JPS6330987B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6330987B2
JPS6330987B2 JP58196968A JP19696883A JPS6330987B2 JP S6330987 B2 JPS6330987 B2 JP S6330987B2 JP 58196968 A JP58196968 A JP 58196968A JP 19696883 A JP19696883 A JP 19696883A JP S6330987 B2 JPS6330987 B2 JP S6330987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
magnetic
pole
sputtering
magnetron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58196968A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59140375A (ja
Inventor
Eichi Kurasu Uorutaa
Deii Haauitsuto Suteiibun
Ai Rin
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATERIARUZU RISAACHI CORP
Original Assignee
MATERIARUZU RISAACHI CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATERIARUZU RISAACHI CORP filed Critical MATERIARUZU RISAACHI CORP
Publication of JPS59140375A publication Critical patent/JPS59140375A/ja
Publication of JPS6330987B2 publication Critical patent/JPS6330987B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • H01J37/3405Magnetron sputtering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/35Sputtering by application of a magnetic field, e.g. magnetron sputtering
    • C23C14/351Sputtering by application of a magnetic field, e.g. magnetron sputtering using a magnetic field in close vicinity to the substrate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、磁気的に増強されたバイアス・スパ
ツタリングおよびプラズマ・エツチング用の装置
に関する。
従来技術 スパツタ被覆は低気圧気体の電気放電(グロー
放電)の陰極から侵食された材料で基板を被覆す
る周知の技術であり、この低気圧気体の電気放電
は低気圧気体雰囲気内で適当な電圧差に維持され
た陰極と陽極間に生ぜしめられる。グロー放電
は、低気圧気体の原子との電子の衝突により形成
された多数の正電荷のイオンを含む。結果として
得られたイオンは、負に荷電された陰極に引き付
けられ、相当なエネルギーで該陰極に衝突する。
このイオンの衝突は陰極表面の原子を放出させ、
この原子は、次に、陰極の近傍に置かれた対象物
の表面上に凝縮し、それにより被覆を行う。
スパツタリングは低気圧処理であるため、それ
は密閉されるようにシールされた室内で行われな
ければならず、この室は初めに排気されて空にさ
れ、そして次に適当なスパツタリング気体、普通
にはアルゴンで満たしなおされ、また個有のスパ
ツタリング圧力、典型的には5〜40ミリトル
(millitorr)の圧力に維持される。
多くの被覆適用において、被覆されるべき基板
は、気体放電の陽極上に置かれている。これは陽
極が普通には陰極に直接に対向しているためであ
り、放出された陰極の原子により被覆を行うに適
当な位置にある。ほとんどのスパツタリング装置
は接地電位にある1つの陽極を使用し、大きな負
電圧を陰極に印加しており、接地されたスパツタ
リング室はそのとき補助陽極となる。
バイアス・スパツタリングはスパツタ被覆技術
の変形であり、普通には負であるバイアス電位を
被覆されるべき基板に印加している。このバイア
ス電位は、堆積過程中に基板に引き付けられるか
なりの気体放電イオンを生ぜせしめる。イオンの
衝突はスパツタ被覆の性質に望ましい変化を与え
ることが可能である。バイアス・スパツタリング
技術の1つの重要な利用はいわゆる反応スパツタ
リング法にある。反応スパツタリングの間、酸素
や窒素のような化学的に活性な気体が、普通の不
活性スパツタリング気体(例えばアルゴン)に加
えられるか、または置換される。このような活性
気体の反応種(reactive species)は、通常のア
ルゴン・イオンと一縮に、グロー放電領域で作ら
れ、これらの種は基板上に堆積されるスパツタさ
れたターゲツト原子と反応して所望の化合物を形
成するようにする。この反応スパツタリング技術
は、このように、基板上に合成被覆(例えばアル
ミニウム酸化物、またはアルミニウム窒化物)を
作るために例えばアルミニウムのような純粋な金
属のターゲツトからのスパツタリングを可能にし
ている。反応スパツタリングは、金属ターゲツト
からのスパツタリング率が合金で構成されるター
ゲツトからのスパツタリング率よりも高いため、
経済的な利点がある。
バイアス・スパツタリングは、基板を負電位と
することによつて、他のものの中で、正に荷電さ
れた反応ガス種またはイオンを引き付けることに
よつて化学反応を増進させる。基板のバイアスに
は限界があるが、これはイオン衝撃がまた望まし
くない基板の加熱および被覆におけるガスイオン
の注入を生じさせることが可能だからである。し
たがつて、問題は、重大な量の高エネルギーイオ
ン衝撃を生じさせずに、基板表面上の化学反応作
用には十分な低エネルギーイオンの大きな流束
(20〜100電子ボルトのエネルギーレベル)を得る
ことである。
低エネルギーイオンの大きな流束を発生する同
様の必要は、プラズマ・エツチングのような他の
プラズマ法において見い出される。プラズマ・エ
ツチングはだんだんにその重要性が増している。
これはプラズマ・エツチングが、シリコン集積回
路の製造において、適当なエツチ・マスクと共に
使用された場合、微細姿態のエツチングについて
湿式化学方法に勝つているためである。今日、半
導体メモリやプロセツサに使用される超大規模集
積回路(VLSI回路)は、ミクロンやミクロン以
下の寸法を有するパターンをエツチングする製造
能力を必要とする。
典型的なパターン・エツチング手順は、初め
に、光感応ポリマ、X線感応ポリマ、または電子
ビーム感応ポリマ(感応の種類に応じてホトレジ
スト、X線レジスト、または電子ビームレジスト
と称される)のフイルムを予め堆積された食刻さ
れるべき層の上に当てる。このポリマフイルム
は、次に、選択的に不透明なパターンを通る感光
照射によつて、または変調されるビーム走査によ
つて選択的に露出される。
次に続くレジストの露出部分の現像は、ポリマ
がポジチブ・レジストであるかネガチブ・レジス
トであるかに応じて、露出部分または非露出部分
を取り除く。どちらの場合にも、結果として得ら
れる食刻マスクは、現像中にレジストが取り除か
れた基礎層の部分を除去する選択的なエツチング
を可能にする。この層は、通常、集積回路におい
て或る電気的機能を実現する金属または誘電体等
である。
エツチングが完了されると、残留レジスト材料
がレジスト除去処理によつて取り除かれ、基礎層
の非食刻部分が所望のパターンで後に残る。集積
回路は、層堆積、レジスト塗付、露出、現像、エ
ツチング、およびレジスト除去の繰返しシーケン
スによつて製造される。
これらのプラズマ法の基本原理は、直流(DC)
電圧または好適には無線周波数(RF)電圧を、
標準的には低気圧の非反応気体で満たされる空間
内の電極の間に印加することによつて、電気的ガ
ス放電(プラズマ)を発生することである。負電
極(すなわち陰極)から発出されたエネルギツシ
ユな電子は、中性気体の原子または分子と衝突し
てイオンまたは他の反応種と追加的電子とを発生
し、それにより電極近傍領域で高導電率グロー放
電を起こしかつ維持する。このグロー放電または
プラズマは暗黒部またはプラズマ鞘によつて電極
表面から分離される。
プラズマは本質的に等電位であるために、プラ
ズマと電極間の電圧降下がプラズマ鞘において生
じ、電界の方向は正常には電極表面に向いてい
る。したがつて、プラズマ内で発生されるイオン
または他の反応種は、典型的には正電荷を帯びて
いるが、電極表面に引き付けられ、そしてプラズ
マから該表面に主として電界線に並行な方向で移
動する。ここで考察するプラズマ法においては、
電極は基板支持体として働き、したがつてイオン
または反応種が基板の表面に到達したときには、
それらに活性化するか、またはそれぞれレジスト
現像、層のエツチング、およびレジスト除去に終
る化学反応を援助する。
プラズマ加工に包含される化学反応用に必要と
される運動エネルギーは、しかし、ダイオード・
スパツタリングにおいて典型的に出会わされるエ
ネルギーよりもより少ない(数百eVと比較して
数電子ボルト)。スパツタリング装置において利
用できる過剰イオンエネルギーは、したがつて、
約250℃以上の温度で使用されると、単に熱を発
生するであろう。
磁界を使用しての陰極スパツタリング法におい
てプラズマ密度が増加することは周知のことであ
る。このことは渦巻き状の電子路を生じさせ、そ
れにより気体分子または原子とのイオン化衝突の
確率を増す。プラズマのイオン化効率の増加に特
に有効なものは電子トラツプ(閉込め)磁界であ
り、この電子トラツプ磁界においては磁力線が電
極表面とともに完全に包囲された領域を形成し、
その領域において磁界は電界と直交している。
上記したバイアス・スパツタリング法やプラズ
マ・エツチング法のような低エネルギー・プラズ
マ法においても磁気的増強を使用することが提案
されている。提案された或る装置においては、1
つの電極が角柱状で形成され、該角柱体は複数個
の平面を有し、この平面は基板支持面を構成し、
軸周囲に対称的に配置される。反対極性の第1お
よび第2の磁極片が電極体の各々の端部において
面から外方向に突出し、かつ電極体の周囲に十分
にのびており、結果として得られる構造は基本的
には糸巻き枠形状である。磁極片の間に伸びてい
る磁界は、したがつて基板支持面の近傍の電極体
の周囲に連続的なベルトを形成する。
先に提案された電極の対称的角柱状糸巻き枠形
状は、複数の基板支持面を備え、特に、その軸周
囲の回転に対して、バイアス・スパツタリングへ
の適用において、各面が連続して1以上のスパツ
タリング・ターゲツトに向けられることが可能な
ようにして、取り付けられるに適している。角柱
形状はまた電極の所定寸法に対して多数の基板を
載置または処理することを可能にしている。
対称的な角柱電極は真空室内において中心に位
置されなければならず、また上向きに水平である
ことの可能な基板支持面は1つだけのために基板
保持装置を必要とする。多くの商業用スパツタリ
ング・システム、および特にセラミツク・ウエー
ハ上での集積回路製造用に使用されるシステム
は、平らに横たわるウエハー基板を処理するよう
に配置されている。対称的な角柱電極はそのよう
な装置における取付けには適さない。
加うるに、そのような角柱状の糸巻き枠形電極
によつて発生されるプラズマ領域は不均一になり
がちであり、これはベルト状の磁界がその中央領
域において外方向に膨らむからである。このこと
は、プラズマの厚さが電極体の端部におけるより
も中央領域においてより大きくなるようにし、そ
れにより基板表面の不均一な処理を結果的に生じ
させる。
発明の目的 本発明の主要的な目的は、基板を平らに横たえ
る室内での使用に適したマグネトロン基板支持電
極を提供することにある。
本発明の他の目的は、電極によつて支持された
基板の露出表面の均一なプラズマ処理を行うマグ
ネトロン電極構造を提供することにある。
発明の構成 これらおよび他の目的は、直方体の本体を包含
するマグネトロン電極によつて達成される。この
マグネトロン電極は、その電極体の厚さがその幅
および長さよりも十分に小さく、また2つの磁性
部材が、該電極体の一方の端部に配置された1つ
の極性の第1磁極と、該本体の他方の端部の反対
極性の第2磁極とを構成している。
電極本体の1つの面は基板支持面であり、また
磁極部材はこの面を越えて電極体の全幅にわたり
突出しており、それによつて磁界が、第1および
第2の極の間を電極体の全幅にわたり基板支持面
の近傍に縦に広がるようになつている。好適に
は、磁極部材は電極体の両方の面および側縁部か
ら突出して各端部に連続的な周辺フランジを形成
するようにし、第1および第2の極の間の磁界が
電極本体をベルトのように取り囲むようにしてい
る。
電極上に置かれた基板表面の処理の均一性を改
善するために、補助磁石手段が電極支持面と間隔
を置いてかつ面して配置されることが可能であ
り、この補助磁石は第3の極部材を有し、この第
3の極部材は電極の第1の極部材の近傍に配置さ
れ、かつこれと同一極性を有している。補助磁石
の第4の極部材は、電極の第2の極部材の近傍に
配置される。補助磁石の強さおよび位置は、基板
支持面近傍に結果的に得られる界が平らにされ、
また支持表面が実質的に平行に伸びるようにする
ようなものである。
実施例 第1図は本発明による基板支持電極が組み込ま
れたプラズマ処理装置10の概要形状を示してい
る。この装置は端部が開口した殻体12を有する
密閉室11を包含し、該殻体12は上部シール板
13と底部シール板14によつて閉じられてい
る。図示されてないが、ボルトとナツトのような
慣用的なクランプ手段やOリングシールのような
慣用的なシールが、密閉室組立て体の必要な耐真
空性を与えるために必要である。
底部板における排気開口15は真空ポンプ16
につながつており、そして酸素のような少なくと
も1つの反応体ガスが、単独でかまたはアルゴン
のような不活性ガスとともに、それぞれ発生源1
7と18からそれぞれ弁19と20、および引入
口21を経て、室内に採込れられることが可能で
ある。
マグネトロン基板支持電極組立て体22は室内
に伸びており、また取付け板23、および適当な
留め具とシール(図示していない)によつて殻体
12に密閉的に取り付けられている。
基板支持電極組立て体22は長方形の横断面を
有する電極24を包含し、該電極24は取付け板
23に溶接されるか、または貼り付けられてい
る。電極の上面26は、例えば集積回路の製造に
おいて使用される従来のセラミツク円盤または半
導体ウエーハのような基板27のための支持面と
して使われる。RF電力は電源28から導線29
を経て、電極組立て体22の外端上に取り付けら
れたカツプリング30に供給される。RF電源と
しては従来のプラズマ処理システムで使用される
市販のものを用いることが可能である。カツプリ
ング30は、また、基板支持電極の内部に冷却水
を流すことを可能にする引入口と引出口の結合
(図示していない)を備えることが可能である。
第2図および第3図を参照するに、基板支持電
極24は、銅やアルミニウムのような導電性の非
磁性材料でつくられた電極体31を包含する組立
て体である。電極体31は、一般には、直方体形
状であつて、その長さまたは幅のデイメンジヨン
よりも十分に小さい厚さのデイメンジヨンを有し
ている。換言すれば、好適には円形の側縁部32
および33を有する「本形」である(第2図を参
照)。
電極本体31内には、第1磁極を構成する第1
磁性部材35と第2磁極を構成する第2磁性部材
36の間を縦に伸びる少なくとも1つの棒磁石3
4が配置される。磁性部材は軟鉄のような透磁性
の材料で作られる。各磁性部材は電極体の各端部
に配置され、また少なくとも電極体の支持面26
から電極体の全幅にわたつて外方向に突出してい
る。好適には、磁性部材35と36はまた裏面3
7、および側縁部32と33から突出して電極体
の各端部に連続的周辺フランジを形成している。
結果として、破線38で示される磁界は、第1磁
極と第2磁極の間の空隙を横切つて縦に伸びてお
り、また電極体をベルトまたはカーテンのように
完全に取り囲む。このように、電極構造と組み合
わされる磁界は、電極体の露出表面近傍に、取り
囲まれた電子トラツプを形成する。この磁界の強
さは、好適には、およそ50から1000ガウスの範囲
である。
RF電力が電極に印加されると、密なグロー放
電またはプラズマがこの電子トラツプにおいて発
生される。この放電が電極組立て体の表面近傍に
伸びることを防ぐために、カツプ形状の暗黒部シ
ールド39が絶縁体40に取り付けられており、
該絶縁体40もまた磁極片35に固着されてい
る。相応する暗黒部シールド41は、電極体の他
端上に取り付けられた磁極片36に絶縁体42を
介して取り付けられる。加うるに、基板27の汚
れを防ぐため、環状の磁極片蓋(図示していな
い)が磁極片35と36の露出面に固定されるこ
とが可能であり、この蓋の材料はグロー放電内の
反応種に対し不活性である。
再び第1図を参照して、図示されたプラズマ処
理装置はバイアス・スパツタリングとプラズマ・
エツチングの両方を実行することが可能である。
バイアス・スパツタリング・モードに対しては、
従来のターゲツト陰極組立て体43が備えられて
おり、該組立て体43は電気絶縁リング44の手
段によつて室の上部に取り付けられ、そして電源
に導線45を介して接続される。加うるに、シヤ
ツター46が桿47に取り付けられており、この
桿47は室の殻体における真空シールド開口48
を通つて摺動可能に伸びている。
次に、マグネトロン基板支持電極の動作をバイ
アス・スパツタリングとプラズマ・エツチングの
両方のモードについて説明する。バイアス・スパ
ツタリング・モードにおいては、スパツタ被覆さ
れるべき基板27が電極24の支持面26上に置
かれた後に、真空ポンプ16が作動されてスパツ
タリング室11を排気する。室内の構成成分を十
分に排気する時間にわたり所望の真空レベルが維
持された場合、不活性ガス、反応ガス、または不
活性ガスと反応ガスの混合ガスが、実施される被
覆の形式に応じて、室内に弁19と20を経て、
所望の動作圧力に達するまで、吸入される。この
所望の動作圧力は典型的には0.1から50ミリトル
の範囲である。スパツタリング電力が次にスパツ
タリング・ターゲツト43に印加され、同時にシ
ヤツター46がスパツタリング源の前の位置にお
かれる。このことはスパツタリング源からスパツ
タされた材料が初めにシヤツター上に堆積される
ようにし、それがスパツタリング・ターゲツト表
面が清浄になるまで行われ、そして基板上に汚れ
ていない材料を堆積する準備が整う。適当な時刻
に、RF電力が基板支持電極24に印加されて、
同様に基板をスパツタ清浄するようにする。
この点までの上記の手順は慣用的なものであ
り、当該技術分野においてはよく理解されている
(例えば、J.L.ホツセンおよびW.ケルン編、アカ
デミツク・プレス(株)、1978年の「薄フイルムプロ
セス」のパート−1の論議、および、B.M.チ
ヤプマン、J.ウイレー&サンズ、1980年の「ガス
放電プロセス」の第7章を参照)。
スパツタ清浄手順が完了すると、シヤツターが
横に移動し、スパツタされた材料が基板27上に
堆積されることが可能になる。所望の被覆厚さに
達した後に、シヤツターがターゲツトの前に戻さ
れ、また電力が切られる。
プラズマ・エツチングを行う手順も、ターゲツ
ト陰極とシヤツターがないことを除いて、上述の
ものと基本的には同じである。
どちらのプロセスにおいても、マグネトロン基
板支持電極24へのRF電圧の印加は、磁気ベル
トの領域内に位置される密なガス放電またはプラ
ズマを形成させる。この磁気ベルトの領域は、電
極周辺のまわりにのびており、第1図の横断面に
おいて破線の磁気線38によつて示される。グロ
ー放電自体は対角線内に含まれる領域106内で
生ずる。負のDC電位が電極に印加されると、同
様な閉じ込められた放電が形成される。磁極片3
5と36は磁気空隙の近くの領域においてプラズ
マにさらされる。このため、磁極片は、被覆また
はエツチング・プロセスにおいて反応ガスが使用
される場合に、プラズマ内の反応種に不活性な材
料で作られた磁極片蓋(図示していない)によつ
て覆われるべきである。
プラズマ領域が電極電位に維持されるそれらの
表面に向つてのび、しかしそれに到達しかつ接触
しないということが注目されるべきである。プラ
ズマが存在しない空間107はプラズマ鞘領域と
して知られている。電極がRF電源に容量的に結
合されると、プラズマの整流特性がDCバイアス
を電極表面とプラズマ間に発展させることがよく
知られている(例えば、R.N.チヤツプマンの
「ガス放電プロセス」の第5章を参照)。このバイ
アスは、各RFサイクルの間の非常に短かい時間
を除いて、プラズマが電極に対して正であるよう
なものである。このDCバイアスはプラズマ鞘領
域内に電界を発生させ、この電界はどの箇所にお
いても電極表面に垂直である。プラズマ自体は実
質的に電界に影響されない。
プラズマ内でのイオン形成(および反応ガスが
使用された場合の反応的な基の形成)の機構は、
負にバイアスされた電極表面からの電子の放出で
始まる。これらのいわゆる1次電子はプラズマ鞘
107における電界によつてプラズマに向つて加
速され、中性ガス原子との衝突によるイオン化お
よび反応種形成を発生するに十分なエネルギーを
得る。磁界がない場合においては、1次電子の大
部分が電極表面から遠ざかり、それによりグロー
放電を電極表面から遠くに離れた領域にのばす。
加うるに、1次電子の多くは陽極表面に到達する
前にガス原子と衝突しないので、イオン化および
反応種の発生の度合は限定される。
第1図の包囲磁界はこの電子軌道を変え、この
状態を劇的に改善する。例えば、電極面26か
ら、および基板27の露出面から放出されるそれ
らの電子を考察する。ここで鞘電界は磁界に垂直
である。結果として、E×Bの電子ドリフト運動
は第1図の平面の外側に向き、電子を角柱電極の
周囲を回るようにさせ、いつでも電子が磁気ベル
ト内にとどまり、基板27に非常に接近し、それ
によりこれらの電子によつて誘起されるイオン化
または反応種の発生が電極表面に近いプラズマ領
域にトラツプされる。
突出している磁極片表面から放出される電子は
別の方法でトラツプされる。ここで、鞘電界線は
磁界線に並行であり、それゆえ、電子は、プラズ
マ領域内への加速の後に、渦巻態様で磁界線に並
行に移動し続ける。この運動は電子を反対側の表
面に運ぶ。反対側の鞘界に接近することによつ
て、電子はプラズマの中にはね戻され、また結果
としてトラツプされもし、基板表面のすぐ近くで
往復振動する。
このように、全部の電子が、閉ループE×Bド
リフトと往復振動運動との結合作用によつてトラ
ツプされる。電子は、ガス原子との衝突により磁
力線を横断し最終的には暗黒部シールド39と4
1に移動し、該暗黒部シールドにおいて放電から
取り除かれる場合にのみ、前述のトラツプから緩
慢に脱出することが可能である。
電極基板支持面26と、シールド39および4
1により規定される平面との間の放射間隔は主と
してプラズマベルト106の厚さを決定する。こ
のプラズマベルトは露出された基板表面に密に接
近して維持されるが、磁界線が磁極間の中央領域
において外側へ凸状に曲がるかまたは膨らむこと
を見ることができる。グロー放電領域の内側包絡
線および外側包絡線は一般に磁界線に従うので、
プラズマおよび鞘界が中間領域において磁極付近
におけるよりも十分に厚いことが、第1図から明
らかである。
プラズマベルトおよび鞘界の不均一な厚さが基
板の表面上に不均一な結果を生じさせることが知
られている。この理由は、正イオン軌道がプラズ
マ鞘界によつて主に決められ、正イオンの質量が
電子の質量よりもずつと大きいので、正イオンは
この装置で使用される磁界(典型的には50から
1000ガウス)によつて実質的に影響されないこと
のためによる。鞘界はここで正イオンの一部を電
極表面に向けて、そしてより重要には、基板表面
に向けて加速されるようにし、それにより電極か
らの或る望ましくないスパツタリングおよび基板
からのバツク・スパツタリングを生じさせる。鞘
界が厚いほど、イオンが加速される通路が長くな
る。このように、正イオンは鞘界が最も厚いとこ
ろで最も大きなエネルギーをともなつて基板に到
達する。
本発明の重要な一面は補助的な磁石手段を使用
することであり、この補助磁石手段は、より平ら
に、また電極表面のごく近傍に一層集中されるよ
うに磁界を整形する。第3図を参照するに、この
磁界整形は、電極24の基板支持面から一定間隔
を置きかつこれに面した補助磁石48によつて行
われる。この補助磁石48は、電極組立て体の第
1および第2磁極部材35および36の近傍にそ
れぞれ位置する2つの棒磁石49および50を包
含する。各磁石49および50は電極体の全幅寸
法の間をこれに並行(すなわち、図面の面に垂
直)に伸びており、そして各磁石は一方の側縁部
がN極、かつ反対の側縁部がS極であるように磁
化される。
2つの磁石49および50は、電極の第1およ
び第2磁極に反発する関係で方向決めされる。す
なわち、同極がお互いに面しあい、そして磁気回
路が、これら磁石の他方の磁極との間に軟鉄また
は他の透磁性材料の棒または板51によつて作ら
れる。このように、3つの部品の組立て体が断面
U字形の磁石を構成し、この磁石は、電極の第1
磁極35に近くかつ同極である第3磁極52、お
よび電極の第2磁極36に近くかつ同極である第
4磁極53を提供する。
第3図から理解できるように、補助磁石48は
磁力線54を発生し、この磁力線54はその磁極
間の空隙にかかり、かつ電極の磁界線38に向か
つて外方向に膨らんでいる。この結果として、磁
界38の膨らみが平らにされ、磁界は電極表面2
6近傍に集中される。したがつて、プラズマ領域
の厚さおよびプラズマ鞘の厚さはともに縮少さ
れ、またより均一にされる。
第4図は補助磁石の代替品を示しており、電極
構造の他の構成部品は第3図に示したものと同じ
であり、同一の参照番号が付されている。補助磁
石55は磁石と透磁性材料の位置が置き換えてあ
る。したがつて、1以上の棒磁石56が透磁性の
極片57および58の間を縦に伸びている。磁気
的な結果は基本的には同じであるが、極片57が
電極のS極に近いS極を形成し、そして極片58
が電極のN極に近いN極を形成している。前記と
同様に、磁界線38の膨らみは平らにされ、そし
て磁界線は電極表面のより近くに集中される。
本発明の界整形磁石は、また、先に提案され早
めに検討された角柱電極の使用に適用可能であ
る。第5図を参照するに、マグネトロン61は八
角柱体62を有し、この八角柱体62は、暗黒部
シールド63および64で覆われたその各端部
に、フランジの設けられた磁極片(図示していな
い)を備えている。電極の本体は環状の補助磁石
65によつて同軸的に取り囲まれている。この補
助磁石は円筒形のリング磁石66を含み、このリ
ング磁石66は透磁性材料でできた平らな環状極
片67および68を有している。極片環体の内周
縁部はしたがつて補助磁石の磁極となり、そして
電極の磁極に反発する関係に配置される。結果と
して、電極の磁界線69は平らにされ、また補助
磁石の磁界線70によつて集中される。
補助磁石の界整形効果がその磁界強度と電極の
磁極に対してのその磁極の位置とに依存している
ことは明らかである。補助磁石の各磁極は電極磁
石構造の磁極の間隔よりもお互いに近づいた間隔
に保たれることが可能であり、それらは電極磁石
の磁極と同一の間隔に保たれることが可能であ
り、またはそれらはさらに離れた間隔に保たれる
ことが可能である。補助磁石構造の磁極端部は界
整形に影響を及ぼすように形作られることが可能
である。例えば、第4図における補助磁石構造の
磁極片57および58の端部71および72は、
電極の基板支持面に向う角度に曲げられている。
加うるに、電極磁石構造は、電極体の面または
側端部を越えて伸びない磁極片を有することが可
能である。第6図に示すように、基板支持電極体
73は、上述の第3図の実施例におけるように、
少なくとも1つの内部棒磁石74を備える。磁極
片75および76は電極体の各端部に配置され、
また絶縁スペーサ79および80上に取り付けら
れた相応する暗黒部シールド77および78をそ
れぞれ備える。
第6図の実施例において、極片は電極体の基板
支持面81より上に伸びていないが、代わりに、
凹所が設けられて暗黒部シールドの上部面が基板
支持面と実質的に同じ高さになることが可能なよ
うになつている。この同一高さに表面を配置する
ことは、支持表面に置かれる基板用の自動載置装
置の設計を簡単にする。磁極片は上側面からと同
様に下側面からへこんで示されているが、これは
不可欠なことではない。このように、マグネトロ
ン電極は、もし要求されれば、同一高さの上部表
面と電極体の側端部および裏面からの極片のフラ
ンジ状の広がりとを有することが可能である。先
に述べたマグネトロン電極の実施例におけるよう
に、磁極片は電極体の露出表面を取り囲む磁界3
8を発生し、それにより閉じられた電子トラツプ
界を磁極間の本体表面近傍に作る。界整形用の補
助磁石84は基板支持面81の上に配置され、そ
して各端部に取り付けられた磁極片86および8
7を有する棒磁石85を備える。補助磁石によつ
て発生される磁界88は、基板82の上の界を平
らにしまた集中させ、それにより電極の動作中に
発生されるプラズマの均一性を増加させる。
補助磁石の使用に代えて、本発明の平面マグネ
トロン電極の基板支持面の上の界は、電極の磁極
片の間隔をその基板支持面の幅寸法上で変えるこ
とによつて都合よく整形することが可能である。
第7図および第8図はそのような間隔を変化させ
る2つの例を示している。第7図において、平坦
な本形のマグネトロン電極89が基板90をその
上側面91上に支持する。電極の対向端部にある
磁極片92および93は非並行な面94および9
5をそれぞれ有しており、界の強度が側縁部96
から側縁部97に向つて増加するようになつてい
る。
第7図の非並行磁極片の目的は、電子ドリフト
の効果による基板の上のプラズマ厚さの不均一を
補償することにある。電子ドリフトが電極体の周
囲に矢印98の方向に生ずるように磁極が配置さ
れると、電子が縁部97の周囲を電極の裏側から
ドリフトするにつれて生ずる遠心力のために、プ
ラズマが縁部96上におけるよりも縁部97上に
おけるほうがより厚くなる。縁部97近傍の磁極
片の間の間隔をより接近させることにより、強め
られた界は電子の外方向へのドリフトを防止す
る。
第7図の直線状の非並行表面94および95の
代わりに、第8図のマグネトロン電極99は曲線
状の縁部102および103を有する磁極片10
0および101をそれぞれ有し、この磁極片10
0および101は所望の界形状と強さを発生させ
て均一プラズマ厚さを基板104の全域の上で達
成するようにすることを可能にする。
第3図から第6図のマグネトロン電極および補
助磁石はスパツタリング構造をともなわずに示さ
れているが、これらの構成部品を相互に特有な関
係で、物理的および電気的の双方について、第1
図に示されるようなプラズマ処理システムの真空
室の内側または外側において、どのように取り付
けるかは当業者には明白なことである。さらに変
形がなされることが可能であり、本発明の精神お
よび範囲から逸脱することなく、ここに述べた特
定の実施例に対して等価的構成要素が代用される
ことが可能であることは明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマグネトロン電極を包含
するプラズマ処理装置の概要図であり、第2図は
第1図において示されるマグネトロン電極の斜視
図であり、第3図は第1図のマグネトロン電極の
横断面を補助的な界形成磁石手段とともに示す簡
単化された正面図であり、第4図は第1図のマグ
ネトロン電極を代わりの補助的な界形成磁石手段
とともに示す簡単化された正面図であり、第5図
は対称的角柱マグネトロン電極の部分横断面図を
環状の補助的界形成磁石手段とともに示す簡単化
された正面図であり、第6図はマグネトロン電極
の他の実施例の断面を補助的な界の磁石手段とと
もに示す簡単化された正面図であり、第7図はマ
グネトロン電極の他の実施例の平面図であり、第
8図はマグネトロン電極の他の代わりの実施例の
平面図である。 11……密閉室、12……殻体、22……基本
支持電極組立て体、24……電極、27……基
板、34……磁石、35,36……磁性部材、3
8……磁界線、48……補助磁石、49,50,
56……棒磁石、57,58……磁極片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 排気可能な室; 該室を排気する手段; 該室に予め選択された反応ガスを導入する手
    段; 該室の上部に取り付けられて下方向を向くスパ
    ツタリング面を有するカソード; 該カソードの下に配置された電極であつて、該
    電極は、 本体であつて、長さ、幅、および厚さの寸法が
    相互に直交している直方体形状を実質的に有し、
    該本体の厚さは該本体の長さおよび幅よりも実質
    的に小さく、長さおよび幅の寸法は水平に上方向
    を向く基体支持面および裏面を規定し、長さおよ
    び厚さの寸法は対向する側端部を規定し、幅およ
    び厚さの寸法は該本体の対向する端部を規定する
    もの;および、 2個の磁性部材であつて、該磁性部材の各個は
    該本体の各々の端部に配置され、該磁性部材の一
    方は1つの極性の第1磁極を構成し、また他方の
    磁性部材は反対の極性の第2磁極を構成し、それ
    により磁界が該面および該側端部の近傍の該磁性
    部材の間で該本体を包囲する連続状ベルトとなつ
    て延びているもの; を具備しているもの;および、 該スパツタリング・カソードと該基体支持電極
    とに接続された電源であつて、該スパツタリング
    面から金属のスパツタリングを生ぜしめるに適当
    な第1の所定電圧で該スパツタリング・カソード
    に電気的エネルギーを送出し、かつ該基体から大
    きなバツクスパツタリングを生ぜしめることな
    く、前記面に支持された基体上に堆積されたスパ
    ツターされた金属との反応のために、該基体支持
    面の近傍の反応ガスのイオン化を生ぜしめるに適
    当な第2の所定電圧で、該基体支持電極に電気的
    エネルギーを送出するもの; を包含する反応スパツタリング装置。 2 各磁性部材が該電極の本体の該各面および該
    対向する側端部から突出して該本体の各々の端部
    に連続状の周辺フランジを形成している特許請求
    の範囲第1項に記載の反応スパツタリング装置。 3 該本体の該側端部の断面がまるく凸形となつ
    ている特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の反応スパツタリング装置。 4 該磁性部材は透磁性材料の極片を具備し、該
    基体支持電極はさらに少なくとも1個の磁石を具
    備し、該磁石は該本体内に配置されかつ該極片の
    間を縦にのびている特許請求の範囲第1項に記載
    の反応スパツタリング装置。 5 各磁性部材を取り囲む導電性材料の暗黒部シ
    ールド、および、 該各暗黒部シールドを、電気的に絶縁され間隔
    付けられた関係で該各磁性部材に取り付ける手
    段、 をさらに具備する特許請求の範囲第1項に記載の
    反応スパツタリング装置。 6 プラズマ処理装置の低気圧室内で使用する基
    体支持電極としてのマグネトロン電極装置であつ
    て、該マグネトロン電極装置は、 平らな水平に上方向を向く長方形の処理面を有
    する電極本体であつて、該本体の第1および第2
    の端部の間で規定される長さと、該処理面の2つ
    の側端部の間で規定される幅とを有するもの、 該電極本体の第1および第2の端部に配置され
    た第1および第2の磁性部材をそれぞれ包含する
    磁石手段であつて、該第1の磁性部材は1つの極
    性の第1の磁極を構成し、また該第2の磁性部材
    は反対の極性の第2の磁極を構成し、それにより
    磁界が第1および第2の磁極の間を連続的に該本
    体の回りにのびるもの、および、 該第1および第2の磁極の上に間隔を置いて配
    置された第3および第4の磁極をそれぞれ有する
    追加的な磁石手段であつて、該処理面に面し、該
    第3の磁極は該第1の磁極と同じ極性を有し、ま
    た該第4の磁極は該第2の磁極と同じ極性を有す
    るもの、 を具備するマグネトロン電極装置。 7 該第3および第4の磁極は該電極本体の処理
    面に面する極を有する磁石をそれぞれ具備し、ま
    た該各磁石の他方の極に結合している透磁性材料
    の部材は該第3および第4の極を具備する特許請
    求の範囲第6項に記載のマグネトロン電極装置。 8 該第3および第4の磁極は透磁性材料の極片
    を具備し、各極片は該電極本体の処理面に面する
    表面を有し、また該追加的磁石手段は該極片の間
    を縦にのびている磁石をさらに具備する特許請求
    の範囲第6項に記載のマグネトロン電極装置。 9 該処理面に面する該各極片の表面が該処理面
    に対して角度をもつて傾いている特許請求の範囲
    第8項に記載のマグネトロン電極装置。 10 該電極本体は直方体形状を実質的に有し、
    該形状は相互に直角な長さ、幅、および厚さの寸
    法を有し、該電極本体の厚さは該電極体の長さお
    よび幅よりも実質的に小さい特許請求の範囲第6
    項に記載のマグネトロン電極装置。 11 該基体支持電極本体の第1および第2の端
    部に配置された該第1および第2の磁性部材は非
    平行である特許請求の範囲第10項に記載のマグ
    ネトロン電極装置。 12 各磁性部材は該電極本体の幅および厚さの
    寸法を越えてのびて該本体の各々の端部に連続的
    な周辺フランジを形成し、それによつて該磁性部
    材の間にひろがる磁界が完全に該電極体を取り囲
    むようにする特許請求の範囲第10項に記載のマ
    グネトロン電極装置。 13 該電極本体は正多角形断面の角柱形状を有
    し、該処理面は該角柱体の面の一つからなり、該
    追加的磁石手段の第3および第4の極は該角柱電
    極本体に対して同軸的に位置された環状の極を具
    備する特許請求の範囲第6項に記載のマグネトロ
    ン電極装置。 14 該角柱電極本体の各面はプラズマ処理面を
    具備する特許請求の範囲第13項に記載のマグネ
    トロン電極装置。 15 該追加的磁石手段は円筒形殻体の形状の磁
    石、および該磁石の各々の端部に近接しかつ第第
    3および第4の極を構成する二つの平らな環状の
    極片を具備する特許請求の範囲第14項に記載の
    マグネトロン電極装置。 16 各々の平らな環状の極片の内径が該円筒形
    磁石の内径よりも小さい特許請求の範囲第15項
    に記載のマグネトロン電極装置。
JP58196968A 1983-01-26 1983-10-22 反応スパッタリング装置およびマグネトロン電極装置 Granted JPS59140375A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/461,022 US4581118A (en) 1983-01-26 1983-01-26 Shaped field magnetron electrode
US461022 1983-01-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59140375A JPS59140375A (ja) 1984-08-11
JPS6330987B2 true JPS6330987B2 (ja) 1988-06-21

Family

ID=23830926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58196968A Granted JPS59140375A (ja) 1983-01-26 1983-10-22 反応スパッタリング装置およびマグネトロン電極装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4581118A (ja)
EP (1) EP0115119B1 (ja)
JP (1) JPS59140375A (ja)
CA (1) CA1195951A (ja)
DE (1) DE3382481D1 (ja)

Families Citing this family (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865712A (en) * 1984-05-17 1989-09-12 Varian Associates, Inc. Apparatus for manufacturing planarized aluminum films
US4623417A (en) * 1985-08-23 1986-11-18 Texas Instruments Incorporated Magnetron plasma reactor
JP2515731B2 (ja) * 1985-10-25 1996-07-10 株式会社日立製作所 薄膜形成装置および薄膜形成方法
US4657619A (en) * 1985-11-29 1987-04-14 Donnell Kevin P O Diverter magnet arrangement for plasma processing system
US4871433A (en) * 1986-04-04 1989-10-03 Materials Research Corporation Method and apparatus for improving the uniformity ion bombardment in a magnetron sputtering system
US4721891A (en) * 1986-04-17 1988-01-26 The Regents Of The University Of California Axial flow plasma shutter
US4842707A (en) * 1986-06-23 1989-06-27 Oki Electric Industry Co., Ltd. Dry process apparatus
US4738761A (en) * 1986-10-06 1988-04-19 Microelectronics Center Of North Carolina Shared current loop, multiple field apparatus and process for plasma processing
US4793908A (en) * 1986-12-29 1988-12-27 Rockwell International Corporation Multiple ion source method and apparatus for fabricating multilayer optical films
DE3852430T2 (de) * 1987-06-16 1995-05-04 Hitachi Ltd Magnetron-Zerstäubungsgerät und Verfahren zur Anwendung desselben zur Schichtenherstellung.
GB2209769A (en) * 1987-09-16 1989-05-24 Ion Tech Ltd Sputter coating
JPH01302726A (ja) * 1988-02-10 1989-12-06 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 反応性イオンエッチング装置
US4983253A (en) * 1988-05-27 1991-01-08 University Of Houston-University Park Magnetically enhanced RIE process and apparatus
DE3837487A1 (de) * 1988-11-04 1990-05-10 Leybold Ag Verfahren und vorrichtung zum aetzen von substraten mit einer magnetfeldunterstuetzten niederdruck-entladung
JPH0791645B2 (ja) * 1989-04-28 1995-10-04 株式会社日立製作所 薄膜形成装置
US5252194A (en) * 1990-01-26 1993-10-12 Varian Associates, Inc. Rotating sputtering apparatus for selected erosion
US5045166A (en) * 1990-05-21 1991-09-03 Mcnc Magnetron method and apparatus for producing high density ionic gas discharge
DE4042417C2 (de) * 1990-07-17 1993-11-25 Balzers Hochvakuum Ätz- oder Beschichtungsanlage sowie Verfahren zu ihrem Zünden oder intermittierenden Betreiben
DE4022708A1 (de) * 1990-07-17 1992-04-02 Balzers Hochvakuum Aetz- oder beschichtungsanlagen
US5376211A (en) * 1990-09-29 1994-12-27 Tokyo Electron Limited Magnetron plasma processing apparatus and processing method
US5147520A (en) * 1991-02-15 1992-09-15 Mcnc Apparatus and method for controlling processing uniformity in a magnetron
US5411624A (en) * 1991-07-23 1995-05-02 Tokyo Electron Limited Magnetron plasma processing apparatus
KR100297358B1 (ko) * 1991-07-23 2001-11-30 히가시 데쓰로 플라즈마에칭장치
US5630916A (en) * 1993-03-02 1997-05-20 Cvc Products, Inc. Magnetic orienting device for thin film deposition and method of use
US5589039A (en) * 1995-07-28 1996-12-31 Sony Corporation In-plane parallel bias magnetic field generator for sputter coating magnetic materials onto substrates
DE19643841A1 (de) * 1996-10-30 1998-05-07 Balzers Prozess Systeme Gmbh Vorrichtung zum Beschichten von Substraten, insbesondere mit magnetisierbaren Werkstoffen
AU9410498A (en) 1997-11-26 1999-06-17 Vapor Technologies, Inc. Apparatus for sputtering or arc evaporation
JPH11172432A (ja) * 1997-12-16 1999-06-29 Hitachi Ltd 磁性膜形成装置
US6136166A (en) * 1998-03-27 2000-10-24 Read-Rite Corporation Apparatus for producing a uniform magnetic field over a large surface area of a wafer
US6095160A (en) * 1998-04-06 2000-08-01 Chu; Xi In-situ magnetron assisted DC plasma etching apparatus and method for cleaning magnetic recording disks
US6042707A (en) * 1998-05-22 2000-03-28 Cvc Products, Inc. Multiple-coil electromagnet for magnetically orienting thin films
US6106682A (en) * 1998-05-22 2000-08-22 Cvc Products, Inc. Thin-film processing electromagnet for low-skew magnetic orientation
GB2340845B (en) * 1998-08-19 2001-01-31 Kobe Steel Ltd Magnetron sputtering apparatus
US6579421B1 (en) 1999-01-07 2003-06-17 Applied Materials, Inc. Transverse magnetic field for ionized sputter deposition
US5997705A (en) * 1999-04-14 1999-12-07 Vapor Technologies, Inc. Rectangular filtered arc plasma source
US6352626B1 (en) 1999-04-19 2002-03-05 Von Zweck Heimart Sputter ion source for boron and other targets
US6143140A (en) * 1999-08-16 2000-11-07 Applied Materials, Inc. Method and apparatus to improve the side wall and bottom coverage in IMP process by using magnetic field
US6258217B1 (en) 1999-09-29 2001-07-10 Plasma-Therm, Inc. Rotating magnet array and sputter source
US10047430B2 (en) 1999-10-08 2018-08-14 Applied Materials, Inc. Self-ionized and inductively-coupled plasma for sputtering and resputtering
US8696875B2 (en) * 1999-10-08 2014-04-15 Applied Materials, Inc. Self-ionized and inductively-coupled plasma for sputtering and resputtering
KR100557583B1 (ko) * 1999-12-30 2006-03-03 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 평탄화 방법
JP2003533879A (ja) * 2000-05-12 2003-11-11 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理システムにおける電極の厚さを調整する方法
US6413380B1 (en) * 2000-08-14 2002-07-02 International Business Machines Corporation Method and apparatus for providing deposited layer structures and articles so produced
EP1336985A1 (de) * 2002-02-19 2003-08-20 Singulus Technologies AG Zerstäubungskathode und Vorrichtung und Verfahren zum Beschichten eines Substrates mit mehreren Schichten
DE10234859B4 (de) * 2002-07-31 2007-05-03 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Einrichtung und Verfahren zum Beschichten von Substraten
US7504006B2 (en) * 2002-08-01 2009-03-17 Applied Materials, Inc. Self-ionized and capacitively-coupled plasma for sputtering and resputtering
US7059268B2 (en) * 2002-12-20 2006-06-13 Tokyo Electron Limited Method, apparatus and magnet assembly for enhancing and localizing a capacitively coupled plasma
US7049606B2 (en) * 2003-10-30 2006-05-23 Applied Materials, Inc. Electron beam treatment apparatus
JP4682371B2 (ja) * 2004-05-24 2011-05-11 独立行政法人物質・材料研究機構 磁場制御を施した陽極を備えてなる単一電源型スパッタリング装置
US7498587B2 (en) * 2006-05-01 2009-03-03 Vapor Technologies, Inc. Bi-directional filtered arc plasma source
US7538546B2 (en) * 2006-11-10 2009-05-26 Infinitum Solutions, Inc. In-plane magnetic field generation and testing of magnetic sensor
CN101583736A (zh) * 2007-01-19 2009-11-18 应用材料股份有限公司 浸没式等离子体室
FR2926161B1 (fr) * 2008-01-04 2012-02-10 Horiba Jobin Yvon Sas Source magnetron pour spectrometre a decharge luminescente.
JPWO2009090994A1 (ja) * 2008-01-15 2011-05-26 株式会社アルバック 基板ステージ、これを備えたスパッタ装置及び成膜方法
US20090321248A1 (en) * 2008-06-30 2009-12-31 Tousimis Anastasios J Low damage sputtering system and method
CN102560373B (zh) * 2010-12-16 2014-12-17 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 基片加热腔室、使用基片加热腔室的方法及基片处理设备
JP5711581B2 (ja) * 2011-03-25 2015-05-07 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
CN107815661B (zh) * 2017-12-11 2019-08-20 陈妍雨 圆形磁力电极装置及包括其的卷绕式表面改性设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5569257A (en) * 1978-11-15 1980-05-24 Toyoda Gosei Co Ltd Low-temperature sputtering unit
JPS55148770A (en) * 1979-04-09 1980-11-19 Vac Tec Syst Spatter apparatus

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL50072C (ja) * 1935-12-28
US4041353A (en) * 1971-09-07 1977-08-09 Telic Corporation Glow discharge method and apparatus
US3884793A (en) * 1971-09-07 1975-05-20 Telic Corp Electrode type glow discharge apparatus
JPS51117933A (en) * 1975-04-10 1976-10-16 Tokuda Seisakusho Spattering apparatus
US4126530A (en) * 1977-08-04 1978-11-21 Telic Corporation Method and apparatus for sputter cleaning and bias sputtering
US4180450A (en) * 1978-08-21 1979-12-25 Vac-Tec Systems, Inc. Planar magnetron sputtering device
US4194962A (en) * 1978-12-20 1980-03-25 Advanced Coating Technology, Inc. Cathode for sputtering
US4404077A (en) * 1981-04-07 1983-09-13 Fournier Paul R Integrated sputtering apparatus and method
GB2096177B (en) 1981-04-07 1985-07-17 Fournier Paul R Improved integrated sputtering apparatus and method
JPS5816078A (ja) * 1981-07-17 1983-01-29 Toshiba Corp プラズマエツチング装置
US4422896A (en) * 1982-01-26 1983-12-27 Materials Research Corporation Magnetically enhanced plasma process and apparatus
JPS59169450U (ja) * 1983-04-28 1984-11-13 自動車電機工業株式会社 自動車用モ−タの減速装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5569257A (en) * 1978-11-15 1980-05-24 Toyoda Gosei Co Ltd Low-temperature sputtering unit
JPS55148770A (en) * 1979-04-09 1980-11-19 Vac Tec Syst Spatter apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP0115119A2 (en) 1984-08-08
CA1195951A (en) 1985-10-29
JPS59140375A (ja) 1984-08-11
US4581118A (en) 1986-04-08
DE3382481D1 (de) 1992-01-30
EP0115119B1 (en) 1991-12-18
EP0115119A3 (en) 1986-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0115119B1 (en) Shaped field magnetron electrode
US4422896A (en) Magnetically enhanced plasma process and apparatus
KR100659828B1 (ko) 이온화 물리적 증착 방법 및 장치
JP3603024B2 (ja) イオン化物理蒸着方法およびその装置
US4657619A (en) Diverter magnet arrangement for plasma processing system
US4525262A (en) Magnetron reactive bias sputtering method and apparatus
EP0054201B1 (en) Dry etching device and method
US6217716B1 (en) Apparatus and method for improving target erosion in hollow cathode magnetron sputter source
US4277304A (en) Ion source and ion etching process
US6297594B1 (en) Plasma source ion implanting apparatus using the same
JP2002503289A (ja) 低圧スパッタリングの方法および装置
EP1114436B1 (en) Physical vapor processing of a surface with non-uniformity compensation
JPH10212573A (ja) 均一な低粒子堆積を生成するイオン化pvdソース
EP0084971B1 (en) A method for reactive bias sputtering
JP2849771B2 (ja) スパッタ型イオン源
JP3100242B2 (ja) プラズマ処理装置
EP0095879B1 (en) Apparatus and method for working surfaces with a low energy high intensity ion beam
JPS62174376A (ja) スパツタ装置
JPH02225665A (ja) マグネトロンスパッタ装置
JPH0927397A (ja) プラズマ処理装置
JPH04123755A (ja) イオン注入装置