JP2004206176A - 交通機関及び商店共用ポイントカードシステム - Google Patents

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雅生 熊谷
Tokuichi Tanaka
徳一 田中
Midori Mori
みどり 森
Hideo Yuji
英生 湯地
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Abstract

【課題】タクシー等の交通機関の運賃と商店での購入金額を共通に合算して、報償ポイント数を付与することにより、タクシー等の固定客と商店での集客力を高めることができる交通機関及び商店共用ポイントカードシステムを提供する。
【解決手段】カード処理機1は、ポイントカード10に記録されている累積報償ポイント数を読み取る磁気ヘッド41と、乗車運賃及び商品購入金額を入力するキーボード3と、入力した乗車運賃等を報償ポイント数に換算すると共に、該報償ポイント数を合計して累積報償ポイント数を算出するCPU31と、報償ポイント数をマーク等で前記カード10に印字するサーマルヘッド42とを備える。カード処理機1は、カード加盟店やタクシーに設置されている。カード処理機1により前記カード10に対して、乗車運賃等の金額に応じた報償ポイント数を記録/更新すると共にマーク等を印字する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タクシー等の交通機関の運賃及び商店での(商品)購入金額に応じて利用者に報償ポイントを付与するカードシステムに関し、特に利用者が獲得した報償ポイント数(獲得点数)をポイントカードに記録し、交通機関と商店(商店街、ショッピングセンター)の双方で共通にポイントサービスを提供できる交通機関及び商店共用ポイントカードシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、商店街の店舗などでの顧客誘引手段として、顧客の購入金額に応じた報償ポイント数を付与し、所定の報償ポイント数を集積獲得した顧客に、景品を贈与したり商品割引を行って販売促進を図ることが行われている。近年では、この報償ポイント数の付与方法として、顧客にポイントカードを交付し、カード加盟店である商店に設置されたカード読取・書込装置により、購入金額やこれに応じた報償ポイント数をポイントカードに磁気記録すると共に、顧客の獲得点数に応じたマークや数字をカード表面の熱発色層に印字記録するポイントカードシステムが知られている(例えば、特許文献1。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−183838号公報(第2頁−第3頁、図1−図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のポイントカードスシステムは、商店での獲得ポイント数のみを単純に累積加算して、ポイントカードに記録印字するに止まっていた。ところで、顧客は、タクシー等の交通機関を利用して商店に買い物に来る場合がある。このことに着目して、タクシーの乗車運賃に対するポイントサービスの導入が試みられているが、これは商店でのポイントカードスシステムとは別に独立しているため、両者の相乗効果は期待できず、顧客誘引手段としては今ひとつ集客力に欠けるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑み、タクシー等の交通機関の運賃と商店での購入金額を共通に合算して、報償ポイント数を付与することにより、タクシー等の固定客と商店での集客力を高めることができる交通機関及び商店共用ポイントカードシステムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明によるポイントカードシステムは、交通運賃及び購入金額を含む利用金額に応じた報償ポイント数を付与し、利用者が獲得した累積報償ポイント数をカード読取・書込装置によりポイントカードに記録するシステムであって、カード読取・書込装置は、ポイントカードに記録されている累積報償ポイント数を読み取る読取手段と、利用金額を入力する入力手段と、利用金額を報償ポイント数に換算する換算手段と、該報償ポイント数を累積合計して累積報償ポイント数を算出する算出手段とを備え、交通機関及び商店に設置されていることを特徴とする。このポイントカードシステムでは、累積報償ポイント数が所定値に達した時点で、抽選により決定した割増ポイントを付与することができる。
【0006】
本発明に係るカード読取・書込装置は印字機能を有し、カード加盟事業所のタクシー及び商店街などの店舗に設置される。カード読取・書込装置を商店等又はタクシーに設置するときは、通常、レジスター又はタクシー料金メータをRS23CあるいはPOS端末と連動させて設置し、乗車運賃(販売金額)入力用のキーボードを不要にしても良い。カード読取・書込装置により、ポイントカードの磁気記録層に利用金額に応じた報償ポイント数を記録更新する。同時に、ポイントカードの印字記録層には、利用者の獲得点数に応じた個数のマーク又は数字を印字する。ここに利用金額とは、タクシー等の交通運賃と店舗での商品購入金額の双方を意味する。
【0007】
カード読取・書込装置は、獲得点数に応じた個数のマーク又は数字をポイントカードに印字する印字手段と、ポイントカードに記録されている累積ポイント数を読み取る読取手段と、利用金額である交通運賃又は購入金額を入力する入力手段とを具える。入力した利用金額は換算手段により、利用金額と対応する報償ポイント数に換算する。換算された報償ポイント数は算出手段により、前回までの累積報償ポイント数に加算合計し、現在の累積報償ポイント数として算出する。累積報償ポイント数が予め設定された所定値に達すると、その時点で割増ポイント付与手段により、ルーレット等の抽選式の装置により割増ポイント数を決定し、これを直近の累積ポイント数に付与加算することができる。また、累積報償ポイント数が所定値に達した時、報償ポイント数を現在の累積報償ポイント数に加算することなく、抽選により決定した割増ポイント数のみを加算することができる。
【0008】
本発明は、クライアントの交通機関及び買い物地域を含む地域密着型の(サービス)カードポイントシステムを実現する。交通機関にはタクシーに限らず、バス、電車、船舶なども含まれる。交通機関の利用時にサービスポイント(報償ポイント)を付与できる地域を、商店街等の地域一帯に共通に設定し、サービスポイント付与の利用機会とサービス提供可能な適用範囲を拡大する。店舗には、商店街、ショッピングモール、デパート、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどが含まれる。また、所定のサービスポイント数を獲得した時に、ルーレットやおみくじ等による抽選の機会を全ての利用者に与え、その抽選結果に見合った割増サービスポイントを付与する。なお、本発明で使用し得る運用カードとしては、自己発色型カード、ロイコ型又は白濁型のリライタブルカード、接触型もしくは非接触(電波)型のICカードがある。
【0009】
本発明は、タクシー等の交通機関の利用時にサービスポイントを付与し、更なる顧客の取り込みを図るもので、従来にない新規なポイントカードシステムである。例えば、タクシーに限られたサービスポイントの付与及び利用システムでは、タクシーを頻繁に利用して乗車しなければ所望のサービスの恩恵も十分得られず、利用者にとってメリットの少ないものとなる。これに地域又は一定の場所範囲で利用できるサービスポイントシステムを提供することにより、例えば、タクシーに乗車して獲得したサービスポイントを、タクシーの目的地である商店街で買い物したときに共通に利用できる。したがって、悪天候時にタクシーを利用して買い物に出かける顧客にとって、メリットの高いポイントカードシステムになる。そればかりか、商品購入で獲得したサービスポイントを利用して、タクシー等の交通機関の割引運賃サービスを受けることもができる。このように、商店とサービスポイントの共用化を図ることで、タクシー等の交通機関側にも乗客増加による経済効果が充分期待できる。
【0010】
このように本発明では、商店街等における買い物型ポイントカードシステムと、タクシー等における交通利用型ポイントカードシステムとを共用することができる。上記両ポイントカードシステムの共通化により、交通利用の顧客又は買い物をする顧客の利便性が高まるだけでなく、商店街等では顧客数及び来店回数の増加も期待できる。当然のことながら、身障者や年寄りによる買い物にも利便性が向上し、商店街などでのショッピングサービスと、タクシーなどの交通機関の利用サービスとを共に受けることができる。商店等の商業界にとっては、商品売上額が上がる等の種々のメッリットが生ずると共に、タクシー等の交通業界にとっても、乗客利用率が上がる等の種々のメッリットが生ずる。
【0011】
すなわち商店側にとっては、優良顧客へのサービス向上、大型店舗への対応、顧客に対する宣伝効果及びイメージアップ、リピート来店の増加が期待できる。一方、交通機関側にとっては、ポイントカードの携帯性が良く、予約のときの名刺代わりになる。また、顧客に対する宣伝効果及びイメージアップ、リピート乗客の増加、ポイントを楽しめる楽しさ、並びにゲーム感覚で乗車できる楽しさが期待できる。
【0012】
ポイントカードは全てのクライアントに容易に配布でき、ポイント入力等の操作が簡単で、即時にカード発行を行うことができる。利用金額を入力し、販売キーを押して確認したのち、合計金額を押すだけでポイントを付与できる。利用者は、サービスポイントの点数が貯まることを、ポイントカードの印刷面から目で見て実感できる。利用金額に対応するポイント数のサービス内容は、各店舗やタクシー事業所が独自に工夫して提供できる。また、豊富な顧客情報を容易に収集できる、利用者増の即効性がある、ポイント付与を車内や店内などで簡単に行える利点がある。さらに、地域住民は良い商品を気持ち良く買うことができる。とくに年寄りや身障者等がタクシー等を利用してショッピングでき、地域全体に対して地元密着型のさらなるサービス強化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。本実施例に係る印字機能付きカード処理機(カード読取・書込装置)1は、ポイントカード(磁気カード)10に記録されている累積報償ポイント数を読み取る磁気ヘッド(読取・書込手段)41と、利用金額であるタクシー乗車運賃及び商品購入金額を入力するキーボード(支払金額入力手段)3と、入力した乗車運賃又は購入金額を報償ポイント数に換算すると共に、該報償ポイント数を累積合計して累積報償ポイント数を算出するマイクロプロセッサー(換算手段、算出手段)31と、報償ポイント数をマーク又は数字でポイントカードに印字するサーマルヘッド(印字手段)42とを備える。このカード処理機1は、ポイントカードシステムに加盟する交通会社のタクシーと商店街のカード加盟店とに設置されている。カード処理機1により、タクシーの乗車運賃又は商店での商品購入金額に応じた報償ポイント数を、ポイントカード10の磁気記録層に記録更新すると共に、該報償ポイント数に応ずるマーク又は数字をポイントカード10の表面に印字する。これにより、地元地域に住む利用者の買い物の利便性を向上させ、同時にタクシーの乗客数及び商店街への来客数の大幅な増加が期待できる。
【0014】
図1は本発明の一実施例に係る交通機関及び商店共用ポイントカードシステムのカード処理機を示す外観図、図2は磁気カードの磁気ストライプに記録されている磁気データを示す説明図、図3はカード処理機の制御部を示すブロック図、図4はカード処理機の処理手順を示すフローチャート、図5は機器構成を説明するシステム構成図、図6は顧客管理方式を説明する模式図である。
【0015】
【実施例】
図2の符号10は、ポイントカード(磁気カード)で、ポイントカード10としては磁気カードに代えて、接触式又は非接触式(電波式)のICカードを用いてもよい。ポイントカード10は、ロイコ型又は白濁型のリライタブルカードでポリエチレンテレフタレート等の樹脂基材シートの表面に印字記録層を設け、裏面に全面又は帯状の磁気記録層を設けている。印字記録層には、カード処理機1のサーマルヘッド42によりマークや数字が印字される。磁気記録層は、プリアンブル21、STX領域22、記録・再生データ領域23、ETX領域24、LRC領域25、ポイントアンブル26に区画される。
【0016】
図1の符号1は、ポイントカード10に対して、タクシーの乗車運賃又は商店での購入金額に応じた報償ポイント数を磁気記録するカード処理機である。カード処理機1のサーマルヘッド42により、ポイントカード10の表面に報償ポイント数に応じた個数のマーク又は数字が印刷される。マークの個数は、乗車運賃ごと又は購入金額ごとに付与する報償ポイント数を表示し、数字は報償ポイント数を表示する。利用者は所定の報償ポイント数を集めることで、好みの景品と交換したりタクシー運賃の割引をうけることができる。なお、システム設定用として全システム変更用、一部変更用及び絵柄マーク設定用のカード等は別途準備されている。
【0017】
カード処理機1は、図1に示すように、前面部にカード挿入口2が開口されている。カード処理機1の上面部には、タクシーの乗務員や商店の店員が乗車運賃や購入金額を入力する手段としてのキーボード3と、複数桁の数字又は絵柄がデジタル表示される液晶表示器4が設けられている。キーボード3には複数のデータ入力キー、具体的には0から9までの数字キーと、6種の機能キー(点検、交換、運賃、合計、訂正、×)等が設けられている。
【0018】
カード処理機1は、内部にカード挿入口2と連続するカード走行路を有している。このカード走行路に沿って、図3に示すように、カード挿入検知センサ35、駆動モータ43、サーマルヘッド42及び磁気ヘッド(読取・書込手段)41が設けられている。これらは用紙搬送路(図示せず)の方向に沿って順次設けられている。カード挿入検知センサ35としては、カード挿入口2に挿入されたポイントカード10を光学的に検出するフォトセンサ等が用いられる。カード挿入検知センサ35はコントローラ30に接続されている。駆動モータ43はモータドライバ38に接続され、カード挿入口2から装填されたポイントカード10を走行駆動する。サーマルヘッド42は、サーマルヘッドドライバ37に接続されている。このサーマルヘッド42により、ポイントカード10に記録されている累積ポイント数及び印字パターンを読み取ると共に、ポイントカード10の磁気記録層への磁気データの書き込みを行う。
【0019】
図3に示すように、コントローラ30は、周知のマイクロプロセッサ(CPU)31、ROM32、RAM33及び入出力インターフェース34を有し、これらはデータバス39により相互接続されている。マイクロプロセッサ31のアプリケーションプログラム上には、入力された乗車運賃や購入金額を報償ポイント数に換算する換算手段と、換算された報償ポイント数と前回までの累積報償ポイント数とを合計し、今回の累積報償ポイント数を算出する算出手段と、マーク又は数字をカード表面に印字する印字手段と、ルーレット式抽選により設定した割増ポイントを付与する割増ポイント付与手段とが具備されている。
【0020】
ROM32には、ポイントカードプログラム、ポイントカード処理プログラム、システム設定プログラムが格納され、さらにポイントカード10に印字するためのマークデータ等が格納されている。RAM33は電池によりバックアップされ、ルーレット式抽選において予め設定された当選確率を記憶格納すると共に、カード処理条件やマークフォト等を格納している。なお、ROM32に格納されたマークのフォトデータは、既製のマークのフォトデータでもよいが、ここでは、タクシー及びショッピングセンターを連想させる車両型及び商店街風景型のフォントを作成し、絵柄マーク設定カードを用いてRAM33に格納されている。
【0021】
入出力インターフェース34には、カード挿入検知センサ35、サーマルヘッドドライバ37、磁気ヘッドドライバ36及びモータドライバ38が接続されている。カード挿入検知センサ35は、ポイントカード10の挿入で検知信号を出力し、サーマルヘッドドライバ37は、サーマルヘッド42を駆動する。磁気ヘッドドライバ36は磁気ヘッド41を駆動し、モータドライバ38は給電により駆動モータ43を駆動する。さらに、外部インターフェース5には通信ドライバ40が接続されている。
【0022】
上記カード処理機1では、ポイントカード10に対して各種の設定を行う。即ち、最初に発行ポイントの設定、来店・乗車ポイントの設定及びマーク数の設定を行う。発行ポイントの設定では、利用金額がいくらになった時に何点のサービスポイント(報償ポント)を付与するかを設定する。任意の金額幅で任意のポイントを設定できる。つまり、一定の購入金額又はタクシー運賃に対して、所定のポイント数を決めて設定できる。また、来店・乗車のポイント設定では、購入金額やタクシー運賃に対するサービスポイントの発行ではなく、店舗への来店回数又はタクシーの乗車回数によるポイント発行を行う。この場合、ポイントカード10をカード挿入口2に挿入するだけで、設定されたポイント数が加算され、加算後にカード挿入口2からポイントカード10が排出される。例えばタクシーに1回乗車した時に無条件で2ポイントを発行することができる。さらに、マーク数の設定では、各店舗又は各事業所のタクシーごとに、独自の満点マーク数を任意に設定することができる。例えば20点、30点、40点、50点、60点、70点、80点、90点、100点のいずれかを選択して、9タイプのマーク満点数を設定できる。
【0023】
次に、有効期限の設定、金額入力桁制限の設定、満点時のメッセージ伝達の設定及び満点時の金額の設定を行う。有効期限の設定では、ポイントカード10の有効期限を設定する。カード発行日と最終利用日の双方について設定する。カード発行日からの有効期限の設定と、最終取引日からの有効期限の設定が可能になる。入力金額制限の設定では、タクシー運賃や購入金額の入力ミスを防止するため、入力金額の上限金額を設定する。例えば、5000円までの入力金額の制限設定ができる。さらに、満点時のメッセージ設定では、「満点オメデトウ!」「***円のサービス券です」などの印字メッセージを選択する。そして、満点時の金額設定では、印字メッセージを選択した場合のサービス金額を任意に設定する。ここでは、サービス金額にボーナス金額が加算される、所謂ボーナス金額加算制度が導入されている。ボーナス金額は、後述の干支スロットカード、果物スロットカード、おみくじカード、王冠カード等によって異なるが、予め決めた所定の金額に設定する。
【0024】
最後に、印刷マークの設定及び印字パターンの設定を行う。印刷マークの設定では、ポイントカード10に印字するマークを設定する。また、印字パターンの設定では、次の7種類(1)〜(7)から希望のパターンを自由に選択することができる。
【0025】
(1)干支スロットカード:12干支を印字する。同じ干支が2つ揃えば、サービス金額に所定のボーナス金額が加算される。
(2)果物スロットカード:5種類の果物マークを印字する。同じ果物マークが3個以上揃えば、サービス金額に所定のボーナス金額が加算される。
(3)おみくじカード:大吉、中吉、吉が印字されると、サービス金額に所定のボーナス金額が加算される。
(4)3ならべカード:たて、よこ、ななめのいずれかに黒丸(●)が3個並べば、サービス金額に所定のボーナス金額が加算される。
(5)王冠カード:ここでは王冠マークを使い、王冠GETの数に応じて、サービス金額に所定のボーナス金額が加算される。
(6)マーク式標準カード:指定されたマークを印字する。累積報償ポイント数が満点になると、「満点オメデトウ!」又は「***円のサービス券です」を印字する。
(7)数字式カード:報償ポイント数及び累積報償ポイント数を数字で印字する。利用者はどの時点でも獲得点数に応じて、累積報償ポイント数の交換サービスを行うことができる。
【0026】
次に、カード処理機1による処理手順を図4により説明する。
まず商店への初回来店又はタクシーへの初回乗車時に、店員又は乗務員が利用者に対してポイントカード10を発行する。(ステップS1)。次に、商店で買い物をした時に購入金額を支払うか、タクシーで目的地に到着した時に乗車運賃を支払う(ステップS2)。この場合、まずカード処理機1のカード挿入口2にポイントカード10を挿入する(ステップS3)。挿入後に自動抽選を行い(ステップS4)、当たればポイントカード10に獲得ポイント数を印字する。すなわち、キーボード3からの支払い金額入力又はタクシーメータ56からの運賃データに基づき、コントローラ30のRAM33の設定に応じて、ポイントカード10に獲得ポイント数の印字を行う(ステップS5A)。そして、ポイントカード10に対して磁気データを更新した後(ステップS6)、ポイントカード10をカード挿入口2から排出する(ステップS7)。一方、自動抽選において外れた場合は、通常の獲得ポイント印字(ステップS5B)及びデータ更新を行い(ステップS6)、ポイントカード10をカード挿入口2から排出する(ステップS7)。
【0027】
次に、本システムによる機器の構成を説明する。
商店街向けのデータ収集方式としては、自動データ収集方式と回収型データ収集方式がある。自動データ収集方式では、図5(a)に示すように、カード処理機1からモデム(データ送信手段)51を経て公衆回線52に接続する。この公衆回線52から事務所内に設けた顧客管理システムのモデム51を介して、パソコン53に接続する。また回収型データ収集方式では、図5(b)に示すように、カード処理機1からCFカード(商品名:コンパクトフラッシュ(登録商標)カード:取引データ記憶手段)54を経て、事務所内に設けた顧客管理システムのCFユニット(CFカードのデータ読込み手段)55を介して、パソコン53に接続する。
【0028】
さらに言えば、自動データ収集では、カード処理機1に設定された時間になると、CFカード54内の取引データが、モデム51、公衆回線52及びモデム51を経由して事務局のパソコン53に送られる。事務局のパソコン53では図6に示す顧客管理ソフト57により、販売促進情報、カード番号による売上動向分析情報、回収情報の管理を行う。また回収型データ収集では、CFカード54を店舗から回収して、事務局のパソコン53に接続されたCFユニット55によりデータ収集する。一方、タクシー向けとしてのデータ収集方式では、図5(c)に示すように、タクシーメータ56と連動可能に接続したカード処理機1から、CFユニット55に対してデータを格納する。カード処理機1で処理したCFカード54は、事務所に設けた顧客管理システムのCFユニット55を介して、パソコン53に接続される。
【0029】
次に、本システムに係る顧客管理ソフトについて説明する。
事務所に設置されたパソコン53からは、図6に示すように、顧客管理ソフト57にデータが送られる。この顧客管理ソフト57は、満点カード回収分のデータが格納されるデータベース60と、満点カード未回収分のデータが格納されるデータベース61とを備える。データベース60により、収集した顧客情報データに基づき販売促進情報が得られる。さらに、この情報に基づき顧客のポイント数に応じて、顧客をAランク、Bランク、Cランクにランク付けする。またデータベース61により、カード番号による売上動向分析情報が得られ、乗務員用のポイント発行などの参照データにもなる。顧客管理ソフト57の情報データ、例えば端末番号(車番号)、カード番号(顧客番号)、運賃金額、発行ポイント数、ポイント発行日などの取引データは全て回収して、今後の顧客管理のために保存、活用される。この顧客管理ソフトを利用することで、顧客の来店・乗車履歴に関する情報収集と販売促進が図れる。
【0030】
このように本システムでは、商店街における買い物型ポイントカードシステムと、タクシーにおける交通利用型ポイントカードシステムとを共通に利用することができる。上記両ポイントカードシステムの利用の共通化により、タクシーを利用する客、あるいは商店街で買い物をする客の利便性が高まることはもとより、商店街では顧客数及び来店回数の増加も期待できる。特に、買い物型ポイントカードシステムのサービス提供を共通に享受できることで、タクシーの利用料金が実質的に安くなり、タクシー代の負担が低下し身障者や年寄りも買い物がしやすくなる。総じて地元の住民は、商店街でのショッピングサービスと、タクシーの利用サービスとを経済的に有利に共有し享受できるメリットがある。その一方で、商店街の経営者にとっては、固定客が増えて商品の売上額が上がる効果を期待でき、かつ、タクシー会社の経営者にとっても、固定客が増えて乗車の利用率が上がる効果を期待できる。
【0031】
商店とタクシーとのポイントカードの連携により、商店地域外からのお客の来店が見込める。ポイントカードは全てのお客に配布でき、目に見えてポイント数が貯まっていく。老人などが買い物するときでも、商店街のサービスとタクシーのサービスを共に受けることができる。お客が買い物に出かける場合、タクシーでも使えるカードに加盟している商店街の店舗を優先的に選んで出かける。商店主としては、優良顧客へのポイントサービス提供の向上、競合する大型店舗への対応、地元住民への宣伝効果及びイメージアップ、リピート来店の増加が期待できる。一方、タクシー事業所としては、お客のカード携帯性が便利であり、会社名記載の名刺代わりになると共に、地元住民への宣伝効果及びイメージアップ、リピート来車の増加が期待できる。
【0032】
なお、上記実施例において、マーク印字が一杯になると、自動的に新規カード挿入とメッセージが出、満点カードに印刷できなかったポイントは、新規カードに印刷される。個の場合、会員番号は満点カードと同じ番号を引き継ぎ、満点カードの回数はカウントアップされる。満点カードはサービス券としてお客が利用でき、カード裏面に住所、名前、連絡先、電話番号等を記入して回収され、証票として保管される。また、カード利用者に対して魅力的なカード運営をするために、カード利用者に様々な特典を進呈できる。例えば初回カード発行時又は特定曜日にボーナスポイントサービスを行う、誕生日乗車された人又は子供連れの人や老人にボーナスポイントサービスを行う、等が可能である。
【0033】
本発明は実施例に限定されず、種々の応用変形例が可能である。上記実施例において、ポイントカードを適用しうる業種としては、マイカーで買い物に来る顧客のために、場合によりガソリンスタンドや駐車場などの業種を含めることができるほか、娯楽・スポーツ施設、美容・健康産業にも幅広く適用しうる。また、商店には、地域の中心部にある商店街の店舗だけでなく、郊外にあるショッピングセンターやフランチァーイズ店なども含まれ、カード処理機は自動販売機に設置することもできる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、ポイントカードシステムにおける報償サービスを交通機関及び商店に共用化したことにより、特に身障者や年寄りを含む顧客の利便性が高まるだけでなく、商店地域外からの来店や交通機関を利用する顧客の大幅な増加が期待でき、併せて顧客に対する宣伝効果及びイメージアップにも寄与できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る交通機関及び商店共用ポイントカードシステムのカード処理機を示す外観図である。
【図2】磁気カードの磁気ストライプに記録されている磁気データを示す説明図である。
【図3】カード処理機の制御部を示すブロック図である。
【図4】カード処理機の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】機器構成を説明するシステム構成図で、(a)は商店街向けの自動データ収集を説明する模式図、(b)は商店街向けの回収型データ収集を説明する模式図、(c)はタクシー向けのデータ収集を説明する模式図である。
【図6】顧客管理方式を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 カード処理機(カード読取・書換装置)
2 カード挿入口
3 キーボード(支払金額入力設定手段)
4 液晶表示器
5 外部インターフェース(外部機器と接続手段)
10 ポイントカード(磁気カード、タクシー利用兼ショッピング用ポイントカード)
11 磁気ストライプ
21 プリアンブル
22 STX領域
23 記録・再生データ領域
24 ETX領域
25 LRC領域
26 ホストアンブル
30 コントローラ
31 マイクロプロセッサ(CPU、換算手段、算出手段)
32 ROM
33 RAM
34 入出力インターフェース
35 カード挿入検知センサ
36 磁気ヘッドドライバ
37 サーマルヘッドドライバ
38 モータドライバ
39 データベース
40 通信ドライバ
41 磁気ヘッド(読取・書込手段)
42 サーマルヘッド(印字手段)
43 駆動モータ
51 モデム(データ送信手段)
52 公衆回線
53 パソコン
54 CFカード(コンパクトフラッシュカード:取引データ記憶手段)
55 CFユニット(CFカードのデータ読み込み手段)
56 タクシーメータ
57 顧客管理ソフト

Claims (2)

  1. 交通運賃及び購入金額を含む利用金額に応じた報償ポイント数を付与し、利用者が獲得した累積報償ポイント数をカード読取・書込装置によりポイントカードに記録するシステムであって、カード読取・書込装置は、ポイントカードに記録されている累積報償ポイント数を読み取る読取手段と、利用金額を入力する入力手段と、該利用金額を報償ポイント数に換算する換算手段と、該報償ポイント数を累積合計して累積報償ポイント数を算出する算出手段とを備え、交通機関及び商店に設置されていることを特徴とする交通機関及び商店共用ポイントカードシステム。
  2. 累積報償ポイント数が所定値に達した時点で、抽選により決定した割増ポイントを付与する割増ポイント付与手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の交通機関及び商店共用ポイントカードシステム。
JP2002371165A 2002-12-20 2002-12-20 交通機関及び商店共用ポイントカードシステム Pending JP2004206176A (ja)

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