JP2003062201A - 遊技機用風車装置 - Google Patents

遊技機用風車装置

Info

Publication number
JP2003062201A
JP2003062201A JP2001255061A JP2001255061A JP2003062201A JP 2003062201 A JP2003062201 A JP 2003062201A JP 2001255061 A JP2001255061 A JP 2001255061A JP 2001255061 A JP2001255061 A JP 2001255061A JP 2003062201 A JP2003062201 A JP 2003062201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarizing plate
wind turbine
game
light
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001255061A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Enomoto
宏 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2001255061A priority Critical patent/JP2003062201A/ja
Publication of JP2003062201A publication Critical patent/JP2003062201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な構成で遊技者に対して斬新で興趣を強
く与えることが可能な遊技機用風車装置を提供するよう
にする。 【解決手段】 遊技球が遊技機用風車装置11の風車本
体12に当たって回転すると、第1偏光板13と第2偏
光板15との重なり具合によって透過光量が部分的に変
化し、取付板14の裏面側からランプ17で照明される
ことによって、風車本体12の回転状態に応じた変動図
柄を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機用風車装置
に係り、更に詳しくは、遊技盤の遊技領域に発射された
遊技球が落下する際に、風車本体が回転して遊技球の流
下方向を変える遊技機用風車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技盤の遊技領域に遊技球を
発射して遊技を行うパチンコ遊技機などでは、遊技球の
流下方向を変換させる遊技部品として風車が多用されて
いる。しかしこの風車は、現在では単に遊技球の流下方
向を変換させるだけの機能のみならず、遊技盤面におけ
るデザイン的なワンポイントとして重要な装飾部品とも
なっている。このため、従来では、電飾部品などを使っ
て風車を背面から点灯させることにより、装飾性を向上
させたり、趣向的な形状や図柄(絵柄)をデザインして
風車が回転したときの装飾性を向上させることが行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遊技機用風車装置にあっては、単に風車を電
飾部品などで点灯させたり、風車の形状や図柄を変更す
ることは一般的であって、斬新さに欠けることから、遊
技者に対して興趣を強く与えるものでは無くなってきて
いるという不具合があった。本発明は、上記事情に鑑み
てなされたものであり、簡便な構成で遊技者に対して斬
新で興趣を強く与えることが可能な遊技機用風車装置を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、遊技盤の遊技領域に発射
された遊技球が落下する際に、風車本体が回転して遊技
球の流下方向を変える遊技機用風車装置において、前記
風車本体の回転に同期して回転する第1偏光板と、前記
遊技盤の遊技者から見て前記第1偏光板と重なる位置に
固定配置された第2偏光板と、を備え、前記第1偏光板
と前記第2偏光板とを透過する光量分布によって変動図
柄を表示することを特徴とする。これによれば、第1偏
光板を風車本体の回転に同期して回転するようにし、第
2偏光板を遊技者から見て第1偏光板と重なる位置に固
定配置して、第1偏光板と第2偏光板を透過する光量分
布を変えることで変動図柄を表示するようにしたため、
簡便な構成を追加するだけで、遊技者に対して斬新で興
趣を強く与えることができる遊技機用風車装置を得るこ
とができる。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の遊技機用風車装置において、前記第1偏光板は、透光
可能な透明部材で構成された風車本体の前面部に配置さ
れ、前記第2偏光板は、前記風車本体を前記遊技盤に回
転可能に固定する取付板に固定配置され、前記風車本体
と共に回転する第1偏光板と固定された第2偏光板とを
透過する光量分布によって変動図柄を表示することを特
徴とする。これによれば、透光可能な透明部材で構成さ
れた風車本体の前面部に第1偏光板を配置し、その風車
本体を遊技盤に回転可能に固定する取付板に第2偏光板
を固定配置して、第1偏光板と第2偏光板を透過する光
量分布を変えることで変動図柄を表示するようにしたた
め、簡便な構成を追加するだけで、遊技者に対して斬新
で興趣を強く与えることができる遊技機用風車装置を得
ることができる。
【0005】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の遊技機用風車装置において、前記取付板は、透光可能
な部材で構成されていると共に、該取付板の裏面側には
光源が配置され、前記光源によって前記第1偏光板およ
び前記第2偏光板を背後から照明することを特徴とす
る。これによれば、取付板が透光可能な部材で構成さ
れ、その取付板の裏面側に光源が配置されて、第1偏光
板および第2偏光板を背後から照明するようにしたた
め、第1偏光板と第2偏光板とを透過する光が得られる
ことから、形成される変動図柄をより一層明確に表示す
ることができる。請求項4に記載の発明は、請求項2に
記載の遊技機用風車装置において、前記取付板の裏面側
に光源を配置し、前記第2偏光板が固定される取付板の
位置に透光可能な透光孔が穿設され、前記光源によって
前記第1偏光板および前記第2偏光板を背後から照明す
ることを特徴とする。これによれば、取付板の裏面側に
光源が配置され、第2偏光板が固定される取付板の位置
に透光可能な透光孔を穿設し、光源から透光孔を介して
第1偏光板および第2偏光板の背後から照明するように
したため、第1偏光板と第2偏光板とを透過する光が得
られ、形成される変動図柄をより一層明確に表示するこ
とができる。請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか一項に記載の遊技機用風車装置において、前記第
1偏光板と前記第2偏光板の少なくとも一方は、偏光方
向の異なる偏光板が貼り合わせて形成されていることを
特徴とする。これによれば、第1偏光板と第2偏光板の
少なくとも一方は、偏光方向の異なる偏光板を貼り合わ
せて形成されているため、風車本体が回転して第1偏光
板が回転すると、貼り合わせた偏光板の形状に沿って変
動する図柄を表示することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る遊
技機用風車装置を備えたパチンコ遊技機の遊技盤を示す
正面図である。図1の遊技盤1における遊技領域2の周
囲には、図示しない打球装置から発射された遊技球を遊
技領域2の上部に案内したり、アウト球回収口3に案内
したりする外レール4、および内レール5が設けられて
いる。また、遊技領域2のほぼ中央部には、液晶表示装
置やCRTなどで構成され、各種の図柄をカラー画像等
で変動表示する図柄変動表示装置6などが配置されてい
る。さらに、図柄変動表示装置6の下方には、始動入賞
口(特定入賞口)7が配置されていて、始動入賞口7に
遊技球が入る度に、図柄変動表示装置6により複数種類
の図柄が変動表示され、表示図柄が所定図柄で停止する
と遊技者に有利な特別遊技状態が発生するようになって
いる。また、遊技領域2の下部に設けられた可変入賞装
置8は、上記した特別遊技状態で特定の図柄が揃って停
止する、いわゆる大当たりが発生すると、繰り返し開成
状態となって、打球の入賞が極めて容易な状態となり、
一度に多数の賞品球が払い出されるようになる。また、
遊技領域2の上部に配置された入球口9は、入球口9に
入球した遊技球を誘導するための球通路(図示しない)
につながっていて、その球通路からの遊技球を受けて前
縁部から落下させるステージ部10がさらに設けられ、
このステージ部10から遊技球を落下させることで、上
記した始動入賞口7に遊技球を入球し易くしたり、入球
しそうな状態を頻繁に作り出すものである。図1の遊技
盤1の遊技領域2には、図示しない多数の釘が配置さ
れ、遊技球の流下速度を遅くすると共に、流下方向を複
雑に変えて遊技の興趣を高めている。本発明の遊技機用
風車装置11a、11b、11c、11dは、ここでは
遊技領域2内の図柄変動表示装置6の上方の左右2ヶ所
と、下方の左右2ヶ所に風車本体がそれぞれ空転可能に
遊技盤1上に配置されていて、落下してきた遊技球が風
車本体に当たって回転させることで、遊技球の流下方向
を変える機能を有している。
【0007】図2は、図1の遊技機用風車装置11の詳
細図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A
線断面図、(c)は(a)の背面図である。図2に示し
た遊技機用風車装置11は、風車本体12、第1偏光板
13、取付板14、第2偏光板15、回転軸16、光源
としてのランプ17、電飾基板18、および止め輪19
などにより構成されている。風車本体12は、ここでは
透光可能なプラスチック等の透明部材で成形されてい
て、後述するランプ17から発せられる光が透過するよ
うに構成されている。本実施の形態では、風車本体12
に透明部材を用いたが、少なくとも第1偏光板13が配
置される部分だけ透光可能であれば良いため、その部分
だけ透光孔を穿設し、他の部分は透明部材でなくても良
い。第1偏光板13は、上記した風車本体12の前面部
に配置されている。この偏光板とは、一定の偏光方向を
持った光だけを選択的に透過させる機能を持ったフィル
タである。従って、何も加工していない2枚の偏光板を
重ね合わせた場合、偏光方向が同じになると光の透過率
が最大となって明るく見え、逆に、偏光方向が互いに9
0°となるように配置すると光の透過率が最小となって
暗く見える。ここでは、第1偏光板13に後述する図3
や図4に示すような変動図柄を表示させるため、偏光方
向の異なる偏光板を任意の形状にカットし、これらを貼
り合わせたものを用いたが、何も加工していない状態の
偏光板を用いても良い。取付板14は、遊技機用風車装
置11を図示省略した遊技盤にビスなどで固定するもの
で、左右2ヶ所にビス孔20が形成されている。ここで
は、取付板14も風車本体12と同様に、透光可能なプ
ラスチック等の透明部材(少なくとも第2偏光板15が
配置される部分だけでも良い)を用いて構成されてい
る。本実施の形態では、透明部材を用いたが、要は必要
な部分だけ透光可能であれば良いため、光が透過する部
分に透光孔を設けても良い。
【0008】第2偏光板15は、ここでは上記した取付
板14の前面部に配置されている。後述する図3や図4
に示すような変動図柄を表示させる場合、上記した第1
偏光板13に何も加工していない偏光板を配置すると、
第2偏光板15には偏光方向の異なる偏光板を任意の形
状にカットし、これらのカット片を貼り合わせたものを
用いるようにする。勿論、第1偏光板13と第2偏光板
15の両方に何も加工していない偏光板を配置しても良
く、その場合は、風車本体12の回転に合わせて第1偏
光板13と第2偏光板15が重なる部分全体が明るくな
ったり、暗くなったりする。回転軸16は、風車本体1
2を取付板12に対して回転可能に支持する支持軸であ
り、他端部に設けられた止め輪19により風車本体12
が回転しても外れないようになっている。ランプ17
は、取付板14の裏面側のランプボックス内に設けられ
た電飾基板18上に取り付けられ、任意の点灯制御によ
って発光させることができる。ランプ17が発した光
は、図2(b)に示すように、取付板14→第2偏光板
15→風車本体12→第1偏光板13を順次透過した
後、図示しない遊技者により視認される。ここでは、ラ
ンプ17に2個の電球を用いているが、一定の光量を発
する光源であれば良く、光源の種類や個数については限
定されない。例えば、光源として、LED(発光ダイオ
ード)やEL(エレクトロルミネッセンス)などを好適
に用いることができる。さらに、ランプ17には、ここ
では色の付いていない電球を用いているが、色付きのラ
ンプ、あるいは、ランプの前面に色付きフィルタを介在
させることで、好みの色の光を発生させるようにしても
良い。また、ランプ17にLEDを用いる場合は、好み
の色の光を発するLEDを選択することができる。ま
た、上記のランプボックスに、例えば、R(赤)、G
(緑)、B(青)などの光の三原色からなる複数のラン
プを配置し、これらを組み合わせて点灯制御することに
より、多色の光を発光させることができる。ランプ17
の点灯制御例としては、ランプ17を常時点灯させたり
点滅させる他、風車本体12が回転しているか否かを検
知するセンサを取付けておけば、回転時と停止時とで点
灯状態が変化するように制御することも可能であり、遊
技者に対して一層斬新で興趣が強く与えられるようにな
る。その際、上記したランプ17の色を変える制御も同
時に行えば、より一層効果を増幅することができる。
【0009】図3(a)〜(c)は、本発明の遊技機用
風車装置で表示する変動図柄の一例を示す図であり、図
4(a)〜(c)は、本発明の遊技機用風車装置で表示
する他の変動図柄の例を示す図である。図3の場合は、
上記した第1偏光板13と第2偏光板15のうち一方の
偏光板に何も加工していないものを用い、もう一方には
偏光板を放射状に多数カットし、それらを一定の順序で
貼り合わせた偏光板を用いている。その貼り合わせの例
としては、まず、放射状に多数カットした偏光板のカッ
ト片の中から、十字方向に配置するカット片が同じ偏
光方向となるものを選んで配置し、それと隣接する十
字方向のカット片は、の偏光方向から少しずれている
が、の十字方向のカット片同士は同じ偏光方向のもの
で構成し、さらにと隣接する十字方向のカット片
は、の偏光方向からさらに少しずれているが、の十
字方向のカット片同士は同じ偏光方向のもので構成する
ようにする。このようにして、隣接するカット片の偏光
方向を徐々に変化させながら放射方向に配置してゆき、
から90°回転した位置でと同じ偏光方向のカット
片が来るように貼り合わせる。その結果、上記のカット
片を貼り合わせた偏光板(ここでは、第1偏光板13)
と、何も加工していない偏光板(ここでは、第2偏光板
15)とが重なった状態で、風車本体12側の第1偏光
板13が回転すると、図3(a)に示すように、偏光方
向が同じか近い偏光板同士が重なった部分は明るく見
え、偏光方向が90°異なるかそれに近い偏光板同士が
重なった部分は暗く見える。そして、第1偏光板13が
さらに回転すると、明るく見える部分と暗く見える部分
の位置が図3(b)→図3(c)のように少しずつ移動
していって、図3(a)の図柄に戻るという変動図柄を
表示することができる。
【0010】また、図4の場合は、第1偏光板13と第
2偏光板15のうち一方の偏光板に何も加工していない
ものを用い、もう一方には偏光板を一定の幅で同心円状
に多数カットし、それらを一定の順序で貼り合わせた偏
光板を用いている。その貼り合わせの例としては、ま
ず、同心円状にカットした多数の偏光板のカット片の中
から、中心部と周辺部付近のカット片が同じ偏光方向
となるように配置し、その外側に隣接する同心円状の
カット片は、の偏光板の偏光方向から少しずれたもの
を配置し、さらにの外側に隣接する同心円状のカッ
ト片は、の偏光方向からさらに少しずれたものを配置
するようにする。このように、図4の偏光板の中心から
外側に向かって同心円状に隣接するカット片の偏光方向
が徐々に変化するように配置し、これらを貼り合わせた
ものである。その結果、上記のカット片を貼り合わせた
偏光板(ここでは、第1偏光板13)と、何も加工して
いない偏光板(ここでは、第2偏光板15)とが重なっ
た状態で、風車本体12に配置された第1偏光板13が
回転すると、図4(a)に示すように、偏光方向が同じ
か近い偏光板同士が重なった部分は明るく見え、偏光方
向が90°異なるかそれに近い偏光板同士が重なった部
分は暗く見える。そして、第1偏光板13がさらに回転
すると、明るく見える部分と暗く見える部分の位置が変
化して、図4(b)→図4(c)のように少しずつ外側
に移動していって、図4(a)の図柄に戻るという変動
図柄を表示することができる。本実施の形態において
は、図1に示すように、遊技盤1上の遊技領域2に図3
の変動図柄を表示する遊技機用風車装置11a、11b
と、図4の変動図柄を表示する遊技機用風車装置11
c、11dとが配置されている。
【0011】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。遊技者が図1に示す本発明に係る遊技機用風車装置
を備えたパチンコ遊技機で遊技する場合、図示しない打
球装置から遊技球を発射することにより、外レール4と
内レール5の間を通って遊技領域2に遊技球が打ち出さ
れ、図示省略した多数の釘や本発明の遊技機用風車装置
11a、11b、11c、11dなどに当たって流下方
向が変換されながら入球口9や始動入賞口7に遊技球が
入り、遊技が行われる。その際、遊技球が本発明の遊技
機用風車装置11a〜11dに当たって風車本体12が
回転すると、図2に示した第1偏光板13と第2偏光板
15との重なり具合によって透過光量が部分的に変化す
るため、図3あるいは図4に示すような変動図柄を表示
することができる。この変動図柄が変化する方向や変化
速度は、風車本体12の回転方向や回転速度によって異
なってくるため、変化のある図柄表示を行うことができ
る。また、本実施の形態では、ランプ17に色付きのラ
ンプを用いたり、RGBの三原色のランプの点灯の組み
合わせを変える点灯制御を行うことにより、第1偏光板
13と第2偏光板15を透過する透過光の色を変えるこ
とができる。さらに、ランプ17の点滅制御を併せて行
えば、風車部分にて視覚効果の大きい変動図柄を表示さ
せることができる。以上述べたように、本実施の形態に
よれば、遊技機用風車装置の風車本体と取付板にそれぞ
れ第1偏光板と第2偏光板とを配置し、取付板の裏面側
からランプを点灯するようにしたため、風車本体が遊技
球によって回転し、透過光の光量分布が変化することで
変動図柄を容易に表示することができるようになり、パ
チンコ遊技機の遊技者に対して斬新で興趣を強く与える
ことが可能となる。
【0012】なお、上記した実施の形態では、偏光方向
の異なる偏光板の多数のカット片を放射状、あるいは、
同心円状に配置して貼り合わせた偏光板を用いたが、こ
れに限定されるものではなく、千鳥格子状や短冊状の
他、文字、記号、マークなど種々の形状をかたどった偏
光板を貼り合わせて構成するようにしても良い。また、
上記した実施の形態では、第1偏光板と第2偏光板の何
れか一方に偏光板を種々の形状にカットしたカット片を
貼り合わせたものを用いたが、両方に加工した偏光板を
配置するようにしても良い。さらに、上記した実施の形
態では、第1偏光板と第2偏光板の2枚の偏光板を用い
て実施したが、3枚以上の偏光板を組み合わせて変動図
柄を形成するようにしても勿論良い。また、上記した実
施の形態では、取付板の裏面側からランプ(光源)で照
明することで複数の偏光板による変動図柄を表示するよ
うにしたが、ランプを使わずに第2偏光板の後方に反射
板を配置し、反射光を利用することで変動図柄を表示す
るようにしても良い。また、上記した実施の形態では、
風車本体と取付板のそれぞれの前面部に第1偏光板と第
2偏光板とを離して配置したが、一方を固定し、もう一
方を風車本体の回転に同期して回転できればよいため、
風車本体の前面部に固定した偏光板と回転する偏光板と
を近接させて配置するように構成しても良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、第1偏光板を風車本体の回転に同期して回
転するようにし、第2偏光板を遊技者から見て第1偏光
板と重なる位置に固定配置して、第1偏光板と第2偏光
板を透過する光量の分布を変えることで変動図柄を形成
するようにしたので、簡便な構成を追加するだけで、遊
技者に対して斬新で興趣を強く与えることができる遊技
機用風車装置を得ることができる。請求項2に記載の発
明によれば、透光可能な透明部材で構成された風車本体
の前面部に第1偏光板を配置し、その風車本体を遊技盤
に回転可能に固定する取付板に第2偏光板を固定配置し
て、第1偏光板と第2偏光板を透過する光の分布によっ
て変動図柄を形成するようにしたので、簡便な構成を追
加するだけで、遊技者に対して斬新で興趣を強く与える
ことができる遊技機用風車装置を得ることができる。請
求項3に記載の発明によれば、取付板が透光可能な部材
で構成され、その取付板の裏面側に光源が配置されて、
第1偏光板および第2偏光板を背後から照明するように
したので、第1偏光板と第2偏光板とを透過する光が得
られることから、形成される変動図柄をより一層明確に
表示することができる。請求項4に記載の発明によれ
ば、取付板の裏面側に光源が配置され、第2偏光板が固
定される取付板の位置に透光可能な透光孔を穿設し、光
源から透光孔を介して第1偏光板および第2偏光板の背
後から照明するようにしたので、第1偏光板と第2偏光
板とを透過する光が得られることから、形成される変動
図柄をより一層明確に表示することができる。請求項5
に記載の発明によれば、第1偏光板と第2偏光板の少な
くとも一方は、偏光方向の異なる偏光板を貼り合わせて
形成してあるので、風車本体が回転して第1偏光板が回
転すると、貼り合わせた偏光板の形状に沿って変動する
図柄を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機用風車装置を備えたパチン
コ遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】図1の遊技機用風車装置の詳細図であり、
(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、
(c)は(a)の背面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の遊技機用風車装置
で表示する変動図柄の一例を示す図である。
【図4】(a)〜(c)は、本発明の遊技機用風車装置
で表示する他の変動図柄の例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤、 2 遊技領域、 3 アウト球回収口、 4 外レール、 5 内レール、 6 図柄変動表示装置、 7 始動入賞口、 8 可変入賞装置、 9 入球口、 10 ステージ部、 11、11a、11b、11c、11d 遊技機用風
車装置、 12 風車本体、 13 第1偏光板、 14 取付板、 15 第2偏光板、 16 回転軸、 17 ランプ、 18 電飾基板、 19 止め輪、 20 ビス孔。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が
    落下する際に、風車本体が回転して遊技球の流下方向を
    変える遊技機用風車装置において、 前記風車本体の回転に同期して回転する第1偏光板と、 前記遊技盤の遊技者から見て前記第1偏光板と重なる位
    置に固定配置された第2偏光板と、 を備え、前記第1偏光板と前記第2偏光板とを透過する
    光量分布によって変動図柄を表示することを特徴とする
    遊技機用風車装置。
  2. 【請求項2】 前記第1偏光板は、透光可能な透明部材
    で構成された風車本体の前面部に配置され、 前記第2偏光板は、前記風車本体を前記遊技盤に回転可
    能に固定する取付板に固定配置され、 前記風車本体と共に回転する第1偏光板と固定された第
    2偏光板とを透過する光量分布によって変動図柄を表示
    することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用風車装
    置。
  3. 【請求項3】 前記取付板は、透光可能な部材で構成さ
    れていると共に、該取付板の裏面側には光源が配置さ
    れ、 前記光源によって前記第1偏光板および前記第2偏光板
    を背後から照明することを特徴とする請求項2に記載の
    遊技機用風車装置。
  4. 【請求項4】 前記取付板の裏面側に光源を配置し、前
    記第2偏光板が固定される取付板の位置に透光可能な透
    光孔が穿設され、 前記光源によって前記第1偏光板および前記第2偏光板
    を背後から照明することを特徴とする請求項2に記載の
    遊技機用風車装置。
  5. 【請求項5】 前記第1偏光板と前記第2偏光板の少な
    くとも一方は、偏光方向の異なる偏光板が貼り合わせて
    形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    一項に記載の遊技機用風車装置。
JP2001255061A 2001-08-24 2001-08-24 遊技機用風車装置 Pending JP2003062201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255061A JP2003062201A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 遊技機用風車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255061A JP2003062201A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 遊技機用風車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003062201A true JP2003062201A (ja) 2003-03-04

Family

ID=19083105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001255061A Pending JP2003062201A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 遊技機用風車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003062201A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005021550A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2009291644A (ja) * 2009-09-17 2009-12-17 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011130792A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2013034589A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Aiwa Raito:Kk 遊技機用の電飾装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005021550A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP4529389B2 (ja) * 2003-07-01 2010-08-25 株式会社三洋物産 遊技機
JP2009291644A (ja) * 2009-09-17 2009-12-17 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011130792A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2013034589A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Aiwa Raito:Kk 遊技機用の電飾装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4355989B2 (ja) 遊技機
JP5222275B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4607368B2 (ja) 遊技機
JP2002095797A (ja) 遊技機
JP4178209B2 (ja) 遊技機
JP2008119389A (ja) 遊技機
JP2010253190A (ja) 遊技機
JP2003010408A (ja) 遊技機
JP2009089830A (ja) 遊技機
JP2008000511A (ja) パチンコ遊技機
JP2003062201A (ja) 遊技機用風車装置
JP2007037944A (ja) 遊技機用表示装置
JP4193022B2 (ja) 遊技機
JP2004024366A (ja) 遊技機
JP2005006996A (ja) 目押しサポートリール付スロットマシン
JP2003024522A (ja) 遊技機
JP2004230185A (ja) 遊技機の回転リールユニット
JP2008113912A (ja) 弾球遊技機における演出装置
JP4954323B2 (ja) 遊技機の電飾役物
JP2003019258A (ja) 遊技機
JP2002095798A (ja) 遊技機
JP2776478B2 (ja) 図柄組合わせ式パチンコ遊技機用の図柄可変表示装置
JP2023008174A (ja) 遊技機
JP5418996B2 (ja) 回転灯
JP5753057B2 (ja) 遊技機のハーフミラー演出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070925