JP2004205797A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yuji Arai
裕司 荒井
Satoshi Narimi
智 成見
Hiroshi Hosokawa
浩 細川
Kiyonori Tsuda
清典 津田
Ryuta Takechi
隆太 武市
Masanori Kawasumi
正則 川隅
Kazuhiko Umemura
和彦 梅村
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Abstract

【課題】トナーボトル32Kのセット異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、正しい種類のトナーボトル32Kがセットされないことによる不具合をも回避することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーボトル32Kとして、電子情報を記憶しているボトル管理用ICチップ39Kを設けたものを用いるとともに、ボトル取付部31Kにセットされたトナーボトル32Kのボトル管理用ICチップ39Kとの通信が可能になったか否かで、トナーボトル32Kについて正しくセットされたか否かを検知させるようにした。
【選択図】 図13

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剤供給手段からトナー等の画像形成剤が供給される可視像形成手段により、感光体等の像担持体に可視像を形成する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置において、剤供給手段に対して着脱可能に構成されたトナー収容器等の剤収容器を用いるものが知られている。かかる画像形成装置では、画像形成剤の消費に伴って空になった剤収容器を剤供給装置の剤収容器取付部から取り外した後、新たな剤収容器をセットすることで、画像形成装置本体に対して画像形成剤を補充することができる。しかしながら、新たな剤収容器を剤収容器取付部の正常な位置にセットできていないにもかかわらず、操作者が正常にセットしたものと誤認して、そのまま運転を開始してしまうことがある。そうすると、例えば、十分量の画像形成剤が可視像形成手段に供給されずに画像濃度が低下したり、画像形成剤が剤供給装置の周囲に漏れて機内が汚れたり、その汚れによって機器に異常をきたしたりといった種々の不具合が発生してしまう。
【0003】
そこで、剤収容器について収容器取付部に正しくセットされているか否かを検知するセット検知手段を設けた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1等)。かかる画像形成装置によれば、正しくセットされていないこと(以下、セット位置異常という)をセット検知手段によって検知した場合に、運転命令の受付を中止したり、操作者に警報を発したりなどすることで、上述の不具合を解消することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−6349号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この画像形成装置では、剤収容器について、セット位置異常を検知することができても、正しい種類のものであるか否かを検知することができなかった。このため、例えば、黒トナーを収容する黒トナー収容器に交換すべきであるところを、赤トナーを収容する赤トナー収容器に交換してしまったとしても、何ら異常を検知することができなかった。
【0006】
また、操作者に対して、セット位置異常を気付かせるまでの間に、余計な作業を行わせてしまい易かった。例えば、剤収容器の交換作業を終えたばかりの操作者に対してセット位置異常を気付かせることができず、その後、運転命令を受け付けないことによってようやく気付かせるといった具合である。そうすると、操作者は、再び本体カバーの開閉扉を開けて剤収容器のセット異常を手直しした後、開閉扉を閉じてから運転命令を出すといった余計な手間を強いられることになる。正しくセットされなかった時点で、その旨が警報音によって報知されればこのような手間を強いられることはなくなるが、その警報音が耳障りになってストレスになるおそれがある。
【0007】
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その第1の目的とするところは、次のような画像形成装置を提供することである。即ち、剤収容部のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、正しい種類の剤収容部がセットされないことによる不具合をも回避することができる画像形成装置である。
また、その第2の目的とするところは、次のような画像形成装置を提供することである。即ち、剤収容部のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、操作者に対して警報音によるストレスを与えることなく、セット位置異常後に生ずる余計な手間を従来よりも軽減することができる画像形成装置である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、該可視像形成手段に画像形成剤を供給する剤供給手段とを備え、且つ、該画像形成剤を収容する剤収容器と、該剤収容器が取り付けられる収容器取付部と、該剤収容器について該収容器取付部に正しくセットされているか否かを検知するセット検知手段とを該剤供給手段に有する画像形成装置において、上記剤収容器として、電子情報を記憶している電子情報記憶手段を設けたものを用いるとともに、上記セット検知手段として、上記収容器取付部にセットされた該剤収容器の該電子情報記憶手段との通信が可能になったか否かで、該剤収容器について正しくセットされたか否かを検知するものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記電子情報記憶手段として、上記画像形成剤の色情報を記憶しているものを用いたことを特徴とするものである。
【0009】
これらの画像形成装置において、セット検知手段と電子情報記憶手段との通信が可能になっていないにもかかわらず、例えば剤収容器の着脱操作用の開閉扉が閉じられたり、画像形成命令がなされたりなどといった事態が起きたとする。このような場合に、例えば、剤収容部について正しくセットされていない旨を報知したり、その後の運転命令の受付を禁止したりすることで、セット位置異常に起因して生ずる不具合を回避することができる。また、正しくセットされた剤収容器の電子情報記憶手段との通信によってセット検知手段に取得させた電子情報に基づいて、セットされた剤収容器について正しい種類のものであるか否かを判断することが可能になる。そして、正しい種類でなかった場合に、例えば、その旨を報知したり、その後の運転命令の受付を禁止したりすることで、正しい種類の剤収容部がセットされないことによる不具合をも回避することができる。
【0010】
上記第2の目的を達成するために、請求項3の発明は、像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、該可視像形成手段に画像形成剤を供給する剤供給手段とを本体筺体内に備え、該画像形成剤を収容する剤収容器と、該剤収容器が取り付けられる収容器取付部とを該剤供給手段に有し、且つ、該収容器取付部への該剤収容器の着脱操作の際に開閉される開閉扉を該筺体に有する画像形成装置において、正しい位置にセットされていない上記剤収容器と上記開閉扉とを突き当てさせて、該開閉扉の閉鎖を阻止させるようにしたことを特徴とするものである。また、請求項4の発明は、像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、該可視像形成手段に画像形成剤を供給する剤供給手段とを本体筺体内に備え、該画像形成剤を収容する剤収容器と、該剤収容器が取り付けられる収容器取付部とを該剤供給手段に有し、且つ、該収容器取付部への該剤収容器の着脱操作の際に開閉される開閉扉を該筺体に有する画像形成装置において、正しい位置にセットされていない上記剤収容器を、本体筺体に対して閉じられる上記開閉扉によって正しいセット位置まで案内させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の画像形成装置において、上記剤収容器としてボトル形状のものを用い、該剤収容器を上記収容器取付部上で周方向に回転せしめて該収容器取付部に係合させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記剤収容器として、周面から突出する把手を有するものを用い、該把手を上記開閉扉に突き当てる突起として利用するか、又は上記開閉扉に付勢されて案内される被案内部として利用したことを特徴とするものである。
【0011】
これらの画像形成装置において、請求項3の構成を備えるものでは、正しい位置にセットされなかった剤収容器と、開閉扉とが突き当たることで、開閉扉の閉操作が阻止される。操作者は、開閉扉を閉じることができないことで剤収容部のセット位置異常に迅速に気付いて、その後の操作進行を中止するとともに、剤収容部のセット位置を手直しすることになる。よって、剤収容部のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、操作者に対して警報音によるストレスを与えることなく、セット位置異常後に生ずる余計な手間を従来よりも軽減することができる。
また、請求項4の構成を備えるものでは、たとえ剤収容部のセット位置異常が生じたとしても、その後の運転に先立って開閉扉が閉じられるとセット位置異常が自動で手直しされる。よって、剤収容部のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、操作者に対して警報音によるストレスを与えることなく、セット位置異常後に生ずる余計な手間を従来よりも軽減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の第1実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kを備えている。これらは、画像形成剤として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像装置5Y等を備えている。このプロセスカートリッジ6Yは、プリンタ100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
【0013】
上記帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体1Yの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーを用いる現像装置5YによってYトナー像に現像される。そして、中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他のプロセスカートリッジ6M、6C、6Kにおいても、同様にして感光体1M、6C、6K上にM、C、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト8上に中間転写される。
【0014】
先に示した図1において、プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。潜像形成手段たる露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。なお、露光装置7は、プロセスプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kなどとともに、像担持体たる感光体上に可視像たるトナー像を形成する可視像形成手段を構成している。
【0015】
露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27、レジストローラ対28など有する給紙手段が配設されている。紙収容カセット26は、記録体たる転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27を当接させている。給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の転写紙Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転駆動するが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。かかる構成の給紙手段においては、給紙ローラ27と、タイミングローラ対たるレジストローラ対28との組合せによって記録体搬送装置が構成されている。この記録体搬送装置は、転写紙Pを収容手段たる紙収容カセット26から後述の2次転写ニップまで搬送するものである。
【0016】
プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる中間転写ユニット15が配設されている。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、クリーニング装置10などを備えている。また、4つの1次転写バイアスローラ9Y,M,C,K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら7つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
【0017】
上記2次転写バックアップローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された可視像たる4色トナー像は、この2次転写ニップで転写紙Pに転写される。そして、転写紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。
【0018】
2次転写ニップにおいては、転写紙Pが互いに順方向に表面移動する中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との間に挟まれて、上記レジストローラ対28側とは反対方向に搬送される。2次転写ニップから送り出された転写紙Pは、定着装置20のローラ間を通過する際に、熱と圧力と影響を受けて、表面のフルカラートナー像が定着される。その後、転写紙Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部50aが形成されており、上記排紙ローラ対29によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部50aに順次スタックされる。
【0019】
上記中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部50aとの間には、収容器取付部たるボトル支持部31が配設されている。このボトル支持部31は、Y,M,C,Kトナーを収容する剤収容器たるトナーボトル32Y,M,C,Kを搭載している。トナーボトル32Y,M,C,Kは、水平よりも少し傾斜した角度で互いに並ぶように配設され、Y、M、C、Kという順で配設位置が高くなっている。トナーボトル32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれ後述するトナー供給装置により、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの現像装置に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,M,C,Kは、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kとは独立してプリンタ100本体に脱着可能である。
【0020】
上述したように、4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kは、それぞれ像担持体たる感光体、ドラムクリーニング装置、除電装置、帯電装置及び現像装置を有している。そして、これらを一体としてプリンタ本体に対して着脱させるようになっている。古くは、これら感光体等をそれぞれ別々に脱着可能な消耗部品として有し、必要に応じて交換させるようになっていたが、操作者に対してそれぞれの着脱操作を理解させるのが困難であることに起因して、メンテナンス性を悪くしていた。
【0021】
そこで、これら感光体を一体で交換させることでメンテナンス性の向上を図ったプロセスカートリッジ方式で、且つ現像装置内のトナーが無くなった時点を寿命とする方式のものが登場するに至った。しかしながら、かかる構成では、トナーが無くなった時点でまだ十分に寿命の余裕のある部品まで交換しなければならず、無駄が多くなるという不具合があった。
【0022】
一方、プロセスカートリッジの現像装置に供給するためのトナーを収容するトナー収容器を、プロセスカートリッジに対して着脱可能に構成した画像形成装置も知られている(例えば、特開平10−239974号公報に記載のもの)。しかしながら、かかる画像形成装置では、トナー収容器だけを交換する場合であっても、プロセスカートリッジを画像形成装置本体から取り外さなければならず、トナー収容器の交換性が悪いという不具合があった。
【0023】
本プリンタ100においては、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kと、トナーボトル32Y,M,C,Kとを、それぞれプリンタ本体に対して別々に着脱可能に構成することで、これらの不具合をしている。
【0024】
図3はY用のトナーボトル32Yを示す斜視図である。同図において、Y用のトナーボトル32Yは、ボトル部33Yと、その先端側に固定されたキャップ部34Yとを有している。円柱状に形成されたボトル部33Yには、外側から内側に向けて突出するスクリュー状の突起がその円周面に沿うようにエンボス加工されている。Y用のトナーボトル32Yが後述のY用のトナー供給装置によって回転せしめられると、ボトル部33Y内のYトナーがこのスクリュー状の突起に沿ってボトル底側からボトル先端側に向けて移動する。そして、ボトル部33Y内からキャップ部34Y内に進入する。
【0025】
上記キャップ部34Yは、ボトル部33Yよりも少し径の小さな円柱状に形成され、把手35Yと、シャッタ36Yと、ギヤ部37Yとをその円周面に有している。把手35Yは、円柱軸線方向に延在するようにキャップ円周面に突設せしめられている。また、シャッタ36Yは、円周方向にスライド移動可能になっており、図示した状態ではキャップ円周面に設けられた図示しないトナー排出口を覆い隠している。また、ギヤ部37Yは、キャップ部34Yの軸線方向において、把手35Yやシャッタ36Yが設けられていないボトル部33Y側の領域に設けられており、円周方向の全域渡って図示しない複数の歯車を有している。このギヤ部37Yの歯車が後述するトナー供給装置の駆動ギヤと噛み合うことで、Y用のトナーボトル32Yが回転せしめられる。他色のM,C,K用のトナーボトル32M,C,Kも同様の構成になっている。
【0026】
図4は、ボトル支持部31と、4つのトナーボトル32Y,M,C,Kとを示す斜視図である。ボトル支持部31は、4つのトナーボトル32Y,M,C,Kをそれぞれ別々に取り付けるための4つのボトル取付部31Y,M,C,Kを有している。同図は、4つのトナーボトル32Y,M,C,Kのうち、K用のトナーボトル32Kが取り付けられる途中の状態を示したものである。操作者は、トナーボトル32Kをボトル支持部31のK用のボトル取付部31Yに載せた後、トナーボトル32Kのキャップ部34Kに設けられた把手35Yを把持して、トナーボトル32Kを回転させる。この回転に伴い、キャップ部34Kに設けられた上述のシャッタ(図示せず)が開くとともに、キャップ部34Kのトナー排出口(図示せず)が露出して鉛直方向下側を向く。また、同時に、キャップ部34Kが、ボトル取付部31Kの図示しない係合部で係合して固定される。他色のトナーボトル32Y,M,Cも同様の操作によってボトル支持部31上に固定されるとともに、トナー排出口を露出させる。
【0027】
図5から図7は、それぞれ、ボトル取付部31Kの断面及び側面を、トナーボトル32Kの正面(キャップ部34Kの先端面)とともに示す図である。トナーボトル32Kのキャップ部34Kの先端面には、複雑な形状で湾曲する係合壁38Kが立設せしめられている。トナーボトル32Kは、その把手35Kを鉛直方向上側に向ける姿勢で、K用のボトル取付部31Kの上に載置される(図5)。この姿勢は、複雑な形状で湾曲する係合壁38Kの開口を鉛直方向下側に向ける姿勢でもある。かかる姿勢で載置されるトナーボトル32Kの係合壁38Kには、ボトル取付部31Kの係合板Aがその開口を通ってループ内に進入する(図6)。このとき、トナーボトル32Kはまだ正常にセットされた状態ではなく、そのキャップ部34Kの図示しないトナー排出口は、シャッタ36Kによって閉じられたままである。操作者は、ボトル取付部31K上に載置したトナーボトル32Kの把手35Kを把持して、図中反時計回りに約45[°]回転させる。すると、トナーボトル32Kはその全体を図中反時計回りに回転させるが、キャップ部34Kのシャッタ36Kはボトル取付部31Kの底に引っ掛かる。このため、シャッタ36Kだけが回転を阻止される(図7)。そして、それまでシャッタ36Kによって閉ざされていた図示しないトナー排出口が露出して、鉛直方向下側を向く。更に、キャップ部34Kの係合壁38Kが、ボトル取付部31Kの係合板Aに係合して、トナーボトル32Kがボトル取付部31K上に固定される。
【0028】
図8及び図9は、それぞれK用のトナーボトル32Kをキャップ部34Kの箇所で破断した断面図である。先に図6、図7に示したトナーボトル32Kの姿勢は、それぞれ図8、図9の姿勢と同様である。トナーボトル32Kを45[°]回転させることで、それまでシャッタ36Kに閉ざされていたトナー排出口Cを露出させて、鉛直方向下側に位置させることがわかる。このように鉛直方向下側に向いたトナー排出口Cの下方では、図示しないトナー搬送パイプがそのトナー受入口を鉛直方向上側に向けている。よって、トナー排出口Cから排出されたKトナーが、自重によってトナー搬送パイプ内に落下する。
【0029】
図10は、本プリンタ100におけるY,M,C,K用のトナー補給装置40Y,M,C,Kの一部を示す斜視図である。これらトナー補給装置40Y,M,C,Kは、取り扱うトナーの色が互いに異なる点以外が、それぞれほぼ同様の構成となっている。Yトナーを取り扱うY用のトナー補給装置40Yを例にすると、次のような構成である。即ち、トナー供給装置40Yは、上述のトナーボトル32Yの他、駆動モータ41Y、駆動ギヤ42Y、トナー搬送パイプ43Yなどを有している。また、図示を省略しているが、上述のY用のボトル支持部(図4の31Y)も有している。Y用のボトル支持部に正しくセットされたトナーボトル32Yは、そのキャップ部34Yのギヤ部37Yを、上記駆動ギヤ42Yに噛み合わせる。駆動モータ41Yによって駆動ギヤ42Yが回転せしめられると、その回転駆動力がギヤ部37Yを介してトナーボトル32Y全体に伝わり、トナーボトル32Yが回転する。そして、キャップ部34Yの鉛直方向下側を向いている図示しないトナー排出口からYトナーが排出されて、トナー搬送パイプ43Yに落下する。このトナー搬送パイプ43Y内には、図示しない樹脂製のコイルが内設されており、これも上記駆動モータ41Yによって回転駆動されるようになっている。樹脂製のコイルは、トナー排出口から受け入れたYトナーを、トナー搬送パイプ43Y内に沿って搬送して、図示しないY用の現像装置内に供給する。
【0030】
次に、本プリンタ100の特徴的な構成について説明する。
図11は、K用のトナーボトル32Kを示す斜視図である。トナーボトル32Kのキャップ部34Kの周面には、Kボトル管理用ICチップ39Kが固定されている。他色のトナーボトル32Y,M,Cも同様に、Y,M,Cボトル管理用いCチップ39Y,M,Cが固定されている。
【0031】
図12は、本プリンタ100の電子回路の一部を示すブロック図である。同図において、制御部100は図示しないCPU、RAM、ROMなどを有しており、プリンタ全体の制御を司っている。この制御部100には、各プロセスユニット6Y,M,C,K、露光装置7、中間転写ユニット15、定着装置20、記録体搬送装置55などが電気的に接続されている。また、各トナー供給装置40Y,M,C,Kも電気的に接続されており、それらのY,M,C,Kボトル管理用ICチップ39Y,M,C,Kも電気的に接続可能になっている。
【0032】
図13及び図14は、K用のボトル取付部31Kの断面及び側面を、K用のトナーボトル32Kの正面とともに示す図である。ボトル取付部31Kは、トナーボトル32Kのキャップ部34Kの周面に固定されたKボトル管理用ICチップ39Kは、図示しないIC端子を有している。一方、ボトル取付部31Kは、このIC端子に短絡可能な検出端子Eを有している。但し、トナーボトル32Kがその把手35Kを鉛直方向上側に向けてボトル取付部31K上に載置されただけの状態では、Kボトル管理用ICチップ39Kがボトル取付部31の検出端子Eから遠く離れた場所に位置している。このため、Kボトル管理用ICチップ39KのIC端子Dと、ボトル取付部31Kの検出端子Eとが短絡することはない(図13)。正常な位置にセットされるべくトナーボトル32Kが図中反時計回りに約45[°]回転せしめられると、キャップ部34Kの周面に固定されたKボトル管理用ICチップ39Kもそれに伴って約45[°]回転する。すると、Kボトル管理用ICチップ39KのIC端子Dが検出端子Eの側近まで移動して、両者が短絡する(図14)。図12に示した制御部100は、この短絡に伴ってKボトル管理用ICチップ39Kとの通信が可能になることで、K用のトナーボトル32Kについて正常にセットされたことを検知する。そして、正常にセットされたことを検知しなくなってから、再び検知するまでの間は、たとえ走者者や外部のパーソナルコンピュータ等からのプリント命令信号を受信しても、それに関するプリント動作制御を実施しないようになっている。また、液晶ディスプレイ等で構成された図示しない表示部に、「Kボトルセットエラー」などといった警報表示を行わせるようになっている。また、他色のトナーボトル32Y,M,Cについても、同様の検知に基づいて、同様の制御を行うようになっている。かかる構成では、剤収容部たる各色のトナーボトル32Y,M,C,Kのセット異常に起因して生ずる不具合を回避することができる。なお、図13及び図14では、便宜上、Kボトル管理用ICチップ39Kと、検出端子Eとを黒く塗りつぶして示したが、これらは実際には、図中の破断面よりも奥側に存在する。
【0033】
上記Y,M,C,Kボトル管理用ICチップ39Y,M,C,Kは、それぞれ対応するY,M,C,K用の色情報を記憶している。上記制御部100は、この色情報を取得して、その色情報の経由した検出端子Eと対比することで、正しいセット位置に正しいトナーボトルがセットされた否かを判定するようになっている。例えば、K用のトナーボトル32Kについては、ボトル取付部31Kに設けられた検出端子Eから、Kの色情報を取得した場合にだけ、正しいものがセットされたと判定する。そして、Kとは異なる色情報(Y、M又はC)を取得した場合には、「ボトル色エラー」の警報を上記表示部に表示させるとともに、プリント命令信号に関するプリント動作制御を中止する。他色のトナーボトル32Y,M,Cについても、同様の判定を行ってプリント動作制御を中止する。かかる構成では、正しい色のトナーボトルがセットされないことによる不具合をも回避することができる。
【0034】
なお、各ボトル管理用ICチップ(39Y,M,C,K)と、これらにそれぞれ個別に対向する各検出端子Eとを短絡させて通信を可能にするいわゆる有線通信方式の例について説明したが、無線通信方式を採用してもよい。無線通信方式の場合、トナーボトル32Y,M,C,KにICチップ用の電源を設ける必要性は必ずしもない。ICチップに対して電磁波による無線方式で通信用の電源を供給することもできるからである。
【0035】
また、トナーボトルの種類情報として、内部に収容されているトナーの色をボトル管理用ICチップ(39Y,M,C,K)に記憶させた例について説明したが、他の種類情報を記憶させてもよい。例えば、同じ色のトナーであっても、その規格(平均粒径、平均帯電量、製造方法、円形度など)は様々であるので、その規格情報を記憶させてもよい。また、種類情報に加えて、ボトル内におけるトナー収容量情報などをボトル管理用ICチップに記憶させておき、トナー補給制御に役立たせることも可能である。
【0036】
次に、本発明を適用した第2実施形態のプリンタについて説明する。なお、このプリンタの基本的な構成については、第1実施形態に係るプリンタと同様であるので説明を省略する。
図15は、本プリンタにおけるY用のボトル取付部31Yの断面及び側面を、Y用のトナーボトル32Yの正面、及びプリンタ筐体の開閉カバー50とともに示す図である。上述のスタック部50aは、プリンタ筐体の上部に設けられた開閉カバー50の上面になっている。操作者は、この開閉カバー50を開いて各トナーボトル(32Y,M,C,K)やボトル支持部31を露出させて、ボトル交換作業を行うことになる。開閉カバ−50の下面には、Y用のトナーボトル32Yの把手35Yに向けて突出するカバー突起51Yが設けられている。同図においては、開閉カバー50の全領域のうち、Y用のトナーボトル32Yの上方しか示していないが、開閉カバー50は、他色のトナーボトル(32M,C,K)にそれぞれ個別に対応するカバー突起も備えている。
【0037】
Y用のトナーボトル32YをY用のボトル取付部31Y上に載置すると、上述のように、そのキャップ部34Yの把手35Yが鉛直方向上側を向く。本来であれば、操作者は上述のように把手35Yを把持して反時計回りに回転させてトナーボトル32Yのセットを完了しなければならないが、誤ってそのまま開閉カバー50を閉じてしまったとする。すると、図16に示すように、鉛直方向上側を向いている把手35Yが、閉じられてくる開閉カバー50のカバー突起51Yに突き当たって、開閉カバー50の閉鎖を阻止する。操作者は、開閉扉たる開閉カバー50を閉じることができないことで、トナーボトル32Yのセット位置異常に迅速に気付いてその後の操作進行を中止するとともに、トナーボトル32Yのセット位置を手直しすることになる。Y用のトナーボトル32Yだけでなく、他色のトナーボトル(32M,C,K)についても同様で、そのセット位置異常があると把手がカバー突起に突き当たって開閉カバー50の閉操作が阻止される。よって、各トナーボトル(32Y,M,C,K)のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、操作者に対して警報音によるストレスを与えることなく、セット位置異常後に生ずる余計な手間を従来よりも軽減することができる。
【0038】
一方、Y用のトナーボトル32Yを例にすると、それがボトル取付部31Y上で約45[°]回転せしめられて正常にセットされていれば、図17に示すように、把手35Yがカバー突起51Yとの突き当たり位置から待避する。よって、開閉カバー50が正常に閉ざされることになる。
【0039】
本プリンタは、第1実施形態のプリンタと同様に、剤収容器としてボトル形状のトナーボトル(32Y,M,C,K)を用い、これを周方向に回転せしめてそれぞれ対応するボトル取付部(31Y,M,C,K)に係合させるようになっている。かかる構成では、トナーボトル(32Y,M,C,K)の回転角度に応じて、その周面に設けた突起たる把手35(Y,M,C,K)を開閉扉たるカバー突起との突き当てたり、突き当たり位置から待避させたりする機構を容易に採用することができる。
【0040】
また、本プリンタでは、各トナーボトル(32Y,M,C,K)の把手(35Y,M,C,K)を、開閉カバー50のカバー突起に突き当てる突起として利用している。かかる構成では、開閉カバー50の閉鎖を阻止させるための専用の突起をトナーボトル(32Y,M,C,K)に設けることによるコストアップを回避することができる。
【0041】
次に、本発明を適用した第3実施形態のプリンタについて説明する。なお、このプリンタの基本的な構成についても、第1実施形態に係るプリンタと同様であるので説明を省略する。
図18は、本プリンタにおけるY用のボトル取付部31Yの断面及び側面を、Y用のトナーボトル32Yの正面、及びプリンタ筐体の開閉カバー50とともに示す図である。本プリンタでも、スタック部50aを構成している開閉カバー50を開けて、各トナーボトル(32Y,M,C,K)の交換を行うようになっている。開閉カバ−50の下面には、Y用のトナーボトル32Yの把手35Yに向けて突出する案内凸部52Yが設けられている。同図においては、開閉カバー50の全領域のうち、Y用のトナーボトル32Yの上方しか示していないが、開閉カバー50は、他色のトナーボトル(32M,C,K)にそれぞれ個別に対応する案内凸部も備えている。
【0042】
案内凸部52Yは、第2実施形態に係るプリンタのカバー突起(51K)のような角張った形状ではなく、カム状の丸みを帯びた形状になっている。Y用のトナーボトル32YをY用のボトル取付部31Y上に載置すると、そのキャップ部34Yの把手35Yが鉛直方向上側を向く。操作者がトナーボトル32Yを回転させてそのセットを行わずに、誤ってそのまま開閉カバー50を閉じてしまったとする。すると、図19に示すように、開閉カバー50の案内凸部52Yが鉛直方向上側を向いている把手35Yに接触する。そして、開閉カバー50が更に閉じられるのに伴って、案内凸部52Yが把手35Yを付勢して反時計周りに約45[°]回転させる。これにより、図20に示すように、トナーボトル32Yのセット位置異常が自動で手直しされる。他色のトナーボトル(32M,C,K)も同様に、そのセット位置異常が自動で手直しされる。よって、各トナーボトル(32Y,M,C,K)のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、操作者に対して警報音によるストレスを与えることなく、セット位置異常後に生ずる余計な手間を従来よりも軽減することができる。
【0043】
本プリンタも第1実施形態のプリンタと同様に、剤収容器としてボトル形状のトナーボトル(32Y,M,C,K)を用い、これを周方向に回転せしめてそれぞれ対応するボトル取付部(31Y,M,C,K)に係合させるようになっている。かかる構成では、トナーボトル(32Y,M,C,K)の回転角度に応じて、その周面に設けた把手35(Y,M,C,K)を開閉カバー50の案内凸部に接触させて被案内部として機能させる構成を容易に採用することができる。
【0044】
また、本プリンタでは、各トナーボトル(32Y,M,C,K)の把手(35Y,M,C,K)を、開閉カバー50の案内凸部に接触させる被案内部として利用している。かかる構成では、案内凸部に接触させるための専用の被案内部をトナーボトル(32Y,M,C,K)に設けることによるコストアップを回避することができる。
【0045】
これまで、剤収容部たるトナーボトルに画像形成剤としてトナーを収容した例について説明したが、次のようなものを剤収容部に収容した画像形成装置についても、本発明の適用が可能である。即ち、トナーと磁性キャリアとを含有する二成分現像剤、トナーと液体キャリアとを含有する液体現像剤、磁性キャリア、液体キャリアなどである。また、電子写真方式の画像形成装置について説明したが、直接記録方式など、他の方式によって画像を形成する画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。この直接記録方式とは、潜像担持体によらず、トナー飛翔装置からドット状に飛翔させたトナー群を記録体や中間記録体に直接付着させて画素像を形成することで、画像を直接形成する方式である。
【0046】
以上、第1実施形態に係るプリンタにおいては、電子情報記憶手段たるY,M,C,Kボトル管理用ICチップとして、画像形成剤たるトナーの色情報を記憶しているものを用いている。かかる構成では、正しい色のトナーボトル(32Y、M、C、K)がセットされないことによる不具合を回避することができる。
【0047】
また、第2実施形態態に係るプリンタにおいては、剤収容器としてボトル形状のトナーボトル(32Y、M、C、K)を用い、それを周方向に回転せしめてボトル取付部(31Y,M,C,K)に係合させるようにしている。かかる構成では、トナーボトル(32Y,M,C,K)の回転角度に応じて、その周面に設けた突起たる把手35(Y,M,C,K)を開閉扉たるカバー突起との突き当てたり、突き当たり位置から待避させたりする機構を容易に採用することができる。
また、剤収容器として、周面から突出する把手を有するトナーボトル(32Y,M,C,K)を用い、その把手(35Y,M,C,K)を開閉扉たる開閉カバー50に突き当てる突起として利用している。かかる構成では、開閉カバー50の閉鎖を阻止させるための専用の突起をトナーボトル(32Y,M,C,K)に設けることによるコストアップを回避することができる。
【0048】
また、第3実施形態に係るプリンタにおいても、剤収容器としてボトル形状のトナーボトル(32Y、M、C、K)を用い、それを周方向に回転せしめてボトル取付部(31Y,M,C,K)に係合させるようにしている。かかる構成では、トナーボトル(32Y,M,C,K)の回転角度に応じて、その周面に設けた把手35(Y,M,C,K)を開閉カバー50の案内凸部に接触させて被案内部として機能させる構成を容易に採用することができる。
また、剤収容器として、周面から突出する把手を有するトナーボトル(32Y,M,C,K)を用い、その把手(35Y,M,C,K)を案内凸部に付勢されて案内される被案内部として利用している。かかる構成では、案内凸部に接触させるための専用の被案内部をトナーボトル(32Y,M,C,K)に設けることによるコストアップを回避することができる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1又は2の発明によれば、剤収容部のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、正しい種類の剤収容部がセットされないことによる不具合をも回避することができるという優れた効果がある。
また、請求項3、4、5又は6の発明によれば、剤収容部のセット位置異常に起因して生ずる不具合を回避するとともに、操作者に対して警報音によるストレスを与えることなく、セット位置異常後に生ずる余計な手間を従来よりも軽減することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。
【図2】同プリンタのY用のプロセスカートリッジと、その周囲とを示す拡大構成図。
【図3】同プリンタのY用のトナーボトルを示す斜視図。
【図4】同プリンタにおけるボトル支持部と4つのトナーボトルとを示す斜視図。
【図5】同ボトル取付部の断面及び側面を、Y用のトナーボトルの正面とともに示す図(ボトル載置前)。
【図6】同ボトル取付部の断面及び側面を、Y用のトナーボトルの正面とともに示す図(ボトル載置直後)。
【図7】同ボトル取付部の断面及び側面を、Y用のトナーボトルの正面とともに示す図(ボトル回転後)。
【図8】同プリンタのK用のトナーボトルをキャップ部の箇所で破断した断面図(回転前の姿勢)。
【図9】同プリンタのK用のトナーボトルをキャップ部の箇所で破断した断面図(回転後の姿勢)。
【図10】同プリンタにおけるY,M,C,K用のトナー補給装置の一部を示す斜視図。
【図11】同プリンタのK用のトナーボトルを示す斜視図。
【図12】同プリンタの電子回路の一部を示すブロック図。
【図13】同プリンタにおけるK用のボトル取付部の断面及び側面を、K用のトナーボトルの正面とともに示す図(ボトル回転前)。
【図14】同プリンタにおけるK用のボトル取付部の断面及び側面を、K用のトナーボトルの正面とともに示す図(ボトル回転後)。
【図15】第2実施形態に係るプリンタにおけるY用のボトル取付部の断面及び側面を、Y用のトナーボトルの正面、及びプリンタ筐体の開閉カバーとともに示す図。
【図16】同Y用のトナーボトルと、これの把手によって閉鎖が阻止されている同開閉カバーとを示す図。
【図17】同Y用のトナーボトルと、閉鎖している同開閉カバーとを示す図。
【図18】第3実施形態に係るプリンタにおけるY用のボトル取付部の断面及び側面を、Y用のトナーボトルの正面、及びプリンタ筐体の開閉カバーとともに示す図。
【図19】同Y用のトナーボトルと、これの把手に案内凸部を接触させ始めた同開閉カバーとを示す図。
【図20】同Y用のトナーボトルと、閉鎖している同開閉カバーとを示す図。
【符号の説明】
1Y,M,C,K 感光体(像担持体)
6Y,M,C,K プロセスカートリッジ(可視像形成手段の一部)
7 露光装置(可視像形成手段の一部)
32Y,M,C,K トナーボトル(剤収容器)
31Y、M、C、K ボトル取付部(収容器取付部)
35Y,M,C,K 把手(突起、被案内部)
39Y,M,C,K ボトル管理用ICチップ(電子情報記憶手段)
40Y,M,C,K トナー供給装置(剤供給手段)
50 開閉カバー(開閉扉)
52Y 案内凸部
100 制御部(セット検知手段の一部)
E 検出端子(セット検知手段の一部)

Claims (6)

  1. 像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、該可視像形成手段に画像形成剤を供給する剤供給手段とを備え、且つ、該画像形成剤を収容する剤収容器と、該剤収容器が取り付けられる収容器取付部と、該剤収容器について該収容器取付部に正しくセットされているか否かを検知するセット検知手段とを該剤供給手段に有する画像形成装置において、
    上記剤収容器として、電子情報を記憶している電子情報記憶手段を設けたものを用いるとともに、上記セット検知手段として、上記収容器取付部にセットされた該剤収容器の該電子情報記憶手段との通信が可能になったか否かで、該剤収容器について正しくセットされたか否かを検知するものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記電子情報記憶手段として、上記画像形成剤の色情報を記憶しているものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、該可視像形成手段に画像形成剤を供給する剤供給手段とを本体筺体内に備え、該画像形成剤を収容する剤収容器と、該剤収容器が取り付けられる収容器取付部とを該剤供給手段に有し、且つ、該収容器取付部への該剤収容器の着脱操作の際に開閉される開閉扉を該筺体に有する画像形成装置において、
    正しい位置にセットされていない上記剤収容器と上記開閉扉とを突き当てさせて、該開閉扉の閉鎖を阻止させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、該可視像形成手段に画像形成剤を供給する剤供給手段とを本体筺体内に備え、該画像形成剤を収容する剤収容器と、該剤収容器が取り付けられる収容器取付部とを該剤供給手段に有し、且つ、該収容器取付部への該剤収容器の着脱操作の際に開閉される開閉扉を該筺体に有する画像形成装置において、
    正しい位置にセットされていない上記剤収容器を、本体筺体に対して閉じられる上記開閉扉によって正しいセット位置まで案内させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4の画像形成装置において、
    上記剤収容器としてボトル形状のものを用い、該剤収容器を上記収容器取付部上で周方向に回転せしめて該収容器取付部に係合させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    上記剤収容器として、周面から突出する把手を有するものを用い、該把手を上記開閉扉に突き当てる突起として利用するか、又は上記開閉扉に付勢されて案内される被案内部として利用したことを特徴とする画像形成装置。
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