JP2004190490A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Hironori Ohashi
弘典 大橋
Masaaki Iijima
正昭 飯島
Yutaka Ogiwara
豊 荻原
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Abstract

【課題】燃料フィルタをチャンバの開口側に設けて燃料ポンプの吸込側に配置することにより、チャンバの容積を有効に活用し、装置全体を小型化する。
【解決手段】燃料タンク1内にチャンバ3を配置し、その開口部3B側に燃料フィルタ4を設ける。そして、燃料ポンプ6は、フィルタ4を通過してチャンバ3内に溜まる燃料を吸込み、供給パイプ8から外部に吐出する。また、吸引ポンプ11は、ポンプ6による吐出燃料を利用してチャンバ3の外側で燃料を吸込み、吐出パイプ14からフィルタ4の上側に燃料を吐出する。これにより、フィルタ4の体積を含めてチャンバ3の容積を十分に確保できると共に、フィルタ4をチャンバ3内にコンパクトに配置することができる。また、吐出パイプ14から吐出される燃料を、自重によりフィルタ4からチャンバ3内へと効率よく流入させることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車用エンジン等にタンク内の燃料を供給するのに好適に用いられる燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用エンジン等の燃料供給装置は、例えば燃料タンク内に貯留された燃料を電動式の燃料ポンプ等によって外部に吐出し、この燃料をエンジン本体側に設けられた噴射弁等に供給するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特表2002−506501号公報
【0004】
この種の従来技術による燃料供給装置は、燃料タンク内に配置されたチャンバを有し、このチャンバ内には、燃料を吸込んでタンクの外部に吐出する燃料ポンプと、該燃料ポンプの吐出側に接続され、燃料ポンプから吐出される燃料を浄化する燃料フィルタとが配置されている。
【0005】
ここで、チャンバは、燃料タンク内に貯留された燃料の一部をポンプの周囲に溜めるための容器として形成されている。そして、チャンバは、例えばタンク内の燃料が残り少なくなって燃料の液面が低下した場合、または車両の旋回動作等によって液面が傾いた場合でも、燃料ポンプの吸込側に十分な量の燃料を確保し、ポンプの吸込側を燃料中に浸した状態に保持するものである。
【0006】
このため、チャンバの容積は、例えば燃料ポンプの吐出性能や車両の旋回時に想定される燃料の挙動等に応じて所定の大きさに設計されている。また、従来技術では、このチャンバ内に燃料フィルタを配置し、装置全体をコンパクトに構成しているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、燃料フィルタをチャンバ内に配置する構成としている。しかし、チャンバの容積は、燃料ポンプの吸込側に所定量の燃料を溜めるように予め設定されているため、チャンバ内に燃料フィルタを配置すると、その配置スペース分だけチャンバの容積を大きく形成しなければならず、チャンバを含めて装置全体が大型化するという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、チャンバの容積を確保しつつ、燃料フィルタをコンパクトに配置でき、装置全体を小型化できるようにした燃料供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために請求項1の発明は、燃料タンク内に配置され底部側が閉塞すると共に上部側が開口した有底筒状のチャンバと、該チャンバの開口側に設けられ該チャンバに流入する燃料を浄化する燃料フィルタと、前記チャンバ内に収容された燃料を吸込んで前記燃料タンクの外部に吐出する燃料ポンプと、前記チャンバの外側から前記燃料フィルタの上側に燃料を流入させる燃料流入手段とからなる構成を採用している。
【0010】
このように構成することにより、チャンバ内には、燃料フィルタを通過した燃料を溜めることができ、燃料ポンプは、この燃料フィルタを通過した燃料を吸込むようになる。このため、燃料ポンプからみると、燃料フィルタは、当該燃料ポンプの上流側(吸込側)に配置されることになる。この結果、燃料フィルタをチャンバ内に配置したとしても、燃料フィルタの体積をチャンバの容積の一部として扱うことができ、チャンバを燃料フィルタの配置スペース分だけ大きく形成しなくても、チャンバの実質的な容積を十分に確保することができる。これにより、チャンバや燃料フィルタを含めて装置全体をコンパクトに形成でき、これらを車両のタンク等に対して容易に搭載することができる。
【0011】
また、例えば燃料フィルタによってチャンバの開口側を施蓋できるので、チャンバ内に溜まっている燃料が外力、振動等によって漏れ出るのを抑えることができる。また、燃料フィルタをチャンバによって支持できるので、フィルタ支持用の特別な部品等を設ける必要がなくなり、これらの部品点数を削減して構造を簡略化することができる。
【0012】
また、例えば燃料流入手段によりチャンバの外側から燃料フィルタの上面側に燃料を流入させるだけで、この燃料が自重によりフィルタを通過してチャンバ内に流下する。従って、例えば燃料フィルタからチャンバ内に燃料を加圧して送り込む場合と比較して、圧損等を低減できるので、燃料をチャンバ内に効率よく流入させることができ、装置の作動効率を高めることができる。
【0013】
また、請求項2の発明によると、燃料流入手段は、チャンバに設けられ燃料ポンプから吐出される燃料の一部を利用して前記チャンバの外側から燃料を吸込み燃料フィルタの上側に燃料を吐出する吸引ポンプにより構成している。
【0014】
これにより、吸引ポンプは、燃料ポンプによる吐出燃料の一部を利用してチャンバの外側で燃料を効率よく吸引でき、この燃料を燃料フィルタの上側に向けて吐出することができる。従って、チャンバの外側から内側に燃料を流入させるために特別な動力源等を用いる必要がなくなり、吸引ポンプを用いた簡単な構造でチャンバ内に燃料を送り込むことができる。
【0015】
また、請求項3の発明によると、燃料ポンプは燃料フィルタを貫通した状態でチャンバに配置する構成としている。これにより、例えば燃料ポンプのうち一部をチャンバ内に配置し、他の部位をチャンバの開口側から上向きに突出した状態で配置できるから、ポンプの外形等に制限されることなく、チャンバの寸法、形状等を容易に設定できると共に、その径方向寸法を小型化することができる。従って、チャンバや燃料ポンプの設計自由度を高め、これらのレイアウト設計等を円滑に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による燃料供給装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
ここで、図1ないし図4は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、燃料供給装置を自動車用エンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。
【0018】
1は自動車等の車両に搭載された略箱形状の燃料タンクで、該燃料タンク1は底板1Aと上板1Bとを有し、上板1Bには、後述の蓋体2が取付けられる取付開口1Cが形成されている。
【0019】
2は燃料タンク1の取付開口1Cに取付けられる蓋体で、該蓋体2は、図2に示す如く、タンク1の周壁の一部を構成し取付開口1Cを施蓋する閉塞板部2Aと、該閉塞板部2Aから取付開口1Cを介してタンク1内に突出した筒状のチャンバ取付部2Bとにより構成されている。
【0020】
3は燃料タンク1内に配置されるチャンバで、該チャンバ3は、例えば樹脂材料、金属材料等により有底筒状の容器として形成されている。そして、チャンバ3の下部側には閉塞された底部3Aが形成され、チャンバ3の上部側には開口部3Bが形成されている。また、チャンバ3の内部には、タンク1内に貯留された燃料の一部が後述の燃料フィルタ4を介して流入する構成となっている。
【0021】
そして、チャンバ3は、タンク1内の燃料の一部を常時収容し、後述する燃料ポンプ6の吸込口6Aの周囲に一定量の燃料を溜めるものである。これにより、例えばタンク1内の燃料が残り少なくなって燃料の液面が低下した場合、または車両の旋回動作等によって液面が傾いた場合でも、チャンバ3により燃料ポンプ6の吸込口6A側に十分な量の燃料を確保でき、この吸込口6Aを燃料中に浸した状態に保持することができる。
【0022】
4はチャンバ3の開口部3B側に嵌合して設けられた燃料フィルタで、該燃料フィルタ4は、例えばメッシュ状の繊維材料、スポンジ状の多孔質材料等からなり、上面4Aと下面4Bとを有する板状のフィルタエレメントとして形成されている。また、燃料フィルタ4は、燃料タンク1内でチャンバ3の外側に位置する空間とチャンバ3内の空間とを仕切るように、その開口部3Bを施蓋し、チャンバ3内に燃料溜り5を画成している。
【0023】
そして、燃料フィルタ4の上面4A側は、タンク1内の空間に面した燃料の流入口となり、下面4B側は燃料溜り5に面した燃料の流出口となっている。これにより、燃料フィルタ4は、タンク1内の燃料がフィルタ4を介して燃料溜り5に流入するときに、この燃料を濾過して浄化するものである。
【0024】
この場合、燃料ポンプ6は、図4に示す如く、フィルタ4により濾過された燃料に対して吸込,吐出動作を行うものであり、燃料フィルタ4は、燃料タンク1から後述のエンジン本体15(噴射弁18)側に供給される燃料の流れ方向に対して、燃料ポンプ6からみて上流側(吸込口6A側)に配置されている。
【0025】
また、燃料フィルタ4には、後述の燃料ポンプ6が嵌合されるポンプ嵌合孔4Cと、パイプ8,14がそれぞれ挿通される2個のパイプ挿通孔4Dとが設けられ、これらはフィルタ4を貫通している。
【0026】
6は燃料供給装置の動力源となる燃料ポンプで、該燃料ポンプ6は、例えば略円柱状の外形を有する電動式の燃料ポンプ等からなり、タンク1内に位置してチャンバ3に配置されている。そして、燃料ポンプ6は、外部から通電されることによりステータに対してロータが回転するモータ部と、該モータ部により回転駆動されて燃料の吸込,吐出動作を行うポンプ部(いずれも図示せず)と、チャンバ3内の燃料を吸込む吸込口6Aと、吸込んだ燃料を後述の供給パイプ8に吐出する吐出口6Bとを含んで構成されている。
【0027】
ここで、燃料ポンプ6は、燃料フィルタ4のポンプ嵌合孔4Cに嵌合され、フィルタ4を貫通して上,下方向に延びると共に、長さ方向の一側(吸込口6A側)がチャンバ3内に配置され、他側がチャンバ3の外部に突出している。また、吸込口6Aには、チャンバ3の内側に位置して燃料中に含まれる異物が燃料ポンプ6内に侵入するのを防止する内側吸込フィルタ7が取付けられている。
【0028】
そして、燃料ポンプ6は、燃料の流れ方向に対して燃料フィルタ4の下流側に配置され、この位置でチャンバ3内の燃料を吸込口6Aから吸込むと共に、吐出口6Bから供給パイプ8に燃料を吐出するものである。この場合、燃料ポンプ6から吐出される燃料は、図4に示す如く、その一部分が供給パイプ8等を介して燃料タンク1の外部に送られ、噴射弁18側に供給される。
【0029】
また、吐出燃料のうち供給パイプ8に吐出されない残余の部分は、後述の吸引ポンプ用パイプ9に流入し、吸引ポンプ11を作動させる。この結果、吸引ポンプ11によってチャンバ3の外側から燃料フィルタ4の上面4A側に燃料が吸引され、この燃料は、燃料フィルタ4を介してチャンバ3内に流入する構成となっている。
【0030】
8はタンク1内の燃料を外部に供給する供給パイプで、該供給パイプ8は、例えば樹脂材料、金属材料等により略L字状(コ字状)に屈曲して形成され、その基端側はチャンバ3内で燃料ポンプ6の吐出口6Bに接続されている。また、供給パイプ8の途中部位は、吸引ポンプ用パイプ9との接続部位で上向きに屈曲し、燃料フィルタ4のパイプ挿通孔4Dを介してチャンバ3の外部に引出されている。そして、供給パイプ8の先端側は、蓋体2の閉塞板部2Aを介して燃料タンク1の外部に突出し、この突出端側には、後述の燃料配管16,17等を介して噴射弁18に接続される供給口8Aが形成されている。
【0031】
9は燃料ポンプ6による吐出燃料の一部を後述の吸引ポンプ11に供給する吸引ポンプ用パイプで、該吸引ポンプ用パイプ9は、その基端側がチャンバ3内で供給パイプ8の途中部位に接続され、その先端側が吸引ポンプ11のノズル部11Aに接続されている。
【0032】
10は吸引ポンプ用パイプ9に設けられた絞り部で、該絞り部10は、吸引ポンプ用パイプ9の途中部位を縮径させることにより、所定の流路面積をもって形成されている。そして、絞り部10は、燃料ポンプ6の吐出燃料のうち吸引ポンプ11に供給される燃料の流量を絞ることにより、この燃料と噴射弁18側に供給される燃料との流量比率を適切に設定するものである。
【0033】
11は例えばチャンバ3の底部3A側に設けられた燃料流入手段としての吸引ポンプで、該吸引ポンプ11は、例えばジェットポンプ等により構成され、燃料ポンプ6による吐出燃料の一部を利用してチャンバ3の外側から燃料フィルタ4の上面4A側に燃料を流入させるものである。
【0034】
ここで、吸引ポンプ11は、図3に示す如く、基端側が吸引ポンプ用パイプ9に接続され先端側が縮径したノズル部11Aと、該ノズル部11Aを取囲む筒体として形成された吸引部11Bとにより構成されている。また、吸引部11Bは、その基端側(吸込側)が後述の吸込パイプ12に接続され、その先端側(吐出側)が後述の吐出パイプ14に接続されている。
【0035】
そして、吸引ポンプ11の作動時には、燃料ポンプ6による吐出燃料の一部が吸引ポンプ用パイプ9を介してノズル部11Aに流入すると、この燃料がノズル部11Aの先端側から高い流速で流出することによって吸引部11B内に負圧を発生させる。これにより、吸引ポンプ11は、チャンバ3の外側から吸込パイプ12を介して燃料を吸引し、この燃料をノズル部11Aから流出する燃料と一緒に吐出パイプ14に吐出するものである。
【0036】
12は吸引ポンプ11によりチャンバ3の外側から燃料を吸込むための吸込パイプで、該吸込パイプ12は、その基端側がチャンバ3内で吸引ポンプ11の吸引部11Bに接続されている。また、吸込パイプ12の先端側はチャンバ3の底部3A側で外部に突出し、この突出端側には、吸引ポンプ11内への異物侵入を防止する外側吸込フィルタ13が取付けられている。
【0037】
14は吸引ポンプ11により吸込んだ燃料を燃料フィルタ4の上面4A側に吐出する吐出パイプで、該吐出パイプ14は、その基端側がチャンバ3内で吸引ポンプ11の吸引部11Bに接続され、チャンバ3内を上,下方向に延びている。
【0038】
また、吐出パイプ14の先端側は、燃料フィルタ4のパイプ挿通孔4Dを介してチャンバ3の上側に突出し、フィルタ4の上面4Aに近い位置で側方に屈曲している。そして、吐出パイプ14の先端側には燃料の吐出口14Aが形成され、この吐出口14Aから吐出される燃料は、自重により燃料フィルタ4を通過してチャンバ3内に流入(流下)するものである。
【0039】
一方、図1において、15は車両に搭載されたエンジン本体、16は該エンジン本体15に向けて燃料を供給するための燃料配管で、該燃料配管16は、その一端側が燃料供給装置の供給パイプ11(供給口11A)に接続されている。また、燃料配管16の他端側は、エンジン本体15に取付けられた他の燃料配管17に接続され、この燃料配管17には、エンジン本体15の各気筒に対応して複数の噴射弁18が取付けられている。
【0040】
本実施の形態による燃料供給装置は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0041】
まず、燃料ポンプ6が作動すると、チャンバ3内の燃料が内側吸込フィルタ7を介して燃料ポンプ6の吸込口6Aに吸込まれ、吐出口6Bから供給パイプ8に吐出される。この場合、吐出燃料の一部は、図2中の矢示Aに示す如く、供給パイプ8から燃料配管16,17等を介して各噴射弁18に供給されるため、これらの噴射弁18からエンジン本体15の各気筒に燃料を噴射することができる。
【0042】
また、吐出燃料のうち絞り部10を通過した一部の燃料は、矢示Bに示す如く、吸引ポンプ用パイプ9を介して吸引ポンプ11のノズル部11Aに流入し、吸引ポンプ11を作動させる。これにより、タンク1内の燃料は、矢示Cに示す如く、吸引ポンプ11により外側吸込フィルタ13と吸込パイプ12とを介してチャンバ3の外側から内側に吸引される。そして、この燃料は、矢示Dに示す如く、吸引ポンプ用パイプ9内の燃料と一緒に吐出パイプ14から燃料フィルタ4の上面4A側に吐出される。
【0043】
この場合、吐出パイプ14から吐出される燃料は、自重によりフィルタ4内を流下して浄化され、燃料溜り5内に流入する。また、タンク1内の液面レベルがチャンバ3の開口端よりも高い位置にあるときには、この吐出燃料は周囲の燃料と一緒になってチャンバ3内に吸込まれる。
【0044】
これにより、チャンバ3内には、燃料溜り5内に流入した燃料だけでなく、燃料フィルタ4を通過する燃料も含めて、燃料ポンプ6の吸込口6A側に一定量の燃料を溜めることができる。従って、例えばタンク1内の液面が低下したり、傾いた場合でも、燃料ポンプ6によってチャンバ3内の燃料を安定的に吸込み、吐出することができる。
【0045】
かくして、本実施の形態によれば、チャンバ3の開口部3B側には燃料フィルタ4を設け、チャンバ3内の燃料を吸込んでタンク1の外部に吐出する燃料ポンプ6と、燃料フィルタ4を介してチャンバ3の外側から内側に燃料を吸引する吸引ポンプ11とを設ける構成としている。
【0046】
これにより、燃料フィルタ4を燃料ポンプ6の吸込口6Aに対して上流側に配置できるから、このフィルタ4をチャンバ3内に配置した状態でも、燃料フィルタ4の体積をチャンバ3の容積の一部として扱うことができ、チャンバ3内の空間を有効に活用できると共に、その容積を燃料フィルタ4の配置スペース分だけ大きく形成しなくても、十分に大きな容積を確保することができる。これにより、チャンバ3や燃料フィルタ4を含めて装置全体をコンパクトに形成でき、これらを車両のタンク1等に対して容易に搭載することができる。
【0047】
また、燃料フィルタ4によってチャンバ3の開口部3B側を施蓋できるので、例えば車両の旋回動作等によりタンク1内の液面が傾いた場合でも、チャンバ3内に溜まっている燃料が外部に漏れ出るのを抑えることができる。この結果、チャンバ3によって燃料ポンプ6の吸込口6Aの周囲に燃料を安定的に溜めることができ、エンジン本体15側に燃料を円滑に供給することができる。
【0048】
また、吸引ポンプ11は、燃料ポンプ6による吐出燃料の一部を利用してチャンバ3の外側で燃料を効率よく吸引でき、この燃料を燃料フィルタ4の上面4A側に向けて吐出することができる。従って、チャンバ3の外側から内側に燃料を流入させるために特別な動力源等を用いる必要がなくなり、吸引ポンプ11を用いた簡単な構造でチャンバ3内に燃料を送り込むことができる。
【0049】
この場合、吸引ポンプ11の吐出側には、燃料フィルタ4の上面4A側に延びる吐出パイプ14を設けたので、吸引ポンプ11により吐出パイプ14を介してフィルタ4の上面4A側に燃料を吐出するだけで、この燃料を自重によりフィルタ4を介してチャンバ3内に流下させることができる。従って、例えば燃料フィルタからチャンバ内に燃料を加圧して送り込む場合と比較して、圧損等を低減できるので、燃料をチャンバ3内に効率よく流入させることができ、装置の作動効率を高めることができる。
【0050】
また、燃料フィルタ4をチャンバ3によって直接的に支持できるので、例えば蓋体2やチャンバ3にフィルタ用の支持構造等を設ける必要がなくなり、これらの部品点数を削減して構造を簡略化することができる。
【0051】
さらに、燃料ポンプ6を、フィルタ4を貫通した状態でチャンバ3に配置したので、燃料ポンプ6のうち吸込口6Aが配置された部位をチャンバ3内に配置し、他の部位をチャンバ3の開口部3B側から上向きに突出した状態で配置することができる。これにより、燃料ポンプ6の外形等に制限されることなく、チャンバ3の寸法、形状等を容易に設定できると共に、その径方向寸法を小型化することができる。従って、チャンバ3や燃料ポンプ6の設計自由度を高め、これらのレイアウト設計等を円滑に行うことができる。
【0052】
次に、図5および図6は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、燃料ポンプ全体をチャンバ内に収容する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0053】
21は燃料タンクで、該燃料タンク21は、第1の実施の形態とほぼ同様に、底板21A、上板21Bおよび取付開口21Cを有し、この取付開口21Cには、閉塞板部22Aとチャンバ取付部22Bとにより形成された蓋体22が取付けられている。また、燃料タンク21内には、底部23Aと開口部23Bとを有する有底筒状のチャンバ23が配置されている。
【0054】
24はチャンバ23の開口部23B側に嵌合して設けられた燃料フィルタで、該燃料フィルタ24は、第1の実施の形態とほぼ同様に、上面24Aと下面24Bとを有する板状のフィルタエレメントとして形成され、チャンバ23内に燃料溜り25を画成している。そして、燃料フィルタ24は、後述の燃料ポンプ26からみて上流側(吸込口26A側)に配置されている。
【0055】
しかし、燃料フィルタ24は、図6に示す如く、第1の実施の形態におけるポンプ嵌合孔4Cが廃止され、後述のパイプ28,29,34がそれぞれ挿通される3個のパイプ挿通孔24Cが設けられている。
【0056】
26はチャンバ23内に設けられた電動式の燃料ポンプで、該燃料ポンプ26は、図5に示す如く、第1の実施の形態とほぼ同様に、燃料の吸込口26Aと吐出口26Bとを有し、全体として略円柱状に形成されている。そして、吸込口26Aには、内側吸込フィルタ27が取付けられている。
【0057】
ここで、燃料ポンプ26は、その全体が燃料溜り25内に収容され、チャンバ23の底部23Aと燃料フィルタ24との間に配置されると共に、これらに沿って平行に延びた横置き状態となっている。また、吐出口26Bは、燃料ポンプ26の本体外周側から径方向に突出し、上向きに延びている。
【0058】
28はタンク21内の燃料を外部に供給する供給パイプで、該供給パイプ28は、その基端側が燃料フィルタ24のパイプ挿通孔24C内に挿通され、この位置で燃料ポンプ26の吐出口26Bに接続されている。また、供給パイプ28の先端側は、蓋体22の閉塞板部22Aを介して燃料タンク21の外部に突出し、この突出端側には燃料の供給口28Aが形成されている。
【0059】
29は燃料ポンプ26による吐出燃料の一部を後述の吸引ポンプ31に供給する吸引ポンプ用パイプで、該吸引ポンプ用パイプ29は、図6に示す如く、その基端側が供給パイプ28の途中部位に接続され、その先端側が吸引ポンプ31のノズル部31Aに接続されている。また、吸引ポンプ用パイプ29の途中部位には、第1の実施の形態とほぼ同様に、絞り部30が設けられている。
【0060】
31はチャンバ23に設けられた燃料流入手段としての吸引ポンプで、該吸引ポンプ31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、吸引ポンプ用パイプ29の先端側に接続されたノズル部31Aと、該ノズル部31Aを取囲んで配置された略筒状の吸引部31Bとにより構成されている。そして、吸引ポンプ31は、燃料ポンプ26による吐出燃料の一部を利用してチャンバ23の外側で燃料を吸込み、この燃料をフィルタ24の上面24A側に流入させる。
【0061】
また、吸引部31Bの基端側(吸込側)には吸込パイプ32が接続され、該吸込パイプ32の突出端側には、外側吸込フィルタ33が取付けられている。また、吸引部31Bの先端側(吐出側)には、燃料フィルタ24のパイプ挿通孔24Cを介してチャンバ23の上側に突出する吐出パイプ34が接続され、該吐出パイプ34の突出端側には燃料の吐出口34Aが形成されている。
【0062】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、燃料ポンプ26全体をチャンバ23内に収容する構成としたので、燃料フィルタ24にポンプ用の取付孔等を設ける必要がなくなり、その構造を簡略化できると共に、フィルタ24やポンプ26の設計自由度を高めることができる。また、燃料ポンプ26を横置き状態で配置することにより、チャンバ23を燃料タンク21内で上,下方向等に対して小型化することができる。
【0063】
次に、図7は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、燃料タンクの蓋体にポンプ収容部を形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0064】
41は燃料タンクで、該燃料タンク41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、底板41A、上板41Bおよび取付開口41Cを有し、この取付開口41Cには後述の蓋体42が取付けられている。
【0065】
42は燃料タンク41の取付開口41Cに取付けられた蓋体で、該蓋体42は、例えば金属材料、樹脂材料等により形成され、取付開口41Cを取囲む位置でタンク41の上板41Bに当接する環状のフランジ部42Aと、該フランジ部42Aのタンク内側方向に一体に形成されたポンプ収容部42Bとにより形成されている。
【0066】
そして、ポンプ収容部42Bは、取付開口41Cを介して燃料タンク41内に突出し、ポンプ収容部42Bには、後述の燃料ポンプ46が収容されている。
【0067】
43は燃料タンク41内に配置されるチャンバで、該チャンバ43は、第1の実施の形態とほぼ同様に、底部43Aと開口部43Bとを有する有底筒状に形成されている。
【0068】
44はチャンバ43の開口部43B側に嵌合して設けられた燃料フィルタで、該燃料フィルタ44は、第1の実施の形態とほぼ同様に、上面44Aと下面44Bとを有する板状のフィルタエレメントとして形成され、チャンバ43内に燃料溜り45を画成している。そして、燃料フィルタ44は、燃料ポンプ46からみて上流側(吸込口46C側)に配置されている。また、燃料フィルタ44には、後述のパイプ47,50,55がそれぞれ挿通される3個のパイプ挿通孔44Cが設けられている。
【0069】
46は燃料供給装置の動力源となる電動式の燃料ポンプで、該燃料ポンプ46は、第1の実施の形態とほぼ同様に、外部から通電されることによりステータに対してロータが回転するモータ部46Aと、該モータ部46Aにより回転駆動されて燃料の吸込,吐出動作を行うポンプ部46Bと、チャンバ43内の燃料を吸込む吸込口46Cと、吸込んだ燃料を吐出する吐出口46Dとを含んで構成され、全体として略円柱状に形成されている。
【0070】
また、吸込口46Cには、燃料フィルタ44のパイプ挿通孔44Cを介してチャンバ43内に延びる接続パイプ47が接続され、該接続パイプ47の先端側には内側吸込フィルタ48が取付けられている。
【0071】
49はタンク41内の燃料を外部に供給する供給パイプで、該供給パイプ49は、その基端側が燃料ポンプ46の吐出口46Dに接続されている。また、供給パイプ49の先端側は、蓋体42のフランジ部42Aを介して燃料タンク41の外部に突出し、この突出端側には燃料の供給口49Aが形成されている。
【0072】
50は燃料ポンプ46による吐出燃料の一部を後述の吸引ポンプ52に供給する吸引ポンプ用パイプで、該吸引ポンプ用パイプ50は、その基端側が供給パイプ49の途中部位に接続されている。また、吸引ポンプ用パイプ50は、燃料フィルタ44のパイプ挿通孔44Cを介して下向きに延び、その先端側が吸引ポンプ52のノズル部52Aに接続されている。また、吸引ポンプ用パイプ50の途中部位には、第1の実施の形態とほぼ同様に、絞り部51が設けられている。
【0073】
52は例えばチャンバ43の底部43A側に設けられた燃料流入手段としての吸引ポンプで、該吸引ポンプ52は、第1の実施の形態とほぼ同様に、吸引ポンプ用パイプ50の先端側に接続されたノズル部52Aと、該ノズル部52Aを取囲んで配置された略筒状の吸引部52Bとにより構成されている。そして、吸引ポンプ52は、燃料ポンプ46による吐出燃料の一部を利用してチャンバ43の外側から燃料フィルタ44の上面44A側に燃料を流入させるものである。
【0074】
また、吸引部52Bの基端側(吸込側)には、チャンバ43の底部43A側で外部に突出する吸込パイプ53が接続され、該吸込パイプ53の突出端側には、外側吸込フィルタ54が取付けられている。また、吸引部52Bの先端側(吐出側)には、燃料フィルタ44のパイプ挿通孔44Cを介してチャンバ43の上側に突出する吐出パイプ55が接続され、該吐出パイプ55の突出端側には燃料の吐出口55Aが形成されている。
【0075】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、蓋体42のポンプ収容部42Bに燃料ポンプ46を取付ける構成としたので、燃料ポンプ46をチャンバ43の外部に配置することができる。
【0076】
これにより、例えばチャンバ43を燃料タンク41内で上,下方向等に対して小型化でき、設計自由度を高めることができる。また、燃料ポンプ46をタンク41の上板41Bに近い位置に配置できるので、その吐出口46D側から外部に延びる供給パイプ49等の構造を簡略化することができる。また、燃料フィルタ44にポンプ用の取付孔等を設ける必要がなくなるから、取付孔に対するシール構造等を省略でき、フィルタ44の構造を簡略化することができる。
【0077】
次に、図8は本発明による第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、前記第3の実施の形態に対して燃料ポンプを縦置き状態で配置する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0078】
61は燃料タンクで、該燃料タンク61は、第1の実施の形態とほぼ同様に、底板61A、上板61Bおよび取付開口61Cを有し、この取付開口61Cには後述の蓋体62が取付けられている。
【0079】
62は燃料タンク61の取付開口61Cに取付けられた蓋体で、該蓋体62は、取付開口61Cを取囲む位置でタンク61の上板61Bに当接する環状のフランジ部62Aと、該フランジ部62Aの径方向内側に一体に形成され、燃料タンク61内に向けて突出したポンプ収容部62Bとにより形成されている。
【0080】
63は燃料タンク61内に配置されるチャンバで、該チャンバ63は、第1の実施の形態とほぼ同様に、底部63Aと開口部63Bとを有する有底筒状の容器として形成されている。
【0081】
64は電動式の燃料ポンプで、該燃料ポンプ64は、第3の実施の形態とほぼ同様に、ステータとロータとを有する円柱状のモータ部64Aと、該モータ部64Aにより回転駆動されて燃料の吸込,吐出動作を行うポンプ部64Bと、燃料の吸込口64C、吐出口64Dとを含んで構成されている。
【0082】
そして、モータ部64Aは、蓋体62のポンプ収容部62B内に収容され、燃料タンク61の外部に位置して上板61B側からタンク内へと下向きに突出した状態(縦置き状態)で配置されている。また、ポンプ部64Bは、燃料タンク61の内部に位置してポンプ収容部62Bの底部側に取付けられ、この底部を介してモータ部64Aの出力側に連結されている。
【0083】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1,第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0084】
なお、前記各実施の形態では、チャンバ3,23,43,63を全長にわたってほぼ等しい径方向寸法を有する有底筒状体として構成した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図9に示す変形例のように構成してもよい。この場合、チャンバ23′は、底部23A′側の部位に対して開口部23B′側の部位が縮径した段付き筒状に形成され、その開口部23B′側には、燃料フィルタ24′が設けられている。
【0085】
また、実施の形態では、吸引ポンプ11,31,52をチャンバ3,23,43,63内の下部に配設した。しかし、本発明はこれに限らず、吸込パイプ12から吐出パイプ14上のいずれか、例えば、チャンバ3,23,43,63の上面縁部分としてもよい。
【0086】
また、実施の形態では、吸込パイプ12、吸引ポンプ11,31,52、吐出パイプ14,34,55、供給パイプ8,28、吸引ポンプ用パイプ29,50、接続パイプ47等をチャンバ3,23,43,63内部に配設する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、これら全て、またはその一部をチャンバ3,23,43,63の外壁と一体に構成したり、チャンバ3,23,43,63の外部に配設し、そこからチャンバ3,23,43,63上面に燃料を吐出する構成としてもよい。この場合、燃料フィルタ4,24,44に該当するパイプの挿入口を設ける必要がなくなり、その構造を簡素化できると共に、チャンバ3,23,43,63等の設計自由度を向上させることができる。
【0087】
また、実施の形態では、燃料タンク1,21,41,61の底板1A,21A,41A,61Aと、チャンバ3,23,43,63の底部3A,23A,43A,63Aとを別個に形成する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、チャンバの底部を燃料タンクの底板の一部によって構成してもよい。
【0088】
さらに、上記実施の形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその構成及び効果を記載する。
【0089】
(イ)請求項1,2または3に記載の燃料供給装置において、前記燃料タンクの上部側には蓋体を設け、該蓋体には前記燃料タンクの内部に向けて窪んだ凹窪状のポンプ収容部を形成し、該ポンプ収容部には前記燃料ポンプを構成するモータ部を収容する構成としたことを特徴とする燃料供給装置。
【0090】
上記構成によると、例えば燃料ポンプを構成するモータ部とポンプ部のうち、モータ部をポンプ収容部に取付けてチャンバの外部に配置することができる。これにより、チャンバ内には、燃料ポンプのポンプ部を配置すればよくなるから、例えばチャンバを上,下方向に対して小型化でき、設計自由度を高めることができる。また、モータ部をタンクの周壁に近い位置に配置できるので、その吐出側から燃料タンクの外部に延びる配管等の構造を簡略化することができる。また、燃料フィルタの構造もポンプの配置により大きな影響を受けることがなくなるから、フィルタの形状等を簡略化することができる。
【0091】
(ロ)請求項2に記載の燃料供給装置において、吸引ポンプの吐出側には、燃料フィルタの上側に燃料を吐出する吐出パイプを設ける構成としたことを特徴とする燃料供給装置。
【0092】
上記構成によると、吸引ポンプにより吐出パイプを介してフィルタの上側に燃料を吐出するだけで、この燃料を自重によりフィルタを介してチャンバ内に流下させることができ、燃料をチャンバ内に効率よく流入させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による燃料供給装置を用いた燃料供給系統を示す系統図である。
【図2】図1中の燃料供給装置を拡大して示す縦断面図である。
【図3】図2中の矢示III−III方向からみた吸込ポンプ等の部分拡大断面図である。
【図4】燃料供給装置による燃料の供給系統を模式的に示す系統図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による燃料供給装置を示す縦断面図である。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた燃料供給装置の縦断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による燃料供給装置を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態による燃料供給装置を示す縦断面図である。
【図9】本発明の変形例による燃料供給装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,21,41,61 燃料タンク
2,22,42,62 蓋体
3,23,43,63 チャンバ
3A,23A,43A,63A 底部
3B,23B,43B,63B 開口部
4,24,44 燃料フィルタ
6,26,46,64 燃料ポンプ
6A,26A,46C,64C 吸込口
6B,26B,46D,64D 吐出口
11,31,52 吸引ポンプ(燃料流入手段)
11A,31A,52A ノズル部
11B,31B,52B 吸引部
42B,62B ポンプ収容部

Claims (3)

  1. 燃料タンク内に配置され底部側が閉塞すると共に上部側が開口した有底筒状のチャンバと、該チャンバの開口側に設けられ該チャンバに流入する燃料を浄化する燃料フィルタと、前記チャンバ内に収容された燃料を吸込んで前記燃料タンクの外部に吐出する燃料ポンプと、前記チャンバの外側から前記燃料フィルタの上側に燃料を流入させる燃料流入手段とから構成してなる燃料供給装置。
  2. 前記燃料流入手段は、前記チャンバに設けられ前記燃料ポンプから吐出される燃料の一部を利用して前記チャンバの外側から燃料を吸込み前記燃料フィルタの上側に燃料を吐出する吸引ポンプにより構成してなる請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記燃料ポンプは前記燃料フィルタを貫通した状態で前記チャンバに配置する構成としてなる請求項1または2に記載の燃料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011122561A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Denso Corp 燃料供給装置
JP2011122562A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Denso Corp 燃料供給装置

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