JP2004190440A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉板10を、その幅方向の端部を囲むガイドレール20によって開閉方向へ案内するようにした開閉装置において、前記開閉板10の幅方向の端部側に、前記ガイドレール20内で開閉板厚さ方向へ突出する抜止部11aを設け、前記ガイドレール20内には、前記開閉板10が前記ガイドレール20から離れる方向において前記抜止部11aに当接する緩衝部材30を設けた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉板を、その幅方向の端部を囲むガイドレールによって開閉方向へ案内するようにした開閉装置に関し、特に開閉板による騒音や開閉板の抜け強度等が考慮された耐風仕様とするのに好適な開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の開閉装置には、例えば、特許文献1に記載されているように、スラットカーテンの端部に設けられた断面略L字状の抜止め板と、スラットカーテンを開閉方向へ案内するガイドレールとを備えたものがある。
上記従来技術によれば、スラットカーテンが開閉動作中にばたついたり風圧を受けたりすることで撓み、該スラットカーテンの幅方向の端部がガイドレールから抜けようとした場合、前記抜止め板の略L字状に曲がった突端部がガイドレール内に掛合して、スラットカーテンの端部がガイドレールから外れてしまうことを防止している。
【0003】
しかしながら、上記従来技術では、上記抜止め板の略L字状に曲がった突端部を、ガイドレール内の段部に当接させることで、抜止め板がガイドレールから抜けようとするのを防止しているため、前記当接による音(当接音)が発生する。
特に、上記抜止め板及び上記ガイドレールを強度確保のために金属材料から形成した場合には、比較的大きな金属同士の当接音を発生することになる。
そこで、前記当接音を軽減すべく上記抜止め板を例えばプラスチック材料から形成した場合には、前記当接の際に、上記抜止め板の略L字状に曲がった突端部に曲げ方向の力あるいは引張り方向の力が作用するので、その力による破損を防止するために、上記抜止め板の肉厚を比較的厚くする等強度確保の必要性が生じる。尚、特許文献1によれば上記抜止め板の材質は限定されていない。
また、特許文献1に示す従来技術では、スラットカーテンの表裏面とガイドレール内面とがスラット厚さ方向に直接当接する構造となっているため(特許文献1、第2図参照)、スラットカーテンが開閉動作中にばたついたり閉鎖状態で風圧を受けたりした際には、スラットカーテンの表裏面とガイドレール内面とが当接することで、当接音を発生する場合がある。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−16094号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉板の開閉動作中や、開閉板が風圧を受けた際等に、開閉板がガイドレールから抜けてしまうのを防止するとともに、開閉板により発生する騒音を低減することができる開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、開閉板を、その幅方向の端部を囲むガイドレールによって開閉方向へ案内するようにした開閉装置において、前記開閉板の幅方向の端部側に抜止部を設け、前記ガイドレール内には、前記開閉板が前記ガイドレールから離れる方向において前記抜止部に当接する緩衝部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
ここで、上記開閉板は、幅方向の端部を囲むガイドレールによって開閉方向へ案内されることで、建物等の構造物の開口部を開閉するものであればよい。この開閉板の具体例としては、スラットを開閉方向に複数連設してなる開閉板や、単数もしくは複数のパネルからなる開閉板、シート状物からなる開閉板、これらスラット、パネル、シート状物等を適宜に組み合わせてなる開閉板等が挙げられる。
また、上記開閉板の開閉方向とは、ガイドレールによって案内される方向をいい、略垂直方向とするのが好ましいが、略水平方向あるいは斜め方向とすることも可能である。
また、上記幅方向とは、上記開閉板の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉板の厚さ方向ではない方向を意味し、以下に記載される同様の表現の箇所も同じ意味とする。
【0008】
また、上記抜止部は、上記開閉板の幅方向の端部側に設けられ、ガイドレールの一部に当接することで開閉板が該ガイドレールから抜け出ることを防止するものであればよく、上記開閉板に一体に構成されてもよいし、上記開閉板とは別体に構成されてもよい。
この抜止部を上記開閉板と一体に形成することで簡素な構成とした好ましい一例としては、上記開閉板における幅方向の端部側の面を部分的に切り起し加工を施し、その切り起こされた突片状の部位を、開閉板厚さ方向へ突出する上記抜止部とした態様や、上記開閉板における幅方向の端部側を、曲げや絞り起し、切欠などの加工を施す等して、開閉板厚さ方向に凸状部や凹状部を設け、上記抜止部とした態様等が挙げられる。
また、この抜止部を上記開閉板と別体の部材を一体的に設けた例としては、上記開閉板の幅方向の端縁部または端部側の表裏面の一方面又は両面に、ボルト・ナットやその他の部材を開閉板厚さ方向に凸状部や凹状部を形成するように固定して抜止部とした態様が挙げられる。
また、この抜止部は、上記ガイドレールに係合することで、開閉板が該ガイドレールから抜け出ることを防止するものであれば、開閉板厚さ方向へ突出する態様(凸状である態様)と、開閉板厚さ方向へ没入した態様(凹状である態様)との内の何れの態様であってもよいが、製造を容易にし且つガイドレールへの係合を容易にする観点より、前者とするのが好ましい。
【0009】
また、「前記開閉板が前記ガイドレールから離れる方向」とは、上記開閉板が上記ガイドレールから開閉板幅方向に抜ける方向のことを意味する。すなわち、上記開閉板が風圧や該開閉板内外の気圧の差等によって厚さ方向へ撓んだ際、該開閉板の幅方向の端部は、上記ガイドレールから開閉板幅方向に抜ける方向へ移動しようとするが、このような場合における開閉板の移動方向を示すものである。
そして、この移動方向には、上記開閉板が単純に幅方向に移動する場合の方向や、上記開閉板が風圧等の影響により幅方向と厚さ方向との両成分を併せ持った方向へ移動する場合の方向等を含む。
【0010】
また、上記緩衝部材は、上記開閉板が上記ガイドレールから離れる方向において上記抜止部に当接することで、上記抜止部が直接上記ガイドレールに当接するのを防ぐとともに、その当接の際の衝撃を緩和する部材であり、具体例としては、プラスチック材料やゴム材料等からなる部材が挙げられる。特に、当接した際の上記開閉板との摩擦抵抗を軽減することで上記開閉板の開閉動作を妨げないようにするためには、硬質プラスチック材料からなる部材であることが好ましい。更に上記抜止部材と当接した際の衝撃により破損するようなことがなく且つその衝撃力を柔軟に吸収するには、耐衝撃性及び耐靱性を有する硬質プラスチック材料(例えば高分子ポリエチレン等)からなる部材であることが好ましい。
また、上記緩衝部材の材質は、特に消音性能の向上を目的とする場合には、ゴム材料や軟質プラスチックとするのが好ましいが、この場合は、例えば、該緩衝部材と上記開閉板との間に若干のクリアランスを設けたり、該緩衝部材を上記開閉板に比較的弱い押圧力で接触させたり等、該緩衝部材と上記開閉板との摩擦抵抗を軽減するための手段を備えることが好ましい。
【0011】
更に、第二の発明では、上記ガイドレールの内面に、上記開閉板の表面又は裏面方向へ突出する突出部位を設けるとともに、上記緩衝部材を、上記開閉板が上記ガイドレールから離れる方向へ移動した際に上記抜止部と前記突出部位との間に挟まれるように配置したことを特徴とする。
ここで、上記突出部位は、部品コストを軽減する観点より好ましくは上記ガイドレールと一体に形成された部位とするが、上記ガイドレールの内面に固定された別部材とすることも可能である。
【0012】
更に、第三の発明では、上記緩衝部材に、少なくとも上記開閉板がその厚さ方向に振れた際に、その開閉板の表面又は裏面に接触させる突部を形成したことを特徴とする。
ここで、「少なくとも上記開閉板がその厚さ方向に振れた際」とは、例えば上記開閉板が開閉動作中や風圧を受けて厚さ方向に振れた際のことを意味する。
そして、上記突部は、少なくとも上記開閉板がその厚さ方向に振れた際に、その開閉板の表面又は裏面と接触する態様であればよく、例えば、上記突部が上記開閉板の表面又は裏面に予め接触している態様や、上記突部が、上記開閉板の表面又は裏面に適宜なクリアランスを置いて近接し、上記開閉板がその厚さ方向に振れた際に、その開閉板の表面又は裏面に接触するようにした態様等を含む。
また、上記突部は、単数であっても複数であってもよいが、上記開閉板との接触を維持し易くするためには、開閉板幅方向へ複数並設するのが好ましい。
【0013】
更に、第四の発明では、上記緩衝部材は、上記ガイドレールに対して回動可能に設けられていることを特徴とする。
ここで、上記緩衝部材の好ましい態様としては、該緩衝部材における一端側をガイドレールに回動可能に嵌合し、その他端側に上記抜止部を当接させるようにした態様が挙げられる。この構成によれば、上記緩衝部材が上記抜止部に当接されることで容易に回動し、その当接の際の衝撃を吸収することになる。
【0014】
更に、第五の発明では、上記開閉板を、その幅方向の一端部を囲む一方の上記ガイドレールと、同幅方向の他端部を囲む他方の上記ガイドレールとによって開閉方向へ案内するようにした開閉装置であって、上記開閉板が前記一方のガイドレールと前記他方のガイドレールとの略中央に配置されている状態で、前記一方のガイドレール内における上記抜止部と上記緩衝部材との間隔を、前記他方のガイドレール内の底部と、該底部に最も近接する部位で且つ上記開閉板と一体的な部位との間隔よりも狭く設定してあることを特徴とする。
【0015】
ここで、「上記開閉板が前記一方のガイドレールと前記他方のガイドレールとの略中央に配置されている状態」とは、詳細には、前記一方のガイドレールと前記他方のガイドレールとの間で、幅方向へ移動可能な状態(遊びを持った状態)で設けられている上記開閉板を、前記一方のガイドレールと前記他方のガイドレールとの略中央に配置した際のことを意味する。
また、上記ガイドレール内の底部とは、上記ガイドレール内で上記開閉板の幅方向の端縁部に対向する部位を意味する。
また、「該底部に最も近接する部位で且つ上記開閉板と一体的な部位」とは、上記開閉板における最も上記ガイドレールの底部に近い部位や、上記開閉板と一体的な部分(例えば開閉板とは別体の部材を開閉板に一体的に設けてなる抜止部等を含む)における最も上記ガイドレールの底部に近い部位等を含むことを意味し、より具体的な例により説明すれば、上記開閉板を開閉板本体と該開閉板本体の端縁部に固定された上記抜止部とから構成した場合には、該抜止部における最もガイドレールの底部に近い部位を意味し、また、上記開閉板を該開閉板本体と該開閉板本体の表裏面の一方面または両面から突出する上記抜止部とから構成し、最もガイドレールの底部に近い部位が前記開閉板本体の端縁部である場合には、この端縁部を意味することになる。
【0016】
更に、第六の発明では、上記ガイドレールに対して嵌合可能なレール受け部材を備えた開閉装置であって、上記ガイドレールに嵌合部を設けるとともに、前記レール受け部材には前記嵌合部に嵌合可能な被嵌合部を設け、これら嵌合部と被嵌合部とは、嵌合状態にある上記ガイドレールと前記レール受け部材とが開閉板厚さ方向へ引き離されないように嵌合することを特徴とする。
ここで、「これら嵌合部と被嵌合部とは、嵌合状態にある上記ガイドレールと前記レール受け部材とが開閉板厚さ方向へ引き離されないように嵌合する」とは、具体的には、上記ガイドレールと前記レール受け部材とを、開閉板厚さ方向へ引き離される方向と交差する方向に噛み合わせるように嵌合させた態様が挙げられる。
【0017】
更に、第七の発明では、上記ガイドレールの外面には、他の上記ガイドレールを嵌合させる嵌合手段を備え、該嵌合手段は、二本の上記ガイドレールを、各ガイドレールの開口部が互いに外方を向くように、且つ開閉板幅方向へ引き離されないように嵌合することを特徴とする。
ここで、上記嵌合手段は、より具体的に説明すれば、一方の面に上記開閉板を挿入させるための開口部を有する二本のガイドレールを、前記開口部が互いに外方を向く逆向きとなるように背中合わせ状に嵌合させる手段であり、例えば、一方のガイドレールにおける底部の外面に嵌合部を設けるとともに、他方のガイドレールにおける底部の外面に前記嵌合部と嵌合可能な被嵌合部を設けるようにした態様が挙げられる。
【0018】
更に、第八の発明では、上記嵌合手段は、少なくとも上記各ガイドレールにおける開閉板厚さ方向の両端部側の各々に、嵌合部を配設してなり、前記各嵌合部は、他の上記ガイドレールに設けられる前記嵌合部と嵌合し合う形状に形成されていることを特徴とする。
ここで、「少なくとも上記ガイドレールにおける開閉板厚さ方向の両端部側」とは、上記ガイドレールにおける開閉板厚さ方向の両端面を含むが、上記ガイドレールの生産性を良好にするとともに他のガイドレールとの嵌合を容易にする観点より、上記ガイドレールにおける底部(上記開閉板の幅方向の端縁部に対向する部位)の外面において、開閉板厚さ方向の両端部側とするのが好ましい。
【0019】
更に、第九の発明では、上記ガイドレールは、他の上記ガイドレールと上記嵌合手段により嵌合されることで中柱用ガイドレールを構成した際に該中柱用ガイドレールの長手方向の一端部に位置決め用係合部が形成されるように、該位置決め用係合部の片半部を形成していることを特徴とする。
ここで、上記位置決め用係合部とは、二つのガイドレールから構成される中柱用ガイドレールを、該中柱用ガイドレールの装着対象の部位に位置決めするように係合させる部位である。そして、この位置決め用係合部の好ましい態様としては、各ガイドレールに対する加工性を良好にする観点より正面視略凹状に形成されるとともに、上記中柱用ガイドレールにおける開閉板幅方向の略中央よりに配置され、この場合、この位置決め用係合部に係合される前記開口部側の被係合部は凸状に形成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
先ず、第一の実施の形態である開閉装置1は、幅方向(図1及び2における紙面の左右方向)の端部側に抜止部11aを有する開閉板10と、該開閉板10の幅方向の両端部側をそれぞれ囲む二本のガイドレール20,20(一本は図示せず)と、各ガイドレール20に対して嵌合可能なレール受部材40と、各ガイドレール20内に嵌合された緩衝部材30とを備え、開閉板10がガイドレール20から離れる方向(図1及び2における紙面の左方向)へ移動した際に、緩衝部材30に抜止部11aを当接させるように構成している。
【0021】
開閉板10は、複数のスラット11を、開閉方向(図3における紙面の上下方向)に隣接するスラット11,11間で折曲がるようにして回動させるように連接してなり、両ガイドレール20,20の上方側の巻取り機構(図示せず)により巻き取られることで、両ガイドレール20,20間の開口部を開放し、また、前記巻取り機構から繰出されることで、前記開口部を閉鎖する。
【0022】
上記開閉板10を構成する各スラット11は、開閉板幅方向に長尺な略矩形状の金属板を曲げ加工(例えばロールフォーミング加工等)することにより、その上下端部に、他のスラット11に係合させるためのカール部11b,11cを形成するとともに、開閉板幅方向における両端部側の各々に、開閉板10の表面から厚さ方向へ突出する抜止部11aを形成してなり、該抜止部11aを、後述するガイドレール20内の底部21と緩衝部材30との間に配置している。
【0023】
上記抜止部11aは、スラット11の開閉板幅方向における両端部側の各々を切り起こすことで略半球状に形成され、その半球状部位の切断端部11a1を緩衝部材30方向へ向けており、各スラット11における幅方向の両端部側のそれぞれに配置されるとともに、その各端部側の開閉板開閉方向の両端部側に二箇所配置されている(図3参照)。
【0024】
この抜止部11aの配置について詳細に説明すれば、上記開閉板10が両ガイドレール20,20間の略中央に配置されている状態で、一方のガイドレール20内における抜止部11aの切断端部11a1と緩衝部材30との間隔W1を、他方のガイドレール20内の底部21と、該底部21に最も近接する開閉板10の端縁部11dとの間隔W2よりも狭く設定している(図1参照)。
上記構成によれば、開閉板10のばたつきや、撓み、振動等に起因して、該開閉板10が幅方向へ移動したとしても、一方のガイドレール20内において各スラット11の端縁部11dがガイドレール20の底部21に当接する前に、他方のガイドレール20内において抜止部11aの切断端部11a1が緩衝部材30に当接する。したがって、開閉板10における各スラット11の端縁部11dとガイドレール20内の底部21との当接が阻止される。このため、当接音が発生したり、各スラット11の端縁部11d側が損傷したりするのを防止することができる。
【0025】
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料を引抜き成形あるいは押し出し成形することで、開閉板10の幅方向の端部を囲む横断面略コの字状に形成された部材であり、開口部20a側の両内面を開閉板10の表裏面へ向けて突出させることで、開閉板10の端部を囲む二つの突出部位22,23を形成している。
尚、このガイドレール20は、外面にレール受部材40を嵌合するための嵌合部24,25を形成することで、該レール受部材40を介して躯体x等へ固定される露出タイプのガイドレールを例示しているが、前記嵌合部24,25及びレール受部材40を省くことで、躯体内に埋め込まれる埋め込みタイプのガイドレールとすることも可能である。
【0026】
突出部位22は、開閉板10の表面に近接する平坦状面部22aに、後述する緩衝部材30を嵌合させるための横断面略L字状の溝22a1を有するとともに、前記平坦状面部22aからガイドレール20の底部21方向へ延びて設けられるようにして横断面略L字状に突出された突部22a2を有する。
また、突出部位23は、前記突出部位22と略同様に、開閉板10の裏面に近接する平坦状面部23aに、後述する緩衝部材30を嵌合させるための横断面略L字状の溝23a1を有するとともに、前記平坦状面部23aからガイドレール20の底部21方向へ延びて設けられるようにして横断面略L字状に突出された突部23a2を有する。すなわち、この突出部位23は、開閉板10を間に置いて前記突出部位22と略対称に形成されている。
そして、前記突出部位22の突部22a2と、前記突出部位23の突部23a2とは、それぞれ後述する緩衝部材30によって覆われる。
【0027】
また、ガイドレール20の前記嵌合部24は、該ガイドレール20における開閉板10中央側(図1及び2における左側)の壁部を、躯体x方向へ延設させ、その先端部を、横断面略L字状に曲げることで、後述するレール受部材40における凹状の被嵌合部41に嵌合可能な凸状に形成されている。
また、ガイドレール20の前記嵌合部25は、該ガイドレール20における躯体xと対向する面上であって底部21よりの部位を、横断面略L字状に突出させることで、後述するレール受部材40における凸状の被嵌合部42に嵌合可能な凹状に形成されている。
【0028】
レール受部材40は、上記ガイドレール20と略同等の長さを有する横断面略L字状の部材であり、上記嵌合部24の先端に嵌合可能な凹状の被嵌合部41と、上記嵌合部25に嵌合可能な凸状の被嵌合部42とを有する。そして、このレール受部材40はねじ止め等の周知の固定手段により躯体x等に固定される。更に、該レール受部材40と上記ガイドレール20とは、嵌合されるとともに、ねじやリベット等の固定具49により固定される。
【0029】
上記したガイドレール20とレール受部材40との接続構造によれば、ガイドレール20とレール受部材40とは、固定具49により長さ方向へずれることなく、且つ引き離されることもないように接続される。更に、ガイドレール20とレール受部材40とは、嵌合部24と被嵌合部41、及び嵌合部25と被嵌合部42による嵌合構造を有するため、開閉板10が強風等により厚さ方向へ強く押されることで、ガイドレール20がレール受部材40から離れる方向(図1及び2における紙面の上方)へ引っ張られたとしても、その方向に対して略直交する方向に、嵌合部24と被嵌合部41、及び嵌合部25と被嵌合部42が噛み合うように嵌合しているため、ガイドレール20がレール受部材40から引き離されてしまうことを防止する。
【0030】
また、ガイドレール20内の緩衝部材30は、高密度ポリエチレン等の耐衝撃性及び耐靱性を有する硬質プラスチック材料を、ガイドレール20の略全長に亘る長尺な略帯状に成形した部材である。
そして、この緩衝部材30は、ガイドレール20の上記突出部位22,23にそれぞれ嵌合されて、ガイドレール20の平坦状面部22a又は23aに沿うとともに、同ガイドレール20の溝22a1又は23a1に嵌合し、且つ同ガイドレール20の突部22a2又は23aを被覆部31により覆い、開閉板10の表面又は裏面に、突部32を弾性的に接触させるように形成されている。
【0031】
各緩衝部材30の前記被覆部31は、前記突部22a2又は突部23a2に嵌合されることで、該緩衝部材30の端部側を突出部位22又は突出部位23に固定するとともに、開閉板10がガイドレール20から離れる方向(図1及び2における紙面の左方向)へ移動した際に抜止部11aの切断端部11a1と突出部位22の突部22a2との間に挟まれるようにした部位であり、抜止部11aに当接された際の衝撃を吸収するように適宜な肉厚に形成されている。
【0032】
この被覆部31は、開閉板10がガイドレール20から離れる方向(図1及び2における紙面の左方向)へ移動した際、ガイドレール20の突部22a2と抜止部11aの切断端部11a1との間に挟まれることで、抜止部11aが直接前記突部22a2に当接するのを防止して当接音を軽減する上、緩衝部材30が抜止部11aに当接される際の衝撃によって突出部位22から外れることを防止する。
【0033】
尚、突出部位23側の緩衝部材30は、抜止部11aに当接されることがない為、被覆部31を省いた態様とすることも可能であるが、前記突出部位23から容易に脱落することがないように、本実施の形態のように被覆部31を有する態様とするのが好ましい。
【0034】
また、上記態様では、開閉板10表面側の抜止部11aを、突出部位22側の緩衝部材30に当接させるようにしているが、前記抜止部11aを省くとともに開閉板10の裏面側に抜止部(図示せず)を設け、該抜止部を前記突出部位23側の緩衝部材30に当接させるようにした態様、あるいは、開閉板10の表面側と裏面側との双方に抜止部を設け(図示せず)、一方の抜止部11aを突出部位22側の緩衝部材30に当接させ、他方の抜止部(図示せず)を突出部位23側の緩衝部材30に当接させるようにした態様としてもよい。
【0035】
また、緩衝部材30における上記突部32は、その突端側をガイドレール20の底部21方向へ傾斜させた状態で、突端面を開閉板10の表面に当接しており、ガイドレール20における開閉板10の中央側(図1及び2における左側)の面20bよりも開口部20a内方側に配置されている。したがって、上記突部32が開閉板10に摺接することで、開閉板10の表面又は裏面に、当該開閉装置1の機能に差し障りのない若干の傷が付いたとしても、その傷をガイドレール20内に収めて目立たなくすることができる。
【0036】
この突部32は、開閉板10に弾性的に当接することで、開閉板10が開閉動作中に開閉板厚さ方向(図1及び2における紙面の上下方向)へばたついたり、開閉板10が風圧により開閉板厚さ方向へ撓んだりするのを抑制する。
更に詳細に説明すれば、例えば開閉板10の中央側が裏面方向(図2における紙面の上方向)に撓むと、その撓もうとする開閉板10の裏面側に、前記突出部位23側の緩衝部材30における突部32が弾性的に当接することで、開閉板10の撓みを抑制しようとする。また、その際、開閉板10の撓みが大きい場合には、突出部位22側の緩衝部材30における被覆部31も、開閉板10における幅方向の端部側に当接することで、開閉板10の撓みを抑制しようとする。
【0037】
尚、上記実施の形態では、上記ガイドレール20内に緩衝部材30を内在した好ましい一例を示しているが、緩衝部材30をガイドレール20内に装着する作業は容易であるため、上記ガイドレール20は、上記緩衝部材30を省いて一般用のガイドレールとして用い、必要に応じて緩衝部材30を装着して耐風用のガイドレールとして用いられるようにしてもよい。
【0038】
次に、第二の実施の形態である開閉装置2について詳細に説明する。
この開閉装置2は、幅方向(図4及び5における紙面の左右方向)の端部側に抜止部11aを有する開閉板10と、該開閉板10の幅方向の両端部側をそれぞれ囲む二本のガイドレール50,50(一本は図示せず)と、各ガイドレール50に対して固定されたレール受部材60と、各ガイドレール50内に嵌合された緩衝部材70とを備え、開閉板10がガイドレール60から離れる方向(図4及び5における紙面の左方向)へ移動した際に、緩衝部材70に抜止部11aを当接させるように構成している。
尚、この開閉装置2における開閉板10の構成は、上述した第一の実施形態である開閉装置2における開閉板10の構成と略同一であるため、同一箇所に同一符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
【0039】
ガイドレール50は、鋼板を曲げ加工することで、開閉板10の幅方向の端部を囲む横断面略コの字状に形成された部材であり、開口部50a側の両内面を開閉板10の表裏面へ向けて突出させることで、二つの突出部位52,53を形成している。
尚、このガイドレール50は、レール受部材60を介して躯体x等へ固定する露出タイプのガイドレールを例示しているが、レール受部材60を省いて、躯体内に埋め込まれる埋め込みタイプのガイドレールとすることも可能である。
【0040】
前記突出部位52,53の各々は、ガイドレール50における開口部50a側の両端部を、図4及び5に示すように、それぞれ開口部50a内側へカール状もしくはコの字状に曲げ加工することで形成され、その曲げ加工された部位の内部を、後述する緩衝部材70を係合するための凹部52a,53aとしている。
【0041】
レール受部材60は、上記ガイドレール50と略同等の長さを有する横断面略矩形枠状の部材であり、横断面略L字状に曲げ加工された二つの部材を溶接等により接合することで形成されている。そして、このレール受部材60はねじ止め等の周知の固定手段により躯体x等に固定され、その後に、該レール受部材60に対して上記ガイドレール50が、ねじ止め等の周知の固定手段により固定される。
【0042】
また、緩衝部材70は、上記緩衝部材30と同様に、高密度ポリエチレン等の耐衝撃性及び耐靱性を有する硬質プラスチック材料を、ガイドレール50の略全長に亘る長尺な略帯状に成形した部材である。
【0043】
この緩衝部材70の横断面形状を詳細に説明すれば、該緩衝部材70は、横断面略星形状を呈するとともにガイドレール50の凹部52a又は凹部53aに回動可能に嵌合される嵌合部71と、該嵌合部71に連接され開閉板10表裏面に対向するように形成された開閉板接触部72と、該開閉板接触部72に連接されその先端部をガイドレール50の内面に接触又は近接させている抜止部当接部73とからなり、これら各部71,72,73からなる全体の横断面形状を略コの字状とすることで、前記開閉板接触部72とガイドレール50の内面との間に、略閉じられた空間部である閉空間cを確保している。
そして、この緩衝部材70は、開閉板10がガイドレール50から離れる方向(図4及び5における紙面の左方向)へ移動した際に抜止部11aの切断端部11a1と突出部位52との間に挟まれるように配置されることで、抜止部11aの当接による衝撃でガイドレール50から外れることがないようにしている。
【0044】
前記嵌合部71は、横断面放射状に突出する複数の突部71aを備え、ガイドレール50における凹部52a内または凹部53a内に嵌合される際に、これら突部71aを弾性的に変形させることで、その嵌合を容易にし、且つその嵌合後に凹部52a又は凹部53aから外れることのないようにしている。
また、前記開閉板接触部72は、突端側をガイドレール50の底部51方向へ傾斜させた状態で開閉板10の表面に当接する第一突部72aと、突端側を前記第一突部72a方向へ傾斜させた状態で開閉板10の表面に当接する第二突部72bとを備え、これら第一突部72a及び第二突部72bをガイドレール50における開閉板10の中央側(図4及び5における左側)の面50bよりも開口部50a内方側に配置している。したがって、これら第一突部72a及び第二突部72bが開閉板10に摺接することで、開閉板10の表面又は裏面に、当該開閉装置2の機能に差し障りのない若干の傷が付いたとしても、その傷をガイドレール50内に収めて目立たなくすることができる。
【0045】
そして、これら第一突部72a及び第二突部72bは、開閉板10に弾性的に当接することで、開閉板10が開閉動作中に開閉板厚さ方向(図4及び5における紙面の上下方向)へばたついたり、開閉板10が風圧により開閉板厚さ方向へ撓んだりするのを抑制する。
尚、これら第一突部72aと第二突部72bとは、何れか一方を省いても構わないが、開閉板10との接触をより確実にするためには、本実施の形態のように複数の突部を設けるようにするのが好ましい。
【0046】
また、前記抜止部当接部73は、開閉板10がガイドレール50から離れる方向(図4及び5における紙面の左方向)へ移動した際に抜止部11aの切断端部11a1を当接させるための部位であり、抜止部11aに当接された際の衝撃を開閉板接触部72と協働して吸収するように適宜な肉厚に形成されている。
【0047】
上記構成の緩衝部材70によれば、開閉板10がガイドレール50から離れる方向へ移動した際、抜止部11aの当接による衝撃を弾性的に吸収し当接音を軽減する上、第一突部72a及び第二突部72bを開閉板10に弾性的に接触させることで、開閉板10のばたつきや撓みを抑制する。
しかも、上記緩衝部材70は、ガイドレール50内面との間に閉空間cを確保しているため、この閉空間cによっても、抜止部当接部73と抜止部11aとの当接音や開閉板10のばたつき音等を吸収し軽減する。尚、前記閉空間c内にグラスファイバーや発泡体等の吸音材を設けることで、更に騒音を軽減することも可能である。
【0048】
更に、上記緩衝部材70は、嵌合部71をガイドレール50における凹部52a又は凹部53aに対し回動可能に嵌合しているため、抜止部11aに当接された際の衝撃を回動することでも吸収する上、風圧により開閉板10が厚さ方向へ移動したとしても、回動することで前記開閉板10の移動に追従し、開閉板10との接触状態を維持して、開閉板10のばたつきやたわみを抑制する。
【0049】
前記後者の作用について詳細に説明すれば、例えば、開閉板10が、図5に示すように、風圧により撓むとともに開閉板厚さ方向(図5における紙面の上方向)へ若干移動する。その際、風圧を受けた側の緩衝部材70は、開閉板10の前記移動に伴って移動する抜止部11aに抜止部当接部73が係合されるため、その抜止部当接部73を、図5における紙面上における反時計方向へ回動させることで、第一突部72a及び第二突部72bを、開閉板10の前記移動に追従させる。
したがって、回動した緩衝部材70における一方又は双方の突部72a,72b(図示例によれば第二突部72b)と開閉板10との接触状態が維持され、撓んだ状態の開閉板10のばたつきが防止されることになる。
【0050】
次に、第三の実施の形態である開閉装置3について詳細に説明する。
この開閉装置3は、幅方向の端部側に抜止部11aを有する左右二枚の開閉板10,10と、各開閉板10の躯体x側の端部を囲むガイドレール81と、二枚の開閉板10,10の間に配置される中柱用ガイドレール80と、各ガイドレール81内及び中柱用ガイドレール80内に嵌合された緩衝部材30とを備え、各開閉板10の幅方向の各端部が対向するガイドレール81(又は中柱用ガイドレール80)から離れる方向へ移動した際に、抜止部11aを緩衝部材30に当接させるように構成している(図7参照)。
【0051】
尚、この開閉装置3における各開閉板10及び緩衝部材30の構成については、第一の実施の形態である上記開閉装置1のものと略同一であるため、同一箇所に同一符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
【0052】
各ガイドレール81は、その外面に、他のガイドレール81を嵌合させる嵌合手段82を備える。そして、中柱用ガイドレール80は、二本の前記ガイドレール81,81を、前記嵌合手段82により、各ガイドレール81の開口部80aが互いに外方を向くように、且つ開閉板幅方向へ引き離されないように嵌合することで構成されている。
【0053】
上記構成によれば、一本の上記ガイドレール81を、躯体内に埋め込まれる埋め込みタイプのガイドレールとして用いることができる上、二本の上記ガイドレール81,81を、嵌合手段82により接続することで一本の中柱用ガイドレールとして兼用させることができることから部材の共通化が図れる。例えば、図7及び図9に示すように、二本の上記ガイドレール81を嵌合手段82により接続することで、容易に引き離されることのない頑強な中柱用ガイドレール80とすることができる。
【0054】
すなわち、従来の中柱用ガイドレールは、例えば、特開平08−296380号公報に示すように、二つの横断面略コの字状部材を、開口部が互いに外方を向くように(背中合せ状に)接合してリベット止めし、更に補強機構を設けることで強度を維持していた。しかしながら、前記従来技術によれば、前記リベット止め及び複雑な補強機構により強度を維持していたため、部品コストが高くなる上、前記補強機構を組付けるのが面倒であるという課題を有していた。尚、前記従来技術の公報には、前記横断面略コの字状部材が埋め込みタイプのガイドレールと中柱用ガイドレールとの双方に兼用できるか否かの記載はない。
【0055】
上記ガイドレール81の構成について更に詳細に説明すれば、各ガイドレール81は、アルミ合金材料を引抜き成形あるいは押し出し成形することで、開閉板10の幅方向の端部を囲む横断面略コの字状に形成された部材であり、開口部80a側の両内面を開閉板10の表裏面へ向けて突出させることで、二つの突出部位81a,81bを形成している。
【0056】
突出部位81aは、第一の実施の形態である開閉装置1における突出部位22と略同形状に形成され、開閉板10の表面に近接する平坦状面部81a1に、上記構成の緩衝部材30を嵌合させるための横断面略L字状の溝81a2を有するとともに、前記平坦状面部81a1からガイドレール81の底部81c方向へ延びて設けられるようにして横断面略L字状に突出された突部81a3を有する。
また、突出部位81bは、前記突出部位81aと略同形状に形成され、開閉板10の裏面に近接する平坦状面部81b1に、後述する緩衝部材30を嵌合させるための横断面略L字状の溝81b2を有するとともに、前記平坦状面部81b1からガイドレール81の底部81c方向へ延びて設けられるようにして横断面略L字状に突出された突部81b3を有する。すなわち、この突出部位81bは、開閉板10を間に置いて前記突出部位81aと略対称に形成されている。
そして、前記突出部位81aの突部81a3と、前記突出部位81bの突部81b3とは、それぞれ上記緩衝部材30によって覆われる。
【0057】
また、上記ガイドレール81の外面に設けられる嵌合手段82は、少なくとも上記ガイドレール81における開閉板厚さ方向の両端部側の各々に、嵌合部(図示例における第一嵌合部82aと第二嵌合部82b)を配設してなり、前記各嵌合部(82a又は82b)は、他の上記ガイドレール81に設けられる前記嵌合部(82b又は82a)と嵌合し合う形状に形成されている。
【0058】
更に詳細に説明すれば、前記嵌合手段82は、図8に例示するように、ガイドレール81の底部81cの外面において、開閉板厚さ方向の一端側(図8における上端側)に設けられた第一嵌合部82aと、他端側(図8における下端側)に設けられた第二嵌合部82bとから構成されている。そして、嵌合手段82は、前記二つの嵌合部82a,82bにより、二本のガイドレール81,81を接続することで中柱用ガイドレール80を構成している。この構成によれば、中柱用ガイドレール80は、開閉板10が風圧を受けることに起因して撓んだとしても、その撓み量が、開閉板厚さ方向に並ぶ前記二つの嵌合部82a,82bにより、軽減されることになる。
【0059】
前記第一嵌合部82aは、ガイドレール81の底部81cの外面において、開閉板厚さ方向の一端側(図8における上端側)から突出しており、他のガイドレール81の第二嵌合部82bと開閉板厚さ方向に噛み合って嵌合するように、開閉板厚さ方向へ開口部を向けた形状に形成されている。
また、前記第一嵌合部82bは、ガイドレール81の底部81cの外面において、開閉板厚さ方向の他端側(図8における下端側)から突出する部位であり、他のガイドレール81の第一嵌合部82aと開閉板厚さ方向に噛み合って嵌合するように、開閉板厚さ方向へ開口部を向けた形状で、且つ上記第一嵌合部82aとは異なる形状に形成されている。
【0060】
また、上記ガイドレール81は、他の上記ガイドレール81と嵌合されることで中柱用ガイドレール80を構成した際に、該中柱用ガイドレール80の長手方向の一端部(図9における上端部)に位置決め用係合部84が形成されるように、該位置決め用係合部84の片半部84aを形成している。
【0061】
位置決め用係合部84は、正面視略V字状の凹部であり、中柱用ガイドレール80の一端部(図示例によれば上端部)における開閉板幅方向の略中央に配置されている。
この位置決め用係合部84を構成する片半部84aは、各ガイドレール81の一端部(図示例によれば上端部)における底部81c側の角部分を、斜めに切欠することで形成されている。
【0062】
そして、上記構成のガイドレール81は、同構成の他のガイドレール81と接続されることによって、中柱用ガイドレール80を構成する。
その際、中柱用ガイドレール80は、一方のガイドレール81における第一嵌合部82a及び第二嵌合部82bの一端部を、他方のガイドレール81における第二嵌合部82b及び第一嵌合部82aの他端部に挿込み、一方のガイドレール81を他方のガイドレール81に対して長さ方向へスライドさせることで組み付けられる。
そして、二本のガイドレール81,81は、その長さ方向において所定間隔に設けられた複数の接合手段83(図7参照)により、底部81c同士を接合されることで、更に補強される。
前記接合手段83は、中柱用ガイドレール80を構成する二本のガイドレール81,81を、長手方向へ互いにスライドしないように止着する周知の技術的手段であり、例えばリベットやねじ等を用いて底部81c同士を接合するようにした技術的手段である。
【0063】
そして、中柱用ガイドレール80は、その上端の位置決め用係合部84を、開閉板収納部90(図10参照)内における凸状の被係合部91に係合させることで、二枚の開閉板10,10により開閉される開口部の中央に装着される。
すなわち、中柱用ガイドレール80は、前記位置決め用係合部84と前記被係合部91との係合によって前記開口部に装着される際に、開閉板幅方向の装着位置の精度を向上する。
【0064】
尚、嵌合手段82は、上記態様に限定されるものでなく、二本のガイドレール81を開閉板幅方向へ引き離されないように嵌合するものであれば、例えば、一つの嵌合部(図示せず)からなる態様や、三つ以上の嵌合部(図示せず)からなる態様であってもよいが、必要最小限の数の嵌合部により十分な強度を得られるようにするためには、上記態様のように、上記ガイドレール81における開閉板厚さ方向の両端部側にそれぞれ嵌合部を設けるのが好ましい。
【0065】
また、図示例の嵌合手段82は、第一嵌合部82aと第二嵌合部82bとを異なる形状に形成しているが、第一嵌合部82aと第二嵌合部82bとを略同一形状とすることも可能である(図示せず)。
【0066】
また、上記位置決め用係合部84は、容易に中柱用ガイドレール80に加工可能なように凹状に形成されているが、該位置決め用係合部84を凸状に形成するとともに開閉板収納部90の被係合部91を凹状に形成して互いに係合するようにすることも可能である。
尚、図示例における被係合部91は、開閉板収納部90を構成する板金製の筐体を、部分的に位置決め用係合部84と係合可能に形成したものであるが、該被係合部91は、開閉板収納部90内の他の部材により構成されても構わない。
【0067】
また、図中符号85は、中柱用ガイドレール80の下端部に固定された周知の係合機構であり、中柱用ガイドレール80を、床面や地面等、二枚の開閉板10,10により開閉される開口部の下端面に係合させる機構である。
【0068】
また、上記第三の実施の形態である開閉装置3は、上述した構成の抜止部11a及び緩衝部材30を備えているため、抜止部11aと緩衝部材30との当接音や開閉板10のばたつき音の軽減等、上記開閉装置1と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
【0069】
また、この開閉装置3においても、上述した開閉装置1と同様に、各開閉板10が中柱用ガイドレール80とガイドレール81との略中央に配置されている状態で、一方のガイドレール81内における抜止部11aと緩衝部材70との間隔W1を、他方のガイドレール81内の底部81cと、該底部81cに最も近接する開閉板10の端縁部11dとの間隔W2よりも狭く設定することで、開閉板10が幅方向へ移動した際に開閉板10の端縁部11dとガイドレール81内の底部81cとが当接するのを阻止している(図7参照)。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、開閉板が開閉動作中にばたついたり風圧を受けたりした際に撓むことで、該開閉板の端部側がガイドレールから離れる方向(ガイドレールから抜け出る方向)へ移動したとしても、抜止部が緩衝部材に当接するため、開閉板の端部がガイドレールから抜けてしまうのを防止できる。その上、前記緩衝部材によって、抜止部とガイドレールとが直接当接するのを防止し、抜止部による当接音を緩和することができる。
【0071】
更に、第二の発明によれば、開閉板がガイドレールから離れる方向へ移動した際、緩衝部材が抜止部とガイドレール内面の突出部位との間に挟まれるため、緩衝部材が抜止部に当接される際の衝撃によって外されてしまうのを防止できる。
しかも、前記当接の際に緩衝部材に作用する力が圧縮方向の力であるため、例えば、抜止部を強度確保のために金属材料から形成するとともに、緩衝部材を当接音軽減のためにプラスチック材料から形成したとしても、そのプラスチック製の緩衝部材を、従来技術のように曲げ方向の力や引張り方向の力が作用する場合と比較的して、薄肉に形成することができる。
【0072】
更に、第三の発明によれば、開閉板が開閉動作中に開閉板厚さ方向へばたついたり、開閉板が風圧により開閉板厚さ方向へ撓んだりするのを、開閉板の表面又は裏面に緩衝部材の突部を接触させることで抑制することができる。
したがって、従来技術のように開閉板が直接ガイドレールに当接してしまうのを防ぐとともに、前記開閉動作中や風圧を受けた際の開閉板のばたつき音を低減することができる。
【0073】
更に、第四の発明によれば、抜止部が緩衝部材に当接する際の衝撃を緩衝部材の回動により緩和することができる。
その上、開閉板における開閉動作中のばたつきや風圧による撓みにより、開閉板の開閉方向の端部側が開閉板厚さ方向へ移動したとしても、その移動する開閉板の端部側に緩衝部材を回動させて追従させることができる。したがって、上記第三の発明のように、開閉板の表面又は裏面に突部を接触させるようにした態様においては、緩衝部材の回動により、開閉板と緩衝部材との接触状態を維持することができ、ひいては開閉板のばたつきや撓みを、一層抑制することができる。
【0074】
更に、第五の発明によれば、開閉板のばたつきや撓み、振動等に起因して、該開閉板が幅方向へ移動したとしても、一方のガイドレール内において開閉板の端縁部がガイドレール内の底部に当接する前に、他方のガイドレール内において抜止部と緩衝部材とが当接する。
したがって、開閉板の端縁部とガイドレール内の底部との当接を阻止することにより、当接音の発生や、開閉板の端部側の損傷を防止することができる。
【0075】
更に、第六の発明によれば、開閉板が風圧により厚さ方向へ押されたとしても、ガイドレールがレール受け部材から外れてしまうのを、嵌合部と被嵌合部との嵌合により防止することができる。
【0076】
更に、第七の発明によれば、二本のガイドレールを、嵌合手段により接続することで、一つの中柱用ガイドレールとして兼用させることができる。
【0077】
更に、第八の発明によれば、二本のガイドレールは、開閉板厚さ方向の一端側と他端側とのそれぞれにおいて、嵌合部により開閉板幅方向に引き離されないように嵌合される。したがって、嵌合手段により接続される二本のガイドレールを、開閉板厚さ方向における撓みの少ない頑強構造の中柱用ガイドレールとすることができる。
【0078】
更に、第九の発明によれば、中柱用ガイドレールを躯体開口部に装着する際、位置決め用係合部によって中柱用ガイドレールを容易に位置合わせすることができる。しかも、その位置決め用係合部を、中柱用ガイドレールに対する特別な加工や部材の取り付け等を要することなく、二つのガイドレールを上記嵌合手段により嵌合することで容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一の実施の形態の開閉装置を示す要部横断面図。
【図2】同第一の実施の形態において抜止部が緩衝部材に当接した状態を示す要部横断面図。
【図3】同第一の実施の形態におけるガイドレールの上端側を示す要部斜視図。
【図4】本発明に係わる第二の実施の形態の開閉装置を示す要部横断面図。
【図5】同第二の実施の形態において抜止部が緩衝部材に当接した状態を示す要部横断面図。
【図6】同第二の実施の形態におけるガイドレールの上端側を示す要部斜視図。
【図7】本発明に係わる第三の実施の形態の開閉装置において、一方のガイドレールから中柱用ガイドレールにわたる範囲を示す要部横断面図。
【図8】同第三の実施の形態における一方のガイドレール側を拡大して示す要部横断面図。
【図9】同第三の実施の形態における中柱用ガイドレールの上端側を示す要部斜視図であり、嵌合された二本のガイドレールを上下方向へずらして示している。
【図10】同第三の実施の形態を示す正面図であり、要部を切欠して示している。
【符号の説明】
10:開閉板
11a:抜止部
20,50,81:ガイドレール
22,23,52,53,81a,81b:突出部位
30,70:緩衝部材
32,72a,72b:突部
40:レール受部材
80:中柱用ガイドレール
82:嵌合手段
82a:第一嵌合部
82b:第二嵌合部
84:位置決め用係合部
84a:片半部
Claims (9)
- 開閉板を、その幅方向の端部を囲むガイドレールによって開閉方向へ案内するようにした開閉装置において、
前記開閉板の幅方向の端部側に抜止部を設け、
前記ガイドレール内には、前記開閉板が前記ガイドレールから離れる方向において前記抜止部に当接する緩衝部材を設けたことを特徴とする開閉装置。 - 上記ガイドレールの内面に、上記開閉板の表面又は裏面方向へ突出する突出部位を設けるとともに、上記緩衝部材を、上記開閉板が上記ガイドレールから離れる方向へ移動した際に上記抜止部と前記突出部位との間に挟まれるように配置したことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 上記緩衝部材に、少なくとも上記開閉板がその厚さ方向に振れた際に、その開閉板の表面又は裏面に接触させる突部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
- 上記緩衝部材は、上記ガイドレールに対して回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
- 上記開閉板を、その幅方向の一端部を囲む一方の上記ガイドレールと、同幅方向の他端部を囲む他方の上記ガイドレールとによって開閉方向へ案内するようにした開閉装置であって、
上記開閉板が前記一方のガイドレールと前記他方のガイドレールとの略中央に配置されている状態で、前記一方のガイドレール内における上記抜止部と上記緩衝部材との間隔を、前記他方のガイドレール内の底部と、該底部に最も近接する部位で且つ上記開閉板と一体的な部位との間隔よりも狭く設定してあることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。 - 上記ガイドレールに対して嵌合可能なレール受け部材を備えた開閉装置であって、
上記ガイドレールに嵌合部を設けるとともに、前記レール受け部材には前記嵌合部に嵌合可能な被嵌合部を設け、
これら嵌合部と被嵌合部とは、嵌合状態にある上記ガイドレールと前記レール受け部材とが開閉板厚さ方向へ引き離されないように嵌合することを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。 - 上記ガイドレールの外面には、他の上記ガイドレールを嵌合させる嵌合手段を備え、
該嵌合手段は、二本の上記ガイドレールを、各ガイドレールの開口部が互いに外方を向くように、且つ開閉板幅方向へ引き離されないように嵌合することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置。 - 上記嵌合手段は、少なくとも上記各ガイドレールにおける開閉板厚さ方向の両端部側の各々に、嵌合部を配設してなり、
前記各嵌合部は、他の上記ガイドレールに設けられる前記嵌合部と嵌合し合う形状に形成されていることを特徴とする請求項7記載の開閉装置。 - 上記ガイドレールは、他の上記ガイドレールと上記嵌合手段により嵌合されることで中柱用ガイドレールを構成した際に該中柱用ガイドレールの長手方向の一端部に位置決め用係合部が形成されるように、該位置決め用係合部の片半部を形成していることを特徴とする請求項7又は8記載の開閉装置。
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