JP2004214480A - 露光装置 - Google Patents

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JP2004214480A JP2003000933A JP2003000933A JP2004214480A JP 2004214480 A JP2004214480 A JP 2004214480A JP 2003000933 A JP2003000933 A JP 2003000933A JP 2003000933 A JP2003000933 A JP 2003000933A JP 2004214480 A JP2004214480 A JP 2004214480A
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洋行 近藤
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Abstract

【課題】排気装置に要するスペースを低減し、露光装置の省スペース化を図る。
【解決手段】露光装置は、真空チャンバ10と、露光光学系103、101とを備える。真空チャンバ10の壁に沿って、少なくとも1つの陽極部材と該陽極部材を両側から挟むように配置されている複数の陰極部材とを含む電極ユニット12と、該電極ユニットを貫くように磁場を形成する磁石11及び13は、蓄積式の真空ポンプとして作用する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線や極端紫外光、電子線などの高エネルギ線を、真空環境下で感応基板上に選択的に照射することによってパターン形成する露光装置に関する。特には、そのような露光装置のチャンバ内を排気する真空排気系に改良を加えた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、波長数nmから数10nmの極端紫外光(extreme ultra violet:EUV)は、空気に対する透過率が低い。そのため、露光用の照明光として極端紫外光を用いる露光装置は、極端紫外光の減衰を避けるために、真空環境下で使用される。そして、露光装置を構成する機構系及び光学系は、真空チャンバの中に収納され、真空チャンバ内を真空排気装置により排気した状態で使用される。露光装置の機構系及び光学系を収納する真空チャンバは、空気によるEUV光の減衰が十分に少なく、且つ、真空チャンバ内に含まれる残留有機ガスによる光学素子への汚染が問題にならなくなる程度の真空度まで排気される必要がある。そのため、露光装置の機構系及び光学系が収納された真空チャンバは、真空度が高真空から超高真空(10−4〜10−8Pa)になるまで排気される。その際に、例えば、油回転ポンプ等のように、真空排気装置側からガスが逆流する排気装置は、真空チャンバの内部を汚染する恐れがあるので、使用することはできない。
【0003】
また、露光装置の機構系や光学系は大きいので、それらを収容する真空チャンバも大型になる。そのような真空チャンバを排気するための所要時間は大変長く、例えば、大気圧程度から超高真空まで排気するために、数日位要することもある。しかしながら、露光装置の運転効率を上げるためには、必要な真空度まで排気するのに要する時間は、できるだけ短い方が望ましい。
【0004】
さらに、露光装置は、50nm以下という微小なパターンをレジスト上に転写するため、振動を非常に嫌う。
従来、露光装置に用いられる排気装置として、ターボ分子ポンプ(TMP)が用いられてきた。ターボ分子ポンプとは、回転子(ローター)を分子の運動速度程度になるように高速で回転させ、吸気側から通り抜ける分子の数よりも、排気側から通り抜ける分子の数を多くすることによって排気する排気装置である。ターボ分子ポンプによれば、汚染の心配のない清浄な真空環境を得ることが可能であるが、回転子を回転させるため、振動を完全に無くすことはできない。また、ターボ分子ポンプの後段の排気を行うために補助排気装置が別途必要とされ、比較的真空度が上昇した後においても、これを常に動作させていなければならないので、補助排気装置から発生する振動も問題となっている。さらに、ターボ分子ポンプには静止翼があるので、取り付け開口の大きさに比較して排気能力が小さいという問題も生じている。
【0005】
このように、露光装置に用いられる排気装置には、大流量、低振動、且つ、超高真空に対応できるクリーンな排気装置であることが要求される。
【0006】
ところで、放射光施設のビームラインに設置されている真空チャンバの排気には、超高真空まで排気できるように、イオンポンプが用いられている。イオンポンプとは、気体をイオン化し、チタン面を有する固体壁に衝突させることにより固体壁に捕獲させると共に、スパッタによりチタンの清浄な膜を生成して、チタン膜のゲッター作用により気体分子を収着することにより排気する排気装置である。ここで、ゲッター作用とは、化学的に活性な固体表面による吸着作用のことをいう。
【0007】
イオンポンプは、原理的に振動が発生せず、補助排気装置も不要であることから、振動を嫌う露光装置の排気に用いるためには適当と考えられる。また、イオンポンプは発熱をせず、冷却の必要性がないため、温度変化を嫌う精密光学系の排気に適している。しかしながら、排気速度に対するイオンポンプの外形寸法が大きいので、露光装置の真空チャンバに取り付けた場合に、装置の設置面積(フットプリント)が大きくなってしまうという問題が生じている。また、容積の大きいイオンポンプが真空チャンバに取り付けられるため、ウェハ搬送系等、他の機構系との機械的な干渉も問題になる。このため、イオンポンプを主排気装置として用いる露光装置は実現されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、真空環境下で露光を行う露光装置において、真空排気装置に要していたスペースを低減し、露光装置の省スペース化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の第1の露光装置は、真空チャンバ内で感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成する露光装置であって、上記真空チャンバ内にゲッタイオンポンプ又はゲッタポンプが組み込まれていることを特徴とする。
【0010】
第1の発明によれば、真空チャンバ内に蓄積型排気装置を内包するので、露光装置に振動を生じさせることなく、真空チャンバ内を常時排気することができる。また、排気装置に要するスペースを低減し、露光装置の省スペース化を図ることができる。
【0011】
上記の露光装置においては、ポンプのガス吸着材を、上記真空チャンバの内面に沿って配置しても良い。
この場合には、大寸法のガス吸着材を用いることにより、排気能力を高めることができ、真空チャンバ内を高速に排気することが可能になる。さらに、ガス吸着材を交換することにより、排気能力を回復させることができる。
【0012】
また、上記の露光装置は、上記ガス吸着材を通すゲートバルブと、該ガス吸着材を交換する手段とをさらに備えることにより、真空チャンバ内の真空環境を破ることなく上記ガス吸着材を交換できるようにしても良い。
これにより、ガス吸着材を、チャンバの真空環境を破ることなく交換できる。そのため、交換に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0013】
本発明の第2の露光装置は、真空チャンバ内で感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成する露光装置であって、真空チャンバと、該真空チャンバの内側に配置されている露光光学系と、上記真空チャンバの内側に配置されており、少なくとも1つの陽極部材と、該陽極部材を両側から挟むように配置されている陰極部材とを含む電極ユニットであって、上記陽極部材と上記陰極部材との間に電圧が印加されると、上記真空チャンバの内部に存在する粒子(ガス分子や原子)を帯電(イオン化)させ、電荷を帯びた粒子を加速して上記陰極部材をスパッタさせる上記電極ユニットと、該電極ユニットを貫くように磁場を形成する磁場形成手段と、該電極ユニットに含まれる陽極と陰極との間に電圧を印加する電源とを具備する。
【0014】
ここで、上記磁場形成手段が、電極ユニットを両側から挟むように配置されている少なくとも1組の磁石であっても良い。
また、上記真空チャンバの全部又は一部が、強磁性体を含む材料によって形成されており、上記磁場形成手段が、上記真空チャンバのうち強磁性体を含む材料によって形成されている領域を磁化させた磁化領域と、上記電極ユニットを挟んで上記磁化領域に対向するように配置されている磁石とによって構成されても良い。
【0015】
さらに、上記電極ユニットが、陰極部材の外側に配置されている複数のコレクタ部材を含んでも良い。
これにより、イオン衝撃によって捕獲された気体分子等が再放出されるのを防ぎ、効率的に排気を行うことができる。また、これらのコレクタ部材を取り外して交換できる機構とすることにより、コレクタ部材を交換して排気能力を復活させることができる。
【0016】
本発明の第3の露光装置は、真空環境下で感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成する露光装置であって、真空チャンバと、該真空チャンバの内側に配置されている露光光学系と、帯状、薄膜状、又は、線状に成形され、上記真空チャンバの内側に配置されているチタン材料と、該チタン材料に通電する電源と、上記露光光学系と上記チタン材料との間に配置され、該チタン材料に通電することにより蒸発したチタンが上記露光光学系に達するのを遮蔽する遮蔽部とを具備する。
【0017】
ここで、上記遮蔽部が、複数の開口が各々に形成されている少なくとも2枚の遮蔽板を所定の距離だけ離し、各々に形成されている複数の開口が重ならないように配置することにより構成されていても良い。
また、上記露光装置は、真空チャンバの内壁と上記チタン材料との間に配置され、金属又は合金によって形成されているコレクタ部材をさらに具備しても良い。
これにより、コレクタ部材に気体分子等を捕獲させることができ、コレクタ部材に気体分子等が蓄積された場合には、コレクタ部材を交換することにより、再び、排気能力を回復させることができる。
【0018】
本発明の第4の露光装置は、上記の第2又は第3の露光装置と、少なくとも上記電極ユニット、上記遮蔽部、上記コレクタ部材、上記チタン材料の一つを交換するための交換装置とを有し、該交換装置が、真空チャンバとの取り付け口に設けられた第1のゲートバルブと、大気との間に設けられた第2のゲートバルブとを有する。
これにより、真空チャンバの真空環境を破らずに、上記電極ユニット等を交換することができるので、真空チャンバの排気に要する時間を短縮し、効率良く露光動作を行うことができる。
【0019】
ここで、本願において、エネルギ線は、例えば、極端紫外光(extreme ultra violet:EUV)、電子線(electron beam:EB)、イオンビームを含むものとする。また、本願において、露光装置の方式も特に限定されず、縮小投影式、近接等倍転写式、描画式のいずれでも良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る露光装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係る露光装置は、真空チャンバ10と、該真空チャンバ10内に収納されている露光光学系101〜108とを含んでいる。真空チャンバ10は、非磁性体ステンレスが用いられている。また、上記露光光学系は、感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成するために用いられる光学系であり、図1には、その内の投影光学系101、マスクステージ102、照明光学系の一部である光路折り曲げミラー103、ウェハステージ104、マスク107、ウェハ108のみが示されている。
【0021】
ここで、本実施形態に係る露光装置に含まれる露光光学系について説明する。本実施形態に係る露光装置は、露光用の照明光として極端紫外光(extreme ultra violet:EUV)を用い、露光動作を行う投影露光装置である。
【0022】
極端紫外光は、図示しない光源部において生成される。光源部においては、例えば、高出力レーザー源を集光レンズにより所定の集光点に集光すると共に、ノズル等を用いて液化キセノンガス等のEUV光発生物質を該集光点に放出する。これにより、EUV光発生物質がレーザーによってプラズマ状態に励起され、EUV光が放出される。
【0023】
放出されたEUV光は、楕円面ミラー等により集光された後、照明光学系により照射ビームに成形され、真空チャンバ10に入射する。ここで、楕円面ミラーとしては、波長13.5nm付近の極端紫外光のみをよく反射するように、例えば、Mo/Si多層膜をコートした多層膜反射鏡が用いられる。
なお、極端紫外光を生成するためには、この他にも、例えば、放電プラズマ光源等を用いても良い。
【0024】
真空チャンバ10に入射した照明ビームは、照明光学系を介して、マスクステージ102に載置されたマスク107に入射する。ここで、照明光学系には、コンデンサ系のミラー、フライアイ光学系のミラー等が含まれており、図1には、その内の光路折り曲げミラー103のみが示されている。ここで、各ミラーの反射面には、波長13.5nmの極端紫外光の反射率が高いMo/Si多層膜が形成されている。なお、波長が10〜15nmの極端紫外光を用いる場合には、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)等の物質と、Si、Be(ベリリウム)、BC(4ホウ化炭素)等の物質とを組み合わせた多層膜を用いても良い。
【0025】
さらに、マスク107によって反射された照明ビームは、投影光学系101を介して、ウェハステージ104に載置されたウェハ108に垂直に入射する。ウェハ108には、適当なレジストが塗布されており、マスク107上のデバイスパターンが転写される。
【0026】
次に、本実施形態に係る露光装置における真空ポンプの構成について説明する。
図1の露光装置は、真空ポンプの構成要素である磁石11及び13と、電極ユニット12とを含んでいる。
磁石11は、真空チャンバ10の外周(大気側)に沿って配置されており、磁石13は、真空チャンバ10の内周に沿って配置されている。このように、透磁性を有する真空チャンバ10の壁を挟んで磁石11、13を配置することにより、真空チャンバ10の大気側から内部に向けて、電極ユニット12を貫くように磁場が生じる。ここで、磁石11、13としては、永久磁石を用いても良いし、電磁石を用いても良い。電極ユニット12は、該電極ユニット12に電圧を印加するために用いられる配線(図示せず)によって電源と接続されている。
【0027】
図2は、図1に示す電極ユニット12の構造を示す断面図である。この電極ユニット12は、複数の陽極23と、陽極23の両側に、該陽極23を挟むように配置されている2枚の陰極21、22とを含んでいる。本実施形態において、複数の陽極23の各々は、中空の円柱形状を有するステンレスによって形成され、陰極21、22の各々は、チタン板によって形成されている。このような電極ユニット12は、図1において、陰極21が磁石13側に、陰極22が真空チャンバ10の壁側になるように、真空チャンバ10の内面に沿って配置されている。
【0028】
次に、本実施形態に係る露光装置における排気動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。
真空チャンバ10を挟んで磁石11、13を配置することにより、図2に示すように、電極ユニット12を貫くように磁場Bが生じる。この磁場Bは、陽極23と陰極21、22に電圧を印加することにより形成される電場と概略平行(同じ向き)に形成されている。このような環境の下で、電極ユニットの陰極21、22を接地すると共に、陽極−陰極間に3〜7kV程度の高電圧を印加する。これにより、スパッタイオンポンプの動作原理と同様の現象により、真空チャンバ10内が排気される。
【0029】
即ち、両極間に印加された高電圧によって電子が一方の陰極を発し、磁場の作用によりらせん運動をしながら、対向する他方の陰極との間を往復する。電子は、容易に陽極に達することができないので、陽極に達するまでの間に長い距離を移動する。その間に、電子は、真空チャンバ10中に存在する気体分子や原子に衝突し、イオン化させる。その際に生じた正のイオンは陰極に向かって加速され、高エネルギ(例えば、数千電子ボルト)で陰極に衝突することにより、自らが有する入射エネルギによってチタン内部に潜り込み、そこで捕獲される。
【0030】
或いは、正のイオンが高エネルギで陰極に衝突する際に、チタン原子をスパッタする(叩き出す)。スパッタされたチタン原子は、陽極面等に付着し、極めて清浄なチタン膜を形成する。このように形成されたチタン膜のゲッター作用により、イオンや、気体分子や、原子(以下、気体分子等という)が捕獲される。ここで、ゲッター作用とは、化学的に活性な固体表面による吸着作用のことをいう。
このような現象によって、真空チャンバ10内に存在する気体分子や原子が陽極23又は陰極21、22に捕獲され、真空チャンバ10内の真空度が良くなる。
【0031】
このように、イオンポンプにおいて用いられる電極ユニットを真空チャンバ内に内包することにより、真空チャンバの外部にイオンポンプを取り付ける場合に比較して、スペースを削減することができ、露光装置のフットプリントを小さくすることができる。また、排気部(トラップ部)が真空チャンバの内部にあるので、真空チャンバ外部にイオンポンプを接続する場合に比較して、コンダクタンス、即ち、真空流路の流れ易さが大きくなり、排気速度を大きくすることが可能になる。
【0032】
ここで、電極ユニット12を長期間使用していると、陽極23及び陰極21、22に捕獲された気体分子等が蓄積され、排気速度が低下してくる。その場合には、真空チャンバ10から電極ユニット12を取り出し、新しい電極ユニットと交換すれば良い。これにより、排気速度を容易に元に戻すことができる。また、使用済みの電極ユニットを別の真空チャンバに入れ、排気しながらベークして電極ユニットに捕獲されていた気体分子等を取り除くことにより、電極ユニットを容易に再生することができる。これにより、露光装置の運転コストを低減することが可能になる。
【0033】
本実施形態においては、電極ユニット12の陽極23をステンレスによって形成しているが、その他の金属や合金によって形成しても良い。
【0034】
また、本実施形態においては、図1に示すように、電極ユニット12の周辺に電場を生じさせる磁石11、13を、真空装置10の内側と外側に配置したが、磁石11、13を共に真空チャンバ内に配置しても良い。また、真空チャンバ10の内部に配置される磁石表面から放出されるガス(アウトガス)を低減するために、磁石全体をニッケル、金、銅等を用いてメッキしたり、テフロン(登録商標)等の樹脂を用いてコートしたり、モールドすることが望ましい。
【0035】
また、本実施形態においては、真空チャンバ10を、非磁性体ステンレスによって形成しているが、真空チャンバ10の一部、或いは、全部を強磁性体材料によって形成しても良い。その場合には、強磁性体部分を磁化させて磁石として用いることにより、磁石13を省略して構成を簡単にすることができる。強磁性体材料としては、鉄、ニッケル、コバルト、或いは、これらの物質を含むサマリウム−コバルト等の材料が挙げられる。また、この場合においても、真空チャンバ内部におけるアウトガスを低減するために、真空チャンバの内側に配置される強磁性体部分を、ニッケル、金、銅等を用いてメッキしたり、テフロン(登録商標)等の樹脂を用いてコートしたり、モールドすることが望ましい。
【0036】
さらに、真空チャンバ10の内側を、チタンでコートしても良い。その場合には、図2に示す電極ユニット12に含まれる陰極22の替わりに、真空チャンバ10の内壁を用いることができ、電極ユニットの構造を簡略化することができる。
【0037】
或いは、真空チャンバ10の一部又は全部をチタンによって形成しても良い。その場合には、上記のように、電極ユニットの構造を簡略化することができると共に、真空チャンバの重量を減らすことができる。高エネルギ線が用いられる露光装置には真空チャンバが必要とされるため、一般に、その総重量はかなり大きなものになる。そのため、比較的比重が小さいチタンによって真空チャンバを形成することにより、真空チャンバを含む露光装置全体の重量を抑え、露光装置の設置場所に対する耐荷重条件を軽減することができる。
【0038】
また、本実施形態においては、図2に示すように、電極ユニット12に含まれる2つの陰極21、22をチタンによって形成したが、これらを非磁性体によって形成し、その表面をチタンによってコートしても良い。または、これとは異なり、保磁力の強い強磁性体を磁化し、これにチタンの表面コートを施したものを用いても良い。これにより、陰極自体に電極ユニットの周辺磁場を発生させることができるので、図1に示す磁石11、13を設ける必要がなくなり、露光装置の構成を簡略化してコンパクトにすることができる。
【0039】
本実施形態においては、電極ユニット12と露光光学系との間に1つ又は複数の遮蔽板を設けても良い。これにより、スパッタされたチタン原子やチタンイオンが露光光学系に付着するのを防ぐことができる。遮蔽板としては、例えば、ステンレス等の金属、合金、セラミックやガラス等の絶縁体が用いられる。
【0040】
遮蔽板として金属や合金を用いる場合には、遮蔽板と真空チャンバの内壁との間や、複数の遮蔽板間に電圧を印加しても良い。その場合には、電気的ポテンシャルにより、チタンイオンが露光光学系側に飛来するのを防ぐことができる。さらに、遮蔽板と真空チャンバの内壁との間や、複数の遮蔽板間に、紫外線ランプ、電子照射、RF放電等のイオン化装置を設けても良い。これにより、スパッタされたチタン原子がイオン化されるので、チタンが露光光学系側に飛来するのを効率的に防ぐことができる。
【0041】
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係る露光装置の変形例について説明する。この変形例は、図1に示す電極ユニット12として、図3に示す3極型電極ユニットを用いるものである。
【0042】
ここで、先にも述べたように、電極ユニットに気体分子等が吸着される現象としては、ゲッター作用によるものの他に、イオンや気体分子等が高速で陰極に衝突することにより(イオン衝撃)、チタン内部に潜り込む現象がある。このイオン衝撃によって捕獲された気体分子等は、その後に生じたイオン衝撃や温度上昇のために再放出されることがある。この再放出現象は、特に、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)等の希ガスにおいて生じ易い。例えば、イオン衝撃によって捕獲されたアルゴン分子が局部的に蓄積され、そこに所定量以上蓄積されると再放出されることの繰り返しにより、周期的に圧力が上昇する現象は、アルゴン不安定性として知られている。
【0043】
そこで、この変形例においては、アルゴン不安定性に見られるような捕獲分子の再放出を低減するために、3極型電極ユニットを用いている。
図3は、3極型電極ユニットの構成を示す断面図である。この電極ユニットは、複数の陽極34と、陽極34の両側に配置されている複数の陰極33と、該陰極の外側に配置されている2枚のコレクタ31、32とを含んでいる。陽極34はステンレス、陰極33はチタン、コレクタ31、32はステンレス等の金属又は合金により、それぞれ形成されている。
【0044】
排気動作を行う際には、陽極34及びコレクタ31、32を接地し、陰極33に−3〜−10kV程度の高電圧を印加する。これにより、陽極近傍で発生した正イオンは陰極に衝突するが、その際に、陰極面に対して斜め方向に入射するため、陰極内に潜り込むことはない。このイオンは、陰極で電荷を得て中性になり、同時にエネルギを失ってコレクタに衝突する。コレクタ表面はチタンで覆われており、イオンは、このチタン内に埋め込まれる。このように、気体分子等は、陰極33面よりも外側に配置されているコレクタ31、32に捕獲される。コレクタ31、32面は、大きな運動エネルギを有するイオンによるイオン衝撃を受けることがなく、いったん捕獲した気体分子等を再放出することは比較的少ないので、アルゴン等の希ガスであっても、気体分子等の再放出を低減して安定して排気を行うことができる。
ここで、この変形例においても、真空チャンバ10の内側をチタンでコートすることにより、コレクタの役割をさせても良い。その場合には、コレクタ31、32の内の一方を省略することにより、電極ユニットの構造が簡略化できるので、より望ましい。
【0045】
次に、本発明の第2の実施形態に係る露光装置について説明する。図4は、本実施形態に係る露光装置の構成を示す模式図である。本実施形態に係る露光装置は、サブリメーションポンプの原理を用いて真空チャンバの内部を排気するものである。
【0046】
図4に示すように、真空チャンバ40、及び、露光光学系101〜108を有している。これらの露光光学系の詳細については、本発明の第1の実施形態において説明したものと同様である。
【0047】
また、本実施形態に係る露光装置は、遮蔽板42、43と、該遮蔽板42と真空チャンバ40の内壁との間に設けられた帯状のチタン材料41と、該チタン材料41を巻き上げる巻き上げ装置44と、該チタン材料を交換する交換装置48とを含んでいる。遮蔽板42、43及びチタン材料41は、真空チャンバ40の内面に沿って配置されている。
【0048】
本実施形態においては、チタン材料41を帯状に形成することにより、該チタン材料の表面積を大きくし、また、通電加熱する時のパワーを低減している。これにより、該チタン材料を通電加熱したときに、チタン原子が蒸発し易くなる。以下において、帯状に形成されたチタン材料のことをチタンリボンという。また、チタンリボンとして、薄い抵抗体シート上にチタン層を形成したものを用いても良い。或いは、帯状のチタンリボンの替わりに、薄膜状や線状に形成されたチタンを用いても良い。なお、チタンリボン41は、該チタンリボンに通電するために用いられる配線(図示せず)によって電源と接続されている。
【0049】
遮蔽板42、43は、例えば、ステンレス等の薄板に多数の開口を形成することにより作製されており、所謂パンチングメタルを用いることができる。遮蔽板42と43とは、互いに接触しないように、所定の距離だけ離れて平行に配置されている。その際に、各々の開口部分が互いに重ならないように、即ち、チタンリボン41側から真空チャンバ40の中央部を見通せないように配置されている。ここで、遮蔽板は、金属に限らず、セラミックやガラス等の絶縁体であっても良い。
【0050】
チタンリボン41に通電することにより該リボンが加熱され、チタンが蒸発する。蒸発したチタンは、真空チャンバ40の内壁や遮蔽板42、43に付着し、清浄なチタン膜を形成する。このチタン膜のゲッター作用により気体分子等が吸着され、真空チャンバ40の内部が排気される。ここで、遮蔽板42、43は、開口が互いにずれるように配置されているので、蒸発したチタンが真空チャンバ40の中央部に配置された投影ミラーやマスク等の光学素子に付着し、これらを汚染するというおそれは、ほとんど生じない。蒸発したチタンは、遮蔽板に衝突するとエネルギを失って遮蔽板上に凝集し、チタン膜を形成する。一方、真空チャンバ40内の気体分子等は、遮蔽板への衝突を繰り返すうちにチタン膜に吸収される。
【0051】
巻き上げ装置44は、チタンリボン41を巻き上げることにより、真空チャンバ40内に新しいチタンリボンを供給する。また、排気動作を繰り返し行うことによりチタンリボン41が消耗した場合には、チタンリボン41を新しいものに交換すれば良い。その際に、リボン交換部45と、真空チャンバ40とリボン交換部45との間に設けられるゲートバルブ46と、リボン交換部45と外気との間に設けられるゲートバルブ47とを備えたリボン交換装置48を用いることにより、真空チャンバ40の真空を破ることなく、チタンリボン41を交換することができる。
【0052】
また、排気動作を長期間行うと、ゲッター作用によって吸着された気体分子等が遮蔽板42、43等に蓄積され、次第に排気速度が低下してくる。その場合には、真空チャンバ40から遮蔽板42、43を取り出し、新しい遮蔽板と交換すれば良い。これにより、排気速度を元に戻すことができる。
【0053】
本実施形態においては、遮蔽板を2枚使用したが、さらに多くの遮蔽板を使用しても良い。遮蔽板が多い方が、蒸発したチタンが露光光学系に付着する可能性が小さくなるので好ましい。或いは、遮蔽板間、又は、遮蔽板と真空チャンバの内壁との間に電位差を設けると共に、チタンリボンと遮蔽板との間、又は、遮蔽板間にイオン化装置(例えば、紫外線ランプ、電子照射、RF放電)を設けても良い。これにより、蒸発したチタン原子がイオン化され、電気的ポテンシャルにより、イオン化されたチタンが露光光学系側に飛来するのを防ぐことができる。
【0054】
さらに、遮蔽板に冷媒を通す等して遮蔽板を冷却したり、遮蔽板を恒温に保つように温度を制御することが好ましい。これにより、チタンリボンの熱が露光光学系に伝わらないように、熱的に遮蔽することができる。
【0055】
図5は、本実施形態に係る露光装置の変形例を示す模式図である。図5に示すように、この露光装置は、真空チャンバ40とチタンリボン41との間に、真空チャンバ40の内面に沿って配置されたコレクタ51をさらに含んでいる。コレクタ51は、例えば、ステンレス等の金属板、合金板、セラミックやガラス等の絶縁体によって形成されている。その他の構成については、図4に示す露光装置と同様である。
【0056】
コレクタ51を設けることにより、チタンリボン41を通電加熱することにより蒸発したチタンは、真空チャンバ40の内壁ではなく、コレクタ51に付着する。これにより、遮蔽板42、43、及び、コレクタ51において、チタン膜のゲッター作用により、気体分子等が捕獲される。
【0057】
この変形例においては、排気動作を長期間行うことにより、排気速度が低下した場合に、遮蔽板42、43と共に、コレクタ51を交換することが可能になる。従って、より効率的に排気速度を復元することができる。
【0058】
本実施形態に係る露光装置において、使用済みの遮蔽板42、43、及び、コレクタ51は、別の真空チャンバにおいて排気しながらベークすることにより、容易に再生することができる。従って、露光装置の運転コストを低減することが可能になる。
【0059】
次に、本発明の第3の実施形態に係る露光装置について説明する。図6の(a)及び(b)は、本実施形態に係る露光装置の構成を示す模式図である。ここで、以上説明した第1及び第2の実施形態においては、電極ユニット12(図1参照)、遮蔽板42、43(図4参照)、コレクタ51(図5参照)を交換する際には、真空チャンバ内の真空環境を破ることなく交換を行うことがより望ましい。そのため、本実施形態においては、真空チャンバに、ゲートバルブを介して接続された交換装置を設けている。
【0060】
図6の(a)に示すように、本実施形態に係る露光装置は、真空チャンバ60と、露光光学系101〜108と、磁石63と、電極ユニット62a、62bと、電極ユニット交換装置70とを含んでいる。露光動作及び排気動作については、本発明の第1の実施形態において説明したものと同様である。
【0061】
電極ユニット交換装置70は、ゲートバルブ71、74と、交換部75とを含んでいる。ゲートバルブ71は、真空チャンバ60と交換部75との間に設けられ、ゲートバルブ74は、交換部75と外気との間に設けられている。交換部75には、電極ユニット62a、62bを支持する支持部72と、支持部72を図の左右方向に駆動する駆動部73とが収納されている。なお、交換部75には、交換部75の内部を排気する真空排気装置(図示せず)が設けられている。
【0062】
図6の(a)に示すように、支持部72は、電極ユニット62a、62bの各々の一端を支持している。真空チャンバ60において排気動作が行われている間、電極ユニット62a、62bは、それらの陰極面の片側が真空チャンバ60の中央部を向くように配置される。
【0063】
また、電極ユニット62a、62bを交換する際には、図6の(b)に示すように、電極ユニット62a、62bは、各々の陰極面の片側が互いに対向するように向きを変更される。さらに、そのような状態のまま、駆動部73によって支持部72が図の左側に移動し、電極ユニット62a、62bが交換部75に引き出される。
【0064】
さらに、ゲートバルブ71を閉じてゲートバルブ74を開き、使用済みの電極ユニット62a、62bを取り出し、新しいものと交換する。その後、ゲートバルブ74が閉じられ、交換部75の内部が真空排気され、電極ユニット62a、62bを取り出すのと逆の動作により、新しい電極ユニットが真空チャンバに配置される。使用済みの電極ユニットは、別の真空チャンバにおいてベークすることにより、再生される。
【0065】
なお、本実施形態においては、第1の実施形態に係る露光装置に交換装置を付加した例について説明したが、第2の実施形態に係る露光装置についても、同様に交換装置を付加しても良い。その場合には、図3に示す遮蔽板42、43や、図4に示すコレクタ51を、真空チャンバの真空環境を破ることなく交換することができる。
また、本実施形態においては、ゲッタイオンポンプとして、イオンポンプ、サブリメーションポンプを用いたが、これらの替わりに、オービトロンポンプやバルクゲッタポンプを用いても良い。
【0066】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、蓄積型排気装置を露光装置の真空チャンバ内に内包するので、排気装置のスペースを削減することができる。従って、振動及び汚染を生じさせないと共に、コンダクタンス及び排気速度の大きい、効率的な排気を行う排気装置を備えつつ、フットプリントの小さい露光装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る露光装置の構成を示す模式図である。
【図2】図1に示す電極ユニットの構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る露光装置の変形例を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る露光装置の構成を示す模式図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る露光装置の変形例を示す模式図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る露光装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10、40、60 真空チャンバ
11、13、63 磁石
12、62、62a、62b 電極ユニット
21、22、33 陰極
23、34 陽極
31、51 コレクタ
41 チタン材料(チタンリボン)
42、43 遮蔽板
45 リボン交換部
46、47、71、74 ゲートバルブ
48 リボン交換装置
70 電極ユニット交換装置
72 支持部
73 駆動部
75 交換部
101 投影光学系
102 マスクステージ
103 光路折り曲げミラー
104 ウェハステージ
107 マスク
108 ウェハ

Claims (11)

  1. 真空チャンバ内で感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成する露光装置であって、
    前記真空チャンバ内にゲッタイオンポンプ又はゲッタポンプが組み込まれていることを特徴とする露光装置。
  2. 前記ポンプのガス吸着材が、前記真空チャンバの内面に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記ガス吸着材を通すゲートバルブと、
    該ガス吸着材を交換する手段と、をさらに備え、
    前記真空チャンバ内の真空環境を破ることなく前記ガス吸着材を交換可能なことを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 真空環境下で感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成する露光装置であって、
    真空チャンバと、
    前記真空チャンバの内側に配置されている露光光学系と、
    前記真空チャンバの内側に配置されており、少なくとも1つの陽極部材と、該陽極部材を両側から挟むように配置されている陰極部材とを含む電極ユニットであって、前記陽極部材と前記陰極部材との間に電圧が印加されると、前記真空チャンバの内部に存在する粒子を帯電させ、電荷を帯びた粒子を加速して前記陰極部材をスパッタさせる前記電極ユニットと、
    前記電極ユニットを貫くように磁場を形成する磁場形成手段と、
    前記電極ユニットに含まれる陽極と陰極との間に電圧を印加する電源と、
    を具備することを特徴とする露光装置。
  5. 前記磁場形成手段が、前記電極ユニットを両側から挟むように配置されている少なくとも1組の磁石であることを特徴とする請求項4記載の露光装置。
  6. 前記真空チャンバの全部又は一部が、強磁性体を含む材料によって形成されており、
    前記磁場形成手段が、前記真空チャンバのうち強磁性体を含む材料によって形成されている領域を磁化させた磁化領域と、前記電極ユニットを挟んで前記磁化領域に対向するように配置されている磁石によって構成されることを特徴とする露光装置。
  7. 前記電極ユニットが、前記陰極部材の外側に配置されている複数のコレクタ部材を含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載の露光装置。
  8. 真空環境下で感応基板上に選択的にエネルギ線を照射してパターン形成する露光装置であって、
    真空チャンバと、
    前記真空チャンバの内側に配置されている露光光学系と、
    帯状、薄膜状、又は、線状に成形され、前記真空チャンバの内側に配置されているチタン材料と、
    前記チタン材料に通電する電源と、
    前記露光光学系と前記チタン材料との間に配置され、前記チタン材料に通電することにより蒸発したチタンが前記露光光学系に達するのを遮蔽する遮蔽部と、を具備することを特徴とする露光装置。
  9. 前記遮蔽部が、複数の開口が各々に形成されている少なくとも2枚の遮蔽板を所定の距離だけ離し、各々に形成されている複数の開口が重ならないように配置することにより構成されていることを特徴とする請求項8記載の露光装置。
  10. 前記真空チャンバの内壁と前記チタン材料との間に配置され、金属又は合金によって形成されているコレクタ部材をさらに具備することを特徴とする請求項8又は9記載の露光装置。
  11. 請求項4〜10のいずれかに記載された露光装置であって、
    少なくとも前記電極ユニット、前記遮蔽部、前記コレクタ部材、前記チタン材料の一つを交換するための交換装置を有し、
    該交換装置が、真空チャンバとの取り付け口に設けられた第1のゲートバルブと、大気との間に設けられた第2のゲートバルブとを有することを特徴とする露光装置。
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