JP2004187759A - リクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑な作動が得られるリクライニング装置を提供することを課題とする。
【解決手段】外周面には外歯31bが形成される外歯歯車31と、外歯歯車31の外歯31bに噛み合い、内歯32bが刻設される内歯歯車32と、外歯歯車31に形成され、内歯歯車32に向かって延びる円筒部31fに、回転可能に支持されるシャフト33と、円筒部31fの回りを移動可能に設けられ、内歯32bと外歯31bの噛み合いを保持する楔状部材35、36と、内歯32bと外歯31bとが噛み合う方向に楔状部材35,36を付勢するスプリング(付勢部材)37と、楔状部材35,36をスプリング37の付勢力に抗して押し、外歯31bと内歯32bとの噛み合い位置を変えるフランジ部(ストライカ)33fとを有するリクライニング装置において、楔状部材35,36に、円筒部31fの先端面に当接可能なひれ部35e、36eを形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周面には外歯が形成され、シートクッション側又はシートバック側の何れか一方の側に設けられる外歯歯車と、該外歯歯車の外歯に噛み合い、前記外歯よりも歯数が多い内歯が刻設され、シートクッション側又はシートバック側の他方の側に設けられる内歯歯車と、前記内歯歯車、前記外歯歯車のいずれか一方に形成され、他方に向かって延びる円筒部に、回転可能に支持されるシャフトと、前記円筒部の回りを移動可能に設けられ、前記外歯歯車の外歯と前記内歯歯車の内歯の噛み合いを保持する楔状部材と、前記内歯歯車の内歯と前記外歯歯車の外歯とが噛み合う方向に前記楔状部材を付勢する付勢部材と、前記楔状部材を前記付勢手段の付勢力に抗して押し、前記外歯歯車の外歯と前記内歯歯車の内歯との噛み合い位置を変えるストライカとを有するリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリクライニング装置の分解斜視図である図11、図11のリクライニング装置を組付け、図11のD方向から見た図である図12を用いて説明する。
【0003】
これらの図において、シートクッション側に設けられるギアプレート(内歯歯車)1001のほぼ中央部分に内歯1012が形成されている。内歯1012の中央には、バーリング部(円筒部)1013が成形されている。
【0004】
一方、シートバック側に設けられるアッパアーム(外歯歯車)1002には、外歯1022が形成されている。ギアプレート1001の内歯1012の歯数に対して、アッパアーム1002の外歯1022の歯数は、僅かに少なく設定されている。また、アッパアーム1002の外歯22の突出部の中心部には枢軸穴1024を有し、枢軸穴1024の周囲には外歯1022の突出方向と反対側に起立するように成形されたバーリング部1025が成形されている。
【0005】
ギアプレート1001の内歯1012とアッパアーム1002の外歯1022とはそれぞれ一部分(図12の上部)の歯で噛合っている。
【0006】
この噛み合いは、ギアプレート1001のバーリング部1013の上に配置された2個の楔状部材1007と、この2個の楔状部材1007の相互の間隔を広げるように力を及ぼすスプリング1009の作用によって、アッパアーム1002の枢軸穴1024内にバーリング部1025と同じ端面となるように圧入勘合されているリング1023を図12の上方に持ち上げることによってガタが無く噛み合いを維持している。
【0007】
2個の楔状部材1007は、概略リング形状の一部を切り出した湾曲した片状を呈し、2個の互いに近い部分ほどその厚さが厚くなる楔形状に成形されている。そして、図12で示される状態の例では、バーリング部1013の外周部の概略半周分を覆うように配置され、さらに楔状部材1007の相互間には隙間1085が設けられ、この隙間1085を広げるように作用するスプリング1009が取り付けられている。隙間1085が広げられると、2個の楔状部材1007の楔効果でアッパアーム1002の外歯1022がギアプレート1001の内歯1012に強く押し付けられガタの無い噛み合いを実現する構成となっている。
【0008】
ギアプレート1001のバーリング部1013にはシャフト1006が回転自在に貫通している。シャフト1006の長さ方向のほぼ中央部には、円板平面状の一部を径方向開放するように切り欠いた扇形状を有するカム部1066が形成されている。一方、上述の2個の楔状部材1007の端面部からは、突起部1071が枢軸穴1024のバーリング部1025およびリング1023の端面より突出するように形成されている。そして、カム部1066の切欠部分の端面1066aがシャフト1006が回転すると、いずれかの突起部1071に当接して、スプリング1009の力に抗して2個の楔状部材1007の隙間1085を狭くするように移動させることができる。その逆の回転で他方の楔状部材1007を移動させ、同様に隙間1085を狭くするように移動させることができるように構成されている。
【0009】
リクライニング装置として、組み付け状態にするために、シャフト1006のギアプレート1001側はワッシャ1063を介して止め輪1064をシャフト1006の円周上の溝に係止させ、さらにシャフト1006のアッパアーム1002側上にはスプリング1009を押さえる機能を持つカバー1081が取り付けられ止め輪1062で係止されている。
【0010】
次に、上記構成のクライニング装置の角度調整作動を説明する。上述のように、カム部1066の端面1066aといずれかの突起部1071との当接によって、スプリング1009の力に抗して2個の楔状部材1007の隙間1085を狭くするように移動させられると、楔状部材1007によって押し付けられ生じているギアプレート1001のバーリング部1013の中心と、アッパアーム1002に圧入されているリング1023の中心とのオフセット(偏心量)は減少する。この状態でさらに、シャフト1006を回転させると、双方の突起部1071同士が接触し、シャフト1006と同一の方向に回転する。この楔状部材1007の回転によって、ギアプレート1001の内歯1012とアッパアーム1002の外歯1022の噛み合い位置が順次回転し、1回転するごとに双方の歯数の差分の角度に相当するクライニング装置の調整角度が得られる(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−340154号公報(第3頁、第4頁、図3、図4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のリクライニング装置において、以下のような問題点がある。図12の切断線E−Eでの断面図である図13に示すように、ギアプレート1001に振動等により荷重が作用すると、ギアプレート1001のバーリング部1013から楔状部材1007へ作用する力Fの作用点と、アッパアーム1002からの楔状部材1007へ作用する反力F′の作用点が異なる。したがって、楔状部材1007には、矢印C方向のモーメントが発生し、楔状部材1007がバーリング部1013方向に傾き、アッパアーム1002とギアプレート1001とが離れる方向に移動しようとする。
【0013】
このため、ギアプレート1001の内歯1012とアッパアーム1002の外歯1022との噛み合いが悪くなる。
【0014】
手動によりシャフト1006を回転させる場合には、大きな操作力が必要となり、モータによりシャフト1006を駆動する場合は、モータの負荷が大きくなり、角度調整スピードが落ちたり、モータから異音が発生したりする。
【0015】
このように、円滑な作動が得られない問題点がある。
【0016】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、円滑な作動が得られるリクライニング装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、外周面には外歯が形成され、シートクッション側又はシートバック側の何れか一方の側に設けられる外歯歯車と、該外歯歯車の外歯に噛み合い、前記外歯よりも歯数が多い内歯が刻設され、シートクッション側又はシートバック側の他方の側に設けられる内歯歯車と、前記内歯歯車、前記外歯歯車のいずれか一方に形成され、他方に向かって延びる円筒部に、回転可能に支持されるシャフトと、前記円筒部の回りを移動可能に設けられ、前記外歯歯車の外歯と前記内歯歯車の内歯の噛み合いを保持する楔状部材と、前記内歯歯車の内歯と前記外歯歯車の外歯とが噛み合う方向に前記楔状部材を付勢する付勢部材と、前記楔状部材を前記付勢手段の付勢力に抗して押し、前記外歯歯車の外歯と前記内歯歯車の内歯との噛み合い位置を変えるストライカとを有するリクライニング装置において、前記楔状部材に、前記円筒部の先端面に当接可能なひれ部を形成したことを特徴とするリクライニング装置である。
【0018】
外歯歯車、内歯歯車のいずれかに荷重が作用し、楔状部材が円筒部方向に傾むこうとすると、楔状部材に形成されたひれ部が円筒部の先端面に当接し、楔状部材が傾かない。
【0019】
よって、外歯歯車の外歯と、内歯歯車の内歯との噛み合いが変化せず、円滑な作動が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。図1〜図5において、ロアアーム10は、シートクッションのフレームである。特に図5に示すように、このロアアーム10における、シートバックの傾動中心位置(シートバックの傾動中心軸と交差する部位)の周囲には、複数(6個)の嵌合穴11が同一円周上に位置するよう穿設されている。
【0021】
アッパアーム20は、シートバックのフレームである。特に図5に示すように、このアッパアーム20における、シートバックの傾動中心位置(シートバックの傾動中心軸と交差する部位)の周囲には、複数(6個)の嵌合穴21が同一円周上に位置するように穿設されている。
【0022】
歯車機構30は、特に図1に示すように、ロアアーム10とアッパアーム20との間に装着され、アッパアーム20の傾斜角を調整するもので、この歯車機構30内の外歯歯車31と内歯歯車32に、ロアアーム10の嵌合穴11とアッパアーム20の嵌合穴21とに嵌合する複数の円柱状突起31a,32aが設けられている。
【0023】
外歯歯車31は、図6に示すように略円板状をしており、外周面には外歯31bが形成され、中央には、内歯歯車32方向に延びる円筒部31fが形成されている。そして、外歯歯車31は、側面に形成された複数(6個)の突起31aをロアアーム10の嵌合穴11に嵌入することで位置決めがなされ、この位置決め後、ロアアーム10に溶接される。
【0024】
内歯歯車32も、図7に示すように略円板状をしている。内歯歯車32には、外歯歯車31の外歯31bよりも歯数が少なくとも一つ多く形成された、外歯31bと内接する内歯32bが刻設されている。又、内歯歯車32の中央には、円形の貫通穴32fが穿設されている。内歯歯車32は、側面の複数(6個)の円柱状突起32aをアッパアーム20の嵌合穴21に嵌入することで位置決めがなされ、この位置決め後、アッパアーム20に溶接される。
【0025】
外歯歯車31と内歯歯車32の対向面の内、外歯歯車31の対向面には、略円弧状の空間が生じるように凹部31cが形成され、内歯歯車32の対向面には、凹部31c内に突出した凸部32cが形成されている。歯車機構30内の内歯歯車32は、シートバックの傾斜角を調整するものであるから、当然、外歯歯車31に対して回動するが、その回動範囲を一定範囲内に規制する必要もある。この回動規制用ストッパとして機能するものが、上記凹部31cと凸部32cであり、凹部31cの側壁31dに凸部32cを当接させることで、内歯歯車32の回動を一定範囲内に規制している。
【0026】
外歯歯車31の円筒部31fには、図8に示すようなフランジ付きの回転シャフト33の首部33aが回転自在に嵌入されている。回転シャフト33は頭部33f、フランジ部(ストライカ)33b、首部33a、首部33aに形成された環状溝33d、図示しないギアが取り付けられる第1セレーション部33i、他方の側のリクライニング装置の回転シャフトに回転を伝達する連結ロッド(図示せず)が取り付けられる第2セレーション部33jが形成されている。フランジ部33bには、円弧状の切り欠き部33cが形成されている。回転シャフト33は、シートバックの傾斜角の調整時に回転駆動されるものである。
【0027】
又、内歯歯車32の貫通穴32fには、耐摩耗性に優れた円筒部形のブッシュ34が嵌め込まれ、固定されている。更に、ブッシュ34の内筒面と外歯歯車31の円筒部31fの外筒面との間には、両者に接触するように、一対の楔状部材35、36が挿入されている。さらに、外歯歯車31の円筒部31fの内周面と回転シャフト33の首部33aとの間にも、耐摩耗性に優れた円筒部形のブッシュ51が嵌め込まれている。
【0028】
楔状部材35、36は面対称の形状を有するもので、楔状部材36の形状を図9に示した。楔状部材35、36の内筒面35a、36aは、外歯歯車31の円筒部31fの外筒面の外径と略同一の内径を有し、楔状部材35、36の外筒面35b、36bは、ブッシュ34の内径と略同一の外径を有している。楔状部材35、36の内筒面35a、36aと外筒面35b、36aは、その中心軸が一致していないことにより、肉厚が楔状に変化している。
【0029】
さらに、楔状部材35、36には、外歯歯車31の円筒部31fの先端面に当接可能なひれ部35e、36eが形成されている。
【0030】
図2に示すように楔状部材35の薄肉側の側端面35cと、楔状部材36の薄肉側の側端面36cとの空間内に、回転シャフト33のフランジ部33bが張り出している。このため、回転シャフト33が図2において反時計方向に回転すると、回転シャフト33の切り欠き部33cの側壁33gが、楔状部材35の側端面35cに当接し、逆に、回転シャフト33が図2において時計方向に回転すると、回転シャフト33の切り欠き部33cの側壁33hが、反対側の楔状部材36の側端面36cに当接するようになっている。
【0031】
楔状部材35、36は、厚肉側が対向するように、ブッシュ34の内筒面と外歯歯車31の円筒部31fの外筒面との間に配置され、外歯歯車31に対して内歯歯車32を偏心させ、外歯31bに内歯32bを噛合させるものである。この楔状部材35、36により、回転シャフト33は、後述のように、内歯32bと外歯31bを噛み合わせ、外歯歯車31及び内歯歯車32の何れか一方を他方の歯車軸を中心に公転させることができる。楔状部材35、36は、図10に示すような弾性部材としてのスプリング37から互い離反する方向の付勢力を受けている。
【0032】
このスプリング37は、1ターンの環状部分37aと、この環状部分37aから立ち上がった端部37b,37cからなり、環状部分37aは、外歯歯車31の凹部31cの内側に連設された環状の空間内に収納されている。又、端部37bは、楔状部材35の厚肉側の側端面に形成された溝部35dに係止され、端部37cは、楔状部材36の厚肉側の側端面に形成された溝部36dに係止されている。
【0033】
円筒部状の押さえ部材38は、内歯歯車32の外周面に嵌合しており、且つ、その両端部は中心軸側に突出され、外歯歯車31と内歯歯車32を挟んでいる。これにより、外歯歯車31と内歯歯車32とが軸方向に離れることを規制できる。尚、回転シャフト33の環状溝33dには、抜け止め用のリング39が係止されている。
【0034】
次の、上記実施の形態例の作動を説明する。回転シャフト33に外部から回転操作力を加えない状態では、スプリング37は、楔状部材35、36を離反する方向に付勢し、両楔状部材35、36に楔を打ち込む方向の力を与えている。このため、内歯歯車32と回転シャフト33との相対運動は禁止され、歯車機構30は、外歯歯車31の外歯31bと内歯歯車32の内歯32bとが噛み合うロック状態にあり、シートバックはその位置にロックされている。
【0035】
このロック状態において、回転シャフト33を例えば図2における反時計方向に回すと、回転シャフト33の側壁33gから楔状部材35の側端面35cに楔状部材35を隙間から引き抜く方向の力が働き、回転シャフト33及び楔状部材35は、内歯歯車32に対して反時計方向に回転する。この結果、楔状部材35と周辺部材との間に隙間が発生し、内歯歯車32が移動可能になる。すると、スプリング37の付勢力を受けている楔状部材36がこの隙間を埋めるべく、反時計方向に回転する。
【0036】
この連動動作により、楔状部材35、36は回転シャフト33と共に反時計方向に回転することになる。時計方向の回転についても同様である。よって、内歯歯車32は、内歯32bが外歯31bに噛み合う偏心位置で回転シャフト33に支持されることになり、外歯歯車31,内歯歯車32及び回転シャフト33は、歯車機構を構成していることになる。
【0037】
このように、回転シャフト(フランジ部33b)33を回転させることにより、外歯歯車31の外歯31bと内歯歯車32の内歯32bとの噛み合い位置が変わり、アッパアーム20をロアアーム10に対して傾動させ、シートバックの傾斜角を調整することができる。
【0038】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)外歯歯車31に振動等により荷重が作用し、楔状部材35、36が外歯歯車31の円筒部31f方向に傾むこうとすると、楔状部材35,36に形成されたひれ部35e、36eが円筒部31fの先端面に当接し、楔状部材35,36が傾かない。
【0039】
よって、外歯歯車31の外歯31bと、内歯歯車32の内歯32bとの噛み合いが変化せず、円滑な作動が得られる。
(2)回転シャフト33のフランジ部33bの側壁33g、33hは、楔状部材35、36の薄肉側の側端面35c、36cに当接して、押す。この側端面35c、36cは、スプリング37の端部37c、37dが係止される溝部35d、36dから一番離れた箇所である。よって、回転シャフト33のフランジ部33bの側壁33g、33hが、楔状部材35、36の側端面35c、36cを押しても、楔状部材35、36が円周方向に傾きにくく、ブッシュ34、ブッシュ51が異常磨耗するのを防止できる。尚、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態例では、外歯歯車31をロアアーム10に取り付け、内歯歯車32をアッパアーム20に取り付けたが、この逆であってもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、外歯歯車、内歯歯車のいずれかに荷重が作用し、楔状部材が円筒部方向に傾むこうとすると、楔状部材に形成されたひれ部が円筒部の先端面に当接し、楔状部材が傾かない。
【0041】
よって、外歯歯車の外歯と、内歯歯車の内歯との噛み合いが変化せず、円滑な作動が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す縦断面図である。
【図2】図1の実施の形態例における左側面図(アッパアーム及びロアアームは削除)である。
【図3】図1の実施の形態例における右側面図(アッパアーム及びロアアームは削除)である。
【図4】図1の実施の形態例における主要部の分解斜視図である。
【図5】歯車機構部とアッパアーム及びロアアームとの結合を説明するための図である。
【図6】外歯歯車を示す図で、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図7】内歯歯車を示す図で、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図8】回転シャフトを示す図で、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図9】楔状部材を示す拡大図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は斜視図ある。
【図10】スプリングを示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図ある。
【図11】従来のリクライニング装置の分解斜視図である。
【図12】図11のリクライニング装置を組付け、図11のD方向から見た図であるである。
【図13】図12の切断線E−Eでの断面図である。
【符号の説明】
10 ロアアーム
11 嵌合穴
20 アッパアーム
21 嵌合穴
30 歯車機構
31 外歯歯車
31f 円筒部
31b 外歯
32 内歯歯車
32b 内歯
33 回転シャフト
33f フランジ部
35、36 楔状部材
35e、36e ひれ部
37 スプリング
38 押さえ部材

Claims (1)

  1. 外周面には外歯が形成され、シートクッション側又はシートバック側の何れか一方の側に設けられる外歯歯車と、
    該外歯歯車の外歯に噛み合い、前記外歯よりも歯数が多い内歯が刻設され、シートクッション側又はシートバック側の他方の側に設けられる内歯歯車と、
    前記内歯歯車、前記外歯歯車のいずれか一方に形成され、他方に向かって延びる円筒部に、回転可能に支持されるシャフトと、
    前記円筒部の回りを移動可能に設けられ、前記外歯歯車の外歯と前記内歯歯車の内歯の噛み合いを保持する楔状部材と、
    前記内歯歯車の内歯と前記外歯歯車の外歯とが噛み合う方向に前記楔状部材を付勢する付勢部材と、
    前記楔状部材を前記付勢手段の付勢力に抗して押し、前記外歯歯車の外歯と前記内歯歯車の内歯との噛み合い位置を変えるストライカと、
    を有するリクライニング装置において、
    前記楔状部材に、前記円筒部の先端面に当接可能なひれ部を形成したことを特徴とするリクライニング装置。
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