JP2004209167A - スロットマシン - Google Patents

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恭兵 石原
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Abstract

【課題】ストップスイッチ60の操作の順序が回転リール40の停止制御に関与したりしなかったりするスロットマシン10を提供する。
【解決手段】スロットマシン10は、役の抽選を行う役抽選手段110と、役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置と各ストップスイッチ60の操作の順序とに基づいて各回転リール40の停止制御を行う第1停止制御手段130と、各ストップスイッチ60の操作の順序には依拠せずに役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて各回転リール40の停止制御を行う第2停止制御手段140と、第1停止制御手段130又は第2停止制御手段140を所定の条件に基づいて選択する停止制御選択手段190と、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の停止位置によって入賞か否かの判定を行う入賞判定手段200とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンに関し、更に詳しくは、所定の条件によって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させたりさせなかったりするスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスロットマシンは、例えば、以下に示すように動作する。
メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチを操作すると、乱数が抽出され、この乱数に基づいて、役に当選したかハズレかの抽選が行われる。また、この抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リールの回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチのうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチに対応した回転リールの回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチを操作し終えると、3個すべての回転リールの回転が停止する。このとき、有効な入賞ライン上に所定の図柄が所定の配列で揃うと、入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることがある。
【0003】
また、各回転リールの停止制御は、多くのスロットマシンでは、役に当選したかハズレかの抽選の結果と、各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて行われる。
また、最近では、役に当選したかハズレかの抽選の結果と、各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置と、各ストップスイッチが操作された順序とに基づいて、各回転リールの停止制御が行われるスロットマシンも提供されている。
【0004】
なお、本明細書中、「当選」とは、役の抽選で当たることを意味し、「入賞」とは、すべての回転リールの回転が停止したときに有効な入賞ライン上に所定の図柄が所定の配列で揃うことを意味する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−291964号公報
【特許文献2】
特願2002−98127号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、最近では、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させるスロットマシンも提供されているが、このようなスロットマシンでは、ストップスイッチの操作の順序は、常時、回転リールの停止制御に関与していた。
【0007】
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、所定の条件によって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させたりさせなかったりするスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、役の抽選とは別の抽選によって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させるか否かを選択するスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の目的に加え、遊技者が遊技中に行う所定の操作のタイミングによって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させるか否かを選択するスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させる場合には、ストップスイッチが特定の順序で操作されたときにのみ、当選した役に対応する入賞を引き当て得るようにするとともに、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させない場合には、ストップスイッチの操作の順序にかかわらず、当選した役に対応する入賞を引き当て得るようにするスロットマシンを提供することを目的とする。
【0010】
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の目的に加え、停止制御の抽選において、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの特定の順序の抽選も同時に行うスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項6)
また、請求項6記載の発明は、請求項2ないし5記載の発明の目的に加え、停止制御の抽選に用いるカウント値を表示するスロットマシンを提供することを目的とする。
【0011】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明は、請求項2ないし6記載の発明の目的に加え、ストップスイッチの操作の順序を関与させない停止制御が選択されるタイミングとなったときに、その旨を報知するスロットマシンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、スロットマシン(10)に係るものであって、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール(40)と、各回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(50)と、各回転リール(40)の回転を停止させるためのものであり且つ各回転リール(40)にそれぞれ対応して設けられているストップスイッチ(60)と、スロットマシン(10)を制御するための制御装置(20)とを備え、前記制御装置(20)は、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段(110)と、役抽選手段(110)の抽選結果と各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置と各ストップスイッチ(60)の操作の順序とに基づいて各回転リール(40)の停止制御を行うための第1停止制御手段(130)と、役抽選手段(110)の抽選結果と各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置とに基づいて各回転リール(40)の停止制御を行うための第2停止制御手段(140)と、第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかを所定の条件に基づいて選択するための停止制御選択手段(190)と、すべての回転リール(40)の回転が停止した際における図柄の停止位置によって入賞か否かの判定を行うための入賞判定手段(200)とを備えていることを特徴とする。
【0013】
ここで、「第1停止制御手段(130)」は、役抽選手段(110)の抽選結果と、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置と、各ストップスイッチ(60)の操作の順序とに基づいて、各回転リール(40)の停止制御を行うためのものである。
すなわち、この第1停止制御手段(130)は、役抽選手段(110)の抽選結果と、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置と、各ストップスイッチ(60)の操作の順序との3つの要素を、各回転リール(40)の停止制御に関与させる。このため、例えば、役抽選手段(110)の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置がそれぞれ同一であっても、各ストップスイッチ(60)の操作の順序が異なれば、各回転リール(40)の停止制御が異なる。具体的には、例えば、役抽選手段(110)の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置がそれぞれ同一であっても、ストップスイッチ(60)の操作の順序が「左→中→右」の場合と、「左→右→中」の場合とでは、各回転リール(40)の停止制御が異なる。その結果、すべての回転リール(40)の回転が停止した際における図柄の配列パターンが異なり、入賞か否かの判定結果にも大きな影響を及ぼすのである。
【0014】
また、「第2停止制御手段(140)」は、役抽選手段(110)の抽選結果と、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置とに基づいて、各回転リール(40)の停止制御を行うためのものである。
すなわち、この第2停止制御手段(140)は、役抽選手段(110)の抽選結果と、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置との2つの要素を、各回転リール(40)の停止制御に関与させる。
【0015】
また、この第2停止制御手段(140)は、各ストップスイッチ(60)の操作の順序については、各回転リール(40)の停止制御に関与させないようにすることができる。そうすると、役抽選手段(110)の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置がそれぞれ同一であれば、各ストップスイッチ(60)の操作の順序が異なっても、各回転リール(40)の停止制御は同じように行われる。具体的には、例えば、役抽選手段(110)の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置がそれぞれ同一であれば、ストップスイッチ(60)の操作の順序が「左→中→右」でも、「左→右→中」でも、各回転リール(40)の停止制御は同じように行われる。その結果、すべての回転リール(40)の回転が停止した際における図柄の配列パターンは同一となり、入賞か否かの判定結果も同一となる。
【0016】
また、この第2停止制御手段(140)は、役抽選手段(110)の抽選結果と、各ストップスイッチ(60)が操作されたときの対応する回転リール(40)の回転位置との2つの要素に加えて、例えば、役の抽選とは別の抽選の結果や、あるいは最初に操作されたのが左側のストップスイッチ(60)か否かなどの「他の要素」を、各回転リール(40)の停止制御に関与させることもできる。
【0017】
また、「停止制御選択手段(190)」は、第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかを、所定の条件に基づいて選択するためのものである。
すなわち、この停止制御選択手段(190)が第1停止制御手段(130)を選択すると、第1停止制御手段(130)によって各回転リール(40)の停止制御が行われ、一方、この停止制御選択手段(190)が第2停止制御手段(140)を選択すると、第2停止制御手段(140)によって各回転リール(40)の停止制御が行われる。
【0018】
また、停止制御の選択の基礎となる「所定の条件」は、例えば、遊技時間としてもよく、また、遊技回数としてもよく、また、遊技状態としてもよく、また、抽選としてもよい。すなわち、遊技時間に基づいて停止制御を選択してもよく、また、遊技回数に基づいて停止制御を選択してもよく、また、遊技状態に基づいて停止制御を選択してもよく、また、抽選に基づいて停止制御を選択してもよい。
【0019】
また、第1停止制御手段(130)、第2停止制御手段(140)及び停止制御選択手段(190)は、例えば、スロットマシン(10)の制御装置(20)を構成するコンピュータに所定のプログラムを実行させることによって形成することができる。
本発明によれば、所定の条件によって、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与したりしなかったりする。このため、ストップスイッチ(60)の操作の順序によって回転リール(40)の停止制御が異なるときと、ストップスイッチ(60)の操作の順序が異なっても回転リール(40)の停止制御が同じように行われるときとが混在することとなり、これにより、今までにない新たな遊技性を遊技者に提供できる。したがって、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0020】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットマシン(10)を限定したものであって、前記制御装置(20)は、所定の範囲内で且つ所定の周期でカウント動作を行うためのカウント手段(150)と、カウント手段(150)のカウント値を所定の契機で取得するためのカウント取得手段(160)と、カウント手段(150)がカウント動作を行う範囲内の各カウント値について第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかを定めた停止制御抽選テーブル(170)と、カウント取得手段(160)が取得したカウント値と停止制御抽選テーブル(170)とを照合して第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかの抽選を行うための停止制御抽選手段(180)とを備え、前記停止制御選択手段(190)は、停止制御抽選手段(180)の抽選結果に基づいて、第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかを選択することを特徴とする。
【0021】
すなわち、本発明は、停止制御の選択の基礎となる「所定の条件」を、役の抽選とは別の抽選としたものである。
ここで、「カウント手段(150)」は、所定の範囲内で、且つ、所定の周期で、カウント動作を行うためのものである。
また、「所定の範囲」は、例えば、「0〜6」とすることができる。すなわち、「0→1→2→3→4→5→6」のカウント動作を繰り返すようにすることができる。また、「所定の範囲」は、例えば、「0〜15」の範囲内としてもよく、また、「0〜255」の範囲内としてもよい。
【0022】
また、「所定の周期」は、例えば、「1秒」とすることができる。すなわち、1秒間で「0→1→2→3→4→5→6」のカウント動作を行うようにすることができる。また、1秒間で「0〜15」のカウント動作を行うようにしてもよく、また、1秒間で「0〜255」のカウント動作を行うようにしてもよい。また、「所定の周期」は、例えば、「2秒」としてもよく、また、「10秒」としてもよい。
【0023】
また、「カウント取得手段(160)」は、カウント手段(150)のカウント値を所定の契機で取得するためのものである。
また、「所定の契機」は、例えば、スタートスイッチ(50)の操作とすることができる。すなわち、スタートスイッチ(50)の操作を契機に、カウント手段(150)のカウント値を取得するようにすることができる。また、「所定の契機」は、例えば、メダルの投入操作としてもよく、また、ストップスイッチ(60)の操作としてもよい。また、「所定の契機」は、例えば、カウント取得用のスイッチの操作としてもよい。すなわち、スタートスイッチ(50)などとは別にカウント取得用のスイッチを設けて、このスイッチの操作を契機に、カウント手段(150)のカウント値を取得するようにしてもよい。
【0024】
また、「停止制御抽選テーブル(170)」は、カウント手段(150)がカウント動作を行う範囲内の各カウント値について、第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかを定めたものである。
例えば、カウント手段(150)が「0〜6」の範囲内でカウント動作を行う場合にあっては、停止制御抽選テーブル(170)は、以下に示すように定めることができる。例えば、カウント値「0」に対応して第2停止制御手段(140)により停止制御を行う旨を定めるとともに、カウント値「1〜6」のそれぞれに対応して第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めることができる。また、例えば、カウント値「0、2、4、6」のそれぞれに対応して第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、カウント値「1、3、5」のそれぞれに対応して第2停止制御手段(140)により停止制御を行う旨を定めることもできる。
【0025】
また、「停止制御抽選手段(180)」は、カウント取得手段(160)が取得したカウント値と停止制御抽選テーブル(170)とを照合して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかの抽選を行うためのものである。
また、本発明では、「停止制御選択手段(190)」は、停止制御抽選手段(180)の抽選結果に基づいて、第1停止制御手段(130)により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段(140)により停止制御を行うかを選択する。
【0026】
本発明によれば、役の抽選とは別の抽選によって、ストップスイッチ(60)の操作の順序を回転リール(40)の停止制御に関与させるか否かの選択が行われる。したがって、遊技が単調にならないのである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項2記載のスロットマシン(10)を限定したものであって、前記カウント取得手段(160)は、メダルの投入操作、スタートスイッチ(50)の操作、又はストップスイッチ(60)の操作を契機に、カウント手段(150)のカウント値を取得することを特徴とする。
【0027】
すなわち、本発明は、遊技者が遊技中に行う所定の操作を、カウント値取得の契機としたものである。
例えば、スタートスイッチ(50)の操作を契機に、カウント取得手段(160)がカウント手段(150)のカウント値を取得するようにする。そうすると、遊技者がスタートスイッチ(50)を操作するタイミングによって、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与したりしなかったりすることとなる。
【0028】
またここで、「メダルの投入操作」には、投入口からのメダルの投入と、ベットスイッチ(74)の操作によるメダルの投入との双方を含むことができるし、また、これら2つのうちのいずれか一方のみとすることもできる。
本発明によれば、遊技者が遊技中に行う所定の操作のタイミングによって、ストップスイッチ(60)の操作の順序を回転リール(40)の停止制御に関与させるか否かの選択が行われる。したがって、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0029】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載のスロットマシン(10)を限定したものであって、前記第1停止制御手段(130)は、役抽選手段(110)の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチ(60)が特定の順序で操作されたときにのみ、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように各回転リール(40)の停止制御を行い、前記第2停止制御手段(140)は、役抽選手段(110)の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチ(60)の操作の順序にかかわらず、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように各回転リール(40)の停止制御を行うことを特徴とする。
【0030】
すなわち、本発明は、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与する場合には、ストップスイッチ(60)を特定の順序で操作しないと、当選した役に対応する入賞を引き当てることができないが、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与しない場合には、ストップスイッチ(60)の操作の順序にかかわらず、当選した役に対応する入賞を引き当て得るようにしたものである。
【0031】
例えば、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与する場合には、ストップスイッチ(60)を「右→中→左」の順序で操作したときにのみ、当選した役に対応する入賞を引き当てることができるようにし、それ以外の順序で操作したときには、当選した役に対応する入賞を引き当てることができないようにすることができる。一方、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与しない場合には、ストップスイッチ(60)を「左→中→右」の順序で操作しても、「右→中→左」の順序で操作しても、「中→左→右」の順序で操作しても、当選した役に対応する入賞を引き当てることができるようにすることができる。
【0032】
本発明によれば、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与する場合には、ストップスイッチ(60)を特定の順序で操作したときにしか、当選した役に対応する入賞を引き当てることができないが、ストップスイッチ(60)の操作の順序が回転リール(40)の停止制御に関与しない場合には、どのような順序でストップスイッチ(60)を操作しても、当選した役に対応する入賞を引き当て得ることとなる。したがって、遊技が単調にならないのである。
【0033】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項4記載のスロットマシン(10)を限定したものであって、前記停止制御抽選テーブル(170)は、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨の定めとともに、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの特定の順序を定めていることを特徴とする。
【0034】
すなわち、本発明は、停止制御の抽選において、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの「特定の順序」の抽選も同時に行うようにしたものである。例えば、カウント手段(150)が「0〜6」の範囲内でカウント動作を行う場合にあっては、停止制御抽選テーブル(170)は、以下に示すように定めることができる。まず、カウント値「0」に対応して、第2停止制御手段(140)により停止制御を行う旨を定めることができる。また、カウント値「1」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「左→中→右」と定めることができる。また、カウント値「2」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「左→右→中」と定めることができる。また、カウント値「3」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「中→左→右」と定めることができる。また、カウント値「4」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「中→右→左」と定めることができる。また、カウント値「5」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「右→左→中」と定めることができる。また、カウント値「6」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「右→中→左」と定めることができる。
【0035】
本発明によれば、停止制御の抽選において、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの「特定の順序」の抽選も同時に行われる。したがって、遊技が単調にならないのである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項2ないし5記載のスロットマシン(10)を限定したものであって、前記制御装置(20)は、カウント手段(150)のカウント値を表示するためのカウント表示手段(210)を備えていることを特徴とする。
【0036】
すなわち、本発明は、停止制御の抽選に用いる「カウント値」を遊技者に知らせるようにしたものである。
ここで、「カウント表示手段(210)」は、カウント手段(150)のカウント値を表示するためのものである。
また、「表示」は、例えば、液晶ディスプレイ(79)に行ってもよく、また、7セグメントLEDに行ってもよい。
【0037】
例えば、カウント手段(150)は、「0〜6」の範囲内で且つ「1秒」周期でカウント動作を行い、また、カウント表示手段(210)は、カウント手段(150)のカウント値を、液晶ディスプレイ(79)に表示するようにする。そうすると、液晶ディスプレイ(79)には、「0〜6」の数値が1秒周期で繰り返し表示されることから、遊技者は、液晶ディスプレイ(79)に表示される数値を見ながら遊技操作を重ねるうちに、自分の好みの停止制御が選択されるタイミングを推し量ることができるようになる。したがって、遊技者の技術介入性を高めることができるので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0038】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項2ないし6記載のスロットマシン(10)を限定したものであって、前記制御装置(20)は、カウント手段(150)のカウント値が第2停止制御手段(140)の選択に係る数値になったときにその旨を報知するためのタイミング報知手段(220)を備えていることを特徴とする。
【0039】
すなわち、本発明は、ストップスイッチ(60)の操作の順序を関与させない停止制御が選択されるタイミングとなったときに、その旨を遊技者に知らせるようにしたものである。
ここで、「タイミング報知手段(220)」は、カウント手段(150)のカウント値が第2停止制御手段(140)の選択に係る数値になったときに、その旨を報知するためのものである。
【0040】
また、「報知」は、例えば、液晶ディスプレイ(79)に特定の表示をすることにより行ってもよく、また、LEDランプを点灯させることにより行ってもよく、また、スピーカ(78)から所定の効果音を鳴らすことにより行ってもよい。また、液晶ディスプレイ(79)への特定の表示としては、例えば、数値の表示色を変更したり、あるいは数値の背景色を変更することができる。
【0041】
例えば、カウント手段(150)は、「0〜6」の範囲内で且つ「1秒」周期でカウント動作を行い、また、停止制御抽選テーブル(170)は、カウント値「0」に対応して第2停止制御手段(140)により停止制御を行う旨を定めるとともに、カウント値「1〜6」のそれぞれに対応して第1停止制御選択手段(130)により停止制御を行う旨を定め、また、タイミング報知手段(220)は、カウント値「1〜6」を「緑色」で表示するのに対し、カウント値「0」を「赤色」で表示することにより、カウント値が第2停止制御手段(140)の選択に係る数値になった旨を報知するようにする。そうすると、遊技者は、ストップスイッチ(60)の操作の順序が関与しない停止制御が選択されるタイミングを知ることができると同時に、ストップスイッチ(60)の操作の順序が関与する停止制御が選択されるタイミングをも知ることができるので、自分の好みの停止制御を選択することが可能となる。したがって、停止制御の選択に遊技者の技術を介入させることができるので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0042】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1ないし図5は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10のブロック図、図2は、スロットマシン10の外観正面図、図3は、停止制御抽選テーブル170を示す概念図、図4は、スロットマシン10の動作を示すフローチャート図、図5は、停止制御の抽選の動作を示すフローチャート図である。
【0043】
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図2に示すように、前面に開口部を有する箱型の筐体70を備え、また、筐体70の前面には、開口部を塞ぐ前扉71を備え、また、筐体70の内部には、3個の回転リール40を横並びに設けたリールユニット30を備え、また、前扉71のほぼ中央には、3個の回転リール40を見るための図柄表示窓72を備えている。
【0044】
また、図柄表示窓72は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
具体的には、左側の回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72の左側部分の上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示される。中央及び右側の回転リール40についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示される。また、図柄表示窓72に表示される縦3列横3行の図柄の配列パターンは、「出目」などと呼ばれる。
【0045】
また、図柄表示窓72の下方には、クレジットメダルを投入するためのベットスイッチ74や、クレジットメダルを払い出すための精算スイッチ75や、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50や、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ60などが設けられている。
また、図柄表示窓72の右方には、液晶ディスプレイ79が設けられ、また、図柄表示窓72の上方には、演出用ランプ77が設けられている。
【0046】
また、前扉71の下部には、払出口80が設けられ、また、払出口80の下方には、受け皿90が設けられている。
また、筐体70の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置20が備えられている。
(制御装置20)
制御装置20は、スロットマシン10を制御するためのものである。
【0047】
この制御装置20は、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えている。
また、この制御装置20の入力手段としては、図1に示すように、投入スイッチ73、ベットスイッチ74、精算スイッチ75、スタートスイッチ50、及びストップスイッチ60などが接続されている。
また、この制御装置20の出力手段としては、図1に示すように、リールユニット30、ホッパーユニット76、演出用ランプ77、スピーカ78、及び液晶ディスプレイ79などが接続されている。
【0048】
そして、この制御装置20は、CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、遊技制御手段100、役抽選手段110、第1停止制御手段130、第2停止制御手段140、カウント手段150、カウント取得手段160、停止制御抽選手段180、停止制御選択手段190、入賞判定手段200、カウント表示手段210、及びタイミング報知手段220などとして機能する。
【0049】
(投入スイッチ73)
投入スイッチ73は、投入口から投入されたメダルを検知するためのものであって、筐体70の内部に設けられている。
(ベットスイッチ74)
ベットスイッチ74は、クレジットされているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
【0050】
(精算スイッチ75)
精算スイッチ75は、クレジットされているメダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
(スタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、各回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。そして、このスタートスイッチ50を操作すると、3個すべての回転リール40の回転が開始する。
【0051】
(ストップスイッチ60)
ストップスイッチ60は、各回転リール40の回転を停止させるためのものであって、各回転リール40にそれぞれ対応して設けられている。
具体的には、図2に示すように、図柄表示窓72の下方には、3個のストップスイッチ60が横並びに設けられている。そして、左側のストップスイッチ60を操作すると、左側の回転リール40の回転が停止し、中央のストップスイッチ60を操作すると、中央の回転リール40の回転が停止し、右側のストップスイッチ60を操作すると、右側の回転リール40の回転が停止する。
【0052】
(リールユニット30)
リールユニット30は、フレームと、このフレームに横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定した3個の回転リール40とを備えている。
また、各回転リール40の周囲には、「7」「BAR」「ベル」「スイカ」「チェリー」「Replay」などの複数種類の図柄が、所定の配列で、合計21個表示されている。
【0053】
また、各図柄には、00番から20番までのコマ番号が順に付されている。
(ホッパーユニット76)
ホッパーユニット76は、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものであって、筐体70の内部に設けられている。
(演出用ランプ77)
演出用ランプ77は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の上方に設けられている。
【0054】
(スピーカ78)
スピーカ78は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、スロットマシン10の前面下部に設けられている。
(液晶ディスプレイ79)
液晶ディスプレイ79は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、図柄表示窓72の右方に設けられている。
【0055】
(払出口80)
払出口80は、メダルを払い出すためのものであって、前面パネル71の下部に設けられている。
(受け皿90)
受け皿90は、払出口80から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、払出口80の下方に設けられている。
【0056】
(遊技制御手段100)
遊技制御手段100は、遊技を制御するためのものである。
ここで、スロットマシン10での遊技について説明する。
メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。また、メダルの投入には、投入口からのメダルの投入と、ベットスイッチ74の操作によるクレジットメダルの投入とがある。また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選が行われる。また、この抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ60のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ60の操作を終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。このとき、有効な入賞ライン上に所定の図柄が所定の配列で揃うと、入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。また、メダルの払い出しには、払出口80からのメダルの払い出しと、クレジットによるメダルの払い出しとがある。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
【0057】
また、抽選結果には、特定導入遊技当選(ビッグボーナス当選/BB当選)と、特定遊技当選(レギュラーボーナス当選/RB当選)と、第1小役当選(ベル当選)と、第2小役当選(スイカ当選)と、第3小役当選(チェリー当選)と、再遊技当選(Replay当選)と、ハズレとがある。
また、入賞には、特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム/BBゲーム)への移行に係る特定導入遊技入賞(ビッグボーナス入賞/BB入賞)と、特定遊技(レギュラーボーナスゲーム/RBゲーム)への移行に係る特定遊技入賞(レギュラーボーナス入賞/RB入賞)と、所定枚数(例えば12枚)のメダルの払い出しに係る第1小役入賞(ベル入賞)と、この第1小役入賞よりも少ない枚数(例えば8枚)のメダルの払い出しに係る第2小役入賞(スイカ入賞)と、この第2小役入賞よりも少ない枚数(例えば2枚又は4枚)のメダルの払い出しに係る第3小役入賞(チェリー入賞)と、再遊技(Replay)の実行に係る再遊技入賞(Replay入賞)とがある。
【0058】
なお、RBゲームとは、特定入賞遊技(JACゲーム)を複数回行い得ることにより、一般遊技よりも入賞確率が高い遊技をいい、また、BBゲームとは、RBゲームの導入確率が高い遊技をいう。
そして、例えば、「7」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞となり、払い出しがある場合にはメダルが払い出され、BBゲームが実行される。
【0059】
また、例えば、「ベル」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞(ベル入賞)となり、12枚のメダルが払い出される。
また、例えば、「スイカ」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞(スイカ入賞)となり、8枚のメダルが払い出される。
また、例えば、左側の回転リール40に表示されている「チェリー」の図柄が有効な入賞ライン上に停止すると、中央及び右側の回転リール40に表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞(チェリー入賞)となり、2枚のメダルが払い出される。なお、メダルの投入枚数が3枚であり、かつ、「チェリー」の図柄の停止位置が図柄表示窓72の上段又は下段であれば、4枚のメダルが払い出される。
【0060】
また、例えば、「Replay」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞となり、新たなメダルを投入することなく、前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
(役抽選手段110)
役抽選手段110は、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うためのものである。
【0061】
この役抽選手段110は、図示しないが、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、役抽選判定手段とを備えている。
また、乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜16383)で発生させるためのものである。
また、乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成することができる(いわゆるハード乱数)。
【0062】
また、乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成することができる(いわゆるソフト乱数)。
また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機で抽出するためのものである。
【0063】
この乱数抽出手段は、スタートスイッチ50の操作に基づいて、乱数発生手段から乱数を抽出する。
なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
【0064】
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選させるか、又はハズレにするかをあらかじめ定めたものである。
この役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、BB当選にするか、RB当選にするか、第1小役当選にするか、第2小役当選にするか、第3小役当選にするか、Replay当選にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ定めている。
【0065】
また、役抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、抽選結果の判定を行うためのものである。
この役抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、BB当選か、RB当選か、第1小役当選か、第2小役当選か、第3小役当選か、Replay当選か、あるいはハズレかの判定を行う。
【0066】
(停止テーブル120)
停止テーブル120は、各回転リール40の停止位置を決定するためのものであって、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置に応じて、各回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
また、本実施の形態では、役抽選手段110の抽選結果毎に、各回転リール40の滑りコマ数の定め方が異なる複数の停止テーブル120が備えられている。
【0067】
具体的には、例えば、BB当選に対応して第1から第3までの3つの停止テーブル120が備えられ、また、RB当選に対応して第4から第6までの3つの停止テーブル120が備えられ、また、第1小役当選に対応して第7から第11までの5つの停止テーブル120が備えられ、また、第2小役当選に対応して第12から第16までの5つの停止テーブル120が備えられ、また、第3小役当選に対応して第17から第19までの3つの停止テーブル120が備えられ、また、Replay当選に対応して第20から第24までの5つの停止テーブル120が備えられ、また、ハズレに対応して第25から第30までの6つの停止テーブル120が備えられる。
【0068】
また、BB当選に対応した各停止テーブル120は、それぞれ滑りコマ数の定め方は異なるものの、いずれも「7」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃い得るように且つ「7」以外の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃わないように滑りコマ数を定めている。これにより、当選した役に対応する入賞を引き当て得るようにするとともに、当選した役以外の役に対応する入賞を引き当てることがないようにしている。RB当選、第1小役当選、第2小役当選、第3小役当選、及びReplay当選に対応した各停止テーブル120についても同様である。
【0069】
また、ハズレに対応した各停止テーブル120は、それぞれ滑りコマ数の定め方は異なるものの、いずれも同一の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃わないように滑りコマ数を定めている。これにより、いずれの入賞をも引き当てることがないようにしている。
(第1停止制御手段130)
第1停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置と、各ストップスイッチ60の操作の順序とに基づいて、各回転リール40の停止制御を行うためのものである。
【0070】
すなわち、この第1停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置と、各ストップスイッチ60の操作の順序との3つの要素を、各回転リール40の停止制御に関与させる。このため、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であっても、各ストップスイッチ60の操作の順序が異なれば、各回転リール40の停止制御が異なる。具体的には、例えば、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であっても、ストップスイッチ60が「左→中→右」の順序で操作された場合と、「左→右→中」の順序で操作された場合とでは、各回転リール40の停止制御が異なる。その結果、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の配列パターンが異なり、入賞か否かの判定結果にも大きな影響を及ぼすのである。
【0071】
また、この第1停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチ60が「特定の順序」で操作されたときにのみ、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように各回転リール40の停止制御を行う。
また、この第1停止制御手段130が入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの「特定の順序」は、後述する停止制御抽選手段180による抽選結果として得られる。
【0072】
具体的には、この第1停止制御手段130は、以下に示すようにして、各回転リール40の回転を停止させる。
まず、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60の操作の順序とに基づいて、複数の停止テーブル120の中から一の停止テーブル120を選択する。また、役抽選手段110の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチ60が「特定の順序」で操作されると、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように滑りコマ数を定めた停止テーブル120を選択するが、各ストップスイッチ60が「特定の順序」で操作されないと、いずれの入賞をも引き当てることができないように滑りコマ数を定めた停止テーブル120を選択する。次に、この選択した一の停止テーブル120と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とから、各回転リール40の滑りコマ数を決定する。
【0073】
ここで、滑りコマ数が0と決定されれば、直ちに回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が0と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、そのまま図柄表示窓72の上段に停止表示されることとなる。
また、滑りコマ数が1と決定されれば、1コマ分だけ回転リール40を回転させ、そこで回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が1と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、回転リール40の回転方向に1コマずれて、図柄表示窓72の中段に停止表示されることとなる。
【0074】
また、滑りコマ数が2と決定されれば、2コマ分だけ回転リール40を回転させ、そこで回転リール40の回転を停止させる。すなわち、滑りコマ数が2と決定されると、ストップスイッチ60が操作されたときに図柄表示窓72の上段に表示されていた図柄は、回転リール40の回転方向に2コマずれて、図柄表示窓72の下段に停止表示されることとなる。
【0075】
なお、上述した回転リール40の停止制御は、停止テーブル120を用いた制御であることから、「テーブル制御」などと呼ばれるものである。
また、回転リール40の停止制御は、「テーブル制御」に限定されるものではなく、例えば、「プログラム制御」などと呼ばれる制御としてもよい。
プログラム制御では、まず、役抽選手段100の抽選結果に対応したフラグが設定される。次に、この設定されたフラグと、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置と、各ストップスイッチ60の操作の順序とに基づいて、各回転リール40の回転を直ちに停止させるか、1コマ滑らせてから停止させるか、2コマ滑らせてから停止させるか、3コマ滑らせてから停止させるか、あるいは4コマ滑らせてから停止させるかの判断が行われる。そして、直ちに停止させると判断されれば、直ちに回転リール40の回転が停止する。また、1コマ滑らせてから停止させると判断されれば、1コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。また、2コマ滑らせてから停止させると判断されれば、2コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。また、3コマ滑らせてから停止させると判断されれば、3コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。また、4コマ滑らせてから停止させると判断されれば、4コマ分だけ回転リール40が回転し、そこで回転リール40の回転が停止する。
【0076】
(第2停止制御手段140)
第2停止制御手段140は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、各回転リール40の停止制御を行うためのものである。
すなわち、この第2停止制御手段140は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置との2つの要素を、各回転リール40の停止制御に関与させる。
【0077】
また、本実施の形態では、この第2停止制御手段140は、各ストップスイッチ60の操作の順序を、各回転リール40の停止制御に関与させない。
このため、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であれば、各ストップスイッチ60の操作の順序が異なっても、各回転リール40の停止制御は同じように行われる。具体的には、例えば、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であれば、ストップスイッチ60を「左→中→右」の順序で操作しても、「左→右→中」の順序で操作しても、各回転リール40の停止制御が同じように行われる。その結果、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の配列パターンは同一となり、入賞か否かの判定結果も同一となる。
【0078】
また、この第2停止制御手段140は、役抽選手段110の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチ60の操作の順序にかかわらず、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように各回転リール40の停止制御を行う。
具体的には、この第2停止制御手段140は、以下に示すようにして、各回転リール40の回転を停止させる。
【0079】
まず、役抽選手段110の抽選結果に基づいて、複数の停止テーブル120の中から一の停止テーブル120を選択する。また、役抽選手段110の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチ60の操作の順序にかかわらず、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように滑りコマ数を定めた停止テーブル120を選択する。次に、この選択した一の停止テーブル120と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とから、各回転リール40の滑りコマ数を決定する。また、滑りコマ数を決定した後の制御は、第1停止制御手段130と同様である。
【0080】
なお、第2停止制御手段140においても、プログラム制御により、各回転リール40の停止制御を行うことができる。
すなわち、役抽選手段110の抽選結果に対応したフラグを設定し、次に、この設定したフラグと、各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、各回転リール40の回転を直ちに停止させるか、1コマ滑らせてから停止させるか、2コマ滑らせてから停止させるか、3コマ滑らせてから停止させるか、あるいは4コマ滑らせてから停止させるかの判断を行うことができる。
【0081】
(カウント手段150)
カウント手段150は、所定の範囲内で、かつ、所定の周期で、カウント動作を行うためのものである。
このカウント手段150は、「0〜6」の範囲内で、かつ、「1秒」周期で、カウント動作を行う。
【0082】
すなわち、このカウント手段150は、「0→1→2→3→4→5→6」のカウント動作を1秒周期で繰り返すのである。
(カウント取得手段160)
カウント取得手段160は、カウント手段150のカウント値を所定の契機で取得するためのものである。
【0083】
このカウント取得手段160は、スタートスイッチ50の操作を契機に、カウント手段150のカウント値を取得する。
(停止制御抽選テーブル170)
停止制御抽選テーブル170は、カウント手段150がカウント動作を行う範囲内の各カウント値について、第1停止制御手段130により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段140により停止制御を行うかを定めたものである。
【0084】
また、この停止制御抽選テーブル170は、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の定めとともに、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの「特定の順序」を定めている。
具体的には、この停止制御抽選テーブル170は、図3に示すように、カウント値「0」に対応して、第2停止制御手段140により停止制御を行う旨を定め、カウント値「1」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「左→中→右」と定め、カウント値「2」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「左→右→中」と定め、カウント値「3」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「中→左→右」と定め、カウント値「4」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「中→右→左」と定め、カウント値「5」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「右→左→中」と定め、カウント値「6」に対応して、第1停止制御手段(130)により停止制御を行う旨を定めるとともに、特定の順序を「右→中→左」と定めている。
【0085】
(停止制御抽選手段180)
停止制御抽選手段180は、カウント取得手段160が取得したカウント値と停止制御抽選テーブル170とを照合して、第1停止制御手段130により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段140により停止制御を行うかの抽選を行うためのものである。
【0086】
また、この停止制御抽選手段180は、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの「特定の順序」の抽選も行う。
具体的には、例えば、カウント取得手段160が取得したカウント値が「0」であれば、この停止制御抽選手段180は、カウント値「0」と停止制御抽選テーブル170とを照合して、第2停止制御手段140により停止制御を行う旨の抽選結果を得る。
【0087】
また、例えば、カウント取得手段160が取得したカウント値が「1」であれば、この停止制御抽選手段180は、カウント値「1」と停止制御抽選テーブル170とを照合して、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「左→中→右」とする旨の抽選結果とを得る。
(停止制御選択手段190)
停止制御選択手段190は、第1停止制御手段130により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段140により停止制御を行うかを、所定の条件に基づいて選択するためのものである。
【0088】
この停止制御選択手段190は、停止制御抽選手段180の抽選結果に基づいて、第1停止制御手段130により停止制御を行うか、又は第2停止制御手段140により停止制御を行うかを選択する。
そして、この停止制御選択手段190が第1停止制御手段130を選択すると、第1停止制御手段130によって各回転リール40の停止制御が行われ、一方、この停止制御選択手段190が第2停止制御手段140を選択すると、第2停止制御手段140によって各回転リール40の停止制御が行われる。
【0089】
(入賞判定手段200)
入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の停止位置によって、入賞か否かの判定を行うためのものである。
この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、「7」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、BB入賞と判定する。
【0090】
また、この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、「BAR」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、RB入賞と判定する。
また、この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、「ベル」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第1小役入賞(ベル入賞)と判定する。
【0091】
また、この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、「スイカ」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、第2小役入賞(スイカ入賞)と判定する。
また、この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、左側の回転リール40に表示されている「チェリー」の図柄が有効な入賞ライン上にあると、中央及び右側の回転リール40に表示されている図柄の停止位置にかかわらず、第3小役入賞(チェリー入賞)と判定する。
【0092】
また、この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、「Replay」の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、Replay入賞と判定する。
また、この入賞判定手段200は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれの図柄についても有効な入賞ライン上に3個揃わず、かつ、左側の回転リール40に表示されている「チェリー」の図柄が有効な入賞ライン上になければ、入賞なしと判定する。
【0093】
(カウント表示手段210)
カウント表示手段210は、カウント手段150のカウント値を表示するためのものである。
このカウント表示手段210は、カウント手段150のカウント値を、液晶ディスプレイ79に表示する。これにより、液晶ディスプレイ79には、「0〜6」の数値が1秒周期で繰り返し表示される。
【0094】
(タイミング報知手段220)
タイミング報知手段220は、カウント手段150のカウント値が第2停止制御手段140の選択に係る数値になったときに、その旨を報知するためのものである。
このタイミング報知手段220は、カウント値「1〜6」を「緑色」で表示するのに対し、カウント値「0」を「赤色」で表示することにより、カウント値が第2停止制御手段140の選択に係る数値になった旨を報知する。
【0095】
(スロットマシン10の動作)
以下、図4に示すフローチャート図に基づいて、スロットマシン10の動作の概略を説明する。
スタートスイッチ50を操作すると(ステップ100)、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選が行われ(ステップ110)、第1停止制御手段130により停止制御を行うか又は第2停止制御手段140により停止制御を行うかの抽選が行われ(ステップ120)、3個すべての回転リール40の回転が開始する(ステップ130)。そして、ステップ140に進む。
【0096】
ステップ140において、いずれかの役に当選したか否かの判断が行われる。ここで、いずれの役にも当選しなかったと判断されると、ステップ150に進む。一方、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ180に進む。
ステップ150において、ストップスイッチ60が操作されると、ステップ160に進む。
【0097】
ステップ160において、いずれの入賞も引き当てることができないように、回転リール40の停止制御が行われる。そして、ステップ170に進む。
ステップ170において、入賞か否かの判定が行われる。そして、入賞した場合には、入賞態様に応じた利益の付与が行われて、1回の遊技が終了する。
ステップ180において、ストップスイッチ60の操作の順序を回転リール40の停止制御に関与させるか否かの判断が行われる。ここで、ストップスイッチ60の操作の順序を回転リール40の停止制御に関与させないと判断されると、ステップ190に進む。一方、ストップスイッチ60の操作の順序を回転リール40の停止制御に関与させると判断されると、ステップ210に進む。
【0098】
ステップ190において、ストップスイッチ60が操作されると、ステップ200に進む。
ステップ200において、当選した役に対応する入賞を引き当て得るように、回転リール40の停止制御が行われる。そして、ステップ170に進む。
ステップ210において、ストップスイッチ60が操作されると、ステップ220に進む。
【0099】
ステップ220において、ストップスイッチ60の操作の順序が特定の順序か否かの判断が行われる。ここで、ストップスイッチ60の操作の順序が特定の順序ではないと判断されると、ステップ160に進む。すなわち、いずれの入賞も引き当てることができないように、回転リール40の停止制御が行われる。一方、ストップスイッチ60の操作の順序が特定の順序であると判断されると、ステップ200に進む。すなわち、当選した役に対応する入賞を引き当て得るように、回転リール40の停止制御が行われる。
【0100】
(停止制御の抽選の動作)
以下、図5に示すフローチャート図に基づいて、停止制御の抽選の操作について説明する。
スタートスイッチ50が操作されると(ステップ300)、カウント手段150のカウント値が取得される(ステップ310)。そして、ステップ320に進む。
【0101】
ステップ320において、カウント値が「1」か否かの判断が行われる。ここで、カウント値が「1」ではないと判断されると、ステップ330に進む。一方、カウント値が「1」であると判断されると、ステップ390に進み、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「左→中→右」とする旨の抽選結果とが得られる。
【0102】
ステップ330において、カウント値が「2」か否かの判断が行われる。ここで、カウント値が「2」ではないと判断されると、ステップ340に進む。一方、カウント値が「2」であると判断されると、ステップ400に進み、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「左→右→中」とする旨の抽選結果とが得られる。
【0103】
ステップ340において、カウント値が「3」か否かの判断が行われる。ここで、カウント値が「3」ではないと判断されると、ステップ350に進む。一方、カウント値が「3」であると判断されると、ステップ410に進み、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「中→左→右」とする旨の抽選結果とが得られる。
【0104】
ステップ350において、カウント値が「4」か否かの判断が行われる。ここで、カウント値が「4」ではないと判断されると、ステップ360に進む。一方、カウント値が「4」であると判断されると、ステップ420に進み、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「中→右→左」とする旨の抽選結果とが得られる。
【0105】
ステップ360において、カウント値が「5」か否かの判断が行われる。ここで、カウント値が「5」ではないと判断されると、ステップ370に進む。一方、カウント値が「5」であると判断されると、ステップ430に進み、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「右→左→中」とする旨の抽選結果とが得られる。
【0106】
ステップ370において、カウント値が「6」か否かの判断が行われる。ここで、カウント値が「6」ではないと判断されると、ステップ380に進み、第2停止制御手段140により停止制御を行う旨の抽選結果が得られる。一方、カウント値が「6」であると判断されると、ステップ440に進み、第1停止制御手段130により停止制御を行う旨の抽選結果と、特定の順序を「右→中→左」とする旨の抽選結果とが得られる。
【0107】
このように、本実施の形態に係るスロットマシン10では、所定の条件によって、ストップスイッチ60の操作の順序が回転リール40の停止制御に関与したりしなかったりする。このため、ストップスイッチ60の操作の順序によって回転リール40の停止制御が異なるときと、ストップスイッチ60の操作の順序が異なっても回転リール40の停止制御が同じように行われるときとが混在することとなり、これにより、今までにない新たな遊技性を遊技者に提供できる。したがって、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0108】
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、役の抽選とは別の抽選によって、ストップスイッチ60の操作の順序を回転リール40の停止制御に関与させるか否かの選択が行われる。したがって、遊技が単調にならないのである。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、スタートスイッチ50の操作のタイミングによって、ストップスイッチ60の操作の順序を回転リール40の停止制御に関与させるか否かの選択が行われる。したがって、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0109】
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、ストップスイッチ60の操作の順序が回転リール40の停止制御に関与する場合には、ストップスイッチ60を特定の順序で操作したときにしか、当選した役に対応する入賞を引き当てることができないが、ストップスイッチ60の操作の順序が回転リール40の停止制御に関与しない場合には、どのような順序でストップスイッチ60を操作しても、当選した役に対応する入賞を引き当て得ることとなる。したがって、遊技が単調にならないのである。
【0110】
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、停止制御の抽選において、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの「特定の順序」の抽選も同時に行われる。したがって、遊技が単調にならないのである。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、停止制御の抽選に用いるカウント値が液晶ディスプレイ79に表示され、更には、このカウント値が第2停止制御手段140の選択に係る数値になったときにその旨が報知される。したがって、停止制御の選択に遊技者の技術を介入させることができるので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0111】
なお、タイミング報知手段220は、カウント手段150のカウント値が第2停止制御選択手段140の選択に係る数値になったときにその旨を報知するのではなく、カウント手段150のカウント値が第1停止制御選択手段130の選択に係る数値になったときにその旨を報知するようにしてもよい。このようにしても、遊技者は、ストップスイッチ60の操作の順序が関与しない停止制御が選択されるタイミングを知ることができると同時に、ストップスイッチ60の操作の順序が関与する停止制御が選択されるタイミングをも知ることができる。したがって、停止制御の選択に遊技者の技術を介入させることができるので、遊技者の興趣を高めることができるのである。
【0112】
なお、本実施の形態では、第2停止制御手段140は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置との2つの要素を、各回転リール40の停止制御に関与させるとしたが、第2停止制御手段140による各回転リール40の停止制御には、上記した2つの要素に加えて、例えば、役の抽選とは別の抽選の結果や、あるいは最初に操作されたのが左側のストップスイッチ60か否かなどの「他の要素」を関与させることもできる。
【0113】
具体的には、例えば、第2停止制御手段140は、役抽選手段110の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置と、最初に操作されたのが左側のストップスイッチ60か否かとの3つの要素を、各回転リール40の停止制御に関与させることができる。そうすると、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であっても、左側のストップスイッチ60が最初に操作された場合と、それ以外の場合とでは、各回転リール40の停止制御が異なる。ただ、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であれば、左側のストップスイッチ60の操作が最初である限り、ストップスイッチ60の操作の順序が「左→中→右」でも、「左→右→中」でも、各回転リール40の停止制御は同じように行われる。また、役抽選手段110の抽選結果が同一であり、かつ、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置がそれぞれ同一であれば、左側のストップスイッチ60の操作が最初でない限り、ストップスイッチ60の操作の順序が「右→中→左」でも、「右→左→中」でも、「中→左→右」でも、「中→右→左」でも、各回転リール40の停止制御は同じように行われる。
【0114】
【発明の効果】
(請求項1)
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、所定の条件によって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させたりさせなかったりするスロットマシンを提供できるのである。
【0115】
(請求項2)
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、役の抽選とは別の抽選によって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させるか否かを選択するスロットマシンを提供できるのである。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、遊技者が遊技中に行う所定の操作のタイミングによって、ストップスイッチの操作の順序を回転リールの停止制御に関与させるか否かを選択するスロットマシンを提供できるのである。
【0116】
(請求項4)
また、請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3記載の発明の効果に加え、ストップスイッチの操作の順序が回転リールの停止制御に関与する場合には、ストップスイッチが特定の順序で操作されたときにのみ、当選した役に対応する入賞を引き当てることができ、ストップスイッチの操作の順序が回転リールの停止制御に関与しない場合には、ストップスイッチの操作の順序にかかわらず、当選した役に対応する入賞を引き当てることができるスロットマシンを提供できるのである。
【0117】
(請求項5)
また、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果に加え、停止制御の抽選において、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの特定の順序の抽選も同時に行うスロットマシンを提供できるのである。
(請求項6)
また、請求項6記載の発明によれば、請求項2ないし5記載の発明の効果に加え、停止制御の抽選に用いるカウント値を表示するスロットマシンを提供できるのである。
【0118】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明によれば、請求項2ないし6記載の発明の効果に加え、ストップスイッチの操作の順序を関与させない停止制御が選択されるタイミングとなったときに、その旨を報知するスロットマシンを提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスロットマシンのブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの正面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの停止制御抽選テーブルを示す概念図。
【図4】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作を示すフローチャート図。
【図5】本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける停止制御の抽選の動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 制御装置
30 リールユニット 40 回転リール
50 スタートスイッチ 60 ストップスイッチ
70 筐体 71 前扉
72 図柄表示窓 73 投入スイッチ
74 ベットスイッチ 75 精算スイッチ
76 ホッパーユニット 77 演出用ランプ
78 スピーカ 79 液晶ディスプレイ
80 払出口 90 受け皿
100 遊技制御手段 110 役抽選手段
120 停止テーブル 130 第1停止制御手段
140 第2停止制御手段 150 カウント手段
160 カウント取得手段 170 停止制御抽選テーブル
180 停止制御抽選手段 190 停止制御選択手段
200 入賞判定手段 210 カウント表示手段
220 タイミング報知手段

Claims (7)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、各回転リールの回転を停止させるためのものであり且つ各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、スロットマシンを制御するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置と各ストップスイッチの操作の順序とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための第1停止制御手段と、役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御を行うための第2停止制御手段と、第1停止制御手段により停止制御を行うか又は第2停止制御手段により停止制御を行うかを所定の条件に基づいて選択するための停止制御選択手段と、すべての回転リールの回転が停止した際における図柄の停止位置によって入賞か否かの判定を行うための入賞判定手段とを備えていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記制御装置は、所定の範囲内で且つ所定の周期でカウント動作を行うためのカウント手段と、カウント手段のカウント値を所定の契機で取得するためのカウント取得手段と、カウント手段がカウント動作を行う範囲内の各カウント値について第1停止制御手段により停止制御を行うか又は第2停止制御手段により停止制御を行うかを定めた停止制御抽選テーブルと、カウント取得手段が取得したカウント値と停止制御抽選テーブルとを照合して第1停止制御手段により停止制御を行うか又は第2停止制御手段により停止制御を行うかの抽選を行うための停止制御抽選手段とを備え、
    前記停止制御選択手段は、停止制御抽選手段の抽選結果に基づいて、第1停止制御手段により停止制御を行うか又は第2停止制御手段により停止制御を行うかを選択することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記カウント取得手段は、メダルの投入操作、スタートスイッチの操作、又はストップスイッチの操作を契機に、カウント手段のカウント値を取得することを特徴とする請求項2記載のスロットマシン。
  4. 前記第1停止制御手段は、役抽選手段の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチが特定の順序で操作されたときにのみ、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように各回転リールの停止制御を行い、
    前記第2停止制御手段は、役抽選手段の抽選結果がいずれかの役の当選となった場合には、各ストップスイッチの操作の順序にかかわらず、この当選した役に対応する入賞を引き当て得るように各回転リールの停止制御を行うことを特徴とする請求項1、2又は3記載のスロットマシン。
  5. 前記停止制御抽選テーブルは、第1停止制御手段により停止制御を行う旨の定めとともに、入賞を引き当て得るように停止制御を行うときの特定の順序を定めていることを特徴とする請求項4記載のスロットマシン。
  6. 前記制御装置は、カウント手段のカウント値を表示するためのカウント表示手段を備えていることを特徴とする請求項2、3、4又は5記載のスロットマシン。
  7. 前記制御装置は、カウント手段のカウント値が第2停止制御手段の選択に係る数値になったときにその旨を報知するためのタイミング報知手段を備えていることを特徴とする請求項2、3、4、5又は6記載のスロットマシン。
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