JP3166604B2 - スライド窓構造 - Google Patents

スライド窓構造

Info

Publication number
JP3166604B2
JP3166604B2 JP08934796A JP8934796A JP3166604B2 JP 3166604 B2 JP3166604 B2 JP 3166604B2 JP 08934796 A JP08934796 A JP 08934796A JP 8934796 A JP8934796 A JP 8934796A JP 3166604 B2 JP3166604 B2 JP 3166604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
sliding
window glass
sliding window
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08934796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09277824A (ja
Inventor
文彦 杉原
裕之 京
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP08934796A priority Critical patent/JP3166604B2/ja
Publication of JPH09277824A publication Critical patent/JPH09277824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3166604B2 publication Critical patent/JP3166604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスライド式の窓ガラ
スを用いて窓を開閉操作するようにしたスライド窓構造
に関し、特に、窓の開閉部材である窓ガラスの開度をス
トッパで規制するようにしたスライド窓構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の基体に設けられた窓をスライド
式の窓ガラスで開閉するようにしたスライド窓構造が知
られている。このスライド窓構造の内、特に、窓開口を
囲む窓枠の上下に案内溝を配設し、同上下の案内溝に沿
ってスライド式の窓ガラスを横方向に摺動作動するもの
では、窓ガラスの開度規制を行うのに案内溝に突出する
ストッパを使用するものが多い。例えば、図15に示す
車両用の窓100は、その窓開口を囲む窓枠200の上
下サッシュ300,400に内外ランチャンネル80
0,900(図17参照)で形成された案内溝を設けて
おり、内外窓ガラス500,600に操作力pを作用さ
せることにより、同内外窓ガラスを横方向に摺動作動で
きる。ここで、内窓ガラス500は前方Fに摺動した際
に、ストッパ700に当接することによって全開位置
(図16に実線で示した位置)に停止することとなる。
【0003】更に、実開平6−61528号公報にはウ
インドウサッシュ内の案内溝にスライドウインドウガラ
スを摺動可能に配し、同案内溝内に矩形のストッパを突
出させ、同ストッパをウインドウサッシュにねじ止めし
た構造が開示される。更に、特公平3−13045号公
報には矩形窓枠内に引き違い窓ガラスを摺動可能に配
し、その内外窓ガラス間のセンタサッシュと内外ロック
機構との干渉を排除できるよう内窓ガラス前端に突出部
を設けた構造が開示される。ここでは、この前端突出部
が縦枠に当接することにより内窓ガラスの全開位置が規
制されるよう構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15に示
す車両用の窓100において、その内窓ガラス500を
全開させるよう前方Fに摺動させたとすると、図16
示すように、その内窓ガラス500が全開位置に達して
ストッパ700に当接することとなるが、その際、内窓
ガラス500はその摺動に伴う慣性力を保持する。この
ため、図16に2点鎖線で示したように、ストッパ70
0に当接した内窓ガラス500は、その慣性力に応じて
ストッパ700との接触点bを中心に回動r変位し、下
部前端501が浮き上がり方向に、下部後端502が下
方に押し付けられるようそれぞれ変位する。特に、下部
後端502が下方に押しつけられると(図17参照)、
その下部後端502が内ランチャンネル800に食い込
むような挙動をし、後方に戻そうとするときもポイント
aにてランチャンネルをかじるような挙動を示す。この
ため、樹脂製の内ランチャンネル800の底面に傷が付
き易くなり、内ランチャンネル800の耐久性が低下
し、内窓ガラス5の円滑な摺動作動に問題を生じること
と成る。
【0005】一方、実開平6−61528号公報の矩形
のストッパや、特公平3−13045号公報の窓ガラス
前端の突出部を用いた場合は、スライドする窓ガラスが
全開位置でストッパに当接すると、同窓ガラスの慣性力
により後部上端が浮き上がり、窓枠上部の摺動溝に押し
つけられ、同摺動溝のランチャンネルに傷が付き易くな
り、この場合も、耐久性の低下や窓ガラスの摺動不良と
いう問題を生じている。
【0006】本発明の目的は、スライドする窓ガラスの
ストッパ当接時の回動変位を抑え、この窓ガラスの回動
端部によるランチャンネルの損傷や、窓ガラスの摺動不
良という問題の発生を防止できるスライド窓構造を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、窓枠の案内溝に取付けられる
ランチャンネル内を摺動移行するスライド窓ガラスが開
放位置に達した時点て停止させる停止位置決め装置を具
備するスライド窓構造において、上記停止位置決め装置
は、上記スライド窓ガラスが開放位置において上記窓枠
に設けられる当接部位と上記スライド窓ガラスの当接部
位とが互いに当接する当たり面を備え、上記当接部位を
窓の上下方向端部に形成し、上記当たり面を上記摺動移
行する方向に向かって上記窓の上下方向中央に指向する
傾斜状に形成したことを特徴とする。請求項2の発明
は、請求項1記載のスライド窓構造において,上記停止
位置決め装置の上記当接部位を窓の上方向端部に形成
し、上記当たり面を上記摺動移行する方向に向かって降
下する傾斜状に形成したことを特徴とする。請求項3の
発明は、請求項1または請求項2記載のスライド窓構造
において、上記当たり面に当接する上記スライド窓ガラ
スの上記当接部位は、上記当たり面と同一の傾斜角に形
成されることを待徴とする。
【0008】このとき、上記停止位置決め装置は、上記
窓枠の上部及び上記スライド窓ガラスの上部側、または
上記窓枠の下部及び上記スライド窓ガラスの下部側に配
設されるようにしても良い。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項l記載の
スライド窓構造において、上記停止位置決め装置の上記
当接部位を窓の上方向端部に形成し、上記当たり面を上
記摺動移行する方向に向かって降下する傾斜状に形成し
たことを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2記載のスライド窓構造において、上記当たり
面に当接する上記スライド窓ガラスの上記当接部位は、
上記当たり面と同一の傾斜角に形成されることを待徴と
する。
【0010】
【実施の形態】図1には本発明の適用されたスライド窓
構造を示した。このスライド窓構造は、オフロードカー
(図2参照)1のドアDに装着される。このドアDはド
アパネル2とその上部に取り付け支持された窓枠3とを
備え、この窓枠3にスライド窓構造が配設されるが、こ
こではこの窓枠3に先立ちドアパネル2の説明をする。
ドアパネル2はその前部(図1中左側)が車体基部であ
る前部ピラ(図示しない)の縦壁にヒンジ結合され、図
示しないロック装置の解除時に後部(図1中右端)が回
動端として回動でき、インナ及びアウタパネル4,5
(図1,図3参照)から構成される。この内、インナパ
ネル4は図3に示すように、中央開口401を備える主
部402と主部より屈曲して延出する前後縦壁403,
404及び低壁405とで形成される。
【0011】ここで、図13に示すように、前縦壁40
3には、その内面に対しヒンジリンフォース9が上下に
長く連続して一体接合されている。しかも、ヒンジリン
フォース9上の上部側に2枚の折曲補強板10,11が
溶接され、これによって縦方向に長い前差し込み穴12
が形成される。図14に示すように、インナパネル4の
後縦壁404の上部には、その内面に対し2枚の折曲補
強板15,16が溶接され、これによって縦方向に長い
後差し込み穴17が形成される。図7に示すように、イ
ンナパネル4の主部402上であって、前後方向Xにお
ける中間位置には車室対向面Frが形成される。アウタ
パネル5は図7に示すように、主部501と主部の上部
より屈曲してドア厚に近い幅だけ延出する上縁部502
と、同上縁部より更に下方に折り返されて延出する重合
部503とを備える。しかも、上縁部502の外側縁に
は後述の表下端縁331を収容する凹状段部24が形成
されている。
【0012】ドアパネル2の上部に着脱可能に取り付け
られる窓枠3は、図1、図3に示すように、額縁状を成
し、その底部側には下方に向けて前後連結部材13,2
0及び中間部連結部材21が延出形成される。前部連結
部材13は、図3、図13に示すように、窓枠3の前部
より下方に延出する棒状ブラケットであり、ドアパネル
側の前後方向Xにおける前端側の前差し込み穴12に嵌
挿され、互いをボルト14で締め付けできる。後部連結
部材20は、図3、図14に示すように、窓枠3の後部
より下方に延出する棒状ブラケットであり、ドアパネル
側の前後方向Xにおける後端側の後差し込み穴17に嵌
挿され、互いをボルト14で締め付けできる。中間部連
結部材21は図1、図7に示すように、窓枠3の中間部
より下方に延出する折曲片状ブラケットであり、ドアパ
ネル側の主部402の車室対向面Frに面接触可能に形
成され、主部402のウエルドナット22にボルト14
を螺着させ互いを締め付けできる。
【0013】なお、前部連結部材13及び後部連結部材
20の内部にはそれぞれウエルドナット(図示せず)が
溶着され、これらにボルト14が螺着することにより前
部連結部材13及び後部連結部材20がドアパネル側に
連結される。更に、図14に2点鎖線で示す符号43は
ウエザストリップを示し、インナパネル4の後縦壁40
4に離脱不可に接合される。更に、図14中の符号18
はリアピラを示し、符号19はリアピラにより形成され
るドア開口の縁部に装着されるウエルトを示す。このよ
うなドアパネル2の上部に連結される窓枠3は前後サッ
シュ30,31と、上サッシュ32と、下部サッシュ3
3とで形成される。
【0014】これら各サッシュ30〜33の外周縁は図
示しない車体側のドア開口形成壁に所定すきまを保って
対向するように形成され、両者のすきまはドア開口形成
壁側の図示しないウエザストリップにより閉鎖される。
なお、図3、図7に示すように、下部サッシュ33はア
ウタパネル側の上縁部403に所定隙間を保って対向す
るように折曲形成され、両者の隙間は断面矩形状のウエ
ザストリップ23により閉鎖される。しかも、下部サッ
シュ33の外側下部は、図7に示すように、凹状段部2
4に嵌合するような表下端縁331を延出形成してい
る。この表下端縁331によって凹状段部24の奥のウ
エザストリップ23等を覆うことが出来、見栄えの向上
を図れる。額縁状の窓枠3の内側面には、図5、図7、
図9に示すように、内外一対の案内溝である凹部が並列
状に連続形成され、その内外一対の凹部には内外ランチ
ャンネル34,35が嵌着される。
【0015】ここでの内外ランチャンネル34,35は
図7に示すように互いの突合せ部eが結合され、一体化
されている。内外ランチャンネル34,35は一対の窓
ガラス28,29を前後方向Xに摺動可能に支持し、特
に、一対の窓ガラス28,29の周縁部と窓枠本体27
側との間のがたを排除し、気密性を確保するようにして
いる。なお、図1、図3に示すように、一対の窓ガラス
28,29は窓枠3により囲まれた窓Wを閉鎖し、開放
できるようにその形状が窓枠3に沿った形状を成すよう
に設定されている。窓枠3の前サッシュ30は図1に示
すように、上傾斜部301と縦部302とで成る。上傾
斜部301の上端近傍には停止位置決め装置の窓枠側の
当接部位が配備され、これは内窓ガラス28側の後述の
当接部位と共同し、内窓ガラス28の全開位置Q2(図
6参照)を規制する。
【0016】停止位置決め装置の窓枠側の当接部位は、
図4、図5に示すように、上傾斜部301の上端近傍部
分にビス46で固定されるストッパ45で構成され、同
部位に内窓ガラス28の当接部位である前端側上端部が
当接する様に構成される。ここでストッパ45は直方体
の樹脂成形品であり、内窓ガラス28よりやや厚く、長
手方向に所定幅bを有し、内ランチャンネル34の一部
に組み込まれる。特に、このストッパ45は内窓ガラス
28との当たり面f1が下向き傾斜面として形成され
る。これに対し、停止位置決め装置の内窓ガラス28側
の当接部位はその前端側の上端部で構成され、その部位
に当たり面f2が形成される。しかも、ストッパ45側
の当たり面f1と内窓ガラス28側の当たり面f2とは
同一の傾斜角αに形成され、互いに所定幅bの範囲で面
接触するように構成される。
【0017】この一対の窓ガラス28,29の互いの中
央側重合部には、図1、図10に示すように、センタサ
ッシュ36が配備される。ここで、センタサッシュ36
の内外対向面には複数の水きりチャンネル37が装着さ
れ、これら複数の水きりチャンネル37が一対の窓ガラ
ス28,29間のシール性を確保している。なお、セン
タサッシュ36はその上端部を図12に示すように、ブ
ラケット38を介し上サッシュ32にビス39によって
締付固定される。これと同様にセンタサッシュ36の下
端部もビス止めされる。なお、窓枠3の組付け時には上
サッシュ32と下部サッシュ33とを上下に引き離し、
弾性変形させた上で各窓ガラス28,29を順次組み込
み、次いで、センタサッシュ36が介装され、その上下
端が上サッシュ32と下部サッシュ33にそれぞれ締付
固定されることとなる。図1に示すように、内外窓ガラ
ス28,29の各前端側には内外ロック装置41,42
が装着される。
【0018】図8,図9に示すように、外窓ガラス29
の前端近傍に外ロック装置42が設けられる。この外ロ
ック装置42は前サッシュ30の縦部302の内側面に
一体結合される係合穴421の形成されたキャッチ部材
422と、外窓ガラス29の内側面に一体結合されるフ
ック受け423及び同フック受けをヒンジピン424を
介しヒンジ結合するフック部材425とを備える。この
内、フック部材425は係合穴421に係合可能に形成
される。しかも、フック部材425は図示しないバネに
より係合方向に弾性付勢されており、フック部材425
と一体の把持部426をフック受け423の突端427
側に引き操作することによりフック部材425をキャッ
チ部材422より離脱可能に形成される。
【0019】一方、内窓ガラス28の前端近傍位置(図
11において右側が前方向)に内ロック装置41が装着
される。内ロック装置41は外ロック装置42とほぼ同
様の構成を取り重複部分の説明を略す。ここで相違する
点は、下部サッシュ33側より上向きに突出すると共に
係合穴411が形成された片状のキャッチ部材412を
備え、このキャッチ部材412に対し、その前側(図1
1中右側)にフック受け413、ヒンジピン414、フ
ック部材415等を配したという点が相違する。このよ
うなスライド窓構造における内外窓ガラス28,29の
摺動作動を説明する。
【0020】図1、図6に示すように、窓Wの全閉時に
おいて、全閉位置P1の外窓ガラス29はその前端側を
前サッシュ30に当接し、全閉位置Q1の内窓ガラス2
8はその後端側を後サッシュ31に当接する。この場
合、外ロック装置42のフック部材425がキャッチ部
材422の係合穴421に係止され、内ロック装置41
のフック部材415がキャッチ部材412の係合穴41
1に係止され、内外窓ガラス28,29が全閉状態でロ
ックされる。一方、外窓ガラス29の全開時には、外ロ
ック装置42のフック部材425を回動操作してキャッ
チ部材422の係合穴421より外し、更に、フック受
け423に後向き(図6において右方向)の操作力を作
用させ、外窓ガラス29を全開位置P2に摺動させ、保
持できる。
【0021】内窓ガラス28の全開時には、内ロック装
置41のフック部材415を回動操作してキャッチ部材
412の係合穴411より外し、更に、フック受け41
3に前向き(図6において左方向)の操作力を作用さ
せ、内窓ガラス28を全開位置Q2に摺動させ、保持で
きる。内窓ガラス28が全開位置Q2に達してストッパ
45に当接する場合、図4に示すように、ストッパ45
側の当たり面f1が下向き面であり、内窓ガラス28側
の当たり面f2が上向き面であることより、内窓ガラス
28はその開放操作時の慣性力と当たり面f2の作用に
基づきストッパ45の当たり面f1に当接した際に下方
に沈むように変位し、停止する。
【0022】即ち、図4に示すように、内窓ガラス28
がストッパ45に当接した時点において、内窓ガラス2
8側の当たり面f2には操作力Fに対する反力Pの下向
き分力P’(=P×sinα×cosα)が働き、内窓ガラス
28側の当たり面f2はストッパ45の当たり面f1よ
り下方に押圧され、その際、内窓ガラス28の下端縁が
一様に内ランチャンネル34側に押圧される。このた
め、従来のようにストッパとの当接位置を中心として窓
ガラスの後端部側が回動変位し(図17参照)、窓ガラ
スの端部が樹脂性のランチャンネルに部分的に強く押圧
されて食い込み、傷を付け、ランチャンネルの耐久性を
低下させたり、窓ガラスの円滑な摺動作動に問題を生じ
させるということを確実に防止できる。
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明では、停
止位置決め装置を成す窓ガラス側の当接部位と窓枠側の
当接部位とが互いに当接する当たり面が、スライド窓ガ
ラスの掘動移行する方向に向かって窓の上下方向中央に
指向する領斜状に形成されるので、スライド窓カラスが
開放操作時の慣性力で窓枠側の当接部位に当接した際
に、窓枠側の当接部位の当たり面に窓ガラス側の当接部
位の当たり面が上下方向中央側に押圧されるように変位
して停止でき、その際、窓ガラスの回動作用を打ち消
し、窓ガラスの下端縁が一様にランチャンネルに食い込
み、傷をつけるというようなことを防止出来、ランチャ
ンネルの耐久性の低下や窓ガラスの摺動不良といった不
具合の発生を確実に防止できる。また、請求項2の発明
では、停止位置決め装置を成す窓ガラス側の当接部位と
窓枠側の当接部位とが互いに当接する当たり面が窓の上
方向端部に位置し、スライド窓ガラスの摺動移行する方
向に向かって降下する傾斜状に形成されるので、スライ
ド窓カラスが開放操作時の慣性力で窓枠側の当接部位に
当接した際に、窓枠側の当撰部位の当たり面に窓ガラス
側の当接部位の当たり面が下方に押圧されるように変位
して停止でき、その際、窓ガラスの回動作用を打ち消
し、窓ガラスの下端縁が一様にランチャンネルに押圧さ
れるようになる。このため、窓ガラスの摺動方向におけ
る後端縁が部分的にランチャンネルに食い込み、傷をつ
けるというようなことを防止でき、ランチャンネルの耐
久性の低下や窓ガラスの摺動不良といった不具合の発生
を確実に防止できる。また、請求項3の発明では、上記
スライド窓ガラスの上記当接部位と上記当たり面とが同
一の傾斜角に形成されるので、両面が一様に当接でき、
偏摩耗を抑え、スムーズにストッパ機能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されたスライド窓構造を装備した
ドアの概略側面図である。
【図2】図1のドアを装備するオフロードカーの斜視図
である。
【図3】図1のスライド窓構造の装備される窓枠、一対
の窓ガラス、インナパネル等の分解斜視図である。
【図4】図1のスライド窓構造における内窓ガラスとス
トッパとの当接状態の説明図である。
【図5】図1のB−B線拡大断面図である。
【図6】図1のスライド窓構造における窓ガラスの摺動
位置説明図である。
【図7】図1のA−A線拡大断面図である。
【図8】図1のスライド窓構造で用いる外ロック装置の
拡大側面図である。
【図9】図1のスライド窓構造で用いる外ロック装置の
平断面図である。
【図10】図1のC−C線拡大断面図である。
【図11】図1のスライド窓構造で用いる内ロック装置
の拡大斜視図である。
【図12】図1のD−D線拡大断面図である。
【図13】図1のE−E線拡大断面図である。
【図14】図1のF−F線拡大断面図である。
【図15】従来のスライド窓構造の側面図である。
【図16】図15のスライド窓構造における窓ガラスの
ストッパ当接時の作動状態説明図である。
【図17】図16のZ−Z線拡大断面図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠の案内溝に取付けられるランチャンネ
    ル内を摺動移行するスライド窓ガラスが開放位置に達し
    た時点て停止させる停止位置決め装置を具備するスライ
    ド窓構造において、 上記停止位置決め装置は、上記スライド窓ガラスが開放
    位置において上記窓枠に設けられる当接部位と上記スラ
    イド窓ガラスの当接部位とが互いに当接する当たり面を
    備え、上記当接部位を窓の上下方向端部に形成し、上記
    当たり面を上記摺動移行する方向に向かって上記窓の上
    下方向中央に指向する傾斜状に形成したことを特徴とす
    るスライド窓構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスライド窓構造において,
    上記停止位置決め装置の上記当接部位を窓の上方向端部
    に形成し、上記当たり面を上記摺動移行する方向に向か
    って降下する傾斜状に形成したことを特徴とするスライ
    ド窓構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のスライド窓
    構造において、上記当たり面に当接する上記スライド窓
    ガラスの上記当接部位は、上記当たり面と同一の傾斜角
    に形成されることを待徴とするスライド窓構造。
JP08934796A 1996-04-11 1996-04-11 スライド窓構造 Expired - Fee Related JP3166604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08934796A JP3166604B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 スライド窓構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08934796A JP3166604B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 スライド窓構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09277824A JPH09277824A (ja) 1997-10-28
JP3166604B2 true JP3166604B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=13968185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08934796A Expired - Fee Related JP3166604B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 スライド窓構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3166604B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088328A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 株式会社レニアス 車両用引き違い窓サッシュ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09277824A (ja) 1997-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7810879B2 (en) Vehicle sun roof system
US11383588B2 (en) Vehicle side structure
JP4164112B2 (ja) サンルーフ装置におけるストッパ構造
JP4722262B2 (ja) 乗物用オープンルーフ構造
JP6001304B2 (ja) サンルーフ装置
US6681448B2 (en) Hinge assembly for a vehicle door
EP2436545B1 (en) Roof apparatus for vehicle
JPS61211128A (ja) 自動車用開き屋根組立体
JP4465000B2 (ja) サンルーフ装置
JPH08170871A (ja) 冷蔵庫
JP3166604B2 (ja) スライド窓構造
JP3284894B2 (ja) 車両のスライドドア装置
JPH02120487A (ja) 扉の走行案内装置
JPS5989222A (ja) 自動車用スライドル−フ組立体
JP2609980B2 (ja) 扉等の開閉装置
JPH0622580Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置
JP7347319B2 (ja) 車両用ドアロック構造
JP4639646B2 (ja) スライドドア装置
JP4264797B2 (ja) 車体のシール構造
JP3882534B2 (ja) 車両用ドアのグラスラン取付構造
JP2009083669A (ja) スイングスライドドアのカバー構造
JP3173939B2 (ja) 運転キャビンのスライド窓支持構造
JP2012224176A (ja) 車両用ドア装置
JPH0125081Y2 (ja)
JPH0625376Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010206

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090309

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090309

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees