JP2011252298A - 建設機械の排土装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アームとブレードとの接合強度を確保することと接合作業の作業性を高めることとを両立することができる建設機械の排土装置を提供する。
【解決手段】左,右のアーム22,23を、左,右のアーム本体24,25と左,右の連結部材29,30とにより構成する。また、連結部材29,30を、全体としてアーム側接合部31からブレード側接合部32に向けて徐々に拡開する中空なボックス構造体として形成する。また、連結部材29,30には、横補強リブ34,35と縦補強リブ36とを一体的に設ける。この結果、左,右のアーム22,23とブレード37との間に補強板を設けなくても、ブレード37の背面とブレード側接合部32との接合部の接合長さ(溶接長さ)を確保することができ、接合強度の確保と接合作業の作業性向上との両立を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に搭載され土砂等の排土作業に好適に用いられる建設機械の排土装置に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とにより車体が構成されている。そして、上部旋回体の前部側には、土砂等の掘削作業を行う作業装置が俯仰動可能に設けられ、下部走行体には、土砂等の排土作業を行う排土装置が設けられている。
ここで、油圧ショベルの排土装置は、通常、前,後方向に延び基端側が下部走行体に回動可能に取付けられた左,右のアームと、該左,右のアームの先端側に左,右方向に延びて設けられたブレードと、該ブレードよりも後側に位置して左,右のアーム間に配置され左,右方向の両端部が左,右のアームにそれぞれ接合されたシリンダ取付用ビームと、左,右のアーム間に位置して車体とシリンダ取付用ビームとの間に設けられたブレードシリンダとにより大略構成され、ブレードシリンダを伸縮させることにより、左,右のアームを介してブレードを上,下方向に回動(昇降)させることができる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、土砂等の排土作業を行う場合には、例えば左,右のアームを下向きに回動させてブレードを地面に接地させた状態で、油圧ショベルを走行させることにより、地面上に積上げられた土砂等をブレードによって走行方向に押出して排土する。これにより、作業現場の地面を平滑化して整地することができる。
ところで、排土装置を用いた排土作業時には、例えばブレードの左端側と右端側とのうちのいずれか一方側が地面上の岩石に乗上げた場合等において、地面からブレードに対して斜め方向の荷重が作用することがあり、この場合には、ブレードと左,右のアームとの接合部に応力が集中してしまう。
これに対し、例えば特許文献2に開示された排土装置においては、断面矩形の角筒体により形成された左,右のアームの先端部をブレードの背面に溶接により接合すると共に、ブレードの背面と左,右のアームとの間に複数の補強板を溶接により接合している。そして、このように補強板を設けることにより、左,右のアームの先端部とブレードの背面との接合部の強度を確保するようにしている。
特開2004−353301号公報 実開平6−35350号公報
しかしながら、特許文献2による排土装置の場合、補強板を設ける分、部品点数が多くなると共に、溶接長さが過度に長くなり、接合作業の作業性が低下する(接合作業に時間を要する)という問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、アームとブレードとの接合強度を確保することと接合作業の作業性を高めることとを両立することができる建設機械の排土装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、前,後方向に延び基端側が建設機械の車体に回動可能に取付けられた左,右のアームと、該左,右のアームの先端側に左,右方向に延びて設けられた排土作業用のブレードと、該ブレードよりも後側に位置して前記左,右のアーム間に配置され左,右方向の両端部が前記左,右のアームにそれぞれ接合されたシリンダ取付用ビームと、前記左,右のアーム間に位置して前記車体と前記シリンダ取付用ビームとの間に設けられ前記ブレードを上,下方向に回動させるブレードシリンダとを備えてなる建設機械の排土装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記左,右のアームは、長さ方向の途中部位に前記シリンダ取付用ビームが接合されるアーム本体と、該アーム本体の先端部と前記ブレードの背面とに接合され両者間を連結する連結部材とにより構成し、前記連結部材は、前記アーム本体に接合される筒状のアーム側接合部から前記ブレードに接合される筒状のブレード側接合部に向けて除々に拡開する中空なボックス構造体により構成したことにある。
また、請求項2の発明は、前記連結部材は、前記アーム側接合部から左,右方向に拡開しながら前記ブレード側接合部に向けて延びる横補強リブと、前記アーム側接合部から上,下方向に拡開しながら前記ブレード側接合部に向けて延びる縦補強リブとを有し、これらアーム側接合部、ブレード側接合部、横補強リブおよび縦補強リブは鋳造手段により一体成形する構成としたことにある。
さらに、請求項3の発明は、前記連結部材の上面には、前記アーム本体から左,右方向に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面を設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、左,右のアームをアーム本体と連結部材とにより構成すると共に、連結部材をアーム側接合部からブレード側接合部に向けて徐々に拡開する中空なボックス構造体により構成しているので、アームとブレードとの接合強度を確保することと接合作業の作業性を高めることとを両立することができる。
すなわち、ブレードの背面にアーム側接合部に比べて拡開した(広がった)ブレード側接合部を接合する構成としているので、ブレード側接合部とブレードの背面との接合部の接合長さ(溶接長さ)を確保することができる。しかも、連結部材を、中空なボックス構造体により構成することにより、連結部材の外郭(周囲部分)を補強板としての役割を兼ね備えたものにすることができる。このため、左,右のアームとブレードとの間に補強板を設けなくても、接合部の応力集中を低減することができ、左,右のアームとブレードとの接合部の強度を確保することができる。そして、補強板が不要になる分、部品点数、溶接工数を低減することができ、左,右のアームとブレードとを接合するときの作業性を高めることができる。
また、請求項2の発明によれば、連結部材は、アーム側接合部、ブレード側接合部、横補強リブおよび縦補強リブを鋳造手段により一体成形する構成としているので、補強板としての役割を有する横補強リブと縦補強リブとが一体的に設けられた中空なボックス構造体の連結部材を容易に形成することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、連結部材の上面に傾斜面を設ける構成としているので、排土作業時等にブレードを超えた土石が連結部材の上面に堆積するのを低減することができ、清掃作業等の簡略化を図ることができる。
本発明の実施の形態による排土装置を備えた油圧ショベルを示す正面図である。 図1中の下部走行体と排土装置を示す平面図である。 左,右のアーム、ブレード、シリンダ取付用ビーム等を示す平面図である。 左アームの分解斜視図である。 連結部材を単体で示す斜視図である。 連結部材、ブレード等を示す図3中の矢示VI−VI方向から見た拡大断面図である。 連結部材、ブレード等を示す図3中の矢示VII−VII方向から見た拡大断面図である。 アーム本体、連結部材、ブレード等を、アーム本体の長さを変更して示す平面図である。
以下、本発明に係る建設機械の排土装置について、油圧ショベルの排土装置に適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1の車体は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4とにより大略構成されている。そして、上部旋回体4の前部側には、スイング式の作業装置5が左,右方向に揺動可能に、かつ上,下方向に俯仰動可能に設けられ、この作業装置5によって土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、油圧ショベル1の下部走行体2は、ベースとなるトラックフレーム6を有し、図1および図2に示すように、トラックフレーム6は、左,右方向の中央部に位置するセンタフレーム6Aと、該センタフレーム6Aを挟んで左,右に配置され前,後方向に延びた左,右のサイドフレーム6Bと、センタフレーム6Aと左,右のサイドフレーム6Bとの間をそれぞれ連結する前,後の脚体6C,6Cとにより大略構成されている。
そして、トラックフレーム6を構成するセンタフレーム6Aの前端側には、左,右方向の中央部に配置され後述のブレードシリンダ40が取付けられる走行体側シリンダブラケット6Dと、該走行体側シリンダブラケット6Dを挟んで左,右両側に配置され後述する左,右のアーム22,23の基端側が取付られる左,右のアームブラケット6E,6Fとが、それぞれ前方に突出して設けられている。また、センタフレーム6Aの上面側には旋回輪3が取付けられている。
さらに、トラックフレーム6を構成する左,右のサイドフレーム6Bには、前,後方向の一端側に位置する駆動輪7と他端側に位置する遊動輪8とが設けられ、これら駆動輪7と遊動輪8とには履帯(クローラ)9が巻回されている。
一方、油圧ショベル1の上部旋回体4は、トラックフレーム6(センタフレーム6A)上に旋回輪3を介して取付けられたベースとなる旋回フレーム10と、該旋回フレーム10上の左側に配置されオペレータが着席する運転席11と、旋回フレーム10の後端側に配設され作業装置5との重量バランスをとるカウンタウエイト12と、運転席11の上方を覆うキャノピ13とにより大略構成されている。
次に、21は本実施の形態に係る排土装置を示している。この排土装置21は、下部走行体2の前,後方向の一側(例えば、前部側)に設けられ、例えば作業装置5を用いて掘削した土砂等を排土する排土作業、除雪作業等を行うものである。そして、排土装置21は、後述する左,右のアーム22,23、ブレード37、シリンダ取付用ビーム38、ブレードシリンダ40等により構成されている。
22,23はトラックフレーム6のセンタフレーム6Aに取付けられた左,右一対のアームで、これら左,右のアーム22,23は、センタフレーム6Aから前方に向けて延び、左,右の履帯9の前端部よりも前方へと突出している。そして、図3等に示すように、左,右のアーム22,23は、後述のシリンダ取付用ビーム38によって一体的に連結され、左,右のアーム22,23の先端側には、後述のブレード37が取付けられる構成となっている。ここで、左,右のアーム22,23は、後述の左,右のアーム本体24,25、左,右の連結部材29,30等により構成されている。
24,25は長さ方向の途中部位に後述のシリンダ取付用ビーム38がそれぞれ接合される左,右のアーム本体で、該各アーム本体24,25は、前,後方向に延びる直線部26と、該直線部26の後端部に設けられトラックフレーム6に回動可能に取付けられる取付ブラケット27とにより大略構成されている。
ここで、直線部26は、例えば図4に示すように、上面26A、下面26B、左,右の側面26C,26Cによって囲まれた四角形の断面形状を有する角筒体により形成されている。そして、直線部26の基端側(後端側)には取付ブラケット27が溶接等の手段を用いて接合され、この取付ブラケット27は、トラックフレーム6(センタフレーム6A)に設けられた左,右のアームブラケット6E,6Fに、連結ピン28,28を介して上,下方向に回動可能にピン結合されている。
29,30は左,右のアーム本体24,25と後述のブレード37との間にそれぞれ設けられた左,右の連結部材で、該左側の連結部材29は、アーム本体24の先端部とブレード37の背面(後面板37B)とにそれぞれ接合され両者間を連結し、右側の連結部材30は、アーム本体25の先端部とブレード37の背面とにそれぞれ接合され両者間を連結するものである。ここで、各連結部材29、30は、後述のアーム側接合部31、ブレード側接合部32、横補強リブ34、35、縦補強リブ36等により構成されている。
また、各連結部材29、30は、全体としてアーム側接合部31からブレード側接合部32に向けて徐々に拡開する中空なボックス構造体として構成され、これらアーム側接合部31、ブレード側接合部32、横補強リブ34、35および縦補強リブ36は、鋳造手段を用いて一体成形される構成となっている。なお、左,右の連結部材29,30は、左,右対称である以外、同一の構成を有しているので、以下、左側の連結部材29を主として説明する。
31はアーム本体24に接合される筒状のアーム側接合部で、該アーム接合部31は、例えばアーム本体24の直線部26とほぼ同様な断面形状を有する有底の角筒体として構成され、その開口部にアーム本体24の直線部26を嵌合する略四角形状の嵌合部31Aが設けられている。そして、アーム本体24の直線部26の先端側開口部をアーム側接合部31の嵌合部31Aに嵌合した状態で、アーム側接合部31とアーム本体24の開口周縁部とに全周にわたって溶接を施すことにより、アーム本体24の先端部と連結部材29とを接合する構成となっている。
32は後述のブレード37の背面(後面板37B)に接合される筒状のブレード側接合部で、該ブレード側接合部32は、ブレード37の背面に合致する略三角形状の開口縁部32Aを有する有底の筒体として構成されている。すなわち、ブレード側接合部32は、後述の横補強リブ34を構成する上板部34A、下板部34B、後板部34Cと、後述の縦補強リブ36を構成する縦板部36A、湾曲板部36Bとにより有底の筒体として構成され、ブレード37の背面と当接する開口縁部32Aが略三角形状となるように形成されている。
そして、ブレード側接合部32をブレード37の背面に当接させた状態で、図6に示すように、ブレード側接合部32の外縁に全周にわたって溶接を施すことにより、ブレード37の背面と連結部材29とを溶接部33により接合する構成となっている。
34,35はアーム側接合部31から左,右方向に拡開しながらブレード側接合部32の開口縁部32Aに向けて延びる一対の横補強リブで、該各横補強リブ34,35は、連結部材29のうち後述の縦補強リブ36を挟んで左,右方向両側にそれぞれ設けられている。
ここで、各横補強リブ34,35のうち、車体の幅方向外側に位置する一方の横補強リブ34、すなわち、左側の連結部材29では左側(右側の連結部材30では右側)に位置する一方の横補強リブ34は、上,下方向に対面して互いに対となる上板部34Aおよび下板部34Bと、これら上板部34Aと下板部34Bの後端縁を塞ぐ後板部34Cとにより構成されている。
そして、上板部34Aは、上方から見て略三角形状に形成され、アーム側接続部31の上面と後述の縦補強リブ36の湾曲板部36Bとに滑らかに連続している。また、下板部34Bは、上板部34Aとほぼ同様の三角形状に形成され、アーム側接続部31の下面と後述の他方の横補強リブ35の下面に滑らかに連続している。また、後板部34Cは、アーム側接続部31の側面に滑らかに連続している。
また、上板部34Aは、アーム側接続部31から左,右方向に向けて斜め下向きに傾斜させている。すなわち、上板部34Aの上面を左,右方向に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面34A1とすることにより、排土作業時等にブレード37を超えた土石が連結部材29,30の上面に堆積するのを抑えられるようにしている。
一方、各横補強リブ34,35のうち、車体の幅方向内側に位置する他方の横補強リブ35、すなわち、左側の連結部材29では右側(左側の連結部材30では左側)に位置する他方の横補強リブ35は、略四面体状の中実体として形成されている。そして、他方の横補強リブ35の下面は、一方の横補強リブ34の下板部34Bの下面に滑らかに連続している。また、他方の横補強リブ35の側面は、後述の縦補強リブ36の縦板部36Aの側面に滑らかに連続している。
36はアーム側接合部31から上,下方向に拡開しながらブレード側接合部32の開口縁部32Aに向けて延びる縦補強リブで、該縦補強リブ36は、連結部材29のうち一対の横補強リブ34,35の間に前,後方向に延びるように設けられている。ここで、縦補強リブ36は、アーム側接合部31からブレード37側に向けて高さが漸次高くなり上下方向にほぼ垂直に切立った縦板部36Aと、この縦板部36Aの上端縁から一方の横補強リブ34の上板部34Aに向けて凹湾曲状に延びこの上板部34Aの上面に滑らかに連続する湾曲板部36Bとにより構成されている。
そして、縦補強リブ36を構成する縦板部36A、湾曲板部36Bと、一方の横補強リブ34を構成する上板部34A、下板部34B、後面板34Cとにより、ブレード側接合部32の開口縁部32Aが構成されている。
37は左,右のアーム22,23の先端側に設けられたブレード(排土板)で、該ブレード37は、図2に示すように、左,右の履帯9の前端部よりも前方に配置され、左,右の履帯9の幅寸法(車幅)とほぼ等しい幅寸法をもって左,右方向に延びている。そして、ブレード37は、油圧ショベル1を走行させることにより、地面に積上げられた土砂等を走行方向に押出して排土するものである。
ここで、ブレード37は、図7に示すように、例えば鋼板材等の板体を用いて形成され、なだらかな凹湾曲状の断面形状をもって上,下方向に延びた前面板37Aと、逆L字状の断面形状を有し前面板37Aの後面側に接合された後面板37Bと、左,右方向に延びる厚肉な板体からなり前面板37Aの下端側に接合されて斜め下向きに突出するカッティングエッジ37Cと、これら前面板37A、後面板37B、カッティングエッジ37Cの左,右両端部に接合された左,右の側面板37D,37Dとにより大略構成されている。
そして、ブレード37の後面板37Bには、左,右のアーム22,23の先端部が左,右の連結部材29,30を介して接合されている。
38はブレード37よりも後側に位置して左,右のアーム22,23間に配置されたシリンダ取付用ビームで、該シリンダ取付用ビーム38は、左,右方向に延びる筒体からなり、左,右方向の両端部が、左,右のアーム22,23の長さ方向の途中部位、すなわち、左,右のアーム本体22,23の直線部26にそれぞれ接合される構成となっている。そして、シリンダ取付用ビーム38は、左,右のアーム22,23を一体的に連結すると共に、後述するブレードシリンダ40が取付けられるものである。
39はシリンダ取付用ビーム38に設けられた左,右一対のシリンダ取付用ブラケットで、該一対のシリンダ取付用ブラケット39は、後述するブレードシリンダ40のボトム側が取付けられるものである。
40は左,右のアーム22,23間に位置して下部走行体2のトラックフレーム6とシリンダ取付用ビーム38との間に設けられたブレードシリンダで、該ブレードシリンダ40は、左,右のアーム22,23の先端側に設けられたブレード37を上,下方向に回動させるものである。
ここで、ブレードシリンダ40のボトム側は、シリンダ取付用ビーム38のシリンダ取付用ブラケット39に、連結ピン41を介して回動可能に連結され、ブレードシリンダ40のロッド側は、トラックフレーム6の走行体側シリンダブラケット6Dに、連結ピン42を介して回動可能に連結されている。
従って、ブレードシリンダ40を伸縮させることにより、ブレード37は、左,右のアーム22,23とトラックフレーム6の左,右のアームブラケット6E,6Fとを連結する連結ピン28を中心として、上,下方向に回動する構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1の排土装置21は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場まで自走した後、例えば上部旋回体4を旋回させつつ作業装置5を俯仰動させることにより、土砂等の掘削作業を行うことができる。
一方、掘削されて地面上に積上げられた土砂を排土する場合には、ブレードシリンダ40を伸長させることにより左,右のアーム22,23を介してブレード37を下向きに回動させ、ブレード37のカッティングエッジ37Cを地面に接地させる。この状態で、油圧ショベル1を走行させることにより、地面に積上げられた土砂をブレード37によって走行方向へと押出すように排土することができ、作業現場での整地作業、土砂の埋戻し作業等を行うことができる。
ここで、上述の排土作業時において、例えばブレード37の左端側と右端側とのうちのいずれか一方側が地面上の岩石に乗上げた場合等には、地面からブレード37に対して斜め方向の荷重が作用し、左,右のアーム22,23とブレード37との接合部に応力が集中するようになる。
これに対し、本実施の形態による排土装置21は、左,右のアーム22,23をアーム本体24,25と連結部材29,30とにより構成すると共に、連結部材29,30のうちアーム側接合部31に比べて拡開した(広がった)ブレード側接合部32をブレード37の背面に接合する構成としているので、これらブレード37の背面とブレード側接合部32との接合部の接合長さ(溶接長さ)を大きく確保することができる。
しかも、連結部材29,30の外郭(周囲部分)には、これら各連結部材29,30の外郭を構成すると共に補強板としての役割を有する横補強リブ34,35と縦補強リブ36とを一体的に設ける構成としている。
このため、左,右のアーム22,23とブレード37との間に補強板を設けなくても、左,右のアーム22,23とブレード37との接合部の応力集中を低減することができ、これら左,右のアーム22,23とブレード37との接合部の強度を確保することができる。そして、補強板が不要になる分、部品点数、溶接工数を低減することができ、左,右のアーム22,23とブレード37とを接合するときの作業性を高めることができる。
また、連結部材29,30は、アーム側接合部31、ブレード側接合部32、横補強リブ34,35および縦補強リブ36を鋳造手段により一体成形する構成としているので、補強板としての役割を有する横補強リブ34,35と縦補強リブ36とが一体的に設けられた中空なボックス構造体の連結部材29,30を容易に形成することができる。
さらに、一方の横補強リブ34の上板部34Aを左,右方向に向けて斜め下向きに傾斜させることにより、連結部材29,30の上面に傾斜面34A1を設ける構成としているので、排土作業時等にブレード37を超えた土石が連結部材29,30の上面に堆積するのを低減することができ、清掃作業等の簡略化を図ることができる。
また、アーム22,23をアーム本体24,25と連結部材29,30とにより構成しているので、図8に示すように、連結部材29に長さの異なるアーム本体24、24′を取付けることができる。すなわち、アーム本体24を構成する直線部26の長さ方向をAとしたとき、この長さ寸法Aよりも大きな長さ寸法Bを有する直線部26′を備えたアーム本体24′を連結部材29に取付けることで、長さの異なるアーム22,22´を構成することができる。換言すれば、連結部材29とブレード37と支持ブラケット27とを共通部品とし、直線部26の長さ寸法を変更することで、トラックフレーム6からブレード37までの長さが異なる排土装置を構成することができ、部品共通化によるコストの低減を図れる。
1 油圧ショベル(建設機械)
21 排土装置
22,22′,23 左,右のアーム
24,24′,25 左,右のアーム本体
29,30 左,右の連結部材
31 アーム側接合部
32 ブレード側接合部
34,35 横補強リブ
34A1 傾斜面
36 縦補強リブ
37 ブレード
38 シリンダ取付用ビーム
40 ブレードシリンダ

Claims (3)

  1. 前,後方向に延び基端側が建設機械の車体に回動可能に取付けられた左,右のアームと、該左,右のアームの先端側に左,右方向に延びて設けられた排土作業用のブレードと、該ブレードよりも後側に位置して前記左,右のアーム間に配置され左,右方向の両端部が前記左,右のアームにそれぞれ接合されたシリンダ取付用ビームと、前記左,右のアーム間に位置して前記車体と前記シリンダ取付用ビームとの間に設けられ前記ブレードを上,下方向に回動させるブレードシリンダとを備えてなる建設機械の排土装置において、
    前記左,右のアームは、長さ方向の途中部位に前記シリンダ取付用ビームが接合されるアーム本体と、該アーム本体の先端部と前記ブレードの背面とに接合され両者間を連結する連結部材とにより構成し、前記連結部材は、前記アーム本体に接合される筒状のアーム側接合部から前記ブレードに接合される筒状のブレード側接合部に向けて除々に拡開する中空なボックス構造体により構成したことを特徴とする建設機械の排土装置。
  2. 前記連結部材は、前記アーム側接合部から左,右方向に拡開しながら前記ブレード側接合部に向けて延びる横補強リブと、前記アーム側接合部から上,下方向に拡開しながら前記ブレード側接合部に向けて延びる縦補強リブとを有し、これらアーム側接合部、ブレード側接合部、横補強リブおよび縦補強リブは鋳造手段により一体成形する構成としてなる請求項1に記載の建設機械の排土装置。
  3. 前記連結部材の上面には、前記アーム本体から左,右方向に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械の排土装置。
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