JP2006187334A - スロットマシン - Google Patents

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Mitsuhiro Masuda
充宏 増田
Norio Horie
範郎 堀江
Junichi Sakuraba
潤一 櫻庭
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Sammy Corp
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Abstract

【課題】 抽選処理の結果が同じであり、かつ、設定された有効ラインも同じである場合に、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに遊技者がリールの停止操作をした場合であっても、リールが停止したときに、異なる図柄を表示できるスロットマシンを提供する。
【解決手段】 停止情報に基づいて操作されたストップスイッチに対応したリールを停止させる第1停止制御手段と、回転量情報に基づいて操作されたストップスイッチに対応したリールを停止させる第2停止制御手段と、を含み、第1停止制御手段又は第2停止制御手段のいずれか一方を選択してリールの停止制御を行う。
【選択図】 図6

Description

リールを停止させるときに、停止制御用のテーブルに記憶された情報に基づいて停止制御するスロットマシンに関する。
従前から、スロットマシンのリールの停止制御は、停止制御テーブルに記憶されたデータに基づいて行われていた。この停止制御テーブルには、抽選処理の結果と、設定され得る有効ラインと、の組み合わせに応じた一定のデータが予め定められて記憶されたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−178987号公報
上述したように従来のスロットマシンでは、停止制御テーブルには、抽選処理の結果と、設定され得る有効ラインと、の組み合わせに応じた一定のデータが記憶されていた。このため、抽選処理の結果が同じであり、かつ、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに遊技者がリールの停止操作をした場合には、同じ図柄の組み合わせが有効ライン上に揃ってリールが停止する場合が多かった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、抽選処理の結果が同じであり、かつ、設定された有効ラインも同じである場合に、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに遊技者がリールの停止操作をした場合であっても、リールが停止したときに、異なる図柄が表示されるようにしたスロットマシンを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、停止情報に基づいて操作されたストップスイッチに対応したリールを停止させる第1停止制御手段と、回転量情報に基づいて操作されたストップスイッチに対応したリールを停止させる第2停止制御手段と、を含み、第1停止制御手段又は第2停止制御手段のいずれか一方を選択してリールの停止制御を行う。
具体的には、
遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、所定数の図柄が回転方向に沿って各々に配置された複数のリールを含み、かつ、前記複数のリールが停止したときにおける図柄の表示の態様によって遊技の進行が定まるスロットマシンであって、
遊技者によってスタートスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの回転制御をするリール回転制御手段と、遊技者によってストップスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの停止制御をするリール停止制御手段と、を含むリール制御手段と、
抽選処理によって当り又は外れを抽選結果として定める抽選手段と、
前記ストップスイッチから発せられた停止信号に基づいて有効ライン上に至った図柄又は至り得る図柄を検出する図柄検出手段と、
前記リールが停止したときに前記抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように定められた情報であって、前記ストップスイッチが操作されたときに前記リールを停止させるか否かの情報を停止情報として、前記所定数の図柄毎に対応して記憶した停止情報記憶手段と、
前記リールが停止したときに前記抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように定められた情報であって、前記ストップスイッチが操作されたときの前記リールの回転位置を基準にして前記リールが回転できる回転量を定めた情報を回転量情報として、前記所定数の図柄毎に対応して記憶した回転量情報記憶手段と、を含み、かつ、
前記リール停止制御手段は、
前記ストップスイッチが操作されたときに、前記図柄検出手段によって前記有効ライン上に至った図柄及び至り得る図柄を検出し、検出した図柄に対応した前記停止情報に基づいて操作された前記ストップスイッチに対応したリールを停止させる第1停止制御手段と、
前記ストップスイッチが操作されたときに、前記図柄検出手段によって前記有効ライン上に至った図柄を検出し、検出した図柄に対応した前記回転量情報に基づいて操作された前記ストップスイッチに対応したリールを停止させる第2停止制御手段と、
前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれか一方を選択する制御選択手段と、を含むことを特徴とする。
上述したスロットマシンによれば、第1停止制御手段又は第2停止制御手段のいずれか一方を選択する制御選択手段を含むので、抽選処理の結果が同じであり、かつ、設定された有効ラインも同じである場合に、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに遊技者がリールの停止操作をした場合であっても、リールが停止したときに、異なる図柄を表示することができる場合がある。さらに、このように、異なる図柄を表示することができることによって、遊技者に飽きを感じさせ難くして、遊技に面白みを加えることができる可能性が生ずる。
ここで、「有効ライン上に至った図柄又は至り得る図柄」とは、一定の回転基準位置に停止する可能性のある図柄を意味する。特に、リールを停止させるときに、直ちに制動したとしても、停止するまでには所定の時間を要するため、一定の回転基準位置に位置した図柄であっても、その図柄を一定の回転基準位置に停止させることができない場合がある。即ち、「一定の回転基準位置に至った図柄」であっても、その図柄が一定の回転基準位置に位置するようにリールを停止させることができない場合がある。このような場合には、リール停止制御手段は、「一定の回転基準位置に至り得る図柄」が一定の回転基準位置に位置するようにリールを停止制御する。
前記制御選択手段は、前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれにするかを示す選択情報を記憶する選択情報記憶手段を含み、かつ、
前記選択情報に基づいて前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれか一方を選択するものが好ましい。
上述した発明によれば、選択情報記憶手段に選択情報を記憶するので的確に第1停止制御手段又は第2停止制御手段のいずれかによって停止制御をすることができる。
前記制御選択手段は、前記複数のリールのうちの最初に停止制御が行われるリールに応じて、前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれか一方を選択するものが望ましい。
上述した発明によれば、停止操作の順番によって、第1停止制御手段又は第2停止制御手段のいずれによって停止制御されるかが定められるので、いわゆる押し順が異なれば、抽選処理の結果が同じであり、かつ、設定された有効ラインも同じである場合に、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに遊技者がリールの停止操作をした場合であっても、リールが停止したときに異なる図柄を表示することができる。
抽選処理の結果が同じであり、かつ、設定された有効ラインも同じである場合に、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに遊技者がリールの停止操作をした場合であっても、リールが停止したときに、異なる図柄を表示することができる。
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<<スロットマシン10の構成>>
図1は、本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。また、図2は、スロットマシン10の内部構造を示す図である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン10は、箱形形状の基体部20と、前面扉40と、を含む。前面扉40は、基体部20の左側側部で枢支されて、基体部20の前面側で開閉可能に設けられている。図1は、前面扉40を基体部20に対して閉じた状態を示し、図2は、前面扉40を基体部20に対して略180度開放した状態を示す。
<前面扉40の前面>
前面扉40は、閉じられたときに基体部20の前面を覆うように、基体部20に開閉可能に取り付けられている。図1に示すように、前面扉40の前面には、主に、操作に関する部材と、表示に関する部材とが設けられている。また、前面扉40の背面には、主に、制御用の回路基板が設けられている。
<操作に関する部材>
図1に示すように、前面扉40の前面側(遊技者側)の略中央には、水平方向に伸長する操作パネル41が設けられている。操作パネル41の前面側には、スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cが設けられている。また、操作パネル41の上面側には、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66や、メダル投入口46が設けられている。さらに、前面扉40の下部には、遊技の結果に基づいて払い出されたメダルを受けるための受け皿48も設けられている。
スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cは、遊技を進めるために遊技者によって操作されるスイッチである。スタートスイッチ42を遊技者が操作することによって、後述する3つのリール30L、30C及び30Rの回動が開始される。また、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作することによって、操作されたストップスイッチに対応するリール30L〜30Rが停止される。
尚、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66の機能については後述する。
<リール表示窓50とリール30L,30C,30R>
図1及び図2に示すように、前面扉40の前面の略中央部には、リール表示窓50が形成されている。図2に示すように、3つのリール30L〜30Rは、リールユニット28内に回転可能に収容されている。リールユニット28は、前面29が開放されており、後述するように、遊技者はリールユニット28の前面29に位置した図柄の種類を視認することができる。リールユニット28は、基体部20に固定された支持板26によって支持されている。前面扉40が閉じられたときには、リール表示窓50は、リールユニット28の前面29の前方に位置する。リール表示窓50は、透明な部材で覆われており、前面扉40が閉じられたときには、遊技者は、リール表示窓50を介してリール30L〜30Rに描かれている図柄の種類を視認することができる。
3つのリール30L〜30Rの各々には複数種類の図柄が付されている。図柄の種類は、例えば、数字の「7」や、果物の「チェリー」等の遊技者が識別できるものである。また、後述するように、3つのリール30L〜30Rが停止したときには、リール表示窓50において、9個の図柄が視認可能に停止表示される。
<リール30L,30C,30Rとストップスイッチ44a,44b,44c>
左リール30Lは、左側のストップスイッチ44aに対応し、中リール30Cは、中央のストップスイッチ44bに対応し、右リール30Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。これにより、左側のストップスイッチ44aを遊技者が操作したときには左リール30Lが停止し、中央のストップスイッチ44bを遊技者が操作したときには中リール30Cが停止し、右側のストップスイッチ44cを遊技者が操作したときには右リール30Rが停止する。
<リール表示窓50と入賞ラインL1〜L5>
上述したように、リール表示窓50は透明な部材で覆われている。図1に示すように、リール表示窓50には、5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。このようにすることで、遊技者は、リール表示窓50を介して図柄の種類を視認することができるとともに、リール表示窓50上の5本の入賞ラインL1〜L5をも視認することができる。
入賞ラインL1は、水平方向に延びる中段の直線であり、入賞ラインL2は、水平方向に延びる上段の直線であり、入賞ラインL3は、水平方向に延びる下段の直線である。また、入賞ラインL4は、左上から右下へ向かって延びる直線であり、入賞ラインL5は、左下から右上へ向かって延びる直線である。
<ベットスイッチ62,64及び66と入賞ラインL1〜L5>
上述した操作パネル41のメダル投入口46に規定枚数以上のメダルが投入されると、メダルカウンタ(図示せず)により投入されたメダルの枚数が計数され、その枚数はクレジット数として記憶される。上述した1ベットスイッチ62は、記憶されたクレジット数のうちの1枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。また、2ベットスイッチ64は、クレジット数のうちの2枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチであり、最大ベットスイッチ66は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
上述したように、リール表示窓50には5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1が有効化される。2ベットスイッチ64を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2及びL3が有効化される。最大ベットスイッチ66を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2、L3、L4及びL5が有効化される。このように3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技の賭けの対象となるメダルの枚数を定めるとともに、入賞ラインL1〜L5を有効化する選択手段として機能する。
<有効ライン>
上述したように、3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技者が操作することにより、入賞ラインL1〜L5を有効化する選択手段として機能する。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化され、2ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1、L2及びL3が有効化され、最大ベットスイッチ66を操作したときには、入賞ラインL1〜L5の全てが有効化される。上述したように、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。
有効ライン上に停止した図柄の組合せが、入賞したか否かの判断と対象となる。例えば、上述した有効ラインL1上に「7」−「7」−「7」の組合せが揃ったときには、ビッグボーナスという役に入賞したと判断される。尚、役の種類については、後述する。また、有効ラインL1上に役を構成しない図柄の組合せが停止したときには、入賞しなかったと判断される。これに対して、入賞ラインであっても、その入賞ラインが有効化されていないときには、その入賞ライン上に「7」−「7」−「7」の組合せが揃った場合であっても、その入賞ラインは入賞したか否かの判断の対象とはされない。
<画像表示装置34>
前面扉40の上部には、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34には、演出画像が表示される。演出画像は、遊技が進行するに従って表示される画像であり、主に、その遊技に関する各種の情報が含まれた画像である。
画像表示装置34に表示される演出画像には、各種の情報を文字の態様で表示するものと、文字以外の図画の態様で表示するものとがある。文字態様で表示される情報は、主として、直接的に各種の情報を遊技者に視認させるために用いられる。この場合には、数値、アルファベット、平仮名、カタカナ、漢字等の人間の意思・感情の伝達手段としての言葉を視覚的に表した記号が文字として使用される。また、図画態様で表示される情報は、主として、間接的に各種の情報を遊技者に視認させるために用いられる。この場合には、人物や動物等の生き物やロボット等の擬似生命体等を示すキャラクタの画像や、その他の機械類や建築物や風景等を示す画像が含まれる。
<基体部20>
図2に示す基体部20は、木材等によって組み立てられて、前面が開口された箱形に形成されている。基体部20の内部の下部には、スロットマシン10に搭載された種々の装置に電源を供給する電源ユニット22や、メダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置24が設けられている。また、これらの電源ユニット22及びメダル払出し装置24の上方には、支持板26が設けられている。この支持板26によって、リール30L、30C及び30Rを回転可能に収容するリールユニット28が支持されている。さらに、基体部20の内部の上部には、スロットマシン10で行われる遊技を全体的に制御するメイン制御基板32が設けられている。
<メイン制御基板32>
メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rの回転の開始及び停止制御をするとともに、スロットマシン10で行われる遊技の進行等の遊技全体を制御するための制御基板である。メイン制御基板32は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、遊技プログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。例えば、ROMは、後述する図4〜図6のフローチャートに示す処理を実行するためのプログラムを記憶する。さらに、ROMは、後述する図8〜図9に示すテーブルを記憶する。また、RAMは、これらのプログラムで用いられる変数の値を記憶する。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
また、メイン制御基板32は、上述したベットスイッチ62,64及び66と電気的に接続されている。ベットスイッチ62,64及び66を遊技者が操作したときには、ベット指示信号がベットスイッチ62,64及び66の各々からメイン制御基板32へ発せられる。
さらに、メイン制御基板32は、上述したスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cと電気的に接続されている。スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作したときには、操作信号がスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cからメイン制御基板32へ発せられる。
<サブ制御基板52>
サブ制御基板52は、図2に示すように、前面扉40の背面の上部に配置されている。サブ制御基板52は、主に、遊技中における演出を制御する基板である。例えば、画像表示装置34に演出画像を表示したり、スピーカ36から効果音や音楽を発したり、ランプ38の点灯や点滅をしたりする制御を行う。サブ制御基板52には、演算等を行うCPU(図示せず)、演出プログラム及び演出データを記憶したROM(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(図示せず)等を含む。さらに、RAMは、このプログラムで用いる変数の値を記憶する。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
サブ制御基板52は、メイン制御基板32に、図示しないハーネスにより電気的に接続されている。メイン制御基板32は、サブ制御基板52に対して命令や情報等を送信する。上述したメイン制御基板32は、遊技全体を統括的に制御するのに対して、サブ制御基板52は、メイン制御基板32の下位に属し、メイン制御基板32から送られた命令や情報等に基づいて、演出の全体を制御する。
<スロットマシン10における遊技>
スロットマシン10における遊技は、停止した複数のリール30L、30C又は30Rの停止位置により定まる図柄の組合せによって遊技結果が定まる遊技である。遊技者は、有効ライン上に停止させる図柄の組合せが、所定の役を構成する図柄の組合せとなるように、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを操作して、リール30L、30C又は30Rを停止させる。また、スロットマシン10で行われる遊技は、スタートスイッチ42を遊技者が操作する度に行われ、複数のリール30L、30C又は30Rの回転開始から回転停止までを単一の行程として繰り返され得る遊技である。
上述した役の種類には、例えば、特別役や、小役、及び再遊技役等の種類がある。特別役は、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊技)に移行することができる役である。この特別役には、ビックボーナス(以下、BB役と称する。)及びレギュラーボーナス(以下、RB役と称する。)がある。
上述したBB役は、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役である。このBB遊技は、特典遊技に複数回移行できるようにしたゲームである。この特典遊技とは、所定役が高確率で当選する遊技を行うゲームであり、遊技者がより多くのメダルを取得する可能性を高めた特典を遊技者に付与し得るゲームである。このBB遊技は、所定の終了条件を満たすまで、例えば、払い出されるメダルの枚数が所定の枚数を超えるまで、特典遊技を繰り返し行える。
また、RB役は、特別遊技の1つであるRB遊技に移行させる役である。このRB遊技は、BB遊技中の特典遊技に相当するゲームを1セット、即ち、所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行うゲームである。
さらに、小役とは、予め定めた枚数のメダルの払出しを行う役である。小役には複数の種類の役が有り、3つのリール30L、30C又は30Rに付された図柄の種類を用いて役の名称とする場合が多い。例えば、図柄の種類には、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」等がある。このため、有効ライン上に図柄「スイカ」が揃う小役をスイカ役と称し、有効ライン上に図柄「ベル」が揃う小役をベル役と称する。また、左リール30Lの図柄「チェリー」が有効ライン上に停止表示されたときには、中リール30C及び右リール30Rの図柄の種類に拘らず入賞したとする。この役をチェリー役と称する。
更にまた、再遊技役とは、現在行われた遊技での賭数(ベット枚数)を維持した再遊技(以下、リプレイ又はRPと称する。)が行えるようにした役である。
<<スロットマシン10の機能>>
図3は、スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。図3に示すように、スロットマシン10は、主に、操作手段500と、メイン制御手段100と、図柄表示手段400と、を含む。
<操作手段500>
操作手段500は、遊技者によって操作されるもので、操作された旨の信号を後述するメイン制御手段100に遊技者の操作に基づいて発する。操作手段500は、スタートスイッチ42と、ストップスイッチ44a〜44cと、を含むものが好ましい。スタートスイッチ42は、遊技者によって操作されたときに、操作されたことを示す信号を後述するメイン制御手段100に発する。また、ストップスイッチ44a〜44cの各々も、遊技者によって操作されたときに、操作されたことを示す信号を後述するメイン制御手段100に発する。
スタートスイッチ42からメイン制御手段100に発せられた信号によって、遊技の開始の契機が定められる。ストップスイッチ44a〜44cからメイン制御手段100に発せられた信号によって、遊技の終了の契機が定められる。
また、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64又は最大ベットスイッチ66からメイン制御手段100へ発せられた信号によって、遊技の賭けの対象とするメダルの枚数が定められる。例えば、1ベットスイッチ62からメイン制御手段100へ発せられた信号によって、1枚のメダルを遊技の賭けの対象とし、2ベットスイッチ64からメイン制御手段100へ発せられた信号によって、2枚のメダルを遊技の賭けの対象とし、最大ベットスイッチ66からメイン制御手段100へ発せられた信号によって、3枚のメダルを遊技の賭けの対象とする。
<メイン制御手段100>
メイン制御手段100には、上述した操作手段500のほか、図柄表示手段400が電気的に接続されている。メイン制御手段100は、遊技の進行等の遊技全体を制御して、図柄表示手段400に制御信号を発する。このメイン制御手段100は、上述したメイン制御基板32からなるのが好ましい。
また、メイン制御手段100は、役抽選手段120と、リール駆動制御手段130と、図柄検出手段150と、からなる。
<役抽選手段120(抽選手段)>
役抽選手段120は、予め定められている役の抽選を行う。役には、上述したように、特別役、小役、及び再遊技役がある。
特別役とは、通常遊技から特別遊技に移行させる役である。特別遊技は、通常遊技において獲得できるメダルの数よりも多くのメダルを獲得できる可能性が高くなった遊技であり、遊技者にとって有利となる遊技である。特別役としては一般に、BB役(ビックボーナス)及びRB役(レギュラーボーナス)が挙げられる。これらのBB役又はRB役は、それぞれ、特別遊技の1つであるBB遊技又はRB遊技に移行させる役である。また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役である。上述したように、小役の種類には、スイカ役やベル役やチェリー役等の複数の種類がある。抽選処理によって小役が抽選されるときには、これらのうちの1つの種類の小役が定められる。小役の種類に応じて、メダルの払出し枚数が異なるように予め設定されている。さらに、再遊技役は、前回行われた遊技で投入されたメダルの枚数(ベット枚数)を維持したまま、今回の遊技を行うことができる、即ち再遊技を行うことができるようにした役である。
役抽選手段120は、例えば、乱数発生手段122と、乱数抽出手段124と、乱数判定手段126とを含む。乱数発生手段122は、役抽選用の乱数(ハードウェア乱数等)を発生させる。乱数抽出手段124は、乱数発生手段122によって発せられた乱数を抽出する。乱数判定手段126は、乱数抽出手段124が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する。この役抽選手段120によって、「抽選手段」が構成され、「抽選処理」が行われる。
「抽選処理」は、遊技についての当り又は外れを定める抽選処理である。具体的には、後述する図4のステップS14において実行される。
<乱数発生手段122>
乱数発生手段122は、所定の正の整数の範囲(例えば10進法で0〜65535)の乱数を、所定のタイミング毎に継続的に発生させる。
<乱数抽出手段124>
乱数抽出手段124は、乱数発生手段122によって発生させた乱数を、所定のタイミングで抽出する。例えば、本実施の形態では遊技者によってスタートスイッチ42が操作されたときに乱数を抽出する。
<乱数判定手段126>
乱数判定手段126は、乱数抽出手段124によって抽出された乱数値を、判定照合データ記憶手段(図示せず)に記憶された確率テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。
確率テーブルには、複数種類、例えば、通常遊技用確率テーブルや再遊技高確率遊技用確率テーブルがある。通常遊技用確率テーブルは、通常遊技が行われているときにおける抽選処理をする際に選択されて参照される。また、再遊技高確率遊技用確率テーブルは、再遊技高確率遊技が行われているときにおける抽選処理をする際に選択されて参照される。再遊技高確率遊技用確率テーブルの再遊技役を定める領域は、通常遊技用確率テーブルの再遊技役を定める領域よりも大きく定められている。このようにすることで、再遊技高確率遊技が行われているときにおいて再遊技役に当選する確率を、通常遊技が行われているときにおいて再遊技役に当選する所定の確率よりも高くすることができる。
この確率テーブルを選択する処理は、後述する図4のステップS13において実行される。
上述した役抽選手段120によって、BB役、RB役、ベル役、スイカ役、チェリー役又は再遊技役に当選したときに、役抽選手段120によって、「当り」が選択されたとする。また、抽選処理によって上述した役でない外れとなったときには、役抽選手段120によって、「外れ」が選択されたとする。
<リール駆動制御手段130(リール制御手段)>
リール駆動制御手段130は、上述したスタートスイッチ42、又はストップスイッチ44a〜44cから発せられた信号に基づいて、3つのリール30L〜30Rの回転制御と停止制御とを行う。リール駆動制御手段130は、リール回転制御手段132とリール停止制御手段134とからなる。このリール駆動制御手段130から「リール制御手段」が構成される。
<リール回転制御手段132>
リール回転制御手段132は、上述した操作手段500、好ましくはスタートスイッチ42から発せられた始動操作信号を検出したときに、モータ86a、86b及び86cに回転制御信号を発する。後述するように、モータ86aは左リール30Lを駆動し、モータ86bは中リール30Cを駆動し、モータ86cは右リール30Rを駆動する。リール回転制御手段132は、始動操作信号を検出したときには、これらの3つのモータ86a、86b及び86cに回転制御信号を発する。この回転制御信号によって、3つのリール30L〜30Rは、回転を開始する。この処理は、後述する図4のサブルーチンのステップS15で実行される。
<リール停止制御手段134>
リール停止制御手段134は、上述した操作手段500、好ましくはストップスイッチ44a〜44cから発せられた停止操作信号を検出したときに、モータ86a、86b又は86cに停止制御信号を発する。上述したように、左リール30Lはストップスイッチ44aに対応し、中リール30Cはストップスイッチ44bに対応し、右リール30Rはストップスイッチ44cに対応する。即ち、リール停止制御手段134は、ストップスイッチ44aから停止操作信号が発せられたときには、左リール30Lを駆動するモータ86aに停止制御信号を発して左リール30Lを停止させる。また、ストップスイッチ44bから停止操作信号が発せられたときには、中リール30Cを駆動するモータ86bに停止制御信号を発して中リール30Cを停止させる。さらに、ストップスイッチ44cから停止操作信号が発せられたときには、右リール30Rを駆動するモータ86cに停止制御信号を発して右リール30Rを停止させる。これらの処理は、後述する図4のサブルーチンのステップS16で呼び出される図5及び図6のサブルーチンで実行される。
このリール停止制御手段134は、上述した乱数判定手段126によって、乱数の値に基づいて遊技用確率テーブル(図示せず)が参照されて当選役が判定されたときには、その当選役が入賞するように、3つのリール30L,30C及び30Rの停止制御をする。
<第1停止制御手段136>
第1停止制御手段136は、操作手段500のうちのストップスイッチ44a、44b又は44cのうちのいずれかが操作されたときに、後述する図柄検出手段150によって図柄を検出し、検出した図柄に対応した停止情報に基づいて操作されたストップスイッチに対応したリールを停止させる。
ここで、停止情報は、後述する停止情報記憶手段138に記憶された情報であり、検出した図柄が一定の回転基準位置に位置するようにリール30L、30C又は30Rを停止させるか否かを定めた情報である。例えば、その図柄が回転基準位置に位置するようにリールを停止させることを示す停止情報は「1」である。また、その図柄が回転基準位置に位置しないようにリールを停止させることを示す停止情報は「0」である。
上述した図柄を停止させる一定の回転基準位置は、リール30L、30C又は30Rの回転位置を特定できるならば、いずれの位置としてもよいが、本実施の形態では、図1に示した入賞ラインL3の位置を回転基準位置としている。従って、本実施の形態では、図柄検出手段150によって検出された図柄が、回転基準位置である入賞ラインL3に位置するようにリールを停止させるか否かを判断し、停止させると判別したときには、検出した図柄が入賞ラインL3に位置するようにリールの停止制御を行う。
具体的には、第1停止制御手段136は、図柄検出手段150によって検出した図柄に対応した停止情報が「1」であるときには、その図柄が入賞ラインL3上に位置してリールが停止するように、リール30L、30C又は30Rを駆動するモータ86a、86b又は86cを制御する。
一方、第1停止制御手段136は、図柄検出手段150によって検出した図柄に対応した停止情報が「0」であるときには、その図柄が入賞ラインL3上に位置せずリールが停止するように、リール30L、30C又は30Rを駆動するモータ86a、86b又は86cを制御する。
この第1停止制御手段136による停止制御は、図6のステップS58〜S60、及びS57において実行される。
尚、以下においては、この第1停止制御手段136によるリールの停止制御をビット停止制御と称する。
<停止情報記憶手段138>
停止情報記憶手段138には、停止情報が記憶されている。上述したように、停止情報は、検出した図柄が一定の回転基準位置に位置するようにリール30L〜30Rを停止させるか否かを定めた情報である。この停止情報は、3つのリール30L〜30Rが停止したときに、有効化された入賞ライン上で役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように、3つのリール30L〜30Rをビット停止制御するための情報である。例えば、本実施の形態では、役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の組み合せが有効ライン上に揃うように、3つのリール30L〜30Rを停止させるために、入賞ラインL3をリールの回転位置の回転基準位置として定められた情報である。即ち、この停止情報に従って3つのリール30L〜30Rをビット停止制御すれば、有効化された入賞ライン上で役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように、停止情報は予め定められている。従って、役抽選手段120によって抽選され得る抽選結果の全ての各々と、設定され得る有効ラインとの組み合わせについて、停止情報が定められて停止情報記憶手段138に記憶されている。
また、停止情報は、一定の回転基準位置をリールの回転位置に関する基準にしてリールの停止制御を行うために用いられる。上述したように、この回転基準位置は、本実施の形態では、入賞ラインL3であるが、この入賞ラインL3は、必ずしも常に有効化されるわけではない。このため、3つのリール30L〜30Rが停止したときに、回転基準位置に位置する図柄は、役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の組み合わせを構成する図柄とは限らない。
具体的には、停止情報は、図9に示す停止制御テーブルとして記憶されている。尚、この図9は、役抽選手段120による所定の1つの抽選結果について、所定の1本の有効ラインにその抽選結果に対応した図柄の組み合わせが揃うようにリール30L〜30Rをビット停止制御するための停止制御テーブルの例である。図9に示した例では、左リール30L、中リール30C及び右リール30Rの3つのリールの各々について、図柄番号と、その図柄が入賞ラインL3に位置してリールを停止させるか否かの停止情報と、が記憶されている。ここで、その図柄が回転基準位置に位置するようにリールを停止させるときには、停止情報として「1」が記憶されており、その図柄が回転基準位置に位置しないようにリールを停止させるときには、停止情報として「0」が記憶されている。
例えば、左リール30Lの図柄番号6は図柄「スイカ」であり、停止情報は「1」である。従って、ストップスイッチ44aが操作されときに、図柄「スイカ」が入賞ラインL3に位置するように左リール30Lを停止させることを意味する。また、中リール30Cの図柄番号14は図柄「青チェリー」であり、停止情報は「0」である。従って、ストップスイッチ44bが操作されときに、図柄「青チェリー」が入賞ラインL3に位置しないように中リール30Cを停止させることを意味する。
この停止情報記憶手段138に記憶された停止情報は、後述する図6のステップS59の処理で読み出される。
<第2停止制御手段140>
第2停止制御手段140は、操作手段500のうちのストップスイッチ44a、44b又は44cのうちのいずれかが操作されたときに、後述する図柄検出手段150によって図柄を検出し、検出した図柄に対応した回転量情報に基づいて操作されたストップスイッチに対応したリールを停止させる。
ここで、回転量情報は、後述する回転量情報記憶手段142に記憶された情報であり、ストップスイッチ44a、44b又は44cが操作されたときのリール30L〜30Rの回転位置に基づいて、その後、操作されたストップスイッチに対応したリールが停止するまでに回転させる角度に対応した量を示す情報である。ここで、ストップスイッチ44a、44b又は44cが操作されたときのリール30L〜30Rの回転位置は、上述した一定の回転基準位置における位置である。また、回転量情報記憶手段142に記憶された回転量は、リール30L、30Cまたは30Rが回転する量を示せばよく、具体的な角度や周方向に沿った長さである必要はない。例えば、以下に説明するように、回転量として図柄のコマ数を用いたものが好ましい。
図1に示したように、リール表示窓50上には5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。このうち、入賞ラインL1、L2及びL3は互いに平行であり、入賞ラインL1とL2との間隔と、入賞ラインL1とL3とのリールの回転方向の間隔とは等しい。リール30L〜30Rが停止したときには、この入賞ラインL1、L2又はL3上に図柄は位置する。このため、この入賞ラインL1とL2との間隔、又は入賞ラインL1とL3との間隔を、リール30L〜30Rの回転移動に関する1つの単位とするのが簡便である。この間隔を図柄の1コマと称し、上述した回転量をコマ数によって表すことができる。図8に示した停止制御テーブルは、回転量をコマ数によって表したものである。
具体的には、第2停止制御手段140は、操作手段500のうちのストップスイッチ44a、44b又は44cのうちのいずれかが操作されたときに、図柄検出手段150によって図柄を検出し、図8に示した停止制御テーブルを参照してスベリコマ数を得て、そのコマ数分だけ操作されたストップスイッチに対応したリール30L、30C又は30Rを移動させた後、そのリールを停止させる。
この第2停止制御手段140による停止制御は、図6のステップS52〜S57において実行される。
尚、以下においては、この第2停止制御手段140によるリールの停止制御をスベリ停止制御と称する。
<回転量情報記憶手段142>
回転量情報記憶手段142には、回転量情報が記憶されている。上述したように、回転量情報は、ストップスイッチ44a、44b又は44cが操作されたときのリール30L〜30Rの回転位置を基準にして、その後、操作されたストップスイッチに対応したリールが停止するまでに回転する角度に対応した量を示す情報である。この回転量情報も、上述した停止情報と同様に、3つのリール30L〜30Rが停止したときに、有効化された入賞ライン上で役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように、3つのリール30L〜30Rをスベリ停止制御するための情報である。例えば、本実施の形態では、役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の組み合せが有効ライン上に揃うように、3つのリール30L〜30Rを停止させるために、入賞ラインL3をリールの回転位置の回転基準位置として定められた情報である。即ち、この回転量情報に従って3つのリール30L〜30Rをスベリ停止制御すれば、有効化された入賞ライン上で役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように、回転量情報は予め定められている。従って、役抽選手段120によって抽選され得る全ての抽選結果と、設定され得る有効ラインと、の組み合わせについて、回転量情報が定められて回転量情報記憶手段142に記憶されている。
また、回転量情報は、停止情報と同様に、一定の回転基準位置をリールの回転位置に関する基準にしてリールの停止制御を行うために用いられる。上述したように、この回転基準位置は、本実施の形態では、入賞ラインL3であるが、この入賞ラインL3は、必ずしも常に有効化されるわけではない。このため、3つのリール30L〜30Rが停止したときに、回転基準位置に位置する図柄は、役抽選手段120による抽選結果に対応した図柄の組み合わせを構成する図柄とは限らない。
上述したように、この回転量は、3つのリール30L〜30Rが回転する量を示せばよく、具体的な角度やリールの周方向に沿った長さである必要はなく、上述したコマ数を用いるのが好ましい。
具体的には、回転量情報は、図8に示す停止制御テーブルとして記憶されている。尚、この図8は、役抽選手段120による所定の1つの抽選結果について、所定の1本の有効ラインにその抽選結果に対応した図柄の組み合わせが揃うようにリール30L〜30Rをスベリ停止制御するための停止制御テーブルの例である。図8に示した例では、左リール30L、中リール30C及び右リール30Rの3つのリールの各々について、図柄番号と、その図柄を基準にしてリール30L、30C又は30Rを回転移動させるコマ数と、が記憶されている。ここで、コマ数が「1」であるときには、その図柄が入賞ラインL3に位置するようにリールを停止させることを意味し、コマ数が「3」であるときには、その図柄を基準にしてリールを2コマ分だけ回転させてリール停止させることを意味する。尚、この図8に示した例では、基準にした図柄を1コマ目としたコマ数が記憶されている。
例えば、中リール30Cの図柄番号17は図柄「プラム」であり、コマ数は「4」である。従って、ストップスイッチ44bが操作されたときに、検出した図柄番号が17であったときには、図柄「プラム」から3コマ分だけ回転した図柄番号20の図柄「赤7」が入賞ラインL3に位置するように、中リール30Cを停止させる。また、右リール30Rの図柄番号8は図柄「青チェリー」であり、コマ数は「1」である。従って、ストップスイッチ44cが操作されたときに、検出した図柄番号が8であったときには、その図柄「青チェリー」が入賞ラインL3に位置するように右リール30Rを停止させる。
この回転量情報記憶手段142に記憶された回転量情報は、後述する図6のステップS53の処理で読み出される。
<制御選択手段144>
制御選択手段144は、上述した第1停止制御手段136又は第2停止制御手段140のいずれか一方を選択する。即ち、制御選択手段144によって選択された第1停止制御手段136又は第2停止制御手段140のうちのいずれか一方によって、3つのリール30L、30C又は30Rの停止制御が行われる。この3つのリール30L、30C又は30Rの停止制御は、3つのリールの全てを、第1停止制御手段136のみで行ったり又は第2停止制御手段140のみで行ったりする必要はない。即ち、例えば、3つのリールのうち1つリールについては、第1停止制御手段136によって停止制御をし、残りの2つのリールについては、第2停止制御手段140によって停止制御をするとしてもよい。
特に、3つのリール30L、30C又は30Rのうちの最初に停止制御が行われるリールに応じて、第1停止制御手段136又は第2停止制御手段140のいずれか一方を選択するものが好ましい。例えば、図7に示すように、左リール30Lが最初に操作されたときには、制御パターン1を選択して、3つのリール30L、30C又は30Rの全てについて、第2停止制御手段140によってスベリ停止制御をする。
また、中リール30Cが1番目に操作されたときには、制御パターン2を選択して、左リール30Lについては、第2停止制御手段140によってスベリ停止制御をし、中リール30C及び右リール30Rについては、第1停止制御手段136によってビット停止制御をする。
さらに、右リール30Rが1番目に操作されたときには、制御パターン3を選択して、左リール30Lについては、第1停止制御手段136によってビット停止制御をし、中リール30C及び右リール30Rについては、第2停止制御手段140によってスベリ停止制御をする。
この制御選択手段144による選択は、後述する図6のステップS51の判断処理の後、判別した結果に応じて実行される。
<選択情報記憶手段146>
選択情報記憶手段146は、第1停止制御手段136又は第2停止制御手段140のいずれにするかを示す選択情報を記憶する。
<図柄検出手段150>
図柄検出手段150は、操作手段500から発せられた停止信号に基づいて一定の回転基準位置に至った又は至り得る図柄を検出する。即ち、遊技者が、操作手段500を操作することに応じて、リール駆動制御手段130は、左リール30L、中リール30C又は右リール30Rの停止制御を開始する。図柄検出手段150は、上述した一定の回転基準位置に位置した図柄を検出することによって、リール30L〜30Rの停止制御をする際に、一定の回転基準位置に停止する可能性のある図柄を検出すること、即ち、一定の回転基準位置に至った又は至り得る図柄を検出することができる。
また、リール30L、30C又は30Rを停止させるときに、直ちに制動したとしても、停止するまでには所定の時間を要するため、一定の回転基準位置に位置した図柄であっても、その図柄を一定の回転基準位置に停止させることができない場合がある。即ち、「一定の回転基準位置に至った図柄」であっても、その図柄が一定の回転基準位置に位置するようにリールを停止させることができない場合がある。このような場合には、上述したリール停止制御手段134は、「一定の回転基準位置に至り得る図柄」が一定の回転基準位置に位置するようにリール30L、30C又は30Rを停止制御する。
ここで、図柄を検出するとは、具体的には、後述する図8又は図9に示す停止制御テーブルの図柄番号を得ることを意味する。この図柄番号は、リール上における図柄の配置の位置を示す数値であり、リール上の一定の位置をリール基準位置として、リールの周方向に沿ったリール基準位置からの位置を示す数値である。
また、図柄検出手段150は、既に停止したリールについて、有効ライン上に停止した図柄の種類を検出する。この有効ライン上に図柄が「停止」したとは、原則として、図柄の略中央に有効ラインが位置したときを意味するが、リールが停止したときに、有効ラインと図柄との対応関係を遊技者に認識させることができればこのような位置関係には限られない。
後述するように、回転角度センサ83a〜83cは、リール30L、30C及び30Rが回転した角度に対応する信号を発する。この信号に基づいて図柄番号を得ることができる。さらに、図柄検出手段150は、図柄番号と、図柄番号に対応した図柄の種類と、の対応関係を定めた図柄対応テーブル(図示せず)を記憶する。回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号に基づいて図柄番号を得て、図柄対応テーブルを検索することにより、その図柄番号に対応した図柄の種類を得ることができる。
この図柄検出手段150による図柄の検出は、図6のステップS52又はS58において実行される。
<図柄表示手段400>
図柄表示手段400は、リール30L、30C及び30Rを含む。リール30L、30C及び30Rの各々には、所定数、例えば21個の図柄がリールの回転方向に沿って配置されている。
リール30Lは、リール30Lを回転駆動するためのモータ86aと、リール30Lの回転角度を検出するための回転角度センサ83aとからなる。リール30Cは、リール30Cを回転駆動するためのモータ86bと、リール30Cの回転角度を検出するための回転角度センサ83bとからなる。リール30Rは、リール30Rを回転駆動するためのモータ86cと、リール30Rの回転角度を検出するための回転角度センサ83cとからなる。
回転角度センサ83a〜83cは、リール30L、30C及び30Rが回転した角度に対応する信号を発する。リール30L〜30Rが回転方向における所定の回転位置にあるときを回転方向の原点として、回転角度センサ83a〜83cは、その原点から回転した角度に対応する信号を発する。例えば、リール30L、30C及び30Rの1回転分、即ち360度を400個のステップに等分に分割した構成とする。この場合には、回転角度センサ83a〜83cは、リール30L、30C及び30Rが回転した角度に応じて0〜399までのステップを示す信号を発する。具体的には、リール30L〜30Rが原点に位置するときには、0ステップ目であることを示す信号を発し、原点から90度だけ回転した回転位置にあるときには、99ステップ目であることを示す信号を発する。このように、回転角度センサ83a〜83cから発せられる信号から、リール30L〜30Rが原点からどれだけ回転した回転位置にいるかを得ることができる。尚、上述した説明は、回転角度センサ83a〜83cから発せられる信号について概念的に説明するためのものであり、スロットマシン10においては、リール30L〜30Rの位置を得るために回転角度センサ83a〜83cから発せられる信号を検出するのではなく、後述するように、図柄番号や図柄の種類を得たり、所定の図柄の位置を特定したりするために検出する。
上述したように、図柄検出手段150は、図柄番号と、図柄番号に対応した図柄の種類と、の対応関係を定めた図柄対応テーブル(図示せず)を記憶する。ここで、図柄番号は、例えば、1つのリールに周方向に沿って21個の図柄が付されている場合に、リール30L〜30Rにおける一定の位置をリール基準位置として、そのリール基準位置に配置されている図柄を0コマ目の図柄とする。この原点を基準にして周方向に沿って、順に1コマ目の図柄、2コマ目の図柄、・・・とし、最後の21個目の図柄を20コマ目の図柄とする。図柄検出手段150に記憶されている図柄対応テーブルは、この図柄番号と、この図柄番号に対応する図柄の種類と、の対応関係を記憶する。例えば、図8及び図9に示した例に対応した図柄対応テーブルでは、左リール30Lについては、0コマ目は図柄「プラム」であり、8コマ目は図柄「リプレイ」であり、16コマ目は図柄「青チェリー」であるような対応関係を図柄対応テーブルは記憶する。
このような構成としたことにより、回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号に基づいて、この図柄対応テーブルを検索して図柄の種類を取得することができる。例えば、回転角度センサ83aから発せられた信号に基づいて、入賞ラインL3の位置におけるリール30Lの図柄番号を得、この図柄番号から、入賞ラインL3の位置に位置する図柄の種類を得ることができる。このようにすることで、リール30L〜30Rが回転している場合であっても、停止している場合であっても、有効ラインL1〜L5に位置する図柄の種類や、有効ラインL1〜L5に停止し得る図柄の種類を特定することができる。
<<制御処理>>
以下に、上述したメイン制御手段100(メイン制御基板32)及びサブ制御手段200(サブ制御基板52)において行われる制御について説明する。図4〜図6は、メイン制御手段100における制御処理を実行するためのサブルーチンである。
尚、以下においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したメイン制御手段100及びサブ制御手段200においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理を終えて、スロットマシン10は定常動作しているものとする。また、この図4〜図6に示すフローチャートは、メイン制御手段100における制御処理を実行するための1つの例を示したにすぎず、この処理手順には限られない。
<メイン制御手段100における制御>
図4は、メイン制御手段100における制御を示すフローチャートである。
上述した1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64又は最大ベットスイッチ66を遊技者が操作することによって発せられた信号に基づいて、投入枚数を決定する(ステップS11)。この投入枚数は、1回の遊技をするために賭けの対象とされたメダルの数を示し、上述したクレジット数として一時的に蓄積されてから賭けの対象とされたメダルの数のみならず、メダル投入口46から投入されて直接賭けの対象とされたメダルの数も含む。
次に、スタートスイッチ42が遊技者によって操作されたか否かを判断する(ステップS12)。スタートスイッチ42が操作されていないと判別したときには、ステップS12の処理を繰り返す。
一方、スタートスイッチ42が操作されたと判別したときには、役抽選手段120による抽選処理を行うための確率テーブルを選択する(ステップS13)。次いで、選択した確率テーブルを用いて抽選処理を実行する(ステップS14)。
次に、3つのリール30L、30C及び30Rの回転制御を開始する(ステップS15)。次いで、後述する図5に示すリール停止制御処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS16)、入賞処理を実行し(ステップS17)、本サブルーチンを終了する。
<リール停止制御処理>
図5は、図4に示したフローチャートのステップS16で呼び出して実行されるリール停止制御処理のサブルーチンである。
最初に、3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかが遊技者によって操作されたか否かを判断する(ステップS31)。ストップスイッチ44a〜44cのいずれかが遊技者によって操作されたと判別したときには、その操作が最初のものであるか否かを判断する(ステップS32)。操作が最初のものであると判別したときには、その操作が左のストップスイッチの操作であるか否か、即ち、ストップスイッチ44aの操作であるか否かを判断する(ステップS33)。
左のストップスイッチの操作であると判別したときには、制御パターン1を選択する(ステップS34)。制御パターンは、図7に示すように、制御パターン1から制御パターン3まである。制御パターン1は、左リール30Lを停止制御するときにも、中リール30C及び右リール30Rを停止制御するときにも、スベリ停止制御をすることを定めたものである。また、制御パターン2は、左リール30Lを停止制御するときには、スベリ停止制御をし、中リール30C及び右リール30Rを停止制御するときには、ビット停止制御をすることを定めたものである。さらに、制御パターン3は、左リール30Lを停止制御するときには、ビット停止制御をし、中リール30C及び右リール30Rを停止制御するときには、スベリ停止制御をすることを定めたものである。尚、図7に示した例では、左リール30L、中リール30C及び右リール30Rの全てをビット停止制御により停止制御するものがないが、3つのリール30L〜30Rの全てをビット停止制御によって停止制御するものも含めてもよい。
上述したステップS33の判断処理で、最初に操作されたストップスイッチが左のストップスイッチの操作でないと判別したときには、最初に操作されたストップスイッチが中央のストップスイッチであるか否か、即ち、ストップスイッチ44bの操作であるか否かを判断する(ステップS35)。
最初に操作されたストップスイッチが中央のストップスイッチであると判別したときには、制御パターン2を選択する(ステップS36)。一方、最初に操作されたストップスイッチが中央のストップスイッチでないと判別したとき、即ち、最初に操作されたストップスイッチが右のストップスイッチであるストップスイッチ44cが操作されたと判別したときには、制御パターン3を選択する(ステップS37)。
上述したステップS34、S36又はS37の処理を実行した後、後述する図6に示すモータ停止制御のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS38)、3つのリール30L〜30Rの全てが停止したか否かを判断する(ステップS39)。
3つのリール30L〜30Rの全てが停止していないと判別したときには、上述したステップS31に処理を移す。一方、3つのリール30L〜30Rの全てが停止したと判別したときには、本サブルーチンを終了する。
<モータ停止制御>
図6は、図5に示したフローチャートのステップS38で呼び出して実行されるモータ停止制御処理のサブルーチンである。
最初に、停止すべきリールをスベリ停止制御により停止させるか否かを判断する(ステップS51)。スベリ停止制御により停止させると判別したときには、制御選択手段144によって第2停止制御手段140を選択し、図柄検出手段150によって図柄を検出する(ステップS52)。この図柄の検出の処理は、上述したように、図柄番号を検出するものであり、リール30L、30C及び30Rの回転位置を定めるための一定の位置を回転基準位置として、その回転基準位置における図柄番号を検出する。本実施の形態では、回転基準位置は、図1に示した下段の入賞ラインL3である。即ち、図柄の検出の処理を行うことで、入賞ラインL3における図柄番号を得ることができる。
次に、ステップS52で検出した図柄に基づいて、図8に示すスベリ停止制御用の停止制御テーブルを参照して回転量情報を読み出す(ステップS53)。
この図8に示す停止制御テーブルは、スベリ停止制御用のものであり、左リール30L、中リール30C及び右リール30Rの各々について、リールの各々に配置された21個の図柄を識別するための図柄番号と、その図柄からスベリ停止制御をするためのコマ数と、の関係を記憶する。尚、図8に示した停止制御テーブルには、図柄番号に対応した具体的な図柄も示したが、これは理解を容易にするためのものであり、停止制御テーブルには、図柄番号とスベリ停止制御をするためのコマ数とのみが記憶されている。
スベリ停止制御をするためのコマ数は、図柄検出手段150によってその図柄が検出されたときに、ストップスイッチが操作されたときからそのストップスイッチに対応したリールを停止させるまでに回転させるべき回転量である。図8に示した例では、回転量は、図柄の1コマ分を1単位として表したコマ数によって示したものである。
ステップS53の処理を実行した後、ステップS53で得た回転量からそのリールを停止すべき回転位置を定める(ステップS54)。次いで、回転角度センサ83a、83b又は83cによってリールの回転位置を検出し(ステップS55)、その回転位置がステップS54で定めた回転位置に至ったか否かを判断する(ステップS56)。検出した回転位置が、ステップS54で定めた回転位置に至っていないと判別したときには、処理をステップS55に戻す。
一方、検出した回転位置が、ステップS54で定めた回転位置に至ったと判別したときには、モータ86a、86b又は86cのうちのそのリールに対応したものを停止させ(ステップS57)、本サブルーチンを終了する。
上述したステップS51の判断処理で、停止すべきリールをスベリ停止制御により停止させないと判別したとき、即ち、停止すべきリールをビット停止制御により停止させると判別したときには、制御選択手段144によって第1停止制御手段136を選択し、図柄検出手段150によって図柄の検出を実行する(ステップS58)。このステップS58の処理は、上述したステップS52の処理と同様の処理であり、具体的には、図柄番号を得る処理である。
次に、図9に示すビット停止制御用の停止制御テーブルを参照して停止情報を読み出す(ステップS59)。
この図9に示す停止制御テーブルは、ビット停止制御用のものであり、左リール30L、中リール30C及び右リール30Rの各々について、リールの各々に配置された21個の図柄を識別するための図柄番号と、その図柄が入賞ラインL3に位置してリールを停止させるか否かの情報と、の関係を記憶する。尚、図9に示した停止制御テーブルも図8と同様に、図柄番号に対応した具体的な図柄も示したが、これは理解を容易にするためのものであり、停止制御テーブルには、図柄番号とスベリ停止制御をするためのコマ数とのみが記憶されている。
図9に示した停止制御テーブル停止情報は、ステップS58で検出した図柄番号でリールを停止させるか否かを示す情報であり、リールを停止すべき旨の情報は「1」であり、リールを停止させない旨の情報は「0」である。
ステップS59の処理を実行した後、読み出した停止情報が、リールを停止すべき旨の情報であるか否か、即ち、「1」であるか否かを判断する(ステップS60)。読み出した停止情報が、リールを停止すべき旨の情報でないとき、即ち、リールを停止さない旨の情報であるときには、上述したステップS58に処理を戻す。一方、読み出した停止情報が、リールを停止すべき旨の情報であるときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
上述した図5及び図6のサブルーチンで、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cのうち最初に操作されるものによって、3つのリール30L、30C及び30Rの各々を、スベリ停止制御によってリールを停止させるか、ビット停止制御によってリールを停止させるか否かが定められる。
スベリ停止制御に用いる停止制御テーブルと、ビット停止制御に用いる停止制御テーブルとは、リールとそのリールの図柄番号とが同じであっても、リールが停止したときに回転基準位置に位置する図柄が互いに異なるように、停止情報及び回転量情報を定めておくことができる。
例えば、図8に示したスベリ停止制御の停止制御テーブルでは、右リール30Rの図柄番号4の「プラム」のスベリコマ数は、「2」であり、図柄番号4が検出されたときには、1コマ分回転させてから右リール30Rを停止させる。これに対して、図9に示したビット停止制御の停止制御テーブルでは、右リール30Rの図柄番号4の「プラム」の停止情報は、「1」であり、図柄番号4で右リール30Rを直ちに停止させる。
また、図8に示したスベリ停止制御の停止制御テーブルでは、右リール30Rの図柄番号11の「青チェリー」のスベリコマ数は、「3」であり、図柄番号4が検出されたときには、2コマ分回転させてから右リール30Rを停止させる。これに対して、図9に示したビット停止制御の停止制御テーブルでは、右リール30Rの図柄番号11の「青チェリー」の停止情報は、「1」であり、図柄番号11で右リール30Rを直ちに停止させる。
このように、スベリ停止制御の停止制御テーブルとビット停止制御の停止制御テーブルとで、リールを停止させる回転位置を異ならしめることができる。即ち、このように2種類の停止制御テーブルを構成することによって、ストップスイッチ44a、44b又は44cの操作が、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに行われたとしても、同じリールに対してスベリ停止制御によって停止制御するか、ビット停止制御によって停止制御するかによって、そのリールを停止させる回転位置を異ならしめることができ、3つのリール30L、30C及び30Rの全てが停止したときに、有効ライン上に位置する図柄の種類を異ならしめて表示することができる。
特に、ストップスイッチ44a、44b及び44cが操作される順番によって、一のリールをスベリ停止制御で停止させるか、ビット停止制御で停止させるかを変更できるようにすれば、ストップスイッチ44a、44b及び44cが操作される順番が異なった場合には、回転しているリールの回転位置が一定の位置になったときに停止操作が行われたとしても、3つのリール30L、30C及び30Rの全てが停止したときに、有効ライン上に位置する図柄の種類を異ならしめて表示することができる。
本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。 スロットマシン10の内部構造を示す図である。 スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。 メイン制御手段100における制御のフローチャートである。 図4のサブルーチンのステップS16で呼び出されて実行されるリールの停止制御の処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のサブルーチンのステップS38で呼び出されて実行されるモータ停止制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 制御パターンの一例を示す表である。 スベリ停止制御による停止制御をするための停止制御テーブルを示す表である。 ビット停止制御による停止制御をするための停止制御テーブルを示す表である。
符号の説明
10 スロットマシン
30L,30C,30R リール
42 スタートスイッチ
44a,44b,44c ストップスイッチ
100 メイン制御手段
120 役抽選手段
122 乱数発生手段
124 乱数抽出手段
126 乱数判定手段
130 リール駆動制御手段
132 リール回転制御手段
134 リール停止制御手段
136 第1停止制御手段
138 停止情報記憶手段
140 第2停止制御手段
142 回転量情報記憶手段
144 制御選択手段
146 選択情報記憶手段
150 図柄検出手段

Claims (3)

  1. 遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、所定数の図柄が回転方向に沿って各々に配置された複数のリールを含み、かつ、前記複数のリールが停止したときにおける図柄の表示の態様によって遊技の進行が定まるスロットマシンであって、
    遊技者によってスタートスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの回転制御をするリール回転制御手段と、遊技者によってストップスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの停止制御をするリール停止制御手段と、を含むリール制御手段と、
    抽選処理によって当り又は外れを抽選結果として定める抽選手段と、
    前記ストップスイッチから発せられた停止信号に基づいて有効ライン上に至った図柄又は至り得る図柄を検出する図柄検出手段と、
    前記リールが停止したときに前記抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように定められた情報であって、前記ストップスイッチが操作されたときに前記リールを停止させるか否かの情報を停止情報として、前記所定数の図柄毎に対応して記憶した停止情報記憶手段と、
    前記リールが停止したときに前記抽選結果に対応した図柄の表示の態様となるように定められた情報であって、前記ストップスイッチが操作されたときの前記リールの回転位置を基準にして前記リールが回転できる回転量を定めた情報を回転量情報として、前記所定数の図柄毎に対応して記憶した回転量情報記憶手段と、を含み、かつ、
    前記リール停止制御手段は、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記図柄検出手段によって前記有効ライン上に至った図柄及び至り得る図柄を検出し、検出した図柄に対応した前記停止情報に基づいて操作された前記ストップスイッチに対応したリールを停止させる第1停止制御手段と、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記図柄検出手段によって前記有効ライン上に至った図柄を検出し、検出した図柄に対応した前記回転量情報に基づいて操作された前記ストップスイッチに対応したリールを停止させる第2停止制御手段と、
    前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれか一方を選択する制御選択手段と、を含むことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記制御選択手段は、前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれにするかを示す選択情報を記憶する選択情報記憶手段を含み、かつ、
    前記選択情報に基づいて前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれか一方を選択する請求項1又は2記載のスロットマシン。
  3. 前記制御選択手段は、前記複数のリールのうちの最初に停止制御が行われるリールに応じて、前記第1停止制御手段又は前記第2停止制御手段のいずれか一方を選択する請求項1又は2記載のスロットマシン。
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