JP2004203398A - 枠組式運搬箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃に強く、耐久性に優れた枠組式運搬箱を提供する。
【解決手段】底面板1の周囲に、L形材を組み合わせたフレーム21,31を有する各一対の褄面板2及び側面板3を立設した枠組式運搬箱において、前記一対の褄面板2の両側にフレーム21から張り出す上下方向の抱持金具25を取り付け、側面板3のフレーム31の両側をなすL形材のフランジ33を外側へ向け、褄面板2を底面板1に係合させて直立保持した状態で、抱持金具25と褄面板2のフレーム21の間に、側面板3の両側のフランジ33を差し込む。抱持金具25で褄面板2と側面板3の一体性が保持され、堅固な構造となる。
【選択図】 図3
【解決手段】底面板1の周囲に、L形材を組み合わせたフレーム21,31を有する各一対の褄面板2及び側面板3を立設した枠組式運搬箱において、前記一対の褄面板2の両側にフレーム21から張り出す上下方向の抱持金具25を取り付け、側面板3のフレーム31の両側をなすL形材のフランジ33を外側へ向け、褄面板2を底面板1に係合させて直立保持した状態で、抱持金具25と褄面板2のフレーム21の間に、側面板3の両側のフランジ33を差し込む。抱持金具25で褄面板2と側面板3の一体性が保持され、堅固な構造となる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、重量のある機械部品等の物品の運搬に使用する枠組式の運搬箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機械部品等の重量物の運搬に際し、底面板の周囲に各一対の褄面板及び側面板を着脱自在に立設した枠組式の運搬箱が通函として反復使用されている。この運搬箱では、褄面板と側面板とをピン等により相互に連結し、これらの起立状態を維持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような運搬箱では、荷役作業や輸送中の衝撃により、褄面板と側面板が飛び跳ねて、これらのピンによる連結が外れると、側面板や褄面板が不意に倒れる恐れがあり、通函としての耐久性にも問題がある。
【0004】
そこで、この発明は、衝撃に強く、耐久性に優れた堅固な構造の枠組式運搬箱を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明では、底面板の周囲に、L形材を組み合わせたフレームを有する各一対の褄面板及び側面板を立設した枠組式運搬箱において、前記一対の褄面板又は側面板のフレームの両側にL形材から成る上下方向の抱持金具を取り付け、褄面板を底面板に係合させ、隣接する側面板又は褄面板のフレームを抱持金具で抱き込み、堅固な箱体が構成されるようにしたのである。
【0006】
また、前記褄面板及び側面板を、それぞれフレームにパネルを着脱自在に嵌めて構成すると、パネルが物流過程で損傷しても、パネルだけを交換することができ、パネルが不要な場合には、パネルを取り外しておくこともできる。
【0007】
また、前記各一対の褄面板及び側面板から成る周壁に天面板を被せて固定すると、天面板の脱落が防止され、褄面板及び側面板の上方へのずれが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0009】
この枠組式運搬箱を使用して、物品を梱包するには、まず、図1及び図2に示すように、底面板1に褄面板2をセットする。
【0010】
底面板1は、鋼製の角パイプ等を簀の子状に組み合わせてフレーム11を形成し、フレーム11の上面に亜鉛製のパネル12を固着して構成したものであり、フレーム11の外周四隅には、L形材を垂直に起立させた支柱金具13が密着するように取り付けられ、上面端縁部の中央部及び両端部には、先端部を底面板1から離れるように鉤形に折り曲げた掛金具14が取り付けられている。
【0011】
また、褄面板2は、鋼製のL形材を組み合わせてフレーム21を形成し、プラスチックダンボール製のパネル22をフレーム21に着脱自在に嵌めて構成したものであり、フレーム21の下縁フランジ23の上面中央部には位置決め部材24が設けられ、フレーム21の両側には、上下2箇所に間隔をおいて、上下方向に向けたL形材の抱持金具25が張り出すように固着されている。
【0012】
この底面板1に一方の褄面板2をセットするには、褄面板2のフレーム21の下縁のフランジ23を、底面板1の上面と掛金具14の先端部の間の隙間に差し込んで、褄面板2を起こす。このとき、中央部の掛金具14を位置決め部材24の間に挟むようにして、褄面板2を位置決めする。同様にして、図2に示すように、他方の褄面板2も底面板1にセットし、両褄面板2を直立させる。
【0013】
この状態では、褄面板2の下部が掛金具14に係合し、背面が支柱金具13で支持されているので、両褄面板2は、支柱金具13に凭れさせると、少なくとも外側へ倒れることはない。しかし、作業中に外側から押されたりすると、内側へ倒伏する可能性はある。
【0014】
これを防止するため、図3に示すように、支柱金具13の内面に下端面が凹弧状となった係合金具15を取り付け、褄面板2のフレーム21の外側面に上端面が凸弧状となった係合金具26を取り付けて、両弧状面が嵌合するように褄面板2をセットして起こすようにしてもよい。
【0015】
この場合、図4に示すように、褄面板2を直立させて支柱金具13に凭れさせると、その下端が底面板1に対しややずれて、褄面板2が内側へ倒れようとしたとき、係合金具15,26の弧状面が摺動不能に衝合するので、褄面板2の内側への倒伏が防止される。
【0016】
上記のように底面板1に一対の褄面板2をセットした後、底面板1の上に物品を積み込み、図5に示すように、対向する褄面板2の間に一対の側面板3を嵌め入れると、両褄面板2は直立状態で保持されているので、側面板3を容易にセットすることができる。
【0017】
ここで、側面板3は、鋼製のL形材を組み合わせてフレーム31を形成し、プラスチックダンボール製のパネル32をフレーム31に着脱自在に嵌めて構成したものとされ、フレーム31の両側をなすL形材は、そのフランジ33が外側へ向くように接合されている。
【0018】
そして、このような側面板3を、両褄面板2の間にセットする際、図6に示すように、フランジ33を褄面板2のフレーム21と抱持金具25の間に挿入すると、抱持金具25で側面板3の揺動が阻止されて、褄面板2と側面板3の一体性が保持される。
【0019】
また、褄面板2の抱持金具25に代えて、図7に示すように、側面板3のフレーム31の両側上部にL形材を上下方向に向けた抱持金具34を取り付け、この抱持金具34により褄面板2のフレーム21を抱き込むようにすると、組立性を確保しつつ、抱持金具34で褄面板2と側面板3との位置ずれを防止できる。
【0020】
その後、図8及び図9に示すように、各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁の上部に天面板4を被せると、物品の梱包が完了する。この天面板4は、鋼製のL形材を組み合わせてフレーム41を形成し、亜鉛製のパネル42をフレーム41に固着し、その四隅に積上用金具43を取り付けた構成とされ、フレーム41のL形材のフランジで周壁の上部を包囲する。
【0021】
このように組み立てた運搬箱では、直立状態に保持された一対の褄面板2に側面板3のフランジ33が上下方向の抱持金具25で係合しているので、荷役作業や輸送中の衝撃により、側面板3が褄面板2に対して上方にずれても、褄面板2と側面板3の係合が維持され、これらの転倒が防止される。
【0022】
また、褄面板2と側面板3のパネル22,32がフレーム21,31に着脱自在に嵌められているので、パネル22,32が物流過程で損傷しても、パネル22,32だけを交換することができ、パネル22,32が不要な場合には、パネル22,32を取り外しておくこともできる。
【0023】
さらに、底面板1を、角パイプを組み合わせたフレーム11に亜鉛製のパネル12を固着して構成したので、底面板1の強度が向上して撓みが防止され、褄面板2と側面板3の係合状態が確実に維持される。
【0024】
なお、図10に示すように、天面板4を、一対の褄面板2に設けたL字状のストッパ金具51により、各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁に固定しておくと、天面板4の脱落が防止され、側面板3の上方へのずれも防止される。
【0025】
このストッパ金具51は、図11に示すように、金属製とした褄面板2のパネル22にパイプ状軸受52を溶接等で固着し、この軸受52に軸53を挿通して、天面板4の着脱時に回動できるようにすればよい。
【0026】
また、図12に示すように、褄面板2のフレーム21の上部に外側面から突出した球状体54を設け、天面板4のフレーム41に係合穴55を形成し、天面板4を被せる際、球状体54を係合穴55に圧入して、各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁に天面板4を固定するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る枠組式運搬箱では、一対の褄面板又は側面板のフレームの両側にL形材から成る上下方向の抱持金具を取り付け、褄面板を底面板に係合させ、隣接する側面板又は褄面板のフレームを抱持金具により抱き込むようにしたので、衝撃に強い堅固な箱体が構成され、荷物が保護されると共に、輸送時や荷役作業の安全性も向上する。
【0028】
また、前記褄面板及び側面板を、それぞれフレームにパネルを着脱自在に嵌めて構成すると、パネルが物流過程で損傷しても、パネルだけを交換することができ、パネルが不要な場合には、パネルを取り外しておくこともできる。
【0029】
そのほか、前記各一対の褄面板及び側面板から成る周壁に天面板を被せて固定すると、天面板の脱落が防止され、褄面板及び側面板の上方へのずれも防止されて、箱体がさらに堅固なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る枠組式運搬箱の底面板への褄面板のセット過程を示す斜視図
【図2】同上の両褄面板のセット状態を示す斜視図
【図3】同上の他の係合形態のセット過程を示す斜視図
【図4】同上の他の係合形態のセット状態を示す斜視図
【図5】同上の両側面板の嵌入過程を示す斜視図
【図6】同上の抱持金具付近の一部拡大斜視図
【図7】同上の他の抱持金具取付形態を示す一部拡大斜視図
【図8】同上の天面パネルを被せる状態を示す斜視図
【図9】同上の梱包完了状態を示す斜視図
【図10】天面板のストッパ金具を設けた例を示す斜視図
【図11】同上のストッパ金具付近の一部拡大斜視図
【図12】天面板の球状体による固定例を示す一部拡大斜視図
【符号の説明】
1 底面板
2 褄面板
3 側面板
4 天面板
11,21,31,41 フレーム
12,22,32,42 パネル
13 支柱金具
14 掛金具
23,33 フランジ
25,34 抱持金具
51 ストッパ金具
54 球状体
【発明の属する技術分野】
この発明は、重量のある機械部品等の物品の運搬に使用する枠組式の運搬箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機械部品等の重量物の運搬に際し、底面板の周囲に各一対の褄面板及び側面板を着脱自在に立設した枠組式の運搬箱が通函として反復使用されている。この運搬箱では、褄面板と側面板とをピン等により相互に連結し、これらの起立状態を維持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような運搬箱では、荷役作業や輸送中の衝撃により、褄面板と側面板が飛び跳ねて、これらのピンによる連結が外れると、側面板や褄面板が不意に倒れる恐れがあり、通函としての耐久性にも問題がある。
【0004】
そこで、この発明は、衝撃に強く、耐久性に優れた堅固な構造の枠組式運搬箱を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明では、底面板の周囲に、L形材を組み合わせたフレームを有する各一対の褄面板及び側面板を立設した枠組式運搬箱において、前記一対の褄面板又は側面板のフレームの両側にL形材から成る上下方向の抱持金具を取り付け、褄面板を底面板に係合させ、隣接する側面板又は褄面板のフレームを抱持金具で抱き込み、堅固な箱体が構成されるようにしたのである。
【0006】
また、前記褄面板及び側面板を、それぞれフレームにパネルを着脱自在に嵌めて構成すると、パネルが物流過程で損傷しても、パネルだけを交換することができ、パネルが不要な場合には、パネルを取り外しておくこともできる。
【0007】
また、前記各一対の褄面板及び側面板から成る周壁に天面板を被せて固定すると、天面板の脱落が防止され、褄面板及び側面板の上方へのずれが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0009】
この枠組式運搬箱を使用して、物品を梱包するには、まず、図1及び図2に示すように、底面板1に褄面板2をセットする。
【0010】
底面板1は、鋼製の角パイプ等を簀の子状に組み合わせてフレーム11を形成し、フレーム11の上面に亜鉛製のパネル12を固着して構成したものであり、フレーム11の外周四隅には、L形材を垂直に起立させた支柱金具13が密着するように取り付けられ、上面端縁部の中央部及び両端部には、先端部を底面板1から離れるように鉤形に折り曲げた掛金具14が取り付けられている。
【0011】
また、褄面板2は、鋼製のL形材を組み合わせてフレーム21を形成し、プラスチックダンボール製のパネル22をフレーム21に着脱自在に嵌めて構成したものであり、フレーム21の下縁フランジ23の上面中央部には位置決め部材24が設けられ、フレーム21の両側には、上下2箇所に間隔をおいて、上下方向に向けたL形材の抱持金具25が張り出すように固着されている。
【0012】
この底面板1に一方の褄面板2をセットするには、褄面板2のフレーム21の下縁のフランジ23を、底面板1の上面と掛金具14の先端部の間の隙間に差し込んで、褄面板2を起こす。このとき、中央部の掛金具14を位置決め部材24の間に挟むようにして、褄面板2を位置決めする。同様にして、図2に示すように、他方の褄面板2も底面板1にセットし、両褄面板2を直立させる。
【0013】
この状態では、褄面板2の下部が掛金具14に係合し、背面が支柱金具13で支持されているので、両褄面板2は、支柱金具13に凭れさせると、少なくとも外側へ倒れることはない。しかし、作業中に外側から押されたりすると、内側へ倒伏する可能性はある。
【0014】
これを防止するため、図3に示すように、支柱金具13の内面に下端面が凹弧状となった係合金具15を取り付け、褄面板2のフレーム21の外側面に上端面が凸弧状となった係合金具26を取り付けて、両弧状面が嵌合するように褄面板2をセットして起こすようにしてもよい。
【0015】
この場合、図4に示すように、褄面板2を直立させて支柱金具13に凭れさせると、その下端が底面板1に対しややずれて、褄面板2が内側へ倒れようとしたとき、係合金具15,26の弧状面が摺動不能に衝合するので、褄面板2の内側への倒伏が防止される。
【0016】
上記のように底面板1に一対の褄面板2をセットした後、底面板1の上に物品を積み込み、図5に示すように、対向する褄面板2の間に一対の側面板3を嵌め入れると、両褄面板2は直立状態で保持されているので、側面板3を容易にセットすることができる。
【0017】
ここで、側面板3は、鋼製のL形材を組み合わせてフレーム31を形成し、プラスチックダンボール製のパネル32をフレーム31に着脱自在に嵌めて構成したものとされ、フレーム31の両側をなすL形材は、そのフランジ33が外側へ向くように接合されている。
【0018】
そして、このような側面板3を、両褄面板2の間にセットする際、図6に示すように、フランジ33を褄面板2のフレーム21と抱持金具25の間に挿入すると、抱持金具25で側面板3の揺動が阻止されて、褄面板2と側面板3の一体性が保持される。
【0019】
また、褄面板2の抱持金具25に代えて、図7に示すように、側面板3のフレーム31の両側上部にL形材を上下方向に向けた抱持金具34を取り付け、この抱持金具34により褄面板2のフレーム21を抱き込むようにすると、組立性を確保しつつ、抱持金具34で褄面板2と側面板3との位置ずれを防止できる。
【0020】
その後、図8及び図9に示すように、各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁の上部に天面板4を被せると、物品の梱包が完了する。この天面板4は、鋼製のL形材を組み合わせてフレーム41を形成し、亜鉛製のパネル42をフレーム41に固着し、その四隅に積上用金具43を取り付けた構成とされ、フレーム41のL形材のフランジで周壁の上部を包囲する。
【0021】
このように組み立てた運搬箱では、直立状態に保持された一対の褄面板2に側面板3のフランジ33が上下方向の抱持金具25で係合しているので、荷役作業や輸送中の衝撃により、側面板3が褄面板2に対して上方にずれても、褄面板2と側面板3の係合が維持され、これらの転倒が防止される。
【0022】
また、褄面板2と側面板3のパネル22,32がフレーム21,31に着脱自在に嵌められているので、パネル22,32が物流過程で損傷しても、パネル22,32だけを交換することができ、パネル22,32が不要な場合には、パネル22,32を取り外しておくこともできる。
【0023】
さらに、底面板1を、角パイプを組み合わせたフレーム11に亜鉛製のパネル12を固着して構成したので、底面板1の強度が向上して撓みが防止され、褄面板2と側面板3の係合状態が確実に維持される。
【0024】
なお、図10に示すように、天面板4を、一対の褄面板2に設けたL字状のストッパ金具51により、各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁に固定しておくと、天面板4の脱落が防止され、側面板3の上方へのずれも防止される。
【0025】
このストッパ金具51は、図11に示すように、金属製とした褄面板2のパネル22にパイプ状軸受52を溶接等で固着し、この軸受52に軸53を挿通して、天面板4の着脱時に回動できるようにすればよい。
【0026】
また、図12に示すように、褄面板2のフレーム21の上部に外側面から突出した球状体54を設け、天面板4のフレーム41に係合穴55を形成し、天面板4を被せる際、球状体54を係合穴55に圧入して、各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁に天面板4を固定するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る枠組式運搬箱では、一対の褄面板又は側面板のフレームの両側にL形材から成る上下方向の抱持金具を取り付け、褄面板を底面板に係合させ、隣接する側面板又は褄面板のフレームを抱持金具により抱き込むようにしたので、衝撃に強い堅固な箱体が構成され、荷物が保護されると共に、輸送時や荷役作業の安全性も向上する。
【0028】
また、前記褄面板及び側面板を、それぞれフレームにパネルを着脱自在に嵌めて構成すると、パネルが物流過程で損傷しても、パネルだけを交換することができ、パネルが不要な場合には、パネルを取り外しておくこともできる。
【0029】
そのほか、前記各一対の褄面板及び側面板から成る周壁に天面板を被せて固定すると、天面板の脱落が防止され、褄面板及び側面板の上方へのずれも防止されて、箱体がさらに堅固なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る枠組式運搬箱の底面板への褄面板のセット過程を示す斜視図
【図2】同上の両褄面板のセット状態を示す斜視図
【図3】同上の他の係合形態のセット過程を示す斜視図
【図4】同上の他の係合形態のセット状態を示す斜視図
【図5】同上の両側面板の嵌入過程を示す斜視図
【図6】同上の抱持金具付近の一部拡大斜視図
【図7】同上の他の抱持金具取付形態を示す一部拡大斜視図
【図8】同上の天面パネルを被せる状態を示す斜視図
【図9】同上の梱包完了状態を示す斜視図
【図10】天面板のストッパ金具を設けた例を示す斜視図
【図11】同上のストッパ金具付近の一部拡大斜視図
【図12】天面板の球状体による固定例を示す一部拡大斜視図
【符号の説明】
1 底面板
2 褄面板
3 側面板
4 天面板
11,21,31,41 フレーム
12,22,32,42 パネル
13 支柱金具
14 掛金具
23,33 フランジ
25,34 抱持金具
51 ストッパ金具
54 球状体
Claims (3)
- 底面板1の周囲に、L形材を組み合わせたフレーム21,31を有する各一対の褄面板2及び側面板3を立設した枠組式運搬箱において、前記一対の褄面板2又は側面板3のフレーム21,31の両側にL形材から成る上下方向の抱持金具25又は34を取り付け、褄面板2を底面板1に係合させ、隣接する側面板3又は褄面板2のフレーム31,21を抱持金具25,34により抱き込むことを特徴とする枠組式運搬箱。
- 前記褄面板2及び側面板3のフレーム21,31にパネル22,32を着脱自在に嵌めたことを特徴とする請求項1に記載の枠組式運搬箱。
- 前記各一対の褄面板2及び側面板3から成る周壁に天面板4を被せて固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の枠組式運搬箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002371755A JP2004203398A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 枠組式運搬箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002371755A JP2004203398A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 枠組式運搬箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004203398A true JP2004203398A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32810557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002371755A Pending JP2004203398A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 枠組式運搬箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004203398A (ja) |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371755A patent/JP2004203398A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050805 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080513 |
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A02 | Decision of refusal |
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