JP4591996B2 - スロットマシン - Google Patents

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複数のリールに付された図柄の組合せによって遊技結果が定まるスロットマシンに関する。
従前から存在するスロットマシンにおいては、図柄が付されたリールの直径は約230mmであり、幅は約80mm程度であることが好ましく、そのリールの各々に付される図柄の数は21個であることが好ましいとされていた。また、遊技者によるストップスイッチの操作を検知してからリールが停止するまでの時間は、通常、190ms以下が好ましく、リールの回転時におけるリールの回転速度は、1分間に80回転を超えないことが好ましいとされている。このため、従前のスロットマシンでは、リール上の図柄を例えば21個としたときには、ストップスイッチの操作を検知してからリールが停止するまでの最大移動図柄数は、ストップスイッチを操作した瞬間に位置する図柄を含めて5図柄となった(例えば、特許文献1参照)。
また、リールが回転しているときには、リールに付された図柄を遊技者がある程度視認できるようにするために、従前においては、経験上、図柄の大きさは、縦25mm以上、横35mm以上であることが好ましいとされていた。このため、図柄の視認性の観点からは、図柄の大きさを極端に小さくすることはできない。
特開2000−202091号公報
上述したようなスロットマシンが存在する一方、リールの寸法を全体的に小さくしたスロットマシンを提供する場合もある。例えば、スロットマシンの筐体の奥行きを薄くしたり、スロットマシンの全体を小型化したりするためには、リールの寸法を全体的に小さくする必要がある。
このように、リールの寸法を小さくした場合には、図柄を遊技者に視認可能に表示するための図柄表示領域の大きさも小さくすることができる。例えば、3つのリールが設けられているスロットマシンの場合に、1つのリールについて1つの図柄のみを表示するようにしたときには、図柄表示領域には、合計で3つの図柄のみを表示する、即ち3つの図柄を1列に表示することができる。しかし、このように図柄を表示するとしたときには、移動している図柄の視認性が低下するだけでなく、有効ラインを1本のみしか設定することができない。有効ラインを1本のみとした場合には、停止した図柄の組合せを所定の当りの組合せにしたい場合であっても、遊技者のストップスイッチの操作のタイミングによっては、リールの停止制御が極めて困難になる場合がある。
また、リールの寸法を小さくした場合であっても、従前のスロットマシンと同様に、1つのリールについて3つの図柄を表示する、即ち、リールが3つであるときには、図柄表示領域に合計で9つの図柄を表示するように図柄表示領域を構成することもできる。しかし、上述したように、リールの回転時におけるリールの回転速度は、1分間に80回転を超えないことが好ましいために、リールの寸法を全体的に小さくしたときには、ストップスイッチが操作されてからリールが停止するまでの最大移動図柄数を3個程度にせざるを得ない。このため、表示させたくない図柄があった場合であっても、図柄表示領域に表示せざるを得ない場合があり、停止させる図柄の組合せを外れの組合せにしたい場合であっても、遊技者のストップスイッチの操作のタイミングによっては、有効ライン上において外れの組合せにする制御が困難になる場合があった。特に、いわゆるテンパイとした後に、テンパイ外しをして、結果として外れとなるような制御が極めて複雑にならざるを得なかった。
さらに、図柄表示領域に停止表示される図柄の組合せが、所望する当りの組合せや外れの組合せとなるように制御するためには、リール上に配置する図柄の種類や順番も制限されるという不都合も生じた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リール上に配置する図柄の種類や順番が制限されることなく、図柄表示領域に停止表示される図柄の組合せを、所望する当りの組合せや外れの組合せにする制御を容易にできるスロットマシンを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、複数のリールのうちの少なくとも1つのリールにおける図柄停止位置について、入賞したか否かの判断の対象とならない入賞非対象停止位置を、入賞したか否かの判断の対象となる入賞対象停止位置の間に配置する。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、各々に複数種類の図柄が付された複数のリールを含むスロットマシンであって、
前記複数のリールが停止したときに、前記複数のリールの各々に付された図柄のうちの連続する3個の図柄を視認可能に停止表示する図柄表示領域が形成された図柄表示手段と、
遊技者の操作に応じて前記複数のリールの回転又は停止を制御するリール制御手段と、
を含み、かつ、
前記図柄表示領域は、複数の図柄停止位置を有し、かつ、前記複数のリールが停止したときにおいて、複数の図柄停止位置の各々に前記複数個の図柄の各々が位置付けられ、かつ、
前記複数の図柄停止位置は、前記複数のリールの各々について前記図柄表示領域内で視認可能に停止表示される前記連続する3個の図柄に対応する3個の図柄停止位置からなり、かつ、
前記3個の図柄停止位置は、前記3個の図柄停止位置のうちの少なくとも1つ以上の、予め定められた停止位置であって、そこに停止表示された図柄の種類によって入賞したか否かの判断の対象となる入賞対象停止位置と、
前記3個の図柄停止位置のうちの前記入賞対象停止位置以外の停止位置であって、そこに停止表示された図柄の種類によって入賞したか否かの判断の対象とならない入賞非対象停止位置と、からなり、かつ、
前記複数のリールの各々について定められた前記入賞対象停止位置のうち1つを、前記複数のリールの全てに亘って結んだ線からなる入賞ラインが複数定められ、
遊技者の操作によって前記入賞ラインのうちいずれを有効化するかを選択する選択手段をさらに含み、かつ、
前記複数のリールのうちの少なくとも1つのリールは、対応する前記3個の図柄停止位置が、遊技者の操作によって全ての前記入賞ラインが有効化された場合は、2つの前記入賞対象停止位置の間に、前記入賞非対象停止位置が配置されることとなる特定のリールであり、
役の抽選を行う役抽選手段と、
前記複数のリールが全て停止したときに、前記有効化された入賞ライン上にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止したか否かを判断することによって、いずれかの役が入賞したか否かを判断する入賞判断手段と、をさらに含み、
前記リール制御手段は、
遊技者によって停止操作が行われたときから、所定の回転角度範囲に亘って前記リールが回動するまでの間に、前記リールが停止するように制御し、
前記役抽選手段による抽選結果においていずれの役にも当選していなかった場合に、遊技者が停止操作を行ったことによって前記特定のリールを停止させるときに、
前記2つの入賞対象停止位置における各図柄のうち、前記リールの回転方向に対して前記入賞非対象停止位置よりも反対側にある入賞対象停止位置に、何らかの役を構成し得る図柄であった場合は、前記特定のリールを図柄1コマ分回動させて、その図柄が前記入賞非対象停止位置に停止するように制御し、前記入賞非対象停止位置よりも前記リールの回転方向側にある入賞対象停止位置に、何らかの役を構成し得る図柄であった場合は、前記特定のリールを図柄1コマ分回動させて、その図柄を前記図柄表示領域の外側に停止するように制御することを特徴とするスロットマシン。
上述した発明によれば、入賞したか否かの判断の対象とならない入賞非対象停止位置を図柄表示領域に配置するとともに、入賞非対象停止位置を入賞対象停止位置の間に配置したので、図柄表示領域に停止表示される図柄の組合せを外れの組合せにしたいときには、入賞非対象停止位置に図柄が停止するようにリールを停止制御すればよい。このため、図柄を停止表示するための制御の選択肢を増やすことができるとともに、リール上に配置する図柄の種類や順番が制限されることなく、所望する制御を容易にすることができる。
ここで、「所定の回転角度範囲」は、遊技者によって停止操作が行われたときから、前記リールが停止するまでの時間と、リールが一定速度で回転しているときの回転速度と、から得ることができる。また、上述した「入賞対象停止位置」によって、いわゆる入賞ラインが形成されることが好ましい。即ち、一の入賞ラインと他の入賞ラインとの間に、入賞の判断の対象とならない図柄停止位置が存在するスロットマシンは、本発明に含まれる。
また、上述した「リール制御手段」は、前記役抽選手段による抽選結果において何らかの役に当選した場合に、遊技者が停止操作を行ったことによって前記特定のリールを停止させるときに、
前記2つの入賞対象停止位置における各図柄のうち、いずれか一方が当選した役を構成し得る図柄であった場合は、その図柄を、対応する前記入賞対象停止位置に停止させるように制御し、
前記各図柄が、当選した役を構成し得ない図柄であった場合は、前記特定のリールを図柄1コマ分回動させて、前記2つの入賞対象停止位置のいずれか一方に当選した役を構成し得る図柄が停止するように制御することが好ましい
さらに、前記複数の入賞ラインのうち少なくとも一つは、前記複数のリールの各々について定められた前記入賞対象停止位置のうち1つを、前記複数のリールの全てに亘って結んだ線の形状が、前記入賞非対象停止位置を通過しないことにより屈曲していることが好ましい
ここで、「屈曲している」とは、例えば、3つのリールが水平方向に併設され、各リールの回転方向に沿って上側、中側、下側の3個の停止位置が定められている場合において、左リール上側の停止位置、中リール下側の停止位置、右リール上側の停止位置を結んだ線からなる入賞ラインや、左リール上側の停止位置、中リール上側の停止位置、右リール下側の停止位置を結んだ線からなる入賞ラインをいう。
また、前記リール制御手段は、前記役抽選手段による抽選結果においていずれの役にも当選していなかった場合に、前記特定のリールの前記入賞対象停止位置に、既に停止している他のリールにおける前記入賞対象停止位置に停止表示された図柄との組合せにおいていずれの役をも構成することとならない図柄を、停止させるように制御することが好ましい。
さらに、前記複数のリールのうちの少なくとも1つのリールについての前記図柄停止位置の全てに亘る角度範囲が、図柄3個以内であることが好ましい。
リール上に配置する図柄の種類や順番が制限されることなく、図柄表示領域に停止表示される図柄の組合せを、所望する当りの組合せや外れの組合せにする制御を容易にできる。
<<スロットマシン10の構成>>
図1は、本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図であり、図2は、スロットマシン10の内部構造を示す図である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン10は、箱形形状の基体部20と、前面扉40と、を含む。前面扉40は、基体部20の左側側部で枢支されて、基体部20の前面側で開閉可能に設けられている。図1は、前面扉40を基体部20に対して閉じた状態を示し、図2は、前面扉40を基体部20に対して略180度開放した状態を示す。
<前面扉40の前面>
前面扉40は、閉じられたときに基体部20の前面を覆うように、基体部20に開閉可能に取り付けられている。図1に示すように、前面扉40の前面には、主に、操作に関する部材と、表示に関する部材とが設けられている。また、前面扉40の背面には、主に、制御用の回路が設けられている。
<操作に関する部材>
図1に示すように、前面扉40の前面側(遊技者側)の略中央には、水平方向に伸長する操作パネル41が設けられている。操作パネル41の前面側には、スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cが設けられている。また、操作パネル41の上面側には、1−ベットスイッチ62、2−ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66や、メダル投入口46が設けられている。尚、前面扉40の下部には、メダル受け皿48も設けられている。
スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cは、遊技者によって操作されるスイッチである。スタートスイッチ42を遊技者が操作することによって、後述する3つのリール82a、82b及び82cの回動が開始される。また、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作することによって、後述するように操作されたストップスイッチに対応するリール82a〜82cが停止される。
尚、1−ベットスイッチ62、2−ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66の機能については後述する。
<表示に関する部材>
前面扉40の前面には、表示に関する部材として、画像表示装置28とリール表示窓52とが設けられている。画像表示装置28は、これに表示される種々の画像を遊技者が視認できるように設けられており、リール表示窓52は、リール82a〜82cに描かれている図柄の種類を遊技者が視認できるように設けられている。
<画像表示装置28>
操作パネル41の上方であって前面扉40の中央部から上部にわたって、画像表示装置28の画像表示窓50が形成されている。画像表示窓50は、透明な部材からなり、前面扉40が基体部20に対して閉じられたときには、上述した画像表示装置28の液晶表示部30(以下、LCD30と称する)が画像表示窓50の背後に位置付けられる。これにより、遊技者は、スロットマシン10の前方から画像表示窓50を介して画像表示装置28のLCD30に表示される画像を視認できる。
画像表示装置28は、遊技中における種々の演出画像を電気的手段によってLCD30に表示する。LCD30に表示される画像は、ビデオスロットのリール画像(リールを平面状に画像表示したものであって、リール画像の図柄が上下方向に変動表示されるもの)や、キャラクタを示すキャラクタ画像等の画像である。
<リール表示窓52>
図1に示すように、画像表示窓50の上方には、画像表示窓50とは重ならないように画像表示窓50から所定の間隔を隔てた位置に、リール表示窓52が形成されている。リール表示窓52は、透明な部材からなり、図1や後述する図5に示すように、4本の入賞ラインL1〜L4が描かれている。このリール表示窓52を介して3つのリール82a、82b及び82cを遊技者が視認できるように、3つのリール82a〜82cは位置付けられている。左リール82aは、左側のストップスイッチ44aに対応し、中リール82bは、中央のストップスイッチ44bに対応し、右リール82cは、右側のストップスイッチ44cに対応する。これにより、左側のストップスイッチ44aを遊技者が操作したときには左リール82aが停止し、中央のストップスイッチ44bを遊技者が操作したときには中リール82bが停止し、右側のストップスイッチ44cを遊技者が操作したときには右リール82cが停止する。
3つのリール82a〜82cの各々には複数種類の図柄が付されている。図柄の種類は、例えば、数字の「7」や、果物の「チェリー」等の遊技者が識別できるものである。また、後述するように、3つのリール82a〜82cが停止したときには、リール表示窓52においては、9個の図柄が視認可能に停止表示される。後述する図3に示すように、リール82a〜82cは、リールユニット80に回転可能に収納されている。図2に示すように、リールユニット80は、前面扉40の背面側に設けられている。このようにリールユニット80を前面扉40に設けることで、後述する図柄表示領域56(図6)が、リール表示窓52の開口部に整合する。尚、図2に示すように、リールユニット80の背面には、後述するサブ制御基板84が設けられている。
<ベットスイッチ62、64及び66と入賞ラインL1〜L4>
上述した操作パネル41のメダル投入口46に規定枚数以上のメダルが投入されると、メダルカウンタ(図示せず)により投入されたメダルの枚数が計数され、その枚数はクレジット数として記憶される。上述した1−ベットスイッチ62は、記憶されたクレジット数のうちの1枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。また、2−ベットスイッチ64は、クレジット数のうちの2枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチであり、最大ベットスイッチ66は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
また、1−ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、4本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1を有効化し、2−ベットスイッチ64を操作したときには、4本の入賞ラインのうちの2本、例えば入賞ラインL1、L2を有効化し、最大ベットスイッチ66を操作したときには、4本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2、L3及びL4を有効化する。このようにベットスイッチ62〜66は、遊技の賭けの対象となるメダルの枚数を定めるとともに、入賞ラインL1〜L4を有効化する選択手段として機能する。
さらに、いわゆるマックスベット専用機の場合には、最大ベットスイッチのみ、又は1−ベットスイッチと最大ベットスイッチとの2つのスイッチが設けられている。このため、最大ベットスイッチのみが設けられている装置の場合には、最大ベットスイッチが操作されて3枚のメダルが賭けの対象とされたときには、4本の入賞ラインL1〜L4の全てを有効化してもよい。また、1−ベットスイッチと最大ベットスイッチとの2つのスイッチが設けられている装置の場合には、1−ベットスイッチが1回操作されて1枚のメダルが賭けの対象とされたときには、いずれか1本の入賞ラインを有効化し、1−ベットスイッチが繰り返し操作されて2枚のメダルが賭けの対象とされたときには、2本の入賞ラインを有効化し、最大ベットスイッチが操作されたときには、4本の入賞ラインL1〜L4の全てを有効化してもよい。
尚、上述したメダル投入口46からメダルが投入されたときにも、投入されたメダルの枚数に応じて入賞ラインを有効化してもよい。特に、マックスベット専用機の場合には、投入されたメダルの枚数が1枚又は2枚のときには、入賞ラインを有効化せず、メダルが3枚投入されたときに、全ての入賞ラインを有効化するようにしてもよい。
尚、以下では、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。
<前面扉40の背面>
図2に示したように、前面扉40の背面の上部には、リールユニット80が設けられている。図3は、このリールユニット80とリールユニット80の背面に設けられたサブ制御基板84とを示す前面側から見た斜視図である。また、図4は、リールユニット80の後方側のサブ制御基板を含む部分を分解して背面側から見た斜視図である。
<リールユニット80>
リールユニット80には、本実施の形態では、3つの円筒状のリール82a〜82cが並設されて各々が回転可能に収納されている。リール82a〜82cの各々の回転の中心部には、リールの各々に対応したモータ86a〜86c(図7に示す)が設けられている。モータ86aは、リール82aを回転又は停止させ、モータ86bは、リール82bを回転又は停止させ、モータ86cは、リール82cを回転又は停止させる。これらのモータ86a〜86cの駆動制御することにより、リール82a〜82cの回動及び停止が制御される。また、リール82a〜82cの各々には、リールの回転角度を検出するための回転角度センサ83a、83b及び83c(図7に示す)が設けられている。回転角度センサ83a、83b及び83cは、リール82a〜82cの各々の回転角度を検出し、その回転角度を示す信号を後述するメイン制御基板32に発する。
リールユニット80は、図3に示すように、リールケース本体88とリールケースカバー90との内部に収容されている。上述した前面扉40のリール表示窓52にリールユニット80が取り付けられたときには、リールケース本体88の前面側は、リール表示窓52に整合するように開放されている。図4に示すように、リールケースカバー90の後部には、基板ケース本体92が取り付けられている。この基板ケース本体92には、サブ制御基板84が設けられて、このサブ制御基板84を覆うように、基板ケースカバー94が基板ケース本体92に設けられている。このようにしたことにより、サブ制御基板84は、リールユニット80の背後に配置される。
<サブ制御基板84>
上述したサブ制御基板84は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、演出プログラムや演出データを記憶するROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
サブ制御基板84には、上述した画像表示装置28が信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されている。このサブ制御基板84は、上述したROMに記憶されている演出プログラムを実行して、ROMに記憶されている画像データを画像表示装置28に表示することによって、画像表示装置28における画像の演出を表示制御する。さらに、サブ制御基板84には、ランプ及びスピーカ(図示せず)も信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されている。上述した演出プログラムには、ランプやスピーカを制御するプログラムも含まれており、サブ制御基板84は、スピーカから発する音声の出力の制御や、ランプの点灯、点滅若しくは消灯の制御も行う。
このサブ制御基板84は、後述するメイン制御基板32から発せられた制御信号に基づいて、画像表示装置28やランプやスピーカによる演出の制御をする。メイン制御基板32は、遊技全体を制御するのに対して、サブ制御基板84は、メイン制御基板32の下位に属して演出の制御をする基板である。
<基体部20>
図2に示すように、基体部20は、木材等によって組み立てられて、前面が開口された箱形に形成されている。基体部20の内部の下部には、スロットマシン10に搭載された種々の装置に電源を供給する電源ユニット22、及びメダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置24が設けられている。また、これらの電源ユニット22及びメダル払出し装置24の上方には、支持板26が設けられている。この支持板26には、画像表示装置28が設けられている。画像表示装置28の前面には、画像を表示するためのLCD30が設けられている。さらに、基体部20の内部の上部には、スロットマシン10で行われる遊技を全体的に制御するメイン制御基板32が設けられている。
<メイン制御基板32>
メイン制御基板32は、3つのリール82a〜82cの回動の開始及び停止制御をするとともに、スロットマシン10で行われる遊技の進行等の遊技全体を制御するための制御基板である。メイン制御基板32は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、遊技プログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
メイン制御基板32と上述したサブ制御基板84とは、図示しないハーネスにより電気的に接続されている。これにより、メイン制御基板32は、種々の演出実行指令等の制御信号をサブ制御基板84に対して供給し、サブ制御基板84は供給された制御信号に基づいて、スピーカやランプや画像表示装置28における演出を制御する。
<図柄Z11〜Z33及び図柄の停止位置P11〜P33>
上述したリール表示窓52を拡大した正面図を図5に示す。図5に示した図は、3つのリール82a〜82cの全てが停止して、所定の停止位置に図柄が停止しているときの状態を示す。上述したように、3つのリール82a〜82cの各々には、複数種類の図柄が複数個付されている。本実施の形態においては、3つのリール82a〜82cの全てが停止したときには、1つのリールについて3つの図柄が停止表示されて、リール表示窓52の全体では9つの図柄が停止表示される。
尚、図5においては、9つの白い丸によって図柄を示し、左リール82aについては、3つの図柄Z11、Z12及びZ13が停止表示され、中リール82bについては、3つの図柄Z21、Z22及びZ23が停止表示され、右リール82cについては、3つの図柄Z31、Z32及びZ33が停止表示されている。図柄の種類には、例えば、数字の「7」を示す画像や、果物の「チェリー」を示す画像からなる。さらに、図5に示すように、9つの黒い丸によって図柄の停止位置を示し、左リール82aについての3つの図柄の停止位置を下側から順に、P11、P12及びP13と称し、中リール82bについての3つの図柄の停止位置を下側から順に、P21、P22及びP23と称し、右リール82cについての3つの図柄の停止位置を下側から順に、P31、P32及びP33と称する。即ち、図5は、左リール82aについては、停止位置P11に図柄Z11が停止し、停止位置P12に図柄Z12が停止し、停止位置P13に図柄Z13が停止しており、中リール82bについては、停止位置P21に図柄Z21が停止し、停止位置P22に図柄Z22が停止し、停止位置P23に図柄Z23が停止しており、右リール82cについては、停止位置P31に図柄Z31が停止し、停止位置P32に図柄Z32が停止し、停止位置P33に図柄Z33が停止している状態を示す。この状態は、「複数の図柄停止位置の各々に複数個の図柄の各々が位置付けられ」ている状態である。また、上述したP11〜P33から「複数の図柄停止位置」が構成される。
尚、上述した例においては、図柄の停止位置を停止した図柄の略中央となるように定めたが、停止した図柄の位置を特定できる位置であればよく、停止した図柄の下端部等の端部としてもよい。
<入賞ラインL1〜L4>
また、図5に示した線I−I、線II−II又は線III−IIIに沿ったリール表示窓52及びリール82a〜82cの断面を示す断面図を図6に示す。即ち、図5に示した線I−Iに沿った断面のときには、図6は、左リール82aの断面を示し、線II−IIに沿った断面のときには、図6は、中リール82bの断面を示し、線III−IIIに沿った断面のときには、図6は、右リール82cの断面を示す。尚、図6においては、左リール82a、中リール82b及び右リール82cの回転方向を図中の黒い矢印で示した。
上述したように、リール表示窓52は、透明な部材からなり、図6に示すように、リール表示窓52の開口部54に前面扉40の背面から取り付けられている。図5及び図6に示すように、リール表示窓52には、4つの入賞ラインL1〜L4が描かれている。尚、入賞ラインの本数は、停止位置によって異なり、図5に示すように停止位置P13に係る入賞ラインは4本であり、P21、P23、P31及びP33の各々に係る入賞ラインは2本である。このため、入賞ラインの本数は、断面の位置である線I−I、線II−II又は線III−IIIによって異なるが、図6に示す断面図においては、簡略化するため、上側の停止位置であるP13、P23又はP33と、下側の停止位置であるP21又はP31との各々について1本の入賞ラインのみを示した。
図5に示すように、入賞ラインL1は、停止位置P13、P23及びP33を結ぶ線である。また、入賞ラインL2は、停止位置P13、P21及びP33を結ぶ線である。さらに、入賞ラインL3は、停止位置P13、P23及びP31を結ぶ線である。さらにまた、入賞ラインL4は、停止位置P13、P21及びP31を結ぶ線である。
<有効ライン>
上述したようにベットスイッチ62〜66を遊技者が操作することにより、入賞ラインL1〜L4を有効化する選択手段として機能する。1−ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化され、2−ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1及びL2が有効化され、最大ベットスイッチ66を操作したときには、入賞ラインL1〜L4が有効化される。上述したように、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。有効ライン上に停止した図柄の組合せによって入賞したか否かの判断と対象となる。例えば、上述した有効ラインL1上に「7」−「7」−「7」の組合せとなったとき、即ち、停止位置P13、P23及びP33の各々に「7」の図柄が停止したときには、入賞したと判断される。また、有効ラインL1上に役を構成しない図柄の組合せが停止したときには、入賞しなかったと判断される。これに対して、入賞ラインであっても、有効化されていないときには、その入賞ライン上に「7」−「7」−「7」の組合せとなった場合であっても、その入賞ラインは入賞したか否かの判断の対象とはされない。
この有効化された入賞ラインL1〜L4、即ち有効ラインL1〜L4に含まれる図柄の停止位置によって、「停止表示された図柄の種類によって入賞したか否かの判断の対象となる入賞対象停止位置」が構成される。一方、入賞ラインに含まれていない図柄の停止位置、例えば、P11、P12、P22又はP32によって、「停止表示された図柄の種類によって入賞したか否かの判断の対象とならない入賞非対象停止位置」が構成される。
図5に示すように、中リール82bについて、有効ラインになり得ない停止位置P22は、有効ラインになり得る停止位置P21とP23との間に位置付けられている。また、右リール82cについて、有効ラインになり得ない停止位置P32は、有効ラインになり得る停止位置P31とP33との間に位置付けられている。このような構成により、「前記複数のリールのうちの少なくとも1つのリールにおいて、前記入賞非対象停止位置が、前記入賞対象停止位置の間に配置されていること」をなす。
<リールの大きさ>
本実施形態におけるリール82a〜82cの直径は、約120mmであり、幅は、約44.5mmである。これに対して、従来の一般的なリールでは、直径は、約230mm、横幅は、約80mm程度である。即ち、本実施形態におけるリール82a〜82cは、従来の一般的なリールより小さく形成されている。これに伴い、リール表示窓52の領域を従来の表示窓の領域よりも小さく形成できる。
<図柄の個数及び図柄の表示領域の大きさ>
また、本実施形態では、リール82a〜82cの各々に付する図柄の数を13個とした。リール82a〜82cに付す図柄の大きさを小さくしすぎた場合には、リール82a〜82cの回転中の図柄の識別性を低下させる。上述したように、本実施形態では、リール82a〜82cの幅を約44.5mmとしたことにより、1つの図柄の横の長さを35mm以上とした。また、リール82a〜82cの直径を約120mmとし、リール82a〜82cの各々に付した図柄の数を13個としたことにより、1つの図柄の縦の長さを25mm以上にした。尚、図柄の縦の方向とは、リール82a〜82cの回転方向に沿った方向であり、横の方向とは、リール82a〜82cの回転方向に対して垂直な方向である。また、図柄の大きさは、図柄の種類によって異なり、上述した図柄の横の長さ35mmと縦の長さ25mmとから定められる大きさは、1つの図柄を表示するための表示領域の最大の大きさを意味する。
<<スロットマシン10における機能>>
図7は、スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。図7に示すように、スロットマシン10は、主に、操作手段500と、選択手段600と、制御手段100と、図柄表示手段400と、画像表示手段300と、から構成される。
<操作手段500>
操作手段500は、遊技者によって操作されるもので、遊技者の操作に基づいて操作された旨の信号を後述する制御手段100に発する。操作手段500から制御手段100へ発せられた信号によって、遊技の開始や終了の契機が定められる。操作手段500は、遊技者の四肢の動作を検出して作動するものや、遊技者が発した音声を検出して作動するもの等、遊技者によって操作されるものであればよい。操作手段500は、好ましくは、上述したスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cからなる。スタートスイッチ42から発せられる信号によって、遊技の開始の契機が定められ、ストップスイッチ44a、44b又は44cから発せられる信号によって、遊技の終了の契機が定められる。
<選択手段600>
選択手段600も、操作手段500と同様に、遊技者によって操作されるもので、遊技者の操作に基づいて操作された旨の信号を後述する制御手段100に発する。操作手段500から制御手段100へ発せられた信号に基づいて、複数の入賞ラインL1〜L4のうちのいずれのものを有効化するかが定められる。選択手段600も、遊技者の四肢の動作を検出して作動するものや、遊技者が発した音声を検出して作動するもの等、遊技者によって操作されるものであればよい。選択手段600は、好ましくは、上述した1−ベットスイッチ62、2−ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66からなる。例えば、1−ベットスイッチ62から信号が発せられたときには、入賞ラインL1のみが有効化され、2−ベットスイッチ64から信号が発せられたときには、入賞ラインL1とL2とが有効化され、最大ベットスイッチ66から信号が発せられたときには、入賞ラインL1〜L4の全てが有効化される。
<制御手段100>
制御手段100には、上述した操作手段500及び選択手段600のほか、後述する図柄表示手段400と画像表示手段300とが接続されている。制御手段100は、主制御手段110と副制御手段180と、からなる。主制御手段110は、遊技の進行等の遊技全体を制御して、図柄表示手段400に制御信号を発する。また、副制御手段180は、演出全般の制御をして、画像表示手段300に制御信号を発する。
<主制御手段110>
主制御手段110は、役抽選手段120と、リール制御手段130と、入賞ライン有効化手段170とからなる。この主制御手段は、上述したメイン制御基板32から構成されるのが好ましい。
<役抽選手段120>
役抽選手段120は、予め定められている役の抽選を行うものである。ここで、役には、特別役、小役、及びリプレイが挙げられる。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行させる役である。特別役としては一般に、BB(ビックボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が挙げられる。なお、BB及びRBは、それぞれ、特別遊技の1つであるBB遊技及びRB遊技に移行させる役である。また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役である。小役の種類に応じて、メダルの払出し枚数が異なるように設定されている。さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
役抽選手段120は、例えば、役抽選用の乱数発生手段122(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段124と、乱数抽出手段124が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段126とを含む。
役抽選手段120の乱数発生手段122は、所定の正の整数の範囲(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段124は、乱数発生手段122によって発生させた乱数を、所定のタイミングで、本実施の形態では遊技者によってスタートスイッチ42がオンされたときに抽出する。乱数判定手段126は、乱数抽出手段124によって抽出された乱数値を、抽選テーブル(図示せず)と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が小役のスイカの当選領域に属する場合は、小役のスイカに当選したと判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
尚、この役抽選の処理は、後述する図8のステップS12において実行される。
<リール制御手段130>
リール制御手段130は、リール回転制御手段132とリール停止制御手段140とからなる。
<リール回転制御手段132>
リール回転制御手段132は、上述した操作手段500、好ましくはスタートスイッチ42から発せられた始動操作信号を検出したときには、3つのリール82a〜82cを回転させるためのモータ86a、86b及び86cに駆動信号を発する。この駆動信号により、3つのリール82a〜82cは、回転を開始する。この処理は、後述する図8のステップS11でスタートスイッチ42が操作されたと判別したときに実行される。
<リール停止制御手段140>
リール停止制御手段140は、有効ライン図柄取得手段142、図柄配列記憶手段144、役成立制御手段146、役不成立制御手段148、上側停止候補図柄記憶手段150、下側停止候補図柄記憶手段152、上側停止可能判断手段154、下側停止禁止判断手段156、上側停止禁止判断手段158及び下側停止可能判断手段160からなる。
<有効ライン図柄取得手段142>
有効ライン図柄取得手段142は、有効ライン上に停止している図柄の種類を取得する。有効ライン図柄取得手段142は、回転角度センサ83a、83b及び83cから発せられる回転角度を示す信号を検出して、後述する図柄配列記憶手段に記憶されている回転角度位置と図柄の種類との対応関係を回転角度から検索して、図柄の種類を取得する。この処理は、後述する図8のステップS17、図9のステップS24及び図10に示すステップS32の処理で実行される。
<図柄配列記憶手段144>
図柄配列記憶手段144は、3つのリール82a〜82c毎に、回転角度位置と図柄の種類との対応関係を定めた図柄配列データが予め記憶されている。3つのリール82a〜82cの各々には、リールの回転方向に沿って複数の図柄が付されている。スロット遊技は、リール82a〜82cの全てが停止したときに、有効ライン上に停止した図柄の組合せによって結果が定められるものであるために、リール82a〜82cが停止したときには、有効ライン上に停止した図柄の種類を取得する必要がある。上述したように、リール82a〜82cが停止したときにおけるリール82a〜82cの回転角度位置を、回転角度センサ83a、83b及び83cから得て、この図柄配列記憶手段144に記憶されている図柄配列データをリール82a〜82cの回転角度位置の値に基づいて検索して、有効ライン上に停止した図柄の種類を得る。
<役成立制御手段146及び役不成立制御手段148>
役成立制御手段146は、上述した役抽選手段120によって抽選された抽選結果が所定の特別役や小役等の役に当選したときに、その当選した役を構成する図柄の組合せが有効ライン上に成立するようにリール82a〜82cを停止制御する。また、役不成立制御手段148は、上述した役抽選手段120によって抽選された抽選結果がいずれの役にも当選しなかったとき、即ち外れであるときには、有効ライン上でいずれの役をも構成しない図柄の組合せとなるようにリール82a〜82cを停止制御する。
<リールの停止制御>
以下に、このリールの停止制御について説明する。
上述した役抽選手段120によって抽選された抽選結果が所定の特別役や小役等の役に当選した場合に、その役に対応する図柄の組合せが有効ライン上で比較的容易に揃うようにするため、遊技者がストップスイッチ44a〜44cを操作したときに、リール82a〜82cを直ちに停止させるような制御をせず、ストップスイッチ44a〜44cが操作されてから実際にリール82a〜82cが停止するまでの間に、所定の数の図柄分だけリール82a〜82cが回転するように制御している。さらに、ストップスイッチ44a〜44cが操作されてからリール82a〜82cが停止するまでの時間が長い場合には、リール82a〜82cの停止の態様が不自然になる。このようなことから、ストップスイッチ44a〜44cが操作されたことを検出したときからリールが停止するまでの時間を、通常、190ms以下に設定している。さらにまた、リール82a〜82cが回転しているときには、リール82a〜82cに付された図柄を遊技者がおおむね識別できるようにする必要があり、リールが1分間に80回以上回転しないようにリールの回転速度を定めている。
上述したように、本実施の形態では、リール82a〜82cの各々に付した図柄の数は13個であるので、ストップスイッチ44a〜44cが操作されてから実際にリール82a〜82cが停止するまでの間に移動できる図柄の数を最大3個とした。この図柄3個分に相当する回転角度が、図6に示す角θであり、リールの停止時において最も大きく移動し得る角度(以下、最大移動角度と称する。)である。このような制御をすることにより、「遊技者によって停止操作が行われたときから、リールが停止するまでの間に、所定の回転角度範囲に亘ってリールを回転させた後に停止させる制御を」することができる。ここで、「所定の回転角度範囲」とは、本実施の形態の場合には、図柄の3個以下に相当する回転角度、即ち最大移動角度以下の角度である。
さらに、本実施の形態においては、上述した最大移動角度θに対応する図柄の数、即ち3個は、図1、図5又は図6に示すように、リール表示窓52において、1つのリールについての停止した図柄の数と一致する。従って、上述した最大移動角度θが、1つのリールについての図柄停止位置の全てに亘る角度範囲Θと一致する。この角度範囲Θは、図6に示すように、リール82a〜82cの回転方向に沿った図柄表示領域56の範囲をリールの回転角度に置き換えたものである。また、1つのリールについての停止した図柄の数を3未満に、即ち、Θ<θとしてもよい。このことから、「複数のリールのうちの少なくとも1つのリールについての図柄停止位置の全てに亘る角度範囲が、所定の回転角度範囲以下」にすることができる。
上述した役成立制御手段146は、役抽選手段120によって抽選された抽選結果が所定の役に当選したときには、その役を構成する図柄の組合せが有効ライン上に積極的に成立するようにリール82a〜82cを最大移動角度θ以下だけ移動させて停止制御する。これに対して、役不成立制御手段148は、役抽選手段120による抽選結果が外れであるときには、遊技者がいかなるタイミングでストップスイッチ44a〜44cを操作しても、有効ライン上でいずれの役をも構成しない図柄の組合せとなるようにリール82a〜82cを最大移動角度θ以下だけ移動させて停止制御する。
この役成立制御手段146及び役不成立制御手段148による処理は、後述する図9のステップS26において実行される。
<上側停止候補図柄記憶手段150及び下側停止候補図柄記憶手段152>
上側停止候補図柄記憶手段150は、図柄の複数の停止位置のうち上側の停止位置に停止させ得る図柄の種類を記憶し、下側停止候補図柄記憶手段152は、図柄の複数の停止位置のうち下側の停止位置に停止させ得る図柄の種類を記憶する。
リール82a〜82cが停止したときには、遊技者が図柄を視認できる図柄の表示領域において、複数の図柄停止位置の各々に複数個の図柄の各々が位置付けられて表示される。この図柄の表示領域において、複数の図柄の停止位置のうち、リールの回転方向に沿って最も進んだ位置が、下側停止位置であり、リールの回転方向とは反対の方向に沿って最も後退した位置が、上側停止位置である。例えば、図5に示す停止位置P11、P21又はP31が下側停止位置であり、停止位置P13、P23又はP33が上側停止位置である。尚、図6に示すように、スロットマシン10は、図柄表示領域56が、略垂直に形成されており、図柄表示領域56においてリールが上から下に向かって移動するように回転するよう制御される。このため、リールの回転方向に沿って最も進んだ位置は、最も下側の停止位置となり、リールの回転方向とは反対の方向に沿って最も後退した位置は、最も上側の停止位置となる。このため、リールの回転方向に沿って最も進んだ位置を下側停止位置と称し、リールの回転方向とは反対の方向に沿って最も後退した位置を上側停止位置と称する。
上述したように、本実施の形態においては、遊技者がストップスイッチ44a〜44cを操作したときには、最大で3個まで図柄を移動させてリールを停止する。従って、上側の停止位置においても、下側の停止位置においても、その停止位置に停止し得る図柄の数は3個ずつある。この上側の停止位置に停止し得る候補となる図柄の数は3個であり、下側の停止位置に停止し得る候補となる図柄の数は3個である。これらの停止位置に停止し得る候補となる図柄をそれぞれ上側停止候補図柄又は下側停止候補図柄と称する。上側停止候補図柄記憶手段150は、3つの記憶領域を確保して、これらの3個の上側停止候補図柄の種類を記憶し、下側停止候補図柄記憶手段152は、3つの記憶領域を確保して、3個の下側停止候補図柄の種類を記憶する。
尚、この上側停止候補図柄記憶手段150及び下側停止候補図柄記憶手段152に記憶されている図柄の種類は、後述する図10のステップS32、S33及びS34の処理で用いられる。
<上側停止可能判断手段154、下側停止禁止判断手段156、上側停止禁止判断手段158、下側停止可能判断手段160>
上側停止可能判断手段154は、ストップスイッチが操作されたタイミングや役抽選手段120による役の抽選結果に基づいて、上述した上側停止候補図柄を上側停止位置に停止させることができるか否かを判断し、下側停止禁止判断手段156は、下側停止候補図柄を下側停止位置に停止させることが禁止されていないかを判断する。また、上側停止禁止判断手段158は、ストップスイッチが操作されたタイミングや役抽選手段120による役の抽選結果に基づいて、上側停止候補図柄を上側停止位置に停止させることが禁止されていないかを判断する。下側停止可能判断手段160は、下側停止候補図柄を下側停止位置に停止させることができるか否かを判断する。
この上側停止可能判断手段154及び下側停止禁止判断手段156は、後述する図10のステップS36において用いられ、上側停止禁止判断手段158及び下側停止可能判断手段160は、図10のステップS41において用いられる。
<入賞ライン有効化手段170>
入賞ライン有効化手段170は、上述した選択手段から発せられた信号に基づいて、入賞ラインを有効化する。例えば、1−ベットスイッチ62から信号が発せられたときには、入賞ラインL1のみを有効化し、2−ベットスイッチ64から信号が発せられたときには、入賞ラインL1とL2とを有効化し、最大ベットスイッチ66から信号が発せられたときには、入賞ラインL1〜L4の全てを有効化する。
<副制御手段180>
副制御手段180は、画像制御手段182からなる。この副制御手段180は、上述したサブ制御基板84から構成されるのが好ましい。
画像制御手段182は、画像移動表示手段184と、画像停止表示手段186とからなる。
<画像移動表示手段184及び画像停止表示手段186>
画像移動表示手段184は、画像表示手段300に種々の画像を移動する態様で表示する。一方、画像停止表示手段186は、画像表示手段300に図柄画像を停止する態様で表示する。
<図柄表示手段400>
図柄表示手段400は、リール82a、82b及び82cからなる。リール82a、82b及び82cの各々には、複数の図柄がリールの回転方向に沿って付されている。
リール82aは、リール82aを回転駆動するためのモータ86aと、リール82aの回転角度を検出するための回転角度センサ83aとからなる。リール82bは、リール82bを回転駆動するためのモータ86bと、リール82bの回転角度を検出するための回転角度センサ83bとからなる。リール82cは、リール82cを回転駆動するためのモータ86cと、リール82cの回転角度を検出するための回転角度センサ83cとからなる。
<画像表示手段300>
上述した副制御手段180の画像制御手段182から発せられた制御信号に基づいて、演出画像を表示する。この画像表示手段300は、液晶表示部30から構成される画像表示装置28からなるのが好ましい。
<<制御処理>>
以下に、上述した主制御手段110(メイン制御基板32)において行われる制御について説明する。以下においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述した主制御手段110や副制御手段180においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理は終えて、スロットマシン10は定常動作しているものとする。尚、これらの図8〜図10に示すフローチャートは、主制御手段110における制御処理を実行するための1つの例を示したにすぎず、この処理手順には限られない。
<主制御手段110における制御>
図8は、本実施の形態において、主制御手段110における制御の流れを示すフローチャートである。
最初に、スタートスイッチ42が遊技者によってオンにされたか否かを判断する(ステップS11)。スタートスイッチ42がオンにされていないと判別したときには、ステップS11の処理を繰り返す。一方、スタートスイッチ42がオンにされたと判別したときには、リール制御手段130は、3つのリール82a、82b及び82cの回動制御を開始する(図示せず)。
次に、上述した役抽選手段120によって役の抽選を行う(ステップS12)。この処理は、上述したように、特別役、小役、及びリプレイ等の役を抽選する処理である。次いで、ステップS12で抽選された抽選結果に応じてリール82a、82b及び82cを停止するための停止制御テーブルを選択する(ステップS13)。
さらに、3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかが遊技者によってオンにされたか否かを判断する(ステップS14)。3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかがオンにされていないと判別したときには、この判断処理を繰り返す。3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかがオンにされたと判別したときには、リール制御手段130は、そのオンにされたストップスイッチに対応するリール82a〜82cのうちのいずれか1つのリールを停止制御する(ステップS15)。
次に、主制御手段110は、3つのリール82a〜82cの全てが停止したか否かを判断する(ステップS16)。全てのリール82a〜82cが停止していないと判別したときには、処理を上述したステップS14に戻す。一方、全てのリール82a〜82cが停止したと判別したときには、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ライン上に停止したか否か、即ち、いずれかの役に入賞したか否かを判断する(ステップS17)。いずれかの役に入賞したと判別したときには、その入賞役に応じた処理を実行する(ステップS18)。例えば、小役等に入賞したときには、その入賞した役に対応する枚数のメダルの払出処理を行い、リプレイに入賞したときには、その遊技で投入されたメダルの枚数と同一の枚数の自動投入を行う。
ステップS17でいずれかの役に入賞しなかったと判別したとき、又はステップS18の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
<リール停止制御処理>
図9は、上述した図8のステップS15で呼び出されて実行されるリール停止の制御処理のサブルーチンである。
最初に、ストップスイッチ44a〜44cのうち、遊技者によって操作されたストップスイッチに対応するリールの回転角度位置を検出する(ステップS21)。上述したように、左リール82aは、左側のストップスイッチ44aに対応し、中リール82bは、中央のストップスイッチ44bに対応し、右リール82cは、右側のストップスイッチ44cに対応する。また、左リール82aには、回転角度センサ83aに対応し、中リール82bには、回転角度センサ83bに対応し、右リール82cには、回転角度センサ83cに対応する。従って、上述したステップS21の処理では、遊技者によって左側のストップスイッチ44aが操作されたときには、回転角度センサ83aから発せられる信号に基づいて左リール82aの回転角度位置を検出し、中央のストップスイッチ44bが操作されたときには、回転角度センサ83bから発せられる信号に基づいて中リール82bの回転角度位置を検出し、右側のストップスイッチ44cが操作されたときには、回転角度センサ83cから発せられる信号に基づいて右リール82cの回転角度位置を検出する。
次に、遊技者によって操作されたストップスイッチが44aであるか、即ち、左リール82aに対する停止操作であるか否かを判断する(ステップS22)。左リール82aに対する停止操作でないと判別したときには、後述する図10のステップS31に処理を移す。一方、左リール82aに対する停止操作であると判別したときには、遊技者によるストップスイッチの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作であるか否かを判断する(ステップS23)。尚、本実施の形態では、図柄が付されているリールは、リール82a〜82cの3つであるので、ストップスイッチ44a〜44cによる停止操作は、1番目の停止操作から3番目の停止操作までである。
ステップS23の処理において、遊技者によるストップスイッチ44aの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作でない、即ち、2番目又は3番目の停止操作であると判別したときには、既に停止しているリールについて有効ライン上に停止表示されている図柄の種類を取得する(ステップS24)。上述したように、制御手段100の図柄配列記憶手段144には、3つのリール82a〜82c毎に、回転角度位置と図柄の種類との対応関係を定めた図柄配列データが予め記憶されている。ステップS24の処理は、既に停止しているリールの回転角度検出センサから発せられた信号からそのリールの回転角度位置を得て、その回転角度位置の値から図柄配列記憶手段144に記憶されている図柄配列データを検索して、有効ライン上に停止表示されている図柄の種類を取得する。
上述したステップS23で今回行われている遊技における1番目の停止操作であると判別したとき、又はステップS24の処理を実行したときには、左リール82aを停止させる回転角度位置を決定する(ステップS25)。
このステップS25の処理は、以下のような処理を行う。
まず、ストップスイッチ44aの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作であって、上述した図8のステップS12の役抽選処理による抽選結果がBB等の役に当選したときには、その役を構成し得る図柄の組合せ、例えば「7」−「7」−「7」が有効ライン上で成立するように左リール82aの停止位置を定める。上述したように、ストップスイッチ44aが遊技者に操作されてからリール82aが停止するまでの間に、リール82aを最大移動角度以下だけ回転させる制御、即ち図柄を3個まで移動させる制御ができるので、その移動可能範囲内の3つの図柄に当選した役を構成する図柄が含まれている場合には、その図柄が有効ライン上に停止する位置を停止位置と定める。一方、ステップS12の役抽選処理で所定の役に当選した場合であっても、移動可能範囲内の3つの図柄に、当選した役を構成し得る図柄が含まれていない場合には、リール82aの停止位置を適宜定める。この場合には、いずれかの役を構成するような図柄の組合せを有効ライン上に成立させることはできない。
また、ストップスイッチ44aの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作であって、上述した図8のステップS12の役抽選処理で、外れとなったときには、リール82aの停止位置を適宜定める。この場合に仮に有効ライン上に何らかの役を構成する図柄が停止したとしても、2番目又は3番目の停止操作のときに、有効ライン上にその役を構成する図柄の組合せが成立しないようにリールの停止位置を定めればよい。
さらに、ストップスイッチ44aの操作が、今回行われている遊技における2番目又は3番目の停止操作であって、ステップS12の役抽選処理で所定の役に当選したときには、有効ライン上に既に停止表示された図柄の種類を取得する。既に有効ライン上に停止表示された図柄の種類が当選した役を構成し得る図柄である場合には、その役を構成する図柄の組合せが成立し得るように左リール82aの停止位置を定める。ストップスイッチ44aが遊技者に操作されてからリール82aが停止するまでの移動可能範囲内の3つの図柄に、当選した役を構成し得る図柄が含まれている場合には、その図柄が有効ライン上に停止する位置を停止位置と定める。一方、役抽選処理で所定の役に当選した場合であっても、移動可能範囲内の3つの図柄に当選した役を構成する図柄が含まれていない場合には、リール82aの停止位置を適宜定める。この場合には、有効ライン上で、当選した役を構成する図柄の組合せを成立させることはできない。
さらにまた、ストップスイッチ44aの操作が、今回行われている遊技における2番目又は3番目の停止操作であって、ステップS12の役抽選処理で外れとなったときには、既に停止表示された図柄の種類を取得して、有効ライン上でいずれの役をも構成しない図柄の組合せとなるように左リール82aの停止位置を定める。即ち、有効ライン上に何らかの役を構成する図柄が既に停止しているときには、その役を構成する図柄の組合せを成立させない図柄を、移動可能範囲内の3つの図柄から選択し、選択した図柄が有効ライン上に停止する位置を左リール82aの停止位置と定める。一方、有効ライン上に何らかの役を構成し得ない図柄が既に停止しているときには、リール82aの停止位置を適宜定める。
このステップS25の処理を実行した後、ステップS25で定めたリールの停止位置に基づいてリールを停止する制御をし(ステップS26)、本サブルーチンを終了する。尚、このステップS26の処理は、後述するステップS37又はS42において定めたリールの停止位置に基づいてもリールを停止制御する。
図10は、上述した図9のステップS22で遊技者によって操作されたストップスイッチが44aでないと判別したとき、即ち、中リール82b又は右リール82cに対する停止操作であると判別したときに実行されるサブルーチンである。
最初に、遊技者によるストップスイッチの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作であるか否かを判断する(ステップS31)。尚、上述したように、図柄が付されているリールは、リール82a〜82cの3つであるので、ストップスイッチ44a〜44cによる停止操作は、1番目の停止操作から3番目の停止操作までとなる。
ステップS31の処理において、遊技者によるストップスイッチ44aの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作でない、即ち、2番目又は3番目の停止操作であると判別したときには、既に停止しているリールについて有効ライン上に停止表示されている図柄の種類を取得する(ステップS32)。このステップS32の処理は、上述したステップS24の処理と同様の処理を行う。即ち、この処理は、既に停止しているリールの回転角度検出センサから発せられた信号からそのリールの回転角度位置を得て、その回転角度位置の値から図柄配列記憶手段144に記憶されている図柄配列データを検索して、有効ライン上に停止表示されている図柄の種類を取得する。
上述したステップS31で今回行われている遊技における1番目の停止操作であると判別したとき、又はステップS32の処理を実行したときには、上側停止候補図柄T[1]〜T[3]の種類と、下側停止候補図柄B[1]〜B[3]の種類と、を取得する(ステップS33)。
このステップS33の処理を図11を用いて説明する。図11は、リール表示窓52の近傍における3つのリール82a〜82cとそのリールの各々に付された図柄との概略を示す図である。尚、この図11においては、リール表示窓52から視認できる図柄を実線の白い丸で示し、前面扉40の背後に位置してリール表示窓52から視認できない図柄を破線の白い丸で示した。また、図11においては、入賞したか否かの判断の対象とならない停止位置、即ち、入賞非対象停止位置であるP11、P12、P22及びP32を、明示するために斜線を付して示した。
この図11において、上側停止位置とは、P23又はP33であり、下側停止位置とは、P21又はP31である。以下においては、4つの入賞ラインL1〜L4の全てが有効化されているとする。本実施の形態では、リール82b及び82cにおいて、4本の有効ラインL1〜L4は、停止位置P23、P33、P21又はP31のいずれかを含む。即ち、有効ラインL1には、停止位置P23及びP33が含まれ、有効ラインL2には、停止位置P21及びP33が含まれ、有効ラインL3には、停止位置P23及びP31が含まれ、有効ラインL4には、停止位置P21及びP31が含まれる。従って、停止位置P22及びP32は、4つの入賞ラインL1〜L4の全てが有効化された場合であっても、有効ラインL1〜L4のいずれにも含まれない。このようにしたことから、停止位置P21、P23、P31及びP33を入賞対象停止位置にすることができ、停止位置P22及びP32を入賞非対象停止位置とすることができる。また、停止位置P22は、停止位置P21とP23との間に位置し、停止位置P32は、停止位置P31とP33との間に位置する。有効ラインをこのようにしたことにより、「複数のリールのうちの少なくとも1つのリールにおいて、入賞非対象停止位置が、入賞対象停止位置の間に配置されている」ことをなす。
上述した上側停止候補図柄とは、上側の停止位置に停止し得る図柄であり、下側停止候補図柄とは、下側の停止位置に停止し得る図柄である。上述したように、本実施の形態では、ストップスイッチが遊技者に操作されてからリールが停止するまでの間に、図柄を3個まで移動させる制御ができる。このため、上側の停止位置又は下側の停止位置に停止し得る図柄の数は3個である。
具体的には、図11に示したリール82bの場合には、上側の停止位置は、停止位置P23であり、上側の停止位置P23に停止し得る図柄は、停止位置P23を含んで停止位置P23の上方に位置する3つの図柄Z23、Z24及びZ25である。また、下側の停止位置は、停止位置P21であり、下側の停止位置P21に停止し得る図柄は、停止位置P21を含んで停止位置P21の上方に位置する3つの図柄Z21、Z22及びZ23である。これらの図柄Z23をT[1]とし、Z24をT[2]とし、Z25をT[3]として、上側停止候補図柄T[1]〜T[3]と称する。また、図柄Z21をB[1]とし、Z22をB[2]とし、Z23をB[3]として、下側停止候補図柄B[1]〜B[3]と称する。
図11に示したリール82cの場合には、上側の停止位置は、停止位置P33であり、上側の停止位置P33に停止し得る図柄は、停止位置P33を含んで停止位置P33の上方に位置する3つの図柄Z33、Z34及びZ35である。また、下側の停止位置は、停止位置P31であり、下側の停止位置P31に停止し得る図柄は、停止位置P31を含んで停止位置P31の上方に位置する3つの図柄Z31、Z32及びZ33である。このリール82cの場合においても、これらの図柄Z33をT[1]とし、Z34をT[2]とし、Z35をT[3]として、上側停止候補図柄T[1]〜T[3]と称する。また、図柄Z31をB[1]とし、Z32をB[2]とし、Z33をB[3]として、下側停止候補図柄B[1]〜B[3]と称する。
尚、上述したように、図柄Z24及びZ25、並びにZ34及びZ35は、前面扉40の背後に位置してるので、遊技者は、図柄Z24及びZ25、並びにZ34及びZ35をリール表示窓52から視認できない。
上述したステップS33の処理は、ステップS32の処理で取得した図柄の種類から、制御手段100の上側停止候補図柄記憶手段150の3つの記憶領域の各々に上側停止候補図柄T[1]〜T[3]を記憶させるとともに、下側停止候補図柄記憶手段152の3つの記憶領域の各々に下側停止候補図柄B[1]〜B[3]を記憶させる処理である。
ステップS33の処理を実行した後、候補図柄対を生成する(ステップS34)。この処理は具体的には、第1の対(T[1]、B[1])、第2の対(T[2]、B[2])及び第3の対(T[3]、B[3])を生成する処理である。次いで、変数iの値を1に設定する(ステップS35)。
次に、候補図柄対に基づいて以下の判断を行う。即ち、候補図柄対(T[i]、B[i])のうち、上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置に停止させることができ、かつ、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置に停止させることが禁止されていないかを判断する(ステップS36)。例えば、ストップスイッチ44bが操作されて、リール82bを停止制御する場合であって、iの値が1のときには、上側停止候補図柄T[1]であるZ23が上側停止位置P23に停止させることができ、かつ、下側停止候補図柄B[1]であるZ21を下側停止位置P21に停止させることが禁止されて否かを判断する。また、ストップスイッチ44cが操作されて、リール82cを停止制御する場合であって、iの値が2のときには、上側停止候補図柄T[2]であるZ34が上側停止位置P33に停止させることができ、かつ、下側停止候補図柄B[2]であるZ32を下側停止位置P31に停止させることが禁止されているか否かを判断する。
このステップS36における判断の処理を以下に説明する。尚、以下の説明においては、上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置に停止させることができるか否かの判断を上側停止可能判断と称し、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置に停止させることが禁止されていないか否かの判断を下側停止禁止判断と称する。また、以下の説明においては、4つの入賞ラインL1〜L4の全てが有効化されて、ストップスイッチ44bが操作されて、リール82bが停止制御される場合とする。
まず、ストップスイッチ44bの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作であって、上述した図8のステップS12の役抽選処理による抽選結果がBB等の役に当選した場合について説明する。
上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置P23に停止させたとしたときに、上側停止候補図柄T[i]がその当選した役を構成し得る図柄である場合には、上側停止可能判断を満たしたとする。一方、上側停止候補図柄T[i]が当選した役を構成し得ない図柄である場合には、上側停止可能判断を満たさないとする。さらに、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、他の役を構成し得ない図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たしたとする。一方、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、他の役を構成し得る図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たさないとする。
次に、ストップスイッチ44bの操作が、今回行われている遊技における1番目の停止操作であって、上述した図8のステップS12の役抽選処理で外れとなった場合について説明する。
上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置P23に停止させたとしたときに、上側停止候補図柄T[i]が、いずれの役をも構成し得ない図柄である場合には、上側停止可能判断を満たしたとする。一方、上側停止候補図柄T[i]が何らかの役を構成し得る図柄である場合には、上側停止可能判断を満たさないとする。さらに、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、いずれの役をも構成し得ない図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たしたとする。一方、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、何らかの役を構成し得る図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たさないとする。
さらに、ストップスイッチ44bの操作が、今回行われている遊技における2番目又は3番目の停止操作であって、ステップS12の役抽選処理で、所定の役に当選した場合について説明する。
上側停止位置P23を含む有効ライン上に既に停止表示された図柄の種類が当選した役の組合せに含まれる図柄である場合であって、上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置P23に停止させたとしたときに、上側停止候補図柄T[i]がその当選した役を構成し得る図柄である場合には、上側停止可能判断を満たしたとする。一方、上側停止候補図柄T[i]が当選した役を構成し得ない図柄である場合には、上側停止可能判断を満たさないとする。これに対して、上側停止位置P23を含む有効ライン上に既に停止表示された図柄の種類が当選した役を構成し得ない図柄である場合には、上側停止可能判断を満たさないとする。さらに、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、他の役を構成し得ない図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たしたとする。一方、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、他の役を構成し得る図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たさないとする。
さらにまた、ストップスイッチ44bの操作が、今回行われている遊技における2番目又は3番目の停止操作であって、ステップS12の役抽選処理で、外れとなった場合について説明する。
上側停止位置P23を含む有効ライン上に既に停止表示された図柄の種類が、いずれかの役を構成し得ない図柄である場合には、上側停止候補図柄T[i]がいかなる図柄であっても、上側停止可能判断を満たしたとする。これに対して、上側停止位置P23を含む有効ライン上に既に停止表示された図柄の種類が、いずれかの役を構成し得る図柄である場合であって、上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置P23に停止させたとしたときに、上側停止候補図柄T[i]がその役を構成し得ない図柄である場合には、上側停止可能判断を満たしたとする。一方、上側停止候補図柄T[i]を上側停止位置P23に停止させたとしたときに、上側停止候補図柄T[i]がその役を構成し得る図柄である場合には、上側停止可能判断を満たさないとする。さらに、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、いずれかの役を構成し得ない図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たしたとする。一方、下側停止候補図柄B[i]を下側停止位置P21に停止させたとしたときに、いずれかの役を構成し得る図柄である場合には、下側停止禁止判断も満たさないとする。
上述したステップS36の処理で、上側停止可能判断を満たし、かつ下側停止禁止判断も満たしたときには、そのときの変数iの値からリールの停止位置を決定し(ステップS37)、上述した図9のステップS26に処理を戻す。
上述したステップS36において、上側停止可能判断、又は下側停止禁止判断のいずれか又は双方を満たさないと判別したときには、変数iの値を1だけ増加させ(ステップS38)、変数iの値が3以下であるか否かを判断する(ステップS39)。変数iの値が3以下であると判別したときには、上述したステップS36に処理を戻す。一方、変数iの値が3より大きいと判別したときには、変数jの値を1に設定する(ステップS40)。
次に、候補図柄対(T[i]、B[i])のうち、側停止候補図柄[j]を下側停止位置に停止させることができ、かつ、上側停止候補図柄T[j]を上側停止位置に停止させることが禁止されていないかを判断する(ステップS41)。例えば、ストップスイッチ44bが操作されて、リール82bを停止制御する場合であって、jの値が2のときには、下側停止候補図柄B[2]であるZ22が下側停止位置P21に停止させることができ、かつ、上側停止候補図柄T[2]であるZ24を上側停止位置P23に停止させることが禁止されているか否かを判断する。また、ストップスイッチ44cが操作されて、リール82cを停止制御する場合であって、jの値が3のときには、下側停止候補図柄B[3]であるZ33が上側停止位置P31に停止させることができ、かつ、上側停止候補図柄T[3]であるZ35を上側停止位置P33に停止させることが禁止されているか否かを判断する。尚、この判断処理は、上述したステップS36における上側停止可能判断を下側停止可能判断と、下側停止禁止判断を上側停止禁止判断としたものであり、具体的な判断は同様のものである。
上述したステップS41で下側停止可能判断と上側停止禁止判断との双方を満たしたときには、そのときの変数jの値からリールの停止位置を決定し(ステップS42)、上述した図9のステップS26に処理を戻す。一方、下側停止可能判断、又は上側停止禁止判断のいずれか又は双方を満たさないと判別したときには、変数jの値を1だけ増加させ(ステップS43)、変数jの値が3以下であるか否かを判断する(ステップS44)。変数jの値が3以下であると判別したときには、上述したステップS41に処理を戻す。一方、変数jの値が3より大きいと判別したときには、上述したステップS42に処理を戻す。
尚、上述した実施の形態においては、停止位置P11を入賞したか否かの判断の対象とならない停止位置とした場合を示したが、停止位置P11を判断の対象となる停止位置、即ち、いずれかの有効ラインに含まれる停止位置としてもよい。
本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。 スロットマシン10の内部構造を示す図である。 リールユニット80とリールユニット80の背面に設けられたサブ制御基板84とを示す前面側から見た斜視図である。 リールユニット80の後方側のサブ制御基板を含む部分を分解して背面側から見た斜視図である。 リール表示窓52を拡大して示した正面図である。 図5に示した線I−I、線II−II又は線III−IIIに沿ったリール表示窓52及びリール82a〜82cの断面を示す断面図である。 スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。 制御手段100で実行されるサブルーチンを示すフローチャートである。 図8のステップS15で呼び出されて実行されるリール停止の制御処理のサブルーチンである。 図9のステップS22で遊技者によって操作されたストップスイッチが44aでないと判別したときに実行されるサブルーチンである。 リール表示窓52を拡大して、3つのリール82a〜82cとそのリールの各々に付された図柄との概略を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
56 図柄表示領域
62、64、66 ベットスイッチ(選択手段)
82a、82b、82c リール
120 役抽選手段
130 リール制御手段
400 図柄表示手段
P11〜P13、P21〜P23、P31〜P33 図柄停止位置
L1〜L4 有効ライン(入賞対象停止位置)
P13、P21、P23、P31、P33 停止位置(入賞対象停止位置)
P11、P12、P22、P32 入賞非対象停止位置
Z11〜Z13、Z21〜Z25、Z31〜Z35 図柄

Claims (5)

  1. 遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、各々に複数種類の図柄が付された複数のリールを含むスロットマシンであって、
    前記複数のリールが停止したときに、前記複数のリールの各々に付された図柄のうちの連続する3個の図柄を視認可能に停止表示する図柄表示領域が形成された図柄表示手段と、
    遊技者の操作に応じて前記複数のリールの回転又は停止を制御するリール制御手段と、
    を含み、かつ、
    前記図柄表示領域は、複数の図柄停止位置を有し、かつ、前記複数のリールが停止したときにおいて、複数の図柄停止位置の各々に前記複数個の図柄の各々が位置付けられ、かつ、
    前記複数の図柄停止位置は、前記複数のリールの各々について前記図柄表示領域内で視認可能に停止表示される前記連続する3個の図柄に対応する3個の図柄停止位置からなり、かつ、
    前記3個の図柄停止位置は、前記3個の図柄停止位置のうちの少なくとも1つ以上の、予め定められた停止位置であって、そこに停止表示された図柄の種類によって入賞したか否かの判断の対象となる入賞対象停止位置と、
    前記3個の図柄停止位置のうちの前記入賞対象停止位置以外の停止位置であって、そこに停止表示された図柄の種類によって入賞したか否かの判断の対象とならない入賞非対象停止位置と、からなり、かつ、
    前記複数のリールの各々について定められた前記入賞対象停止位置のうち1つを、前記複数のリールの全てに亘って結んだ線からなる入賞ラインが複数定められ、
    遊技者の操作によって前記入賞ラインのうちいずれを有効化するかを選択する選択手段をさらに含み、かつ、
    前記複数のリールのうちの少なくとも1つのリールは、対応する前記3個の図柄停止位置が、遊技者の操作によって全ての前記入賞ラインが有効化された場合は、2つの前記入賞対象停止位置の間に、前記入賞非対象停止位置が配置されることとなる特定のリールであり、
    役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記複数のリールが全て停止したときに、前記有効化された入賞ライン上にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止したか否かを判断することによって、いずれかの役が入賞したか否かを判断する入賞判断手段と、をさらに含み、
    前記リール制御手段は、
    遊技者によって停止操作が行われたときから、所定の回転角度範囲に亘って前記リールが回動するまでの間に、前記リールが停止するように制御し、
    前記役抽選手段による抽選結果においていずれの役にも当選していなかった場合に、遊技者が停止操作を行ったことによって前記特定のリールを停止させるときに、
    前記2つの入賞対象停止位置における各図柄のうち、前記リールの回転方向に対して前記入賞非対象停止位置よりも反対側にある入賞対象停止位置に、何らかの役を構成し得る図柄であった場合は、前記特定のリールを図柄1コマ分回動させて、その図柄が前記入賞非対象停止位置に停止するように制御し、前記入賞非対象停止位置よりも前記リールの回転方向側にある入賞対象停止位置に、何らかの役を構成し得る図柄であった場合は、前記特定のリールを図柄1コマ分回動させて、その図柄を前記図柄表示領域の外側に停止するように制御することを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記リール制御手段は、
    前記役抽選手段による抽選結果において何らかの役に当選した場合に、遊技者が停止操作を行ったことによって前記特定のリールを停止させるときに、
    前記2つの入賞対象停止位置における各図柄のうち、いずれか一方が当選した役を構成し得る図柄であった場合は、その図柄を、対応する前記入賞対象停止位置に停止させるように制御し、
    前記各図柄が、当選した役を構成し得ない図柄であった場合は、前記特定のリールを図柄1コマ分回動させて、前記2つの入賞対象停止位置のいずれか一方に当選した役を構成し得る図柄が停止するように制御する請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記複数の入賞ラインのうち少なくとも一つは、前記複数のリールの各々について定められた前記入賞対象停止位置のうち1つを、前記複数のリールの全てに亘って結んだ線の形状が、前記入賞非対象停止位置を通過しないことにより屈曲していることを特徴する請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記リール制御手段は、
    前記役抽選手段による抽選結果においていずれの役にも当選していなかった場合に、前記特定のリールの前記入賞対象停止位置に、既に停止している他のリールにおける前記入賞対象停止位置に停止表示された図柄との組合せにおいていずれの役をも構成することとならない図柄を、停止させるように制御する請求項1から3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  5. 前記複数のリールのうちの少なくとも1つのリールについての前記図柄停止位置の全てに亘る角度範囲が、図柄3個以内である請求項1から4のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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