JP2004183281A - コンクリート構造物の構築方法、および同法に用いる型枠ブロック、およびその型枠ブロックの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体外周面の対角には弾性材料を長板状に成形した一対の弾性フィン13・13が軸方向に付設されて構成されるコンクリート製の円筒形の型枠ブロック1複数個を、隣接する型枠ブロック1・1の弾性フィン13・13を互いに重ね合わせながら仕切り部を作成しつつ、水平に並列せしめてブロック列Aを形成して施工境界Tを画定し、
こうして形成されたブロック列A全体を型枠として、画定した施工境界T内にコンクリートCを打設して本体コンクリート層Bを形成し、これらの工程を順次繰り返すことによってコンクリート構造物の構築するようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、砂防堰堤などのコンクリート構造物を省力的かつ迅速に施工することができるコンクリート構造物の構築方法、および同法に用いる型枠ブロック、およびその型枠ブロックの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、砂防堰堤などのコンクリート構造物を構築する際には、最初に足場を組んで型枠を設置し、この型枠内へコンクリートを打設した後、型枠を解体する作業を行わなければならず、労働力不足が深刻化しているなか、この型枠作業には多大な労力が必要であった。
【0003】
また、砂防堰堤は、山間の急峻な傾斜地に構築されることが殆どであり、砂防堰堤建設に従事する作業員は、常に落石や土砂崩れなどの危険に曝されることになり、安全性確保の観点からも現場施工の迅速化が要請されていた。
【0004】
そこで、本願出願人は、かつて、防砂堰堤などに施工するコンクリート構造物の構築方法と同法に使用する型枠ブロックを発明した(例えば、特許文献1参
照。)。この発明においては、L字型の型枠ブロックを横並び状態に水平に並列せしめてブロック列を形成し、このブロック列を型枠としてコンクリートを打設するという方法であった。
【0005】
しかしながら、ブロック列を形成するための設置作業におけるクレーン操作には技巧と熟練が必要である上に、この方法に用いる型枠ブロックはL字型であって方向性を有するため、吊荷となる型枠ブロックは回転し易いことから、型枠ブロックを正確に隣接させるのは非常に難儀であり、施工時間もかかってしまうという不満があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−131944号公報 (第3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、省力的かつ迅速に施工することができるコンクリート構造物の構築方法を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の技術的課題は、設置精度が低くとも型枠ブロックを確実に隣接させて型枠機能を果たすことができるとともに、現地にて必要数を作製することができる前記コンクリート構造物の構築方法に用いる型枠ブロックを提供することにある。
【0009】
更にまた、本発明の他の技術的課題は、大量に作製することができる前記型枠ブロックの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0011】
即ち、本発明は、本体の芯部には上下に貫通する縦孔11が開設されており、この縦孔11内の上部には吊支ハンドル12が形成されている一方、
本体外周面の対角には弾性材料を長板状に成形した一対の弾性フィン13・13が軸方向に付設されて構成されるコンクリート製の円筒形の型枠ブロック1複数個を隣接する型枠ブロック1・1の弾性フィン13・13を互いに重ね合わせながら仕切り部を作成しつつ、水平に並列せしめてブロック列Aを形成して施工境界Tを画定し、
こうして形成されたブロック列A全体を型枠として、画定した施工境界T内にコンクリートCを打設することによって本体コンクリート層Bを形成し、更に、この本体コンクリート層B上に他の複数の型枠ブロック1を水平に並列せしめて次段のブロック列Aを形成し、型枠ブロック1によって画定した施工境界T内にコンクリートCを打設することを順次繰り返してコンクリート構造物を構築するという技術的手段を採用することによってコンクリート構造物の構築方法を完成させた。
【0012】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、型枠ブロック1の芯部中央に形成された縦孔11にコンクリートCを充填して加重して固定するという技術的手段を採用した。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、施工境界Tを画定する位置決めの据付ガイド板Gを設置し、この据付けガイド板Gに沿うように型枠ブロック1・1…を並設し、次段の型枠ブロック1を整然と載置できるようにするという技術的手段を採用した。
【0014】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、本体コンクリート層B上において、型枠ブロック1を敷設した形成されたブロック列A上に漏出防止板Sを設置しておき、次段に打設するコンクリートの漏れ出しを防止することによって次段に型枠ブロック1を略水平に載置できるようにするという技術的手段を採用した。
【0015】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、施工境界Tを画定するブロック列Aの一部には、U字型ブロックを含んでおり、このU字型ブロックの溝部にコンクリートを充填するという技術的手段を採用した。
【0016】
また、本発明は、互いに水平に並列され、それ自体が型枠となるコンクリート製の円筒形ブロック体であって、
本体の芯部には上下に貫通する縦孔11が開設されており、この縦孔11内の上部には吊支ハンドル12が形成されている一方、
本体外周面の対角には弾性材料を長板状に成形した一対の弾性フィン13・13が軸方向に付設されて構成するという技術的手段を採用することによって型枠ブロックを完成させた。
【0017】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、吊支ハンドル12を縦孔11内に鉄筋を埋架して形成するという技術的手段を採用した。
【0018】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、弾性フィン13・13の基端部が本体に埋め込んで固定するという技術的手段を採用した。
【0019】
更にまた、本発明は、半分割可能な円柱形の外部円形型枠21・21の間に弾性材料で作製された弾性フィン13・13をそれぞれ挟持して合致せしめるとともに、芯部型枠22を前記外部円形型枠21の内部に配置し、当該芯部型枠22の端部近傍には棒状部材を挿入してブロック型枠2を構成し、
このブロック型枠2の内部にコンクリートCを充填してコンクリートを硬化せしめた後、前記外部円形型枠21および芯部型枠22を脱型することによって円筒形に形成され、かつ、吊支ハンドル12および弾性フィン13・13を一体に固定するという技術的手段を採用することによって型枠ブロックの製造方法を完成させた。
【0020】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ブロック型枠2の芯部型枠22を上下分割式に形成し、これら分割型枠22a・22bはそれぞれ接合面から端部にかけてテーパ状に形成することによって脱型を容易にするという技術的手段を採用した。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
【0022】
(i)型枠ブロックについて
まず、図1を参照しながら、本実施形態の型枠ブロックについて説明する。
【0023】
本実施形態の型枠ブロックは、互いに水平に並列され、それ自体が型枠となるコンクリート製の円筒形ブロック体であって、本体の芯部には上下に貫通する縦孔11が開設されており、この縦孔11内にはコンクリートCが充填可能であり、また、上部には吊支ハンドル12が形成されている。
【0024】
また、本体外周面の対角には弾性材料(本実施形態では、歴青繊維質材料)を長板状に成形した一対の弾性フィン13・13が軸方向に付設され、ひれ状に構成されている。
【0025】
本実施形態では、吊支ハンドル12は縦孔11内に鉄筋を埋架して形成するとともに、弾性フィン13・13の基端部を本体に埋め込んで固定する。
【0026】
(ii)コンクリート構造物の構築方法について
次に、図2から図6を参照しながら、本実施形態の前述した型枠ブロックを使用したコンクリート構造物(砂防堰堤)の構築方法について説明する。
【0027】
まず、略水平に均された地盤の上にクレーンを用いて吊支ハンドル12において吊下運搬し、隣接する型枠ブロック1・1の弾性フィン13・13を互いに重ね合わせながら仕切り部を作成しつつ、水平に並列せしめてブロック列Aを形成して施工境界Tを画定する(図2参照)。この際、位置決めの据付ガイド板Gを設置することにより、この据付けガイド板Gに沿うように型枠ブロック1・1…を並設して次段の型枠ブロック1を整然と載置できるようにする(図3参照)。
【0028】
次いで、こうして形成されたブロック列A全体を型枠として、画定した施工境界T内にコンクリートCを打設することによって本体コンクリート層Bを形成する(図4参照)。この際、必要に応じて、型枠ブロック1のブロック列Aを安定せしめるために、型枠ブロック1の芯部中央に形成された縦孔11にコンクリートを充填して加重および固定することができる。また、本体コンクリート層B上において、型枠ブロック1を敷設した形成されたブロック列A上に漏出防止板Sを設置しておき、次段に打設するコンクリートの漏れ出しを防止することによって次段に型枠ブロック1を略水平に載置できるようにする。
【0029】
更に、この本体コンクリート層B上に他の複数の型枠ブロック1を水平に並列せしめて次段のブロック列Aを形成し(図5参照)、各型枠ブロック1の縦孔11内へコンクリートCを充填し固定し、そして、型枠ブロック1によって画定した施工境界T内にコンクリートCを打設することを順次繰り返してコンクリート構造物(砂防堰堤)を構築することができる(図6参照)。
【0030】
また、施工境界Tを画定するブロック列Aの一部には、U字型ブロックを含んで、このU字型ブロックの溝部にコンクリートを充填することもでき、型枠ブロック1で包囲されたコンクリート打設範囲で、コンクリートの打設量が一日で施工できる体積を越える場合の仮仕切りとして有効である。
【0031】
このように、本実施形態では、コンクリート構造物と一体になる型枠ブロック1を使用しているので、従来のように足場を組んで型枠パネルを設置し、コンクリート硬化後に型枠解体作業を行う必要がなく、砂防堰堤等のコンクリート構造物を極めて省力的に構築することができるのである。
【0032】
また、打設したコンクリートは、常法に従って締め固めを行うのであるが、吊下搬送可能な高周波バイブレータを使用すれば、作業員が実際に施工現場に入ることなくクレーンによって装置を吊下して遠隔操作でコンクリートの締め固め作業を行うことができる。更に、打設したコンクリートの表面に生成されるレイタンスを除去するための散水機の配置、あるいは、表面保護のために水分を与える養生作業についても、含水シートを吊下して被覆配置することができるので、落石や土砂崩れ時の避難時間の確保が困難な場所であっても、無人で安全に施工することができる。
【0033】
(iii)型枠ブロックの製造方法について
次に、図7から図9を参照しながら、本実施形態の型枠ブロックの製造方法について説明する。
【0034】
まず、図7および図8に示すように半分割可能な円柱形の外部円形型枠21・21の間に弾性材料で作製された弾性フィン13・13をそれぞれ挟持して合致せしめるとともに、芯部型枠22を前記外部円形型枠21の内部に配置し、当該芯部型枠22の端部近傍には棒状部材を挿入してブロック型枠2を構成する。
【0035】
そして、このブロック型枠2の内部にコンクリートCを充填し、このコンクリートを硬化せしめた後、前記外部円形型枠21および芯部型枠22を脱型することによって円筒形に形成され、かつ、吊支ハンドル12および弾性フィン13・13を一体に固定する(図9参照)。
【0036】
本実施形態では、ブロック型枠2の芯部型枠22を上下分割式に形成し、これら分割型枠22a・22bはそれぞれ接合面から端部にかけてテーパ状に形成することによって脱型を容易にすることができ、また、作製された型枠ブロックが破損し難い。また、これら分割型枠22a・22bは止着具23で止着することができる。
【0037】
このように簡単に構成された型枠を使用するだけでブロックを大量に作製することができ、しかも、現場で作製することができるので、運搬コストを抑えることも可能である。
【0038】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、型枠ブロック1の吊支ハンドル12の使用材料は、鉄筋が安価であるが、FRPやエンジニアリングプラスチックなどの硬質な材料に変更することができる。
【0039】
また、弾性フィン13の使用材料においても、弾性材料であれば、歴青繊維質材料に限らず、合成ゴムや耐候性に富んだ軟質樹脂などの発泡体を採用することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0040】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明においては、コンクリート構造物を構築するにあたり、コンクリート構造物と一体になる型枠ブロックを使用しており、この型枠ブロックを円形に構成して、かつ、外周には弾性フィンを付設したことから、設置精度が低くても確実に仕切り部を成形して型枠機能を果たすことから、設置作業の負担を軽減することができる。
【0041】
また、従来のように足場を組んで型枠パネルを設置し、コンクリート硬化後に型枠解体作業を行う必要がないので、砂防堰堤などのコンクリート構造物を省力的かつ迅速に構築することができる。
【0042】
更にまた、必要に応じて、吊下搬送可能な高周波バイブレータによる締め固め作業や、レイタンス除去作業、含水シートの被覆による養生作業を行えば、避難時間が十分に確保できない危険な場所での砂防堰堤の構築も、クレーンなどの遠隔操作によって無人施工することが可能であって、非常に安全性が高く、生産効率を向上することができることから、産業上における利用価値は頗る高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の型枠ブロックを表わす全体斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の型枠ブロックによるブロック列を表わす上面図である。
【図3】本発明の実施形態のコンクリート構造物の構築方法を表わす工程図である。
【図4】本発明の実施形態のコンクリート構造物の構築方法を表わす工程図である。
【図5】本発明の実施形態のコンクリート構造物の構築方法を表わす工程図である。
【図6】本発明の実施形態のコンクリート構造物の構築方法を表わす工程図である。
【図7】本発明の実施形態の型枠ブロックを作製するためのブロック型枠を表わす分解斜視図である。
【図8】本発明の実施形態の型枠ブロックを作製するためのブロック型枠を表わす分解上面図である。
【図9】本発明の実施形態の型枠ブロックを作製するためのブロック型枠を表わす説明側面図である。
【符号の説明】
1 型枠ブロック
11 縦孔
12 吊支ハンドル
12a 鉄筋
13 弾性フィン
2 ブロック型枠
21 外部円形型枠
22 芯部型枠
22a・22b 分割型枠
23 止着具
A ブロック列
T 施工境界
C コンクリート
B 本体コンクリート層
G 据付けガイド板
S 漏出防止板
Claims (10)
- 本体の芯部には上下に貫通する縦孔11が開設されており、この縦孔11内の上部には吊支ハンドル12が形成されている一方、
本体外周面の対角には弾性材料を長板状に成形した一対の弾性フィン13・13が軸方向に付設されて構成されるコンクリート製の円筒形の型枠ブロック1複数個を隣接する型枠ブロック1・1の弾性フィン13・13を互いに重ね合わせながら仕切り部を作成しつつ、水平に並列せしめてブロック列Aを形成して施工境界Tを画定し、
こうして形成されたブロック列A全体を型枠として、画定した施工境界T内にコンクリートCを打設することによって本体コンクリート層Bを形成し、更に、この本体コンクリート層B上に他の複数の型枠ブロック1を水平に並列せしめて次段のブロック列Aを形成し、型枠ブロック1によって画定した施工境界T内にコンクリートCを打設することを順次繰り返してコンクリート構造物を構築することを特徴とするコンクリート構造物の構築方法。 - 型枠ブロック1の芯部中央に形成された縦孔11にコンクリートCを充填して加重して固定することを特徴とする請求項1記載のコンクリート構造物の構築方法。
- 施工境界Tを画定する位置決めの据付ガイド板Gを設置し、この据付けガイド板Gに沿うように型枠ブロック1・1…を並設し、次段の型枠ブロック1を整然と載置できるようにすることを特徴とする請求項1または2記載のコンクリート構造物の構築方法。
- 本体コンクリート層B上において、型枠ブロック1を敷設した形成されたブロック列A上に漏出防止板Sを設置しておき、次段に打設するコンクリートの漏れ出しを防止することによって次段に型枠ブロック1を略水平に載置できるようにすることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のコンクリート構造物の構築方法。
- 施工境界Tを画定するブロック列Aの一部には、U字型ブロックを含んでおり、このU字型ブロックの溝部にコンクリートを充填することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のコンクリート構造物の構築方法。
- 互いに水平に並列され、それ自体が型枠となるコンクリート製の円筒形ブロック体であって、
本体の芯部には上下に貫通する縦孔11が開設されており、この縦孔11内の上部には吊支ハンドル12が形成されている一方、
本体外周面の対角には弾性材料を長板状に成形した一対の弾性フィン13・13が軸方向に付設されて構成されていることを特徴とする型枠ブロック。 - 吊支ハンドル12は縦孔11内に鉄筋を埋架して形成されていることを特徴とする請求項6記載の型枠ブロック。
- 弾性フィン13・13の基端部が本体に埋め込まれて固定されていることを特徴とする請求項6または7記載の型枠ブロック。
- 半分割可能な円柱形の外部円形型枠21・21の間に弾性材料で作製された弾性フィン13・13をそれぞれ挟持して合致せしめるとともに、芯部型枠22を前記外部円形型枠21の内部に配置し、当該芯部型枠22の端部近傍には棒状部材を挿入してブロック型枠2を構成し、
このブロック型枠2の内部にコンクリートCを充填してコンクリートを硬化せしめた後、前記外部円形型枠21および芯部型枠22を脱型することによって円筒形に形成され、かつ、吊支ハンドル12および弾性フィン13・13を一体に固定することを特徴とする型枠ブロックの製造方法。 - ブロック型枠2の芯部型枠22を上下分割式に形成し、これら分割型枠22a・22bはそれぞれ接合面から端部にかけてテーパ状に形成することによって脱型を容易にすることを特徴とする請求項9記載の型枠ブロックの製造方法。
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