JP2000325547A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000325547A
JP2000325547A JP11137195A JP13719599A JP2000325547A JP 2000325547 A JP2000325547 A JP 2000325547A JP 11137195 A JP11137195 A JP 11137195A JP 13719599 A JP13719599 A JP 13719599A JP 2000325547 A JP2000325547 A JP 2000325547A
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Japan
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player
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JP11137195A
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Inventor
Hiroki Adachi
弘記 安達
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Universal Entertainment Corp
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Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者がリールを停止操作可能で、任意に有
効ラインを選択できる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機は、遊技に必要な複数の図柄を可
変表示する可変表示手段と、遊技者が所定のライン13
a〜13eを任意に有効化できるライン選択部21a〜
21eと、可変表示手段の可変表示を制御し、可変表示
の停止時に表示される態様が、ライン選択部で有効化さ
れたラインに沿って所定の図柄が並ぶ図柄態様となるこ
とを許可するか否かの判定、及び遊技者の停止操作のタ
イミングに基づいて、可変表示の停止時に表示すべき態
様を決定する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に必要な複数
の図柄を可変表示する可変表示手段と、該可変表示装置
の可変表示を制御するマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンという)等の制御手段とを備えたスロットマシン
その他の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スロットマシン或いはパチスロ
と称される遊技機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表
わした回転リールを複数配列することで機械的に構成し
た可変表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示す
ることで電気的に構成した可変表示装置を有する。遊技
者のスタート操作に応じて、制御手段が可変表示装置を
駆動して各リールを回転させることにより、図柄を可変
表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作
により、各リールの回転を順次停止させる。このように
遊技者がリールの停止操作を行う遊技機と遊技者の停止
操作によらず自動的にリールが停止する遊技機とがある
が、いずれの遊技機でも、表示窓内に現れた各リールの
図柄が、有効化された入賞ラインに沿って所定の図柄態
様(入賞図柄)になれば、メダル、コイン等の遊技媒体
を払い出すことで遊技者に利益を付与する。
【0003】一般に、入賞ラインは複数設けられ、遊技
機に投入された遊技媒体の投入数が増えるに従って、有
効となる入賞ラインが増えていく。例えば、入賞ライン
が5本の場合、遊技媒体の投入数が1であると所定の入
賞ラインが1本有効化され、遊技媒体の投入数が2であ
ると所定の入賞ラインが3本有効化され、遊技媒体の投
入数が3であると全ての入賞ラインが有効化される。
【0004】上記のように、有効化される入賞ライン
は、遊技媒体の投入数によって決定されていたので、遊
技者が任意に入賞ラインを有効化することができなかっ
た。
【0005】そこで、遊技者の停止操作によらず自動的
にリールが停止する遊技機において、遊技媒体の数によ
らずに遊技者が所望する任意の入賞ラインを有効化でき
るスロットマシンゲーム装置が提案されている(特開平
7−213682号)。このスロットマシンゲーム装置
では、いずれかの入賞ラインに沿って入賞図柄となるこ
とを予想して、その入賞ラインを有効化するという新た
なゲーム要素を付加することが可能となる。
【0006】一方、遊技者がリールの停止操作可能な遊
技機においては、内部抽選で当選しただけでは有効ライ
ンに沿って入賞図柄は揃わず、リールの停止操作によっ
て入賞図柄が揃うかどうかが決定される。このため、入
賞ラインを複数設けて入賞図柄を揃えやすくしている。
更に、有効ラインに沿って入賞図柄が揃うリールの停止
操作のタイミングを許容するために、引き込みというリ
ールの停止制御が行われている。また、一般に、1遊技
において投入した遊技媒体数1当たりの遊技機から払い
出される遊技媒体数は、1遊技に投入できる最大の遊技
媒体数を投入したときに最大となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有効ラ
イン数を最大にして、すなわち投入できる最大数の遊技
媒体を投入して入賞図柄を引き込みやすくしても、所定
の入賞に内部抽選で当選したとき、入賞図柄を揃えられ
ないことがある。このとき、遊技者は、不利益を受ける
こととなる。
【0008】また、1遊技に投入できる最大数の遊技媒
体を投入して遊技を行う方が有利であるので、遊技者は
最大数の遊技媒体を投入し、結果的に入賞図柄を引き込
みやすい状態で遊技を行っていた。すなわち、リールの
停止操作に熟練した遊技者も熟練していない遊技者も、
入賞図柄を揃えることに関して同一の条件で遊技を行う
しかなく、この難易度を遊技者が任意に選択することが
できなかった。
【0009】本発明の目的は、遊技者がリールを停止操
作可能で、任意に有効ラインを選択できる遊技機を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可変表示手段
と、遊技者が所定のラインを任意に有効化できるライン
選択部と、可変表示手段の可変表示を制御し、可変表示
の停止時に表示される態様が、ライン選択部で有効化さ
れたラインに沿って所定の図柄が並ぶ図柄態様となるこ
とを許可するか否かの判定、及び遊技者の停止操作のタ
イミングに基づいて、可変表示の停止時に表示すべき態
様を決定する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の第2の態様は、ライン選択部は、
遊技を行うために投入する遊技媒体の数より多い数のラ
インを有効化できることを特徴とする。
【0012】本発明の第3の態様は、所定の入賞となっ
たときに払い出される遊技媒体数、又は図柄態様となる
ことを許可するとの判定がなされる確率は、ライン選択
部において有効化されたラインの数に応じて変化するこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の第4の態様は、所定の入賞におけ
る遊技のために必要な遊技媒体の単位数当たり払い出さ
れる遊技媒体数の期待値は、ライン数に拘わらず、一定
とすることを特徴とする。
【0014】
【作用及び効果】本発明によれば、遊技者がリールの停
止操作可能な遊技機において、ライン選択部により入賞
ラインを任意に有効化できる。このため、リールの停止
操作に熟練していない遊技者であれば、有効ライン数を
最大にして、すなわち入賞図柄を揃えやすい状態で、遊
技を行うことができる。一方、リールの停止操作に熟練
した遊技者は、例えば、自己の停止操作の実力を発揮す
るために、入賞図柄を揃えにくい状態で遊技をすること
もできる。このように、有効ライン数を変えることによ
り、入賞図柄の引き込みやすさを変える、すなわち入賞
図柄の揃えやすさを変化させることができる。また、入
賞ラインを任意に有効化できるので、遊技のバリエーシ
ョンが増す。
【0015】第2の態様によれば、遊技に必要な最低数
の遊技媒体で、有効ライン数を最大にして、すなわち入
賞図柄を揃えやすい状態で遊技をすることができる。
【0016】第3の態様によれば、所定の入賞となった
ときに払い出される遊技媒体数、又は所定の図柄態様と
なることを許可するとの判定がなされる確率が、ライン
選択部において有効化されたラインの数に応じて、すな
わち入賞図柄の揃いやすさと共に変化する。このため、
遊技者は自己のリールの停止操作の熟練度に応じて、有
効ラインの数を選択することができる。
【0017】第4の態様によれば、所定の入賞におい
て、有効化したライン数に拘わらず、遊技のために必要
な遊技媒体の単位数当たりの遊技機から払い出される遊
技媒体数の期待値が一定である。このため、遊技者が有
効化したラインの数に拘わらず、平等な遊技を提供でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、遊技者がリール
の停止操作可能なスロットマシンに適用した実施例につ
いて説明する。
【0019】図1は、実施例のスロットマシンの外観を
示す斜視図である。このスロットマシン1は、遊技媒体
としてコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技す
る遊技機であるが、以下ではコインを用いるものとして
説明する。
【0020】スロットマシン1の全体を形成しているキ
ャビネット2の正面には、後述するパネル表示部2a及
び配当表示部60が設けられている。パネル表示部2a
は、略垂直面として形成された縦長矩形の表示窓3L,
3C,3Rを備えている。
【0021】キャビネット2の内部には、各々の外周面
に複数種類の図柄から成る図柄列が描かれた3個のリー
ル4L,4C,4Rが回転自在に設けられ、可変表示部
を形成している。各リール4L,4C,4Rの図柄は表
示窓3L,3C,3Rを通して観察できるようになって
いる。
【0022】キャビネット2の表示窓3L,3C,3R
の下方に略水平面を有する台座部5が形成され、その中
央に上向き傾斜面として形成された液晶表示器6が設け
られている。この液晶表示器6には、遊技に関連した情
報が表示される。
【0023】台座部5の右側部分には、大量のコインを
ー度に挿入できるバケット型コイン投入口7が設けら
れ、液晶表示器6とコイン投入口7との間に、コインを
クレジット部(図示せず)へ自動補充するための切替ス
イッチ8が設けられている。遊技媒体としてのコインの
クレジット可能枚数を上回るコインをコイン投入口7に
投入し、切換スイッチ8を操作すると、コイン投入口7
のバケット内部のコインが自動的にクレジットされ、コ
インのクレジット枚数を所定枚数以下にならないように
維持することができる。
【0024】台座部5の左側部分には、1回の押しボタ
ン操作により、クレジットされているコインのうち1枚
だけをゲームに賭けるための1−BETスイッチ9と、
2枚だけをゲームに賭けるための2−BETスイッチ1
0と、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のコ
インを賭けるための最大BETスイッチ11とが設けら
れている。
【0025】台座部5の前面部の左寄りには、遊技者の
操作により上記リール4L,4C,4Rを回転させ、表
示窓3L,3C,3R内の図柄の移動を開始するための
スタートレバー12が所定の角度範囲で回動自在に取り
付けられている。
【0026】液晶表示器6の下方位置には、表示窓3
L,3C,3R内を移動する3列の図柄をそれぞれ停止
させるために、遊技者が操作する3個のストップボタン
14L,14C,14Rが設けられている。
【0027】スタートレバー12の左側には、遊技者が
ゲームで獲得したコインのクレジット/払出しを押しボ
タン操作で切り換えるC/Pスイッチ16が設けられて
いる。このC/Pスイッチ16を払出し側に切換える
と、正面下部のコイン払出口17からコインが払い出さ
れ、コイン受け部18に溜められる。このコイン受け部
18の後方には、内部に収納されたスピーカ43(図
4)から発生した音を外部へ出すための透音口19が設
けられている。
【0028】図2は、キャビネット2の正面に設けられ
たパネル表示部2aの正面図を示している。パネル表示
部2aには、略垂直面として形成された縦長矩形の表示
窓3L,3C,3R、入賞ラインであるクロスダウンラ
イン13a、トップライン13b、センターライン13
c、ボトムライン13d、クロスアップライン13eが
設けられている。表示窓3L,3C,3Rの左側には、
左の有効ライン表示用LED23a〜23eが設けられ
ている。一方、表示窓3L,3C,3Rの右側には、右
の有効ライン表示用LED24a〜24eが設けられて
いる。
【0029】クロスダウンライン13aは、図示のよう
に左の最上部の有効ライン表示用LED23aと右の最
下部の有効ライン表示用LED24aとを結んでいる。
トップライン13bは、左の上部の有効ライン表示用L
ED23bと右の上部の有効ライン表示用LED24b
とを結んでいる。センターライン13cは、左の中部の
有効ライン表示用LED23cと右の中部の有効ライン
表示用LED24cとを結んでいる。ボトムライン13
dは、左の下部の有効ライン表示用LED23dと右の
下部の有効ライン表示用LED24dとを結んでいる。
クロスアップライン13eは、左の最下部の有効ライン
表示用LED23eと右の最上部の有効ライン表示用L
ED24eとを結んでいる。
【0030】各左の有効ライン表示用LED23a〜2
3eの左側には、ライン選択部を構成する有効ラインス
イッチ21a〜21eが設けられている。遊技者は、こ
れらの有効ラインスイッチを後述のように操作すること
により、対応する入賞ラインを有効又は無効にすること
ができる。
【0031】図3(A)は、入賞ライン13a〜13
e、左の有効ライン表示用LED23a〜23e、右の
有効ライン表示用LED24a〜24e、及び有効ライ
ンスイッチ21a〜21eの対応関係を示している。
【0032】クロスダウンライン13aは、左の最上部
の有効ライン表示用LED23a、右の最下部の有効ラ
イン表示用LED24a及び有効ラインスイッチ21a
と対応している。すなわち、有効ラインスイッチ21a
を操作することにより、クロスダウンライン13aを有
効又は無効に切り換えることができる。この切り換えに
よって、クロスダウンライン13aが有効となれば、左
の最上部の有効ライン表示用LED23a及び右の最下
部の有効ライン表示用LED24aが点灯し、クロスダ
ウンライン13aが無効となれば、左の最上部の有効ラ
イン表示用LED23a及び右の最下部の有効ライン表
示用LED24aが消灯する。他の入賞ライン、有効ラ
イン表示用LED及び有効ラインスイッチについても、
図3に示す対応関係に従って上記と同様に動作する。
【0033】以上のように、いずれかの入賞ラインに結
ばれている左及び右の有効ライン表示用LEDの点灯及
び消灯が、各入賞ラインの有効及び無効を示す。そし
て、各左の有効ライン表示用LEDの左にある有効ライ
ンスイッチを操作することにより、その左の有効ライン
表示用LEDを結ぶ入賞ラインを有効又は無効にするこ
とができる。
【0034】本実施例では、左の有効ライン表示用LE
D23a〜23eと右の有効ライン表示用LED24a
〜24eとの点灯により、入賞ラインが有効化されたこ
とを示しているが、一般のスロットマシンのように、左
の有効ライン表示用LED23a〜23eのみにより、
入賞ラインの有効化を示すようにしてもよい。
【0035】また、左の有効ライン表示用LED23a
〜23e及び右の有効ライン表示用LED24a〜24
eに代えて、EL素子等により構成された入賞ラインを
点灯させることもできる。
【0036】図3(B)は、いずれかの有効ラインスイ
ッチを操作したとき、対応する入賞ラインの状態を示
す。
【0037】いずれかの入賞ラインが有効であったと
き、対応する有効ラインスイッチを1回操作すると、そ
の入賞ラインが無効となる。また、いずれかの入賞ライ
ンが無効であったとき、有効ラインスイッチを1回操作
すると、その入賞ラインが有効となる。
【0038】例えば、クロスダウンライン13aが有効
であるとき、最上部の有効ラインスイッチ21aを1回
操作すると、クロスダウンライン13aが無効となる。
【0039】以上のように、遊技者は、各入賞ラインを
任意に有効又は無効とすることができる。
【0040】なお、液晶表示器6の液晶表示画面をタッ
チパネルとして、このタッチパネルを操作して各入賞ラ
インを有効又は無効にできるようにしてもよい。
【0041】他に、コインの投入枚数毎に予め有効化す
る入賞ラインが定められたグループを複数設け、いずれ
かのグループを選択して、投入枚数毎に有効化される入
賞ラインが変更されるようにしてもよい。例えば、いず
れかのグループを選択し、コインを1枚投入すると、セ
ンターライン13cが有効化され、コインを3枚投入す
ると、全入賞ラインが有効化される。一方、別のグルー
プを選択し、コインを1枚投入すると、クロスアップラ
イン13eが有効化され、コインを2枚投入すると、ク
ロスダウンライン13a、センターライン13c及びク
ロスアップライン13eが有効化され、コインを3枚投
入すると全入賞ラインが有効化される。
【0042】また、複数の入賞ラインを組み合わせたグ
ループを複数設け、いずれかのグループを選択すること
により、投入枚数に拘わらず選択されたグループに含ま
れる入賞ラインが有効化されるようにしてもよい。例え
ば、いずれかのグループを選択すると、トップライン1
3b、センターライン13c及びボトムライン13dが
有効化され、別のグループを選択するとクロスダウンラ
イン13a及びクロスアップライン13eが有効化され
る。
【0043】なお、前述のように従来のスロットマシン
では、コインの投入枚数が増加する毎に有効化される入
賞ライン数が増加していた。したがって、有効化された
入賞ラインに何枚のコインが投入されているか、すなわ
ち何枚のコインが賭けられているかを示す必要がなかっ
た。しかし、本発明のように、有効化された入賞ライン
に複数枚のコインを賭けることができる構成では、遊技
者等に有効化された入賞ラインに何枚のコインが賭けら
れているかを示す必要がある。そこで、有効化された入
賞ラインに賭けられているコイン数を表示するようにす
る。例えば、左の有効ライン表示LED23a〜23e
を7セグメントLED等の表示器にすることにより、有
効化された入賞ライン毎に賭けられているコインの数を
表示する。更に、別途、有効ラインスイッチの近傍に表
示器を設けてもよい。
【0044】また、一般のスロットマシンと異なり、コ
インの投入枚数と有効化された入賞ラインの数とが一致
しないため、コインの投入枚数を確認できない場合があ
る。そこで、コインの投入枚数を表示する表示器を図1
の台座部5等に設けてもよい。或いは、図1のように液
晶表示器6を有するスロットマシン1であれば、液晶表
示器6に投入枚数を表示するようにしてもよい。更に、
一般のスロットマシンに設けられている配当枚数を表示
する表示器に表示するようにしてもよい。この場合、配
当としてコインが支払われる以前の状態では投入枚数を
表示し、コインが支払われる際に配当枚数を表示する。
【0045】図4は、スロットマシン1における遊技処
理動作を制御する制御手段と、これに電気的に接続する
周辺装置(アクチュエータ)とを含む回路構成を示す。
【0046】この場合、制御手段は、マイコン30を主
たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回
路を加えて構成されている。マイコン30は、予め設定
されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31
と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含み、
CPU31に、基準クロックパルスを発生するクロック
パルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングさ
れる乱数を発生する乱数発生器36及び乱数サンプリン
グ回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリン
グのための手段として、マイコン30内で、すなわちC
PU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行
するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36
及び乱数サンプリング回路37は省略可能であり、或い
は、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残し
ておくことも可能である。
【0047】マイコン30のROM32には、スタート
レバー12を操作する毎に行われる乱数サンプリングの
判定に用いられるデータが格納されている。
【0048】ROM32には、後述する有効ライン初期
データ、スピーカ43から発生させる音のデータ、或い
は液晶表示器6に表示させる画像データが格納されてい
る。
【0049】図4の回路において、マイコン30からの
制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータ
としては、前記リール4L,4C,4Rをそれぞれ回転
駆動するステッピングモータ22L,22C,22R、
左の有効ライン表示用LED23a〜23e、右の有効
ライン表示用LED24a〜24e、液晶表示画面を具
備する液晶表示器6、遊技媒体のコインを収納するホッ
パー(払い出しのための駆動部を含む)40及びスピー
カ43とがある。更に、モータ駆動回路44、LED駆
動回路45、液晶駆動回路46、ホッパー駆動回路47
及びスピーカ駆動回路48が、I/Oポートを介してC
PU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路
は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの
制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御す
る。
【0050】また、マイコン30が制御信号を発生する
ために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段
としては、コイン投入口7に投入されたコイン又は切換
スイッチ8を押すことでクレジットから投入されたコイ
ンを検出するコインセンサ7S、スタートレバー12の
操作を検出するスタートスイッチ12S、C/Pスイッ
チ16、有効ラインスイッチ21a〜21eの操作に応
じて有効ライン切替信号を発生する有効ライン切替信号
回路41、各停止ボタン14L,14C,14Rの操作
に応じて停止信号を発生するリール停止信号回路49、
リール回転センサからのパルス信号を受けて各リールの
位置を検出するための信号をCPU31へ供給するリー
ル位置検出回路(図示省略)、コイン検出部40Sの計
数値(ホッパー40から払い出されたコインの枚数)が
指定された枚数データに達した時、コイン払出完了を検
知するための信号を発生する払出完了信号回路(図示省
略)がある。これらも、I/Oポートを介してCPU3
1に接続されている。
【0051】図4の回路において、乱数発生器36は、
所定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回
路37は、スタートレバー12が操作された後の適宜の
タイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうして
サンプリングされた乱数は、ROM32内に格納されて
いる後述の入賞確率テーブルにおいて、どの入賞グルー
プに属する値になっているかが判定される。リール4L
〜4Rの回転が開始された後、ステッピングモータ22
L〜22Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数さ
れ、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれ
る。リール4L〜4Rからは一回転毎にリセットパルス
が得られ、これらのパルスはリール位置検出回路を介し
てCPU31に入力される。こうして得られたリセット
パルスにより、RAM33で計数されている駆動パルス
の計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM
33内には、各リール4L〜4Rについて一回転の範囲
内における回転位置に対応した計数値が格納される。
【0052】上記のようなリール4L〜4Rの回転位置
と図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM
32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述
したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、
各リールの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコード
ナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設
けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられてい
る。
【0053】更に、ROM32内には、入賞図柄組合せ
テーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブ
ルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のコイン配当
枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけ
られている。
【0054】上記の入賞図柄組合せテーブルは、各リー
ル4L,4C,4Rの停止制御時、及び全リール停止後の
入賞確認を行うときに参照される。なお、入賞となる図
柄が有効ラインに沿って並んだとき入賞となるが、有効
ライン以外の入賞ラインに沿って並んでも入賞とならな
い。
【0055】各入賞ラインが有効又は無効であることを
示す有効ラインデータは、RAM33の有効ラインデー
タ格納領域に格納されており、入賞判定(後述の図1
0)を行うときに参照される。また、この有効ラインデ
ータは、有効ライン切替信号回路41が発生する有効ラ
イン切替信号に基づいて書き替えられる。
【0056】乱数サンプリングに基づく抽選処理により
内部当選した場合には、CPU31は、遊技者がストッ
プボタン14L,14C,14Rを操作した時にリール
停止信号回路49から送られる停止信号に応じて、当選
した入賞役の種類に対応した図柄表示位置にリール4
L,4C,4Rを停止制御する信号をモータ駆動回路4
4に送ると共に、払い出し指令信号をホッパー駆動回路
47に供給してホッパー40から所定個数のコインの払
出しを行う。その際、コイン検出部40Sは、ホッパー
40から払い出されるコインの枚数を計数し、その計数
値が指定された枚数データに達した時に、コイン払出完
了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU
31は、ホッパー駆動回路47を介してホッパー40の
駆動を停止し、コインの払い出し処理を終了する。
【0057】図5は、各リール4L,4C,4R上に2
1個配列された図柄列を示している。各図柄には“1”
〜“21”のコードナンバーが付され、データ・テーブ
ルとして前述のROM32(図4)に格納されている。
各リール4L,4C,4Rは、図柄列が図の矢印方向に
移動するように回転駆動される。
【0058】ビックボーナス遊技(以下、「BB遊技」
という)は、入賞図柄“7(図5の図柄50)−7−
7”又は“リボン付き7(図5の図柄52)−リボン付
き7−リボン付き7”が有効ラインに沿って並ぶことに
より発生する遊技者にとって最も有利な遊技状態であっ
て、次に述べるRB遊技が最大3回分行えるのに加え
て、小役の入賞の可能性がある遊技(例えば、最大30
回)を行うことができる。なお、入賞図柄が“リボン付
き7−リボン付き7−リボン付き7”のとき、BB遊技
の終了後にCTを行えるようにしてもよい。CTとは、
「チャレンジタイム」と称するもので、遊技者の技量次
第で狙った図柄を揃えることができる一定期間をいう。
【0059】レギュラーボーナス遊技(以下、「RB遊
技」という)は、停止図柄“BAR(図5の図柄51)
−BAR−BAR” が有効ラインに沿って並ぶことに
より発生し、このとき、所定の図柄の組合せ“JAC
(図5の図柄55)−JAC−JAC”が揃えば15枚
のコインを獲得できるボーナスゲーム(JACゲームと
いう)に当たりやすい遊技状態である。RB遊技中は、
最大8回のJACゲームを行うことができる。
【0060】再遊技は、BB遊技又はRB遊技以外の遊
技中において、停止図柄“JAC−JAC−JAC”が
有効ラインに沿って並ぶことにより発生する。「再遊技
入賞」すると、投入したコインの枚数と同数のコインが
自動投入されて、遊技者は、コインを消費することなく
遊技を行うことができる。
【0061】停止図柄“プラム(図5の図柄53)−プ
ラム−プラム”又は“ベル(図5の図柄56)−ベル−
ベル”が有効ラインに沿って並ぶことにより、「プラム
の小役入賞」又は「ベルの小役入賞」となる。
【0062】左のリール4Lの停止図柄“チェリー(図
5の図柄54)”がいずれかの有効ライン上に停止する
ことにより、中央のリール4C及び右のリール4Rの表
示態様に拘わらず「チェリーの小役入賞」となる。
【0063】本実施例のスロットマシン1においては、
スタートレバー12を操作する度に乱数サンプリングに
より、入賞役を決定するための抽選処理が行なわれ、い
ずれかの入賞役に決定すれば、マイコン30はその決定
した入賞役に応じた停止制御を行う。
【0064】ここで注意すべき点は、入賞(遊技者に実
際にコインが払い出されること)を達成するためには、
乱数サンプリングによる抽選処理において当選するこ
と(内部当選という)、遊技者が内部当選した入賞役
に該当する図柄を引き込める位置(タイミング)で停止
操作を行うこと、の2つの条件が満たされなければなら
ないということである。
【0065】つまり、ある入賞役についての内部当選が
あったとしても、その内部当選で入賞が保証されたわけ
ではなく、入賞ライン上に当選した入賞役に該当する図
柄を停止させてもよいという許可(以下「停止許可」と
いう)を与えたにすぎないということである。
【0066】具体的には、(1)抽選処理において当
選、かつ当選した入賞役に該当する図柄を引き込める位
置(タイミング)で停止操作した場合、(2)抽選処理
において当選、かつ当選した入賞役に該当する図柄を引
き込めない位置(タイミング)で停止操作した場合、
(3)抽選処理において不当選、かつ入賞役に該当する
図柄を引き込める位置(タイミング)で停止操作した場
合、(4)抽選処理において不当選、かつ入賞役に該当
する図柄を引き込めない位置(タイミング)で停止操作
した場合、の4つのパターンにおいて、(1)及び
(2)は内部当選に該当するが、(1)のように入賞役
に該当する図柄を引き込める位置で停止操作すれば「入
賞」となるが、(2)のように入賞役に該当する図柄を
引き込める位置で停止操作すれば、内部当選していても
「入賞」とはならない。
【0067】また、(3)のように内部当選しなかった
場合(内部不当選)は、たとえ入賞役に対応する図柄を
引き込める位置で停止操作したとしても、入賞ライン上
から入賞役に該当する図柄を外す制御(内部不当選とい
うことは、停止許可されていないから)がマイコン30
において行なわれ、入賞することはない。従って、
(4)も入賞することはない。
【0068】つまり、内部当選していれば、入賞役に該
当する図柄を引き込める位置で停止操作することで、
(3)のような結果になることはない。
【0069】本実施例において、上記の引込める位置
は、最大4コマの範囲内としている。例えば、チェリー
の小役に内部当選しており、センターライン13cのみ
が有効であるとき、左のリール4Lのコードナンバー5
乃至8のいずれかの図柄(オレンジ、7、ベル又はJA
C)又はコードナンバー16乃至19のいずれかの図柄
(オレンジ、BAR、ベル又はJAC)をセンターライ
ン13c上で停止操作することで、小役入賞図柄である
「チェリー」を引き込むことができる。なお、左のリー
ル4Lのコードナンバー4又は15の「チェリー」をセ
ンターライン13c上で停止操作することで、チェリー
の小役入賞となる。
【0070】次に、本実施例における有効ライン数、コ
インの投入枚数、配当枚数p、内部確率d、引き込み確
率q及び期待値xの関係を、図6を用いて説明する。
【0071】配当枚数pは、入賞となったときに遊技者
に払い出されるコインの枚数である。
【0072】内部確率dは、前述の乱数サンプリングに
基づく抽選処理により内部当選する確率である。
【0073】引き込み確率qは、内部当選して停止操作
(内部当選に対応する図柄を狙う停止操作すなわち目押
し操作を除く)をしたとき、入賞を示す表示態様となる
確率(目押し操作を考慮しない確率)である。この引込
み確率は、停止操作したときの表示態様のうち、入賞を
示す表示態様となる数(以下、引込み数という)を全表
示態様の数で割ることにより算出される。各リール4
L,4C,4Rには21個の図柄が描かれているので、
全表示態様は9261(=21×21×21)となる。
【0074】例えば、センターライン13cのみが有効
であり、チェリーの小役に内部当選したとき、前述のよ
うにコードナンバー4乃至8のいずれかの図柄、コード
ナンバー15乃至19のいずれかの図柄、合計10の図
柄のうち、いずれかの図柄が左のリール4Lを停止操作
の際にセンターライン13c上に表示されていれば、
「チェリー」がセンターライン13c上に停止する。こ
の場合、前述のように、中央のリール4C及び右のリー
ル4Rの停止態様に拘わらず、チェリーの小役入賞とな
るので、引き込み数は、4410(=10×21×21)となる。
なお、例えば、左のリール4Lの有効ライン上にチェリ
ー54が停止したとき、他の入賞図柄がいずれかの入賞
ラインに沿って表示されないように中央のリール4C及
び右のリール4Rを停止制御することも可能である。こ
の場合、引き込み数は、4410より少なくなる。
【0075】また、例えば、トップライン13bとセン
ターライン13cとボトムライン13dとが有効であ
り、チェリーの小役に内部当選したとき、左のリール4
Lにおいて、コードナンバー4乃至8のいずれかの図
柄、コードナンバー15乃至19のいずれかの図柄をセ
ンターライン13c上に停止操作をするとき、チェリー
の小役入賞となる。更に、左のリール4Lのコードナン
バー3、9、14、20のいずれかの図柄をセンターラ
イン13c上に停止操作をするときも、チェリーの小役
入賞となる。すなわち、合計14の図柄態様のときに停
止操作をすると、チェリー入賞となるので、引き込み数
は6174(=14×21×21)となる。
【0076】このように、一般に有効ライン数が増加す
ると引き込み数が増加するので、入賞図柄を揃えやすく
なる。
【0077】投入したコイン1枚に対し払い出されるコ
インの枚数の期待値xは、配当枚数pと内部確率dと引
き込み確率qとを掛け算した値を投入枚数で割ることに
より算出できる。すなわち、x=p×d×q÷(投入枚
数)である。
【0078】図6(A)は、有効ライン数、コインの投
入枚数、配当枚数p、内部確率d、引き込み確率qの関
係の一例を示す図である。有効ライン数が1、3,5で
あるとき、所定の入賞の配当枚数pを10枚に固定し、
有効ライン数及びコインの投入枚数に拘わらず期待値x
を一定としている。引き込み数は、有効ライン数が1の
とき1000、有効ライン数が3のとき2000、有効ライン数
が5のとき4000であるとしている。
【0079】図6(B)は、有効ライン数が1、3,5
であるとき、所定の入賞の内部確率dを1/100に固
定し、有効ライン数及びコインの投入枚数に拘わらず期
待値xを一定にした場合の有効ライン数、コインの投入
枚数、配当枚数p、内部確率d、引き込み確率qの関係
を示す図である。引き込み数は、有効ライン数が1のと
き1000、有効ライン数が3のとき2000、有効ライン数が
1のとき4000であるとしている。
【0080】図6(A)及び(B)のように、有効ライ
ン数を変更して引き込み数を変化することにより、配当
枚数p又は内部確率dを変化させ、期待値xを一定にす
ることができる。このため、遊技者は有効ラインスイッ
チ21a〜21eを操作することにより、引き込み確率
qが低く、内部確率dが高い状態又は配当枚数pが高い
状態と、内部確率d又は配当枚数pは低いが、引き込み
確率qが高い状態とのいずれかを選択して、遊技を行う
ことができる。リールの停止操作に熟練していない遊技
者であれば、入賞図柄を揃えやすい引込み確率qが高い
状態を選択して遊技を行うことができる。なお、期待値
xは、図6に示すように全てのケースで完全一致する必
要はない。設計上の都合により完全一致ができない場合
には、期待値xを各ケースでほぼ一致させればよい。
【0081】他に、引き込み確率qを期待値xの計算に
使用せずに、p*dを投入枚数で割ることにより期待値
xを算出し、この値を一定にするようにしてもよい。
【0082】なお、上記のように、コインの投入枚数に
拘わらず有効ラインを選択することができるので、例え
ば、BB内部当選の報知を受けたとき、コインの投入枚
数を最小(1枚)とし、有効ライン数を最大にして、す
なわち入賞図柄を揃えやすい状態でリールの停止操作を
することができる。このとき、入賞図柄を揃えることが
できなくとも、コインの浪費枚数を最小数に抑えること
ができる。
【0083】なお、図6に記載されている内容の全部又
は一部を遊技者に示すことにより、遊技者に有効ライン
を選択できることを示し、積極的に有効ラインを選択で
きるようにすることもできる。例えば、図6に記載され
ている内容を、図1の配当表示部60に表示する。又、
図1のように液晶表示器6を備えたスロットマシン1の
場合には、図6に記載されている内容を液晶表示器6に
表示するようにしてもよい。この場合、液晶表示器6に
有効ラインの選択方法を表示することもできる。
【0084】図7(A)は有効ライン数が1のとき、
(B)は有効ライン数が3のとき、(C)は有効ライン
数が5のときの入賞確率テーブルの一例を示す図であ
る。括弧内の値は、乱数範囲内にある乱数の数である。
このテーブルは、図6(A)に基づいて作成されてい
る。すなわち、各入賞毎の配当枚数を一定とし、有効ラ
イン数及び投入枚数に拘わらず、期待値を一定にしてい
る。ここで注意すべきことは、期待値の算出に必要な引
き込み数は、便宜的に図6(A)の場合と同様に、有効
ライン数が、1,3,5のとき、再遊技入賞を示す図柄
(JAC)以外の図柄の引き込み数の比が1:2:4である
としており、図5に示した3つのリール4L,4C,4
R上に配置された図柄列から算出していないことであ
る。
【0085】次に、遊技機の動作を制御するマイコン3
0での処理動作について、図8及び図9のフローチャー
トを参照して説明する。
【0086】図8において、遊技機1に電源が投入され
たとき、CPU31は、システムのチェック及び初期化
を行う(ST1)。具体的には、ROM32にチェック
サムエラーがあるかどうか、RAM33の読み書きが正
常に行えるかどうか等のチェック、或いはI/Oポート
の初期化等を行う。
【0087】ST2において、CPU31は、RAM3
3内の有効ラインデータ格納領域に有効ライン初期デー
タをセットする(ST2)。この有効ライン初期データ
は、遊技機1に電源が投入されてから、遊技者がいずれ
かの有効ラインスイッチ21a〜21eを操作するまで
の間、有効又は無効である入賞ラインを示すデータであ
る。
【0088】次に、CPU31は、新しくコインが投入
されたかどうかを判定する(ST3)。すなわち、BE
Tスイッチ(1−BETスイッチ9、2−BETスイッ
チ10、又は最大BETスイッチ11のいずれか)から
の入力があるかどうか又は再遊技入賞によるコインの自
動投入があるかどうかを判定する。この判定が“YE
S”の場合、RAM33に格納された投入されているコ
インの枚数を示すコイン投入データを変更する(ST
4)。
【0089】次に、既にコインが投入されているかどう
かを判定し(ST5)、“YES”の場合は、有効ライ
ンスイッチ21a〜21eが押されたかどうか、すなわ
ち有効ライン切替信号が発生したかどうかを判定し(S
T6)、“YES”の場合は、CPU31は、有効ライ
ンデータ格納領域から有効ラインデータを読み込み(S
T7)、有効ライン切替信号に基づいて入賞ラインの有
効/無効を書き替える(ST8)。そして、この新有効
ラインデータを有効ラインデータ格納領域にセットする
(ST9)。
【0090】次に、図9において、スタートレバー12
の操作に応じたスタートスイッチ12Sからの入力(ス
タート信号)があるか否かを判別する(ST11)。こ
の判別が“YES”の場合、リールを回転させ(ST1
2)、乱数抽出による抽選処理が行われる(ST1
3)。
【0091】次に、停止ボタン操作が行われたかを判定
し(ST14)、“YES”であればその停止操作に応
じたリール4L,4C,4Rの停止制御をする(ST1
5)。そして、後述する入賞判定処理を行い、その入賞
役に応じたコインの払出しを実行し(ST16)、1遊
技の終了処理を行う(ST17)。この終了処理は、今
回のゲームに使用されたRAMの書き込み可能エリアの
データの消去、次回のゲームに必要なパラメータをRA
Mの書き込み可能エリアへの書き込み、次回のゲームの
シーケンスプログラムの開始アドレスの指定等である。
遊技機1に電源を投入してから1遊技が終了するまでの
マイコン30の処理動作は、以上のようになる。
【0092】次に、マイコン30での入賞判定処理につ
いて、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0093】はじめに、CPU31は、RAM33内の
有効ラインデータ格納領域から有効ラインデータを読み
込み(ST21)、入賞判定で検査するべき最大数の検
査ラインをセットする(ST22)。本実施例では、ク
ロスダウンライン13a,トップライン13b,センタ
ーライン13c,ボトムライン13d,クロスアップラ
イン13eが設けられており、最大検査ライン数は、
“5”である。
【0094】次に、CPU31は、検査ライン(例え
ば、ボトムライン13d)をセットし(ST23)、こ
のセットされた検査ラインが有効かどうかを判定する
(ST24)。この判定が“YES”である場合、この
検査ラインに沿って並ぶ図柄が入賞図柄かどうかを判定
する(ST25)。ST24の判定が“NO”である場
合、入賞判定(ST25)は行わずにST26の処理に
移る。
【0095】次に、検査ライン数を1減算し(ST2
6)、検査ライン数が0かどうかを判定し、この判定が
“YES”である場合、入賞判定を終了する。“NO”
であればST23の処理に移行する。すなわち、検査ラ
イン数が0になるまでST23からST27の処理を繰
り返して、クロスダウンライン13a,トップライン1
3b,センターライン13c,ボトムライン13d,ク
ロスアップライン13eがそれぞれ有効であるかどうか
を判定し、有効であれば入賞判定を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスロットマシンの外観を示す
正面図。
【図2】実施例のスロットマシンに用いられるパネル表
示部の正面図。
【図3】実施例の有効ライン選択に関する対応関係及び
有効ラインスイッチの操作による入賞ラインの状態の変
化を示す図。
【図4】実施例のスロットマシンに用いられる回路構成
を示すブロック図。
【図5】3つのリール上に配置された図柄列の例を示す
模式図。
【図6】期待値を一定にしたときの有効ライン数と投入
枚数と配当枚数と内部確率との関係の一例を示す図。
【図7】入賞確率テーブルの一例を示す図。
【図8】実施例のスロットマシンにおける遊技制御動作
のフローチャート。
【図9】図8に続くフローチャート。
【図10】遊技制御動作中の入賞判定処理を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1…スロットマシン、2…キャビネット、3L,3C,
3R…表示窓、4L,4C,4R…リール、5…台座
部、6…液晶表示器、7…コイン投入口、8…切換スイ
ッチ、9…1−BETスイッチ、10…2−BETスイ
ッチ、11…最大BETスイッチ、12…スタートレバ
ー、13a〜13e…入賞ライン、14L,14C,1
4R…ストップボタン、23a〜23e…左の有効ライ
ン表示用LED、24a〜24e…右の有効ライン表示
用LED、16…C/Pスイッチ、17…コイン払出
口、18…コイン受け部、19…透音口、20…表示ラ
ンプ、21a〜21e…有効ラインスイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可
    変表示手段と、 遊技者が所定のラインを任意に有効化できるライン選択
    部と、 前記可変表示手段の可変表示を制御し、該可変表示の停
    止時に表示される態様が、前記ライン選択部で有効化さ
    れたラインに沿って所定の図柄が並ぶ図柄態様となるこ
    とを許可するか否かの判定、及び遊技者の停止操作のタ
    イミングに基づいて、前記可変表示の停止時に表示すべ
    き態様を決定する制御手段とを備えたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技機において、前記ライ
    ン選択部は、遊技を行うために投入する遊技媒体の数よ
    り多い数のラインを有効化できることを特徴とする遊技
    機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の遊技機において、所
    定の入賞となったときに払い出される遊技媒体数、又は
    前記図柄態様となることを許可するとの判定がなされる
    確率は、前記ライン選択部において有効化されたライン
    の数に応じて変化することを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか記載の遊技機に
    おいて、所定の入賞における遊技のために必要な遊技媒
    体の単位数当たり払い出される遊技媒体数の期待値は、
    前記ライン数に拘わらず、一定とすることを特徴とする
    遊技機。
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