JP2004190447A - 自走式建設機械 - Google Patents

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JP2004190447A JP2002362738A JP2002362738A JP2004190447A JP 2004190447 A JP2004190447 A JP 2004190447A JP 2002362738 A JP2002362738 A JP 2002362738A JP 2002362738 A JP2002362738 A JP 2002362738A JP 2004190447 A JP2004190447 A JP 2004190447A
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Yojiro Ohata
陽二郎 大畠
Yoshinari Oomura
義就 大村
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Abstract

【課題】走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、前記走行体前部に在って前記走行時姿勢に配置される作業装置を下側から支承する受け部を有し且つ、良好な前下方視界性を実現する自走式建設機械を提供することを目的としている。
【解決手段】前記走行体(10)前部(10a)の幅方向の略中央に、前記走行時姿勢に配置される作業装置(50)を下側から支承する受け部(20)を配設し、同受け部(20)は前後方向を長手にして並列に立設された2枚の立板(25,26)を有し、該2枚の立板(25,26)で前記作業装置(50)のバケット(53)を支承するように構成した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械は、自走で作業現場へ移動可能であることが特徴であり、その特徴を生かすために、比較的高速での走行を可能とし、移動時間の短縮と他の通行車両への影響の低減を図ることが望まれている。
他方、同自走式建設機械は前後に長い作業装置を有しているから、高速での走行を可能とするためには、同作業装置の振動を抑えて、車両の安定化と振動騒音の低下を図る必要がある。
【0003】
上記の問題を解決するための各種工夫を施した自走式建設機械が考えられており、例えば特許文献1には、作業装置の走行時姿勢を低くすると共に、走行体前部に作業装置を支承する受け部を配設した自走式建設機械の構造が記載されている。
【0004】
図5〜図6により、上記特許文献1に記載された構造を例にして従来技術による自走式建設機械を説明する。
図5は従来技術による自走式建設機械の走行時姿勢の側面図、図6は同自走式建設機械の掘削時姿勢の側面図である。
【0005】
図5において、自走式建設機械61は、車輪62を有する走行体60と、該走行体60上に旋回可能に設けられて運転室72を有する旋回体70と、該旋回体70に俯仰自在に設けられた作業装置80とで構成されており、同作業装置80は、走行体前部に配設された受け部69でバケット83が支承された走行時姿勢で図示されている。
また、作業装置80は、第1ブーム81a、第2ブーム81b、アーム82、バケット83とそれらを回動させる各油圧シリンダ85,86,87,88とで構成され、第1ブーム81aの中間部と油圧シリンダ85の下端部との2点でピン73,74によって、旋回体70の基底部をなす旋回フレーム71に係合されている。
【0006】
上記構成において、作業装置80は、油圧シリンダ86を縮小側に駆動し油圧シリンダ85を伸長側に駆動することによって、第1ブーム81aが起立し、これによって、図6に図示する掘削時姿勢に容易に移行可能であり、また、走行時には図5に示す如く作業装置80の姿勢を低くして、且つ同作業装置80先端のバケット83を受け部69で支承し、それらによって安定的に走行可能であり、掘削時には図6に示す如く作業装置80は、第1ブーム81aを起立させて、容易に掘削時姿勢に移行可能であり且つ広い範囲の掘削が可能であるとしている。
【0007】
【特許文献1】
特許第3313784号公報(第3〜5頁、第3図、第7図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら図6において、自走式建設機械61は、同機械61の前方下方を掘削する通常的作業の際に、運転室72からバケット先端部83aを確認する視界が受け部69によって遮られ、これによって、同自走式建設機械61の前方下方の視界性(以下、単に前下方視界性と言う。)が良くないという問題がある。
【0009】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、前記走行体前部に在って前記走行時姿勢に配置される作業装置を下側から支承する受け部を有し且つ、良好な前下方視界性を実現する自走式建設機械を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1発明は、走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、前記走行体前部の幅方向の略中央に、前記走行時姿勢に配置される作業装置を下側から支承する受け部を配設し、同受け部は前後方向を長手にして並列に立設された2枚の立板を有し、該2枚の立板で前記作業装置のバケットを支承するように構成している。
【0011】
第1発明によると、前下方視界を遮るのは前記2枚の各立板の厚みのみであり、これによって、良好な前下方視界性を得ることができる。
【0012】
第2発明は、走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、
前記走行体前部の幅方向の略中央に、前記走行時姿勢に配置される作業装置を下側から支承する受け部を配設し、同受け部は前後方向を長手にして並列に立設された2枚の立板と、該2枚夫々の立板の前端部に取着して立設された各パイプとを有し、該2枚の立板と夫々のパイプ上端部とで前記作業装置のバケットを支承するように構成している。
【0013】
第2発明によると、前下方視界を遮るのは前記2枚夫々の立板の前端部に取着して立設された各パイプの太さのみであり、これによって、良好な前下方視界性を得ることができる。また、同2枚の立板は夫々に取着されたパイプによって、板厚方向(横方向)の曲げの断面係数が増強され、これによって、受け部の強度確保と良好な前下方視界性との両立が実現する。
【0014】
以上の結果によって、走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、前記走行体前部に在って前記走行時姿勢に配置される作業装置を下側から支承する受け部を有し且つ、良好な前下方視界性を実現する自走式建設機械を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に装輪式油圧ショベルを例にして、本願発明に係る自走式建設機械の実施形態について、図1〜図4を参照して詳述する。
【0016】
先ず図1〜図3により、第1実施形態の説明をする。
図1は本発明による自走式建設機械の側面図、図2は本発明による自走式建設機械に係る第1実施形態の要部斜視図であり、図1のP部詳細図、図3は同第1実施形態の前下方視界性を説明する図であり、図1のQ視図である。
【0017】
図1において、自走式建設機械1はタイヤ車輪12を有する走行体10と、同走行体10上に旋回可能に設けられた、作業装置50及び運転室4を有する旋回体3とで構成されている。また、走行体10前部に受け部20または30の何れか1つが取着されて、同受け部20または30で走行時姿勢にある作業装置50のバケット53を支承可能にしている。
【0018】
図2において、受け部20は、略J字形に折り曲げた基底板21に逆U字形断面を有するチャンネル部材22が溶接で取着されてビーム23が形成され、同ビーム23上面に、前後方向を長手にして立板25,26が並列に溶接で立設されて、同立板25,26夫々の上端面には、前記バケット53底面に合せた曲面25a,26aが設けられており、更に、同曲面25a,26a夫々の先端部には各当て板25b,26bが取着されていて、前記バケット53底面と当接する際の面圧が緩和されるようになされて構成されており、これらによって構成された受け部20の基底板21の後面21aが、走行体10の前部10aの幅方向略中央に所要数のボルト26で締結されている。
【0019】
図1〜図2による上記構成において、図1の運転室4内の図示しないオペレータが前かがみの位置Mから前下方の矢印Qの方向を覗きこんだ時の前下方視界性は図3に示すようになる。
図3において、自走式建設機械1の前下方視界性を遮るものは前記立板25,26の略板厚のみであり、車輪12の略前端直近までの下方を支障無く見通すことが可能である。この結果、自走式建設機械1は、同機械1の前下方を掘削する通常的作業において、極めて良好な視界性を得ることができる。
【0020】
なお、上記構成において、並列に配設された2枚の立板25,26は相互に平行に図示されているが、同2枚の立板25,26は平行でなくても良く、むしろ運転室4からの放射状の視線に沿うのが望ましい。
【0021】
次に図4により、第2実施形態の説明をする。
図4は本発明による自走式建設機械に係る第2実施形態の要部斜視図であり、図1のP部詳細図である。なお、図1〜図3と同一の構成要素には同一の符号を付して以下での説明を省略する。
【0022】
図4において、受け部30は、ビーム23上面に、前後方向を長手にして立板35,36が並列に溶接で立設されて、同立板35,36夫々の上端面には、前記バケット53底面に合せた曲面35a,36aが設けられており、更に、同立板35,36夫々の前端部には各パイプ37,38が溶接で取着されると共に、同各パイプ37,38下端部は前記ビーム23上面にも溶接で固着され、更にまた、各パイプ37,38夫々の上端面のカバープレート37a,38aの上面は、前記立板35,36夫々の曲面35a,36aに揃えられていて、前記バケット53底面と当接する際の面圧が緩和されるようになされて構成されており、これらによって構成された受け部30の基底板21の後面21aが、走行体10の前部10aの幅方向略中央に所要数のボルト26で締結されている。
【0023】
図4による上記構成において、図1の運転室4内の図示しないオペレータが前かがみの位置Mから前下方の矢印Qの方向を覗きこんだ時の前下方視界性は、前記第1実施形態において図3を参照して述べたと同様であり、容易に類推可能であるとして説明を省略する。
また、上記の他に、前記2枚の立板35,36は夫々に取着されたパイプ37,38によって、板厚方向(横方向)の曲げの断面係数が増強され、これによって、受け部30の強度確保と良好な前下方視界性との両立が実現する。
【0024】
なお、上記構成において、並列に配設された2枚の立板35,36は相互に平行に図示されているが、同2枚の立板35,36は平行でなくても良く、むしろ運転室4からの放射状の視線に沿うのが望ましい。
【0025】
以上の結果によって、走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、前記走行体前部に在って前記走行時姿勢に配置される作業装置を下側から支承する受け部を有し且つ、良好な前下方視界性を実現する自走式建設機械を提供することができる。
【0026】
以上は装輪式油圧ショベル1を例にして、自走式建設機械の実施形態について説明したが、上記装輪式油圧ショベル1(図1)に限ることなく、前記従来技術による自走式建設機械の例とした自走式建設機械61(図5)を含む他の自走式建設機械においても普遍的に、上記と同様に実施する事が可能であり、上記と同様の作用及び効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走式建設機械の側面図である。
【図2】本発明による自走式建設機械に係る第1実施形態の要部斜視図であり、図1のP部詳細図である。
【図3】本発明による自走式建設機械に係る第1実施形態の前下方視界性を説明する図であり、図1のQ視図である。
【図4】本発明による自走式建設機械に係る第2実施形態の要部斜視図であり、図1のP部詳細図である。
【図5】従来技術による自走式建設機械の走行時姿勢の側面図である。
【図6】従来技術による自走式建設機械の掘削時姿勢の側面図である。
【符号の説明】
20…受け部、25…立板、26…立板、30…受け部、35…立板、36…立板、37…パイプ、38…パイプ。

Claims (2)

  1. 走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、
    前記走行体(10)前部(10a)の幅方向の略中央に、前記走行時姿勢に配置される作業装置(50)を下側から支承する受け部(20)を配設し、同受け部(20)は前後方向を長手にして並列に立設された2枚の立板(25,26)を有し、該2枚の立板(25,26)で前記作業装置(50)のバケット(53)を支承するように構成した
    ことを特徴とする、自走式建設機械。
  2. 走行体と、該走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、該旋回体に俯仰自在に設けられ、走行時には先端側が前記走行体の前方に突出した走行時姿勢に配置される作業装置とを備えてなる自走式建設機械において、
    前記走行体(10)前部(10a)の幅方向の略中央に、前記走行時姿勢に配置される作業装置(50)を下側から支承する受け部(30)を配設し、同受け部(30)は前後方向を長手にして並列に立設された2枚の立板(35,36)と、該2枚夫々の立板(35.36)の前端部に取着して立設された各パイプ(37,38)とを有し、該2枚の立板(35.36)と夫々のパイプ(37,38)上端部(37a,38a)とで前記作業装置(50)のバケット(53)を支承するように構成した
    ことを特徴とする、自走式建設機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062705A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械
KR20220072246A (ko) * 2020-11-25 2022-06-02 최미숙 중장비용 붐 흔들림 방지 장치

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