JPH0542125Y2 - - Google Patents

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JPH0542125Y2
JPH0542125Y2 JP1986050747U JP5074786U JPH0542125Y2 JP H0542125 Y2 JPH0542125 Y2 JP H0542125Y2 JP 1986050747 U JP1986050747 U JP 1986050747U JP 5074786 U JP5074786 U JP 5074786U JP H0542125 Y2 JPH0542125 Y2 JP H0542125Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば油圧シヨベル等、建設機械の
旋回フレームに関し、特に、フレームの下側にア
ンダカバーをねじ止めするようにした建設機械の
旋回フレームに関する。
〔従来技術〕
第2図ないし第5図に従来技術による建設機械
の旋回フレームを、油圧シヨベルを例に挙げて示
す。
図において、1は下部走行体、2は該下部走行
体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2は旋回装置(図示せず)を介して下
部走行体1に取付けられた旋回フレーム3と、該
旋回フレーム3にそれぞれ搭載された運転室4、
エンジン室5およびカウンタウエイト6等とから
なり、旋回フレーム3の前部中央には作業装置7
が上、下に回動可能に取付けられている。ここ
で、該作業装置7は相互に回動可能に連結された
ブーム8、アーム9およびバケツト10からな
り、これらはそれぞれブームシリンダ11、アー
ムシリンダ12およびバケツトシリンダ13によ
つて上、下に回動操作されるようになつている。
次に、第3図ないし第5図を参照して前記旋回
フレーム3について詳述する。
図中、14は前記旋回装置を介して下部走行体
1に取付けれらるべきセンタフレームで、該セン
タフレーム14は旋回装置の一方の旋回輪(図示
せず)が下面側に設けられたセンタプレート14
Aと、該センタプレート14Aの上面側に所定の
間隔をもつて設けられ、前後方向(図中左右方
向)に延びる一対のセンタビーム14B,14B
とから大略構成され、該センタフレーム14の前
部側には前記ブーム8およびブームシリンダ11
がそれぞれ回動可能にピン結合されるようになつ
ている。
15,15は基端側がセンタフレーム14の後
部側に溶接等の手段で固着され、左、右方向に張
出した張出しビーム、16,16,……は基端側
がセンタフレーム14の前部側および中央部側に
溶接等の手段で固着され、左、右方向に張出した
張出しビームで、該各張出しビーム16のうち左
方向(図中、下方向)に張出した各張出しビーム
16間には、他の張出しビーム17が設けられて
いる。そして、該各張出しビーム17,16およ
び15はセンタフレーム14から左、右方向に張
出した旋回フレーム3の張出しフレームを構成し
ている。ここで、該各張出しビーム16は、第4
図中に示すように横断面がL字形状となつた板材
によつて形成され、各張出しビーム15は平板状
の板材によつて形成されている。また、張出しビ
ーム17も平板状の板材によつて形成されている
ものの、該張出しビーム17の上部側には前記運
転室4を支持するための支持板17Aが溶接等の
手段を用いて固着されている。
18,19は各張出しビーム15,16,17
の先端に溶接等の手段を用いて固着されたサイド
フレームで、該各サイドフレーム18,19は旋
回フレーム3の外側縁を構成している。20は一
端側がサイドフレーム19に、他端側が前部側の
張出しビーム16にそれぞれ溶接等の手段を用い
て固着された支持部材で、該支持部材20はその
平面形状が略L字形状に形成され、前記支持板1
7Aと共に運転室4を下側から支持するようにな
つている。
21,21,……は前記各張出しビーム15,
16,17のうち所定の各張出しビーム15,1
6,17にそれぞれ2〜3個所定間隔をもつて設
けられたねじ座で、該各ねじ座21は小さい略長
方形の板材によつて形成され、その中央部にはね
じ穴21Aが穿設されている(第5図参照)。そ
して、該各ねじ座21は各張出しビーム15,1
6,17の下部側に溶接部22,22を介して固
着されている。さらに、23,23,……は各張
出しビーム15,16,17の下側にねじ止めさ
れたアンダカバーで、該各アンダカバー23は前
記各ねじ座21の各ねじ穴21Aに螺着されたボ
ルト24,24,……によつてねじ止めされ、旋
回フレーム3の下側を着脱可能に覆うようになつ
ている。
このように構成された油圧シヨベルでは、セン
タフレーム14、各張出しビーム15,16,1
7および各サイドフレーム18,19からなる旋
回フレーム3を下部走行体1上に旋回装置を介し
て取付け、該旋回フレーム3上には運転室4、エ
ンジン室5およびカウンタウエイト6等を搭載す
ると共に、該旋回フレーム3の前部中央には作業
装置7を取付けるようにしている。
そして、該作業装置7のブーム8、アーム9お
よびバケツト10をそれぞれブームシリンダ1
1、アームシリンダ12およびバケツトシリンダ
13によつて回動することにより、土砂の掘削作
業や排土作業等を行うようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るに、上述した従来技術では、各ねじ座21
を各張出しビーム15,16,17の下部側に各
溶接部22を介して固着しているから、該各ねじ
座21の溶接作業に時間がかかり、作業性を向上
できないという欠点がある。また、該各ねじ座2
1にねじ止めされる各アンダカバー23と、各張
出しビーム15,16,17との間には、少なく
とも各ねじ座21の下側の溶接部22が介在する
分だけ第3図中に示すように隙間S,S,……が
生じ易く、該各隙間Sからエンジン音等がもれて
周囲の騒音が大きくなる上に、外部の塵埃等が該
各隙間Sを介してエンジン室5内等に侵入し易く
なるという欠点がある。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、本考案はアンダカバー取付用のねじ座
を省略でき、溶接作業を大幅に簡略化できる上
に、隙間を実質的になくすことができ、騒音や塵
埃の侵入等を防止できるようにした建設機械の旋
回フレームを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するために、本考案によ
る建設機械の旋回フレームは、旋回装置を介して
下部走行体に取付けられるべきセンタフレーム
と、該センタフレームから左、右方向に張出した
複数の張出しビームと、該各張出しビームの先端
に設けられたサイドフレームと、前記各張出しビ
ームのうちいくつかの張出しビームの下側にねじ
止めされたアンダカバーとを有している。
そして、本考案が採用する構成の特徴は、前記
アンダカバーがねじ止めされる張出しビームに、
その下側をL字形状に折曲げることによつてそれ
ぞれ折曲げ部を一体に形成し、該各折曲げ部には
複数個のねじ穴を穿設し、該各ねじ穴に対しボル
トを介して前記アンダカバーをねじ止めしたこと
にある。
〔作用〕
上記構成により、張出しビームにねじ座を溶接
する必要がなくなると共に、一体形成された折曲
げ部によつて張出しビームの強度を増強すること
ができ、前記折曲げ部に穿設したねじ穴にボルト
を介してアンダカバーをねじ止めするものである
から、各張出しビームの折曲げ部とアンダカバー
との間に長さ方向の全長に亘つて隙間が生じるの
を防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明
する。なお、実施例では前述した第2図ないし第
5図に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。ま
た、第1図は本実施例の特徴点を明示すべく第4
図に対応する断面で示している。
図中、31,32,33は各アンダカバー35
がねじ止めされる張出しビームを示し、該各張出
しビーム31,32,33は従来技術で述べた各
張出しビーム15,16,17とほぼ同様にセン
タフレーム14から左、右方向に張出し、旋回フ
レーム3の張出しフレームを構成している。然る
に、該各張出しビーム31,32,33にはその
下側をL字形状に折曲げることによつて折曲げ部
31A,32A,33Aが一体的に形成され、各
張出しビーム31は横断面がL字形状の板材か
ら、各張出しビーム32はコ字形状の板材からそ
れぞれ形成されている。また、張出しビーム33
はL字形状の板材から形成されているものの、該
張出しビーム33の上部側には従来技術で用いた
張出しビーム17と同様に支持板33Bが溶接等
の手段で固着され、該支持板33Bは支持部材2
0と共に運転室4を下側から支持するようになつ
ている。
34,34,……は前記各折曲げ部31A,3
2A,33Aの長さ方向にそれぞれ所定間隔をも
つて該各折曲げ部31A,32A,33Aに2〜
3個ずつ穿設されたねじ穴で、該各ねじ穴34に
は各ボルト24が螺着され、後述の各アンダカバ
ー35を各折曲げ部31A,32A,33Aの下
面側にねじ止めするようになつている。ここで、
該各折曲げ部31A,32A,33Aは各アンダ
カバー35が取付けられる各張出しビーム31,
32,33の長さ方向部位全長に亘つて伸長して
いる。35,35,……は各折曲げ部31A,3
2A,33Aの下面側に各ねじ穴34、各ボルト
24を介してねじ止めされたアンダカバーで、該
各アンダカバー35は従来技術で用いた各アンダ
カバー23とほぼ同様に形成されているものの、
その両側端が各折曲げ部31A,32A,33A
の下面にまで伸長し、各張出しビーム31,3
2,33との間に隙間が生じるのを防止してい
る。
本実施例は上述の如き構成を有するもので、油
圧シヨベルとしての作動等については従来技術に
よるものと格別差異はない。
然るに、本実施例では、各張出しビーム31,
32,33の下側をL字形状に折曲げて折曲げ部
31A,32A,33Aを一体的に形成し、該各
折曲げ部31A,32A,33Aに各ねじ穴34
をそれぞれ所定間隔をもつて穿設したから、従来
技術のように各ねじ座21を溶接する必要がなく
なり、溶接作業を大幅に簡略化することができ
る。さらに、各折曲げ部31A,32A,33A
により各張出しビーム31、32,33の強度を
確実に高めることができるから、各張出しビーム
31,32,33を薄肉に形成することも可能と
なり、該各張出しビーム31,32,33を軽量
化することができ、旋回フレーム3の重量を軽減
化できる。
また、各折曲げ部31A,32A,33Aは各
アンダカバー35が取付けられる各張出しビーム
31,32,33の長さ方向部位全長に亘つて伸
長し、該各折曲げ部31A,32A,33Aの下
面側には各ねじ穴34、各ボルト24を介して各
アンダカバー35がねじ止めされているから、該
各アンダカバー35と各張出しビーム31,3
2,33との間に隙間が生じるのを防止でき、騒
音もれや塵埃の侵入等を遮断することができる。
なお、前記実施例では、張出しフレームとして
各張出しビーム31,32,33はそれぞれ横断
面がL字形状、コ字形状等の板材から形成するも
のとして述べたが、これらの形状については適宜
に変更してもよく、各張出しビーム31,32,
33の下側に折曲げ部31A,32A,33Aを
形成したものであれば、種々の横断面形状の板材
を適用可能である。
また、前記実施例では、各張出しビーム31,
32,33に各アンダカバー35を取付けるもの
として述べたが、これに加えて、各サイドフレー
ム18,19やセンタフレーム14にも折曲げ部
を形成し、これらに各アンダカバー35をねじ止
めしてもよい。
さらに、前記実施例では、油圧シヨベルの旋回
フレーム3を例に挙げたが、本考案はこれに限ら
ず、他の建設機械の旋回フレームにも適用でき
る。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、アンダカ
バーがねじ止めされる張出しビームに、その下側
をL字形状に折曲げることによつてそれぞれ折曲
げ部を一体に形成し、該各折曲げ部には複数個の
ねじ穴を穿設し、該各ねじ穴に対しボルトを介し
てアンダカバーをねじ止めしたから、従来技術の
ようにねじ座を溶接する必要がなくなり、部品点
数を削減すると共に溶接作業を大幅に簡略化で
き、前記張出しビームを高強度に形成できる上
に、薄肉化、軽量化を図ることができる。また、
折曲げ部に穿設したねじ穴にボルトを介してアン
ダカバーをねじ止めするものであるから、張出し
ビームとアンダカバーとの間はその長さ方向の全
長に亘つて隙間をなくすことができ、上部旋回体
内の騒音がもれ、また該上部旋回体内部に塵埃が
侵入するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係り、旋回フレーム
の要部を示す第4図と同様位置の断面図、第2図
ないし第5図は従来技術に係り、第2図は油圧シ
ヨベルを示す斜視図、第3図は第1図中に示す旋
回フレームの平面図、第4図は第3図中の矢示
−方向断面図、第5図は第4図中の要部を拡大
して示す断面図である。 1……下部走行体、2……上部旋回体、3……
旋回フレーム、14……センタフレーム、18,
19……サイドフレーム、31,32,33……
張出しビーム、31A,32A,33A……折曲
げ部、34……ねじ穴、35……アンダカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 旋回装置を介して下部走行体に取付けられるべ
    きセンタフレームと、該センタフレームから左、
    右方向に張出した複数の張出しビームと、該各張
    出しビームの先端に設けられたサイドフレーム
    と、前記各張出しビームのうちいくつかの張出し
    ビームの下側にねじ止めされたアンダカバーとか
    らなる建設機械の旋回フレームにおいて、前記ア
    ンダカバーがねじ止めされる張出しビームには、
    その下側をL字形状に折曲げることによつてそれ
    ぞれ折曲げ部を一体に形成し、該各折曲げ部には
    複数個のねじ穴を穿設し、該各ねじ穴に対しボル
    トを介して前記アンダカバーをねじ止めしたこと
    を特徴とする建設機械の旋回フレーム。
JP1986050747U 1986-04-04 1986-04-04 Expired - Lifetime JPH0542125Y2 (ja)

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JP1986050747U JPH0542125Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS62163560U JPS62163560U (ja) 1987-10-17
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ID=30874387

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875179U (ja) * 1981-11-18 1983-05-20 日立建機株式会社 作業機の建屋
JPS6085360U (ja) * 1983-11-14 1985-06-12 日立建機株式会社 建設機械の建屋

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