JP2004205177A - 炊飯機能付ガスコンロ、及び、ガスコンロ - Google Patents

炊飯機能付ガスコンロ、及び、ガスコンロ Download PDF

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Abstract

【課題】ガスバーナ(2)で加熱される鍋の温度を検知する温度センサ(3)と、前記ガスバーナの火力を手動で設定する為の火力調節レバー(51)と、前記ガスバーナ(2)に点火する為の点火ボタン(61)と、炊飯キー(15)と、ガスバーナ(2)の火力が適正炊飯火力になるように火力設定すべきことを前記炊飯キー(15)の投入後に報知する報知手段と、前記炊飯キー(15)と前記点火ボタンの投入後に前記炊飯動作を行なわせる制御装置と、を備えた炊飯機能付ガスコンロに於いて、該ガスコンロが設置される環境や炊飯に用いられる米粒の種類等に関わらず、適正炊飯火力の設定忘れが少ない炊飯機能付ガスコンロを提供すること。
【解決手段】前記炊飯キー(15)の操作に連動して前記報知手段が作動すること。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用性を有する調理鍋を用いて炊飯できる機能を備えた、炊飯機能付ガスコンロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
調理用の鍋を用いて炊飯できるように構成された炊飯機能付ガスコンロとして、図11の如き外観を有するものが知られている。
このものでは、コンロ本体(1)内に配設されたガスバーナ(2)と、五徳(4)に載置された鍋(A)の底面に当接する温度センサ(3)とを備えている。
【0003】
又、コンロ本体(1)の操作部には、調理モードを選択する為の、モード選択キーとしての揚げ物キー(14),炊飯キー(15)及び湯沸しキー(16)が設けられていると共に、これら各キーの下方には、ガスバーナ(2)の点火と消火の操作を行う為の点・消火ボタン(61)が配設されている。
更に、上記湯沸しキー(16)等の配設部の上方に開設された横長のスリット(11)には、スライド自在な火力調節レバー(51)が貫通している。
【0004】
このものでは、調理開始時に点・消火ボタン(61)が押し込まれると、該押し込み動作に連動して火力調節レバー(51)が図12の想像線で示す点火位置、即ち、円滑な点火が確保できる量のガスがガスバーナ(2)に供給できる位置(同図のものでは強火位置)に移動する。そして、図示しない点火装置からガスバーナ(2)へ火花が飛ばされて該ガスバーナ(2)が燃焼し始める。
【0005】
その後、例えば火力調節レバー(51)を炊飯火力表示(17)に合わせると共に炊飯キー(15)を投入すると、ガスバーナ(2)が炊飯に適した火力で燃焼すると共に、温度センサ(3)が検知する鍋(A)の温度が炊飯終了温度(例えば、145℃)まで昇温すると、ガスバーナ(2)が消火されて炊飯動作が終了する。
【0006】
尚、上記に於いては、点・消火ボタン(61)を押し込むことによりガスバーナ(2)を燃焼させた後に炊飯キー(15)を投入する操作順序について説明したが、該操作順序とは逆に、炊飯キー(15)を投入した後に点・消火ボタン(61)を押し込んでガスバーナ(2)を燃焼させても、上記炊飯を行なわせることができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−272058号公報
【特許文献2】
特開平11−6621号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、点・消火ボタン(61)の押し込みに連動してスライド移動する火力調節レバー(51)は、炊飯火力表示(17)からずれた点火位置たる強火位置に自動的にセットされるから、該火力調節レバー(51)を炊飯火力表示(17)に合わせ忘れたままで炊飯動作を実行させると、鍋(A)からの吹き零れが生じる心配がある。
【0009】
又、上記とは逆に、点火位置が炊飯火力表示(17)より弱火側にずれているものでは、火力調節レバー(51)を炊飯火力表示(17)に合わせ忘れたままで炊飯動作を実行させると、沸騰不足の状態で炊飯され、食味の良好な米飯を炊き上げることができないという問題がある。
【0010】
かかる問題を考慮し、特許文献2のものでは、火力調節レバー(51)が炊飯火力表示(17)に合致していない場合は、注意喚起の為にこれを炊飯キー(15)の投入時に報知するようにしている。この特許文献2の発明を既述従来の炊飯機能付ガスコンロに適用すると、点・消火ボタン(61)の押し込みに点火操作に連動して火力調節レバー(51)が炊飯火力表示(17)からずれた点火位置に強制的にセットされることがあっても、その後炊飯キー(15)の投入時には前記注意喚起の報知がされるから、不適正な火力で炊飯される不都合が少なくなる。
【0011】
ところが、上記特許文献2のものでは、炊飯火力表示(17)の位置に火力調節レバー(51)を合致させても、炊飯条件によっては適正炊飯火力が得られない場合があるにも関わらず、火力調節レバー(51)が炊飯火力表示(17)に合致している場合は前記報知がされないことから、適正炊飯火力が担保できないことがある。即ち、例えば、気圧の低い高地では、水の沸騰温度が低いことから、前記炊飯キー(15)を炊飯火力表示(17)に合致させて炊飯すると、鍋内が活発に沸騰して吹き零れが生じやすくなる。又、炊飯前の洗米を必要としない、所謂、無洗米では、研米機で削り取った米糠が米にある程度混入しており、炊飯時に生じるオネバと称される澱粉液の粘度が高くなるから、弱火で炊飯して吹き零れを防止する必要がある。従って、これらの場合は、ガスバーナ(2)を適正炊飯火力で燃焼させるためには火力調節レバー(51)を炊飯火力表示(17)より若干弱火側にセットするのが望ましいにも関わらず、特許文献2のものでは、火力調節レバー(51)が炊飯火力表示(17)に合致している限り注意喚起の報知がされないことから、適正炊飯火力が担保できない。
【0012】
そして、コンロ使用者がガスバーナ(2)の火力を、前記炊飯条件を考慮して適正炊飯火力に調節する場合には、▲1▼炊飯火力表示(17)を基準として火力調節レバー(51)の位置調節をする手法のほか、▲2▼ガスバーナ(2)の火力を目視確認しながら、これが適正炊飯火力になるように火力調節レバー(51)を移動させる手法を採用する場合がある。
【0013】
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、
『ガスバーナと、
前記ガスバーナで加熱される鍋の温度を検知する温度センサ(3)と、
前記ガスバーナの火力を手動で設定する為の火力調節レバー(51)と、
前記ガスバーナに点火する為の点火ボタンと、
前記ガスバーナで炊飯動作を行なわせる場合に投入する炊飯キー(15)と、
前記ガスバーナの火力が適正炊飯火力になるように、前記火力調節レバー(51)で火力設定すべきことを前記炊飯キー(15)の投入後に報知する報知手段と、
前記炊飯キー(15)と前記点火ボタンの投入後に前記炊飯動作を行なわせる制御装置と、を備えた』炊飯機能付ガスコンロに於いて、該ガスコンロが設置される環境や炊飯に用いられる米粒の種類等に関わらず、適正炊飯火力の設定忘れが少ない炊飯機能付ガスコンロを提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『前記報知手段は、前記炊飯キー(15)の操作に連動して作動する』ことである。
ここで、前記報知手段による報知の態様としては、音声案内,文字,図形表示等、種々の手法で報知する態様を採用することができる。又、炊飯キー(15)の操作に連動して報知手段が作動する限り、該報知手段の作動時期が点火ボタンの操作の前・後の何れの時期であっても本発明概念に含まれる。
【0015】
上記技術的手段によれば、炊飯キー(15)の操作に連動して報知手段が作動し、これにより、ガスバーナの火力が適正炊飯火力になるように、火力調節レバー(51)で火力設定すべきことを注意喚起する為の報知が行なわれる。これにより、火力調節レバー(51)の操作域に炊飯火力表示(17)が形成されている場合は、コンロ使用者は、前記炊飯火力表示(17)若しくはその近傍に火力調節レバー(51)を合わせることにより、又は、ガスバーナ(2)の火力を直接目視しながら火力調節レバー(51)を操作することにより、ガスバーナ(2)の火力を適正炊飯火力に設定することができる。
【0016】
[2項]
前記1項に於いて、
『前記炊飯キー(15)が操作され且つ前記点火ボタンが操作されたときに報知信号を出力する操作判定手段が設けられており、
前記報知手段は、前記操作判定手段から出力される前記報知信号で作動する』ものとすることができる。
このものでは、炊飯キー(15)の操作後に点火ボタンが操作された場合は、後者の点火ボタンが操作されたときに、操作判定手段から報知信号が出力される。一方、前記操作順序とは逆に、点火ボタンの操作後に炊飯キー(15)が操作されると、この場合は、炊飯キー(15)の操作後に操作判定手段から報知信号が出力される。すると、該報知信号に基づいて報知手段が作動し、ガスバーナの火力が適正炊飯火力になるように、火力調節レバー(51)で火力設定すべきことを注意喚起する為の報知が行なわれる。
【0017】
[3項]
前記2項に於いて、
『前記点火ボタンの操作に連動して、円滑な点火が確保できる量のガスが前記ガスバーナ(2)に供給できる点火位置に前記火力調節レバー(51)を移動させる点火ガス量調節手段を備えた』ものとすることができる。
このものでは、点火ボタンの操作に連動する点火ガス量調節手段によって、火力調節レバー(51)が適正炊飯火力に対応する位置からずれた点火位置にセットされることがあっても、点火ボタンと炊飯キー(15)の操作後に前記注意喚起の報知がされる。
従って、炊飯キー(15)の操作後で且つ点火ボタンの操作前に報知する場合は、点火ボタンの操作前に火力調節レバー(51)で適正炊飯火力に設定されてしまうことがある。従って、その後に点火ボタンを操作すると火力調節レバー(51)が点火位置まで動いてしまう。ところが、上記技術的手段によれば、点火ボタンと炊飯キー(15)の両操作後に前記注意喚起の報知がされるから、適正炊飯火力にセットするタイミングを誤る心配がない。
【0018】
[4項]
前記1項〜3項に於いて、
『前記報知は、音声による案内である』ものでは、ブザー等で報知する場合に比べて、コンロ使用者に対して、報知内容を容易に認識させることができる。
【0019】
[5項]
前記1項〜4項のもの以外に、
『ガスバーナと、
前記ガスバーナで加熱される鍋の温度を検知する温度センサ(3)と、
前記ガスバーナの火力を手動で設定する為の火力調節レバー(51)と、
前記ガスバーナに点火する為の点火ボタンと、
前記ガスバーナで加熱調理する調理モードを選択するモード選択キーと、
前記ガスバーナの火力が前記調理モードの加熱調理に適した火力になるように、前記火力調節レバー(51)で火力設定すべきことを前記モード選択キーの投入後に報知する報知手段と、
前記モード選択キーと前記点火ボタンの投入後に前記調理モードの加熱調理を行なわせる制御装置と、
前記点火ボタンの操作に連動して、円滑な点火が確保できる量のガスが前記ガスバーナ(2)に供給できる点火位置に前記火力調節レバー(51)を移動させる点火ガス量調節手段と、
前記モード選択キーが操作され且つ前記点火ボタンが操作されたときに報知信号を出力する操作判定手段と、が設けられており、
前記報知手段は、前記操作判定手段から出力される前記報知信号で作動する』ガスコンロとすれば、次のような作用が得られる。
【0020】
即ち、前記調理モードが炊飯の場合は、既述3項のものと同様に、点火ボタンとモード選択キーの操作後に、適正炊飯火力にセットすべき旨の注意喚起の音声報知がされる。又、前記調理モードが揚物や湯沸し等の場合は、ガスバーナの火力がこれら揚物調理等に適した火力になるように、前記火力調節レバー(51)で火力設定すべきことが音声報知される。これにより、これら各調理モードに適した火力に設定し忘れる心配が少なくなる。
【0021】
[6項]
前記1項〜3項又は5項に於いて、
『前記報知を、音声による案内と、ブザーによる音報知若しくは発光手段による光報知と、に切り替える為の報知切替スイッチを備えた』ものでは、報知切替スイッチの操作によって、音声による案内と、ブザーによる音報知若しくは発光手段による光報知と、に報知態様を切り替えることができる。従って、コンロの操作に慣れた為に、煩わしい音声案内が不要になった場合は、これをブザー音や光による報知に切り替えることができ、使い勝手が向上する。
【0022】
[7項]
前記1項〜6項に於いて、
『前記報知手段の機能の使用、又は、不使用を選択する為のスイッチが設けられている』ものでは、スイッチの操作によって、上記報知機能の使用・不使用を選択することができる。従って、例えば、前記2項のものに於いて、火力調節レバー(51)の点火位置と調理に適した火力位置が一致するような場合は、報知手段の機能を不使用状態にすることが出来、不要な報知を止めることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は次の特有の効果を有する。
火力調節レバー(51)が火力調節範囲の何れの位置にセットされているか否かに関わらず、炊飯キーの操作の後に、適正炊飯火力に調節すべきことが報知される。従って、火力調節レバー(51)が炊飯火力表示(17)に合致している場合に上記報知がされない特許文献2のものと相違し、炊飯機能付ガスコンロの設置環境や無洗米を用いて炊飯する場合でも適正炊飯火力をセットし忘れる心配が少なくなる。
【0024】
3項のものでは、既述したように、適正炊飯火力にセットするタイミングを誤る心配が少ない。
【0025】
4項のものでは、報知を音声によって行なうから、ブザー等で報知する場合に比べて、コンロ使用者に報知内容を容易に認識させることができる。
【0026】
5項のものでは、炊飯調理モードや揚物調理モード等、各種の調理モードに適した火力に設定し忘れる心配が少なくなる。
【0027】
6項のものでは、既述したように、コンロの操作に慣れた為に音声による案内が不要になった場合は、ブザーによる音報知若しくは発光手段による光報知に切り替えることができるから、使い勝手が向上する。
【0028】
7項のものでは、報知手段の機能を不使用状態にすることが出来るから、不要な報知を止めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
《第1実施形態》
[全体構成]
本実施の形態に係る炊飯機能付ガスコンロは、図1に示すように、コンロ本体(1)の正面に形成された操作部(10)の下方に報知手段たるスピーカ(40)が設けられている点を除いて、図11に示す既述従来の炊飯機能付ガスコンロと同様な外観構造を有している。即ち、コンロ本体(1)の操作部(10)には、既述従来のものと同様に揚げ物キー(14),炊飯キー(15)及び湯沸しキー(16)が設けられていると共に、これら各キーの下方には、標準能力(2000Kcal/h)を有するガスバーナ(2)用の点・消火ボタン(61)が配設されている。又、操作部(10)に開設されたスリット(11)内には、ガスバーナ(2)用の火力調節レバー(51)が横方向にスライドし得るように配設されていると共に、五徳(4)の中央下方には、ガスバーナ(2)と鍋(A)の鍋底温度を検知する温度センサ(3)が配設されている。
【0030】
又、コンロ本体(1)の左右方向の中央には、点・消火ボタン(73)で燃焼及び消火されるグリル(12)が形成されていると共に、該グリル(12)を挟んで前記ガスバーナ(2)の反対側の位置には、大能力(4000Kcal/h)のガスバーナ(7)が配設されており、該ガスバーナ(7)の点・消火及び火力調節は点・消火ボタン(72)及び火力調節レバー(71)で操作できるようになっている。
【0031】
[ガスバーナ(2)用のガス回路等]
炊飯は前記標準能力のガスバーナ(2)を用いて行われるが、該ガスバーナ(2)へのガス回路は図2に示す構成を有している。
このガス回路(21)には、上流側から、電磁安全弁(22)と、元弁(23)と、流量調整弁(24)と、電磁開閉弁(25)がこの順序で配設されている。
又、鍋(A)の温度を検知する温度センサ(3),揚げ物キー(14),炊飯キー(15),湯沸しキー(16)、及び取消キー(18)の出力は制御装置(36)に印加されている。又、ガスバーナ(2)の燃焼状態を監視する熱電対(35)の起電力は制御装置(36)に印加されていると共に、電磁安全弁(22)は制御装置(36)によって開閉制御されるように構成されている。
【0032】
[バルブユニット]
上記電磁安全弁(22),元弁(23)及び流量調整弁(24)は、図3,図4に示すバルブユニット(8)に組み込まれている。
このバルブユニット(8)のケーシング(81)の前端には、点・消火ボタン(61)の裏面に当接する可動子(83)が設けられていると共に、該可動子(83)はバネ(82)で前記点・消火ボタン(61)方向に付勢されている。又、該可動子(83)によってロッド(84)がバネ(85)の付勢力に抗して押し込まれるようになっていると共に、ロッド(84)の後端は電磁安全弁(22)の弁体(22a)に対向しており、ロッド(84)の中間部には元弁(23)の弁体(23a)が取付けられている。
【0033】
可動子(83)は、プッシュプッシュ機構(86)によって、押し込み方向の後方の最終位置と押し込み前の初期位置の間を往復移動されるようになっていると共に、最終位置からの復帰動作が中間位置で係止されるようになっている。従って、点・消火ボタン(61)を押すと、可動子(83)を介してロッド(84)が後方に押されて移動し、元弁(23)が開弁されると共に電磁安全弁(22)が押し込まれて開弁し、同時に図示しない点火装置が作動してガスバーナ(2)に点火される。ガスバーナ(2)に点火されると、その炎孔に臨ませた熱電対(35)の起電力で電磁安全弁(22)が開弁状態に保持される。この状態で点・消火ボタン(61)の押し込み操作を解除すると、プッシュプッシュ機構(86)によって可動子(83)が押し込み方向の中間位置まで復帰される。この中間位置では、電磁安全弁(22)の押圧は解除されるが、該電磁安全弁(22)は上記のように熱電対(35)の起電力で開弁状態に保持されると共に、元弁(23)はロッド(84)で押し込み開弁された状態に維持される。これにより、ガスバーナ(2)は燃焼状態に維持される。点・消火ボタン(61)を再度押し込むと、可動子(83)の中間位置での係止が解除され、これにより、可動子(83)が初期位置へ復帰して元弁(23)が閉じられてガスバーナ(2)が消火され、又、熱電対(35)の起電力が消失するので電磁安全弁(22)も閉弁する。
【0034】
尚、プッシュプッシュ機構(86)は、可動子(83)に形成された図5に示す如き略ハート状のカム溝(860)と、これに係合する係合子(861)とから成る、公知のハートカム式のものが採用されている。点・消火ボタン(61)の1回目の押し込み操作(点火操作)で可動子(83)が初期位置から最終位置に移動すると、係合子(861)がカム溝(860)のa点からb点に移動し、最終位置で押し込み力を解除すると、係合子(861)がカム溝(860)のb点からc点に移動して可動子(83)が中間位置で係止される。又、点・消火ボタン(61)の2回目の押し込み操作(消火操作)で係合子(861)がカム溝(860)のc点からd点に移動し、この状態で押し込み力を解除すると係合子(861)がa点に戻り、可動子(83)が初期位置に復帰する。又、カム溝(860)はa点とd点の前後方向距離をa点とb点の前後方向距離より短く設定した変形ハート状に形成されており、これにより、可動子(83)がb点に対応する位置に移動したときにガスバーナ(2)への点火装置が作動するようになっている。従って、可動子(83)がc点→d点→a点の範囲に対応する経路で移動する消火操作時には、該可動子(83)がb点に対応する位置を通過しないから、ガスバーナ(2)への点火装置は作動しない。尚、本実施の形態では、前記点・消火ボタン(61)でガスバーナ(2)を点火・消火させる機能のうち、ガスバーナ(2)を点火させる機能部が、既述発明特定事項として記載の点火ボタンに対応している。
【0035】
バルブユニット(8)に組み込まれた流量調整弁(24)は、ケーシング(81)内に形成された鉛直経路(87)の上端部に回動及び上下動自在に挿入されたニードル式の弁体(240)を備えている。鉛直経路(87)の上端にはキャップ(88)が装着されており、該キャップ(88)の左右両側壁に細長い斜状のガイド孔(88a)が形成されている。そして、流量調整弁(24)の上端の左右側壁に突設したピン(88b)が上記ガイド孔(88a)に挿通されている。
【0036】
又、キャップ(88)の頂部には火力調節レバー(51)が軸(91)で取付けられていると共に、該火力調節レバー(51)の基端部の両側辺部には、前記ピン(88b)を挟むフォーク部(51a)が屈曲垂下している。これにより、火力調節レバー(51)を回動すると、ピン(88b)が流量調整弁(24)と一体回動しつつガイド孔(88a)に案内されて上下移動し、ガスバーナ(2)へのガス供給量が増減される。尚、火力調節レバー(51)の先端部には操作つまみ(51b)が取付けられている。
【0037】
一方、ガスバーナ(2)へ点火すべく点・消火ボタン(61)を押し込んだ時には、火力調節レバー(51)を点火位置(本実施の形態では、火力調節レバー(51)がスライド用のスリット(11)の左端たる強火位置)に強制移動させる機構がバルブユニット(8)に組み込まれている。この機構は、図3,6に示すように、ケーシング(81)の立上り部(89)の一側面に支軸(90)で回動自在に取付けられた連動レバー(80a)で構成されている。この連動レバー(80a)には、図6に示す如く、可動子(83)の上部にて後方に突出する突部(83b)に対向する力点部(80c)と、流量調整弁(24)を横方向に貫通するピン(88b)に対向する作用点部(80d)とが形成されている。これによれば、ガスバーナ(2)を燃焼させるべく点・消火ボタン(73)を押し込むと、可動子(83)が既述図5のd点に対応する位置より後方まで押されたとき、突部(83b)が連動レバー(80a)の力点部(80c)に当接して該連動レバー(80a)が揺動される。これにより、連動レバー(80a)の作用点部(80d)がピン(88b)に当接して該ピン(88b)が流量調整弁(24)と共に回動する。すると、上記ピン(88b)が図3,4に現れるガイド孔(88a)に案内されて上昇し、これにより、流量調整弁(24)が点火位置たる強火位置に移動される。そして、この中能力のガスバーナ(2)で炊飯する場合は、火力調節レバー(51)を炊飯表示(17)又はその近傍の適正炊飯火力(一般的には、1400Kcal/h)の位置にセットした状態で炊飯する必要がある。尚、図3,4,6に示すバルブユニット(8)では、可動子(83),突出部(83b),連動レバー(80a),ピン(88b),ガイド孔(88a)及び流量調整弁(24)の集合が、既述発明特定事項たる点火ガス量調節手段に対応する。
【0038】
一方、大能力のガスバーナ(7)の近傍には、上記バルブユニット(8)とほぼ同様な構造を有する図9,図10の如きバルブユニット(8')が設けられており、該バルブユニット(8')により、ガスバーナ(7)用の点・消火ボタン(72)及び火力調節レバー(71)が連動される構成になっている。即ち、大能力のガスバーナ(7)に対応する点・消火ボタン(72)を押し込んで点火操作すると、火力調節レバー(71)が横長のスリット(74)内でほぼ中央(中火位置近傍)の点火位置(2600Kcal/hの位置)に強制的に移動されるようになっている。この為、図9,10に示すバルブユニット(8')は、既述した図3,4,6のバルブユニット(8)に対して、第2連結レバー(80b)が付加された構成になっている。具体的には、バルブユニット(8')の立上り部(89)を挟んで連動レバー(80a)の反対側には、軸(90)で回動自在に支持された第2連動レバー(80b)が設けられていると共に、該第2連結レバー(80b)の出力端たる作用点(80d)は、流量調整弁(24)を横方向に貫通するピン(88b)に対して後方から対向している。これによれば、大能力のガスバーナ(7)を燃焼させるべく、これに対応する点・消火ボタン(72)を押し込むと、これに連動する突出部(83b)が連動レバー(80a)(80b)の力点部(80c)(80c)に当接し、これにより、前記連動レバー(80a)(80b)が揺動される。すると、ピン(88b)が中火近傍の点火位置から弱火位置側に回動している場合は一方の連動レバー(80a)の作用点部(80d)がピン(88b)を前記点火位置まで押し回し、これとは逆に、ピン(88b)が点火位置から強火位置側に回動している場合は他方の第2連動レバー(80b)の作用点部(80d)がピン(88b)を前記点火位置まで押し回す。これにより、点・消火ボタン(72)で点火操作されたときには、大能力のガスバーナ(7)に対応する火力調節レバー(71)が中火近傍の点火位置(2600Kcal/hの位置)に強制的に移動される。従って、この大能力のガスバーナ(7)を用いて炊飯する場合には、火力調節レバー(71)を点火位置より弱火側の適正炊飯火力(一般的には1400Kcal/h)の位置にセットした状態で炊飯する必要がある。
【0039】
[制御動作]
次に、上記炊飯機能付ガスコンロの制御動作を説明する。
器具本体に組み込まれた制御装置(36)には、図7のフローチャートで示す制御動作を実行するマイクロコンピュータが組み込まれており、以下、図7のフローチャートを引用しながら制御動作を詳述する。
【0040】
まず、ステップ(ST1)で調理モードフラグFをリセットする。
次に、ステップ(ST2)で揚げ物キー(14)の投入が確認されるとステップ(ST3)で調理モードフラグFに“揚げ物”の情報を記憶させ、ステップ(ST4)で湯沸しキー(16)の投入が確認されるとステップ(ST5)で調理モードフラグFに“湯沸し”の情報を記憶させ、更に、ステップ(ST6)で炊飯キー(15)の投入が確認されるとステップ(ST7)で調理モードフラグFに“炊飯”の情報を記憶させる。
【0041】
その後、ステップ(ST8)を実行し、点・消火ボタン(61)でガスバーナ(2)への点火操作がされたか否かを確認する。即ち、点・消火ボタン(61)が最終位置まで押し込まれたことを検知する図示しないスイッチがON信号を出力しているか否かをステップ(ST8)で判断し、点・消火ボタン(61)が最終位置まで押し込まれてガスバーナ(2)に点火されている場合には、調理モードフラグFの内容を確認するステップ(ST9)に制御が移される。尚、ガスバーナ(2)に点火されるときは、既述したように、火力調節レバー(51)が点火位置たる強火位置(スリット(11)の左端)に強制移動される。又、ガスバーナ(2)が燃焼し始めると、該ガスバーナ(2)の炎によって、図2に現れる熱電対(35)が加熱され、その熱起電力で電磁安全弁(22)が開状態に保持される。尚、本実施の形態では、ステップ(ST6)とステップ(ST8)を実行するマイクロコンピュータの機能部が、既述発明特定事項たる「操作判定手段」に対応する。
【0042】
次に、ステップ(ST9)で調理モードフラグFに“炊飯”の情報が記憶されていることが確認できると、ステップ(ST10)で“適正炊飯火力に設定してください”の音声案内をスピーカ(40)から出力させ、これにより、火力調節レバー(51)を適正炊飯火力にセットすることの注意を喚起する。これにより、点・消火ボタン(61)に連動する点火ガス量調節手段たる揺動レバー(80a)等によって、火力調節レバー(51)が適正炊飯火力に対応する位置からずれた点火位置にセットされることがあっても、点火ボタンと炊飯キー(15)の操作後に前記注意喚起の報知がされ、コンロ使用者は、適正炊飯火力が得られるように火力調節レバー(51)の位置調節をすることを忘れる心配が少なくなる。
【0043】
尚、上記炊飯火力表示(17)の位置が点火位置に一致する炊飯機能付ガスコンロの場合には、上記音声案内により、器具使用者は、無洗米で炊飯する場合や、高地等の気圧の低い場所で炊飯する場合等には、これら具体的な炊飯条件に適合した適正炊飯火力が得られるように火力調節レバー(51)の位置調節をすることができる。よって、不適正な火力で炊飯されることによる吹き零れや食味低下が防止される。
【0044】
次に、ステップ(ST11A)で温度センサ(3)が検知する鍋(A)の温度が例えば145℃(炊飯終了温度)になるまでガスバーナ(2)を燃焼させ、その後、電磁開閉弁(25)を閉弁させると炊飯動作が終了する。尚、本実施の形態では、炊飯動作の終了時には、ステップ(ST11B)で、炊飯動作の終了を知らせる為の“炊飯が終了しました。”の音声案内をスピーカ(40)で出力するようになっている。
【0045】
一方、ステップ(ST9)を実行したときに調理モードフラグFに“炊飯”の情報が記憶されていない場合は、ステップ(ST13A)で調理モードフラグFに“揚げ物”の情報が記憶されているか否かを確認する。そして、調理モードフラグFに“揚げ物”の情報が記憶されている場合は、ステップ(ST13B)で“強火に設定してください”の音声案内をスピーカ(40)から出力させる。強火にすれば鍋(A)内の油の温度を揚物に適した温度まで短時間で昇温させることができるからである。その後、制御装置(36)により、温度センサ(3)の検知温度が揚げ物に適した温度に維持されるようにガスバーナ(2)の燃焼量を調節する(ステップ(ST14))。又、調理モードフラグFに“揚げ物”の情報が記憶されていない場合は、ステップ(ST15A)で更に調理モードフラグFに“湯沸し”の情報が記憶されているか否かを判断し、記憶されている場合は、上記ステップ(ST13B)と同様の趣旨でステップ(ST15B)を実行し、“強火に設定してください”の音声案内をスピーカ(40)から出力させる。
【0046】
ステップ(ST16)で温度センサ(3)の検知温度が100℃に昇温するまでガスバーナ(2)を燃焼させる。尚、ステップ(ST16)で調理モードフラグFに“湯沸し”の情報が記憶されていない場合は、鍋(A)を単純加熱する為に、次のステップ(ST12)で消火操作がされるまでガスバーナ(2)を燃焼させる。
そして、ステップ(ST12)に於いて、点・消火ボタン(61)で消火操作がされるのを監視し、消火操作がされると器具動作を終了させる。
【0047】
《第2実施形態》
第2実施形態に係る炊飯機能付ガスコンロは制御装置(36)による制御動作が図8のフローチャートの如く実行される点を除いて、既述第1実施形態のものと同様に構成されている。
【0048】
前述した実施の形態では、炊飯キー(15)が投入された後に点・消火ボタン(61)で点火操作がされる操作順序の場合には、該点火操作後に適正炊飯火力にセットすべき音声案内をスピーカ(40)から出力させるようにした(図7のステップ(ST6)(ST8)(ST9)(ST10))が、第2実施形態のものでは、上記操作順序とは逆に、点・消火ボタン(61)で点火操作がされた後に炊飯キー(15),揚物キー(14)及び湯沸しキー(16)が投入された場合には、これら炊飯キー(15)等の投入後に前記案内がされるようになっている。
【0049】
この為まず、ステップ(ST51)で調理モードフラグFをリセットした後、ステップ(ST52)で点・消火ボタン(61)で点火操作がされたことが確認できると、ステップ(ST53)(ST55)(ST57)で選択された調理モードの種類を、ステップ(ST54)(ST56)(ST58)で調理モードフラグFに記憶させる。又、揚げ物キー(14)〜湯沸しキー(16)の何れも投入されない場合は、ステップ(ST59)で点・消火ボタン(61)による消火操作がされるまでガスバーナ(2)を燃焼状態に維持し、これにより、鍋(A)を単純加熱する。
【0050】
次に、調理モードフラグFに“炊飯”の情報が記憶されている場合は、ステップ(ST61)で、“適正炊飯火力に設定してください”の音声案内をスピーカ(40)から出力させ、これにより、火力調節レバー(51)を適正炊飯火力にセットすることの注意を喚起し、その後、ステップ(ST62)で炊飯動作を実行する。
【0051】
一方、調理モードフラグFに“揚げ物”の情報が記憶されている場合は、ステップ(ST64B)で“強火に設定してください”の音声案内をスピーカ(40)から出力させ、その後、ステップ(ST65)で鍋(A)内を揚げ物に適した温度に維持する。更に、ステップ(ST64A)を実行した結果、調理モードフラグFに“揚物”の情報が記憶されていないことが確認された場合は、前記調理モードフラグFに“湯沸し”の情報が記憶されていると判断し、かかる場合は、ステップ(ST66A)を実行し、“強火に設定してください”の音声案内をスピーカ(40)から出力させる。その後、ステップ(ST66B)を実行して鍋(A)内が100℃に昇温するまでガスバーナ(2)を燃焼させる。
【0052】
《その他》
▲1▼上記何れの実施の形態に於いても、点・消火ボタン(61)による点火操作と炊飯キー(15)の投入操作の両操作,点火操作と揚物キー(14)の投入操作の両操作,及び、点火操作と湯沸しキー(16)の投入操作の両操作の、夫々がされた後には、画一的に、火力調節レバー(51)を適正炊飯火力や強火にセットすべきことを報知させるようにしたが、例えば、「報知手段の機能の使用、又は、不使用を選択する為のスイッチ」として揚げ物キー(14)と炊飯キー(15)の組合せを採用し、これら揚げ物キー(14)と炊飯キー(15)を同時に所定時間継続投入した場合には、前記報知機能を使用しない状態にセットできるようにしてもよい。又、「報知手段の機能の使用、又は、不使用を選択する為のスイッチ」として、独立したスイッチを設けても良い。
【0053】
▲2▼炊飯、湯沸し、揚物の全ての調理モードに対して一括的に報知機能の使用・不使用を選択するにスイッチを設けてもよいが、各調理モード毎に報知機能の使用・不使用を選択する為のスイッチを各調理モード別に設けても良い。この場合、揚物キー(14)、炊飯キー(15)、及び湯沸しキー(16)を所定時間継続投入すると、上記報知機能の使用・不使用が切り替えられるように構成することができる。
【0054】
▲3▼報知手段としてはスピーカ(40)による音声以外に、ブザーや、表示ランプ、又はこれらの組合せ等を採用することができる。
【0055】
▲4▼上記各実施の形態では、火力調節レバー(51)で適正火力に設定すべきことを注意喚起する為の音声による案内を行なうようにしたが、報知切替スイッチを設け、音声による案内と、ブザーによる音報知若しくはランプ等の発光手段による光報知と、に、報知態様を切り替え得るようにしてもよい。
【0056】
具体的には、上記報知切替スイッチが操作されると、図7のステップ(ST10)(ST11B)(ST13B)(ST15B)や図8のステップ(ST61)(ST64B)(ST66A)のタイミングで上記ブザー若しくは発光手段を作動させる。このようにすると、音声による案内と、ブザーによる音報知若しくは発光手段による光報知とに報知態様を切り替えることができる。従って、コンロの操作に慣れた為に、煩わしい音声案内が不要になった場合は、これをブザーや光による報知に切り替えることができ、使い勝手が向上する。
【0057】
このようにすれば、
『ガスコンロ等の調理器具又は台所用品(その他の機器であってもよい)に於いて、
上記炊飯や揚物等の複数の調理モード又は機能を選択するモード選択キー又は機能選択キーと、
前記モード選択キー又は機能選択キーが操作されたときにこれらに対応する調理モード又は機能に関連する注意喚起用の案内を報知する報知手段と、
前記報知を、音声による案内と、ブザーによる音報知若しくは発光手段による光報知と、に切り替える為の報知切替スイッチを備えた』機器が構成できる。このようにすると、ガスコンロ等の器具の操作に慣れた為に、煩わしい注意喚起用の音声案内が不要になった場合は、これをブザー音や光による報知に切り替えることができ、器具の使い勝手が向上する。
【0058】
▲5▼セットした時間だけガスバーナ(2)を燃焼させるタイマー調理のモードを選択するタイマー調理キー(19)(図1の想像線参照)を設け、該タイマー調理キー(19)を操作して前記タイマー調理を実行させる場合は、タイマー調理の終了時から設定時間前に、タイマー調理が終了することを音声やブザー等で報知するようにしても良い。
【0059】
▲6▼炊飯機能付ガスコンロに本来的に備わっている機能に関する案内をスピーカ(40)で音声案内し、コンロの故障等の異常をブザーや表示ランプ等で報知できるようにすると、例えば、ガスバーナ(2)が消火した原因が炊飯機能付ガスコンロの本来的な機能によるものか、故障によるものかの識別が容易に行なえ、業者へのクレームを少なくすることができる。
【0060】
▲7▼上記何れの実施の形態においても、点・消火ボタン(61)で点火操作されたときには点火ガス量調節手段によって火力調節レバー(51)が点火位置に強制的に移動されるものを例示的に説明したが、必ずしも、点・消火ボタン(61)と火力調節レバー(51)が連動する必要はない。炊飯器(51),湯沸しキー(16)及び揚物キー(14)が操作されたときに、火力調節レバー(51)が炊飯や湯沸し等の作業に不適切な位置にある場合は、適正火力に設定すべき旨の注意喚起用の音声案内が有効だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る炊飯機能付ガスコンロの正面図
【図2】本発明の実施の形態に係る炊飯機能付ガスコンロのガス回路等の説明図
【図3】バルブユニット(8)の斜視図
【図4】バルブユニット(8)の断面図
【図5】プッシュプッシュ機構(86)を構成するカム溝(860)の平面図
【図6】バルブユニット(8)の要部の斜視図
【図7】本発明の第1実施形態に係る炊飯機能付ガスコンロの動作説明図
【図8】本発明の第2実施形態に係る炊飯機能付ガスコンロの動作説明図
【図9】バルブユニット(8')の斜視図
【図10】バルブユニット(8')の要部の斜視図
【図11】従来例の説明図
【図12】従来例及び本発明の対象となる炊飯機能付ガスコンロの操作部の拡大図
【符号の説明】
(2)・・・ガスバーナ
(3)・・・温度センサ
(15)・・・炊飯キー
(51)・・・火力調節レバー

Claims (7)

  1. ガスバーナと、
    前記ガスバーナで加熱される鍋の温度を検知する温度センサ(3)と、
    前記ガスバーナの火力を手動で設定する為の火力調節レバー(51)と、
    前記ガスバーナに点火する為の点火ボタンと、
    前記ガスバーナで炊飯動作を行なわせる場合に投入する炊飯キー(15)と、
    前記ガスバーナの火力が適正炊飯火力になるように、前記火力調節レバー(51)で火力設定すべきことを前記炊飯キー(15)の投入後に報知する報知手段と、
    前記炊飯キー(15)と前記点火ボタンの投入後に前記炊飯動作を行なわせる制御装置と、を備えた炊飯機能付ガスコンロに於いて、
    前記報知手段は、前記炊飯キー(15)の操作に連動して作動する、炊飯機能付ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載の炊飯機能付ガスコンロに於いて、
    前記炊飯キー(15)が操作され且つ前記点火ボタンが操作されたときに報知信号を出力する操作判定手段が設けられており、
    前記報知手段は、前記操作判定手段から出力される前記報知信号で作動する、炊飯機能付ガスコンロ。
  3. 請求項2に記載の炊飯機能付ガスコンロに於いて、
    前記点火ボタンの操作に連動して、円滑な点火が確保できる量のガスが前記ガスバーナ(2)に供給できる点火位置に前記火力調節レバー(51)を移動させる点火ガス量調節手段を備えた、炊飯機能付ガスコンロ。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の炊飯機能付ガスコンロに於いて、
    前記報知は、音声による案内である、炊飯機能付ガスコンロ。
  5. ガスバーナと、
    前記ガスバーナで加熱される鍋の温度を検知する温度センサ(3)と、
    前記ガスバーナの火力を手動で設定する為の火力調節レバー(51)と、
    前記ガスバーナに点火する為の点火ボタンと、
    前記ガスバーナで加熱調理する調理モードを選択するモード選択キーと、
    前記ガスバーナの火力が前記調理モードの加熱調理に適した火力になるように、前記火力調節レバー(51)で火力設定すべきことを前記モード選択キーの投入後に報知する報知手段と、
    前記モード選択キーと前記点火ボタンの投入後に前記調理モードの加熱調理を行なわせる制御装置と、
    前記点火ボタンの操作に連動して、円滑な点火が確保できる量のガスが前記ガスバーナ(2)に供給できる点火位置に前記火力調節レバー(51)を移動させる点火ガス量調節手段と、
    前記モード選択キーが操作され且つ前記点火ボタンが操作されたときに報知信号を出力する操作判定手段と、が設けられており、
    前記報知手段は、前記操作判定手段から出力される前記報知信号で作動する、ガスコンロ。
  6. 前記報知を、音声による案内と、ブザーによる音報知若しくは発光手段による光報知と、に切り替える為の報知切替スイッチを備えた、請求項1から請求項3の何れかに記載の炊飯機能付ガスコンロ、又は、請求項5に記載のガスコンロ。
  7. 前記報知手段の機能の使用、又は、不使用を選択する為のスイッチが設けられている、請求項1から請求項6の何れかに記載の炊飯機能付ガスコンロ、又は、ガスコンロ。
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