に向くよう設定されている。
【0025】すなわち、第1円形透明板12bの中心を
通る位置に1本の第2の線状部22Bを形成した第2実
施例のライン表示の作用は、基本的には第1実施例と同
じであって、図5に示す4種類の有効ラインを動的演出
により表示可能である。但し、各表示ラインを示す位置
に停止した第2の線状部22Bを挟む両端側にLEDラ
ンプ24,24が固定配置される第2実施例では、第1
円形透明板12bが停止した後に対応する位置の一対の
LEDランプ24,24が点灯されて、第2の線状部2
2Bを明輝させることで有効ラインを表示するようにな
っている。なお、全てのLEDランプ24を点灯したも
とで、第1円形透明板12bを回転した場合は、第2の
線状部22Bでの光の反射状態が変化するから、視覚的
な効果をより向上することが期待できる。また第2実施
例では、透明板12bを円形状に形成しているから、該
透明板12bが回転していることを遊技者に気付かせる
ことなく、線状部22Bのみが回転しているように演出
し得る。
【0026】
【第3実施例に係る有効ライン表示装置について】図7
は、第3実施例に係る有効ライン表示装置を示すもので
あって、該第3の有効ライン表示装置11Cでは、図に
示す如く、前後に重なるよう配置した2枚の透明板12
a,12cで透視体10が構成されている。前側に位置
する透明板(第1矩形透明板)12aは、第1実施例の透
明板と同一構成のものであって、1本の第1の線状部2
2Aが板面の中央を通るように形成されている。これに
対して後側に位置する透明板12cは、第1矩形透明板
12aと同一寸法の矩形状に形成されたものであって
(以下 第2矩形透明板と云う)、この第2矩形透明板1
2cの裏面には、第1矩形透明板12aに形成された第
1の線状部22Aと同様の構成の指示部としての第3の
線状部22Cが、板面の中央から変位した位置、具体的
には前記透視窓部42に表示される各列上段や下段に停
止した図柄群、あるいは左列全段や右列全段に停止した
図柄群を同時に示し得る位置であって、第1の線状部2
2Aと平行の関係となり得る姿勢で形成されている。す
なわち第3実施例では、2本の線状部22A,22Cに
よって、同時に2種類の有効ラインを表示し得るよう構
成されている。
【0027】また各透明板12a,12cは、第1実施
例と同様に、その外周に配設されたリング状支持体26
が複数の支持ローラ30で回動可能に支持されると共
に、夫々独立した回転駆動手段14により個別に回転さ
れるよう構成される。また各回転駆動手段14の回転開
始、回転停止、回転方向および回転速度は、駆動制御手
段16によって夫々個別に制御されるようになってい
る。更に、各透明板12a,12cの外方には、対応す
る線状部22A,22Cの両端縁部と対応する位置に、
LEDランプ24,24が配置されており、その照射光
によって線状部22A,22Cを明輝させ得るよう構成
してある。なお第3実施例においては、各LEDランプ
24,24が対応する透明板12a,12cと一体的に回
転するよう構成される。
【0028】
【第3実施例に係る有効ライン表示装置の作用につい
て】前述した第3実施例に係る第3の有効ライン表示装
置11Cでは、前記図柄表示装置18が搭載されたパチ
ンコ機Pの遊技態様に応じて第1矩形透明板12aと第
2矩形透明板12cとが、同期あるいは単独で所定方向
に回転し、特別遊技状態となり得る図柄組合わせ位置に
各線状部22A,22Bが到来したときに回転停止する
ことで、有効ラインを線状部22A,22Cで表示す
る。
【0029】第3実施例のように2本の線状部22A,
22Cで表示し得る有効ラインの種類は、第1矩形透明
板12aにおける第1の線状部22Aのみで表示される
種類と、第2矩形透明板12cにおける第3の線状部2
2Cのみで表示される種類とを合成したものとなる。そ
こで、例えば第1矩形透明板12aにおける第1の線状
部22Aで、前記透視窓部42に表示される各列中段に
整列する図柄群を有効ラインとして表示している状態
で、第2矩形透明板12cにおける第3の線状部22C
により第1の線状部22Aとは異なる有効ラインを表示
する第1のパターンと、第2矩形透明板12cにおける
第3の線状部22Cで、透視窓部42に表示される各列
上段に整列する図柄群を有効ラインとして表示している
状態で、第1矩形透明板12aにおける第1の線状部2
2Aで第3の線状部22Cとは異なる有効ラインを表示
する第2のパターンについて説明する。
【0030】すなわち、第1のパターンでは、図8に示
すように、第1の線状部22Aで各列中段に整列する図
柄群を有効ラインとして表示しているもとで、第3の線
状部22Cにより、各列上段に整列する図柄群(図8
(a))、右列の上段、中段および下段に整列する図柄群
(図8(b))、各列下段に整列する図柄群(図8(c))また
は左列の上段、中段および下段に整列する図柄群(図8
(d))を有効ラインとして表示することができる。
【0031】また第2のパターンでは、図9に示すよう
に、第3の線状部22Cで各列上段に整列する図柄群を
有効ラインとして表示しているもとで、第1の線状部2
2Aにより、各列中段に整列する図柄群(図9(a))、左
列上段、中列中段および右列下段に整列する図柄群(図
9(b))、中列上段、中段および下段に整列する図柄群
(図9(c))または左列下段、中列中段および右列上段に
整列する図柄群(図9(d))を有効ラインとして表示する
ことができる。
【0032】このように、第3実施例に係る第3の有効
ライン表示装置11Cでは、2本の線状部22A,22
Cを前後に設けたことで、複数の異なった組合わせで有
効ラインを表示することができ、遊技性の多様化を図る
ことができる。また、2枚の透明板12a,12cの回
転方向や回転速度を変化させることで、一層複雑な演出
が可能となる。更には、各透明板12a,12cの停止
時点を異ならせることで、遊技の興趣を高めることがで
きる。
【0033】
【第4実施例に係る有効ライン表示装置】図10は、第
4実施例に係る有効ライン表示装置を示すものであっ
て、該第4の有効ライン表示装置11Dでは、図に示す
如く、前後に重なるよう配置した2枚の透明板12b,
12dで透視体10が構成されている。前側に位置する
透明板(第1円形透明板)12bは、第2実施例の透明板
と同一構成のものであって、1本の第2の線状部22B
が板面の中心を通るように形成されている。これに対し
て後側に位置する透明板12dは、第1円形透明板12
bと同一寸法の円形状に形成されたものであって(以下
第2円形透明板と云う)、この第2円形透明板12dの
裏面には、第1円形透明板12bに形成された第2の線
状部22Bと同一構成の指示部としての第4の線状部2
2Dが、板面の中心から変位した位置において、第2の
線状部22Bと平行の関係となり得る状態で形成されて
いる。すなわち、第2の線状部22Bと第4の線状部2
2Dとの位置関係は、前記第3実施例の第1の線状部2
2Aと第3の線状部22Cとの関係と同じであって、こ
れら2本の線状部22B,22Dによって、同時に2種
類の有効ラインを表示し得るよう構成されている。
【0034】また各透明板12b,12dは、第2実施
例と同様に、その外周縁が複数の支持ローラ30で直接
支持されて回動可能に構成されると共に、夫々独立した
回転駆動手段14により個別に回転されるよう構成され
る。また各回転駆動手段14の回転開始、回転停止、回
転方向および回転速度は、駆動制御手段16によって夫
々個別に制御される。更に、第1円形透明板12bの径
方向の外方には、複数のLEDランプ24が周方向に略
45°の間隔で配置されて、該LEDランプ24により
第2の線状部22Bを明輝させ得るよう構成される。な
お、第2円形透明板12dの径方向の外方には、図8に
示す各有効ラインを表示するよう停止した第4の線状部
22Dの両端縁部と対応する位置に、一対のLEDラン
プ24,24が夫々配置されており、その照射光によっ
て第4の線状部22Dを明輝させ得るよう構成してあ
る。
【0035】そして、第4実施例に係る第4の有効ライ
ン表示装置11Dでは、前記第3実施例と同じく、複数
の組合わせの異なる有効ラインを表示することができ
る。なお、当該第4の有効ライン表示装置11Dの作用
効果は、第3実施例と同じである。
【0036】
【第5実施例に係る有効ライン表示装置について】図1
1は、第5実施例に係る有効ライン表示装置を示すもの
であって、該第5の有効ライン表示装置11Eの基本的
な構成は、第3実施例と同一であって、透視体10を構
成する前側に位置する第3矩形透明板12eに形成され
る指示部としての第5の線状部22Eおよび後側に位置
する第4矩形透明板12fに形成される指示部としての
第6の線状部22Fの形成範囲が異なっている。
【0037】すなわち、第3矩形透明板12eの裏面に
形成される第5の線状部22Eは、該透明板12eの1
つの辺における長手方向の中央から板面の中央まで延在
する長さに設定される。また同様に、第4矩形透明板1
2fの裏面に形成される第6の線状部22Fも、該透明
板12fの1つの辺における長手方向の中央から板面の
中央まで延在する長さに設定されている。両線状部22
E,22Fの構成は、基本的には前述した各実施例の線
状部と同じであるが、その長さが半分に設定されて、各
線状部22E,22Fでは前記透視窓部42に表示され
る図柄44のうち、中列中段の図柄44と他の図柄44
との2つの図柄44,44を同時に示し得るよう構成さ
れる。そして、このように長さを変更したことで、2本
の線状部22E,22Fを組合わせることで、前述した
第1〜第4実施例とは異なる折れ曲がった有効ラインも
表示し得るようになっている(図12参照)。なお、両線
状部22E,22Fの深さは、透明板12e,12fの端
縁部から中央に向かうに従って深くなるよう設定され
る。
【0038】第5の有効ライン表示装置11Eでは、第
3矩形透明板12eの外方における第5の線状部22E
の開放端縁部(透明板12eの辺に臨む端縁部)と対応す
る位置にLEDランプ24が配置される。また第4矩形
透明板12fの外方における第6の線状部22Fの開放
端縁部(透明板12fの辺に臨む端縁部)と対応する位置
にLEDランプ24が配置される。そして、各LEDラ
ンプ24は、対応する第3または第4矩形透明板12
e,12fと共に一体的に回転するよう構成され、LE
Dランプ24からの照射光により常に第5または第6の
線状部22E,22Fを明輝させ得るよう構成してあ
る。
【0039】
【第5実施例に係る有効ライン表示装置の作用につい
て】前述した第5実施例に係る第5の有効ライン表示装
置11Eでは、前記図柄表示装置18が搭載されたパチ
ンコ機Pの遊技態様に応じて第3矩形透明板12eと第
4矩形透明板12fとが、同期あるいは単独で所定方向
に回転し、特別遊技状態となり得る図柄組合わせ位置に
各線状部22E,22Fが到来したときに回転停止する
ことで、有効ラインを線状部22E,22Fで表示す
る。
【0040】第5実施例のように2本の線状部22E,
22Fで表示し得る有効ラインの種類は、第3矩形透明
板12eの第5の線状部22Eと、第4矩形透明板12
fの第6の線状部22Fとを組合わせた多数種となる。
そこで、一例として、第3矩形透明板12eにおける第
5の線状部22Eが、前記透視窓部42に表示される図
柄44のうち、中列中段および右列中段に整列する図柄
群を示している状態で、第4矩形透明板12fにおける
第6の線状部22Fで異なる図柄群を示すことで有効ラ
インを表示するパターンについて説明する。なお、図1
2(a)に示すように、第4矩形透明板12fの第6の線
状部22Fを、第3矩形透明板12eにおける第5の線
状部22Eと前後に重なるように停止した場合は、3個
の図柄44の図柄組合わせラインを表示しない状態とな
る。
【0041】 第6の線状部22Fで、中列中段と右
列下段の図柄44を示すことで、図12(b)に示す如
く、右列中段、中列中段および右列下段に停止する図柄
群を有効ラインとして表示する。 第6の線状部22Fで、中列中段と中列下段の図柄
44を示すことで、図12(c)に示す如く、右列中段、
中列中段および中列下段に停止する図柄群を有効ライン
として表示する。 第6の線状部22Fで、中列中段と左列下段の図柄
44を示すことで、図12(d)に示す如く、右列中段、
中列中段および左列下段に停止する図柄群を有効ライン
として表示する。 第6の線状部22Fで、中列中段と左列中段の図柄
44を示すことで、図12(e)に示す如く、右列中段、
中列中段および左列中段に停止する図柄群を有効ライン
として表示する。 第6の線状部22Fで、中列中段と左列上段の図柄
44を示すことで、図12(f)に示す如く、右列中段、
中列中段および左列上段に停止する図柄群を有効ライン
として表示する。 第6の線状部22Fで、中列中段と中列上段の図柄
44を示すことで、図12(g)に示す如く、右列中段、
中列中段および中列上段に停止する図柄群を有効ライン
として表示する。 第6の線状部22Fで、中列中段と右列上段の図柄
44を示すことで、図12(h)に示す如く、右列中段、
中列中段および右列上段に停止する図柄群を有効ライン
として表示する。
【0042】なお、前述した有効ラインのパターンは一
例であって、第3矩形透明板12eにおける第5の線状
部22Eで示す位置を変更することで、更に異なる有効
ラインを表示することが可能である。
【0043】このように第5実施例の有効ライン表示装
置11Eでは、各透明板12e,12fに形成する線状
部22E,22Fの長さを短かく設定したことで、3つ
の図柄44が直線状に整列した有効ラインの他に、折れ
曲がった有効ラインを表示することができ、遊技性の幅
を広げることが可能となる。なお、その他の作用効果に
関しては、前述した各実施例と同様である。
【0044】
【第6実施例に係る有効ライン表示装置について】図1
3は、第6実施例に係る有効ライン表示装置を示すもの
であって、該第6の有効ライン表示装置11Fの基本的
な構成は、第4実施例と同一であって、透視体10を構
成する前側に位置する第3円形透明板12gに形成され
る指示部としての第7の線状部22Gおよび後側に位置
する第4円形透明板12hに形成される指示部としての
第8の線状部22Hの形成範囲が異なっている。
【0045】すなわち、第3円形透明板12gの裏面に
形成される第7の線状部22Gは、板面の中心から周端
縁まで径方向に延在し、また第4円形透明板12hの裏
面に形成される第8の線状部22Hも、板面の中心から
周端縁まで径方向に延在する。両線状部22G,22H
の構成は、基本的には前述した各実施例の線状部と同じ
であるが、その長さが第5実施例と同様に半分に設定さ
れる。なお、両線状部22G,22Hの深さは、透明板
12g,12hの外周端縁部から中心に向かう従って深
くなるよう設定される。また第6実施例では、第3円形
透明板12gおよび第4円形透明板12hの外方には、
複数のLEDランプ24が周方向に略45°の間隔で夫
々配置されて、該LEDランプ24により第7の線状部
22Gまたは第8の線状部22Hを明輝させ得るよう構
成される。
【0046】そして、2本の線状部22G,22Hの長
さを更変した第6の有効ライン表示装置11Fでは、両
線状部22G,22Hで示す図柄44の組合わせを異な
らせることで、前記第5実施例と同じ種類の有効ライン
を表示することができる。従って、その作用効果は第5
実施例と同じである。
【0047】
【別実施例について】前記透明板に形成される指示部と
しての線状部の位置や長さ等に関しては、前述した各実
施例の構成に限定されるものでなく、その他のものを採
用し得る。例えば2枚の透明板を用いる場合では、図1
4(a)に示すように、一方の透明板に、前記透視窓部4
2における左列上段と中列上段の図柄44を示し得る第
1の別線状部23A、中列中段と右列中段の図柄44を
示し得る第2の別線状部23B、および左列下段と中列
下段の図柄44を示し得る第3の別線状部23Cを形成
すると共に、他方の透明板に、図14(b)に示す如く、
透視窓部42における中列上段と右列上段の図柄44を
示し得る第4の別線状部23D、左列中段と中列中段の
図柄44を示し得る第5の別線状部23E、および中列
下段と右列下段の図柄44を示し得る第6の別線状部2
3Fを形成する。
【0048】この構成によれば、一方の透明板と他方の
透明板とを前後に重ねることで、上中下の各段で整列す
る図柄群を有効ラインとして表示し得ると共に、前後の
透明板を相互に回転して所定位置で停止させることで、
左中右の各列で整列する図柄群や斜めに整列する図柄群
を有効ラインとして表示することが可能となる。
【0049】また、一方の透明板に、図15(a)に示す
ように、透視窓部42における左列上段、中列上段およ
び右列上段の図柄44を示し得る第7の別線状部23G
と、左列中段と中列中段の図柄44を示し得る第8の別
線状部23Hとを形成すると共に、他方の透明板に、図
15(b)に示す如く、透視窓部42における中列中段と
右列中段の図柄44を示し得る第9の別線状部23I
と、左列下段、中列下段および右列下段の図柄44を示
し得る第10の別線状部23Jを形成する構成を採用し
得る。
【0050】
【変更例】なお、透視体を構成する透明板の枚数は、実
施例に示す1または2枚に限定されるものでなく、3枚
以上であってもよく、各透明板に形成される線状部に関
しても、その位置や長さを任意に設定することが可能で
ある。また線状部は、実施例に示した断面三角形状に限
定されるものではなく、LEDランプ(光源)からの照射
光を適切に反射し得れば、例えば断面コ字状あるいはU
字状等であってもよく、更には透明板の板面から外方に
突出する突部で線状部を構成することもできる。更に、
実施例では透視窓部に3列×3段で合計9個の図柄が表
示される場合で説明したが、該透視窓部に表示される図
柄の数はこれに限定されるものでない。そして、透視窓
部に表示される図柄の数に応じて、前記透明板の数や線
状部の位置あるいは長さは適宜に設定されるものであ
る。更にまた、透明板自体の形状は、矩形や円形に限ら
ず、適正な長さの線状部が形成し得るものであれば、多
角形や任意の形状を採用し得る。なお、各実施例におい
て透明板の周囲等に適宜の着色を施せば、新鮮な演出が
可能となる。
【0051】また実施例では、線状部をLEDランプの
光で明輝させるようにしたが、透明板の表面または裏面
に、塗料やシール等の手段により線状部を設けるように
してもよい。更に、実施例では、有効ラインを表示する
指示部として線状の線状部を設けた場合で説明したが、
この指示部は線状である必要はなく、複数の図柄の位置
を示し得る例えば丸とか星印等のマーク等であってもよ
い。更にまた、透明板を回転させる機構は、実施例の構
成に限定されるものでなく、例えば透明板の中心に突設
した軸に回転駆動手段を直接または間接的に連結して回
転させる等、その他各種の手段を用いることができる。
なお、遊技機に採用される図柄表示装置は、液晶式に限
らずベルト式やドラム式等の各種の図柄表示装置を採用
し得るものであり、このベルト式やドラム式であって
も、透視窓部に停止表示させる複数列・複数段の図柄と
対応する数のベルトおよびドラムを配設することで、全
ての図柄を異ならせることは可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る有効ラ
イン表示装置およびその表示装置を有する遊技機によれ
ば、図柄表示部に対応的に配設した透視体を回転駆動手
段により回転し、該透視体を駆動制御手段により回転停
止し得るよう構成したから、該透視体に設けられた指示
部により図柄組合わせの有効ラインを動的に演出表示す
ることができ、遊技の興趣を高めることができる。ま
た、透視体の回転方向あるいは回転速度を駆動制御手段
により制御して変化させることによって、視覚的効果を
向上させ得る。更に、透視体を複数の透明板で構成する
ことにより、一層複雑な演出で図柄組合わせの有効ライ
ンを表示することができると共に、遊技性の幅を広げる
ことができる。なお、光源を使用して透視体の指示部を
明輝表示するよう構成すれば、遊技者に明確に図柄組合
わせの有効ラインを認識させ得る効果を奏する。
【0053】更に、本発明に係る遊技機では、図柄表示
装置の図柄組合わせゲームと、有効ライン表示装置によ
る図柄組合わせ有効ラインの動的な演出表示によって、
より興趣に富んだ遊技を提供し得る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る有効ライン表示装置
を示す概略斜視図である。
【図2】第1実施例に係る有効ライン表示装置が実施さ
れるパチンコ機を示す正面図である。
【図3】透明板の両端縁部側に配置したLEDランプか
らの照射光が線状部を形成する反射面で反射して透明板
の前面側へ出光することで、該線状部が明輝して有効ラ
インを表示する態様を示す説明断面図である。
【図4】(a)は、透明板の線状部において、両端縁部か
ら中央部に向かうにつれて徐々に深くなるよう設定する
ことで、LEDランプからの照射光が反射面に対して所
要角度で到達して反射され易くなることを示す説明断面
図であり、(b)は、透明板の線状部を形成する反射面の
不透明度を、両端縁部から中央部に向かうにつれて徐々
に増大するよう設定することで、該線状部全体が略均一
に明輝されることを示す説明断面図である。
【図5】第1実施例に係る有効ライン表示装置の線状部
により表示し得る有効ラインのパターンを示す説明図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例に係る有効ライン表示装置
を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る有効ライン表示装置
を示す概略斜視図である。
【図8】第3実施例に係る有効ライン表示装置の線状部
により表示し得る有効ラインのパターンを示す説明図で
ある。
【図9】第3実施例に係る有効ライン表示装置の線状部
により表示し得る有効ラインの別パターンを示す説明図
である。
【図10】本発明の第4実施例に係る有効ライン表示装
置を示す概略斜視図である。
【図11】本発明の第5実施例に係る有効ライン表示装
置を示す概略斜視図である。
【図12】第5実施例に係る有効ライン表示装置の線状
部により表示し得る有効ラインのパターンを示す説明図
である。
【図13】本発明の第6実施例に係る有効ライン表示装
置を示す概略斜視図である。
【図14】線状部の形成パターンの別例を示す説明図で
ある。
【図15】線状部の形成パターンの更に別の例を示す説
明図である。
【図16】図柄表示装置を裏側に設置したパチンコ機の
遊技盤を示す正面図である。
【図17】3列×3段で合計9個の図柄を図柄表示部に
停止表示する図柄表示装置の場合に、特定の図柄組合わ
せが成立可能な有効ラインを、大型装飾部材の透視窓部
に配設した透視体に形成した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 透視体 11A 第1の有効ライン表示装置 11B 第2の有効ライン表示装置 11C 第3の有効ライン表示装置 11D 第4の有効ライン表示装置 11E 第5の有効ライン表示装置 11F 第6の有効ライン表示装置 12a 第1矩形透明板 12b 第1円形透明板 12c 第2矩形透明板 12d 第2円形透明板 12e 第3矩形透明板 12f 第4矩形透明板 12g 第3円形透明板 12h 第4円形透明板 14 回転駆動手段 16 駆動制御手段 18 図柄表示装置 22A 第1の線状部(指示部) 22B 第2の線状部(指示部) 22C 第3の線状部(指示部) 22D 第4の線状部(指示部) 22E 第5の線状部(指示部) 22F 第6の線状部(指示部) 22G 第7の線状部(指示部) 22H 第8の線状部(指示部) 23A 第1の別線状部(指示部) 23B 第2の別線状部(指示部) 23C 第3の別線状部(指示部) 23D 第4の別線状部(指示部) 23E 第5の別線状部(指示部) 23F 第6の別線状部(指示部) 23G 第7の別線状部(指示部) 23H 第8の別線状部(指示部) 23I 第9の別線状部(指示部) 23J 第10の別線状部(指示部) 24 LEDランプ(光源) 42 透視窓部(図柄表示部) 44 図柄

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄表示部(42)を介して表示された複数
    列・複数段の図柄(44)により現出され得る図柄組合わせ
    の有効ラインを表示する有効ライン表示装置であって、 前記図柄表示部(42)に対応して回動可能に配設され、所
    定の指示部(22A〜22H,23A〜23J)が設けられた透視体(1
    0)と、 前記透視体(10)を回転させる回転駆動手段(14)と、 前記透視体(10)の少なくとも回転開始および回転停止の
    制御を行ない、前記指示部(22A〜22H,23A〜23J)で有効
    ラインを表示するようにした駆動制御手段(16)とを備え
    ることを特徴とする有効ライン表示装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段(16)により、前記透視
    体(10)の回転方向または回転速度のうち、少なくとも何
    れか一方が可変制御される請求項1記載の有効ライン表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記透視体(10)を複数の透明板(12a〜12
    h)で構成した請求項1または2記載の有効ライン表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の透明板(12a〜12h)の夫々に対
    応する回転駆動手段(14)および駆動制御手段(16)を備
    え、各透明板(12a〜12h)が夫々独立して回転制御される
    請求項3記載の有効ライン表示装置。
  5. 【請求項5】 前記透視体(10)の指示部(22A〜22H,23A
    〜23J)を明輝表示させる光源(24)を備える請求項1〜4
    の何れかに記載の有効ライン表示装置。
  6. 【請求項6】 図柄表示部(42)の裏側に、始動・停止条
    件に基く図柄組合わせゲームを展開して予め設定された
    図柄同士の組合わせに係る特別遊技状態を呈し得る図柄
    表示装置(18)が配設されると共に、前記図柄表示部(42)
    に対応して請求項1〜5の何れかに記載の有効ライン表
    示装置(11A〜11F)を配設したことを特徴とする遊技機。
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