JP2847237B2 - 引違い扉 - Google Patents
引違い扉Info
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- vertical frame
- door
- packing
- frame portion
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
るいはその他の小屋などに備える引違い扉に関する。
(レール)に沿って左右横方向に開閉でき、両扉を閉じ
たとき縦框部どうしが重なり合うようになっているが、
縦框部どうしの重合面間には隙間が生じて虫、塵埃、風
雨などが侵入しやすい。そこで、縦框部どうしの重合面
間にパッキンを備えて該重合面間の隙間を塞ぐようにし
たものがある(例えば、意匠登録第703352号公
報)。
弾性変形自在なひれ状片を有し、前後扉の互いに重なり
合う縦框部のうちの一方に固着されて他方の縦框部に前
記ひれ状片の先端が当接するようになっている。しか
し、かかるパッキンはひれ状片の先端が相手側の縦框部
に軽く当接する程度の長さに設定した場合は、扉と溝間
の間隙や扉寸法のばらつきなどに起因して台風時などに
扉が風荷重を受けて前後にがたつきやすく、これが原因
して前後扉の縦框部どうしの重合面間に隙間が生じるた
め、虫や風雨などの侵入を防止する本来の機能が低下す
る。かと言って、縦框部の重合面間の隙間に気密性が高
められるようにひれ状片を太長く形成して塞いだ場合
は、パッキンは扉の開閉操作時に縦框部との摺接抵抗が
大になり、開閉操作が重く、また早期に摩耗しやすい。
本発明は、このような問題を解消するためになされたも
ので、扉の開閉操作が軽快に行え、パッキンの摩耗の減
少を図れ、しかも扉ががたつく場合も虫や風雨の侵入防
止を全うできる引違い扉を提供することを目的とするも
のである。
閉自在な前扉と後扉を閉めたとき前扉の縦框部と後扉の
縦框部とが重なり合うようにした引違い扉において、前
記前扉の縦框部が後ろ向きに突設され、前記後扉の縦框
部の前面側にパッキンが取り付けられており、該パッキ
ンは、前記後扉の縦框部の前面上に縦方向に重合固着さ
れた基板部と、該基板部の左右方向一端から前方へ突設
されて前記閉状態の前扉の縦框部の後面に当接する弾性
変形自在な短ひれ状片と、該基板部の左右方向他端から
前方へ突設されて前記閉状態の前扉の縦框部の閉方向側
面と近接もしくは当接して対向する長さを持つ長ひれ状
片とを有する断面溝形に形成されていることを特徴とす
るものである。上記パッキンの基板部は、前記後扉の縦
框部の前面上に両面接着テープで接合されるとともに、
止め具で固着される。
の縦框部に軽く当接する程度に設定されていても該短ひ
れ状片によって前後扉の縦框部の重合面間の隙間が塞が
れる状態を保持されるため、扉の開閉操作が軽快に行
え、パッキンの摩耗の減少を図れる。台風時などに前後
扉が風荷重により前後にがたつくことにより前記短ひれ
状片と前扉の縦框部との間に隙間が生じ、この隙間から
風雨や虫などが侵入しても長ひれ状片により阻止されて
これ以上内部に侵入するのを防止できる。両面接着テー
プと止め具の併用によりパッキンは後扉の縦框部の前面
上に縦方向に真っ直ぐに、かつ強固に取り付けることが
できる。
を図面に基づき説明する。図2は引違い扉を備えた物置
を示しており、この物置は左右のサイドパネル1,2、
屋根パネル3、床パネル4、及び背面パネル5で前面開
口状に組み立てられ、その前面開口部に2枚の前後扉
6,7からなる引違い扉を備えている。図1は図2にお
けるA−A線断面図を示しており、この図において前後
扉6,7は物置の前面開口部に設けた前後2本の溝8
(図2参照)に沿って左右横方向に開閉でき、両扉6,
7を閉じたとき縦框部9,10どうしが重なり合うよう
になっている。図中右側の前扉6は鋼板等の金属板から
なり、その主面壁11の左端に縦框部9を後ろ向きに突
設する。その縦框部9は主面壁11の左端を後方へ直角
に屈曲した後向き壁12と、この後向き壁12の後端か
ら右側方へ直角に屈曲した後面壁13と、この後面壁1
3の右端から前方へ直角に屈曲した前向き壁14とで構
成される。図中左側の後扉7は同じく鋼板等の金属板か
らなり、その主面壁15の右端に縦框部10を後ろ向き
に突設する。その縦框部10は主面壁15の右端を後方
へ直角に屈曲した後向き壁16と、この後向き壁16の
後端から左側方へ直角に屈曲した後面壁17と、この後
面壁17の左端から前方へ直角に屈曲した前向き壁18
とで構成される。
前面側にはパッキン20が取り付けられる凹溝19が縦
方向に設けられ、この凹溝19に角形の取付孔19aが
縦方向に所定ピツチで設けられる。パッキン20は断面
溝形状に成形されたプラスチック成形品であり、硬質の
合成樹脂からなる帯状の基板部21と、軟質合成樹脂か
らなる左右の弾性変形自在な短ひれ状片22及び長ひれ
状片23とを一体に押出し成形してなる。図1におい
て、短ひれ状片22は基板部21の左端から前方へ突設
されて、先端が後扉7の開き方向に向けて曲がる断面円
弧形状で、かつ前扉6が閉じたとき縦框部9,10間の
隙間gを塞ぎ得るように縦框部9の後面壁13の後面に
弾性接当する長さに形成されている。一方、長ひれ状片
23は基板部21の右端から前方へ真っ直ぐに突設され
て、前扉6が閉じたときその縦框部9の前向き壁14の
閉方向側面14aと僅かな間隔wを置いて近接対向する
長さに形成されている。この長ひれ状片23の長さは前
記隙間g以上の長さに設定し、閉方向側面14aとのラ
ップ量dは前後扉6,7が最大にがたついたときもその
ラップ量が少しでも残るように設定している。また、前
記間隔wは前後扉6,7が最大にがたついたときにはじ
めて長ひれ状片23が閉方向側面14aに当接する寸法
に設定しているが、当初から長ひれ状片23を閉方向側
面14aに当接させておいてもよい。
21の裏面に両面接着テープ24を貼り付けてから該基
板部21及び両面接着テープ24にリベット25が通さ
れる取付孔26を縦方向に所定ピツチでプレス加工であ
ける。リベット25はポリアセタール等のプラスチック
成形品であり、角筒状の脚部27の一端に頭部28を設
け、脚部27の中途部に左右1対の弾性変形自在な逆止
爪29を設けている。
例を説明する。予め、リベット25を左右の長短ひれ状
片23,22間の正面側から基板部21の取付孔26
に、逆止爪29が基板部21の裏面側の両面接着テープ
24より後方へ突出する深さにまで通しておく。次い
で、両面接着テープ24に再剥離可能に貼りつけてある
保護紙(図示省略)を剥がしながら基板部21を後扉7
の凹溝19に両面接着テープ24を介して貼り付けて行
くと同時に、各リベット25の脚部27の先端を凹溝1
9の取付孔19aに逆止爪29の弾性変形を介して押し
込み、逆止爪29が凹溝19の裏側へ突出すると取付孔
19aに抜け止め状態に係合し、リベット25の頭部2
8と凹溝19の内面との間でパッキン20の基板部21
が挟持状態に固着される。
較的短くして順次リベット25を止め付けて行くことに
より、パッキン20の貼り付け位置が決まり易くてパッ
キン20を凹溝19に沿って容易に真っ直ぐに取り付け
ることができる。また、そのようにパッキン20は両面
接着テープ24で貼り付け、更にリベット25で固着す
るので、取り付け強度を高めることができる。両面接着
テープ24が経時的に劣化する場合もパッキン20はリ
ベット25による固着力で外れるようなことはない。後
扉7の凹溝19に縦方向に所定ピツチで列設した取付孔
19a群のうち最上段、または最下段(図示例では最下
段)の取付孔19aのみは、リベット25の脚部27の
断面形状に丁度合致する形状に形成し、その他の取付孔
19aは脚部27の断面の縦方向長さよりも長い縦長に
形成しておくことにより、予めパッキン20に取り付け
たリベット25と取付孔19aとが位置ずれを生じる場
合も、この位置ずれを取付孔19aの余裕長さで吸収で
きてリベット25を順次、確実かつ容易に止め付けて行
くことができる。
は、前後扉6,7を閉じたとき、短ひれ状片22は前扉
6の縦框部9の後面壁13の後面に弾性力で当接し、長
ひれ状片23は同縦框部9の前向き壁14の閉方向側面
14aに当接するか僅かな間隔を置いて対向する。従っ
て、常態時には、前後扉6,7の縦框部9,10の重合
面間の隙間gは短ひれ状片22によって塞がれ、その隙
間から虫、塵埃、雨などが侵入するのを防止できる。ま
た短ひれ状片22は縦框部9の後面壁13に軽く当接さ
せておくことにより、前後扉6,7の開閉操作が軽快に
行え、短ひれ状片22の摩耗損傷を軽減できる。台風時
などに前後扉6,7が風荷重により前後にがたつく場
合、短ひれ状片22と前扉6の縦框部9との間に隙間が
生じてこの隙間から虫、塵埃、風雨などが侵入しても長
ひれ状片23によって阻止され、短ひれ状片22と長ひ
れ状片23間の溝に沿って下方へ落下するため、それ以
上内部へ侵入するのを防止することができる。その長ひ
れ状片23は縦框部9の閉方向側面14aに当接するか
近接する状態に対向しているため、前後扉6,7の開閉
に伴い前扉6の縦框部9と摺接するようなことはなく、
このため摩耗損傷を受けるようなこともない。
記リベット25は取り外し可能に止め付けておいてもよ
い。リベット25に代えて、その他に、例えばビスなど
の止め具であってもよい。
片が前扉の縦框部に軽く当接する程度に設定されていて
も該短ひれ状片によって前後扉の縦框部の重合面間の隙
間が塞がれる状態が保持されるため、扉の開閉操作が軽
快に行え、パッキンの摩耗の減少を図れる。台風時など
には前後扉ががたついて短ひれ状片と前扉の縦框部との
間に隙間が生じ、この隙間から風雨や虫などが侵入する
ときは長ひれ状片によってこれより内部へ侵入するのを
阻止することができる。両面接着テープと止め具の併用
によりパッキンを後扉の縦框部の前面上に縦方向に真っ
直ぐに容易かつ強固に取り付けることができ、両面接着
テープが経時的に劣化する場合も止め具により固着され
ていて外れるようなこともなくて耐用性に優れる。
(図2におけるA−A線)の拡大断面図である。
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 左右方向に開閉自在な前扉と後扉を閉め
たとき前扉の縦框部と後扉の縦框部とが重なり合うよう
にした引違い扉において、 前記前扉の縦框部が後ろ向きに突設され、前記後扉の縦
框部の前面側にパッキンが取り付けられており、 前記パッキンは、前記後扉の縦框部の前面上に縦方向に
重合固着された基板部と、該基板部の左右方向一端から
前方へ突設されて前記閉状態の前扉の縦框部の後面に当
接する弾性変形自在な短ひれ状片と、該基板部の左右方
向他端から前方へ突設されて前記閉状態の前扉の縦框部
の閉方向側面と近接もしくは当接して対向する長さを持
つ長ひれ状片とを有する断面溝形に形成されていること
を特徴とする引違い扉。 - 【請求項2】 前記パッキンの基板部が、前記後扉の縦
框部の前面上に両面接着テープで接合されるとともに、
止め具で固着されている請求項1記載の引違い扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34326195A JP2847237B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 引違い扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34326195A JP2847237B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 引違い扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09184376A JPH09184376A (ja) | 1997-07-15 |
JP2847237B2 true JP2847237B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=18360166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34326195A Expired - Fee Related JP2847237B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 引違い扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847237B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34326195A patent/JP2847237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09184376A (ja) | 1997-07-15 |
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